みんなの議会

名寄市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月7日

(1)人口減少が顕著な地区のコミュニティ維持対策について/(2)農業の振興について

2022年3月7日、名寄市議会の一般質問で、佐久間誠議員が「人口減少が顕著な地区のコミュニティ維持対策について」「農業の振興について」について質問し、総合政策部長 石橋毅、経済部長 臼田進が答弁しました。

質問者
佐久間誠 議員
答弁者
総合政策部長 石橋毅、経済部長 臼田進

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 佐久間誠

議長から御指名いただきましたので、通告順に従い、大項目2点について質問いたします。まず、大項目の1、人口減少が顕著な地区のコミュニティー維持対策についてお伺いいたします。小項目の1、安全、安心な通信網や無線基地局装置の整備について伺います。携帯通信網の整備に関して、本市の郊外地区にはいまだ電波が弱い地区があります。改善には新たな無線基地局装置の整備、小型化した鉄塔などの整備が必要になってきます。郊外の農村地区の中では近年の労働力不足を補うICTを活用したスマート農業が進んでおりますが、これらには欠かせない一定の強さの電波の必要性が指摘されております。郊外の山間部で電波の入りが弱いところに居住されている地区の方からは、通信はもとより、農畜産業での利用がひとしく図れるよう電波受信の改善ができないものかとの声が寄せられております。民間事業者の供給に期待できないことから、行政の支援による無線基地局装置整備の考え方についてお伺いいたします。次に、小項目(1)の①でありますが、郊外地区における公衆電話の設置状況について伺います。公衆電話は、非常時には携帯電話よりもつながりやすいこともあり、重要な連絡手段としての役割を果たしております。公衆電話は、全ての国民に対して公平な利用環境を提供するユニバーサルサービスに位置づけられており、市街地で500メートルに1台、それ以外の地区では1キロ四方に1台置くことが現段階の省令によって定められているわけですが、名寄市の郊外地区における公衆電話の設置状況についてどの程度設置されているか、把握されていることなどについてお伺いいたします。次に、2つ目でありますが、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づく手だてについて伺います。令和3年法律第19号として改正された過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づいて本市においても市町村計画が策定されているわけですが、集落の整備などの事業に山間部特有の電波障害などの改善策を盛り込んでいく必要があるのではないかと考えますが、行政としての見解を伺います。小項目(2)、コミュニティーの人口減少対策について伺います。人口減少の著しい町内会の維持と費用負担などへの支援について市町村計画、集落整備の事業ではコミュニティー施設への支援も考えられ、計画されていると思いますが、どのような内容を考えられているかお知らせいただきたいと思います。また、過疎の進む集落では、人口減少に伴い町内会組織を維持するための費用負担も大きくなっております。市街地にない多面的機能の維持、さらには景観維持に努力されており、これらの観点から行政としての手だてについてお伺いいたします。大項目2、農業の振興について、小項目(1)、水田活用の直接支払交付金要件の見直しによる影響について伺います。農林水産省が新年度より米から他の作物に転作した農地に対して支払われる水田活用の直接支払交付金の条件を見直すとの方針を示していることに対し、農業者に不安の声が広がっております。とりわけ国による減反政策に協力してきた北海道にとって大きな影響をもたらすことになり、最悪の場合農業者の離農に拍車をかけることにならないか懸念するものであります。令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号小項目(1)の①、本市における交付対象水田面積と直接支払交付金要件が見直された場合の影響額についてどの程度の金額になると考えられているか伺います。2つ目に、農地の評価額下落と流動化への影響について。これまで交付金をもらい、稲作をやめて牧草などに切り替えた農地では、長年の牧草の作付で形状も変わり、畑地化して米作りに戻すのは容易でないところも見受けられます。稲作もできない、転作も補助金頼りだったものがなくなることによって作れなくなると農地が荒れ、売り物にならなくなる事態が想定されます。農地の資産価値が下がり、土地を担保に借入金で運営していた農家は営農が難しくなっていくのではないか、そうした指摘もあり、農業の衰退につながることが懸念されております。この辺りをどのように分析されているかお伺いいたします。小項目(1)の3点目ですが、税制への影響について伺います。本市にこれまで見込まれていた税収にどんな影響があるか、税収がどの程度減ると考えられるかお伺いいたします。大項目2の小項目(2)、本市としての取組について伺います。小項目(2)の1つ目として、地元JAと連携した国に対する要望活動の考え方について。北海道は、地域農業再生協議会にアンケートを取り、国への要望を取りまとめるなど準備を進めているとの報道もされているところでありますが、本市としても関係機関、団体などと連携しての働きかけなど、現在まで検討され、行動されていることなどについてお伺いいたします。小項目(2)の②、米の消費拡大と激変緩和措置の働きかけについて伺います。コロナ禍による外食産業等の低迷による米のだぶつきなども背景にあることから、基幹産業が農業である本市として改めて米の消費拡大のキャンペーン運動などを北海道やJAなどと連携して取り組んでいってはどうか。あるいは、本市独自の取組もできればやってみてはどうかと考えます。また、生産者を直令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号接下支えするために本市として可能な支援はやっていくべきではないかと思いますから、この辺りについてもお考えをお聞かせください。さらに、今後5年に一度も水稲を作付しない場合は除外をするという新たに示された条件についても生産者への激変緩和措置を設けることなど国に働きかけを強めるべきと考えますが、本市としての見解をお尋ねいたします。以上、壇上からの質問といたします。

答弁 総合政策部長 石橋毅

佐久間議員からは、大項目で2点にわたり御質問いただきました。大項目1については私から、大項目2については経済部長からの答弁となりますので、よろしくお願いいたします。大項目1、人口減少が顕著な地区のコミュニティー維持対策について、小項目1、安全、安心な通信網や無線基地局装置の整備について申し上げます。携帯電話については、通話機能をはじめ電子メールやインターネット、さらには災害時などの緊急時における通信手段としても利用されるなど今や日常生活になくてはならないツールとして広く普及しています。総務省の公表では、令和2年度末における携帯電話サービスエリアの居住人口カバー率は99.99%となっており、国内の居住エリアの大部分で携帯電話が利用できる状況にあります。しかしながら、地理的条件や事業採算性の問題により利用できない居住エリアが依然として存在しており、地域間格差の解消が急務となっているところです。本市におきましては、郊外地域の一部において携帯電話の不感地域がある状況であり、市では毎年携帯電話事業者に対して不感解消について要望していたところ、地域において携帯電話事業者により衛星回線を利用したアンテナが設置され、昨年3月から供用開始となり、不感地域の解消につながったところです。また、本年3月までに携帯電話基地局の設置に必要不可欠な光ファイバーが郊外地域にも敷設されることとなりました。このことは、不感地域の解消に向けて大きな一歩となったものと認識しているところです。国においては今後の本格的なIoT時代の到来を見据えて5G基地局の整備促進の方針を示しており、2019年4月に一部携帯電話事業者から提出された2023年度末までにエリア外人口を解消する旨を盛り込んだ第5世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画を認定しました。これにより現在携帯電話事業者により基地局整備が進められており、エリア外人口の解消に一定のめどが立ったとの認識が示されているところです。なお、行政として基地局整備を行う場合においては、国の補助事業である携帯電話等エリア整備事業の活用が見込まれますが、イニシャルコストのみに対する補助となっており、整備する基地局の規模にもよりますが、多くのランニングコストが自治体の負担となり、本市の財政状況や費用対効果などを鑑みますと現状では難しいものと考えておりますので、御理解ください。今後は地域の観光地や農林業従事者の作業エリア等、さらには災害時における緊急輸送道路や避難路などの安全、安心の確保の観点から居住エリアのみならず非居住エリアについてもエリア化を進めることが必要と考えており、国による強靱化に期待をするところであります。また、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づく手だてにつきましては、令和3年第3回定例会において議決いただきました名寄市過疎地域持続的発展市町村計画におきまして集落の整備の対策として集落の快適な生活環境の整備、充実に努め、居住環境の向上を図ることを明記しております。本市としましては、携帯電話が日常生活になくてはならないツールとなっている現状において山間部における電波障害の改善についても生活環境の整備の一つとして捉えているところであります。しかしながら、山間部の電波障害の改善には基地局設置が必須であり、新たな光ファイバーの敷設などを含むイニシャルコストやランニングコストについても市街地と比較すると高額となることから、本市の財政状況を考えますと整備は難しいものと考えており、国や携帯電話事業者による整備に期待しているところでありますので、御理解くださいますようお願いいたします。次に、郊外地区における公衆電話の設置状況について申し上げます。公衆電話の設置につきましては、社会生活上安全及び戸外における最低限の通信手段を確保する観点から市街地においてはおおむね500メートル四方に1台、それ以外の地域においてはおおむね1キロメートル四方に1台という総務省の基準に基づき、NTT東日本及びNTT西日本により設置されております。市内の設置状況につきましては、NTT東日本の公表によりますと、名寄地区に29台、風連地区に3台、計32台が設置されている状況にありますが、いずれも市街地の人の往来が多い場所への設置となっており、郊外地区には設置されていない状況にあります。公衆電話については、携帯電話の普及とともに需要や利用率が低下し、売上げの減少により採算が取れなくなったことから、設置台数を減らしている状況にあり、総務省においては今年度内に設置基準の緩和に関する省令の改正が行われ、これにより設置台数がさらに減少することが想定されます。しかしながら、ユニバーサルサービスとしての役割を担っていることから、今後も設置台数は減少傾向とはなるものの、最低限必要数は維持されるものと考えているところです。次に、小項目2、コミュニティーの人口減少対策について申し上げます。全国的に人口減少や少子高齢化が進展している中、本市においては人口減少に歯止めをかけるために日本最北の公立大学である市立大学を設置するとともに、市立総合病院を圏域の高度医療を担う中核医療機関として整備を進めるなど、本市のみならずこの圏域にとって必要な生活機能を確保するため独自性のある施策を推進し、人口流出の抑制に最大限努めてきました。これら施策の効果もあり、本市の人口減少令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号は緩やかではあるものの、近年は出生率の低下と市外への転出者の増加が一層進んでおり、人口減少の加速化が危惧される状況にあります。このような状況の中、名寄市過疎地域持続的発展市町村計画では、集落の整備に係る自治活動支援事業として地域活動の拠点となるコミュニティー施設への支援などを行うこととしております。コミュニティー施設への支援内容としましては、町内会が所有または管理する町内会館の新築、改築、増築及び修繕等に要する費用の一部について名寄市町内会館建設費等補助金交付規則に基づき支援を行ってきております。また、町内会が実施する環境美化活動、防犯活動、子供やお年寄りをはじめとする地域住民の見守り活動など町内会の主体的な活動に対しては、町内会自治活動交付金により支援を行ってきているところです。今後におきましては、地域連絡協議会やコミュニティ・スクールなど小学校区単位の枠組みによりスケールメリットを生かした地域課題解決の方策を検証してまいりたいと考えております。以上、私からの答弁とさせていただきます。

答弁 経済部長 臼田進(経済部長は2022年3月まで)

続きまして、大項目の2、農業の振興について、初めに小項目の1、水田活用の直接支払交付金要件の見直しによる影響について申し上げます。国による水田活用直接支払交付金制度につきましては、米政策改革の定着と水田フル活用の推進に向けて食料自給率、自給力の向上に資する麦、大豆、飼料作物などの戦略作物の本作化とともに、地域の特色を生かした魅力的な産地づくり、高収益作物の導入、定着などを支援することを目的にこれに取り組む各地域協議会を通じて生産者へ交付金を支払う制度となってございます。主な支援内容につきましては、水田を活用し、国が戦略作物として指定する麦、大豆、飼料作物、加工用米などの作付面積に対する支援と市町村ごとに設置する地域協議会が作成をします水田収益力強化ビ令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号ジョンに基づく産地づくりの取組に対する支援となっておりまして、本市におきましては水田を活用した施設野菜やアスパラ、スイートコーン、カボチャ、バレイショなどの高収益作物のほか、小豆、薬用作物などを中心に本市農業の特色でございます多様な作物を対象として支援を行ってございます。国の令和4年産に向けた水田農業の取組方針では、令和3年産における課題として主食用米からの作付転換のうち飼料用米が全体の7割を占め、麦や大豆など他の品目を増やせなかったこと、一時的な作付転換で今後主食用米に戻る可能性もあり、作付転換が定着できていないとされてございます。また、令和4年産に向けた取組方針では、各産地の作付転換の推進に当たり特に留意すべき事項として、麦、大豆、加工業務用野菜など定着性、収益性の高い品目や輸出用米など将来の需要増が見込まれる品目への転換をまずは検討すること、その際転換作物が固定化している水田については畑地化を検討すること、中長期的にどのような産地を目指すのか、主食用米に後戻りしないよう着実に作付転換を進めていく計画をつくることとされてございます。これを受け、水田活用直接支払交付金制度における交付対象水田の見直しとして、地域において転換作物が固定している水田の畑地化を促すとともに、水稲と転換作物とのブロックローテーションの構築を促すため現場の課題を検証しつつ、今後5年間で一度も水張りが行われない農地については交付対象水田としない方針が示されたところでございます。御質問のありました交付金の見直しによる影響額についてでございますが、今後5年間の水張りの有無により変動するため一概に申し上げることはできませんけれども、本市における交付対象水田は約5,450ヘクタール、このうち過去5年間水張りが行われていない面積は約1,600ヘクタールで、全体の約3割となってございます。仮にこの面積全てにおいて今後5年間水張りがないと仮定をし、令和3年度の交付単価をもって試算をしますと、その影響額は約6億4,000万円となります。しかし、実際に全ての面積が交付対象外となることは現実的ではないことをお含みいただきたいと思いますけれども、地域における影響の大きさには変わりがないものと受け止めてございます。次に、農地の評価額下落と流動化への影響についてでございますが、交付対象水田から外れることに伴いまして農地価格への影響も危惧されるところであり、これに伴い今後の農地流動化へどのような影響を及ぼすのか、農業委員会なども含めまして注視していく必要があると考えてございます。また、交付対象水田から外れることに併せて、畑地化と土地改良区からの脱退も予想され、用水路など農業施設の維持管理への影響など水田農業全般への影響も危惧されるところでございます。次に、税収など本市への影響についてでございますが、農業収入の減収に伴う住民税の影響と畑地化により地目変更が行われる場合には固定資産税への影響も想定されるところです。住民税につきましては、収入額から経費などを差し引いた額が課税対象額となるため、実際には先ほどの影響額がそのまま課税対象となりませんけれども、仮に課税標準額をさきの6億4,000万円とし、税率6%を乗じますと3,840万円となります。また、固定資産税につきましては、現地目が田から畑へ変更された場合、評価額が1平方メートル当たりおおむね10円下がりますので、仮に先ほどの面積全てが変更されたとすると、約224万円の減額が見込まれるところでございます。次に、小項目の2、本市としての取組について申し上げます。まず、今回の交付金の見直しに対する国への要望につきましては、国が現場の課題を検証しつつ進めるとしており、北海道を通じて地域の課題や要望などの意見反映を行うとともに、JAなど関係団体や自治体間で連携を取りながら各種要望活動を通じて意見反映を進めてまいりたいと考えてございます。これまでの具体的な動きといたしましては、昨年12月に北海道農業再生協議会からの調査がございまして、同再生協議会からは今後5年間水稲作付ができない事例として、アスパラガスの収穫期間が10年から15年に及ぶことや既に水田を挟まないブロックローテーションが取り組まれていることなどの地域実態や地域農業への影響といたしましては、農地価格の下落と米の生産目安の超過、過度な加工米作付への危惧など交付要件見直しに係る地域の実態と課題について報告をしてございます。今後市内各地で農業者への制度見直しの説明会を予定しておりまして、出された意見や課題などを踏まえ、見直しに伴う激変緩和も含めまして引き続き意見反映に努めてまいります。また、北海道段階におきましてもJA北海道中央会や道市長会などの関係組織による水田活用の直接支払交付金の見直しに関する関係機関連絡会議が設置されておりまして、現在様々な検討が行われております。今後の対応としては、令和4年度において各地域協議会の検討に必要な方向性を示し、現場の課題を把握するとともに、その内容を踏まえ新たな水田農業の展開に向けてオール北海道で対応することとし、国に求めていく対応、道が実施をする対応、地域の取組、この3つに分けて対応していくこととされておりますので、道のロードマップに合わせまして必要な検討、意見反映を行ってまいります。次に、米の消費拡大に向けた取組についてでございますが、主食用米の需給見通しでは年々需要量が減少しており、人口減少に加えて食生活の変化などにより1人当たりの消費量が減少していることが要因として挙げられます。また、コロナ禍による外食需要の低迷も影響していると考えられるところであります。米の消費拡大に対する取組について、北海道においては様々な御飯食機会を提案する北海道米プロモーションを年間通じて展開しており、ホクレンでは新米の増量キャンペーンなどの取組が進められているところであります。令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号市独自の取組といたしましては、もっともち米プロジェクトとして広報やホームページを活用したモチ米や加工品の紹介などにより市民へのPRに努めているところであります。今後も多様な機会を生かしながらさらに消費拡大、地産地消の取組を推進してまいります。次に、交付対象水田から外れた生産者を支える市の取組についてでございますが、国に代わる支援策は自治体としては困難でありますけれども、農業の基本に立ち返り、農作物の生産においてさらに収益性を高め、農業所得を確保することが一層重要になると考えてございます。そのためには収量、品質向上に向けた肥培管理の実践や土地改良などの取組が必要となることから、農業振興センターを中心に農業改良普及センター、JAと連携し、必要とされる指導や情報提供など一層の支援に努めるとともに、振興作物など今後の地域戦略についてもJAと連携して検討してまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。

再質問 4番 佐久間誠

それぞれお答えいただきましたから、再質問をしていきたいと思います。それで、先ほど石橋部長のほうからそれぞれ人口減少が顕著なコミュニティーの維持対策含めて通信網だとか無線局装置の整備についてお話伺いました。それで、携帯の電波については99.99%とか言いましたけれども、かなり改善は図られておりますけれども、しかしながら電波障害を受けている山間部、特に農業地帯でありますから、畑作だとか酪農だとかやっておりまして、そこでは一定のかなり強い電波がないとなかなかスマート農業に結びつくような改善策ができないということで、この間市長のほうにも農業団体から、関係各団体から要請なども入っているというふうに思うのですけれども、やっぱり情報通信基盤が脆弱で、やりたくてもやれないというのは、これかなりのハンディキャップに農業者にとってはなり令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号ます。それで、特に今、近年労働力不足を補うという観点からドローンを使った消毒だとか追肥、それから無人による自動操舵トラクターだとかいろいろやられているわけですが、実際に使われたり、実証段階であったり、期待されていることが行われておりまして、酪農では分娩監視システムということで、牛の群れ、牛群管理システムだとか、あるいはセンサーによる牛の行動のモニタリング、スマートフォンで簡単に作業や個体の記録、閲覧だとか共有、データの可視化というようなことで、これ生産者の作業効率を高める、働く環境をより快適に向上させられるということで、こうした情報通信基盤の整備というのは大変大事だというふうに思っております。それで、先ほど来お話しいただいたのですが、それぞれ努力されていると思うのですけれども、やっぱりそうしたことから名寄市のどの地区に住んでいても大差のない同様な電波通信環境を担保するということが必要ではないかというふうに思いますから、この辺まず考え方共有できるかどうか改めてお伺いしたいと思います。

答弁 総合政策部長 石橋毅

再質問ありがとうございます。現状皆さん手にしているスマートフォン、これが機能が日々向上して、サービスも高度化していっているといったときに、やはりサービスエリアにあるかないかによって情報格差というのは国内で著しく差が出てきているという状況にあるのかなというふうに認識しています。そのことを受けて、ちょっと先ほど答弁にも入れさせていただきましたけれども、居住エリア、それから非居住エリアについても、ここについては広くエリアを広げていかなければならないという方針が国の中の考えで示されておりまして、居住エリア、人の住んでいるところについては、先ほどちょっと難しい言葉いっぱい並べてしまったのですけれども、いわゆる5G、この電波帯の総務省が認可を出したこの時点のときです。この時点の条件として、居住エリア、人の住んでいるところの電波のカバー率を100にしなさいといったのが、これは一部キャリアに条件としてつけられたということで、今日に至っています。ですので、私のほうである程度、一定程度めどがついたという表現をさせていただきましたけれども、実際いわゆる大手のキャリアについてはそういったことで人の住んでいるところについては最低限電波を通すという義務が発生しているというような状況ですので、引き続き要望、あとスピードの話になってきますので、要望していきたいというふうに考えております。それから、1次産業のお話もいただきました。先ほどの畜舎のお話、センサーのお話もございましたけれども、こういったところは例えば光ケーブルを今回敷設させていただいていますので、そういった中でWi―Fiという環境を使いながら対応できるものもあるのかなと思っておりますし、先ほどの非居住エリアの考え方ですけれども、日本という国は衛星写真で見るとほとんど山で、本当に山の合間を縫って人々、都市が張りついているというような国ですので、電波の状況からすると非常に厳しい環境なのかなと思っております。ここを、先ほど人口カバー率のお話ししましたけれども、本来でいけば面積カバー率というところで上げていかないと、強靱化という表現しましたけれども、例えば登山している方が事故に遭って、通報するときに電波が届かない、こういったところ解消していこうというのが今の国の考え方です。ただ、キャリアの方と意見交換すると、単純に基地局を一生懸命張り巡らせて面積をカバーしていこうすると、これは不可能であるという話でありました。それは、電源、それからいろいろな燃料だったり、当然光ファイバーも引っ張らなければならないと。そんなことで、現実的には無理という話でしたので、では今何が起きているかというと、これは今衛星から、衛星を上げて、上から面積、面でサービスをカバーしていくといったようなことがもう実証実験が行われていますので、今後国内の通信網というのは、5Gは光ケーブルを敷設して基地局を設置しなければサービスできませんけれども、いわゆる4Gレベルの回線であれば衛星からのサービスも近い将来面としてサービスのエリアが広がってくるものと認識しております。以上です。

再質問 4番 佐久間誠

今それぞれ再答弁いただきました。国も努力して、衛星含めて今後の展開が期待されるところでありますけれども、私も衛星が一番早く改修になるのかなと思いながらも、しかし人工衛星が飛んで、それでカバーされるまでといったら相当な長い時間かかるのではないかというふうに思われますから、私も調べてまいりましたけれども、北海道でも北海道の過疎地域持続的発展方針というのをこれ示しておりまして、令和3年から7年ということで、特に注目したのは情報化推進に向けた環境づくりというところの項目で、一つは携帯電話の不感地帯の解消というのをうたっています。それと、もう一つは情報通信基盤の整備と老朽化に伴う更新の推進ということで、これは積極的にやっていくのだと。進化したデジタル技術を浸透させて、人々の生活をよりよいものに変革する、いわゆるデジタルトランスフォーメーションを進めていくのだというようなことで載っておりました。それと、もう一つは北海道総合通信局の重点施策、これ携帯電話等エリア整備事業ということで、どういうことになっているのかなということで、地理的条件、不利な地域において地方公共団体が携帯電話等の基地局施設、鉄塔だとか無線設備、これを整備する場合に設置費用の3分の2が国、15分の2は都道府県、そして5分の1が市町村負担ということで、これ早くから、平成30年ぐらいからずっと、多分これで光ケーブルも設備されたのかなと思っているのですけれども、少しずつ改善されていると令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号いうことは私も重々承知の上で、しかしながらやっぱりまだ求める声もありますということで、例えば鉄塔を1つ、無線局装置、基地局整備するのに仮に1,000万円かかるとしたら、この計算でいくと市の負担は200万円程度かなというふうにも思うのです。だから、たくさんのことをいっぱいやらなければなりませんから、全てに予算がつくわけでないですけれども、ここら辺もう一度ICTをどういうふうに使いこなして、快適な労働環境をつくっていくか、これも大切なことでありますので、そこら辺もう一回おさらいの意味で御答弁をお願いしたいと思います。

答弁 総合政策部長 石橋毅

非常に地域をよくしようということで御意見いただいております。ありがとうございます。今お話しいただいた郊外の部分で、いわゆる1次産業のICT化、この中で実は一番今課題があるのは山林であります。山林のICT化については、なかなか電波が届かないという状況もありながらということですけれども、今お話しいただいた鉄塔等、地方自治体が整備をしてということですけれども、1回目の最初の答弁でお話ししましたけれども、基本的にはこちらは当初のイニシャルコストのみの補助金ということで、実は建てて終わりということではなくて、その後サービス提供する間自治体所有物ですので、ランニングコスト、メンテナンス費用が多額に発生してくるということが一番のここはネックなのかなというふうに考えておりますので、その部分含めてやっぱり慎重に検討していかなければならないかなというふうに考えております。以上です。

再質問 4番 佐久間誠

分かりました。メンテナンスコストもかかるということでありますけれども、いずれにしても少しずつ環境をよくしていくという前向きな気持ちは共有できるというふうに思いますから、ぜひよろしくお願いしたいと令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号思います。公衆電話の関係についてちょっとお聞きしたいと思うのですけれども、先ほど第1種公衆電話の関係でも御答弁いただきまして、名寄と風連と公衆電話も大分減ってきておりますけれども、合わせて32台ですか、という御答弁いただきました。それで、ちょっと私も分からなかったので、お聞きしたいのですが、特にユニバーサルサービスということで、今令和4年度としては一つの電話番号に対して毎月2円、これユニバーサルサービスの負担金ということで、番号単価ということで一人一人払っているわけでありまして、令和2年度はこのユニバーサルサービスに係るコストが546億円の赤字で、そのうちの68億円は赤字額の一部として国が補填をすると、こういうようなふうになっているようであります。この公衆電話の関係ですけれども、先ほど申し上げましたように、通信事業者が設置するのですけれども、省令に沿ってこれは設置することで市街地は500メートルに1台、郊外には1キロ圏に1台というふうに現状の省令ではなっているのですけれども、この辺りというのは例えば市街地にたくさん公衆電話があったってみんな携帯持っているから、そして困るときはそこそこ、商店に駆け込んだり、いろんな人に助けを求めるということできるのですが、一番困るのは郊外地走っているときに例えば携帯電話の電池が切れただとか何か連絡、通信手段がなくなっただとかいうことになったときにやっぱり一番困るので、ここら辺って公衆電話を先につけるときに自治体なんかには相談とかあったのでしょうか。この地区に、この箇所につけたいよだとか、そういうところについてどういうふうになっているのかちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 総合政策部長 石橋毅

私の記憶しているところによると、そういったなくなったりとかつけたりというところの相談は自治体にはないというふうに認識しております。

再質問 4番 佐久間誠

分かりました。先ほどお話ししたように、やっぱり必要なところに配置されているというのが一番いいというふうに思っておりまして、これからどんどん減らす一方だというふうに思いますから、多分新規には公衆電話というのはつけないものだというふうに私も認識しているのです。そして、今後規制というか、通信事業者の審議会で議論しておりまして、ここら辺の市街地500メートルに1台というものが、郊外地1キロに1台というのが、これが市街地については1キロに1台、郊外地においては2キロに1台ぐらいの、そういう網の目に制度が緩和されるという格好になりましたから、だからやっぱりこれ少し町内会館だとか、そういったところに対する別な形で補助をして、例えば通常の電話になるかもしれないけれども、基本料金は負担をするだとか、そういう形でやれないものかどうか、この辺りについてお伺いいたします。

答弁 総合政策部長 石橋毅

今議員からお話しいただいている電話の話は多分、公衆電話というのは第1種、それから第2種ということで種別が2種類あって、今回の面積によって台数の基準が出ているのはいわゆる第1種の公衆電話ということだと思います。第2種というのが例えば名寄庁舎にもありますけれども、そういった必要とするところは自分たちで設置するというのが第2種という扱いになっていますので、第2種という部分で設置が、例えば町内会館等で必要だということであれば、それは町内会連合会事務局もうち持っていますので、そういった中での意見をいただきながら検討していくことはできるのかなというふうに考えております。

再質問 4番 佐久間誠

ぜひ御検討お願いしたいと思います。そして、私もちょっと調べてみますと、道内、たくさん調べません。調べていないのですけれども、登別市なんかではこれ町内会の様々なことに対して助成、補助金を出しておりまして、ここでは光熱水費、電話料、それから燃料費、くみ取り料金及び管理手当の実績額を確認して相当額を助成するというようなことで、電話料もやっぱりこれ助成しているところあるのです。だから、やっぱりここら辺少し検討いただきたい。特に私これから農業の大規模化、集約化、ここが進んでいくとかなり郊外地区の人口というのは減っていくという可能性があるかなというふうに思っているのです。特にまちの中に移り住む、あるいは他の中核都市に流出するという、こういった現象が今後出てくるのではないかと。そうすると、郊外地区のコミュニティーを維持していくというのは大変になりますから、ここら辺をやっぱり少し改善を図るというような形の組立てをぜひできればやっていただきたい。それは、また別の機会に議論したいというふうに思っております。次に、農業の振興の関係で、先ほどそれぞれお話しいただきました。今後5年間で一度も水張りのないところということで、交付金の関係であったのですけれども、それぞれ水張りは全体で5,450ヘクタール、そしてそのうち5年間一度も水張りがなかったのが3割程度、1,600ヘクタールですか、ということで水張りしていないということで、それから影響額についても6億4,000万円ほどのトータルの影響があるのではないかというふうにお話ありました。かなり名寄の中で心配される影響がはらんでいるなというふうに思っているのですが、質問なのですけれども、特に心配されるのは交付金がなくなると、特にこれまで牧草を作っていた農家が転作田で他の作物に転換することが想定されるのではないか。そうすると、自給粗飼料の減収や牧草の価格が上がっていくことが懸念されないかと。そうなってくれば、畜産農家のダメージも大きくなっていくのではないかということで、負の連鎖が続くのではなかろうかという心配しているのですが、この辺り令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号について少しお考えをお聞かせいただきたいと思います。

答弁 経済部長 臼田進(経済部長は2022年3月まで)

今回の制度の見直しに伴う酪農家への影響ということで御質問いただきました。今回の交付金の見直しでありますけれども、牧草についても見直しがされるということであります。これまでは毎年反当当たり3万5,000円交付されるものが播種を行った年については3万5,000円で維持されますけれども、収穫のみの年については1万円の交付になりますので、2万円の減額となるということです。御存じのとおり、草地ですから、10年単位でなければ更新を行えませんので、途中随伴はあるかもしれませんけれども、ですので1万円の年が多くなるということですので、まずそこの影響があるだろうというふうに思っています。それと、酪農家の皆さんの中には自己所有地以外に賃貸をしていたり、あるいは作業の受委託の中で牧草の確保されている方がおられます。ここ議員が心配されているように、交付金を前提に契約をしていると。しかも、その契約の内容についても個々で随分中身が違いますので、この交付金の減少に伴ってどのような事態が起きるかについては私どものほうについても調査をしていかなければいけないだろうというふうに思っています。しかし、自給飼料の確保という面で申しますと、先ほど申し上げたように、自己所有地の関係ですとか賃貸、あるいは作業受委託の中で一定程度面積などを確保されていると思いますので、粗飼料についても一定程度確保はされるだろうと、そのように考えているということで御理解いただければと思います。

再質問 4番 佐久間誠

今結構海外の牧草の高騰も言われておりまして、昨年同月比21%、これ粗飼料が上がっているということで、日本で輸入しているのは188万トン、年間これぐらい令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号のようですけれども、そこら辺の心配が、それぞれ玉突きではないですけれども、この辺で海外輸入物を使っているということはないのです。都府県で結構肉牛あたりに使っているみたいですから、しかしA地区で足りなくなったらB地区から持ってくるというのはこれ相場でありまして、そこら辺が少し心配されます。それで、臼田部長のほうにお伺いしたいのですけれども、これまで転作作物、助成されていた交付金がなくなっていくと、生産の目安が今後守られずに、主食用米を作付する生産者が増加していくのではないかというふうに私は思うのです。そうすると、需要と供給のバランスが崩れて、過剰米が発生して、米の適正価格が維持できなくなっていくのではないか、そういう心配がされるのですけれども、今後どこが生産調整の役割を担っていくのかどうか、この辺りについてお伺いしたいと思います。

答弁 経済部長 臼田進(経済部長は2022年3月まで)

米の需給バランスについての再質問だというふうに受け止めています。かつては米については国のコントロールの下に生産が行われていたり、あるいは転作面積の配分だったり、生産数量が配分ということだったのですが、現状はこれはまさに生産者であったり、地域にそこのところは委ねられていると。国は情報提供し、その下に地域の中で生産数量を配分しなさいという状況に変わっているということであります。言われるように、転作に対する交付金が少なくなることによって水張りの意向が増えるのでないかということについては、私どももそこについては心配しているところでありますが、今現在地域での検討に限って申しますと、これまでもそうでありましたけれども、地域再生協があります。この中では、国が示された数量に関する情報ですとか、あるいは加工用米の契約数量、あるいは飼料米、新規需要米などありますけれども、これらで見込まれる数量の中で各生産者に配分しようということで今検討しているところということで御理解をいただければと思います。

再質問 4番 佐久間誠

分かりました。本当適正な価格で流通、農業者が安心して生産できるということが一番大切だというふうに思いますので、ぜひ行政のところもそこら辺のコントロール、采配のところも連携してお願いしておきたいと思います。最後に、臼田部長にお聞きしたいのですが、農業生産者が安心して今後営農できるシステムを構築していかなければ後継者も育たないし、それから安定的な主食用米の生産もできないということになろうかと思います。それで、今後の農業政策について臼田部長の思うところをお聞きしたいというふうに思います。特に先ほど来ありましたように、お答えもいただきましたけれども、今後の名寄市の産業全般が疲弊していく、これからどういうふうに再生していくかという中にあって、基幹産業、農業、これは大きなダメージ受けるということは、やっぱりどうしてもこれは農業を守っていかなければならないというようなことで考えておりますし、先ほど来住民税のお話も聞きました。3,840万円ぐらい、あらあらですけれども、これ計算したらこういった影響も出てくる可能性もありますよということでありますから、そこら辺も含めて今後どういうような農業政策を構築していくのか、ここら辺についてお考えをお聞かせいただきまして、私の質問を終わりたいと思います。

答弁 経済部長 臼田進(経済部長は2022年3月まで)

なかなか具体的なことで申し上げることはできないのかもしれませんけれども、私も議員の言われたとおりしっかりと農業者が安心して営農のできるシステムが必要だろうというふうに思っています。農業は、今回の交付金もそうですけれども、国の政策で大きな影響を受けるとよく言われておりますので、まず国の中では食料・農業・農村基本法というのを制定して、その中で基本理念や基本方向を示してございます。中を見ると、農業、農村へ期待される食料の安定供給の確保、多面的機能の十分な発揮、その基盤となる農業の持続的な発展と農村の振興、これが基本理念だというふうに言っていますので、この基本理念の下にしっかりとしたシステムを国がつくることがまず必要だろうというふうに思っています。その一方で、地域の中でこういった制度の活用ですとか地域の課題に向けて知恵を絞っていくことが必要だというふうに思っています。幸いにこの地域についてはモチ米日本一であったり、国内有数のアスパラがあったり、市場から高いカボチャ、バレイショ、スイートコーンなども最近出てきていますので、まさにこういったものが地域の経済に大きく貢献したというふうに思っておりますので、今後もいろんな課題があったり、期待される部分は当然あってしかりだと思っていますので、1市1JAの強みですとか、この間築かれた信頼であったり、ソフト、ハードの財産、これを生かしてそれらの役割を担っていくものだというふうに思っています。次年度市においては農業・農村振興計画、JAでは振興計画を策定しますので、この2つの計画がしっかりと連携し、今後の農業の姿について検討していくところだというふうに思いますので、ぜひ御理解いただければと思います。

出典:名寄市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月7日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる