ニセコ町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月12日
水道料金の改定について
2019年3月12日、ニセコ町議会の一般質問で、三谷典久議員が「水道料金の改定について」質問し、町長 片山健也、上下水道課長 石山康行が答弁しました。
- 質問者
- 三谷典久 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、上下水道課長 石山康行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 三谷典久
次は、水道料金の改定についてです。まず初めに、基本水量を10立米から6立米に変えた理由は何か。2として、水道料金改定に関する一般町民への情報提供の中に農業者の水道料金の現状と改定による影響は公表されているか。3として、ニセコ町水道事業条例の第30条にある水道料金の軽減または減免はどのようなものか、これまでの適用はあるか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまのご質問にお答え申し上げます。水道料金につきましては、将来に向けて水道施設を維持していくためには料金の改定が必要との判断で、平成29年度から検討を行ってまいりました。1点目のご質問の理由につきましては、従来の基本水量10立方メートルでは1カ月で9立方メートル以下の使用者は10立方メートルの基本料金をご負担いただくということになっておりまして、現状では単身高齢者の中には月に10立方メートル以下の使用の方も多くおられます。この基本水量が多いためにその節水効果が料金に反映されないということもありまして、節水する方々への負荷を抑えるよう配意し、今回の改定では高齢者などの少量使用者への対応を総合的に勘案し、基本料金を6立方メートルに引き下げているというところでございます。次に、2点目の農業者の水道料金の現状と改定による影響につきましては、昨年の11月から12月にかけて各地区で開催させていただいたまちづくり懇談会において、農業者の皆さんの水道料金の現状と農業者の方が超過料金の影響で最も料金が上がるというご説明をさせていただいてきております。また、「広報ニセコ」により、料金が水量を多く使用する方については2倍から3倍になる場合がある旨のお知らせをさせていただきました。加えて1月に各戸投函による方法で、料金改定の影響により大幅に上がる農業者が多く発生するため、段階的に引き上げる旨のお知らせを行ってきたところでございます。次に、3点目の条例第30条にある水道料金の軽減または減免につきましては、災害などにより被害を受けた方への減免やその他の特別な理由がある場合などについての規定でございます。これまでの10年間では減免の実績は2件となっております。以上、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 6番 三谷典久
まず初めに、基本水量10立米から6立米に変えた理由というのは、少量使用者への配慮ということで理解するのですけれども、ただ問題は、6立米までの方は今回の料金改定で基本料金が1,670円から1,650円ですから20円下がるのですよね。だけれども、7立米、8立米、9立米以上になりますと値上がりするわけです。その辺の説明が十分行き届いているかどうかをちょっと心配しています。つまり基本水量を現状で10立米までを使っている人というのは割と少ないという認識が多いと思うのです。だから、少ない人は大丈夫だよと言ったときに、7、8、9あたりも私は大丈夫だなと思っているかもしれない。つまり6立米までは下がるけれども、それ以上7、8、9からもう値上がりしますということをきちんと説明しているかどうか。その辺が誤解を生みやすいので、今後その丁寧な説明が必要ではないかとまず思うことが1つ。それから、今回の料金改定においては2つの柱があって、設の老朽化に対応するために料金の改定が必要であるということが1つ。それから、もう一つは、用途別から口径別に変わるということです。口径別に変わることによって農業者が大きな負担を強いられる。そのほか、営業とかそういうのがありますけれども、基本的に農業者というのは超過料金が70円だったわけです。それが150円になる。それは、段階的に上げるということではありますけれども、今の制度設計の中においてはそれなりの農業者を優遇する理由がやっぱりあるわけです。まず初めにお聞きしたいのは、農業者を優遇する理由というのがこれまであった。今回の料金改定によって、その理由というのがなくなるのか、それともそのままその優遇という考え方を続けるのかどうかということが1つお聞きしたいということ。それから、その説明というのが私の感じでは一般町民の中での議論というふうな形にまでなっていないように見えるものですから、要するに農業者は一部の人だからいいのだということではなくて、今回水道を見直そうということでやってきたと思うので、まちづくり懇談会等でそういう話を出したとはお聞きしましたけれども、またそれも聞いていますけれども、いま一つ広報なんかの説明の中では十分そういう説明がされていなかったのではないかとちょっと思うものですから、その辺を改めて質問したいと思います。要するに一般町民に対して、農業者のそういう現状と、なおかつそしてそれが変わることがどこまで説明されているかどうか。それから、3点目として、水道条例の30条の軽減、減免、その内容は理解いたしました。私がここでお聞きしたいのは、今回の水道料金改定においては、基本的に使用量に応じたお金をいただこうというのが基本にあると思う。それによっていろんな影響が出る場合は、それぞれの政策において対応していこうと、そういう意味で農業者に対しての政策をこれからどのように考えているかということが1つと、福祉的配慮ということも考えると同じような考え方になるかと思うのです。要するにそれはそれなりの対応をするということになると思う。その場合に、この水道条例の減免というのが現在のところではそういうような制度になっていない。これからその辺を考えるべきではないかというのが私の提案であり、質問です。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
大きく分けて3点かというふうに思います。1点目の農業者に対する優遇が将来ずっと続くのかというお話でありますが、これは審議会の中でも相当な議論が行われたというふうに承知をしております。水道会計自体は公的な特別会計でありますので、やっぱり受益者が平等に負担すべきだという原則に立って、優遇につきましては農業者の営農とか酪農に対する水量が多いものですから、そこは9年にわたって段階的に3年ずつ上げていくことによって将来統一をするという考え方であります。例えばその結果農業経営に支障を来すような状況があれば、それは農業振興という町の政策としてやるべきであって、簡易水道、水道会計としてこっちを優遇する、しないというものではないのではないかということで基本的な考え方をしております。それについては、別途必要があれば町の農業振興政策の中で位置づけをしていきたいというふうに考えております。また、農業者への説明が不足していないかということでありますが、例えば地区では部落会といいますか、振興会の皆さんみんな集まるときに町政懇談会にぶつけていただいて、そこで説明をして周知をしているので、現状においてはさほど不足しているという感じはしておりませんが、ただ条例制定後も、まだ時間がありますので、細かく周知を、その辺説明をしっかり行っていきたいというふうに考えているところであります。あと、減免の関係につきましては、政策的に例えば農業者や福祉面ということにその30条の規定をもう少し細やかといいますか、規定をきっちりすべきでないかというようなご意見かと思いますが、そこにつきましても例えば福祉面で今ご高齢の皆さんこんなに困っていると、現状はとてもこういう状況になっているということがあれば、それは福祉政策として水道会計とは別な視点で応援をするというのが本来会計の見える化といいますか、そういった面で正しい選択ではないかというふうに考えておりますので、今おっしゃった福祉面あるいは農業面についても、それは一般会計のほうの支援という形で整理をしたいというのが基本的な制度設計の根本的な考え方でありますので、よろしくお願いをいたします。
答弁 上下水道課長 石山康行(上下水道課長は2026年3月まで)
ただいまの質問の6立米から10立米の説明が、お知らせと広報が必要でないかということで、今後一般用の家庭の方であれば13ミリ、20ミリが一つの料金体系となりますが、旧料金、新料金という形で1立米から順に追った料金表をつくって、自分がどのぐらい金額が上がるかという料金表をつくってお知らせしたいと考えております。また、農業者に対しての広報が説明が十分ではないのではないかということで、これにおいても今後開催される農業振興会議、あと4月以降広報紙でもう少し手厚く住民広報したいと考えております。あと、先ほど30条で理解いただいたということでありまして、実際その30条の減免ではこの10年間で2件あったということなのですけれども、その説明内容とは違いますけれども、その2件は平成23年3月に発生した東日本大震災の被災者が福島県からニセコ町へ避難してきました。その2家族に対して当時町の判断として2件減免したという経緯がございます。以上、説明を終わります。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
済みません。1件追加で説明させていただきますが、10トン以下の方がどれだけいるかということで、全体で10トン以下が1,009件実はありまして、3トン未満、1カ月3トン未満が309件、4トンから6トンが305件、それから7トンから10トンというのが395件、意外に皆さん結構節水等を含めてご努力いただいているということで、そんなことも含めて今回改正させていただいたということでご理解賜ればありがたいと思います。以上でございます。
議員の質問 6番 三谷典久
まず、農業者の問題なのですけれども、今の町長の考え伺いますと、これまでの農業者を優遇していたというその哲学というのが失われたのかなと思って、私は非常に危惧おります。私の勝手な考えでは、やはり食料生産という本来の人間の命をつかさどるものを生産するということに対する優遇というものがあるのでないかと思う。それを受益者負担に一律に変えるというような考え方になっているのかなということで、私はそれは再度どこかで十分な議論をしていただきたいと思います。それに関して段階的に上げるからいいのだというような言い方していますけれども、これは農業者だから段階に上げるのではなくて、そういう急激な変化があるから段階的に上げるというだけであって、それをもって農業者に対しての政策だというような言い方は間違いだと思う。その結果を見てやるというような言い方しますと、ある程度年数たってからその辺を対応するというのでは私は遅いと思うし、その間にその負担というのはやっぱりかなり大きなものがあると思う。それを早く政策として考えるべきではないか。そもそもの優遇者、農業者もひっくるめて受益者負担にしてしまおうという考えでいいのかどうかを改めて検討していただきたいということが1つです。それから、減免の問題なのですけれども、これもそれぞれの政策の中でやるということがありましたけれども、この減免に関しては恐らく金額的には大したものではないのです。小樽の減免の例をちょっと挙げますと、小樽では高齢者世帯ですとかひとり親世帯、あるいは障害者の世帯が対象となって、減免の金額というのが基本料金と超過料金の合計金額の4分の3を払うと、減免する分は4分の1なのです。だから、恐らく一般の人にはこれだけの金額というようなわずかな金額ではないかと思います。ただ、こういうひとり親世帯、あるいは所得の少ない方にとっては、その金額でさえもそれなりの意味のあるものだということ、その辺をやっぱり考えていかなければいけないのではないかと思います。いかがでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
今農業に対する食のそういったものに対する敬意がないのではないかというようなことを言われましたが、そんなことは全くありません。これまでも農業振興大事だと、食の安全大事だということを町としては徹底してやってきたわけであります。その中で国が言ってみれば一般会計から法的に認められる繰り入れ以外に任意に繰り入れるものは基本的にだめですという方向に今なりつつあります。そのときに私たちが、皆さんが平等に負担している水道という事業の中で一部この人だけずっと優遇していきますということが会計制度として許されるのか。そこはきっちり整理をして見える化をする。会計は会計としてちゃんと見える化をしよう。もう一方で、農業が大事だ。そのことは農業振興という中できちっと一般会計で見える化をして応援しよう。何となくぼやっと会計の中で見えないと、赤字だ。実はこういう減免措置がありますということで、そこに複雑さを設けるよりは、やっぱり見える化をする、そのことが大事だという制度設計で今回やってきているということでありまして、決して農業者に負担を押しつけるとかなんとか、そういう話では全くありませんので、その点は誤解のないようにしていただきたいというように思います。ただ、おっしゃった中で福祉面でその会計の中でもう少し配慮できないのかということにつきましては、どういったものができるのか、そこはもう少し勉強させていただきたいというように思います。ただ、制度設計としては相当議論をして今回積み上げてきたものでありますので、こういったもので何とか水道会計を維持させていただきたいというように考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
答弁 上下水道課長 石山康行(上下水道課長は2026年3月まで)
先ほどの農業者の部分について私の記憶の中でちょっと話しさせてもらえる部分があるかもしれないので、間違っているかもしれません。農業者への配慮として、今一般用の基本料金の超過料金150円が70円の設定となっております。それを3段階で値上げさせていただくという部分なのですけれども、当初70円の基本料金の設定というのが平成6年度に曽我地区の農業、曽我地区水道組合からニセコ町へ水道の移管なるときに曽我地区の皆さんほとんど農業の方で、料金はただということで使用されておりました。それがニセコ町の水道に移管ということと同時に水道料金発生、なおかつ超過料金も発生するということで、そのときに超過料金、農業用の70円という設定が行われたという記憶をしております。その平成7年度から今24年ほどたちます。それからの月日も考えて、その70円を150円に、先ほど町長言った説明の中でのみんなと一緒に負担していただくという考えから戻していこうという考えがありますということで説明させていただきます。以上です。