南幌町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日
南幌みどり野団地における未造成用地について
2024年3月7日、南幌町議会の一般質問で、家塚雅人議員が「南幌みどり野団地における未造成用地について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 家塚雅人 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 家塚
それでは、一般質問に入る前に、本年1月1日に発生した能登半島地震により、亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げるとともに、今後、今なお避難場生活を余儀なくされている多くの被災された皆様にお見舞いを申し上げます。それでは町長に、南幌みどり野団地における未造成用地についてご質問します。南幌みどり野団地は札幌都市圏のベッドタウンとして、昭和49年北海道住宅供給公社が事業主体となり造成、分譲を行ってきました。しかし、平成12年以降は住宅建設も大幅に減少し、さらに平成16年には北海道住宅供給公社の特定調停が成立し、新規宅地造成は停止となり、造成済宅地の分譲を主な事業として行ってきました。本町においては、数年前より子育て支援を重点に数々の施策を展開し、その一つとして子育てしやすい住環境の提供に力を注ぎ、その結果として造成済である住宅用地も残り約320区画となり、数年後には宅地完売の見通しが立ってくる状況にあります。また、南幌小学校の向かいに位置する未造成用地については、職住近接エリアと位置づけ準工業用地として令和8年秋の分譲に向け、整備が進められようとしています。このような状況の中で、みどり野団地内の唯一の未造成用地である農村環境改善センター向かいに位置する約18ヘクタールの用地について、町長としてどのような考えをお持ちか伺います。
答弁 町長
南幌みどり野団地における未造成用地についてのご質問にお答えします。南幌みどり野団地は、北海道住宅供給公社における大規模住宅団地開発の決定を受け、昭和49年に本町が全町域に都市計画区域を指定し、市街地に住宅団地を形成する第1種低層住居専用地域を定めています。住宅供給公社は、平成16年2月の債務超過による特定調停の成立を受け、北海道の指導監督のもと、令和32年度までの計画的な債務返済の履行を進めているため、現に保有する分譲資産の処分、賃貸資産の管理以外、新たな事業に着手できないことから、農村環境改善センター向かいに位置する約18ヘクタールの未造成用地については、宅地造成を行うことができない状況であります。しかし、現在、みどり野団地の未分譲宅地は約320区画となっていることや、当該用地は市街地に隣接していることなどを踏まえ、用地の利活用に係るニーズ調査の実施について、住宅供給公社に要請してまいります。
再質問 家塚
それでは再質問をさせていただきます。このみどり野団地は、造成・分譲から約半世紀近くが経過し、本町も大きく変貌してきています。分譲当初は本町の知名度も低く、なかなか販売に結びつかない状況が続いてきましたが、知名度高揚対策の一つとして、南幌温泉の日帰り施設が平成3年にオープン、その後宿泊施設を併設するなど、年間利用者数も年々増加し、札幌圏を中心に本町の知名度が徐々に認識をされてきたところでございます。また、住宅団地造成に当たっては、やはり働く場所の提供として、工業団地の造成が必要不可欠であります。両工業団地においては、完売まで年数はかかりましたが、地元雇用の創出に大きく貢献をしてございます。昨年開業した子ども室内遊戯施設はれっぱは、開業から本年2月まで、来場者が17万2,000人となり、地域間の交流の拠点として大きなにぎわいを見せております。さらには、商業施設の北雄ラッキーが、ツルハドラッグの隣の町有地に本年12月オープンを予定しており、町外への購買力抑制に歯止めがかかるものと思っております。交通体系においては、道央圏連絡道路中樹林から、南幌15線、南幌ランプまで、令和6年度開通予定であります。引き続き、南幌ランプから長沼町までの14.6キロについても現在工事が進められ、数年後には全面開通に大きな期待も寄せられております。昨年は、北広島市に北海道ボールパークFビレッジが開業し、さらに医療大学が北広島市に移転する旨の報道もあり、隣接する市の環境も大きく変化してきてございます。また、北海道にとっても大きな期待を寄せている、千歳市に進出したラピダスの国策ともいえる、次世代半導体製造拠点として現在建設されており、これらの関連企業の進出に期待をするところであります。そこで、先ほど町長からの答弁では、用地の利活用に係るニーズ調査の実施について、住宅供給公社に要請をしていくと言われました。ぜひお願いをするものであります。現況を考えますと、住宅供給公社において宅地造成などの事業ができないことは十分理解をしておりますが、今後のまちづくりにおいて、都市計画用途区域における良質な住宅地としての供給について、町長はどのように考えているかお伺いします。
答弁 町長
それでは、家塚議員の再質問にお答えをいたします。初めに、みどり野団地の造成計画と経過をお話ししたいと思います。集合住宅を含め全体の計画予定戸数は、当時3,600戸であります。そのうち戸建て住宅の計画区画数ですけども、3,122区画で、うち現在造成されている区画数は2,448区画、実施率が78%でございます。この差し引きの未造成区画が674区画になるわけでございますが、うち準工業用地分が360区画、それと議員の言われている改善センター向かい分が314区画でございます。次に、北海道住宅供給公社の特定調停の内容をお話ししますけども、当時の負債総額1,319億円で、住宅金融公庫や15金融機関の債務放棄によりまして、最終債務額が699億円で、調停が成立されました。昨年度末現在で、債務者への債務残高と返済期限は、住宅金融支援機構分が46.7億円で、令和15年まで北海道が276.6億円で、令和32年までとなっております。返済に当たっては、住宅支援機構への償還を優先に行い、償還後北海道に対しての償還に入ることになっております。この間、道公社は賃貸住宅や割賦債権の管理業務、抱えている土地や建物の分譲資産の処分などの業務に限定して、事業を継続することが認められたものでございます。従いまして、新たな投資事業ができないことになっております。北海道につきましては、道公社が債務の返済を確実に履行すべく、指導監督の立場にございます。そこで、本町のみどり野団地の分譲見込みでございますけども、おかげさまで平成28年からの8年間で、370区画の分譲が進みました。特にここ2、3年は分譲ペースが早く、このまま順調に推移した場合、令和11年頃にはおおむねの分譲が見込めるのではないかと推察しているところでございます。そこで、現在行っている準工業用地の関係でございますけども、今まで本町の未造成地に係る道公社や道庁との協議につきましては、都市計画の変更と手続きを含めまして、準工業用地の整備事業に傾注してまいりました。道公社は新たな投資事業ができない状況でございますけれども、この準工業用地の整備は返済計画に大きな影響を及ぼさないということで認められたものであると思っております。また、この準工業用地全体で29ヘクタールで、うち町有地分が9ヘクタールでございます。町が道公社分の事業を代替施工をすることにより、事業が実施することができました。なお、この準工業用地整備に係る公社の負担額は約5.7億円で、大きな理解をいただいたものと考えております。そこで団地の造成でございますけども、みどり野団地は5、6年後におおむねの分譲が行われるよう、まずは現状の分譲促進に努めたいということで考えてございます。道公社によります新たな団地造成は、基本的には特定調停中は難しいものと考えます。現状において、残る320区画の分譲促進を図りますとともに、きた住まいるヴィレッジやゼロカーボンヴィレッジ、そして準工業用地の整備を成功させまして、町の活性化が図られますこと。そうしたことにより、本町の未造成地の造成に関連する、新たな道の計画につながらないかというように期待をしております。そのようなことを道公社並びに道と情報共有を図りつつ、未造成地のニーズ調査をお願いしたいというように考えてございます。繰り返しになりますけども、特定調停や道公社、道の状況を考えますと、非常に難しい問題であるということをご理解いただきたいと思います。
再質問 家塚
ただいま答弁をいただき理解をいたしましたので、改めての答弁は必要ありませんが、今後、町では南幌温泉の改修、それと準工業用地の造成など、大型事業が進められる中において、財政出動は必至であります。そのようなことから、財政規律を堅持しながら、土地活用を進められるよう期待し、質問を終わります。