中頓別町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月9日
ハードありきではなく、ソフトの本質について
2024年9月9日、中頓別町議会の一般質問で、蓮尾純一議員が「ハードありきではなく、ソフトの本質について」質問し、教育長 大島朗が答弁しました。
- 質問者
- 蓮尾純一 議員
- 答弁者
- 教育長 大島朗
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 蓮尾純一
受付番号2番、議席番号1番、蓮尾です。本日も一般質問で3件上げさせていただいております。よろしくお願いします。まず、1つ目からご質問させていただきます。中頓別学園構想の詳細はというところで質問です。関係各位のご尽力のおかげで学園構想自体が存在し、実施に向かい動いていることは町民に伝わりつつあります。しかし、構想の内容が漠然としたものであるため、内容がどういったものなのかつかみ切れていない町民が多くいる状況かと感じています。ハードありきではなく、ソフトの本質について今の公共事業において求められますが、具体的な事業内容についてはいつ頃の公表となる予定でしょうか。幼小中一貫教育に関する組織の詳細や教育方針などのビジョン、教員の確保や処遇、一つの建物をシェアして使うとしたシミュレーションが全くされていないなどの現況ですが、間に合うのでしょうか。一般町民に開放すると事前情報にもありますが、利用につき具体性に欠いたものしか現在のところ示されておりません。着工が目前に迫った中、実際に使用とすると不便であったり、違う形のほうがよかったとなるような施設であってはならないと考えます。教職員へのヒアリングも行いましたが、シミュレーションはされていないとの回答を得ています。お伺いした内容について今後どのようなスケジュールで対応していく予定なのか、それに対し推進するに当たり、人員充足率は足りているのかもお伺いいたします。
答弁 教育長 大島朗
蓮尾議員のただいまの中頓別学園構想の詳細についてご答弁申し上げたいと思います。中頓別学園の構想については、昨年度は全体協議会を6回実施し、また町民の皆さんとワークショップを3回実施し、町内各団体代表者からヒアリングを実施するなどして整理してきました。この骨子については、広報なかとんべつでも掲載したとおりです。これらについては、7月30日に保護者説明会、8月1日に合同学校運営協議会で提示させていただきました。また、毎月の教育委員会議で進捗状況について報告してきています。また、学校、教職員との協議については、昨年度は4月24日の第1回教職員ワークショップをスタートに、既存の小中連携委員会、幼小中合同研修会において行い、3月12日の教職員研修会で年度の整理を行いました。今年度は学校づくり委員会を7回計画し、中頓別学園の教育課程編成に向けての協議、仮校舎の協議、新しい施設の活用や環境づくりの協議などを行っています。その内容については、新しい学校づくり推進室だよりとして教職員関係者と情報共有を図っています。また、月1回、小中学校、こども園、教育委員会の管理職が推進企画会議を行い、中頓別学園準備の調整や協議を行う中心的な役割を担っています。また、この会議には必要に応じて各校の分掌部長が参加し、具体的な教育活動の調整や学校運営について調整を進めています。特に、協議内容としては学校現場が混乱しないよう順序立てて進めているところであり、現在は仮校舎の運用について重点的にシミュレーションしているところです。また、子供たちには学校づくり授業として学校づくり推進室が小中学校に出向いてそれぞれ年間6回ずつ行い、教育課程に取り入れる対話活動を行っています。今後のスケジュールですが、以上のことに加えて第2回保護者説明会を11月に予定しています。並行して町民の皆さんへの説明会も同時期に計画しています。その際には仮校舎での生活の仕方や広報で紹介した学園構想の具体的な内容について説明する予定です。9月19日には「折れない心を育てるいのちの授業」と題した町民の皆様、職員向けセミナーの中でも構想について紹介する予定です。令和8年度以降の義務教育学校に向けた教職員体制づくりについては、宗谷教育局に支援いただくよう、9月以降に行われる人事協議で要望していきます。この事業は、ご指摘のとおりハードありきではなく、ソフトの本質が重要です。特に大人も子供も生涯を通じて使うことができる施設という基本方針を具現化するために、実施設計ではこれまでの様々な協議を通していただいたご意見、要望を可能な範囲で組み込んできました。今後は、この施設のよさを義務教育学校の教育課程編成に生かし、また町民の皆様により活用いただけるように取組を進めていきます。例えば8月に行った移動図書館の取組では、3日間で112名の利用で期待や要望をいただきました。このようなことを進めていくことで利用促進を図るためのアプローチを進めていきます。推進するに当たり、人員は十分とは言えませんが、教育委員会を中心に町長部局、各課とも連携を一層図りながら進めているところです。今後も適宜情報を共有し、町民の皆様からのフィードバックを受けながら、よりよい学園構想の実現に向けて取組を行います。以上です。
再質問 1番 蓮尾純一
今の答弁を受けて再質問させていただきます。この後11月に説明会を予定されているとのこと、今後またそういった機会を設けていくという答弁だったと思うのですが、説明する予定の内容が固まっているのか。固まっていないのであれば今後どのようなスケジュール感でその内容を固めていくのか。もうそろそろ決まっていないとまずいですという時期だと思うのです。表面上で構想自体のやりたいことであったり、こうであったほうがいいという方向性自体は何となくうっすら見えているような気はするのですけれども、それの具体的な内容まで含めてそろそろ説明する時期に来ているのではないかなと思います。あと、すみません、今のところが1点と、シミュレーションの件なのですけれども、今の答弁の中でいただいた中でちょっと気になる点がありまして、管理職もしくは教育委員会でこの話をしてシミュレーションしていると思うのです。これは非常にまずいなって私個人的にこの答弁を聞いて思っていて、運営するのは教育委員会であったり管理職が運営するのかもしれないですけれども、実際に現場に立つのは今いる現場の教員であったり職員が動くことになるのです。この人たちの意見等の吸い上げはしっかりできているのか、そういう機会を設けていないのであればしっかり設けなければならないというふうに思います。管理職は現場にいないので、細かいことまで目配り、気配りできません。そういうものなのだろうなというふうに思います。全部を把握している管理職というのはなかなかいないと思いますので、現場の意見等ももう少し吸い上げるような推進企画会議とかもしていかなければならないのではないかなと思います。でないと、先ほどの私の質問の中で話しさせていただいた実際はこういうふうにできないよね、このほうが使いやすいよねとかという話、不便であったりとかということが目に見えてこないと思うので、現場のほうもしっかり入れていってほしいというふうに思っております。あと、町民の方からよく聞かれるのが教職員の配置についてよく聞かれます。今道の教育委員会のほうでうちの小学校、中学校のほうに職員を出してもらっていると思うのですけれども、今度ここで雇う教職員は町の職員になるのかどうなのかとかがはっきり聞く機会がない、アナウンスされている機会がないという話も聞いています。もしも町の職員になるのであれば、その処遇等々についてはどうなるのか。具体的に言うと、20歳で働いて65歳まで、定年までずっと中頓別町にいるような形になるのかというところの部分もどうなっているのか見えてこないよねという話です。そうなると、本当にこの山間僻地で教職員が集まるのという不安を持っている人もおります。その辺りがちょっと見えないのでご答弁いただきたいのと、それに向かう今の話をした教職員を採用するに至っての組織として幼小中、一応一貫の構想になっておりますので、それぞれの位置づけ、組織としてのどういう体制をつくっていくのかという部分もお伺いしたいなというふうに思っております。
答弁 教育長 大島朗
ただいまの蓮尾議員の再質問についてお答えしたいと思います。まず、今後行う今11月ということで予定をしております説明会の内容ですけれども、7月に行われた説明会でいただいたご質問等については、紙ベースで今整理をしてお配りすることになっていますが、そこについても改めて確かめをするという意味で説明をする内容も幾つかあるかなというふうに思っています。それから、現在11月の予定では設計や教育課程の進捗状況をお伝えし、一番は保護者の皆さんに説明する内容としてみると、一緒の校舎で小中学校が学びを進めるわけですので、合同での生活の運営について、工事も含めてその状況について詳細、それから日課表だとか行事の運営についてということで、そこも今の段階で説明できる内容だとか、今まで違う学校で運営していたところもありますので、それらの生活の決まりとか生活の仕方というところ、それからスクールバスだとか、プランにどのように運営がつながっていくのか、そこは細かいところを今詰めているのですけれども、バスの運行状況だとか、ほかの活動についてということで、それらを基に、新しい施設に向けてこれがベースになりますということを骨子にしようというふうに考えています。それから、2点目の一般職員へのシミュレーションということなのですけれども、先ほど申し上げたとおり学校づくり委員会というのが年7回あって、現在4回行っているのですけれども、全ての小学校、中学校の教職員、それからこども園は代表でということで全員ではないのですけれども、そこの中で全ての先生方が一堂に会して、こちらのほうで段階を追って、テーマを基に先生方からの要望だとか聞き取りだとか、それから構想を一緒につくり上げるというようなことをしています。直近でいうと第4回目は新しい施設の環境づくりというところで日建設計、委託している設計会社なのですけれども、日建設計の方にも来ていただいて説明をして、図面を通して先生たちから質問だとか、ここはどんなふうに使ったらいいのかなということをそれぞれグループに分かれて確かめをし、また設計で分かっているところについてはその場でお答えをいただいたりだとか、それからここについてはこの後、学校運営上のいろんな問題、問題と言ったらあれなのですけれども、学校運営の仕組みというところもあったので、ではこれは先生方が持ち帰って考えましょうというようなことを直近で行ってきたところです。それから、ほかの3回も同じようなスタイルで、中学校の教員が小学校の子供たちも見るので、子供たちをどのように見ていったらいいのかだとか、その逆も含めてですけれども、そこを目合わせということで、今生徒指導提要というのが文部科学省のほうで全面改定されているところもありますので、そこを基にしながら学習を進めようということがあったりだとか、そんなことを先生方とはしています。それらを集約したり焦点化するために管理職または分掌部長の先生が整理をして、それを分掌部長がそれぞれの学校に持ち帰って、チャイムはこんなふうにしたらいいねだとかということを先生方と協議をして、また戻ってくると、行ったり来たりをするというような仕組みを今年度は進めてきているところでありますので、管理職ももちろんですけれども、一般の先生方からもそのような、直接的には7回ということで、間接的には校内での打合せを丁寧に進められるような段取りを進めてきているところです。それから、3つ目の教職員の配置についてですけれども、義務教育学校になった際は今と同じような道教委からの配置ということになっています。ですから、簡単に言うと今の先生方が、人はちょっと替わると思うのですけれども、そのまま義務教育学校の先生になるということで、配置上、例えば管理職は今校長1人ずついるのですけれども、今度は校長が1人になるだとか、養護教諭が2人ですけれども、今度は2人にするか1人にするか、ほかの先生に置き換えるかだとかということが可能だというふうに今詰めているところです。義務教育学校は道内でもたくさんできているところもありますので、配置は道教委からの配置になっていますので、細かい事務職員が2人いるけれども、1人だったらどうなるかだとかというシミュレーションについては今宗谷教育局のほうに確かめをしているところで、それらを基にしながら学級数に応じた教職員の定数が決まりますので、それは全て道教委から配置されるというふうになっておりますので、それぞればらばらに教職員を配置するよりも義務教育学校にしたほうが配置の仕方が工夫ができるというところまで今確かめをしていて、ちょっと今細かいところは伝える情報がまだ整理し切っていないのですけれども、校長1人だけというところも含めて、そこについては先生方と今情報の共有を図っていくところです。以上でございます。
再質問 1番 蓮尾純一
ごめんなさい、ちょっと私の勉強不足のところもあると思うのですけれども、今ご答弁いただいたところを何点かもう一度お伺いさせていただきます。今のご説明いただいた例えば校長を1人置くとか、事務職員をどうこうとかという部分についても内容が見えないのですよね、やっぱり。内容が見えていないので、町民からそういう疑問であったりとかというところも出てきていると思うので、側から固めていくのか中身から決めていくのかという、どっちが先なのだという話にはなると思うのですけれども、もう少し丁寧に、今の幼小中が存在すると具体的にはどういう変更があるのかという部分を、今いろいろ広報とかでアナウンスされている部分というのはどちらかというと構想自体がどういうものなのかという説明をされているのですけれども、幼小中、今分かれているものが一体になることで体制がこうなるであるとか、教育の中身が例えばこのように変わりますだとか、中頓別町の地域特性を生かしたこういったプログラムをやることができますとか、そういう効果が認められますとかという部分が全く見えてきていないので、中頓別学園の意義自体が見えないのです。幼小中一貫でやることに対しての学園の意義が内容が見えてこないので見えてきていないという部分があるので、そこの部分を説明できるように早々に内容のほうを固めていってほしいと思います。来年度から工事が始まるというのを考えると、建物が建ってくるのを見ると内容は全然見えてきていないけれども、どうなっているのって不安になるのがやっぱり町民感情だと思うのです。そこの部分も並行して、なかなか難しいところだとは思うのですけれども、人が足りないというようなご答弁もいただいているので、難しいところかと思いますが、もう少しスピード感を上げていってほしいなというふうに思います。最低でもこういう公の場では質問できないことで心配していますという例を今お話しします。幼・小・中も含めて一つの学校にいることで、例えば大きな中学3年生の子供が幼児性愛の傾向を持っているというふうになったときに、例えば小学校1年生の子供を好きになってしまったと、同じ学校の中にいて年齢10個しか離れていなくても小さいときの10個というのはすごい年齢差に感じます。中学校3年生に小学校1年生の子がこれをやったこと、したことを言うのではないよ、親に、先生に言うのではないよって言われると言えないものだと思います。そういったところへのケアとかが今のところ全く公の場で議論されていないということも不安に感じている親御さんもいます。また、そういうことに関しては協議会であったり保護者説明会であったりというところではなかなか聞きづらいし、言いづらいことだと思うのです。そういったところをどれぐらいケアされているのかとかというところも含めてちょっと一度ご答弁いただければと思います。
答弁 教育長 大島朗
ただいまのご質問にお答えしたいと思います。まず、配置等の内容がまだ見えていないというところについては、一方的に教育委員会がということではないところもありますので、学校の中でも今協議を進めていただいているところもあります。ただ、教育内容については、保護者説明会でも若干申し上げたところもあるのですけれども、幼小中一貫したというのはなかなか具体的ではないので、例えばということで森のこども園の活動を4年生の中まで続けていけるようなプログラムにしますだとか、英語教育についてもこども園から進めているところがあるので、今ずっとやっているのですけれども、それがよりスムーズに進められるような工夫をしますだとか、そんな具体的なところで説明はさせていただいています。それらを一つにまとめるというところが今順次行っているということで、部分的に行っているところについては申し上げたとおりであり、例えば教育と支援の融合を施設の中で行えるようなことも考えていますということも行っていますが、今議員ご指摘のとおり断片的な情報になっているところもありますので、整理する機会はもう近々進めなければならないかなというふうに思っています。構想をより具体化したものが教育課程だというふうに押さえていますので、その教育課程、それこそ物すごくたくさんになるので、多岐にわたるので、町民の皆さんや保護者の皆さんから見て分かるような教育課程の骨子みたいなものについては今整理をしているという状況になって、できれば11月の中で少しお示しできるといいかなというふうに感じています。あと、中学生と小学生が一緒にというところだったのですけれども、先日の保護者説明会の中でも挙手をして声でというのではなくて、オンライン上での質問の中にもそういうご質問をいただきました。それで、そこは私たちのほうでも丁寧に進めなければならないということを考えていましたので、先ほど申し上げた学校づくり事業という中で、子供たちに対して、中学生、小学生に対してどんな学校にしたいかというようなことを教育委員会の職員や先生方と連携しながら、そこに特化した授業というのを進めているところです。プログラム的なもので進めています。この後小学生と中学生が一緒にそういう授業を受けたりだとかということも計画をしていますので、一緒になる前にソフトランニングできるような子供たちの交流だとか、子供たちが一緒になるときにどんなふうに考えたらいいかなということを考えていきたいというふうに思っていますし、特に学校の中で先生方が指導するときの配慮事項としてもそこは質問の内容を共有をしていますので、そこも含めて子供たちのほうには丁寧に指導しようということで先日も話合いをしたところであります。以上です。
再質問 1番 蓮尾純一
今ご答弁いただいた内容をスピード感を持って対応していただかないと、少し押してきているのかなという印象がありますので、ご答弁いただいたとおりになるべく、人員配置大変なのは承知しておりますが、何とかご努力いただいて進めていただきたいというふうに思っております。