ニセコ町議会 平成28年第2回定例会 2016年3月14日
ニセコ町における除雪に関する問題について
2016年3月14日、ニセコ町議会の一般質問で、三谷典久議員が「ニセコ町における除雪に関する問題について」質問し、町長 片山健也、建設課長 黒瀧敏雄が答弁しました。
- 質問者
- 三谷典久 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、建設課長 黒瀧敏雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 三谷典久
3つ目は、ニセコ町における除雪に関する問題について質問します。ニセコ町民にとって冬期間の除雪体制の充実は重要な問題であり、毎年除雪に関する苦情、要望も多いと聞いています。そこで、除雪に関して以下の質問をいたします。1、町道の除排雪体制はどのようになっているか。2、町民からの除雪に関する苦情、要望にはどのようなものがあり、それに対しどのように対応しているか。また、これらの苦情、要望の生じる原因として何が考えられるか。3、町の業者に対する指導はどのように行われているか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。1点目のご質問ですが、町道の除雪、排雪体制につきましては、地元の4社で組織をしますニセコパブリックメンテナンス協同組合に発注し、作業を委託しているところでございます。2点目のご質問ですが、苦情、要望等は除雪作業の仕方に対するものが大半でございます。苦情、要望等につきましては、聞き取りしたものをデータにしてまとめております。昨年は 29 件あり、今年度は 18 件ありました。原因につきましては、作業をする人や毎日の雪の降り方の状況によって相当な違いがあるというような状況でございます。3点目のご質問ですが、事業者に対する指導につきましては、除雪作業を発注する前にニセコパブリックメンテナンスの4事業者を集め、苦情、要望等について説明、指導し、情報共有を図っております。また、要望等の内容によっては、速やかにパブリックメンテナンスや場合によっては該当する事業者に直接連絡、指導も行っているところでございます。今後とも適切な除雪等に心がけるよう配意、指導してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 6番 三谷典久
この除雪に関する問題なのですけれども、住民の立場ですとか行政のほうの立場、あるいは業者の立場、それぞれにいろいろ問題があるのでないかということが推察されるところです。今ここでは住民の立場としての2つの問題を取り上げて、それをもとにして問題を提起したいと思います。1つは、町道を除雪した後、家の前に雪の塊が置かれると。これはよくある問題だと思うのですけれども、基本的に住民が片づけるということになっているのではないかと思うのですが、それだけでは解決しない部分があると思うのです。町道の除雪によって生じた雪を民家の前に残すこと自体が問題ではないかというような考えもある。それから、処理し切れないような重い雪であったり、かたい雪であったりして、それを処理するのは大変は場合があるということ、あるいは高齢の方、あるいは障害がある方の場合の対応、そういう人も自分でやるのかというような問題がある。そして、それでは例えば業者にそこまでやってもらうのかということになれば、今度は手間や暇、あるいは金額の委託条件にかかわる問題になってくると。そういったこの一つの家の前に雪が置かれる問題は非常にいろんな問題があるということがわかるのですけれども、この家の前に雪が置かれるという問題を町としてどのように考えているか、まず1つお伺いしたいということ。その次の問題が地域によって除雪の質に違いがあるのでないかということが言われています。しかし、これがなかなか解消されない現状です。これに関して先ほど全体としての町の業者への取り組みとか指導の仕方というのはお聞きしましたが、これに関して行政としてどのように取り組んできたかをお伺いしたいということ、さらにこの問題に関してはパブリックメンテナンス自体が改善を図ってきたのかどうか、それに関して町としてはどのように認識しているか。最後に、こういう除雪の問題が出てきますと、やはり町内業者への委託による競争原理のなさというものが問題解決の糸口になるのでないかという考えが出てきます。町外の業者を入れれば安くなるのではないかというようなことが言われるわけです。私自身は、これは町内業者を守るということも必要だと思っています。ただ、ここでお聞きしたいのは、町外ではなく例えば町内の他業者の参入ができるような体制がとれれば一つの改善方法にならないかと思うのですけれども、それをどういうふうにお考えか。以上、4点になりますか。
答弁 建設課長 黒瀧敏雄(建設課長は2017年3月まで)
三谷議員の4点ほどの質問のうち、途中で忘れましたらもう一度確認させていただきます。まず、1点目、町道脇にたまる雪の問題の処理についてですが、町としてはどのような考えを持っているかということについてお答えをしたいと思います。町としては、基本的に今回の町道の除雪につきましては、町道、または町にかかわる施設についての除雪をするということを目的に委託発注しているということでまずご理解いただきたいというふうに思っています。道にたまっている雪の処理について今後どうしたらいいかということなのですけれども、先ほども言ったようにまず金銭的な問題があるということ、それとあと皆さんの脇道にたまった雪を除雪するということになると、相当また除雪に対する時間がかかるということで交通に支障を来すということもあります。そういったことが挙げられることから、できる限り地域の方々が協力をして、例えばお年寄りや身体が不自由な方がいるのであれば周りの方がその点をフォローをしていただければなというふうにまず思っています。あと、2点目の地域によってそれぞれの除雪に事業者によって差があるのではないかという指摘についてですが、確かに私たちのスタッフの中にもそのようなお話を受けて、昨年実は4事業者を集めましてその辺の指導をさせていただいています。今後もまたさまざまな指摘事項あると思うのですが、その点については粘り強く改善の方法を我々も指摘して図っていきたいというふうに思っています。あと、3点目、パブリックメンテナンスとしてどういう認識を持ってそういう対応をしているかということなのですが、先ほども言ったようにパブリックメンテナンスの組織自体皆さん集めてその辺の状況を諮って、皆でそういう情報共有をして、その指摘事項でみんなで改善するような話し合いもしていただいているということです。あと、4点目の他の事業者も入れられないかというお話については、このパブリックメンテナンス協同組合ができたのが平成 17 年の 11 月にできまして、その規約の内容としては一応地元の事業者であるということを前提にこの組織を運営するということになっています。基本的にはニセコの建設業協会に入っていただいて、その組織からこのパブリックメンテナンスに参入したいという申し込みを直接パブリックメンテナンスのほうにしていただくという内容になっています。それを踏まえて町がこのニセコパブリックメンテナンス協同組合に委託しているという状況になっていることから、今のところ他の事業者を参加させるということは考えていないということをどうぞご理解いただきたいというふうに思っております。以上です。
議員の質問 6番 三谷典久
ニセコ町にとっては、この除雪の問題は避けて通れない問題でありまして、特に町外から移住してくる方も多い中で安心な除雪体制を確保するということが非常に重要な問題だと思います。しかし、除雪の問題というのは毎年繰り返されている部分があって、なかなか改善されないのです。今ここまでの答弁の中からいろんな問題があることも確認されたのではないかと思うのですけれども、こういうなかなか解決されない一つが除雪に関して多くの問題があるのだけれども、関係者全体で問題共有を図る、そういった体制がとれないことに一番の問題があるのではないかと思うのです。そういう意味で、住民、業者、行政、この3者による検討会みたいなものを立ち上げることはできないかと思うのですけれども、それによってまずは話し合いをして、例えば町民の側であれば先ほどから出ている家の前に雪が置かれる問題、それぞれの立場でいろいろあると思います。例えば高齢者や障害者に関して言えば町の3つの制度ありますから、それが使えればそれでいいし、恐らくそれが使えないところもまたある。そういったものに対して検討しなければいけない部分があると思うのです。それからあと、地域の除雪の違いなんていうものももしかしたら業者そのものにもいろんな問題があってできないのかもしれない、あるいはそういういろんな問題があるのかもしれない。そこも私たち住民として知らない部分があるかもしれない。また、町の除雪に関する担当というのが建設課です。建設課は、これまためちゃくちゃ忙しいと思います。そして、かつてに比べれば人員も少ない中で、ある意味ここの町の担当の人たちも大変な思いをしてやっているのではないかと思うのです。町民からのいろんな苦情が来る、業者からもいろいろ言われるかもしれない、あるいは業者にも言わなければいけないという。業者にしてみてもさっきの言ったものがある。あるいは、委託契約の中でいろんな問題があって、改善しなければいけないという問題がもしかしたら業者のほうもあるかもしれない。そういった意味でそれぞれの立場にそれぞれのいろんな言い分もあるだろうし、いろんな問題があるかもしれない。それを一緒になって話し合って、問題を解決しようという場がないと思うのです、今。まず、それをつくるということからこの除雪の問題に対応していったらどうなのかというふうに提案したいと思います。特にニセコ町は、情報共有と住民参加の町と言われているわけですから、ある意味非常に難しい問題であればこそ、そういったような形でニセコ町が解決できれば、それこそスキーのニセコルールではないですけれども、ニセコの除雪というものが確立できればいいと思うのですけれども、そういうような検討会を立ち上げたらどうかという提案なのですが、いかがでしょうか。
答弁 建設課長 黒瀧敏雄(建設課長は2017年3月まで)
今三谷議員のお話を聞いて、そのご指摘のとおり、我々も今後検討していきたいというふうに思っております。まず、1つ目、先ほど言ったようにパブリックメンテナンス協同組合、こちらのほうを継続していろいろ話し合いの場はやっていきたいというふうに思っています。それと、もう一つ、住民を含めた除雪の内容についてもっと知ってもらうということが必要だというふうに我々も感じておりますので、何か協議会や、または町民講座などを含めまして、今後そのような場を設けて皆さんに周知を図っていきたいというふうに考えますということでご理解お願いいたします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいま大変本当に参考になるいろんな提案いただきましてありがとうございます。4業者さん入っておられまして、本当に評価が高くて、よくやっていただいているという、そういう評価もいただくときもありますし、そうでない逆の評価もいただくときあります。それで、きちっとそのデータを集めようということで、一昨年、昨年、今回も苦情がどこでいつどんな状況であったのかというデータを今建設課で把握をして、それぞれ指導といいますか、ここは改善できるのでないかというお願いについては随時やっているところであります。ただ、苦情におきましても、ご承知のことと思いますが、朝から晩まで本当に多くの雪が降って、夕方の交通量がちょっと大変だというぐらい積もったときには実は2回目夕方業者さんがやっていただいてあけているときもありますが、そのときも相当私にも苦情が来ます。1日2回も除雪するのは何事だと。2回も家の前やらなければならないと、何考えているのだと強いお叱りであったり、お叱りの質についてはいろいろでありますが、基本的には町道、国道、道道においても自分のところの入り口分についてはそれぞれの責任で除雪していただくというのは雪国の基本だというふうに思います。その上で、だがしかしおっしゃったように高齢者ですとか障害をお持ちの方がいらっしゃるとかできない事情のときにおいては、福祉という面からどういう手だてができるのかということではないかというふうに思います。今言った住民、行政、業者に関しましての話し合いの場、検討したいというふうに思いますし、それぞれの自治会においてそういう場をみずから設定していくというのはまさに住民自治の目指すところでありますので、今後ともそういう自治会において困っているというか、ここをちょっと何とかというところがあれば、そこの場を我々も協力しながら一緒になって話し合いの場を設けると、そんなことも検討してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。