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南幌町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日

自衛隊での職員研修は中止を

2024年12月11日、南幌町議会の一般質問で、湯本要議員が「自衛隊での職員研修は中止を」について質問し、町長が答弁しました。

質問者
湯本要 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 湯本

町長に2点ご質問させていただきます。まず最初に、本町で行われております自衛隊での職員研修、これの中止を求めるものであります。現在、町は職員研修として自衛隊での「生活体験」を実施しています。自衛隊は、災害時には被災地での救助活動など、なくてはならない存在です。しかし、自衛隊は本来の任務として災害地救助活動を目的とした組織ではありません。自衛隊は「長沼ナイキ訴訟」における憲法違反との判決は今も生きており、国民の中でも様々な議論がある中で、各自治体における対応も様々です。私は、現状において自衛隊は憲法に違反するとの思いから、自衛隊での職員研修の中止を求めるとともに、自衛隊を職員の研修先とする目的について町長の考えをお伺いいたします。

答弁 町長

自衛隊での職員研修は中止をのご質問にお答えいたします。ご質問の自衛隊を研修先とする目的については、規律や組織行動を重んじる自衛隊での生活体験研修に参加することにより、自己規律の意識向上とその重要性を再認識するとともに、組織で仕事を行う際に必要な連帯意識の向上を図ることを目的として、令和元年度より実施しています。本年度は、恵庭市・由仁町の職員と合同で、本町からは5名が参加し、職員からも有意義な研修であったとの報告を受けており、研修の成果があったと考えることから、中止する考えはありません。

質問 湯本

今の回答でですね、少し疑念を生じるわけです。職員とは何なのかなというふうに思うんです。私は町内会の役員もしておりまして、日頃町の職員の皆さんには本当にお世話になって、今町内会での活動維持もですね、本当に職員の方なしには動かないというような状況に立っています。本町における職員と町民とのこの関係といいますかね、これをより一層密にしていって、職員の方々が町民の日常の生活、それから悩み、苦しみ、それを敏感に受け取っていただいて、職場の中で自由に発信する。どういう案がいいか、どういう施策がいいか、職場の中で議論していただく。そして、それに働きがいや喜びを感じていただく。こういう、まあ理想かもしれませんけれども、私は職員と町民との間の関係をですね、見ているわけです。自衛隊は私も実は10代の頃に1週間ぐらい、この研修だったかどうかわかりませんが、体験をしたことがございます。あの、自衛隊と公務員、自治体労働者の皆さんとの目的というか性格は、真逆なんです。御存じのように、自衛隊は憲法違反かどうかというのはですね、ここで長くなりますから簡単に、長沼訴訟で違憲ということが出されて以降、最高裁をはじめ、自衛隊に対する判決は避けられております。従って、裁判所の中での判決というのは、1審判決ではありますが、長沼ナイキ訴訟における札幌地裁での自衛隊は違憲というのが、通説として生きているわけですね。あとはもう避けてるわけですから。従って、今、国のほうでは自衛隊の違憲状態をどう解消するかということで、自民党は憲法改正、9条の中に自衛隊をちゃんと書き込もうと。こういうことなんです。だから与党も含めて、憲法違反の状態にあるということは、もうわかっているわけです。従って、職員がですね、就職の際にする宣誓、御存じのように、日本国憲法を守り、そして住民の福祉に貢献するということを、皆さんは宣誓するわけです。そこに本質があるわけです。だから、顔も目もしっかりと住民の側に向けていただいて、住民の様々な要求や苦しみを感じ取っていただいて、それを町政に反映していく。それが望まれているというふうに思うんです。で、自衛隊でのですね、組織の規律を重んじ、体験生活を通じて自己規律の意識の向上。連帯感というんですけど、これ全部内向きで職場内のことになっちゃいますよね。なぜそうなるかというと、自衛隊の目的は個々人の人間が、兵隊がですね、兵隊と言ったら怒られますけど、自衛官が判断する能力を持ってはいけないという教育を受けます。上官の命令には下が疑問を持たず、目の前に敵がいたら殲滅する。殲滅というのは殺すことです。それを目的として、日常訓練をし、日常そういう生活をしていく。それが自衛隊なんです。批判はしません。国を守るために必要な組織だし、そこで躊躇しながら闘う兵隊がいたら、私だって心配になっちゃうわけですから。だから自衛隊がやる役割と、そういう地方組織で住民の福祉の向上のために働く皆さん方とは、真逆なんですよ。性格が。これをやっていくためには、職場の中でどれだけ職員の皆さん方が自由にものを話し、町民から受け止めたそういう問題や悩みについて自由に立案、発案しながら議論して、上司の顔色を伺ったり上からの命令に従うんじゃなくて、町民のそういった日常の苦しみや要求を汲み上げていく。そういう仕事のやりがい、生きがいを持っていただきたいというふうに思っているんです。ぜひそういう職場をつくっていただきたいというふうに思うんですね。ですから、自衛隊が受ける研修の中ではですね、そういった良い面がどんどんどんどん潰されていっちゃうんじゃないかなというふうに私は思うんです。で、町のほうから出していただいたですね、昨年度の陸上自衛隊北恵庭駐屯地内における生活体験、これをいただきました。最後の報告書の中では有意義なものであったということで、いろいろ書いてありますけども、訓練の中身を詳細に日程表でいただいております。これ見ました。すごく心配になりました。これは7月の4日から7月の6日、3日間、時間にして、睡眠時間を除いて研修の時間は40時間です。そのうち、住民に役に立つ救助活動ですかね。それに直接的に影響のある訓練の科目は、3時間40分。何か言いますとね、レンジャーでの保有によるロープ訓練、ロープ、重いものを移動したりする時のロープの縛り方、野外衛生で、衛生陸曹が教官としての実施で、心肺蘇生や救急法の術科、こういうものを学んだというのが、合計で3時間40分です。あとは何をやっているかというとですね、資料館、それから装備品の展示。装備品は何を見ているか。Amb、AED、EV、МBRSなどなど並んでおりますが、これは自衛隊法で言いますとね、一部言いますけども、EVというのは電気自動車ではありません。ドップラーレーダーといって、あらゆる物体の速度、距離、要するに、戦車の球がどのスピードでどこに着弾したかということ図るレーダーですね。そういうものであります。それからRCVというのは、これも車ではありません。偵察用警戒車、それから高低作業車などなど、いわば武器であります。そういう機構になります。それから、資料館でもそういったものを展示を見る。それから、大事なのは防衛法教育というのが2時間にわたってあるんですよ。副連帯長による防衛法教育。防衛法とは何か。安保法制をはじめとする十何本のですね、今、法案がその中に示されておりますけれども、防衛白書の中ではこう書かれています。この防衛法が成立することによって、アメリカ軍の後方支援ができるようになったと。これで、自衛隊はですね、要するにアメリカとの共同演習、それから事があれば、一緒に戦場にその行くことができるというような記述も、防衛白書の中にも出されております。そういう教育が、自治体職員の中に必要ですかと。背嚢背負って10キロ行進、いろんなのが出ていますけども、そしてあれですよ。この研修期間中においてはですね、迷彩服を着用。そして戦車にも乗って、戦車の性能を確かめたのか、当初、戦車の構造機能の説明。そういったことをこの駐屯地の中でやっている。ほとんどは、自衛隊装備の点検や自衛隊員が何をやっているかと、自衛隊の宣伝みたいなものですね。ですから、当時もうやっていませんけれども、大阪の市長を務めていた時のテレビなどによく出てる橋本徹氏なんかはですね、市長時代に、この研修はふさわしくないと。自衛隊を宣伝するだけだということで、大阪市では中止をしています。管内でもどれだけの所で実施されているのかということで、調べてみました。先ほど答弁があったとおり、南幌と由仁町だけです。これに恵庭が入って1市2町でやるという状況になっています。全国でも、実施している所でもですね、迷彩服の着用はだめ、軍事装備品に対する教育、それには触れないという形で自衛隊の演習は許可、許可といいますか、やっている所もあると。いわばこういう形で、どこが提案したのか、自衛隊のほうから来たのかわかりませんけど、丸々こうした研修をですね、受け入れてやっているのは珍しいと思います。それは憲法に対して、自治体の職員が先ほど言いました宣誓に対して触れるおそれがあるから、少なくとも迷彩服と軍備の所にはやらないというのが、そこそこの自治体のですね、首長さんの判断できているわけです。南幌ではこうした形が出されていると。憲法に多少違反してるんじゃないかということが一つの問題です。それから、そうした体験を通じて、決して町民の側に立った町民の福祉の向上、これに貢献する、やりがいのある公務員といいますかね、役場職員という意識がつくられていくのかというところにも、私は大いに疑問を持つわけです。せっかく今、町の町民と職員との間では様々な協力関係ができていますし、私はこれがもっともっと進んでいただきたいというふうに思うわけです。しかし近年、いろんな町民の方からも声が聞こえてきます。役場に行っても顔は見るけど挨拶してくれない。誰が来たのか、何の用事で来たのかってじっと見られる。顔も上げない。挨拶もしてくれない。そういう声も度々聞くんです。一生懸命やってもらってます。私は体験してます。一緒に花を植えたりね、掃除したり。でもやっぱりそういった町民の声にも耳を傾けながら、町長はどういう町政を町民との間でつくろうとしているのか。何らかの事業をやるというハード面ではなくて、そういったこの職員と町民とのソフトの面でですね、ぜひお伺いをしたいというふうに思うんです。そのためには、まずこの事業について、私は中止すべきだというふうに思いますが、町長はどうお考えでしょうか。

答弁 町長

湯本議員の再質問にお答えをいたします。まず、職員と町民の関係ということで、いろいろ御意見をいただきましたけども、私は町民のいろいろなものを職員が感じ取ってもらう、そしてそれをどうしていくのか、対応していくのかというようなことを、職員にも話しているつもりでございますし、また、そのきっかけとして、いろんなイベント、行事にも参加をして、町民とのコミュニケーションを深めてもらうというような組織づくりをしているつもりでございます。さらに、日頃の業務を町民に落としやすくするために、地域担当職員制度というものを設けまして、町民側からの意見などをもらって、そういう説明をしているところでございます。これが進んでいるかどうかについては、議員のお考えもあるのかなと思います。また、職場で自由に職員が発言するということで、閉塞的に思われているのかもしれませんけども、職員にはいろいろなセミナーに参加をしてもらっています。また、職員研修もいろんな形の職員研修がございます。その中で、例えば若手職員が政策提言をすると。私に対して政策提言をすると。それを私が幹部職員と協議をしながら、それを政策に反映していくというようなことで、闊達な意見を求めております。これも、その進度についてどうかと言われると、また議員の思うところもあるのかもしれません。それと職員が挨拶をしないということで、議員から指摘がありました。私もいろんな機会がある度に、私が職員に対して挨拶する度に、来庁者への挨拶、これは町の職員としての基本であるということを毎回申し上げております。その中で実行されていないということでございますので、これについてはまた職員に対して、そういう意見があったということは申し伝えたいと思います。それで自衛隊に関してでございますけども、違憲か合憲かということでございますけども、これについてはそれぞれのお考えがあるのではないかと思います。それが今までの経過ではないかなと思います。それで、ここで私の考えは申し上げることもないのかなと思っております。それと、自衛隊を研修先とする目的でございますけれども、やはり自衛隊は規律や組織活動を重んじるということで、例えば大規模災害時における現場の対応ですとか、そういうことが最も豊富な組織であるということから、研修先の一つとして選定をしているところでございます。また、本年度、近隣の由仁町、それと恵庭市と合同で開催をいたしましたけども、このように20数名でありましたけども、受け入れ体制が整っているということも、その理由の一つでございます。当然実績も豊富でございます。その研修の中に、やはり自衛隊を宣伝するような意図があるんじゃないかとか、または、迷彩服の着用ですとかということを言われましたけども、やはり自衛隊での研修ですから、その中に入っての研修ということになります。それをわかっていて職員研修として選定をしているところでございます。研修の効果としましては、例えば職員の使命として、災害時には町民の先頭に立つこと、現場の状況を的確に把握すること、そして、やはり連帯意識を持つことが重要でございます。自衛隊での研修参加によりまして、職員の意識がそういうことで培われていると思いますし、参加した職員の報告を見ましても、そういうような意識が持たれているものと思います。町といたしましては、先ほど申し上げましたけども、そういったことを目的として、自衛隊への研修に参加をしておりまして、それ以外の意図とか内容は含んでおりません。従いまして、自衛隊への研修を中止する考えはございません。

質問 湯本

今回答をいただきました。いや、わかりました。町長の考え方は。これはそれをどう評価するかというのは、町民の側の皆さんに委ねたいというふうに思います。いずれにしましても、私たちはやっぱりこの小さな町の魅力、それはですね、やっぱり町民と行政、職員の皆さんとの距離が非常に近く、悩みも話しやすいし、そういった身近な存在であってほしいというふうに思っているわけです。そして、そのことにいろいろ苦労はあるし、私たちもわがままですからね、御苦労はあると思いますけど。私たちがいろんなことを言いますから、それはあると思うんですけれど、それを耳に止めて、しっかりとですね、行政の中で反映をしていただきたい。それに働きがいややりがいを見つけていただける。そういうぜひですね、職場環境をつくっていただきたいということを願ってですね、この質問については終わらせていただきたいというふうに思います。続いてですね、2問目。

出典:南幌町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる