南幌町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月9日
水稲作付面積の維持・確保対策について
2017年3月9日、南幌町議会の一般質問で、西股裕司議員が「水稲作付面積の維持・確保対策について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 西股裕司 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 西股
それでは私のほうからは、町政執行方針の中から町長にお伺いいたします。南幌町の基幹産業である農業について、農業振興と担い手対策の中に、水稲作付面積の維持・確保並びに農業経営を安定させていくための体制づくりを強化とあります。米の直接支払交付金の廃止を見据えてか、生産者の意向を聞いてもJAの第13次中期3カ年計画においても、米の生産面積は減少していく方向性を示しております。2月23日付の北海道新聞に2017年産空知管内の米の生産目標が掲載されておりますが、南幌町は前年の面積比で11.1ヘクタール減少となっております。この現状を踏まえ2点お伺いします。1、水稲作付面積の維持・確保をどのように考えているのか。2、農業経営を安定させていくための体制づくりとは。
答弁 町長
水稲作付面積の維持・確保対策についての御質問にお答えします。1点目の御質問ですが、本町における平成28年度の水稲作付状況は、消費者から良質・良食味米として人気の高いゆめぴりか・ななつぼしをはじめ、冷凍食品や業務用米として需要が高いきらら397、土づくりと減農薬等にこだわったYes!clean農産物のなんぽろピュアライスなどを中心に、本町水田面積約5,000ヘクタールのうち約45%にあたる2,200ヘクタールで、消費者や実需者ニーズに応じた売れる米づくりを目指し、取り組まれております。本町では、基幹作物を水稲と位置づけ、先駆的に基盤整備事業を実施するなどして、優良農地の確保、農作業の効率化や生産性の向上、安全安心かつ高品質な米の生産を目指してきました。このような中、議員御指摘のとおり、本町においても微減ではありますが、年々、水稲作付面積が減少している状況にあり、加えて平成30年産からの米政策の見直しなど、水田面積の維持・確保を取り巻く環境は厳しくなることが想定されていますが、町では今後も本町農業の基幹作物は水稲と位置づけ、これまで取り組んできた売れる米づくりを基本に農家所得の向上に努めるとともに、生産者団体などとの連携協力のもと、現状の水田面積を維持・確保していかなければならないものと考えています。2点目の御質問ですが、農業経営の安定を目指す体制としては、現在JAが中心となって、町・生産者・農業関係機関などの構成により南幌町農業再生協議会を設置し、戦略作物の生産振興や地域農業の振興方策などの協議に取り組んでいますが、北海道では平成30年産以降の米政策改革への対応として、米価の安定による農家所得の確保や米の安定供給を目的に全道及び地域ごとに生産の目安を設定し、需要に応じた生産を推進するとしています。そのため南幌町農業再生協議会にも生産の目安への対応等として、生産者・JA・町の役割を明確にした取り組みが求められており、町としてもこれまで以上に生産者や農業関係機関等と連携を密に取り組んでまいります。
質問 西股
私も本町の農業の基幹作物は米であるというふうに思っております。その中においてですが、現在の南幌町の平均作付面積、戸当たりでございますけれども、約30ヘクタールになっております。これが5年から10年の間には、個人では40ヘクタールになるんじゃないかなと予想がされております。その中において、大規模農家の水稲作付の面積というのは限度というのがありますので、町長もよく御存じだと思うんですが、約30だと言っておりますけれども、実際には20から25ヘクタールが限界だというふうに言っております。こういうことを踏まえますと、個人の平均経営面積がふえてくるとどうしても水稲の作付面積は減少してくような傾向になるのではないかなというふうに思っております。そして、近年、若い方々の経営方針の中でですが、水稲よりほとんど作業が機械化されている畑作、畑作物、特に小麦ですとか豆類、ここらにですね、経営の主体が変わってきているような状況になっております。こういう今の現状を踏まえた中で、何か独自の対策等を講じなければ、作付面積の維持というのは非常に難しいのかなというふうに私は思います。この辺を捉えてですね、町長の考え方を一つお伺いしたいと思います。
答弁 町長
西股議員の再質問にお答えをいたします。南幌町のこれまでの歴史を振り返り、なぜ水稲にしたのかという問題があろうかと思います。やっぱり先人のそこを目指した思い、これは私は土地条件にあると思っております。それと現在、国の手厚い転作関係についていろんなものがでております。これは来年の米政策の見直しでそれも当然踏み込まれます。現状維持を私どもはお願いはしていますけれども、なかなかこれもはっきりしない。これまでのいろんな取り組みの中では、水田が私は現状よりもう少し、私の本心としてはあるほうがいい農業経営になる、それには今用途別が、水割面積を確保すると、これは用途別でかなりクリアができる。そんな時代になってきているから、そういう部分も含めていくといいのではないかなというふうに思っております。所得に関してどうかということになりますと、所得率の一番高いのは水稲であります。そのことも含めていくと、私は最低でも今の部分は維持しながらやっていく、そして将来的にまだまだ大規模化になるだろうというふうに思っております。ですから今いろいろ、国あるいは道、いろんな研究機関で進めていただいているいろんな政策が早く実を結べば、うちの町でもっと水張面積を確保した用途別のお米がつくれるんではないかなというふうに思っております。またこれについては、JAの販売戦略もありますから、うちが町が何ぼこうしてって言ってもなかなか行政で販売できるわけではありません。ただ、全国の今の様子を見ていると、米はだんだん北のほうへ上がってきております。良質良食味米、ただ西のほうも品種改良がだいぶ進んではきておりますけれども、根本は私はもっともっと北に上がってくるんではないかなというふうに思っております。それがふるさと納税でいろんな声も聞いて、北海道南幌の米も評判を挙げていただいております。それの需要にも応じれない、そんな現状もあります。それと、昨年大きな道内では台風による大雨による被害が受けております。うちの町の地盤から考えるとそういう一旦降ると畑作ってのは全滅に近い、そんなことも考えますと、水稲の現状は確保していくべきではないかなと。あるいは、昔治水対策で農家の皆さんの協力で、水害を最小限に抑えた治水対策も含まれております。それがうちの土地条件でありますから、そのことも全部考えていくと何とか現状以上、もう少し水稲がふえればいいのかなと。そのために町としても道や国の機関に対して、うちが今まで取り組んできた農業の全て、これは全国に誇れる姿であります。そこをきちっとこれから若い人たちとともに、より発展していくためにしていかなきゃならないと思ってますから、そこを含めてうちのせっかくいい環境をこれからも継続していけるように、行政として取り組んでまいりたいなというふうに思っています。
質問 西股
今の関係でございますけれども、米からどうして小麦に行くのかっていう部分では、やはり春先の作業が集中して労働力が不足してるんだというものもございます。ここをやはりクリアしてかなきゃならないというふうなものになってくると、どうしても労働力の対策という中では、直播ていうですね、一つの方法も出てくるのかなというふうに思います。先ほど町長は用途別というお話もしてございましたけれども、高品質のお米というのは、食卓にのぼるお米ということでテーブルライスと言われるお米ですので、ある程度の作付であればいいのかなというふうに思いますけれども、全体的には需要というものがございまして、全体ではやっぱり1万5,000から2万トンが限度かなというふうに思います。北海道全体では40万トンの水揚があるわけですけれども、そのうちのですね、7割からが本州に行くお米でございます。そしてその中でほとんどが業務用というようなお米になっているのが実情でございますんで、いいお米というのは、産地のPRですとかそういう部分ではですね、大変必要なお米なんですけども、生産にはちょっとなかなか労力がいるんだというふうになってきてございます。ですから、直播という部分をですね、もっともっとやっぱり広げる工夫も必要かなというふうに思います。平成20年に試験的に1回やりまして、次の年にですね。35ヘクタールぐらい、一番ふえたわけですが、その後どんどん減ってきてございます。やはり南幌特有の風の影響によりまして、冷涼な気候にはやはりちょっと難しいというものがございますけれども、最近いい品種が出てきてるというものもございます。品種の改良もなされています。そして、また除草剤、そこらの部分もですね、いいものが出てきてるというふうに聞いております。そういうような技術面のサポートですね。町・農協でお互い、普及センターもそうですけれども、三者交えてですね、行っていくというようなことで進めていってはいかがかなという部分と、もう一つなんですが、一つの方策としてですね、直播を用いた輪作体系の確立というものもこれから必要になってくるんではないかなというふうに思います。ここらもやはり踏まえてですね。取り組んでいただければなというふうに思います。最終的には生産者のですね。所得向上につながる振興策というものが、町でもやはり考えていかなきゃならない問題かなというふうに思うんで、ここら辺を一つ検討していただいた中でですね。これからの事業に取り組んでいただきたいなというふうに思います。
答弁 町長
西股議員の再々質問にお答えいたします。あくまでも、町独自でやるわけではなくて生産者団体、関係機関、先ほど言った用途別と言ったのは、直播も入っているんですけども、この品種改良が非常におくれていたんですが、ようやく不育で180何号かっていうやつが出てきて立丈夫よりもずっと優れた品種になりました。それが名前が出るのは来年になるのか、ことしの秋なのかちょっとわかりませんが、そういう開発を道のほうでも急いでいただきましたんで、これらが本当によくなれば、我が町でも直播が一部入っていただくと、春作業の効率化が非常にできやすい、そして売る用途別も非常にやりやすくなるので、私はこの技術の拡充が大事だと、だから道のほうに早くこれ南空知でとり入れれるような政策をお願いしたいという話をずっとさせていただいております。ですから、これらを含めて三者になるのか四者になるのか、いろんな関係機関と農研のほうとも連絡をとりながら、うちの町に合った米づくりができる手法は当然やっていかなければなりません。それの中の一つに直播というのが大きな要素には私はなるんじゃないかなというふうに思ってますから、これからもJAと一緒になっていい方向にもっていけるように、そして農家の方が取り組めるように、できる体制づくりはしていきたいなというふうに思っています。