みんなの議会

名寄市議会 平成31年第3回定例会 2019年9月18日

(1)障がい者福祉の推進について/(2)農福連携の推進について

2019年9月18日、名寄市議会の一般質問で、遠藤隆男議員が「障がい者福祉の推進について」「農福連携の推進について」について質問し、健康福祉部長 小川勇人、経済部長 臼田進が答弁しました。

質問者
遠藤隆男 議員
答弁者
健康福祉部長 小川勇人、経済部長 臼田進

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 遠藤隆男

議長より御指名をいただきましたので、通告順に従い、順次質問をさせていただきます。まず、大項目の1、障がい者福祉の推進について4点、最初に小項目の1、就労支援について。障害者総合支援法の改正により障がいのある方がみずからどの地域で自立した生活を営むことができるよう生活と就労に対する支援の一層の充実などが図られ、新たなサービスが広がりつつあります。名寄市においても、障がい者雇用の促進のため名寄市障害者自立支援協議会や就労支援部会が中心となり、各関係機関と連携を図り取り組まれていることと思いますが、名寄市の障がい者の現状、一般就労及び福祉就労の現状を含め、名寄市の就労の支援体制についてお伺いをいたします。次に、小項目の2、地域生活支援について。障がいがあっても住みなれた地域で生活したいという希望者もふえてきており、住みなれた地域で安心して暮らせる切れ目のないさまざまな支援が求められています。障がい者ができる限り住みなれた地域で充実した生活を送るため支援が必要な一人一人のニーズに応えるための相談支援の充実及び地域生活を支えるサービスの整備に向け、現在どのような取り組みをされているのかお伺いをいたします。次に、小項目の3、生活環境等整備について。地域で安心して暮らせる環境づくりのために市内の福祉施設と連携をして生活環境等の整備をされていることと思いますが、現在どのような取り組みをされているのかお伺いをいたします。次に、小項目の4、障がい者、障がいへの理解及び障がい者の重度化、高齢化について。名寄市は、障がい及び障がい者への理解度は高いほうであると認識をしておりますが、さらに理解を深めるため、また障がい者の重度化、高齢化や親亡き後を見据えた名寄市の取り組みについてお伺いをいたします。次に、大項目の2、農福連携の推進について2点お伺いいたします。農業分野と福祉分野が連携した農福連携の取り組みは、障がい者の心身のリハビリ効果もあり、就労訓練や雇用の場となるだけでなく、農業者の高齢化や労働不足といった問題を抱える農業分野にとっても働き手の確保や地域農業の維持、さらには地域の活性化にもつながることから、より一層の推進が求められておりますが、名寄市における農福連携の現状と課題についてお伺いをいたします。次に、小項目の2、農福連携の考え方について。農福連携は障がい者等の農業分野での活躍を通じて自信や生きがいを創出し、社会参画を促す取り組みであることから、国としても農業分野、福祉分野双方の課題解決とメリットがあるウイン・ウインの取り組みであると考えられ、農福連携を推進しておりますが、名寄市としての農福連携の考え方についてお伺いをいたします。以上、この場からの質問とさせていただきます。

答弁 健康福祉部長 小川勇人(健康福祉部長は2022年3月まで)

ただいま遠藤議員からは大項目で2点にわたり御質問をいただきました。大項目1については私から、大項目2については経済部長からの答弁となりますので、よろしくお願いいたします。初めに、大項目1、障がい者福祉の推進について、小項目1の就労支援についてお答えいたします。平成31年4月に北海道労働局が発表した民間企業における障がい者の雇用率につきましては、ハローワーク名寄管内においては実雇用率が52%となっており、障害者雇用促進法で義務づけられている法定雇用率2%を上回っている状況にあります。全国平均が05%、全道平均が2%ということで、ハローワーク名寄管内については障がい者の雇用率が比較的高い状況となっているところであります。また、障がい者の就労支援といたしましては、市内障がい者事業所や障がい者団体からの代表者、ハローワークや名寄市立大学など関係機関で構成をする名寄市障害者自立支援協議会の就労・生活支援部会を年6回開催し、充実した支援に向けての話し合いを継続的に行ってきております。就労・生活支援部会では、例年開催している仕事講座をことしも10月に開催を予定しており、一般企業へ就職を希望する障がい者の方々を対象に既に就職している先輩方を講師に迎え、実際に働いている現場の映像や仕事にまつわる経験談を聞くことで就職への意欲や業務への関心を高めることにつながっているものと考えております。これまで参加した皆さんからは就職した後の様子がわかってよかったなどの御意見をいただいており、好評を得ているところであります。このようなさまざまな取り組みの結果、障がい者の一般就労の状況につきましては昨年度一般企業への就職を希望されていた障がい者17人全員が名寄市内の企業へ就職をされております。このことは、市内の障がい事業所や関係機関の努力により一般企業への就職希望がかなうような状況が出てきているところであります。今後も障がい者の方々の希望がかなうよう関係機関と協力、連携を図りながら障がい者の就労支援の充実に努めてまいります。次に、小項目2の地域生活支援についてと小項目3の生活環境等整備については関連がありますので、一括してお答えいたします。障がいがあっても住みなれた地域で安心して暮らすためには切れ目のない支援が重要であると認識しております。その中でも障がい者の相談支援の充実と地域生活を支える福祉サービスの整備は最も重要であると考えているところであります。障がい者の相談支援につきましては、平成28年度から障がい者の総合相談窓口であります基幹相談支援センター事業ぽっけを名寄庁舎に設置し、障がいに関するさまざまな相談に対応してきております。また、本年4月からは総合福祉センター内に開設しているこども発達支援センターで行っていた相談支援部門を基幹支援センター事業と統合し、子供から大人まで切れ目のない相談体制を構築しております。令和元年9月18日(水曜日)第3回9月定例会・第2号現在の相談体制は、専門職5人で障がいに関する各種の相談に対応している状況です。昨年度の基幹相談支援センター事業の相談件数につきましては、障がい者135人、障がい児92人から相談を受け、延べ468件にわたり必要に応じた支援を行いました。相談内容で一番多いのは福祉サービスの利用に関する支援で、その次は保育、教育に関する支援でした。このほか民間の福祉施設が運営している相談窓口も名寄市内に3カ所あり、合計4カ所の相談窓口を開設し、障がいに関するさまざまな相談に対する支援を行っているところであります。また、名寄市障害者自立支援協議会には相談支援・権利擁護部会があり、さきに述べました就労・生活支援部会と同様定期的に会議を開催し、障がい者の相談支援が充実していくよう継続的に話し合いの場を設けております。今年度は、教育と福祉の連携について論議を進めながら、障がいのあるお子さんが地域で安心して暮らし、大人になるまで切れ目のない支援を受けることができる体制づくりを考えているところであります。次に、福祉サービスの整備についてですが、現在名寄市内には障がい者の福祉施設が7法人あり、積極的に就労のトレーニングが行われる状況にあります。福祉サービスの就労継続支援につきましては、一般企業での就労が困難な方に働く場を提供するとともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行っており、就労継続支援A型の事業所が1カ所、就労継続支援B型が5カ所あります。昨年度の実利用人数は98人となっております。また、就労移行支援につきましては、一般企業への就労を希望する方に一定期間就労に必要な知識や能力向上のために必要な訓練を行っており、2カ所の施設があります。昨年度の実利用人数は20人となっております。これらの事業で行われている作業はお弁当づくり、パンづくり、畑作業などさまざまであります。また、福祉施設の詳細を名寄市ホームページに働く場マップとして公開し、令和元年9月18日(水曜日)第3回9月定例会・第2号情報発信にも努めているところであります。次に、障がい者の生活の場でありますグループホームにつきましては、民間の福祉施設の御尽力によりここ4年間でグループホームが4棟ふえて、現在市内には20棟のグループホームが整備され、110人が生活をしております。障がいのある方が安心して働くためには生活の安定も必要になりますので、グループホームの整備には働く上でも生活を送る上でも非常に重要な取り組みであります。当市では、グループホームの設置促進を目的に名寄市障害者グループホーム整備事業補助金として施設建設費の一部を助成する制度を設けているところであります。今後におきましても、この住みなれた地域で安心して自立した生活を送ることができる環境をより一層整えていくために関係する皆様と連携をしながら取り組んでまいります。最後に、小項目4、障がい者、障がいへの理解及び障がい者の重度化、高齢化についてお答えいたします。障がい者への理解につきましては、理解促進研修啓発事業としてさまざまな取り組みを行っております。4月2日の世界自閉症啓発デーにはJR名寄駅前の駅前広告塔をブルーに照らすライトアップや駅前交流プラザよろーな内でパネル展を行い、自閉症や発達障がいへの理解啓発活動を実施いたしました。12月の障がい者週間には障がい者の美術展でありますアール・ブリュット展を名寄市民文化センターで開催し、独創的な美術作品をたくさん市民の方々に鑑賞していただいております。このほか、市民を対象とした障がいの理解啓発のための研修会や障がい者の地域生活をテーマにしたシンポジウムを開催しております。次に、障がい者の重度化、高齢化につきましては、平成30年度より近隣5市町村が連携して地域生活支援拠点の取り組みをスタートさせております。地域生活支援拠点とは、障がい者の高齢化、重度化や親亡き後も見据え、障がいのある子供や障がいのある人が住みなれた地域で安心して暮らしていけるようさまざまな支援を切れ目なく提供できる仕組みを構築することを目的に広域的な取り組みを進めているところであります。現在の取り組み状況としては、近隣5市町村の行政担当者、福祉施設職員、名寄市立大学教員、福祉関係者などが集まる全体会議を定期的に開催し、地域全体の課題などについて協議を行っております。このほか近隣5市町村内にあるグループホームの空き部屋の情報を共有することでグループホームの利用を希望する方に対し最新の情報を提供できるよう取り組んでおります。また、障がい者の親亡き後や権利を守ることを考えますと、地域に成年後見センターがあるということが重要なことであります。当市では平成30年1月から名寄市社会福祉協議会に業務委託して、総合福祉センター内に名寄市成年後見センターを設置いたしました。今後においても必要なときに成年後見制度をすぐに利用できるよう事業の推進にも努めてまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。

答弁 経済部長 臼田進(経済部長は2022年3月まで)

続きまして、大項目の2、農福連携の推進について、小項目の1、現状と課題について、小項目の2、農福連携の考え方については関連がございますので、あわせて申し上げます。農福連携につきましては、農業分野におきましては高齢化などによる労働力不足が課題となる一方で、福祉分野におきましても農業を通じて得られる心身のリハビリテーション効果や共同作業による社会参加への促進効果などが評価されており、農業分野と福祉分野が相互に連携し、障がい者などが農業生産活動に携わる農福連携が推進されてございます。本市における取り組み状況といたしましては、福祉事業所が障がい者などによる農作物の栽培、加工、販売を行っている事例や農業者が障がい者を従業員として雇用する事例、福祉事業所と農業者が連携し、農作業を受託して請け負う例などがあり、市内におきましても既に4つの福祉事業所などで取り組みが行われているほか、養護学校の実習としても取り組まれてございます。本市としましては、障がい者雇用に対する理解を広げるため農業者を対象とした研修会を開催しておりますが、全体的にはまだ関心が低い状況にあります。また、福祉事業所といたしましては通年を通しての作業でないこと、作業に携わることができる障がい者が不足していること、作業に同行、指導する職員が確保できないこと、作業内容が多岐にわたり指導が難しいなどが課題として挙げられてございます。また、本市としての考え方といたしましては、さきに申し上げたように、農業分野におきましては労働力不足の解消、福祉分野におきましては社会参画を促す取り組みとして期待をされているところであります。現在農作業の従事を受け入れている農家戸数といたしましては9戸となっておりまして、労働力不足への対応といたしましてはその一部を補完する取り組みと捉えておりますが、障がい者の方が働ける環境づくりを進めることで誰もが農業に従事しやすい環境づくりにつながることも期待がされるところであります。福祉分野におきましては、個々の特性において農作業が合う方がいることから、課題の整理に努めながら就業場所の一つとして引き続き連携していくことが必要と考えており、議員が言われるウイン・ウインの関係にあるべきと考えてございます。以上、私からの答弁とさせていただきます。

質問 8番 遠藤隆男

それぞれ御答弁をいただきまして大変ありがとうございました。何点か再質問させていただきたいと思います。まず、障がい者福祉の推進についてからお伺いをいたします。先ほどの丁寧な御答弁で名寄市における就労体制、基幹相談支援センター事業を中心として市内の特定相談支援事業所との連携による相談支援、またグループホーム及び日中活動系サービス等の地域生活を支えるサービスの整備等令和元年9月18日(水曜日)第3回9月定例会・第2号含む地域生活支援、市内福祉施設と連携した生活環境整備等、障がい者の高齢化、重度化、親亡き後を見据えた取り組み等については、おおむね理解をさせていただきました。現在取り組まれている取り組みについては、市民の皆様にさらに御理解を深めていただけるよう、また名寄市みんなを結ぶ手話条例や成年後見制度等の周知が余り進んでいないことに対しても情報発信等含め引き続き関係機関と連携をしながら取り組んでいただきたいというふうに思います。障がい者の雇用においては、障害者雇用促進法に基づき国、道においても職業訓練、雇用主に対する助成や職場定着に対する取り組み等が行われていますが、現実は雇用主側としても雇用したいけれどもノウハウがない、ニーズに合う人材と出会えない、どの部署でどんな仕事をさせていいのかわからないといった不安等もあり、雇用主側、働きたいと思う障がい者側双方においてまだまださまざまな課題があり、スムーズに進んでいないのが現状なのかなというふうにも感じております。名寄市においては、民間の団体、NPO法人なよろ職親会が名寄大学と連携をして、厚生労働省認定のジョブコーチ養成研修を実施する等、大変力を入れていると思います。また、名寄市には市独自のジョブコーチ支援制度があり、さまざまな取り組みをされていると思いますが、市独自のジョブコーチ支援制度及び取り組みの内容についてお伺いをいたします。

答弁 健康福祉部長 小川勇人(健康福祉部長は2022年3月まで)

ただいま再質問で名寄ジョブコーチについての御質問でありますけれども、ちょっとこの場をかりてそのジョブコーチも含めて御説明をさせてもらいたいと思いますので、御了解をお願いしたいと思います。ジョブコーチにつきましては、皆さんも御承知だというふうに思いますけれども、言葉のとおり仕事のコーチ役ということで障がい者の就労支援の専門知識を学んだ職員が障がい者が会社に就職令和元年9月18日(水曜日)第3回9月定例会・第2号した際に障がい者本人と会社の双方を支援するもので、障がい者が長く安定して働くために有効な取り組みであります。先ほど議員からありましたとおり、会社がどのように対応していいかとか、障がい者もいきなり会社に行ってやっぱり人間関係を含めて大変な状況の中では、このジョブコーチ制度というのは大変重要なことだというふうに考えております。議員からありましたように、NPO法人なよろ職親会におきましては9年前から厚生労働省の認可を受けまして、ジョブコーチの養成研修を主催しており、これまで300人が受講しております。名寄市内におきましても十数人が受講して、活躍をしているところであります。これにつきましては、旭川にあります北海道障害者職業センター旭川支所に相談して、必要な手続をして、ジョブコーチを派遣いただくということになっているところであります。ただ、課題といたしましては、障がい者が会社に就職した際、最初毎日とかジョブコーチが同行するのが望ましい状況にありますけれども、このジョブコーチ制度をやりますと旭川の派遣となりますので、やっぱりなかなか難しい状況があるということであります。また、ジョブコーチを利用するためには手続を含めて2週間程度かかるということで、急遽就職決まったり、また養護高等学校の生徒や実習の場合にはこの制度は使えないという、そういった状況があります。そういった面において、それを補うために名寄ジョブコーチ制度を発足させまして、就労・生活支援部会が中心となってそこの不足している部分を補うということで活動しているところであります。これにつきましては、基幹相談支援センター事業ぽっけが相談窓口となって、先ほど言いました国のジョブコーチ制度で対応できない部分について障がい者の就職先への必要に応じた同行であったり、養護学校の生徒や実習の同行についても実施をしているところであります。昨年度におきましては、精神障がいや発達障がいの方6名に対しまして約20回のジョブコーチを派遣しているところであります。内容につきましては、職場を訪問して、本人の仕事の状況を確認したり、会社の従業員と意見交換をしながら本人の状況、こういった対応したらいい、そういった意見交換をしながら、このジョブコーチの支援を行うことで本人が緊張感がなくすんなり会社でスムーズに仕事ができる、そういった取り組みであったり、何よりも本人が長くその職場で働く、そういった環境づくりについても支援をして、効果が出ているというふうに考えているところであります。以上です。

質問 8番 遠藤隆男

ありがとうございました。障がい者も会社で働く時代であります。働く幸せを感じられる優しい団結力のある組織、障がい者にとって働きやすい環境づくりはパートで働く方々を含めより働きやすい環境づくりにつながっていくと思いますので、またジョブコーチ支援については障がい者本人だけではなく、事業者や家族も対象になっているということもありまして、ジョブコーチ制度がますます活用されるよう、また事業所内においても上司や同僚によるナチュラルサポートにスムーズに移行されるような取り組みになるよう引き続きよろしくお願いしたいと思います。次に、障がい者への理解について再度質問をさせていただきます。障がいや障がい者を理解するには障がいの種類を理解し、障がい者個々の障がいの特性を理解することが必要であり、親、兄弟や家族でさえ理解困難な状況に出会うことがあり、そう簡単には理解できるものではないというふうには思っております。一例を挙げますと、意思疎通が困難である自閉症の障がいを持つ障がい者には個々にさまざまなこだわりといったものがあります。日常において急遽行動予定が変わったり、いつも通っている経路が変わったり、本人が一人でできるいつもどおりしている行動の一部を手伝われたり、体をさわられるのを嫌い、コミュニケーションのつもりで肩をさわられたり、おはようございます、さようならといった挨拶を同じ言葉で返してもらえなかったことから行動が停止したり、しつこくなったり、またいきなり怒り出したり、パニックになったりといったことが起きてしまいます。日中の生活において家族と常に過ごしているならば、そのような行動を避けることができるとは思いますが、現実としてそういうことにはいかないと思います。大半の方は、福祉施設等において支援を受け、福祉就労等の場において日中の生活をしていると思います。障がい者を支援する職員の方々が障がい者個々の特性を知り、理解できなければ戸惑うことも多く、満足のいく支援もできず、職務に対するやりがいも見えないのではないかというふうにも考えます。そこで、障がい者を支援する職員等に対して各種障がいの特性を含め理解をさらに深めてもらうため名寄市として何か取り組まれていること等があればお聞かせください。

答弁 健康福祉部長 小川勇人(健康福祉部長は2022年3月まで)

今の議員からありましたように、やっぱり障がい者個々によってその障がいの程度だったり、状況は違うという面では障がいというものを理解することは大変重要というふうに思っております。そういった面では、市においても継続して市民、地域も含めていろんな啓発活動やったり、講習会も今後も実施したいというふうにも考えていますけれども、今職員の研修ということで質問がありました。言いましたように、障がいといってもさまざまな種類、程度がありまして、全ての障がいを学ぶことについてはかなり時間がかかりますし、障がいの支援に携わる職員については専門的な知識をもとにした高度な支援が求められてきているところであります。障がい者の支援に携わる人がより専門的な知識を身につけることができるよう研修会の開催、就労・生活支援部会、相談支援・権利擁護部会での研令和元年9月18日(水曜日)第3回9月定例会・第2号修などを実施しておりますけれども、ことしにおきましては8月に職員向けの研修会を実施して、福祉業務に従事している職員を対象に知識の向上や対人援助、スキル向上及び職員間のネットワークの構築に向けて講話だったり、あとは小グループでのグループワークを実施しております。先ほど言いました就労・生活支援部会、相談支援・権利擁護部会においても年6回開催している中では常に事例検討も行いながら、やっぱり社会状況の変化であったり、子供といいますか、障がい者の状態、いろんなケースがありますので、そういったものを事例を検討しながら、意見交換をしながらよりよい対応といいますか、サービスといいますか、そういったものをいかに提供できるかというのは常に研さん、検証しながら実施をしていきますので、今後においてもそういったことを通じまして職員のスキルアップに努めながら、障がい者の方々が自分に合った生活ができる、対応できる、そういったような取り組みをさらに進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 8番 遠藤隆男

ありがとうございました。名寄市としては障がいや障がい者への理解を深めるために研修会を初めさまざまな取り組みがされており、安心しているところではありますが、障がい者個々の特性を把握し、さらに理解を深めてもらうためにも障がい者の御家族とも連携をした取り組みというふうになるようによろしくお願いをしたいと思います。先般7月27、28日に「楽しく働き、楽しく暮らし、自分らしく生きよう」をテーマに第64回北海道手をつなぐ育成会全道大会名寄大会が行われました。北海道手をつなぐ育成会、名寄心と手をつなぐ育成会等の主催で各関係機関を初め多くの後援によりさまざまなテーマについての討議、イベント、アトラクション等が行われ、大変意義の深い大会になったのではないかと私も思ってお令和元年9月18日(水曜日)第3回9月定例会・第2号ります。私も障がいを持つ子の親として、また名寄心と手をつなぐ育成会の一会員として改めて親として何をすべきなのか、今何をしなければならないのかを考えるいい機会になったというふうに思っております。障がい者も社会を支える一員であり、楽しく働き、楽しく暮らし、自分らしく生きていける、また支援をする職員等の皆さんがやりがいを持って働ける名寄市、さらには福祉関係者だけでなく市民の皆様に障がいの特性に応じたコミュニケーション手段を身近に感じてもらい、障がい者との円滑なコミュニケーションが図ることができるような名寄市になればと願うところでもあります。そのためにもより多くの市民の皆様に理解していただけるよう情報発信等含めた取り組みを引き続きしていただきたいというふうに思います。次に、農福連携について再度質問をさせていただきます。先ほどの御答弁により名寄市における農福連携の現状と課題、考え方については理解をさせていただきました。農福連携には農業分野、福祉分野においてさまざまな問題が多々あると思います。また、農福連携は農業関係者と福祉関係者がお互いに理解を深め、行政としても既存の協議会の活用や協議会の新規設立等、官民一体の連携がなければ前へ進まない取り組みであると考えますが、名寄市としてはどのようにお考えかをお伺いいたします。

答弁 経済部長 臼田進(経済部長は2022年3月まで)

農福連携の推進に当たって農業サイド、そして福祉サイドがしっかりと相互理解をしながら進めていく必要があるのではないかというところの御質問だったかというふうに思います。農林水産省が、2018年ですから、昨年の11月にアンケート調査をとっておりまして、農福連携を実践する農家126人、そして福祉事業者777件の回答を得てまとめた結果がありまして、この中には、先ほど申し上げましたけれども、効果が言われています。1つは農家サイドにすると年間売上額がふえた農家が8割ほどに上がっていたという効果が言われていたり、あるいは福祉事業者のほうでは障がい者が農作業することで体力がついた、あるいは表情が明るくなったなどの効果が実感できるという報告をいただいているところであります。ただし、一方で課題として浮き上がっているのが農家と福祉事業所とのマッチングをどう進めるかというのが課題ということで報告をされているということであります。名寄市におきましても、先ほど報告をさせていただきました。現状農福連携進んでいる分ありますけれども、これらの取り組みについては各種福祉事業所と農家さんがそれぞれ個別に連絡をとり、連携をして取り組んでいるというのが実情であります。さらにこの農福連携進めるに当たっては、やはり今後の取り組みの課題ですとか、それぞれの意向ですとか、あるいは課題解消に向けて実態を知り、相互理解を深めることがまず必要だろうというふうに考えているところでありまして、議員が言われるように農業分野、さらには福祉分野の関係者が集まって協議する場も必要だというふうに認識をしているところであります。幸いに市内に目を向けますと福祉事業者が参加する会議、名寄市障害者自立支援協議会というのが既に設置をされておりますので、こういった場を活用しながら農福連携の推進に向けて相互に情報を提供し合い、知り合い、そして課題解消に向けて検討を進める、そんな機会としてまいりたいと思いますので、今後また調査研究してまいりたいと思いますので、ぜひ御理解をいただければと思います。

質問 8番 遠藤隆男

前向きな御答弁で、大変ありがとうございます。ぜひそのようにお願いしたいと思います。農福連携の取り組みは、高齢者社会と言われる時代、元気な高齢者の活躍の場、また高齢者の健康、生きがいづくりの場との考え方もあります。私は、障がい者と高齢者のコラボもありではないかなというふうにも考えております。名寄市には、農業振興センターというすばらしい施設があります。農業、福祉関係者が取り組む農福連携だけではなく、農業振興センターを活用した農福連携ができないだろうかというふうにも考えます。そこで、農業振興センターを活用した名寄市独自の農福連携の可能性を含めお考えをお聞かせください。

答弁 経済部長 臼田進(経済部長は2022年3月まで)

ただいま農業振興センターを活用した農福連携のモデル的な取り組みを含めていかがですかという貴重な御提言をいただいたというふうに受けとめさせていただきたいと思います。議員御存じのように、農業振興センター、さまざまな作物もありますので、さまざまな体験ができるという部分がある一方で、どうしても面積的な制限なんかもあるということについては御存じいただいているかというふうに思います。そういった意味では、どうしても限定的な取り組みとならざるを得ないのかなという一面があるというふうに思っておりますけれども、農福連携におきましては障がい者の方が実際の農作業体験を通じて農作業従事の適性を見きわめることがあるというふうに思いますし、またある意味では作業内容の指導方法を検討しながら進めること、そういったことも振興センターを活用すると可能になるかなというふうに思っているところであります。さらには、農業者にとっても実際に障がいのある方が作業している姿を見て、こういう方たちであれば私たちもぜひ受け入れてみたいなという、そういうきっかけにもなるのではないかなというふうに思っているところでありますので、どのような活用ができるかについてさらに研究をさせていただきたいなというふうに思っています。これは、農業サイドだけということでなくて、福祉サイドも含めて研究をさせていただきたいということであります。なお、申し上げておきたいと思いますけれども、振興センターでも既に高齢者事業団の方について令和元年9月18日(水曜日)第3回9月定例会・第2号は作業に御協力をいただいて、実際に農作業の従事に当たっているということもあります。いずれにいたしましても、今後さらに研究を進めてまいりたいと思っておりますので、ぜひ御理解をいただければと思います。

質問 8番 遠藤隆男

ありがとうございました。ぜひ御検討いただき、名寄市の農福連携がさらに推進されますようよろしくお願いいたします。まだ時間がありますが、最後に障がい者に優しいまちづくりは高齢者、子供にとっても優しいまちづくりにつながると私は考えております。名寄市において推進されている各計画、各事業がさらにいいものとなり、名寄市の皆様がこれからも住み続けたい名寄であると思える名寄市になることを願い、質問を終わりたいと思います。

出典:名寄市議会 平成31年第3回定例会 2019年9月18日 議事録 PDF(67ページ) 間違いを知らせる