南幌町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月6日
中学校の制服購入費用について
2025年3月6日、南幌町議会の一般質問で、高橋修平議員が「中学校の制服購入費用について」質問し、教育長が答弁しました。
- 質問者
- 高橋修平 議員
- 答弁者
- 教育長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 高橋
教育長に御質問させていただきます。中学校の制服購入費用について。昨今の物価高の影響もあり、家計における教育費の負担が増加しています。特に中学校の制服に関しては、その高額さが問題となっています。理由の一つとして、南幌中学校では、多くの生徒が年間20回から30回程度しか制服を着用しておらず、日常的にはほとんどの生徒がジャージで登校しているという現状があります。保護者は高い費用を支払って制服を購入しているにもかかわらず、その使用頻度が低いため、経済的な負担感が一層強まっていると考えられます。このような背景を踏まえ、教育長に2点伺います。1、現在の南幌中学校において、制服を着用しなければならないタイミングは。2、南幌町では、制服の購入費用に対してどのような支援策や取組が行われているのか。
答弁 教育長
中学校の制服購入費用についてのご質問にお答えします。1点目のご質問については、南幌中学校では、入学式などの式典やテスト期間中は制服を着用する日として定め、令和6年度では、39日間制服着用日として決められています。それ以外の日については制服やジャージどちらで登校しても可能とし、生徒の判断に委ねているところです。なお、近隣自治体の中学校においても、制服の着用頻度は本町と変わらない状況となっています。また、近年、生徒の多様性や個性を尊重する意識の高まりから、ジェンダーレス制服として男女兼用の制服の採用などが進んでいることから、南幌中学校においても令和8年度新入学生徒より、制服改定の準備を進めています。2点目のご質問については、全ての生徒を対象とした支援等は行っていません。
質問 高橋
今回の一般質問に当たり、制服のあり方について考えました。制服本来の目的や役割について再検討する必要があると考えます。ざっくりと歴史なんですけれども、古代の武士や中世の騎士の鎧から始まり、敵・味方の区別をつけるために使われてきました。明治時代には軍事だけではなく、西洋の影響を受けた近代的な制服が登場し、時代にあわせて変貌してきました。制服を着ることで、組織のルールや規範に従う意識が高まることや、組織の一員であることを明確にすることで、社会的なプレッシャーにより、個人が組織の規範に従いやすくなるといわれています。このあたりはちょっと掘り下げると都市伝説みたいな話になるので、メリットに移ります。制服のメリットとしては、外部から見た時にどの学校の生徒かをすぐにわかるため、防犯面で役立つことが挙げられます。しかし南幌は中学校が1校だけなので、これはちょっと微妙かもしれません。また、学校全体に一体感をもたらし、朝の準備が簡単になり、着る服を選ぶ時間を短縮できます。しかし最も納得のいくメリットというところでは、学生間の経済的な差を感じさせないようにすることです。このことから、制服ではなくジャージだけでもよいのではないかとも考えました。この決定は大人がするものではなく、当事者である生徒たちに考えてもらうのが最善だと思います。小学生の間に、一度はそもそも制服とは何なのかを少し哲学的に学び、今後の自分たちに必要かどうかを話し合う時間があってもよいのではないでしょうか。再質問なんですけれども、制服及びジャージの無償化が不満と不安の解消につながるのではないかと考えています。理由の一つ目は、まず家計が助かること。二つ目は、公平性が高まることです。子育て支援策の内容をみてみると、ほとんどの人が喜んではいるということはわかっているのでそれは前提としてなんですけど、まず米の提供に関しては、米農家さんにとって微妙なところもありますし、無農薬米しか食べていない家庭もあります。医療費に関しても、病院に行かない子は恩恵を受けられませんし、給食費助成もお弁当の子は恩恵を受けられません。それ以外でも、就学援助制度も、ぎりぎり該当しない家庭は受けられません。このことから、制服無償化はいずれほぼ全ての子どもが受けられる支援だと考えます。三つ目は、北海道の町村自治体で制服無償化が実現すれば、おそらくなんですけど初となるため、話題性もあるのかなと思います。まとめますと、一つ目、現行の制度を維持し、メリットを伝えつつ不満を軽減するという方向性。二つ目が、品川区とか北斗市ですね。その例などを参考に、無償化を進める方向性。三つ目が、一部助成を行う方向性。四つ目が、販売方法などの課題が多いかもしれませんが、卒業時に制服を安価で譲る仕組みをつくるという方向性。五つ目がですね、制服改定の準備を進めているということなので、水を差すようなことになると思うんですけど、五つ目が、服装の完全自由化の方向性。これは生徒さんがその時々に最適な服装を自主的に考える力を育むという狙いですけども、そして六つ目ですね。制服を廃止し、ジャージのみとする方向性。制服を廃止してジャージを制服の代わりとするのは、極端かもしれませんが、こちらも話題性はありそうです。ジャージのみの無償化ならば、町の負担も少なくて済み、無償化が実現できなくても経済的に助かる家庭も多いと考えられます。私を含めですけれども、多くの人は先人がつくった規則やルールというものに沿って生活してきたと思うんですけど、変えるべきと感じたら、その最適解を見いだすのも人間だと思います。その内容とタイミングは慎重に考える必要がありますが、そもそもという視点は、今後さらに大事になっていくかと思います。ほかにも細かいことを言えばたくさんあるんですけれども、これらを踏まえて無償化の考えを含めた制服の方向性を探る施策案を考えていただけるかどうか伺います。
答弁 教育長
高橋議員の再質問にお答えします。まず、学校における通学用服装、いわゆる制服ですね。それから学用品等の適正な取扱いということについて、文部科学省から平成30年3月に通知が出ております。学校における通学用服等の学用品等の適正な取扱いについて、においては、学校における通学用服の選定や見直しについては、最終的には校長の権限において適切に判断すべき事柄と示されております。それから、話題性のことでお話しされておりましたけれども、過去にやっぱり近隣の町でも、制服私服化、自由化ではありません。自由化というのは何でも良いということなので、制服を変形させてもよいことにつながってしまいますから、それは違いますので、私服化ということで行った学校がありますが、最近制服に戻しました。経済的な理由と、非常に私服にすると非常に金額がかさばるということで、ジャージも自由にしていたところ、やっぱりそれも非常にお金がかかるということで元に戻しております。それから、制服のほうですけれども、就学支援が必要な家庭については、生活保護制度だとか、就学援助制度において、制服の購入費用の一部助成しているということがまず1点あります。それから先ほど、米の部分だとか、使っていない家庭についての部分ということでありましたけれども、個別の事情をそれぞれ考慮して精査していくと、対応することは非常に困難を来してしまいます。それから子育て世代全体の支援を考えて制度等を進めておりますので、制服の購入費用に対する支援策は今のところ考えておりません。それから、循環型社会の構築や資源を大切にするという意識の醸成は、これからの社会を生き抜く子どもたちにとっても重要であるというふうに考えております。こうした点でも、不要となった制服を廃棄せずに有効活用するという、リユースを推奨するということは意義ある取組と考えております。本町においては、保護者間での卒業生の制服、それから小さくなった制服など譲りあうというリユースの実態、実際にこれはあります。その実態がありますので、今後は保護者間でのこのリユースの輪が、保護者の主体的活動の中で意識が高まり、自主的に広がっていければ、さらに効果的な取組になっていくのではないかなというふうに考えます。
質問 高橋
ある程度は考えていただけるというところで、納得させてもらったんですけれども、再々質問ほどでもないですね。まあ今回一般質問をするに当たって、町民の方々の声をちょっと拾い上げてさせていただいたんですけども、季節性というか、今時期も時期なので、そういう声がちょっと多かったというところなんですよね。で、ごめんなさい、ちょっと私の立場からという話になると、どうしても医療についての例になっちゃうんですけど、健康で長生きをしたいと願って、例えばワクチン接種を選ぶ人と接種をしないことを選ぶ人というのがいると思います。どちらも一緒で、このヒューマニズム思想というのに基づいていると僕は思っているんですね。で、知識を深めることで、無用な批判を避けることができますが、私みたいな面倒くさい人間でも多少は理解できますけど、なかなかそうはいかないことが多いと思います。やっぱり世の中の不平・不満の構図というのは、ほぼ同じで、今回の質問も僕は同様だと思っています。今はそもそも、そもそもですね。そもそも何のために生きているのかを考える良いタイミングであり、必要な時代だというふうに感じております。再々質問はございません。以上になります。