中頓別町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月9日
町立国保病院の診療所化のスケジュールについて
2025年9月9日、中頓別町議会の一般質問で、髙橋憲一議員が「町立国保病院の診療所化のスケジュールについて」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 髙橋憲一 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 髙橋憲一
受付番号3番、髙橋が2点質問させていただきます。まず、1点目ですが、町立国保病院の診療所化のスケジュールについてということで、町は広報等で病院の診療所への移行について必要性を周知していると思いますが、今後のスケジュールについてどのように考えておられるのか。また、診療所化に伴う町民が受ける様々な不便についてどう対応していくのか、入院や救急の対応などはどのように考えているのかを伺います。
答弁 町長 小林生吉
髙橋議員の町立国保病院の診療所化のスケジュールについてのご質問にお答えしたいと思います。地域医療提供体制と地域包括ケアの一体的見直しに関する今後のスケジュールにつきましては、10月頃までに今年度の委託業務の詳細な分析を行い、その後町民説明会や研修会などの実施を考えています。町民の皆さんの意見等をくみ上げながら、年度内に医療提供体制の方向性を決めていくとともに、実施時期についてもめどを立てていくことを予定しています。病院から有床診療所に転換する場合、ベッド数や会計方法に違いがあっても診療体制等には大きな違いはありませんが、無床化する場合は入院先や救急搬送先を確保する必要が生じてきます。住民生活に及ぼす影響などを丁寧に検証するとともに、新たな仕組みについて検討を行っていかなければならないと考えています。こうしたことを踏まえ、慎重に方向性を検討するとともに、大きな見直しを行っていく場合には丁寧な説明と激変を緩和する対策などを講じて進めていきたいというふうに考えています。
再質問 3番 髙橋憲一
それでは、2点ほど再質問をさせていただきます。ここでは明確に有床、無床という説明はしていませんけれども、有床化でいけるというふうな考えはお持ちなのかどうかというのがまず1つ。私どもが見ている限り、例えば昨年の町立病院の会計自体は赤字決算しました。理由については一般会計が厳しい。今年度についてもそうでしょうし、来年度についても多分そうだと思うのですが、理由についてはもちろんいろいろあると思いますけれども、大きな理由としては例えば患者数の減少、やっぱり人口減に伴うものであったり、それから医師の不足、これは医師が不足すると出張医に頼まざるを得ない。これが多分経費的にいうと普通に医師を雇う倍ぐらいの経費がかかると。それから、看護師についても今派遣看護師が相当入っているのですけれども、これもざっくり言ってしまうと倍近くのコストがかかっている。それが経営の悪化につながっているのだというふうに私どもは理解しているわけですけれども、そういう観点からして、また前回、前々回ですか、一般質問で学園の建設の財源の話を私質問させていただきましたけれども、そのときにたしかこの病院の改革もその財源確保のための一環として考えているのだという答弁をされていたというふうに思います。そういう中で、いわゆる有床診療所に転換できるのかどうかということをまず1つお伺いしたい。それから、仮に無床化するとしたら、ここでも私入院とか救急について伺いましたけれども、無床化の診療所となると限られた診療科目、それから限られた検査項目ということになると、当然不便を感じる人たちがいるわけで、その人たちは近隣の町村の病院に、市町村というか、この辺であれば名寄市であるとか枝幸町であるとか浜頓別町とか、そういうところに通院しなければならないというようなことも考えられるわけですけれども、そういった足の確保なんかも当然あると思うのですけれども、この2点をお伺いいたします。
答弁 町長 小林生吉
有床診療所でもやっていけるのかというお話であるというふうに思いますけれども、基本的には基本構想として持っているのは無床化というのが基本になるかなというふうに思っています。ただ、無床化して様々なそれに伴う課題がクリアされて、町民に安心を提供できない状況でそれでも無理くり無床化するということは基本的に避けなければならない事案というふうに思っています。無床化の前提は、やはり近隣の病院との連携が、後段の質問にもありましたけれども、入院とか救急を受け入れてくれる病院の確保があって初めて成り立つものだというふうに思っています。そういった条件が、課題とか整理されないその段階での強引な無床化はするわけにはいかないのではないかというのが基本的な考え方です。ただ、おっしゃっていただいたとおり、有床の場合なかなか現状と比べても大きく経費の節減ができるかというようなところがあります。無床化に比べてやはり間違いなく大きな経費がかかってくることは避けられないというふうに考えるところなので、目指すところは無床化した場合に様々な課題をクリアして、それを早期に実現していくということでありますけれども、それまでの過程の中での丁寧な進め方についてはしっかりやっていかなければならないというふうに考えています。学園の財源に対する部分として無床診療所にするとか、ちょっと順番が違っていて、もともとこれは町の財政運営上も含めて、人口減少に見合って将来に持続できる医療提供体制と地域包括ケアをどういうふうにやっていくのかという、そういう論点の下で今の基本的な考え方がつくられているので、そのために何が何でも無床化しなければならないと、そういうものではないというふうに私は思っています。あと、無床化した場合の入院や救急の受入れの体制についてなのですけれども、やはりお隣の浜頓別町や名寄市立病院、こういったところと連携を図っていくというところが基本的な考え方になるというふうに思っていますけれども、浜頓別町のほうでも医師確保とか今大変ご苦労されているので、そういった協議をしにくい環境かなというふうに思って推移を見ているところもあります。いずれにしても、病院や介護施設の経営の分析をしっかりした上で、どういう論点で協議をしていかなければならないかというあたりも整理をしながら、こういったことに取り組んでいく必要があるかなというふうに思っています。あと、今国においても地域の医療構想等の見直しのちょうどタイミングになってきています。そういった動向もしっかり見極めていくということも必要かなというふうに考えています。国も基本的には病床の削減というふうな方向で進めているところでありますけれども、現状今公立に限らず医療機関の7割以上が赤字というようなことで、今後の診療報酬がどのように再構築されていくのかというところもそういった中での大きな論点になってくるのではないかというふうに思います。そういった点なども十分踏まえた上で今後の方向性について丁寧に議論し、進めていくようにしたいというふうに考えています。
再質問 3番 髙橋憲一
それでは、もう一点だけ、今この答弁にありますけれども、一応今年度内に方向性を決めるということでありますけれども、例えば町民に対する説明とかといったようなもののスケジュールとか、そういうのはどのように考えていらっしゃいますか。
答弁 町長 小林生吉
まず、今後進めていくに当たってですけれども、有識者のご意見なんかも受けていきたいというふうに考えています。そんな中で、住民の皆さんに地域医療の現状等を知っていただけるようなフォーラムとか、そういうものの開催を含めて広く町民の皆さんから意見を集めていかなければならないというふうに考えています。通常行っている懇談会の中でも、「町長がおじゃまします」の中でも取り上げていきたいというふうに思っていますけれども、それ以外に住民の皆さんに説明する機会や意見を聞く機会を設けていかなければならないかなというふうに思います。前回も保健福祉審議会や病院の運営委員会、こういったところにもご意見をいただきながら進めてきた経緯があります。十分だったかどうかというところもあるというふうに思います。そういった中で、可能な限りこういう審議会だけではなくて、住民の皆さんにもご参加をいただいて、将来持続可能な地域医療提供体制と地域包括ケア、これを実現する具体的な計画というものを丁寧に練り上げていくと。その上で一緒に向かっていければというふうに考えているところです。一応答弁の中では年度内に方向性を決めたいというふうに答弁させていただいていますけれども、その点についても柔軟に考えていかなければならないところがあるかなというふうに思っています。