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南幌町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月15日

ピロリ菌除菌による胃がん対策について

2016年6月15日、南幌町議会の一般質問で、佐藤妙子議員が「ピロリ菌除菌による胃がん対策について」質問し、町長、保健福祉課長が答弁しました。

質問者
佐藤妙子 議員
答弁者
町長、保健福祉課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 佐藤

2問目に移ります。ピロリ菌除菌による胃がん対策について。胃がんの大半はピロリ菌による感染が原因で、ピロリ菌を発見した時点で除菌することで胃がんになる確率は大幅に減り、早期発見にも繋がると言われています。平成25年第2回議会定例会での私の一般質問の胃がん予防についてピロリ菌感染検査の導入の必要性を訴えました。平成26年4月より町立南幌病院ではちょこっと検診項目にピロリ菌検診を導入いたしましたが、検診人数は平成26年は16人、平成27年では12人と住民の中に浸透しきれていない状況です。そこで町長に3点伺います。1、より多くの方に検診していただき、少しでもがんのリスクを抑えられるよう、特定健診やがん検診と同時にピロリ菌感染検査を実施できないか。2、ピロリ菌感染検査の促進方法としてがん検診の項目に40歳以上の無料クーポン券の配布、または検査費用の一部公費負担はできないか。3、早期発見のためにも、中学生を対象にピロリ菌検査を行う考えはないか。

答弁 町長

ピロリ菌除菌による胃がん対策についての御質問にお答えします。厚生労働省のがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針が平成28年2月に改正され、胃がんの発症には、食生活、喫煙、ピロリ菌感染が関与しており、予防においては、食生活の改善、禁煙、ピロリ菌の除菌などの一次予防と二次予防である健診とが共に重要な役割を担うとされ、胃がんとピロリ菌感染の関係性を示し、健康教育の内容に加えたところです。1点目の御質問については、検診委託機関との調整を図り、本年度から一部の検診機関を除き、希望により受診が可能となり、受診者に周知を始めているところです。2点目の御質問については、町の胃がん検診は厚生労働省の指針に基づき、問診と対象年齢に応じてバリウム検査もしくは胃カメラ検査を実施しています。今年度より、がんの早期発見を強化するために自己負担額の見直しや該当者への受診券の送付を行い、検診及び受診の必要性を周知しているところです。今後においては、胃がんの予防に対する正しい知識の普及とピロリ菌検査の実施体制の整備を行った上で、費用の一部公費負担については、検討してまいります。3点目の御質問については、北海道が平成28年2月に行った道内市町村に対する中学生での実施調査では、全道の1割弱の17市町であり、その大半が平成26年度以降に始めたものです。本町としては、検査のみの実施ではなく、検査結果によっては除菌治療までの一連の行為を考えるとき、中学生で実施することが適当であるかどうかの科学的根拠に基づく判断が必要と思われます。今後については、先進地等の状況や調査研究結果を把握しながら検討していきたいと考えております。

再質問 佐藤

再質問させていただきます。この1番目の質問なんですけれども、回答に希望により受診が可能、ということでありました。私も国保なんですが、特定健診の申込書が来たときに、私のところにはそういうちょっと告知、周知が来ていなかったように見受けられるんですけれども、これは特定健診と一緒に受診できるということでよろしいのかどうか、それも聞き足します。現在、町立病院でもピロリ菌の感染検査ができるようになりました。胃がん対策に大きく弾みをつけることができたと喜んでおりますけれども、この利用者の数字を見てみると、なかなか浸透しきれていないように思われます。このちょこっと健診ですね、町立病院の待合室の奥のほうの掲示板に、ちょこっと健診の中の最後の項目にそれこそちょこっとしか案内がありませんでした。実に本当にもったいないなと思いました。もっと広く堂々と南幌でもピロリ菌検査を実施していることをもっと知らせていただきたいと思います。毎年送付される特定健診の案内に、そのピロリ菌検査の申し込みも一緒にできることで、また、よりがん対策の効果は高まると思っております。本町の特定健診は50代・60代・70代と、特にピロリ菌検査を受けるべき年代の人たちが多く、特定健診を受診しているところからも、一緒にできるのはとても効果的だと思うんですよね。これは、このがん検診ではなく、胃がんにかかるリスクを調べる検査でございますので、まず自分の体の状態を知ることで、胃がん対策の大きな前進につながると思います。本町でもがんにかかる人やがんでの死亡率は年々増加していくことが考えられます。しかしピロリ菌の早期発見、早期治療で、まず自分がどのくらいがんになるんだというリスクを知ることができるわけです。国としては定期的ながん検診を勧めていますけれども、どうしてもそのバリウムだとかカメラというのは体に負担がかかり、特に高齢者の方はそうなんですけれども、敬遠されがちになります。それで、まず負担の少ないピロリ菌感染を検査してもらって、どのくらいリスクがあるのかっていうことを特定健診とともにできることが、大事だと思いますね。それで、先ほど言ったように、そういうことが特定健診の中に詳しく書かれているっていうことであれば、それはそれで問題はないと思うんですけれども、ぜひ一緒に健診できるようなそんな方向性でやってもらいたいなと思います。2番目、ピロリ菌が見つかった人の除菌費用は今は保険が適用になりました。先ほど言われておりますように、まず菌を持っているかどうか見つけることが大事なわけです。その感染の促進方法として、そういう感染検査の無料クーポン券や、一部公的負担で、早期発見治療につなげられ将来的にがんを抑制するっていう、治療費削減につながると考えられます。これも検討とございましたけれども、町長は医療費削減のために、また町民の健康のために助成する、または補助するというその考えをいかがお考えか、それもお聞きしたいと思います。3番目の中学生のピロリ菌検査なんですけれども、ピロリ菌の感染率の目安としては、十代が10%から20%で、30代は30%、40代では40%、50代では50%ということで、だんだん高くなりまして中学生ではその5%程度っていうことなんですね。ですけれども、国立がんセンターの調査では、15歳以下の胃がんは存在しないと言われております。この中学生の段階で除菌すれば、将来胃がんになることを防げれるということを訴えております。本当に若いうちにピロリ菌を除菌するとがん予防が高いのですが、ただ除菌治療薬というのは成人向けしかなくて、服用するにはある程度体が大きくならないとだめであって、幼児、小学生では体格がまだ満たされてないってことで、適用にならないということなんですね。高校生とかになるとまた遠方に出てしまったり、就学旅行等とかで、なかなか厳しくなるということもあり、一番中学生でもいいのではないかと。今回、由仁町でも中学生の助成をされています。本当にまた室蘭市でもことしからですね、口で検査する呼気検査と除菌検査まですべてその市で無料になりました。助成することになりました。その室蘭医師会の理事を努める野尻理事長っていう方は、中学校の段階でピロリ菌がなくなれば、その子たちが大きくなって結婚し子供が生まれても感染を防ぐことができる、中学校の検査で陽性が出れば、親、祖父母も感染が考えられるので、一緒に感染治療してほしいと言われております。中学生がピロリ菌に意識を持つということは、家族全体が話し合うきっかけにもなりますし、がん教育の一環にもなるのだと、そのように思います。そういう部分で、ぜひ検討いただきたいと思いますけれども、先進地等の状況と、私自身も勉強しに行きたいと思いますので、ぜひ前向きな検討いただきたいと思います。そういう部分で、町長にお伺いいたします。

答弁 町長

前半部分については、課長のほうから答弁いたします。

答弁 保健福祉課長

それでは御質問にお答えをいたします。まず1点目の特定健診、がん検診、特定健診はどうなるかということでございますけども、本年度からこの特定健診においても希望者が申し出ればですね、健診ができると。いま、特定健診5つの検診機関がございます。で、その中で一部、1カ所だけの医療機関が今回検査については難しいということでございまして、4つの医療機関からは検査ができるということで、これについても私どものほうからは特定健診、がん検診を受ける皆さま方には周知をさせていただいているところでございます。それと2点目の、ピロリ菌検査だけがどうかという御質問でございますけども、国のほうもですね、一次予防、先ほど町長が答弁しましたように、食生活の改善、禁煙、それと今回のピロリ菌検査、この一次予防と二次予防の健診ですね、これがともに行わなければ、なかなかピロリ菌検査だけをやれば十分なのかということでは、今のところ、国のほうもそういう見解でございます。ですから私どもは、やはり町民のほうには、正しいピロリ菌検査の情報とあわせて、健診を受けていただくように、現在周知をしているところでございます。以上です。

答弁 町長

佐藤議員の再質問にお答えをいたしますが、内容的には、課長が申し上げたとおりでありますけれども、やはり指針がありますんで、それに沿いながらやっていかなければなりませんし、今町立病院では胃カメラも十分、私も受けておりますが宣伝していただきたい。苦痛なく喉からでなくとも鼻からでもやれますので、検査を受けるといろんなことがわかりますんで、そちらも広めていただければありがたいなというふうに思っております。それから、確かにがんになると医療費が相当かさみますので、できるだけ健診を受けていただくというのが大前提かと思います。それが抑制することによって、そういうような費用も収まるだろうというふうに思ってますんで、健診はやはり各自の思いあるかと思いますが、やはり受けてそれから食生活も改善していくのが大事ではないかなというふうに思っております。3点目の中学生のはどうなんだと。まだいろんなとこで、やっているところでありますけれども、まだ本当の安全性等々、確認されておりません。先ほど議員もおっしゃったように、小さいお子さんについてはまだまだそこまでいっていない、中学生というまだ発達途上であります。ですから、私は、安全性が確認されればいいんでしょうけども、いろんな方の情報によると、やっぱりおかしいという部分もありますんで、まだそこまでする必要はないと、安全性の確保も大事だと私は思っておりますんで、それらを見きわめながら、進めていきたいなと、やはり大事な子供さんたちです。ピロリ菌も確かにそうでありますけれども、その前に大きな影響があるようなことは、町としてどうかなと。その辺の確立が国のほうの指針としてきちっと出てくれば、当然、町としても考えていかなければなりませんので、その辺の状況調査もさせていただきながら、将来に向けて、そういうことが出てこえば、町としても考えていかなきゃならないなと、そのように考えております。

再質問 佐藤

ただいま御説明いただきました。我が家に帰ってしっかり再度読ませていただきたいと思います。今、町長のほうからお話がありました。やはりピロリ菌検査の考え方もさまざまあろうかと思います。ピロリ菌検査の、除菌により胃がんの発生率が3分の1に抑制されたという、そういうデータもございます。いいものはいいとして、ぜひ考えていただきたいなと思いますけれども、この40歳、最初は公費負担は40歳からっていう話がありましたけれども、やはり40歳からが一番がんの発生率が多くなるっていう状況で、意外と他市町村も40歳からという、そういうところも多いようでございます。毎年やるっていうのも大変なんですけれども、5歳刻みでやるっていうところもありますので、いろんな形の中で検討していただければ嬉しいかなと思っております。また中学生ですけども、今おっしゃったように、未来あるお子さんたちでございます。今町長が言われたように、その思いをまた、子育てに力を入れている町だからこそ、その健康を含めたがん対策をしっかりされていっていただきたいなと思います。南幌町では感染検査、1回1,500円から3,000円以内でできるそうでございますけれども、我が町にある町立病院ですね、本当に今後町立病院の中でも、胃がん対策、ピロリ菌対策もそうなんですけども、そういうがん対策にしっかり力を入れていっていただけるように、町立病院の中でも、広めているとは思うんですけれども、さらに、うちの町は特に保健福祉課は、万全にやっていただいてるんですけども、うちの町立病院ではこうですよって、がん対策にすごく力を入れてますよっていう、そういうアピールできるような町立病院になってほしいなっていう思いがあるんですか。そこのところ町長どのようにお考えですか。

答弁 町長

佐藤議員の再々質問にお答えいたします。まずは、町民の方々が健診を受診していただくっていうのが一番だろうと思います。それで病院のチラシも含めて、そういうのが大事になってくるのかなと。やはり、個々が自覚を持ってまず健診を受診していただくというのが、大事ではないかなというふうに思っております。町立病院、今新しい体制になって、2カ月ちょっと過ぎたところであります。その中でも、健診が大事だということを院長もしておりますんで、それもできる限り、体制がきちっとなればアピールができるんではないかなというふうに思ってますが、どちらしてもできるような体制づくりも、先生方の理解をいただいてやらなければなりませんので、そのことはさせていただこうかなと、そんなふうに思ってます。

出典:南幌町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月15日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる