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ニセコ町議会 平成28年第8回定例会 2016年12月20日

LGBTと学校教育について

2016年12月20日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「LGBTと学校教育について」質問し、町長 片山健也、教育長 菊地博が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
町長 片山健也、教育長 菊地博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

3件目、LGBTと学校教育について。現在日本国内のLGBT、セクシャルマイノリティーの割合は 7.6%という調査結果があります。これは、2015 年、昨年電通総研が行った調査で、これによると約 900 万人と推定されています。LGBTへの理解は、これからもっと広まる必要があると思います。特に子どもたちの中には、LGBTと言えず、苦しい思いをしている子どもたちがいます。いじめの対象や不登校の原因になることも考えられます。自分自身がLGBTであることを家族にも誰にも言えずに悩み、自殺まで考える子どもがいるという調査結果もあります。もし子どもたちの中にLGBTの子がいたら、どうすればよいのか、まず何をすべきか、学校教育の現場でこのLGBTについての教育の指導はどのように行われているのか、町長、教育長に伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまの質問にお答え申し上げます。LGBT、いわゆる性的少数者に対しては、無知や偏見から差別されるなどの人権障害が生じる状況にあり、2010 年 12 月、国連事務総長はLGBTに基づく差別を拒絶する演説を行っております。こうした世界の状況から、日本社会においても徐々にではありますが、LGBTへの理解もされているものと考えております。いずれにいたしましても、LGBTを理由とする差別的な扱いは決して認められるものではなく、LGBTの方々の基本的な人権は当然に守られなければならないものと考えております。特に子どもたちの中にLGBTの子どもがいたら、どうすればよいか、何をなすべきかについては、子どもたちの人権が尊重され、子どもたちの個性や能力が発揮できる学校現場を実現しなければならず、教育委員会とも十分な連携をとりながら、その活動を支援してまいりたいと、このように考えております。よろしくお願いをいたします。

答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)

おはようございます。それでは、私のほうからただいまの斉藤議員のご質問の学校におけるLGBTに関する教育についてお答えをしたいと思います。性同一性などのLGBTに関し、各学校における教育面での対応についてはこれまでにも必要な取り組みを進めてきております。この具体的な取り組みとしましては、児童生徒の指導に当たる教職員が正しい知識を持ち、理解することを第一の目的に、北海道教育委員会等を通じて必要な情報や資料の提供を受けながら、校内での職員研修などに努めております。その上で、教職員が全ての児童生徒に対し、人権保護の観点から偏見のない公平、公正な姿勢で接していくとともに、当事者である児童生徒に対してはプライバシーやその意向も含め、適切に配慮していくように努めているところです。どうぞご理解をよろしくお願いいたします。以上です。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

まだまだLGBTのことについてどのくらい理解があるのかなということで、私もぜひLGBTについて知ってもらいたいという意図があって質問させていただきました。教育長もおっしゃったように、国連でもLGBTなどの表記を使って人権保護に取り組んでいるという報告があります。日本にも急速に浸透してきていることも事実です。今教育長のお話では、ニセコの学校では教職員、各学校で取り組みを進めているという答弁であったと思うのですけれども、どういう形でどのような、教職員の研修とか、それから子どもたちへの学習というのはどういう形で、そしてまた子どもたちの年齢とか、やはり小学校、中学校、高校で違うと思うのです。それが顕著にだんだんあらわれてくることも考えられますので、それをどういうふうな形でされているのか、学校としてはLGBTの子どもをある程度把握はしているわけですか、この割合でいけば1クラスに一、二名はいるのが標準ということになるのですけれども、それは把握していらっしゃるのでしょうか。そして、そういう子どもたちに対して直接、教職員は情報とか研修とかされているのですけれども、子どもに対する対応はどういうふうに、子どもに個別にスクールカウンセラーとか、それから養護教員とか、そういう方たちが対応しているものなのでしょうか、そこをちょっと伺います。

答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)

それでは、ただいまの質問にお答えをしたいというふうに思います。まず、教職員の研修につきましては、文科省のほうから平成 22 年に子どもたちの個々の事案に関しては教育相談を充実するようにという通知が出ておりまして、その辺を学校にも通知しているところでございます。特にLGBTに関しましては、平成 27 年、昨年になりますけれども、LGBTという表記ではないのですけれども、性同一性ということでLGBTも一つではありますけれども、それに関する正しい知識と理解のためにということで教職員向けの研修資料が提供されておりますので、その辺を各学校に通知しながら、まずは子どもの指導に当たる教職員の研修というところに努めているところです。それから、学校の対応についてなのですけれども、今のところそれに関する相談等があるという話は聞いておりません。斉藤議員おっしゃるように、割合からすると一つの学級に何人かということは数字上は出てくるかもしれませんけれども、現在のところ聞いておりません。ただ、各学校ではまずは年間指導計画に基づいて、保健の分野について子どもたちの心や体の発育、発達については計画的に小学校3年生から、これは中学校、高校と指導することになっておりますので、それに基づいて適切に性に関しても指導しているところです。学校によっては、さらに資料等も活用しながら、LGBTに関しても、特に詳しくということではなくて、触れているという話も聞いております。詳しくはまだ中身は聞いていないのですけれども、資料の活用の中で触れているという学校もあるようです。そのようにしながら、まずは子どもたちにそういう性に関する正しい知識と理解に努めているということと、あとは日ごろの指導の中でいろんな子の個性の尊重といいますか、人権の尊重も含めて、子どもたちに人間の生き方には多様性があるということを日ごろの指導の中で大事にしていくようにこれからも学校と努めてまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

重複するかもしれませんけれども、学校では把握はしていないけれども、全校生徒を対象にそれなりのそういう授業の中で触れている、資料とか触れている。具体的にどういう形でやっていらっしゃるわけですか。保健の授業の中で入れるとか、例えばそういう雑誌とか漫画とか、そういうものを学校内に置くとか、具体的にどういう指導を、自然と、いきなりLGBTについて子どもたちに指導するというか、授業の中へ入れるのではなくて、少しずつそういうのがあるということを子どもたちに知らせていくために今学校では何か指導していらっしゃるのでしょうか。それから、学校といっても今ニセコ町には4校しかないです。小学校2校に中高しかないのですけれども、どこの学年というか、中学とか高校生を対象に考えて指導していらっしゃるのですか。

答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)

特にLGBTに関して、そこを重点的に子どもたちに指導しているということは聞いておりません。ただ、先ほど申しましたように、保健指導の中で保健分野を扱う中で資料としてLGBTについて触れるという学校があるというふうに聞いております。それから、これは各学校4校とも学年の子どもたちの発達段階に応じて指導しているところです。高校などは、外部の関係の方々を呼んで講話をしているという話も聞いております。それはLGBTに関してというよりは、正しい性に関する知識の取り扱いということで講話をしているということ聞いておりますので、そのようなことで各学校とも対応しているところでございます。以上です。

出典:ニセコ町議会 平成28年第8回定例会 2016年12月20日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる