中頓別町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日
学校建設が今後の町財政運営に与える影響について
2024年3月5日、中頓別町議会の一般質問で、髙橋憲一議員が「学校建設が今後の町財政運営に与える影響について」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 髙橋憲一 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 髙橋憲一
よろしくお願いします。受付番号3番、議席番号3番、髙橋が1点だけ質問させていただきます。学校建設が今後の町財政運営に与える影響についてということでお伺いいたします。12月の定例会でも取り上げましたが、現在進められている学校建設に係る予算及び長期にわたる多額の償還金が発生するわけですが、そのことが今後の町政に与える影響についてお伺いします。第1に、第8期総合計画で町内の温浴施設、それから道の駅及びピンネシリ温泉の再編成、それから防災関連の施設等が計画されていたと思いますが、現段階でどのように考えられていらっしゃるのか。第2に、またこの結果町民の様々な利用料負担金等に影響しないと言えるかどうか伺います。
答弁 町長 小林生吉
髙橋議員の学校建設が今後の町財政運営に与える影響についてのご質問にお答えしたいと思います。中頓別学園整備に係る事業費は、直近の試算で45億円程度となっており、その財源として国庫補助金を最大限活用するほか、起債の借入れを行い、国庫補助金や起債の対象外となる費用については一般財源からの持ち出しをして費用を賄っていくこととなります。借り入れる起債の償還が後年度における財政負担となり、交付税算入額を除いたとしても単年度負担額が重くなっていくことが予想されます。これにより総合計画をはじめ各種計画等で予定されている事業にできるだけ影響を及ぼさないよう償還財源をあらかじめ基金へ積み立てたり、寄附の呼びかけを行うなど、後年度の財政負担を少しでも軽減できる方策を進めていく必要があると考えています。その上で入浴施設に関する課題につきましては、現在公衆浴場黄金湯は中頓別をあっためる会によって運営されていることから、今後においても町として公衆浴場の確保に関する補助金による支援のほか、必要に応じた施設修繕などの対応を行っていく方針としています。敏音知地区における再編成については、平成29年度に策定した観光振興計画の評価を改めて行い、再編の在り方について再検討を行っていくこととしていますが、ピンネシリ温泉に関しましては施設の老朽化が著しいことから、新年度においてボイラーの更新と浴槽の改修を行うこととするよう提案をさせていただき、当面は現施設の活用を継続していくこととしております。また、入浴機能を併せ持った防災拠点の整備については、昨年度防災センターの基本構想を策定したところでありますが、施設設置のめどは現時点で未定としているところであります。中頓別学園のいかんにかかわらず、財政状況は年々厳しくなってきていることから、行財政改革に取り組む中で経常的な財政支出の抑制を図っていくこととしていますが、現時点では町民の方々への負担増に直結するようなことは想定をしておりません。以上です。
質問 3番 髙橋憲一
それでは、3点ほど確認をさせていただきたいと思います。今後の償還期間、これから十数年かかるというふうに思いますけれども、その間例えば新たな今回8期で計画されているような事業に着手することはないのかどうか。それから、当然そういう長い期間ということになりますと、先ほど答弁でも言われておりましたけれども、いわゆる公衆衛生上からも、また高齢者、単身者、それから低所得者等の利用のことを考えても、黄金湯に対する支援というのは強化すべきなのではないかというふうに思います。それから、3点目は、答弁でも言われていますけれども、中頓別学園整備のいかんにかかわらず財政状況は年々厳しくなっているとおっしゃっているわけですけれども、では我が町の現実の例えば世帯構成を見ましても、住民税非課税世帯はほぼ半数に達するぐらいの非常に生活に苦しんでいる人たちが大勢いる町なわけです。その中で、町は一般財源の中から病院事業であるとか介護施設、それから上下水道等々に支援をしているというような状況が続いているわけですけれども、こういったことが財政的に窮屈になる状態が起きる可能性がないのかどうか。それを住民負担としてお願いするようなことにならないかどうか、改めてお伺いいたします。
答弁 町長 小林生吉
まず、この償還の期間中のことについてでありますけれども、本町のような財政規模の小さな町の中で例えば今回の学校であるとか病院であるとか、そういった大型の施設整備を行っていくというのは、やっぱり単年度の財政規模から考えても非常に大きな負担になるということであります。そういったことから、私としてはこれまでの2期8年間のやってきた中では、将来に負担をかけないようにそのときに借入れをした起債についてはその年に交付税で措置されない部分を積み立てるというやり方を通して、今後大きな公共事業等があった際に苦しくならないように準備をして、そういう大きな事業が財政負担としても大きな山にならないような、できるだけ平準化を図るということを心がけてきたということであります。そんな中で、今回大きな借入れが予測されるわけでありますけれども、50億円を超えるお金の借入れはありますけれども、これらの償還に係る財源というのは既に整えているところであって、それが今後大きな負担になることはないので、ここで起こる学校建設に係る部分の負担、これをどのようにしていくかということが肝要になるというふうに思っています。そこに手をつけるという考え方はありませんけれども、町は財政調整基金や減債基金、合わせて15億円ぐらいかな、積立てを持っていて、簡単にがたがたと崩れることはないような、そういう基盤も確保しているというふうに認識をしています。そういった中で財政運営をしているということをまず、繰り返しになりますけれども、前置きをさせていただいた上で、今後新たな計画、急ぐ事業等が出てきた場合については、あるいは既に総合計画に掲載されている事業等については財政状況を見ながら、一切やらないということではなくて、できるものはしっかり取り組んでいくという基盤を持っているというふうに私は認識をしています。そういった中で、黄金湯の例がありましたけれども、こうした町民の方々が主体となって取り組んでいる活動等については、できる限りの支援は行っていくように努めていきたいというふうに思っています。あと、一般財源の確保と将来的な見通しについてでありますけれども、地域医療提供体制と地域包括ケアの一体的な見直しの中でも進めているところでありますけれども、やはりこの地域の中で医療を提供する機能、それから介護が必要になった人が介護を受けられる機能、それは施設という選択もあれば、在宅という選択もあるというふうに思います。こうした町として最後まで安心して住み続けられるそのための機能というものをしっかり維持していくという考え方を基本にしつつ、ただ人口が今の何倍もあった時代にあったような病院と特養、養護があるというその体制等はしっかり見直しをして、人口が減っても持続していくような、可能な仕組みを構築していくというのが考え方ということであります。そういった中で、それらに赤字補填的に今出しているそういった支出を大きく抑制を図ると、図りながらそういった機能をしっかり残すということを取り組んでいくということであって、その上で安定的な財政基盤というものを将来も維持していくと。これによって町民生活もしっかり支えていくと。この考え方を基本にして取り組んでまいりたいというふうに考えています。
質問 3番 髙橋憲一
ありがとうございます。おっしゃられたように、今その学校建設をめぐっては、町民の中でそういった自分たちに様々な負担がかぶさってくるのではないかという不安というものがやっぱり一番大きい状況なのだろうというふうに思っています。ですから、そういう不安を払拭するような財政運営をぜひお願いをしたいということをお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。