みんなの議会

名寄市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月24日

(1)名寄市立大学の未来をめぐって/(2)宗谷本線の維持に向けて

2024年6月24日、名寄市議会の一般質問で、中畠孝幸議員が「名寄市立大学の未来をめぐって」「宗谷本線の維持に向けて」について質問し、市立大学事務局長 水間剛、総合政策部長 石橋毅、市長 加藤剛士、産業振興室長 櫻田孝臣、副市長 橋本正道が答弁しました。

質問者
中畠孝幸 議員
答弁者
市立大学事務局長 水間剛、総合政策部長 石橋毅、市長 加藤剛士、産業振興室長 櫻田孝臣、副市長 橋本正道

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 中畠孝幸

議長から指名をいただきましたので、通告に従って、発言してまいります。大項目1、名寄市立大学の未来をめぐって、小項目1、志願者獲得の現状について。名寄市立大学の一般選抜志願者は、令和5年度に473名であったものが令和6年度には308名に減少しています。また、一般選抜受験者の数を令和5年度から令和6年度への推移で学科別に見ますと、栄養学科が59名から29名、看護学科が114名から65名、社会福祉学科が47名から29名、社会保育学科が36名から35名といずれの学科においても減少しています。特に社会福祉学科は一般選抜の受験者全員が合格していて、また定員50名に対し入学者44名と定員割れの状態にあります。志願者数減少の要因をどのように分析しているか、また定員割れを起こさないための方策としてどのようなことを考えているか伺います。小項目2、地域ニーズへの対応について。地域に根差した大学として、地域ニーズに対応する人材育成が必要であると考えられます。産学連携を通じて地域から求められる人材を多く輩出すれば、それによって志願者が集まる可能性もあります。特に地域産業の面から名寄市立大学が地域ニーズに応えている事例をお答えください。小項目3、大学を通じた地域創生について。本年2024年は、まち・ひと・しごと創生法が施行されて10年を迎えます。今月6月10日、内閣官房及び内閣府から地方創生10年の取組と今後の推進方向という文書が発出されました。そこには、大学の振興、若者の雇用創出についても述べられています。そして、今後求められる方向性が示されています。そこでは、地方大学、高校の魅力向上等については一層効果的に取り組むとし、特定分野に強みを持つ地方大学、高専等による産学官連携の推進による生産性の向上がうたわれています。地方大学の魅力向上、特定分野に強みを持つ地方大学における地方大学には、名寄市立大学がまさにぴったり当てはまります。志願者確保のために大学の魅力向上を図らなければならないことは自明であり、特定分野に強みを持つという点では保健、医療、福祉の連携を基にしてケアの未来を開くという理念を掲げる保健福祉学部を擁する名寄市立大学は当然該当します。そのような地方大学を支援する事業として、地方大学・地域産業創生交付金事業があります。大学の振興を基にして地方創生、若者の地域定着を図ることを目的とする事業です。地方大学・地域産業創生交付金は、特色ある大学づくりを実現するための大学改革を促すものであります。名寄市は、志願者数減少にストップをかけるためにも、この交付金を活用して名寄市立大学をさらに魅力あるものにし、卒業生が地域に残って地方創生のために活躍してくれる基盤づくりをすべきであると考えます。地方大学・地域産業創生交付金への申請の意向があるかを含め、理事者の考えを伺います。大項目2、宗谷本線の維持に向けて、小項目1、宗谷本線活性化推進協議会の取組について。本年3月15日、国土交通省からJR北海道に対し経営改善に向けた取組を求める監督命令が出されました。JR北海道は3月29日に2026年まで3年間の中期経営計画を発表し、2026年度末までに黄8線区、黄色信号の8線区という意味ですが、すなわち輸送密度200人以上2,000人未満の線区の線区ごとに事業の抜本的改善方策を確実に取りまとめるとしています。宗谷本線の維持に向けては、加藤市長を会長とする宗谷本線活性化推進協議会が活動を行っていますが、昨年度の事業を振り返って、その内容と効果についてお知らせください。また、本年5月27日に開催された宗谷本線活性化推進協議会では、2024年度の事業計画が話し合われたとのことですが、その具体的内容と見込まれる効果について伺います。小項目2、鉄道を利用するための駐車場について。鉄道利用者が減少したのは、自家用車を利用する人が多いからであると言われます。自家用車を利用するのは、自宅から目的地まで直接行くことができるからであり、もし列車を利用しようとしても、駅までのアクセスが不便であると自家用車を使わざるを得ないことになります。名寄駅までの車でのアクセスを考えたとき、駅の駐車場として数十台以上のまとまった台数の車を収容できる場所は駅に向かって左手のパーク&トレイン専用駐車場のみと言えます。ただ、パーク&トレイン専用駐車場は、特急列車を往復で利用する客専用の駐車場とされていて、普通列車、快速列車を利用する人は使えないこと、さらに広さも十分でないため、車を止めることを諦めて、結局列車を利用するのをやめるといった人が少なくないのではないかと考えられます。駅までと駅からのアクセス手段はバスやタクシーも考えられますが、最も利便性が高いのは自家用車と言えましょう。宗谷本線の利用を増やす抜本的手段として、名寄駅周辺の十分な台数が止められる駐車場の確保を考える必要があるのではないでしょうか。それに関するお考えを伺います。以上で壇上からの質問を終わります。

答弁 市立大学事務局長 水間剛

中畠議員からは、大項目で2点御質問をいただきました。大項目1は私から、大項目2は総合政策部長からの答弁となりますので、よろしくお願いいたします。まず初めに、大項目1、名寄市立大学の未来をめぐって、小項目1、志願者獲得の現状についてお答えいたします。18歳人口の減少により大学入学共通テストの志願者が32年ぶりに50万人を下回るなど、年々厳しい入試状況となっております。また、令和6年度入試から旭川市立大学の入試日程が国公立大学で統一されたため、一昨年度入試までは本学と前期日程で併願することができましたが、昨年度からはどちらか1校にしか志願できなくなったため、実質的に受験生の奪い合いが生じたことも志願者数が減少した要因であると考えております。一般入試における受験生の傾向としてチャレンジを避ける傾向も相まって、年内での進学先決定のニーズが高まっておりまして、総合型選抜、または学校推薦型選抜での進学決定を行う受験生が増加しております。さらには、文部科学省ではデジタルや脱炭素など成長分野の人材を育成する理工農系の学部の増加や理工学系の女子枠の創設を進めており、理工農学部への女子学生の流出も大きな要因であると教育関連企業からの分析結果も受けております。結果として、特に女子学生の医療、福祉、保育職離れと相まって志願者確保が厳しい状況で、道内の栄養、福祉系の私立大学でも定員割れを起こしている状況となっております。今後の学生確保の方策として、まずは道内、道外の進学相談会の参加拡充を行っております。例年は、進学実績を参考に参加の有無を検討しておりましたが、今年度からは積極的に進学相談会に参加することで本学の名前を知っていただくことを念頭に、これまで本学にあまり志願実績のない高校の相談会にも参加しております。入試運営の観点からは、受験生の年内での進学先決定のニーズの高まりを考慮し、令和6年度入試から推薦、前期に募集定員の配分を多く振り分け令和6年6月24日(月曜日)第2回6月定例会・第2号ました。残念ながら社会福祉学科で定員割れとなりましたが、最終の結果としては保健福祉学部全体では定員を超えて入学生を確保することができ、一定の効果はあったと感じております。また、地域指定枠の指定範囲を上川北部管内に加え、宗谷、留萌、オホーツク管内まで拡充し、広範囲の地域から志願いただける環境を整えました。受験生の利便性を確保するため令和7年度入試からインターネット出願システムを導入し、受験生の負担を軽減し、より志願をしやすい環境も整備いたしました。令和8年度からより多様で専門職への熱意を持つ学生を確保するため、総合型選抜を導入いたします。これは、年内で進学先を決定したい受験生のニーズに対応するためのものであり、現在選抜方法などを学内で検討しているところです。最後に、入試広報活動に学生の視点に立ったアイデアを組み入れるために令和2年度から始まりました魅力プロジェクト名寄では、今年度で4年目となりますが、在学生の高校訪問、地方コミュニティーラジオへの出演、新入生インタビュー動画の作成など徐々に効果が出ており、特に在学生の出身高校訪問は高校側、受験生にも大変影響を与えていると感じているところであり、これからも本学の魅力を発信できる企画を検討してまいりたいと思います。次に、小項目2、地域ニーズへの対応についてお答えいたします。名寄市立大学では、コミュニティケア教育研究センターが窓口となり、企業からの相談や企業との連携による課題研究など産学連携の取組を推進しております。主な地域との連携事例として、今日の農業における労働力不足が叫ばれる中、農繁期における労働力の補完を目的に名寄市、JA道北なよろと連携し、農家と学生のマッチングを行う援農ボランティア事業を平成30年から継続して行っております。この取組では、食農教育の視点を学生、農家双方が持つことで、単なる労働力ではなく、農家との会話や交流を含む多様な経験をベースとした名寄ならではの体験、経験として定着しており、様々なメディアでも取り上げられており、卒業生の中にはこの貴重な経験をさらに生かしたいとの希望で、JAなど農業関連の企業に就職した学生もおります。なお、この取組は北海道開発局が実施している「わが村は美しく―北海道」運動第11回コンクールにおいて優秀賞を受賞するなど、外部からも高い評価を受けております。また、Nスポーツコミッション、北海道味の素株式会社、名寄市立大学が協働し、名寄市立大学の学生がメニューを考案する産学官民連携の取組、なよろ健康レシピ開発プロジェクトでは、味の素が提唱するアスリート支援栄養プログラム、勝ち飯のコンセプトを取り入れたアスリート向け弁当を考案し、市内での弁当、総菜の製造販売を行うGRACECUISINEの協力も得て、スポーツ合宿での提供やスキー大会での販売などを行いました。さらに、SAIJO×名寄市立大学商品開発プロジェクトでは、市民の健康に寄与する商品開発を趣旨とし、本学学生が考案した地元農産物を使用した丼ぶりメニュー2品を西條4店舗で販売したところであります。このように名寄の地域資源を利活用した企業との協働による取組は地域課題の解決など大学の地域貢献の観点のほか、学生にとっても地域をフィールドとした実践的な学びの場となっており、本学でしか経験できない貴重な機会として、学生からは卒業後の進路を選択する際の大きな志望動機の一つとなっております。また、就職活動の面接の際には、自分のPRポイントとして活用しているとも聞いております。学生確保の観点でもオープンキャンパスなどでそれらの取組について興味を示し、志望理由とする学生もいるなど相乗効果を生んでおり、本学としても大学の魅力の一つとして引き続き産学連携など地域との連携に取り組んでまいりたいと考えております。続いて、小項目3、大学を通じた地方創生についてお答えいたします。議員から提案がありました地方大学・地域産業創生交付金事業につきましては、地方大学・産業創生法に基づき地方自治体の首長のリーダーシップの下、地域の産官学が連携し、地域における大学の振興、中核的な産業の振興、専門人材の育成をキーワードとして、日本はもとより、世界中から学生が集まるようなきらりと光る地方大学づくりを進め、地域における若者の雇用機会の創出の推進を目指す戦略的な研究開発の取組に対し国から支援される事業となっております。この交付金事業については、平成30年から富山県、岐阜県をはじめ、神戸市、北九州市など12の県及び市が採択され、道内においては函館市が令和4年度に北海道大学、道立工業技術センター、函館漁協、市内水産会社が連携し、水産養殖の研究開発が採択されております。本学におきましては、地方の公立大学として地域における高等教育の機会の提供と地域社会での知的、文化的拠点として中心的役割を担っており、運営組織としてコミュニティケア教育研究センターが中心となって、本市を含む道北地方における保健医療、教育、研究等の充実、発展、地域及び産業の振興に住民と連携して様々な取組を行っております。これまでの取組実績の一例としては、先ほど御紹介いたしましたが、いずれも地域課題解決に向けて重要な共同研究の一環でありますが、御提案のいただきました地方大学・地域産業創生交付金事業の採択基準である大きな枠組みの研究開発のテーマの取組までには至っていないのが現状ですので、現段階では交付金申請は難しいと考えております。しかし、本学の特色を示すキーワードでもあります小さくてもきらりと光り続ける大学として市民、さらには道北地域からの期待に応え続けるためにも小さな課題をはじめ、様々な地域貢献に取り組んでいくとともに、これからの取組内容を積極的に広報することによって地域の価値、財産、可能性に対して興味を抱く学生も多数おりますので、いかにしてこれらの情報を学生に届けることができるかについて様々な広報活動及び媒体の活用に取り組んでまいりたいと思います令和6年6月24日(月曜日)第2回6月定例会・第2号ので、御理解いただきたいと思います。以上、私からの答弁とさせていただきます。

答弁 総合政策部長 石橋毅

私からは大項目2、宗谷本線の維持に向けてについて、初めに小項目1、宗谷本線活性化推進協議会の取組についてお答えいたします。宗谷本線活性化推進協議会は、宗谷本線と密接な関わりがある26市町村、議会、経済団体で構成されており、鉄道の高速化や利用者の利便性向上、沿線地域の振興に寄与することや宗谷本線維持を目的とした事業を実施しています。昨年度は観光列車花たびそうやへの沿線でのおもてなしや特急列車での車内販売、名寄駅開駅120周年記念イベントの記念弁当販売を実施することで、宗谷本線の活性化に寄与したものと考えております。また、宗谷本線の多様な在り方を検討するための講演会として、まち歩き研究家、和田哲さんを講師にお招きして、宗谷本線の歴史と多様な活用方法について学び、知見を深めました。さらに、昨年度は沿線自治体を中心に総括的検証と抜本的改善方策を取りまとめる年であったことから、沿線自治体を中心に調査実証事業協議会を立ち上げ、幌延駅から稚内高校、稚内大谷高校への高校直通バスや比布駅、剣淵駅の特急停車、地域住民向け特急列車への補助を実施して、地域交通資源の活用による宗谷本線の維持、利便性向上の検証を行いました。これらの利用促進、維持、利便性向上を検証する取組や新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中期経営計画に掲げていた収支改善の目標を令和5年度までに達成することが困難な状況であったことから、今年3月15日に新たな監督命令の発出と3年間の支援が決定されたところです。2024年度については、事業計画として関係団体と連携を図り、宗谷本線の多様な活用方策を検討することとしており、7月に旭川市で開催される北海道のサイクルツーリズムを推進するためのシンポジウムに協力をいたします。また、令和6年6月24日(月曜日)第2回6月定例会・第2号宗谷本線の維持に向けて、必要に応じてJR北海道をはじめ、国、北海道など関係機関への要望の実施や、新たな監督命令では利用促進だけではなく、コスト削減などの取組も求められていることから、幹事会や役員会を適宜開催して議論を深めてまいります。次に、小項目2、鉄道を利用するための駐車場についてお答えいたします。宗谷本線は道北圏の人的交流、観光振興の基幹となる交通手段として重要な意味を持つ線区であり、都市間や間接的に空港等を結ぶ基幹的な交通ネットワークとして重要な公共インフラに位置づけられる線区です。北海道の北海道交通政策総合指針では、鉄道やバスなどが連携してシームレスな公共交通の実現を目指すこととされており、名寄駅へのアクセスについてはバス、タクシー、のるーと名寄など、様々な交通手段が確保されています。自家用車の移動は便利でありますが、人口減少下において持続可能な公共交通ネットワークを維持していくためには、これら様々な交通手段の利用促進が図られることが重要であります。これら理由や図書館バス利用者なども含めて、公共駐車場をよろーな南側に用意しておりますので、御理解をお願いいたします。以上、私からの答弁といたします。

再質問 1番 中畠孝幸

それでは、大項目の1から再質問させていただきたいと思います。名寄市立大学の未来をめぐってということですけれども、私1年前にもこのテーマについて質問、名寄市立大学の今後の発展に向けてということで昨年6月に一般質問で取り上げたのですけれども、そのときのお答えとあまり変わっていないと思います。志願者獲得に向けてというような意味では、例えば進学相談会、地域指定枠を広範囲にするとか新しい要素も出てきていますけれども、例えば令和7年のインターネット出願、令和8年からの総合型選抜というようなお話もありましたけれども、去年伺ったようなことを進めていただいた結果が先ほど最初に申し上げたような受験者数の減少の結果であるわけです。それで、どうしてこういうこと、3番目の小項目3、大学を通じた地域創生、交付金のことを取り上げたかといいますと、非常に危機感を覚えているわけです。このまま、極端な話、10年後に名寄市立大学があるのだろうか、5年後にあるのだろうかということさえ考えないといけないぐらい危機感を感じています。そういう危機感を感じているのですけれども、それに対して現学長のおっしゃっていること、この議場でも5月13日に臨時会の後に新学長のお話がありましたけれども、その中で、私もじっと一生懸命聞いておりましたけれども、今申し上げたような危機感というのは全く感じられなかった。ですから、そういった危機感を持っていらっしゃらない。それから、もう一つ挙げますと、もう少し前に遡りますけれども、4月29日の名寄新聞、インタビュー記事で名寄市立大学の学長が述べていらっしゃるわけですけれども、例えば旭川市立大学との競合について厳しい現状があるがという記者の問いかけに対して、高い国家試験合格率や少人数教育の実践など本学の特徴をPRしていく。これも何年も前からやっていることで、全く危機感を基にした新しい政策、施策ではないです。それから、もう一つ引用しますと、児童福祉司や社会福祉士などの福祉専門職への就職を促したい、これも何年も前からやっていることで、これ事務局長しかいらっしゃらないので、学長いらっしゃらない場で申し上げても仕方ないのかもしれませんけれども、そういったことから、非常に危機感を持っています。もう一つの危機感の原因は何かといいますと、旭川市立大学が名寄市立大学の志願者数に影響を与えているというお話は先ほどもありましたけれども、もっと詳しく見ないといけないというふうに考えています。例えば旭川市立大学保健福祉学部ですけれども、これは名寄市立大学の保健福祉学部と全く同じ名称であります。学科構成も保健福祉学部はコミュニティー福祉学科、これは名寄市立大学でいえば社会福祉学科、それからもう一つは保健看護学科、これは名寄市立大学でいえば看護学科、ぴったり内容が一致しています。名寄市立大学、旭川市立大学では短期大学部に食物栄養学科というのと幼児教育学科というのがありますけれども、これは短期大学部ではありますけれども、これも名寄市立大学の栄養学科と社会保育学科とぴったり一致している。今のところは、これ短期大学部ですから、名寄市立大学は4大ですので、まだ大丈夫かなというような考えもあるかもしれませんけれども、名寄市立大学も2016年に短期大学部児童学科が現在の社会保育学科、4年制に移行しているということもありますので、同じように旭川市立大学も短期大学部が4年制に移行して、全く名寄市立大学と重なった学科構成になるということは目に見えているわけです。それから、ちょっとしゃべり過ぎて申し訳ありませんけれども、そのほかに経済学部、旭川市立大学です。それから、令和8年4月からは新学部を設置するという計画を持っています。これは、新学部というのは地域との連携、あるいは物づくりといったことを中心に考えている新学部が令和8年4月に開設される予定ということ、これは旭川市立大学の現状です。ですから、そういったことを考えたときにもっと危機感を持たなければいけないというふうに考えているのですけれども、それが全く考えられないということで、そういうことで先ほど小項目の3で申し上げました交付金、小項目の3で申し上げましたけれども、地方大学・地域産業創生交付金、この交付金は特色ある大学づくりを実現するための大学改革を促すものです。大学改革というのがこれついてくるわけです。ですから、ちょっと裏返して言えば、大学改革がついてきているので、大学のある自治体しかこれは応募、申請できないわけです。そういうことを考えますと、大学を持っている名寄市にとっては令和6年6月24日(月曜日)第2回6月定例会・第2号これに申請しない手はないといいますか、まさにこれ名寄市立大学が申請すべきものであると思いますけれども、先ほどの事務局長のお話では研究開発のテーマに至っていないというようなことでしたけれども、そんなことはないのではないかと思います。先ほど小項目の2で伺いましたけれども、いろいろ名寄では地域産業と連携したことを名寄市立大学で行っている。先ほど事務局長がおっしゃいましたけれども、援農ボランティア事業であるとか、それから研究レシピ、勝ち飯、それから西條さん、西條商店での弁当メニューを開発して、これも住民から喜ばれているといった、そういうことがありますので、地域との連携、地域ニーズにも対応していると考えられますし、地域産業と結びついた、そういったことを進めていくというのは十分資格があるというふうに先ほどの答弁を伺っていても思いました。それで、これは先ほど申し上げましたけれども、学長のお話からは危機感が感じられないということあえて申し上げますけれども、それであれば設置者であります名寄市の市長がこの地方大学・地域産業創生交付金を使ってやりなさいというふうにトップダウンで大学に指令を出して進めていくべきではないかと思うのですけれども、その辺について市長の御見解を伺いたいと思います。

答弁 市長 加藤剛士

中畠議員から今置かれている当大学の現状、大変危機感を持っているということでの御提言がございました。ここに書いてあるとおり、もう少し私たちもこの地域産業創生交付金の事業について深掘りをして、研究していかなければならないというのは事実であろうかと思います。一方で、もっともっとやり方を深掘りすれば、あるいはアプローチを変えれば、こうした交付金事業をアプローチできるのではないかというお話もございましたので、そこについては議員の御意見もしっかりと受け止めて、大学改革のために何ができるかということを我々設置者とし令和6年6月24日(月曜日)第2回6月定例会・第2号ても考えていきたいというふうに思います。しかし、今トップダウンでというお話がございましたけれども、どうしても今の大学の組織の中での経営形態の問題等もありまして、なかなか設置者がトップダウンを言って大学が踊るような仕組みに今なっていないという現状もこれあるというふうに思っています。ということも含めて、今議会ではいろんな議員から大学の話出てくると思いますけれども、組織の今の運営形態等の、経営形態等の見直しというのをどうしても検討していくということも同時にやっぱりやっていかなければならないのかなというふうにも思っているところであります。しかし、時間がないのも事実でありますので、やれることからしっかりとやっていきたい。私たちも相当な危機感を実は持っているところでありまして、今議員からいただいた御提言も含めて、やれることをいろんな角度から検討していきたいというふうに思いますので、引き続きどうぞ御指導よろしくお願いいたします。

再質問 1番 中畠孝幸

ぜひ検討をお願いしたいと思います。それから、先ほどのお話の中でもきらりと光るというような言葉、これは名寄市立大学のキャッチフレーズの中に出てくるわけですけれども、この交付金の募集要項の中にもきらりと光る大学というような言葉が出てきますので、そういったところでもとても整合性を感じて、名寄市立大学がまさに応募すべきものではないかなというふうに考えましたので、ぜひ御検討をお願いしたいと思います。それから、大項目の2に移りますけれども、宗谷本線の維持に向けてということで、先ほど最後の、小さな質問だけ最初にさせていただきたいのですが、確認の意味で、小項目の2の一番最後におっしゃった公共駐車場をどこどこの南側に設置しているというようなお話が総合政策部長からあったと思うのですけれども、ちょっとその辺何とおっしゃったか確認させてもらってもよろしいでしょうか。

答弁 総合政策部長 石橋毅

ちょっと聞き取りづらかったということで申し訳ございません。よろーなの南側の公共駐車場ということでお答えさせていただきました。

再質問 1番 中畠孝幸

よろーなの南側といいますと、Qマート、あれもJR利用者が利用していいというふうに公に造られていると考えてよろしいのでしょうか。

答弁 総合政策部長 石橋毅

位置づけとしては公共駐車場ということになっておりますので、利用者の方は止めていただいて構わないというふうに認識しております。

再質問 1番 中畠孝幸

その辺につきましての広報といいますか、私なんかはちょっと名寄から離れていましたので、あれができたときの様子もあまり承知していないので、あそこはあそこのスーパーのものなのかなということでいつも遠慮して、車では行かないことにしているのですけれども、そうしますとあそこも止めていいというふうな解釈で市民にもPRしてもよろしいということでしょうか。

答弁 総合政策部長 石橋毅

Qマートの南側の広い一角、あそこについてはQマートのお客様専用という駐車場の位置づけではなっていなくて、公共駐車場ですので、お伝えしていただいて全然構わないエリアとなっております。

再質問 1番 中畠孝幸

ごめんなさい。Qマートの南側といいますのは、何回もすみませんけれども、Qマートの西側ではなくて、さらに南側ということでしょうか。

答弁 産業振興室長 櫻田孝臣

Qマートの西側と議員おっしゃっているのは、お店、Qマートの前はそこはお店の駐車場ですが、奥の南側という、広い駐車場になっているところ御存じでしょうか。そちらが今総合政策部長が言っていた公共の駐車場ということでの位置づけでございます。

再質問 1番 中畠孝幸

その辺がよく分かっていませんでしたので、先ほどの最初の壇上からの質問ではパーク&トレイン専用駐車場しかないというふうに申し上げましたけれども、そこも含めてあるというふうに考えないといけないということで了解いたしました。それで、駐車場について申し上げましたのは、先ほども申し上げたとおり、先ほど石橋部長の話の中でもシームレスな公共交通というようなお話もありましたけれども、途切れのない公共交通という意味では先ほどおっしゃったようなバス、タクシー、のるーとを使って駅にアクセスするというのはもちろんあると思いますけれども、市民の感覚としてはあそこに車を置いていきたいというふうに考えて、あそこのパーク&トレインのところを見ますと、特急を利用する人しか利用してはいけないということ、それからちょっとJRの土地ということになるでしょうから、名寄駅で駅長にちょっと尋ねてみましたけれども、パーク&トレインを利用する申請書を一応書いて出すことにはなっているのですけれども、その辺の統計というのは出てこないというようなことで、管理も特に厳しく特急だけというふうになっているわけでもないようですし、そういう点では市民にとっては、ある人は空いているから止めてやれという人もいるかもしれないですし、でも特急しか駄目と令和6年6月24日(月曜日)第2回6月定例会・第2号いうふうに書いてあるので、自分は普通列車に乗るので、止めるのをやめようというふうに考える人もいると思うのですけれども、その辺を整理して、誰でも車で駅に行って、止めて、列車に乗っていけるというような体制を自治体としてつくる必要があるのではないか。ですから、先ほどのQマートの南側が使えるのであれば、その辺をもうちょっとPRするなどして、例えばパーク&トレインの駐車場の前にこちらの駐車場を御利用くださいとかいうようなことを書いておくとか、そういったことがあってもいいのではないかと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。

答弁 総合政策部長 石橋毅

中畠議員から御提案いただいておりまして、宗谷本線を担当している者としても応援していただいている気持ちがすごく伝わってきて、本当にありがたいなというふうに思っております。ただ、JR側のパーク&トレイン、現状を敷地的には50台程度止められる状況、そしてJRの認識としては特急を利用していただいたお客さんへの附帯サービスという位置づけになっておりますので、JRとしては駐車料金は徴収していないといったようなことになっております。それから、先ほどよろーなの南側の公共駐車場なのですけれども、こちらについては都市間バスを利用されている方もいろいろ御活用いただいておりまして、我々としてもまさに中心部に出かける方も含めていろんな形であそこをうまく使っていただきたいというふうに思っておりますので、JRの敷地内に止められる方は向こうへというような特別な案内をするという考えはちょっと今持ち合わせていないかなというふうに考えております。

再質問 1番 中畠孝幸

そうしますと、今現在はパーク&トレインの駐車場とQマートの南側ということで、それで十分なのかというふうな疑問も湧いてくるのですけれども、イオンの駐車場と令和6年6月24日(月曜日)第2回6月定例会・第2号までは言いませんけれども、いつ行っても自由に止められて、安心して車で駅まで出かけて、そこから列車に乗っていけるというような、そういったことが理想的なのではないかと思うのですけれども、その辺の駐車場として十分なのかということについてはどのようにお考えでしょうか。

答弁 総合政策部長 石橋毅

どこまで整備すれば満足か、これすごく難しい線引きだなというふうに考えております。今現状用意している公共駐車場、一定程度町なかのイベント等でも活用いただいたりとかしておりますので、私的には規模でいうと十分という言い方がどうか分かりませんけれども、ニーズについてはあの程度の用意をさせていただければ市民の皆様方も喜んで活用していただけるのかなというふうに考えておりますし、また冒頭答弁させていただきましたけれども、ぜひ公共交通を使って駅まで移動していただける方が増えればいいかななんて逆に思っております。今回のるーと名寄を運行させていただきましたけれども、ありがたいことに駅を目的として乗っていただいている方もいろいろな、結構な割合で活用いただいている方おりますので、そういった便利だよといったことも含めて周知していきたいというふうに考えております。

答弁 副市長 橋本正道

今石橋部長のほうからありましたけれども、現行の今よろーな、あそこの駐車場については建てたときにかなりどれぐらいの台数が必要かという議論があった場所です。館内を見ていただけると分かるとおり、バスの待合所があります。そして、JRがあって、そのとき行政といいますか、我々市としては公共交通を使って、つまりあそこを公共交通の結節点としてつなげていこうという、そういう考えの下でかなり駐車場についてはどういうふうにしたらいいのかということで当時議会の皆さんとも様々議論を経てきたという経緯があります。ですので、今お話ししたとおり、Qマートの駐車場も含めて一定程度広くはなったのですけれども、限界があるというのは事実でありますが、その当時とやはり考え方も変わってはきています。そのときには出てこなかったMaaSという手法についても近年は出てきています。例えば名寄から士別の市立病院に通院するとなると、名寄の自宅で全て士別までの交通機関が一括して管理できるような、これをMaaSという手法で、まだまだそこの実現には至らないのですけれども、その手前にあるのは車社会からできるだけ公共交通を使って、町なかのにぎわいづくりも含めてというような、そういうような考えもあろうかと思います。基本的に宗谷本線をいかに活性化するということも大事なのですけれども、その手前でどういうような公共交通の体系が必要だというのはまた一ついろいろ議論しどころだと思います。御指摘のとおり、駐車場問題はかなり昔から古い課題ではありますので、改めて整理する必要あるかと思いますけれども、また一方では様々な視点で公共交通については見ていく必要もあろうかと思います。

再質問 1番 中畠孝幸

駐車場につきましては、十分なのか十分でないのかというのは見解も分かれると思いますけれども、私が取り上げましたのはやはり市民からあそこ特急でないと止められないよねとか、そういうようなことを聞きましたので、ではどうしたらいいのかというので、結局列車を諦めるというようなことがあるのだなということを考えたものですから、取り上げたということを御説明しておきたいと思います。それから、別な、もう一つ、今年度の宗谷本線活性化推進協議会の事業についてでありますけれども、7月に旭川でサイクルツーリズムのシンポジウム、講演会でしょうか、それがあるということですけれども、講演会毎年、去年も私参加しましたけれども、非常に有益な講演会だったと思います。それで、7月の旭川の講演会も期待していますけれども、サイクルツーリズムということをテーマとして取り上げるということなのですけれども、それに付随して、前の一般質問でも私聞きましたけれども、サイクルトレイン、それについても考えていらっしゃるのか。去年から今年、再度ですけれども、お伺いしたいと思います。

答弁 総合政策部長 石橋毅

せっかくこの地域、北宗谷も含めてサイクルルートに指定されているというエリアでもあるので、ぜひとも具現化していきたいという思いは持ちつつ、全道的な実証事業等を見ますと、なかなか継続的、持続的な形として運用していくのは難しいというふうな結果も出てきているところもありますので、そういった部分をJR北海道とも情報共有しながら、我々としてはぜひともそういった取組を前に進められる手法はないかということは研究し続けたいというふうに考えております。

再質問 1番 中畠孝幸

ありがとうございます。先ほど幹事会、役員会を随時開催して、新たな事業とかを検討していくというお話もありましたので、ぜひともそういうことを調査実証事業として行うなり、宗谷本線ではまだ行っていないわけだと思いますので、やってみていただきたいというふうに申し上げたいと思います。以上で質問を終わりたいと思います。

出典:名寄市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月24日 議事録 PDF(63ページ) 間違いを知らせる