みんなの議会

名寄市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月22日

教育宣言都市名寄の現状と課題

2022年6月22日、名寄市議会の一般質問で、佐藤靖議員が「教育宣言都市名寄の現状と課題」について質問し、教育長 小野浩一が答弁しました。

質問者
佐藤靖 議員
答弁者
教育長 小野浩一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 佐藤靖

子供たちに生きる力を確実に身につけさせる教育や生涯にわたり生き生きと学び続けることができる社会の実現を目指し市民の皆様の期待と信頼に応える教育行政の推進に誠心誠意努めます。これは、平成23年7月19日に開催された名寄市議会第3回定例会の壇上で小野浩一教育長として初めて述べられた就任挨拶の言葉です。この6月末をもって11年間教育都市宣言のまち名寄市の先頭に立ち、教育行政の推進に努められた生活に終止符を打つこととなりますが、就任時に誓われた子供たちに生きる力を確実に身につけさせる教育、生涯にわたり生き生きと学び続けることができる社会の実現、市民の皆様の期待と信頼に応える教育行政の推進の3令和4年6月22日(水曜日)第2回6月定例会・第4号本柱について自らどう評価されているのかお伺いします。教育長就任時、名寄市の小中学校の状況は小学校11校に普通、特学を含め95学級があり、1,480人の児童が学んでいました。一方、中学校は4校に同じく34学級、734人の生徒が在籍していましたが、今年5月1日現在で小学校は7校に普通、特別を含め78学級で、児童数は1,172人、中学校は4校に同じく36学級、生徒数589人の状況にあります。この約10年間で児童数約21%、生徒数でも約20%の減少となっています。この結果、平成25年3月には風連日進小中学校が、さらに28年3月に豊西小学校、東風連小学校、31年3月に風連下多寄小学校が閉校となりました。時代の趨勢ではありますが、まさに激動の11年でもありました。一方、この間平成28年2月の西小学校増築、南小学校校舎及び屋内運動場の改築をはじめ、同年には南小児童クラブ改築、東児童クラブ開設、そして31年には風連中央小学校校舎、屋内運動場改築、さらには耐震構造上課題のあった智恵文小学校、名寄中学校、名寄東中学校にも改築や改修の道筋をつくられましたが、教育環境の変化が児童生徒に与える影響について教育長の見解をお聞かせ願いたいと思います。また、この智恵文小学校の改築によって市内の小学校は全てオープンスペース教育となりますが、今後改築、大規模改修を計画されている中学校においても従来の閉鎖型教室とするのか、オープンスペース教育とするのか、教育長のお考えをお伺いします。小野教育長在任中の2017年、名寄市総合計画(第2次)が策定されました。御案内のとおり、2026年までの10年間を展望した計画であり、まだ実行途上にあります。そこで、特に小中学校教育の充実に関わる5点、質問させていただきますので、小野教育長の本音をお聞かせいただきたいと思います。令和4年6月22日(水曜日)第2回6月定例会・第4号1点目は、教育効果を高めるための計画的な学校施設の整備とありますが、小野教育長が目指した教育効果を高める学校施設についてお伺いします。2点目は、安全、安心な教育環境の整備として危機管理体制の確立、施設内の保全対応を掲げていますが、具体的お考えをお示しいただきたいと思います。3点目は、全国学力・学習状況調査科目について目標値を全科目全国平均以上とし、毎年度上回ることを目標とするとしていますが、達成度合い及び今後の見通し、さらに目標達成や継続に必要不可欠な事項の見解についてもお伺いをします。4点目は、同じく全国体力、運動能力、運動習慣などについても目標値、目標を示されていますが、現状及び課題をどう捉えているのかお伺いします。最後に、5点目に、令和2年度で全校に設置した学校運営協議会について保護者及び地域住民等の学校運営への参加促進とありますが、現状の評価と課題についてお伺いします。小野教育長とは平成25年の第1回定例会代表質問を皮切りに昨年の令和3年第1回定例会代表質問まで都合4回この場で質疑をさせていただきました。また、様々な場で名寄の教育について議論させていただいたことに改めて心より感謝を申し上げます。その中で昨年の代表質問では限られた任期で目指すもの取り上げさせていただき、教育長は学校教育の重点施策としてGIGAスクール構想及び中学生から選ばれる魅力的な新設校の設置、社会教育においては老朽化の著しい児童センター、市立図書館の在り方について議論を進めると答弁されましたが、改めてこれら課題についてのお考えをお伺いします。特に過去において市内中学卒業者185人のうち54%に当たる100人が市外高校に進学している状況下にあって、議論途上ではありますが、多くの現場を経験されるとともに、北海道教育委員会でも活躍された小野教育長が求めている中学生から選ばれる魅力的な新設校とはどういうお考えなのか、これも本音をお聞かせいただきたいと思います。また、いまだに実現していない課題もあります。それは、平成26年第2回定例会一般質問で取り上げ、教育長と質疑を交わした名寄市の文化度を高めるためのEN―RAYホールの活用についてであります。この場からあのすばらしい舞台に市民の皆様が一度は立てる機会を設定すべきと提言させていただき、教育長から前向きな答弁をいただきました。しかし、コロナ禍もあり、残念ながら実現には至っていません。改めてEN―RAYホールを拠点とした名寄市の文化度を高める取組についてのお考えをお伺いします。名寄市は幼児教育から大学教育までの連携の下、学校、家庭、地域が手をつなぎ、豊かな心と知性を育み、生涯にわたり生き生きと学ぶためを基本に教育都市宣言をしていますが、退任を前にした小野教育長が理想とする名寄市の教育と指導及び次代に引き継ぐ課題についてお伺いし、この場からの質問とさせていただきます。

答弁 教育長 小野浩一(教育長は2022年6月まで)

佐藤議員からは大項目1点、教育都市宣言名寄の現状と課題、そして将来像について御質問をいただきました。まずは、小項目1、教育長11年を振り返ってについてお答え申し上げます。私は、平成23年7月に着任以来11年間にわたり名寄市の教育行政に携わらせていただきました。この間学校教育については教育改善プロジェクト委員会を立ち上げ、子供たちの生きる力、すなわち知、徳、体の調和の取れた子供の育成を目指してまいりました。一方、社会教育では市民の皆様が夢と希望を抱き、生きがいのある人生を送ることのできる生涯学習社会の形成を目指して取り組んでまいりました。とりわけ子供たちの生きる力の育成では確かな学力や豊かな心、健やかな体をバランスよく育む教育活動の充実に向け校長や教職員、保護者、地域の皆様の絶大なお力を借りながら取組を進めてまいりました。確かな学力の育成では、児童生徒の発達の段階を考慮した名寄市統一の学習規律を作成いたしました。学習規律を統一することにより落ち着いた学習環境が整い、児童生徒の学習習慣を確立することができました。また、学力向上をさせるためには児童生徒が安心して学べる環境が大切なことから、学年、学級経営が重要と考え、具体的に指導の手だてを記述することができる名寄市統一の学年学級経営案様式を作成し、その活用を図っております。さらに、全国学力・学習状況調査の結果を受け、各学校の分析を基に児童生徒が抱える学力の課題について明らかにし、その課題を解決するための方策を全教職員で共有するとともに、校内研修で授業改善などについて取り組んでもらいました。また、名寄市PTA連合会の協力を得て、学校と家庭とが一体となって家庭学習を充実させる取組を進めていただきました。その結果、全国学力・学習状況調査においては名寄市の平均が全国平均とほぼ同程度となってきております。豊かな心の育成では、道徳教育の充実のため北国博物館や市立天文台と連携し、名寄市にゆかりのある人物の功績を取り上げ、小学校では名寄市出身力士の名寄岩、中学校では木原天文台を建設した故木原秀雄氏を題材にした道徳読み物資料を開発いたしました。そして、本題材を使用した道徳科における授業実践を通して、児童生徒の道徳性の育成に努めてまいりました。また、いじめ根絶に向けての対応では平成26年度に名寄市いじめ防止基本方針を策定し、小中学校によるいじめ防止サミットを開催いたしました。平成29年度から高校にも参加していただき、小中高いじめ防止サミットを開催し、現在に至っております。不登校児童生徒への対応では、学校や教育相談センター、こども未来課などの関係機関の連携の下、組織的、計画的に支援に努めてまいりました。そ令和4年6月22日(水曜日)第2回6月定例会・第4号の際児童生徒理解教育支援シートや子供理解支援ツールほっと及びQ―Uなどの各種データを活用し、一人一人の児童生徒に応じた支援に努めてきたところであります。また、今年度より不登校の解消や未然防止に向けてスクールソーシャルワーカーを任用し、効果的な支援について各校及び関係機関と連携しながら取組を進めております。さらに、今後1人1台端末を活用した不登校児童生徒支援を検討しているところです。健やかな体の育成では、教育改善プロジェクト委員会において学習の見通しを立てる活動を取り入れた体育の授業改善を図る取組、新体力テストの効果的な実施に係る実技研修会の開催、地域の自然や施設を活用して、スキーや歩くスキー、カーリングの授業の実施、地域人材の活用の3点を基に児童生徒の体力向上に向けた取組をスタートさせました。その後、児童生徒の体力向上に係るNスポーツコミッションと連携した取組や各学校において休み時間や体育の時間を活用した運動しやすい環境づくり、体力手帳を基に縄跳びや持久走などの1校1実践の取組などを進めてまいりました。その結果、体力合計点が全国平均同程度以上の成果を上げることができました。特別支援教育では、議員も御承知のとおり、名寄市において文部科学省の委託事業である特別支援教育体制推進事業の推進地域として北海道教育委員会から指定を受け、管内では最も早く特別支援連携協議会を立ち上げ、全道的にも先導的な役割を果たしてきました。また、平成29年度には文部科学省の教育支援体制整備事業、切れ目のない支援体制整備充実事業の指定を受け、特別な支援を必要とする子供への就学前から学齢期、社会参加までの切れ目のない支援体制を整備するため、名寄版個別の支援計画「すくらむ」の改善を図りました。そして、その「すくらむ」を名寄市の未就学児から児童生徒全員、約2,500人に配付し、必要に応じて活用を図ってきたところであります。さらに、特別支援教育に関する教師の専門令和4年6月22日(水曜日)第2回6月定例会・第4号性の向上を図るため、名寄市立大学コミュニティケア教育研究センターによる特別支援教育コーディネーターの研修の充実や名寄市立大学免許法認定公開講座の活用による特別支援学校教諭免許状の取得率の向上を目指し取り組み、一定の成果を上げることができました。次に、生涯にわたり生き生きと学び続けることのできる社会の実現についてであります。市民一人一人が自分に合う方法によって自発的に学習を行うことにより自分自身が豊かになる。その個人個人が集まり、社会を還元することによって社会が豊かになっていくこと、これが生涯学習型社会と呼ばれております。その生涯学習社会の実現のためこれまで名寄市総合計画を基本に第1次及び第2次の名寄市社会教育中期計画、平成30年度からは単年度の名寄市社会教育推進計画に基づき学びの場である社会教育施設を拠点に市民がいつでもどこでも学習することのできる生涯学習環境の整備、改善を行い、市民が学習する機会の充実に取り組んでまいりました。また、市民が学びたいときに学び、効率的な学習活動を実践していくために情報提供や相談体制の整備を行い、その時々の市民の学習ニーズに合った学習機会の提供を行ってまいりました。例を挙げますと、公民館活動における市民講座や公民館講座、高齢者大学、学級、家庭教育支援講座の実施や市立図書館の利用促進と読書活動の推進、市立天文台における観望会や天文イベントを通じた天文普及活動や情報の発信を行ってまいりました。コロナ禍により学習拠点である社会教育施設の利用が制限され、生涯学習活動を停止せざるを得なくなったことは大変残念でありました。しかし、コロナ禍においても学びを止めないための取組をそれぞれの社会教育施設が行っております。今後も全ての市民一人一人の学びたい気持ちに寄り添い、生涯にわたり学び続けることができる環境整備に不断の努力を行うことが大切と考えているところであります。教育委員会といたしましては、この2つの柱の取組を通して市民の皆様の期待と信頼に応える教育行政の推進を図ることができたものと考えております。次に、小項目2、教育環境についてお答えいたします。統廃合は児童生徒にとってこれまでなれ親しみ、愛着のある学びやを離れることに対し不安や寂しさを感じさせるものと思います。ただ、同時に地域への愛着や誇りなどを育てることにもつながると思います。一方、新しい学校に行くという教育環境の変化については新しい友達との出会いもあり、これからの未来を考え、進んでいこうという意欲も生まれる機会になっていると思われます。そして、多くの仲間との出会いにより、多様な考え方に触れ、学び合いの機会や切磋琢磨する機会、地域の人々と交流する場面も増えることによりコミュニケーション能力や自立心が高まり、自己の人間性、社会性を育むことができるものと考えております。新しい学校へ行くという教育環境の変化は、子供たちにとって最初は不安や戸惑いを感じることと思われます。しかし、学校では子供たちの心的負担を軽減するために全力でサポートしております。子供自身の適用力に差はありますが、日にちがたつにつれ環境に慣れ、たくましく育っていくものと思います。次に、従来型の教室とするか、オープンスペース型の教室とするかについてでありますが、オープンスペース型の教室については1984年頃、当時の文部省が多目的スペース補助制度を発足させ、全国的に教室の壁を取り除き、従来の廊下ではなく、多目的スペースを備えた形の学校が広がりました。オープンスペースとは、学習集団における多様な活動に対応できる共有の空間のことで、多目的スペースのことを指しております。このオープンスペースを備えた教室のメリットとして、学年全体が把握しやすいこと、それからクラスの境界線がなくなり、学年の一体感を感じ、他クラスと交流しやすいこと、教室内外にスペース的なゆとりがあり、様々な形態の授業に変更しやすいこと、習熟度別指導を実施しやすいことなどが挙げられます。逆にデメリットとして気が散る、授業に集中できない、音を出す活動が他のクラスに気を遣う必要があること、広い空間、騒音が気になったり、不安になる児童生徒もいること、視覚的情報が入り過ぎること、感染症が拡大しやすいことなどが挙げられます。このようにメリット、デメリットもあり、一概にどちらのスタイルがよいとは言えません。特に中学校では学習に集中させたい場面が多く、オープンスペース型の教室よりは従来型の教室のほうがよいときもあると考えます。しかし、学級間の生徒同士が意見を交流したり、総合的な学習の時間などで調べ学習やまとめる活動などを実施したい場合には、オープンスペース型の教室がよいとも考えられます。現在教室とオープンスペースとの間に可動式のパネルなどの仕切りを設置するなどして、従来型の教室とオープンスペース型の教室の両方の機能を有効に生かした教室も見受けられます。いずれにしても、今後改修、改築の際には学校側とのヒアリングを通して児童生徒にとって安心できる教室空間づくりに努めてまいりたいと考えております。次に、小項目3、途上にある名寄市総合計画(第2次)についてお答えいたします。まず、1点目の教育効果を高めるための計画的な学校施設の整備についてでありますが、学校施設は子供たちにとって一日の大半を過ごす学習と生活の場であり、教育効果を高めるための重要な教育施設であります。これからの時代に求められる生きる力を育てる教育の推進にふさわしい充実した教育活動を行うためには、多様な学習内容、学習形態に対応できる柔軟性を確保した施設の整備が求められています。また、信頼される学校づくりの推進にふさわしい充実した教育活動を行うためには、安全性と防災性を備えた高機能かつ多機能な施設環境を整え、防犯や衛生面に配慮した快適で安全、安心な施設でなければなりません。さらに、学校施設は地域住民にとって身近で生涯にわたる学習、令和4年6月22日(水曜日)第2回6月定例会・第4号文化、スポーツなどの活動の場として活用される地域コミュニティーの拠点でもあるとともに、災害時には指定緊急避難所として利用される重要な役割を果たすなど、これまで以上に地域や学校関係者との協力の下で計画、設計を進めていく必要があると考えております。これまでの取組としては、名寄東小学校ではコミュニティセンターが地域住民により設置、運営され、学校施設を活用したコミュニティカレッジの開設やラベンダーの植栽による環境美化、スノーランタン作りによる雪や冬に親しむ活動などの地域活動が取り組まれています。名寄南小学校の学校施設には南児童クラブが設置されており、放課後には体育館が利用されています。校舎内には各階にワークスペースが設置され、係活動などの教育活動に活用されております。また、風連中央小学校では、平成30年度の改築により図書室に地域の人々が活用できる図書館機能を持たせて、一般開放をしております。新しい図書室では、児童と地域住民が同じ空間で読書活動に取り組んでおります。今後も教育効果を高めるための学校施設整備の在り方についてさらに検討していく必要があると思います。2点目の安全、安心な教育環境の整備に係る危機管理体制の確立、施設内の保全対応についてお答えいたします。学校は子供たちが集い、互いの触れ合いにより人格の形成がなされる場であり、子供たちが生き生きと活動し、安全に学べるようにするためには子供たちの安全の確保が保障されることが不可欠であります。このため、学校では学校教育活動全体を通じ自らの安全を確保することのできる基礎的な資質、能力を継続的に育成しております。また、学校安全は自他の生命尊重を基盤として自ら安全に行動し、他の人や社会に貢献できる資質、能力を育成するとともに、積極的に安全な環境づくりができるようにすることを狙いとしていることから、各学校では児童生徒の実態を踏まえ生活安全、交通安全、災害安全の3つの観点から具体的な活動を推進しております。1令和4年6月22日(水曜日)第2回6月定例会・第4号つ目は不審者防犯訓練や登下校時の見守りなどの防犯対策、交通安全指導や安全マップを用いた通学路の安全確保、避難場所、避難経路の設定と点検、確保及び避難訓練の実施、2つ目は学校においては日々の施設設備、器具、用具等の安全点検を行うとともに、教職員の危機管理意識を高め、組織体制の機能強化や危機管理マニュアルなどの充実、3つ目は教室や職員など校舎内外の日常的な美化、整理整頓を行い、安全で潤いのある教育環境の整備などに努めているところであります。次に、3点目、全国学力・学習状況調査の達成度合い及び今後の見通しについてお答えいたします。学力向上の取組については平成24年度から本格的な対応を進め、全国学力・学習状況調査結果から見られる本市の児童生徒の学力における課題を分析し、その対策を講じております。本市の小中学校とも平成26年度から平成30年度にかけては全国平均と同程度の水準になりました。また、令和元年度から令和3年度まで小学校においては全国平均と同水準で推移してきております。しかし、中学校においては新型コロナウイルス感染症拡大以前は全国平均と同程度でありましたが、感染症拡大の影響もあり、小中学校間の教職員同士の授業交流ができず、また授業においては体験活動や生徒同士の意見や考えを交流する活動の制限等もあり、この数年は全国平均より若干下回る傾向にあります。このようなことから、教育改善プロジェクト委員会において学力向上の在り方、改善策を検討してまいりました。現在各中学校では教育改善プロジェクト委員会の検討内容を受け、休み時間や放課後を活用した学び直しの時間の設定、各学校間の教職員による授業参観と指導方法の交流、家庭と連携した家庭学習の取組などを行っております。学力向上については、小中学校問わず校内研修の充実や学年、学級経営が重要であります。校内研修では、学力の向上を視点とした研究主題を設定することや学年、学級経営では教室内における児童生徒相互、児童生徒と教職員のよりよい関係づくりをすることにより安心して学べる環境づくりを行うことなどを重視した学校経営を充実させることが大切と考えております。4点目、全国体力・運動能力調査の現状と課題についてであります。体力向上に関する取組については、平成25年度より本格的な対応を進め、全国体力・運動能力調査、運動習慣等調査の結果から見られる本市の児童生徒の体力における課題を分析し、その対策を講じてまいりました。本市の小中学校とも平成27年度から令和元年度にかけては体力合計点が全国平均と同程度の水準になりました。令和2年度は全国体力・運動能力調査はコロナの影響を受けて実施されませんでしたが、令和3年度の本調査においては小学校男女、中学校男子、体力合計点で全国を上回る成果が見られました。一方、中学女子については体力合計点で全国を超えることはできませんでした。このようなことから、現在名寄市教育改善プロジェクト委員会や教育研究所体育班においてその原因の分析と対策について検討しております。また、全国体力・運動能力調査における本市の小学生、中学生の共通課題は、全国平均に比べて走力にあると捉えております。この走力を高めるため体育の授業や日常生活において児童生徒の体力の状況や発達の段階に応じた運動を選んだり、組み合わされたりすることが大切と考えております。今後も体力向上に向けた取組を各学校の創意工夫の下、これまでの取組を発展させながら継続してまいります。5点目、学校運営協議会の現状と課題についてでありますが、平成29年4月施行の地方教育行政の組織及び運営に関する法律では学校運営協議会の設置や学校運営に必要な支援について協議することが規定されました。本市では、この法律に基づき令和元年度中に全ての学校に学校運営協議会を設置し、全ての学校がコミュニティ・スクールとなりました。コミュニティ・スクールとは、保護者や地域の方々、学識経験者などの委員から成る学校運営協議会を設置した学校のことであります。学校運営協議会の主な機能としては、必須機能として学校運営の基本方針を承認すること、学校運営に必要な支援について協議すること、任意機能としては学校運営について意見を述べること、教職員の任用に意見を述べることができます。それぞれの学校運営協議会では、学校経営計画の承認や学校評価などの取組を行っておりますが、これらの取組が本格的に始まった令和2年4月以降はコロナ禍により運営協議会委員はなかなか学校に足を運ぶことができなくなり、会議も一部書面で行われたこともありました。このようなことから、保護者や地域の方々の学校運営の参画は図られておりますが、まだまだ道半ばと言えます。次に、小項目4、耐震構造上に加え、老朽化の激しい社会教育施設についてお答えいたします。まず、学校教育の重点施策としてGIGAスクール構想についてでありますが、議員も御承知のように、GIGAスクール構想とは義務教育を受ける児童生徒のために1人1台の学習用タブレットと高速ネットワーク環境を一体的に整備する計画のことをいいます。この計画がつくられた背景には、OECD、経済協力開発機構の平成30年の生徒の学習到達度調査では日本は学校での授業や宿題にICTを利用する時間が加盟国中最下位であったということであります。こうした事態を重く見て、国は令和の時代における学校のスタンダードとして日本の150年に及ぶ教育実践の蓄積の上に最先端のICT教育を取り入れ、これまでの実践とICTとを組み合わせていくことによりこれからの学校教育を変えることを念頭にGIGAスクール構想の実現に向けた方針を示しました。この方針を受け、本市では現在1人1台端末が児童生徒全員に配付され、学校教育活動全体で使用されております。学校のICT教育環境については、校舎内どこからでも無線によるインターネットが接続できるようになりました。これにより児童生徒がどこにいてもインターネットで検索し、令和4年6月22日(水曜日)第2回6月定例会・第4号調べ学習を進めることができるようになっております。また、全ての端末に学習支援プログラムロイロノートという教材を取り入れ、授業の中で児童生徒同士の意見や考えを端末の画面上で交流したり、発信したりしております。今後の課題として、新規転入職員に対するICT研修、タブレット端末の活用を図る教職員研修会の充実やタブレット端末を使用し続けると故障等もあることから、ICT機器の更新整備を図っていくことなどが挙げられます。次に、老朽化の激しい社会教育施設についてでありますが、本市は令和4年3月に名寄市公共施設等再配置計画を策定し、図書館をはじめとする各施設の再配置について市民議論を重ね、令和8年度までに具体的な整備の方向性を検討していくこととしております。児童センターについては、昭和42年の竣工から55年が経過しようとしており、図書館についても昭和45年の竣工から52年が経過しようとしております。教育委員会といたしましては、いずれの施設も老朽化が著しく、施設設備の優先度は高いものと認識しており、できるだけ早期に施設が整備されるよう努めてまいりたいと考えております。次に、小項目5、市内外から入学生が希望される魅力ある高校像とはについてお答えいたします。名寄高校と名寄産業高校の再編統合によりできる新設校については、学校と地域住民が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となるコミュニティ・スクールの設置が必要と考えております。コミュニティ・スクールは、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくことができます。また、学校運営や学校の課題に対して広く保護者や地域住民の皆さんが参画できる仕組みであります。当事者として子供の教育に対する課題や目標を共有することで学校を支援する取組が充実するとともに、関わる全ての人に様々な魅力が広がっていきます。高等学校は義務教育諸学校とは異なり、生令和4年6月22日(水曜日)第2回6月定例会・第4号徒の選択により入学する学校種であるため、通学区域が広範囲にわたることに留意する必要があります。しかしながら、広く地域や社会の参画、協力を促進することは学校運営の改善につながり、キャリア教育の推進や学校の魅力化に資するものであり、学校運営協議会の設置は非常に有効なものと考えております。名寄市内の小中学校には7つのコミュニティ・スクールがあり、ここに高等学校のコミュニティ・スクールが加わることにより小中高とまさに地域一体となって特色ある学校づくりが実現することができれば、新設校がコミュニティ・スクールのよさを十分発揮して、保護者、地域にとっては頼りがいのある、また子供たちにとっては学びがいのある魅力的な学校となると考えております。また、高等学校生徒資格取得費補助事業や高等学校学習教材支援事業などの生徒や保護者に直接援助する事業も魅力の一つと考えております。さらに、再統合する新設校においては普通科4学級、情報技術科1学級の合計5学級とするとともに、両学科へ単位制を導入することとされております。単位制導入は生徒の多様な興味、関心や進路指導等に応じた主体的な学習が可能となることと考えられるため、現在の多様化している中学生の進路選択においても魅力ある有意義なものになると考えております。次に、小項目6、名寄市の文化度についてお答えします。EN―RAYホールは、平成27年5月の開館からこの7年間714件に上る事業により延べ14万人に近い方々に御来場いただいており、その稼働率についてはコロナ禍の令和2年度には4割台まで減少したものの、令和3年度には7割台まで回復しております。EN―RAYホールでは名寄市教育委員会や名寄舞台芸術実行委員会の主催事業のほか、著名なアーティストを含めた貸し館事業など幅広く多彩な公演が開催されております。また、EN―RAYホールの開設により市民会館を使用していた頃にはほとんど見られなかった市民実行委員会形式による事業がコロナ前までは年間10件程度行われており、市民が文化、芸術の振興に主体的に関わる機会が増えていると感じております。EN―RAYホールを活用した事業においても市民会館を利用していた頃は年間20件程度でありましたけれども、EN―RAYホール開設後コロナ前までは年間70件程度の事業が行われており、多くの市民が質の高い舞台芸術に触れる機会がつくられているものと考えております。また、市民文化祭をはじめ各種発表会や宴会、演劇など市民が舞台に立つ機会も設けているほか、コロナ禍前には幾つかの公演でワークショップを開催いたしました。さらには、ホールに直接足を運ぶことが困難な介護福祉施設を訪問し、アウトリーチ事業についても実施してきているところであります。今年の3月には小学3年生から6年生までを対象にEN―RAYホールの裏側をちょこっと体験できるツアーを開催し、音響、照明、スポットライト、舞台監督といったホール業務を演劇の実演とともに体験する事業を実施いたしました。参加した小学生は、本番さながらの舞台芸術を体験したところであります。このようにコロナ禍で若干の足踏みはありますが、EN―RAYホールを核とした様々な取組や市民活動の活性化により本市の文化度の向上に大きな成果が出ているものと考えております。文化度については、それぞれ人により捉え方が様々なことから、今後は文化度を捉える視点を共有化して、市民の皆さんに評価していただけるような形式を取り入れて、文化度を捉えていきたいと考えております。次に、小項目7でありますが、教育長が理想とする教育宣言都市とはであります。名寄市に昭和35年に開校された名寄女子短期大学の存在がこの宣言が出された根底にあるのではないかと考えております。また、聞くところによりますと、この教育都市宣言の制定に当たっては佐藤議員が直接携わったと伺っておりますが、改めて敬意を表する次第でございます。議員御指摘のように、平成19年に告示された教育都市宣言は地域、幼保、小中高大がそれぞれ連携し合いながら市民の皆さんが生涯にわたって生き生き学ぶための教育体制づくりを目指しましょうと呼びかけていると思います。すなわち、名寄市のこの教育都市宣言は教育行政を推進するための重要な理念の一つであると捉えております。今後も教育都市宣言の具現化に向け教育都市宣言の理念を常に念頭に置いて教育行政の推進に努めていくことが大切と考えております。また、次代に引き継ぐ課題についてでありますが、その一つはコミュニティ・スクール制度の効果的な運用であります。また、もう一つは本市の特別支援教育の上川北部地区の拠点としての体制強化についてであります。この2つが当面次代に引き継ぎたい私の大きな課題であると考えているところでございます。

再質問 11番 佐藤靖

教育長の熱い思いをじっくり聞かせていただきました。大分再質問の時間がなくなりましたけれども、まさに教育長の11年の教育長としての集大成の言葉をいただいたというふうに思っておりますけれども、これからの再質問については今さら申し上げるまでもなく、やっぱり一般行政と教育行政は独立組織でありますので、物によっては既に教育委員会の所管を離れているものもあるかと思いますけれども、あるときには教育長、小野浩一さんとして、あるときには小野浩一さん個人として御答弁をいただきたいと思います。1つは、これから改築あるいは改修に入る中学校のオープンスペースのことでありますけれども、言っているメリット、デメリット、教育長がおっしゃるメリット、デメリットは分かるのですが、結果的には生徒が安心できる教室というのはではどっちなのという。我々は今年総務文教常任委員会では広島県立の叡智学園というのを、現場は見ることはできませんでしたけれども、県教委のほ令和4年6月22日(水曜日)第2回6月定例会・第4号うから状況を教えていただいて、やっぱり施設、あるいは地域、あるいは熱意、理想、これが子供たちを育てるのだなというふうな、非常に肌として感じてまいりました。できればいずれ現地行って、子供たちの声も聴いてみたいと思いますけれども、学校の映像や何かを見ると、やっぱり一定オープンスペースという感じであったというふうに記憶しておりますので、本当は小野浩一さんはどっちがいいというふうに認識されているのかお答えいただきたいと。

答弁 教育長 小野浩一(教育長は2022年6月まで)

私の正直なところなのですが、先ほど答弁でもお話ししたように、保護者や子供たちの考え方によるのでないかなと思うのです。地域にもよると思いますので、だからもともとある効果を狙ってオープンスペースになってきたと思うのですけれども、でも今の時代は保護者や子供たちの多様な考え方が出てきておりますので、先ほど結論的に申し上げましたように、やはり協議すべきだと。学校を使う保護者、それから子供たちの状況をしっかりと踏まえて対応していくということが非常に大事なことだと思っております。以上です。

再質問 11番 佐藤靖

新設校の話もそうでありますけれども、私も主体は子供たちというか、やっぱり児童であったり、生徒であったり、本当に例えば中学校の改築に当たっては、では子供たちの声をしっかり聴いて学校施設を考えていくべきと教育長は思っていらっしゃるのか。あるいは、本当に中学生から選ばれる魅力的な新設校というのは、中学生は地域とか学校とか、そこが連携を求めているのか。もっと、私は中学生というのは、うちらの子供もそうでありますけれども、中学時代というのはそんなに自分の専攻を決めるということ、思考がそこまでいかない。できれば、今名寄高校行けばそうでありますけれども、理系、文令和4年6月22日(水曜日)第2回6月定例会・第4号系に分かれるのでしょうけれども、ではそこで一つ理系なのか文系なのかという選択は出てくるけれども、結局普通科志向、そこで自分の親としては手に職をつけてほしい、この時代だからそう思っても、子供はやっぱりそこに選べる状況にはないときに中学生が選ばれる新設校というのはどう考えるべきなのかというのは私は大きな柱だと思います。今の議論の中で本当に中学生が選ぶ新設校になっていくのか、あるいは地域と学校の連携を中学生が知るのは多分何年か先ということになると思いますが、そのときに名寄高校の間口が維持できるのか、あるいは名寄から出ていく子供たちの流出を止めることができるのか、教育長、その辺はどういうふうにお考えになっていますか。

答弁 教育長 小野浩一(教育長は2022年6月まで)

中学生に選ばれる学校という視点に立って私は考えて、先ほどの魅力ある学校に関わって3点ほど、必要なのはコミュニティ・スクールだと。それから、もう一点は支援事業ですか、支援事業、あるいは単位制の問題だとかと話しましたけれども、私はもうちょっとシンプルに子供たちの考えを捉えますと、自分の思いや願い、これを実現することができる、そういう学校だと思うのです。それが中学生に選ばれる学校像でないかなと率直に思っております。ただ、議員も今お話ありましたように、中学生の段階で、それで自分で自分のなりたい将来や職業のことを考えて高校を選択できる中学生がどれだけいるかということなのです。私は、このことについては中学生自身には非常に難しい課題でないかなと思います。小学校から、高学年から進路指導というのが学校でありまして、自らの将来を考え、生き方を考えて、自分で主体的に進路を考えて、進学先を決定すると、それ目標になっているのです。小学校から中学校にかけて、そして高校に入っていくと、そういう流れになっているのですけれども、率直な話、考えてみると、実際に進路を子供たちが考えるとき例えば親の経済的なことを考えたり、それから自分で決められないという現実を踏まえて、どちらかというと普通科へ進学、今のところしておこうとか、そういう判断がほとんどの子供たちの現実ではないかなと思います。したがって、地域の学校というのでしょうか、例えばうちでいえば産業高校であるとか名寄高校についてなのですが、地域の学校というのはあくまでもやっぱり今現実にいる子供たちと保護者の実態をしっかり踏まえて、その願いに応えていかなければいけないのでないかと思います。そこで初めてやっぱり子供の思いや願いが実現できる学校になっていけるのでないかと。そのためにやっぱり地域の学校というのは全力を尽くしていかなければならないのでないかと私は常日頃、ざっくばらんにお話ししますと、そういう考えでおります。

再質問 11番 佐藤靖

私もコミュニティ・スクールは考え方間違っていないと思う。先ほど申し上げた広島の叡智学園もそうでありますけれども、地域としっかり連携をして学校づくりをしているというのが県教委の担当者からは自慢の声でありましたので、方向性は間違っていないと思いますけれども、私も中学生の思いを持ってぜひここのところは検討、特進コースもいいでしょうけれども、では本当にそこに行っていい大学行けるのかというと、進学塾とやっぱりちょっと違ってくるわけですから、それは成果が出ないとなかなかそこに行かないということもありますでしょうし、そこ少し議論を教育長の言葉として残していっていただきたいというふうに思いますし、もう一点、これは既に教育委員会から所管を外れていますけれども、私毎日というか、最近はちょっとサボりぎみですけれども、ウオーキングのとき豊西小学校の前通るのです。豊西小学校を通って右と左、東と西を見たときに、東側は浅江島公園があって、EN―RAYがあって、非常に整備されているけれども、豊西小学校のほうは最近草刈りをきちっとしましたけれども、ごみは投げてあるわ、草は伸びているわ、学校はロープでくるんであるわ、あの状況が本当に子供たちにとっていい環境になるのか。新しい教育長、あそこに2年いらっしゃったみたいですけれども、閉鎖した学校をいつまでもあの状況で置いておくのが本当にいいというふうにお考えになっている、これは教育長の個人的な意見として1つと。もう一つは、地域の声もあって、南小学校は校歌で歌われているシラカバを全部切りましたし、80周年で一旦いろんな木々も全部切りましたけれども、豊西小学校の南側の庭の、庭というのですか、ところにやっぱり非常にきれいな桜が毎年咲くという。あれももしそういうときにやっぱり切るというのは私も環境的にはどうなのかというふうに思いますけれども、子供たちのそういう教育環境というのについては教育長、どういう見解をお持ちですか。

答弁 教育長 小野浩一(教育長は2022年6月まで)

議員御指摘のように、やっぱり望ましい環境ではないと、そんなふうに私も考えております。先ほど議員のほうからお話ありましたけれども、私が来てから日進小中学校と、それと風連東、それから豊西、そして下多寄と4校それぞれ閉校になりましたけれども、それぞれの、豊西小学校以外の3校については大体いろんな形で使用されていると。地域の方に学校が使用されている状況なのです。ただ、豊西小学校は違うのです、豊西小学校だけ。ただ、豊西小学校も私しょっちゅう朝のランニング、通るのですけれども、あそこに開校記念樹の何か石碑みたいなのがあって、イチイ、イチョウの木ですか、でありますとか、今最後に閉校記念碑なんかも置いてありますので、多くの卒業生が出てきた地域でありますので、やっぱりその辺はきちっと整備して後世に残す必要があるのでないだろうかと、そんなふうに私としては感じているところでございます。やっぱり卒業生があそこの学校が建っていたところに来て、みんな思い出を語り合うという令和4年6月22日(水曜日)第2回6月定例会・第4号ことも非常に大切なことであると考えております。

再質問 11番 佐藤靖

時間もなく、本当教育長と積み残しは名寄市の文化度のお話、あるいは本当の意味の教育都市宣言、今回通告書で私教育宣言都市というふうに書いて、誰か指摘するかなと思ったら誰もされなかったのですけれども、私は教育都市宣言と教育宣言都市は違うというふうに思っているので、教育都市宣言というのはまさに施設だとかいろんなことを含めて、あるいは小学校から、幼稚園から大学までを備えている施設関係を含めて教育都市宣言というふうに。教育宣言都市となると、やはり一人一人がしっかりやっぱり学ぶ意欲、あるいはいろんな意味での文化度を含めて名寄は高いのだということを強調するのが私は教育宣言だと。だから、教育宣言をする都市なのだという意味でこういうふうに書いてある。ここのところはもうちょっと議論したかったなというのがありますし、そういう意味ではこれを含めて、ただ教育宣言都市というのは言うはやすし行うは難しで、簡単に言葉では言うけれども、そんなに、非常に難しいものであるし、ここがうまくいけば私は名寄の子供たちは名寄の地元の小学校で学び、中学校で学び、地元の高校で学び、地元の市立大学へ進むというルートが確立されれば、本当の教育宣言都市になるというふうに思って、そのための中間点である新設校というのは一つ大きなステップ台になるし、そこの、当然教育長の11年の中で連携は図られてきたというふうに思いますけれども、より強固にすれば、私のところもそうですが、親としてはやっぱり地元の高校へ行ってもらって、地元の大学行ったら、相当仕送りは助かるというところがありますので、できればそういう子が本当に増えてくれることを願う取組をしていってほしいと、そういう願いを込めて、教育長はそういう私の思いも含めてこれから次代にどういうふうな教育都市名寄になってほしいというふうに思っているのか最後にお聞きを令和4年6月22日(水曜日)第2回6月定例会・第4号しておきたいと。

答弁 教育長 小野浩一(教育長は2022年6月まで)

ちょっと私と佐藤議員の受け止めがちょっと違うのです。私は教育都市宣言というのは幼保から、それから大学まで連携し合って、そして市民のために、市民の、先ほどお話ししておりましたけれども、市民が生き生きと学ぶためにですか、存在しているのだという考え方でありますので、教育都市宣言というのは我々教育行政を進める者が具現化していかなければならない理念なのです。そういう捉え方しております。だから、一人の人間が幼稚園から大学まで行って、そしてここで暮らすのだという、そういう意味ではないのです。そんなことを御理解いただければと思います。

再質問 11番 佐藤靖

理念が違うわけではなくて、物の進め方が多分教育長と見解の不一致になっている。結論は同じだと思うのです。いずれにしても、教育長にはこの11年いろいろ教育行政のトップで教えてもいただきましたし、名寄市の教育発展のために御尽力いただいたことには心から感謝を申し上げたいと思います。私歴代の人で本当に一般質問で御礼を申し上げるのは多分中尾副市長、佐々木副市長に次いで小野教育長が3人目だと思います。本当に、今19年議員やっていますけれども、いろいろ教えていただいたのは教育長に教えていただきましたし、プライベートでもいろんな話をさせていただきましたけれども、これからもぜひ名寄を見捨てることなく、しっかりと名寄の行く末を見詰めていただければと思います。ありがとうございました。

出典:名寄市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月22日 議事録 PDF(168ページ) 間違いを知らせる