みんなの議会

名寄市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月20日

(1)名寄市立大学のさらなる発展に向けて/(2)宗谷本線の維持に向けて

2023年9月20日、名寄市議会の一般質問で、中畠孝幸議員が「名寄市立大学のさらなる発展に向けて」「宗谷本線の維持に向けて」について質問し、市立大学事務局長 水間剛、総合政策部長 石橋毅、副市長 橋本正道が答弁しました。

質問者
中畠孝幸 議員
答弁者
市立大学事務局長 水間剛、総合政策部長 石橋毅、副市長 橋本正道

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 中畠孝幸

議長から指名を受けました。通告に従って、質問いたします。まず、大項目の1、名寄市立大学のさらなる発展に向けて、小項目の1、大学院設置について。名寄市立大学では、大学院修士課程、定員5名の設置を予定しており、保健福祉学研究科、保健福祉学専攻として令和7年4月に開設すると承知しております。ヒューマンケアに係る高度専門職業人の養成をうたっており、学部学生が卒業後に進学しようとした場合の受皿になる点からも着実な開設準備が望まれます。設置に向けて地域、関係機関から大学院設置に対する要望が大きいことが文科省の認可を受ける上で追い風になりますが、それがどの程度あるのか、定員充足の見込みを含め伺います。さらに、大学院修士課程修了後に想定される進路の内容をお知らせください。また、大学院担当教員は学部の4学科からどのように出動して任に当たるのかお知らせください。小項目2、名寄市立大学の将来構想(ビジョン2026)後期実施計画について。将来構想(ビジョン2026)は、前期、2017年度から2019年度、中期、2020年度から2022年度、後期、2023年度から2026年度の10年間にわたる計画であり、令和5年6月に後期実施計画が出されています。後期実施計画は前期、令和5年9月20日(水曜日)第3回9月定例会・第3号中期の実施状況を踏まえたものですが、10年間の計画において幾つか複数の項目についてその進捗の状況を伺います。まず、学士課程教育の充実の項目の中で、カリキュラムマップと現教育課程の適合性を確認し、カリキュラムツリー、カリキュラムチャートを作成するとの記述があり、これは5ページですけれども、計画書の後ろに付された年度別実施予定事業一覧の表では2023年度から2026年度まで全ての欄に丸が付されています。まず、カリキュラムマップは既に完成していると理解してよいでしょうか。さらに、カリキュラムツリー、カリキュラムチャートの完成は、2026年度まで待たねばならないと理解すべきでしょうか。次に、国際交流の項目の中で、外国人留学生の受入れ態勢についての記述があります。これは13ページ。2018年度に名寄市立大学外国人留学生規程を整備したとのことですが、私費外国人留学生入試の実施については、その検討が、これも後ろの年度別実施予定事業一覧の表で2023年度から2026年度にわたってなされるというふうに丸がついています。このことから、私費外国人留学生入試が実現したとしても、2026年度以降になると解釈すべきでしょうか。以上の2点について伺います。次に、大項目2、宗谷本線の維持に向けて、小項目1、実証事業について。令和5年度において、宗谷本線調査・実証事業協議会が実施する事業として本年8月より具体的な実証事業が開始されています。その内容は、まず1番として、(1)、高校への直通バスの実証運行、具体的には幌延駅から稚内市内の高校2校に向かうバスです。(2)、地域住民向け特急利用の促進、(3)、比布駅、剣淵駅における特急列車の停車といったものとなっています。国及び道の補助金を基に行われるこれらの実証事業の目的は何か、また実証事業の結果をどのように今後の宗谷本線維持に生かしていこうとしているのかについてお答えくだ令和5年9月20日(水曜日)第3回9月定例会・第3号さい。特に(2)の地域住民向け特急利用の促進は、名寄市民に関わりの大きい事業で、本年9月1日から9月30日まで沿線住民が名寄から稚内の間で特急を利用したとき、特急料金から10円を差し引いた額が助成されるという内容です。これが今後の特急利用の促進とどのように結びつくかについて伺います。小項目2、鉄道、バスの共通時刻表の作成について。令和5年度に宗谷本線調査・実証事業協議会が実施する事業のうち調査事業、先ほどは実証事業でしたが、この調査事業に鉄道、バスの共通時刻表の作成があります。その調査事業は、宗谷本線だけでなく、JR北海道が単独では維持困難で、地元負担を前提に存続を目指すとしている8線区共通で行われると承知しております。調査事業、鉄道、バスの共通時刻表の作成の進捗状況について、特に宗谷本線とバスとの連絡に関わる部分に関してお知らせください。小項目3、宗谷本線の観光利用について。宗谷本線は豊かな自然環境の中にあり、沿線には様々な観光資源があります。令和5年度に宗谷本線調査・実証事業協議会が実施する事業の中には、道外からも観光客を集め、観光による利活用を促進しようと意図したものが見当たりません。それはなぜなのか、また今年度中に新規事業として観光利用に関するものが追加される可能性があるかについて伺います。以上、壇上からの質問といたします。

答弁 市立大学事務局長 水間剛

中畠議員からは、大項目で2点について御質問をいただきました。大項目1につきましては私から、大項目2は総合政策部長からの答弁となりますので、よろしくお願いいたします。まず初めに、大項目1、名寄市立大学のさらなる発展に向けて、小項目1、大学院設置についてお答えいたします。初めに、大学院修士課程に関わる定員の充足の見込みを調査するため、本年8月に本学の学生に対し意向調査を実施いたしました。その結果としては、卒業後の進路として大学院への進学を希望する者が7人、さらに本学に大学院ができた場合の受験希望として、第1志望として受験したい者が14人という結果でありました。次に、地域または関係機関から大学院開設に向けての調査については、本年1月に道北及び道北周辺432施設に対して調査を実施いたしました。432に対して回答数は228施設の結果としては、大学院修了者の採用または活用についての質問項目では、現時点では需要はあまりないが85施設、将来的には必要になると思うが60施設、大学院修了者の採用または活用実績があるが13施設、一部の職員、職種には大学院修了者程度の人材が必要であるが12施設との結果でありました。大学院卒業者の採用または活用を考えると回答した理由として、専門家として幅広い人間性が期待できそうだからが40施設、高度な専門的知識や技術を持つ人材が必要だからが38施設、的確な判断力、行動力を身につけた人材として期待できそうだからが37施設、高度化する実践分野に対応する能力が期待できそうだからが37施設、職場でのリーダーシップが期待できそうだからが34施設となりました。また、各施設の職員に関わる大学院入学希望への対応についての質問では、大学院進学を勧めたいが、業務の調整に課題があるというものと分からないと回答した施設が各67施設で最も多く、大学院進学を勧めないが25施設、修学条件によっては大学院の進学を勧めるが22施設の順となり、各職場において職員数が充足していない現状の実態が反映されていると考えられます。このことからも専攻や領域以外にも実践力育成コースを設けて、保健所、医療、福祉などの職員が短期間のコースで地域探求課題を学べる場の設置も検討することが必要と考えております。修士課程修了後に想定される進路につきましては、主に社会人の入学者を想定しておりまして、保健、医療、福祉分野の専門職業人として地域社会に貢献する意思を有する人材の育成を目指し、道北地域で就業している社会人に係るリカレント教育として、大学院教育での高度な学びを職場に持ち帰り、地域行政に生かしていくことを考えております。大学院の科目担当教員については、現在教育課程の編成に関わる検討を進めておりますが、学部の4学科に関わる領域を網羅した保健、医療、福祉分野を総合的に学習する基盤となる共通科目、各専門分野における専門性を高め、学生の研究課題のさらなる探求に必要な科目である各専門科目を検討しております。このことからも基本的には学部教員が大学院教育も担っていただくことを想定しておりますが、そのためには文科省からの科目担当教員として認定されることが必要であり、改めて教員の研究業績から科目担当教員となれるのか、さらには次年度以降に採用を予定している教員が想定している科目を担えるのか慎重に検討を進めているところであります。次に、小項目2、名寄市立大学の将来構想(ビジョン2026)後期実施計画についてお答えいたします。今回策定いたしました後期実施計画については、2023から2026年度までの4年間に実施する具体的な実施項目等を記載したアクションプランでありますが、2025年に受審する大学認証評価に向けて、教育活動については評価基準を満たすべく教育の質を改善する活動を強化していきたいと考えております。その具体的な取組内容として、教養教育、連携教育、専門教育の連携と充実を図り、知識と実践の統合を目指す質の高い体系化されたカリキュラムを編成し、実施するためカリキュラムマップと現教育課程の適合性を確認し、カリキュラムツリー及びカリキュラムチャートを作成することとしております。これらの具体的な作業は学内に設置しております内部質保証推進委員会を中心に行っておりますが、令和5年9月20日(水曜日)第3回9月定例会・第3号今年度の作業としては各学科のカリキュラム・ポリシー及びアドミッション・ポリシーの見直しを行い、現在のカリキュラムマップが学部及び学科のディプロマ・ポリシーの項目と関連しているのかを学生が理解できるように表示されていないことから、見直しを行う予定であります。この見直しに付随して、他大学の先行的事例を参考として、分かりやすいカリキュラムツリー及びカリキュラムチャートの作成も行うこととし、現在検討を進めているところであります。次に、外国人留学生の受入れ態勢につきましては、2018年度に整備した名寄市立大学外国人留学生規程では、本学と交流協定を行っている海外の大学で単位互換が認められた海外の大学等に在学する学生を対象とした特別聴講学生と外国において大学を卒業した者、またはそれと同等以上の学力があると認められた学生を対象とした研究生の2つの区分のみを定めており、一般的な外国人留学として通常の学生と同様な履修を行う制度は整備されておりません。しかし、今後ますます少子化が進み、大学に入学する学生の絶対数が減少していく中で、いかにして学生確保を図っていくかの観点を考慮すると、外国人留学生の受入れも学生確保の一つとして検討しなければならない課題であると考えております。また、昨年度本学の学生が体験することができましたスタディーツアーでは、海外で活躍しているNGOをはじめとする国際協力活動の現場を訪れ、現地の事情をじかに体験し、新たな価値、創造力を思い描くことができたとの感想も聞いており、貴重な体験をすることができたことから、今年度も本学の国際交流センターを中心に実施する予定でおります。さらには、名寄市においても外国人材の受入れに伴う相互的な人材育成協力などの動きもあり、今後の海外との相互協力を進めていくなどの環境の変化に対応するためにも外国人留学生の受入れの整備が必要と考えており、受入れ制度、環境が整い次第導入していく考えでおります。令和5年9月20日(水曜日)第3回9月定例会・第3号以上、私からの答弁とさせていただきます。

答弁 総合政策部長 石橋毅

私からは、大項目2、宗谷本線の維持に向けて、初めに小項目1、実証事業についてお答えいたします。宗谷本線調査実証事業は、JR北海道への国からの支援が令和5年度を区切りとされており、令和5年度中に調査、実証事業を行い、総括的検証と抜本的改善方策の方向性を検討することで令和6年度以降の支援スキームが決定されることから、沿線自治体などから構成される宗谷本線調査・実証事業協議会が実施主体となり、実証事業を実施しています。実証事業全体の目的は、幹線交通ネットワークである旭川稚内間の都市間輸送の維持、強化により利用拡大を図るとともに、沿線地域の公共交通の維持、利便性向上を図るために必要な調査、実証事業を協議会で決定した内容に基づいて実施するものであります。御質問にありました地域住民向け特急利用の促進については、宗谷本線の特性である幹線交通ネットワークを生かし、かつ沿線住民の特急利用促進を図るために割引切符のない名寄稚内間を設定し、特急料金補助等により利用ニーズの把握及び検証を目的としています。今回の助成制度により利用促進を図ることと併せて、この助成を利用した方に対して特急利用の目的やふだんはどのような交通手段を使っているのか、特急利用の値下げが利用につながるか、今後この助成制度を活用する意向などの項目でアンケート調査を実施しています。このアンケートを分析することで、名寄稚内間の特急利用促進についての課題を分析してまいります。次に、小項目2、鉄道、バスの共通時刻表の作成についてお答えいたします。鉄道、バスの共通時刻表は調査、実証事業の中でもJR北海道が単独では維持困難な線区として発表した8線区において共通で行う事業です。この共通時刻表は、時刻に応じた公共交通手段がまとめて分かり、選択肢を増やすことで観光をはじめとした鉄道と沿線のバスの利用促進を図ることを目的に取り組むものであります。この共通時刻表については、8線区全体で8月上旬から9月上旬に作成が進められて、宗谷本線分は8月末に旭川から美深区間分と音威子府から稚内区間分の2種類が完成いたしました。駅や公共施設などに掲示や設置をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。次に、小項目3、宗谷本線の観光利用についてお答えいたします。令和5年度の調査、実証事業は幹線交通ネットワークである旭川稚内間の都市間輸送の維持、強化による利用拡大や沿線地域の公共交通の維持、利便性向上を図るために必要な事業として、宗谷本線調査・実証事業協議会で決定して取り組んでおります。今年度中に観光利用に関する事業を追加する予定はありませんが、観光の取組については、宗谷本線の活性化に関する事項について協議する宗谷本線活性化推進協議会において取り組んでおります。5月から6月にかけて運行された観光列車花たびそうや号で車内販売や各駅でのおもてなしを実施いたしました。さらに、今年度の新たな取組として、8月に運行した旭川稚内間の特急列車内で沿線の食材や珍味を販売して、好評を得ております。9月3日に行われた名寄開駅120周年イベントでは、お弁当の販売や鉄道模型を展示をさせていただきました。以上、私からの答弁とさせていただきます。

再質問 1番 中畠孝幸

御説明いただきました。まず、大項目1から再質問させていただきます。大学院設置に関しては、学部学生に対する意識調査、それから地域、関係機関に対するアンケートなどどちらも行っていらっしゃるということで、それを文科省に対する認可請求のときに生かしていただければと思います。特に働きながら学べる社会人に対するリカレント教育ということを考えていらっしゃるということですけれども、実践力育成コース、それも予定する令和7年まで時間も限られておりますので、ぜひ検討を進めて、令和7年4月、開設できるように進めていただければと思います。それから、小項目2番目ですけれども、小項目2番目に関して先ほど、カリキュラムマップに関してですけれども、こういう細かなことを私聞きますのは、1つは先ほど事務局長おっしゃったように、大学基準協会の認証評価が次が2025年に迫っているということで、それに向けて整備しておかなければいけないということ、それから文部科学省の各種補助金を受けるときにそれが幾つかの項目があって、それをちゃんと実施しているかどうかというのが補助金を得るためのポイントになるということもあると思いますので、ぜひともカリキュラムマップの作成については進めていただければと思います。私履修ガイドでしょうか、2023年度の履修ガイドを拝見しましたけれども、カリキュラムツリーに類するようなものが実際に、完全なカリキュラムツリーとは言えないのかもしれませんけれども、掲載されているということは分かりました。例えば栄養学科では授業科目の関連というようなことで触れられていますし、看護学科では授業科目の構成という形で組織的といいますか、図示した形で、チャートの形で分かりやすく学生に示そうとしているようなところが見受けられますので、できましたらそれを共通の形でこういうことやっていますということを認証評価のときにも示せるように進めていただければと思いますけれども、その辺の動きについてはどうなのでしょうか。ちょっと事務局長にお伺いしたいと思いますけれども。

答弁 市立大学事務局長 水間剛

今の御質問の関係なのですけれども、カリキュラムツリーの部分は、先ほど中畠議員がおっしゃったように、履修ガイドのほうには掲載させていただいているのですけれども、ただ他大学のカリキュラムツリーとかを拝見しますと、いろいろもう少し情報を詳しく学生に周知しているといった例が多々あり令和5年9月20日(水曜日)第3回9月定例会・第3号ますので、その部分については今年度、先ほど言いましたように、カリキュラムマップも今更新を含めて作業しておりますし、カリキュラムツリーにつきましても他大学のいろんな状況を見ながらどういった表示の仕方をすることによって学生がもっと分かりやすく自分たちが理解できて、自分たちが受けている科目が、何がこの科目にとって、こういう順番で取っていくことが自分たちの最後の、うちのディプロマ・ポリシーのところにつながっていくかというのを分かりやすく表現したいということで、今年度中の見直しを行っていきたいということで考えております。

再質問 1番 中畠孝幸

ありがとうございます。先ほど申し上げました今既に履修ガイドに掲載されているものに関しては、あるグループごとにくくって、その関係を示したような形になっていますので、個々の科目を、これを取って、次にこれを取ればいいというような、そういう個々の科目ごとの関係というのが分かりにくいように思いますので、その辺ぜひ考えて進めていただければと思います。それから、後半部分の国際交流のところですけれども、これは私6月にもちょっと一般質問で申し上げたのですけれども、外国人留学生の受入れということをぜひ進めていただきたいと思いますのは、これは外国人の教育ということではなくて、日本人学生の教育という意味からも外国人留学生を受け入れて、4年間机を並べて、隣に外国人がいて、ふだんからいろいろなおしゃべりをして生活をするということが視野を広げるとかいう、外国人との共生をこれから進めていかなければいけないということを肌で感じる上でもぜひ必要だと思いますので、先ほど環境が整い次第導入したいということを事務局長おっしゃいましたので、ぜひ進めていただきたいと思います。それから、外国人留学生に関しては、現在保健福祉学部で、介護福祉の分野で外国人の働き手が令和5年9月20日(水曜日)第3回9月定例会・第3号これからますます増えるということが予想されると思います。名寄でも特定技能の在留資格で外国人を介護福祉の分野で受け入れているという例がありますので、そういう例がこれからどんどん増えていくとすれば、そういう分野で一緒に仕事をしていかなければいけない、なければいけないといいますか、これから一緒に仕事をしていくということになると思いますので、そういった外国人の働き手と職場で一緒にお互いにいろいろ教え合ったりしながら共生していくということを考えた場合にも、ぜひとも外国人の留学生を受け入れていただきたいと。それから、今現在は介護福祉分野で特定技能の在留資格で受け入れていますけれども、もし外国人留学生を名寄市立大学の高いレベルの教育で4年間しっかり勉強してもらい、それがそういった人たちが名寄に定着してくれましたら、それはすばらしいことだと思いますので、そういうことも考えて、ぜひとも外国人留学生を受け入れていただきたいということをお願い申し上げたいと思います。それから、先ほど事務局長がおっしゃったスタディーツアーというのを、昨年でしょうか、実施したということで、ちょっとそれについてもう少し詳しく教えていただけますでしょうか。

答弁 市立大学事務局長 水間剛

私どもの学生も主に語学研修ということでコロナの前には韓国とかカナダの大学のほうに、短期なのですけれども、行っていた経緯があります。昨年コロナが明けたということもありまして、スタディーツアーについては、先ほども答弁させていただきましたけれども、海外でいろいろNGOのそういった団体が活躍する場を実際に見て、感じていただくということで、昨年度はまず1つが、これは民間の会社がしていたスタディーツアーなのですけれども、アメリカとカナダの看護の医療分野におけるスタディーツアーということで、うちの学生3人がそちらのほうに行かれました。もう一つにつきましては、JICAの協力もいただきまして、ネパールのほうに福祉の関係等含めてうちの本学の学生は5名行ってきました。特にJICAのネパールに行った学生についての報告会を開催、それは民間ではなくて、JICAの協力を受けて行ったということで、報告会を開催させていただいたときに、行く前と行った後の福祉に関する価値観というか、学生の表情というか、そういうのがすごく変わったというのは、私たちが報告会で聞いた部分でもすごく変わったというのが感じられました。そういったこともありまして、今年度についても、そういった部分についてはなかなか体験できないチャンスでもありますので、そこの部分についてはまた今年度についてもJICAの協力も得ながらスタディーツアーのほうを開催させていただきたいということで考えております。

再質問 1番 中畠孝幸

ありがとうございます。大変有意義なプログラムだと思いますので、ぜひ続けていただきたいと思います。それでは、大項目の2についてですけれども、宗谷本線の維持に向けてということで、総合政策部長から先ほどお話がありましたけれども、まず私はこれ聞いていますのは、これを質問に取り上げておりますのは、何が何でも宗谷本線を残したいというふうに言っているわけではないのです。やはりもしバスのほうが有効であるのであれば、それで置き換えるということも十分考えられるというふうに思っています。しかし、バスに関しては2024年問題というようなことで、運転手が非常に不足するということが言われていますので、バスに置き換えたとしてもそれが継続できるとは限らないというような心配も一方ではあると思います。それで、今そういう宗谷本線について取り上げていますのは、先ほども申し上げましたように、豊かな自然環境などを考えますと、潜在的な価値とか魅力が宗谷本線、ずっと旭川から稚内までにはあるというふうに考えられるのですけれども、それが生かされていないのではないかということです。ですから、そういったよさを生かすような方向に調査、実証事業が進んでいけばいいのになというふうに考えるのですけれども、今現在8月から始まって9月まで続いているのもありますけれども、それを考えたときにそういった、今埋もれたままになっていると言ってもいいかもしれないのですけれども、それを、宗谷本線をうまく利用すれば地域の活力を引き出すこともできて、観光客も呼び込むことができるという、そういう可能性を十分持っているものだと思うのですけれども、それは先ほどちょっとお話に出ましたけれども、5月から6月にかけての花たびそうや号とか9月に現在運行されてます東急とJR北海道のザ・ロイヤルエクスプレスなど非常に人気が高いということからも、宗谷本線の持っている価値ということがうかがえるのではないかと思います。ですから、そういったことでお聞きしているわけなのですけれども、再度伺いますけれども、先ほどお答えいただいた中で地域住民向け特急利用の促進ということに関して10円を差し引いた特急料金を助成するということですけれども、これがまだ途中です。9月1日から9月30日まで行われるわけですので、これ市役所で助成金を受け取るということですので、今までの途中段階でもいいのですけれども、もし申請の様子とか分かりましたら、教えていただけないでしょうか。(何事か呼ぶ者あり)

再質問 1番 中畠孝幸

ちょっとまだ、取りあえず。

答弁 総合政策部長 石橋毅

各自治体でそれぞれ窓口になっておりますけれども、ちょっと私今手元に受付状況の資料を持っておりませんので、後ほどお知らせさせていただければというふうに思います。

再質問 1番 中畠孝幸

ありがとうございます。それにこだわるのは、本当にそれが、先ほどのお話の中でアンケートをするということありましたけれども、利用人数を確認するとか、ふだんは何を利用しているかとか、もし値下げがあった場合にそれが利用につながるのかとか、そういったことをアンケートで確認するということですけれども、もし仮にですけれども、特急の利用促進のこの事業においてその利用がたくさんあった場合、値下げがあった場合には利用したいということになった場合に実際にほとんど特急料金がなしのような、10円を差し引いたような状況で実施できるのかという、そういう実現性の問題もあると思いますし、もし特急料金をほとんどゼロの10円差し引いた、そういう実証実験でそれほど利用者がいなかったという場合には、では利用者がいないわけですから、この路線はあまり価値がないとか、そういうような解釈につながってしまうのではないかというふうに思うのですけれども、ですからどちらにしても利用促進という意味では意味がないのではないかというふうに私は理解したわけですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。

答弁 総合政策部長 石橋毅

まず、私のほうでここで一回整理させていただきたいのが、これは広域の組織で方向性を決めた事業を展開しているといったことで、名寄市の意見で全てが修正できるようなものではないということはまず御理解いただいた上での議論させていただければというふうに思います。スタートは、御指摘のとおり観光等もいろいろ視野に入った中で議論はされておりましたけれども、沿線地域、沿線自治体の力で、ではこれ以上どんな観光といったものを企画立案していけるのかと苦しいいろんな議論を経た上で、来年度の継続した国からの支援を引き出すための最終的な抜本的な改善策を今回は提案しなければならないと。そんな命題があった中で、それはそ令和5年9月20日(水曜日)第3回9月定例会・第3号れぞれの代表者である首長様たちも頭を本当に痛めながら、今回こういったようなバス転換についての実証事業を展開させていただいております。観光についても名寄市だけでいろいろ動かせるものは一切なくて、では宗谷本線全体をどうしていくかというのは実はやはり私は広域行政の北海道がリーダーシップを取るべきだというふうに思っておりまして、そこを裏づけるように北海道では北海道交通政策総合指針、こういったものを策定していただいておりまして、コロナ禍で重点戦略、これを掲げているわけですけれども、ここにはシームレス交通戦略ということで、ストレスのない交通網をどう北海道全体、広い北海道をどうつなげていくかといったことが北海道の視点の中でビジョンが描かれています。こういった中で、我々としては広い北海道を結ぶための都市間輸送の主軸になる鉄道をどう残していくか、そこに主眼を置いたときにやはり都市間輸送については特急、特別急行というものをしっかり地域の方たちに利用していただかねばならない。そんな中で、我々の思いとしては、例えば名寄に市立総合病院があって、ここに通院する方たちが今まで料金が、割引切符がなかったものですから、高い料金を払って移動してくるといったことを、今まで自家用車で来た人たちがこれが10円の特急券で乗れたときに通院に、こういったところにモーダルシフト、鉄道を利用していただけるきっかけになるかどうか、そんな可能性もこの協議会の実証事業の中で研究していきたいといった思いでこの間展開してきておりますので、御理解いただければというふうに思います。

再質問 1番 中畠孝幸

2番目の鉄道、バスの共通時刻表の作成についてというところですけれども、時刻に応じた鉄道を選ぶかバスを選ぶかというような、そういうことに役立てられるということを先ほどおっしゃいましたけれども、私はこれ考えますに、共通時刻表の利点というのは鉄道からバスの乗換えに便利であると。鉄道が何時に着いて、次にバスが何時に出ますよというようなことが共通の時刻表であればすぐ分かるということだと思うのです。ですから、そういう意味で、例えばこれをつくったことでちょっと15分ぐらい発車時刻をずらせば鉄道からバスにうまく乗り継げるとか、そういったことを検討をすべきだと思っているのですけれども、そういったことに関してはいかがでしょうか。

答弁 総合政策部長 石橋毅

すみません。先ほどお問い合わせいただいた10円特急の利用申請状況、今資料届きました。申し訳ありません。今御説明させていただきます。稚内や南稚内駅のほうでお一方ずつ、今2人の御利用があったといったことで報告がございましたので、お知らせいたします。それから、接続の話ですけれども、御指摘のとおり当然幹線に位置づけている鉄道からどういった接続、シームレスな接続をしていくかというのは、これはストレスない移動に直結するお話でございまして、そのとおりだなというふうに受け止めております。しかしながら、ここの年に1度の例えば鉄道のダイヤ改正、これが3月に行われますけれども、以前はダイヤ改正の時刻というのがぎりぎりまで公表されずに、その後バスの時刻表がちょっとどうしていいかといったストレスがあった時期がありました。ただ、ここ近年、我々の活性化協議会のほうからも接続についてうまく接続できるように全体的に調整をしなければならないので、JR北海道にも事前にダイヤ改正案を提示してもらえるように要望したところ、今若干早く提示していただいて、そこは当然バス事業者の方々も利便性が上がることを望んでいますので、そこについては可能な範囲で新しいダイヤに対してのダイヤ改正については実際に行われていると。それ以外については、やはり運転手さんの回しであったりとか全体のダイヤの構成だったりとか、そういったところではいろいろ課題はあるのかもしれませんが、それぞれの事業所の中で今努力はいただいているということで承知しております。以上です。

再質問 1番 中畠孝幸

先ほどの南稚内2人というのは、南稚内駅で乗降して、助成を受けた利用者が2人という意味でしょうか。

答弁 総合政策部長 石橋毅

ごめんなさい。南稚内が1人と、すみません、名寄……ごめんなさい。稚内駅から利用された方が1人、名寄から利用された方1人のお二方ということでございます。

再質問 1番 中畠孝幸

恐らく名寄市役所に申請があった方ですので、名寄稚内間と名寄南稚内間がお一人ずつというふうに考えればよろしいでしょうか。そんなあんまり細かいこと聞いても意味がないのですけれども、せっかくおっしゃっていただいたので。

答弁 総合政策部長 石橋毅

ちょっと細かい表になっていますので、後ほど整理して御説明させていただきます。すみません。

再質問 1番 中畠孝幸

今の議論のバスと鉄道の連絡の問題に関わってなのですけれども、鉄道の利用があまり行われないというのは、駅からのアクセスが悪いからというのも非常に大きな要因だと思います。駅に着いたとしてもそこから先、目的地までの交通がないというようなことで、それが一つネックになっているのではないかなというふうに思われる点がありますけれども、例えば私が思いますに、ただ利用しなさいといっても目的がなければ利用しないと思うのです。もっと公共交通として宗谷本線を利用しましょうというふうに幾ら言っても、別に目的がないのにただ乗る令和5年9月20日(水曜日)第3回9月定例会・第3号人はいないわけで、例えば何かイベントがあるとか、今現在の状況でいえば非常に高校生の通学が多いわけですけれども、そういう通学の目的であるとか、イベントがあるので出かけるとか、観光ももちろんそうですけれども、そういったときに便利であれば利用するということです。ですから、今現在課題になっているのは、恐らくそういった需要を掘り起こすということがあまりなされていないのでないかなというふうに思うのです。需要というのは黙っていてもあるわけではなくて、こちらから何か乗りたくなるようなものをつくって、工夫して、それで乗客に乗ってもらうということが必要だと思います。そういった意味で、この実証事業があまり効果がないのではないかなというふうに思っているわけなのですけれども、例えば名寄のEN―RAYホール、最近、関係者の努力だと思うのですが、非常に人気のあるアーティストが名寄のEN―RAYホールでコンサートを開いているということがありますけれども、EN―RAYホールには何百人という人が来るわけです。EN―RAYホールへのアクセスを考えてみたときに、あそこの受付で聞いてみて、バスが駅からあるのですかというと、ないということを言います。大部分の人は車で、非常に駐車場が広くて便利ですので、EN―RAYホールまで車で行って、そこでコンサートを聞いたり、何か催物に参加したりとか、そういうことするわけですけれども、もし宗谷本線の利用促進したいということであれば、EN―RAYホールまでのアクセス、駅までとにかく宗谷本線で行ってもらって、駅からは臨時のバスを出しますよとか、そういうようなことを前もって催物のチラシなどに刷り込んでおきますと、それを見て、駅からはバスで行けるのであれば、では宗谷本線使って名寄まで行こうかというようなことにもなると思うのです。ですが、それがないから、そういった駅から目的地までのアクセスがないので、みんなでは車のほうが便利だから、ちょっと無理してでも札幌からでも名寄ま令和5年9月20日(水曜日)第3回9月定例会・第3号で車で行こうかということになってしまうと思うのですけれども、そういった目的地までのアクセスに関して、例えば今EN―RAYホールを例に出しましたけれども、それに関して何かお考えがありましたら、伺いたいと思います。

答弁 総合政策部長 石橋毅

まず、今時代を冷静に見てみると、私幼少期、子供の頃、1家庭に1台車があればという時代でした。やはりそこの、例えば父親が車に乗っていってしまうと家に車がないといったことで、市内のバスによく乗りましたけれども、その当時は大型バスでも立ち乗りの状態でした。それがたかが40年前。今現在1人1台車を持つようになった。こういった時代背景があって、では鉄道という役割は何なのかと考えていったときに、我々はここは変わらず言っているのですが、やはり都市間、ここの輸送をしっかりとやる幹線輸送だと。ここの長所をいかに持続させながら利用してもらうかといったことで取り組んでおります。先ほど例でEN―RAYホールのこと御提案いただきましたけれども、そういったことも、例えば名寄駅を中心に市内でどういった移動を確保していくかといったことも含めて、より利便性が上がるように今回AI活用型のオンデマンド交通といったことで、当然止まるところになってきますので、そういった部分でいかにどんどん利便性を上げながら幹線輸送からシームレスな交通を構築していくかといったところは、まさに北海道の指針のとおりのことを今進めているわけで、まずそういった行きたいところにストレスなく行けるような足回りをしっかり準備して、そのために都市間移動についてはぜひとも鉄道使って楽に移動していただければというようなところを広域全体、北海道全体としてもぜひ取り組んでいければなというふうに考えておりますし、活性化協議会としてもそういったところしっかりと連携しながら取り組んでいければなというふうに考えております。

再質問 1番 中畠孝幸

ありがとうございます。活性化推進協議会、小項目の3つ目の観光利用に関してなのですけれども、活性化推進協議会の構成メンバーにあまり観光関係の人が入っていないということが言えると思うのですけれども、首長と議長、それから商工会議所の人とか、あとJR……JRはまだ調査、実証のほうですけれども、そういったことで観光利用に関してはあまり話が進まないのではないかというふうに考えてしまうわけですけれども、活性化推進協議会、あるいは調査・実証事業協議会の中に、名寄であれば観光まちづくり協会、そのほか沿線の観光協会の人に声をかけて、何らかの形で関わってもらうということを行ったほうがいいと思うのですけれども、それに関してはいかがでしょうか。

答弁 総合政策部長 石橋毅

宗谷本線活性化推進協議会、こちらの協議会の目的なのですけれども、こちらは実は高速化が目的の協議会であります。そして、単独で維持困難な線区が発表された年から目的を1つ追加して、宗谷線の維持、こういったことを協議会の設置目的にしておりますので、高速化、それから維持に向けた取組のために協議会としては活動させていただいていると。観光については、そこまで入れるとなかなか幅広の取組になりまして、観光のほうでも広域で観光の組織がございますので、そちらはそちらでしっかりと観光分野で議論をいただいて、この協議会の議論については高速化、それから国と道と連携しながら維持をどうしていくかというところの議論に特化した組織になっておりますので、よろしくお願いいたします。。

再質問 1番 中畠孝幸

宗谷本線の維持というのも目的になっているということでありましたら、観光を盛り上げて維持するということにつながると思いますので、観光協会の方でアイデアを持っている方というのはいらっしゃると思うのです。ですから、そういった意見を酌み上げられるような形でもし可能であれば進めていただきたいということをお願いしたいと思います。全く無理でしょうか。

答弁 総合政策部長 石橋毅

今私の一存でどうのこうのという話ではなくて、これはあくまでも広域の協議会で設立された会則にのっとって運営されている組織でございますので、受け止めさせていただきますけれども、そもそもやっぱりそれぞれの自治体を代表する首長が出席していただいて、そして議会からは議長も出席いただいている中で政策的な、政策として宗谷線をどうしていくかといったところを議論する協議会になっておりますので、ある意味観光というのは私は、当然観光に携わる部署も頑張らなければならないのですけれども、そういった観光を商品化するJRの事業者としての努力もかなり重要な部分になっているのではないかなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

答弁 副市長 橋本正道

名寄市の公共交通の活性化協議会の話も出ましたので、今協議会の中ではAIによります相互乗合方式のオンデマンドの公共交通の体系づくりということで今集中しておりますが、中には具体的なものは専門部会の中で協議しているのもあります。ですので、中畠議員御提言の観光分野についても今後恐らく協議会の中でも必ずどうなるかということで議論する場面は出てくるかと思います。もうちょっと幅広に展開しますと、名寄市のAIデマンドのバスが徐々に制度的にも確立されてきますと、これを使いながらいわゆるMaaSの展開も少し出てくる可能性もあります、例えば医療関係のMaaSだとか含めて。要するに士別から名寄駅、名寄駅から市立総合病院、あるいはほかの病院のところにうまく接続できるようなものもつくれる可能性は出て令和5年9月20日(水曜日)第3回9月定例会・第3号きます。いろんな形検討しなければなりませんので、改めていただいた御提言につきましては今後どういう展開になるかということも含めて念頭に置いて進めてまいりたいと思います。

再質問 1番 中畠孝幸

そういった接続、公共交通全体の中で宗谷本線を位置づけるというようなことも含めて、いろいろな手段を生かした住民にとって便利な方法をこれから知恵を出して考えていっていただきたいというふうに思います。以上で質問を終わります。

出典:名寄市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月20日 議事録 PDF(95ページ) 間違いを知らせる