南幌町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月6日
地域福祉計画の策定について
2023年9月6日、南幌町議会の一般質問で、家塚雅人議員が「地域福祉計画の策定について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 家塚雅人 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 家塚
それでは、町長に地域福祉計画の策定について質問をいたします。地域福祉計画は、平成12年6月、社会福祉事業法等の改正により、社会福祉法に新たに規定された事項です。この地域福祉計画は、地域福祉推進の主体である地域住民等の参加を得て、地域生活における課題を明らかにするとともに、その解決のために必要となる施策の内容や体制について、庁内関係部局はもとより多様な関係機関や専門職を含めて協議を行い、目標を設定し計画を推進するものであります。平成30年4月の社会福祉法の一部改正において、今まで任意とされていた策定が努力義務に改正され、さらには地域における高齢者福祉、障がい者福祉、児童福祉等の各分野における共通的な事項を記載する、いわゆる福祉施策の上位計画として位置付けられました。本町の各分野における個別計画については、それぞれ目標を設定し進行管理を行いながら事業の推進を図ってきていますが、現在、福祉を取り巻く課題は複雑、多様化していることから、今後は福祉の領域を超えた地域全体が直面する大きな課題として捉え、持続可能な地域づくりを進めることが重要と考えます。このことから、私は個別計画を包括する福祉施策の上位計画として地域福祉計画が必要と考えますが、町長の考えを伺います。
答弁 町長
地域福祉計画の策定についてのご質問にお答えします。現在、本町の福祉分野においては、「介護保険事業計画」、「障がい者福祉計画」、「子ども・子育て支援事業計画」などを策定し、福祉行政を進めているところです。しかし、昨今の福祉を取り巻く環境は、社会構造の変化や少子高齢化の進行の影響から、高齢の親と障がいを持つ50代の子が同居する「8050問題」や介護と育児を同時に行う「ダブルケア」、未成年の子どもが親や兄弟のケアを行う「ヤングケアラー」など、複雑化・複合化した課題があり、世代ごと・分野ごとの取組では、対応が難しくなることが想定されます。このことから、住み慣れた地域で、いつまでも健康で自分らしい生活を送ることができるよう、子ども、高齢者、障がい者など全ての方に対し、地域全体で包括した福祉施策を推進するために「地域福祉計画」は必要と考えることから、福祉分野の上位計画として策定に向けて取り組んでまいります。
再質問 家塚
再質問をさせていただきます。この地域福祉計画の策定状況を少し調べてみました。厚生労働省での直近の公表では、令和4年4月1日現在で、全国市区町村1,741自治体のうち、策定済みが1,476、全体の85%。また、道内では179市町村のうち、策定済みが113、全体の63%。さらには、空知管内では24市町のうち、策定済みが7、全体の29%という状況でありますが、空知管内では策定予定と調査時点で回答している町が2町ありましたので、確認したところ、現時点で策定をしておりましたので、9市町で38%となります。また、策定に取り組んでいない理由として、策定する人材やノウハウなどの不足。また、策定が必須でない努力義務である。さらには、策定に必要性が感じられないなどの回答となっています。この地域福祉計画は、町の総合計画を上位計画として、その地域福祉に関する事項をより具体化し、介護保険事業計画、子ども・子育て支援事業計画、障がい者計画などの個別計画に関し、地域福祉の視点や理念、また、方針や推進方法などを明確にして、地域における展開を包括する役割を持っております。したがいまして、この地域福祉計画は、高齢者、障がい者、子どもなどの個別計画に共通する基本的な事項を横断的に定めるというもので、町の総合計画と分野別計画の中間に位置付けするものと認識をしております。さらに、これらの地域福祉計画では、地域全体の福祉サービス事業や、地域福祉活動については、官民協働を基本に策定する必要があります。そこで、現在町では、介護予防事業を含めた福祉サービス事業の一部を社会福祉協議会へ委託し、事業推進を図っています。特に、社会福祉協議会においては、町より人的支援並びに事業委託としての財源補助を受けて事業展開していることから、計画策定に当たっては、福祉のまちづくりの実現を目指す社会福祉協議会との連携や補完関係など、相互に十分な調整を行うべきものと思いますが、町長の考えを伺います。あわせて、策定についてのスケジュールを示せる範囲でお願いしたいと思います。
答弁 町長
家塚議員の再質問にお答えをいたします。地域福祉計画の役割につきましては、先ほど述べさせていただいたとおりでございます。そこで、現在社会福祉協議会が行っている活動や業務でございますけども、相談活動をはじめ、ボランティア団体の育成・支援、交流の場や居場所づくり、さらには見守り活動など、多様なニーズにわたる活動を支えていただいております。また、町の介護保険事業や、高齢者、障がい者の生活、サービス事業など、多くの業務を担っていただいております。限られた資源でありながら、ネットワークを広げ、共生社会の実現に向けて、福祉の最前線で御尽力をいただいているものと思っております。そこで計画の策定に当たりましての社会福祉協議会との連携や補完、調整でございますけども、地域福祉計画の策定に当たりましては、福祉の理念や基本目標、町の事情を踏まえた体系付けを行い、福祉施策の推進を目指すことが重要でございます。また、その体系付けを行うことによりまして、それぞれの役割が明確化し、専門性や相互の連携、共有化など、本町における福祉資源が効果的に活用され、向上されていくものと考えてございます。計画の策定に当たりましては、福祉の最上位計画でありますことから、本町における福祉の拠点として広く活動し、役割を果たされている社会福祉協議会にご参画をいただくとともに、今後の地域課題に対応すべく、関係機関や団体、町民とともに福祉体制の構築に努めてまいりたいというように考えてございます。なお、計画の策定に当たりましては、これから様々な計画の改定期を迎えるところではありますが、来年度より準備に着手をしまして、令和7年度からの計画を目指したいというように考えてございます。
再質問 家塚
ただいま答弁をいただきまして、理解をしましたので、改めての答弁は必要ありませんが、先ほども申し上げましたように、福祉に関わる課題は複雑多様化している中で、横断的な支援を持つ、この地域福祉計画の速やかな策定着手に期待し、質問を終わります。