中頓別町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月18日
物価高騰による町民家計の状況について
2025年6月18日、中頓別町議会の一般質問で、蓮尾純一議員が「物価高騰による町民家計の状況について」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 蓮尾純一 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 蓮尾純一
それでは、この質問は以上にさせていただきまして、次の質問に入らせていただきます。物価高騰による町民家計の状況についてということでお伺いします。手取り収入の増えない現状の中、物価高騰等により生活に支障を来している現状が浮き彫りとなっています。本件については前回の一般質問においても質問させていただきましたが、より状況が深刻化しているため、再度お伺いします。前回の一般質問においてはプレミアム商品券発行事業が消費者支援に当たると考える旨ご答弁いただいており、それが消費者支援にもなっているという現状がありますが、商工業者支援の側面が強いと私は考えております。町民の世帯収入が限られる中、購買消費以外の部分において生活支出として負担が大きくなっている通院や上下水道なども行政として支援が可能ではないのかなというふうに考えております。上下水道は利用料を上げずにいることも支援の一つであると前回のご回答でしたが、札幌市においては、期間限定ではありますが、現状も鑑み、減額を実施する旨報道がありました。人口規模の大きな自治体でも支援に乗り出している現状の中、人口規模の小さな本町においては実施は難しいでしょうか。生活に困窮している、もしくは困窮し始めている方がおり、病院に行くのを控える、入浴を控える、米は買わずインスタントラーメンでしのぐ、自分の食事の量を減らし、子供に優先的に食べさせるなど、問題は顕著になっています。今こそ行政の支援が必要なときであり、政府には見えない自治体単位での支援や解決策が必要な局面であると認識します。改めて町長の認識とお考えをお伺いします。
答弁 町長 小林生吉
物価高騰による町民の家計の状況についてのご質問にお答えしたいと思います。今日の物価高騰については、賃金等の上昇が追いつかず実質所得がマイナスになるなど、国民全般に対策が必要な状況が続いていると認識しています。今国会での議論に期待しているところですが、見通せないところが多く、不安が広がる要素が大きくなっていることを憂慮しているところであります。もともと所得が高いとは言えない本町の状況においては、この影響が町民生活に与える影響も大きいことは確かだというふうに思います。従来からある町独自の支援策だけで足りるのかどうかも検証する必要があると思いますが、対策のために自治体に与えられている財源も僅かであり、今ある支援策より上乗せした大きな支援策を講じることは難しいのも現状であります。国の動向を注視しつつ、町民の困難な状況の把握に努めていきながら、できる対策を模索していきたいというふうに思います。上下水道については、公営企業会計に移行し、健全な財政運営を求められるようになりました。収支均衡を図るには水道で6割、下水道で4割程度の利用料金の引上げが必要となりますが、その不足分を引上げをせずに町が補填をしているのが現状で、当面はこの状況を続けていきたいというふうに考えています。札幌市などが行う料金減額は、財源の一部に国の重点支援交付金を充てて行われているものですが、生活支援のための交付を効率的に行う手法として行われる面もあるというふうに思います。全世帯に支援が広く行き渡る支援としては有効だというふうに思いますけれども、生活困難者にとっての効果は限定的でもあるように思います。これから出てくる国の対策にもよりますが、町が行おうとした場合の支援は、質問されている趣旨のとおり、より困っている人に対して重点的、効果的に行うことが望まれるのではないかというふうに思っているところです。いずれにしても、町として取り組むべきことについては、国だけでなく北海道の対策なども見極めながら、議会とも相談しながら検討していきたいというふうに考えています。なお、これを機に生活に困窮している町民のために緊急対応できるような相談体制の強化ということについても検討していきたいというふうに思います。
質問 1番 蓮尾純一
いろいろ行政として支援できることはあると思うのです。私はここで一例として通院だとか上下水道の支援等を挙げておりますが、低所得者に関するいろいろ、国の今後出てくる予算によるのかなと思いますが、通院費、病院に行けないでそのまま倒れてしまう、緊急搬送されるなど、もってのほかのことと思いますので、病院にかかる低所得者に対する医療費の負担をするだとか、例えば先ほどの髙橋議員の質問にもありましたが、お風呂に入ることは今控えているというような方がいらっしゃる、灯油を使うのがもったいないというような方がいるのであれば、公営入浴施設として今現状では黄金湯が稼働しておりますので、そこの入浴料を一定程度補助するなりとか等、いろいろ考える方法、手段があると思うのです。それを今行政側が考えているというふうにちょっと思えないのです。いろいろな案が出てきていない。本当に真剣に考えているのかなというふうに思うところもあります。言われたからやるのではなくて、これは行政側も一生懸命考えて、賃金上昇が追いつかず実質所得がマイナスになるということが分かっているのであれば、その部分で行政のほうもしっかり動いていって、要望等をされる前に提案できるような体制を取っていただきたいというふうに思います。それについていかがでしょうか。
答弁 町長 小林生吉
今の状況に対する対応としてというところでの対応が十分でないところがあるのかもしれませんけれども、今お話のあった医療費の関係等についても、今は後期高齢者とかに限定しているところがありますけれども、助成を行ってきています。温泉も公衆浴場も入浴料を助成したり、障がい者の方などについては通院の費用などについても、一部ですけれども、助成をさせていただいています。十分ではないかもしれませんけれども、維持困難になっている地域公共交通を維持するために独自の交通の仕組みを構築した上で、その維持というようなところでも町が負担して、そういう生活上のインフラの確保といったようなことについても取り組んできています。これまで取り組んできただけで、十分かというところの検証というのは改めて必要だというふうには考えていますけれども、決して町としてこれまで無策できているということではないというところはご理解を賜ればというふうに思うところです。ただ、今の状況については私なりに非常に危機感を持って見ています。政府の備蓄米も果たしてこの地域に届くのか、町民は何人買えるのだろうというような状況とか、やっぱり地域における格差みたいなものも生じているというようなことも現実としてあるのかなというふうに思います。いずれにしましても、スピード感というところでは財源の動向を見極める必要があるので十分にお応え切れないところあるかもしれませんけれども、今後の内容に関しては町民のために何ができるか、しなければならないかということについては真剣に検討していきたいというふうに考えています。
質問 1番 蓮尾純一
町長にお答えいただいた今現状行われている対策は、今日実質、実際、今日における物価高騰が始まる前から行われている部分なのです。なので、それに対する対策には実質なっていないよというところは改めてご認識いただければと思います。早急にそれに対する対応をしなければ町民の生活は非常に厳しいものがあるという認識をしっかり持っていただきたいと思います。所得が高い町ではありませんので、夫婦そろって20万円、30万円の中で子供を2人育てていかなければならない。貯金がない中で年金7万円もらって、その中で家賃も払って水道料も払って、高くなっているお米を買って、高くなっている灯油を買ってというような中で本当に生活に困窮している方がたくさんいらっしゃるということを改めて町長並びに職員の方にも認識を持っていただいて、町側、行政側から、もうどうしようもならないから助けてくださいと言われる前に何とか手を差し伸べられるということ、今現状やっていることは対策になっているのではなくてもともとやっていることになりますので、先に手を打ってそういった方々の生活の手助けをしてくということをしっかりと考えていってほしいと思います。これは、行政としての本当に基本のキの部分だと思いますので、今回一般質問終わった後、一般質問が終わったからそれでいいやではなくて、それぞれセクションの中でできることはないかということもしっかり考えた上で対応していただきたいというふうに思います。この質問については、これで終わらせていただきます。次に、医療体制の今後の見通しについてというところでご質問のほうをさせていただきます。医療の高度化や人材不足で全国規模で地域医療の崩壊が始まっていることが大きな社会問題となっています。当町においても医療における人件費の高騰や医師不足、医療に係る資材の高騰により町営病院の経営が難しくなってきており、今後の医療体制の見直しを検討しなければならない時期に入っていると考えますが、診療所化による無床化となるとこの町で最後を迎えることができなくなるのではという不安を抱える方もいらっしゃると思います。また、24時間体制での救急の受入れができないとなることに不安を抱える方もいらっしゃると思います。現状では課題が山積しており、地域医療を守るということを考えると福祉体制の見直しも含め医療に関する方針を定めなければならない時期に差しかかっていると考えられますが、今後の病院経営の見通しや幼児から高齢者全体を考えた医療、福祉体制の方針についての町長の現在のお考えをお伺いします。
答弁 町長 小林生吉
医療体制の今後の見通しについての質問にお答えしたいと思います。地域医療提供体制と地域包括ケア構築に関する基本方針の答申を受けて、町としては令和4年度に一部病床を介護医療院に転換し、高齢者福祉分野での役割を強化していっています。介護保険事業収益は増加し、病院全体の経営を一定程度支える役割を果たしてきましたが、病院の患者数減少に伴う収入の減、医師等の従事者不足により運営が厳しい状況となっていることから、令和6年度に病院経営改善支援委託を利用し、現状を多角的に分析し、診療所化を含めた今後の方向性について準備段階における課題整理を進めてきています。現在の状況から考えますと、病院として維持することは財政面や将来的な人材確保の困難性もあり、診療所への移行は避けられないというふうに考えています。移行に関しては、有床、無床の方向性により補う施設や体制が必要となることから、在宅医療の強化、既存医療院の拡大や外部化を選択肢に入れ、ご質問にもあります救急の受入れ等も含め、さらなる課題分析やシミュレーション等を行って今年度中に方向性を決めていきたいというふうに考えています。
質問 1番 蓮尾純一
ちょうどタイミングとして広報にも今後のことが出ておりまして、大体広報の中を拝見させていただきまして、主に書いてある内容のとおりのことを今ご答弁いただいたなというふうに思っております。それぞれに関するメリット、デメリットも広報の中に書いてありましたので、それなりに町民の読んでいる方々は病院が今抱えている課題等がある程度理解できたかなというふうには思っています。こういった機会を、広報をまず出して、その後町民の皆様とお話をしていってということになると思うのですけれども、一番危惧されるところは、診療所化したときに今も病院とどこが、例えば診察の内容が変わるのかなとか、派遣医の回数が減るのかだとか、増えるのかだとか、そういった部分も不安を感じる、今後どうなっていくのだろうというふうに考えるところでもあると思いますので、そういったことも適宜町民の皆さんに説明、もしくは一緒に考えていくような機会を設けていく等々をしていかなければならないのかなと思います。もちろん救急のことも含めてですけれども、そこら辺の今後、今年度中に方向性を進めていくというふうにお答えいただきましたが、どの程度町民の皆さんと意見を集約しながら方向性を決めていくのかという部分についてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 小林生吉
おおむね今月中にある程度の基礎的な資料が整うようになるかなというふうに考えています。これに関しては、もともとある基本方針の際も地域の懇談会、これはどうしても参加者が偏っているので、十分に多くの方の意見を聞けたかというところは課題としてありますけれども、福祉、医療関係の多くの皆さんに意見を頂戴しながら、実情を分析して方針として固めてきている経過があります。ただ、これから具体的に病院や施設の在り方が大きく変わっていくということになる可能性もありますので、ここは丁寧に説明することと町民の皆さんにも一緒に考えていただく、ご理解をいただくということを十分にやっていかなければならないというふうに考えています。あわせて、施設であったり医療関係者の意見等も十分に聞いていかなければならないというふうに思います。その上で、やはり将来持続していくために必要な財政面のところをしっかりシミュレーションしていかなければいけないというふうに思いますので、それらの数字を含めてお示ししながら、これらの取組を前に進めていけるというふうに考えています。
質問 1番 蓮尾純一
理解したくはないのですけれども、学校のときもやっぱり町民の方々の理解が得られない部分があっての反対の方が多かった、自分たちの意見を聞いてもらえなかったというようなこともありました。学校のことだからというのもあれですけれども、医療に関してになると本当にまさに幼児から亡くなるまでお世話になる場所になります。皆さんは、様々な意見や考え方も持っている。この町に住むための、生きていくための本当に根幹に関わる部分になりますので、学校のときよりも丁寧な対応をしっかりしていただいて、行政としてもシミュレーションをしっかりつくった上で、それを押しつけないような形でしっかり町民とコンセンサスを取って進めていただきたいというふうに思いますので、ぜひ丁寧に親身になってここの部分は解決していっていただきたいと思います。財政面等について、病院はこれだけ赤字を出しておりますので、なかなか難しい部分もあって、町民の意見をそのまま聞くことはできないというようなことも多々話合いの中であるとは思いますが、代替措置としてどういった方向性があるだとか、丁寧な説明をしていった上で進めていただきたいというふうに思いますので、どうかよろしくお願いしたいなというふうに思っております。私からは、今回は以上3点の件に関しましてこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。