中頓別町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月13日
携帯電話の不通地域の解消について
2023年12月13日、中頓別町議会の一般質問で、細谷久雄議員が「携帯電話の不通地域の解消について」質問し、町長 小林生吉、政策経営課長 笹原等が答弁しました。
- 質問者
- 細谷久雄 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉、政策経営課長 笹原等
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 細谷久雄
皆さん、おはようございます。受付番号1番、議席番号6番、細谷でございます。それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従い1点、携帯電話の不通地域の解消についてご質問をさせていただきます。私の声がちょっと大きい、大きいといつもお母さんに怒られているのですけれども、この頃65歳になってちょっと、銃をやっていたからか知らないけれども、耳があんまり聞こえなくなってきましたので、ご答弁の際は大きい声でゆっくりお話しいただければ助かります。それでは、質問事項に参りたいと思います。現代社会の生活環境は、昭和、平成、令和に移り変わるにつれて仕事環境や日常生活に携帯電話が必需品となっています。しかしながら、本町の一部地域において携帯電話の圏外の場所が現在も存在しております。その中で災害時の緊急連絡や万が一の交通事故、工事現場での労働災害が発生した際、緊急要請など電話がつながらないため人命救助に支障をもたらす懸念があります。助かる命が助からないというようなことの事態を避けるためにも、どこの地域でも携帯電話がつながる地域をつくる、これが地域の安全、安心、あるいは活性化につながると思います。そこで、町として携帯電話の不通地域の解消にどのように取り組んでおられるのか町長にお伺いいたします。
答弁 町長 小林生吉
細谷議員の携帯電話の不通地域の解消についてのご質問にお答えしたいと思います。携帯電話の不感地帯が町内においても存在していることは認識しており、毎年度総務省が実施する携帯電話のエリア化整備事業要望調査において町としては携帯電話事業者による整備の実施を要望しているところですが、基地局施設の整備には多額の投資が必要となり、採算性の問題から事業の実施は難しい状況にあります。また、町が主体となって実施する場合においてもイニシャルやランニングのコストを考慮すると難しいものがあるため、不感地帯の解消に向けた具体的な取組ができていないのが実態であります。しかしながら、国道や道道における不感地帯も存在しており、ご指摘のような交通事故や緊急時などで連絡ができないことは憂慮すべき問題であることから、北海道や全国過疎地域連盟などの関係団体を通じて不感地帯解消に向けた要望活動を引き続き実施してまいりたいというふうに考えております。
再質問 6番 細谷久雄
それでは、ただいまのご答弁を伺いまして再質問させていただきます。まず、1つ目、携帯電話の不感地域が町内においても存在していることは認識しているようですが、町として不感地域の状況についてどのように把握されているのかお伺いします。私がネットでドコモとソフトバンクとauの携帯電話事業者の中頓別町においての不感地域を調べたら、山林を除いた場所以外に一番重要なところ、私もパトロールをやっているのですけれども、神崎の牧場のところから上頓別の国道へ抜ける500メートルぐらいの間、この間が携帯電話のつながらないところでした。これはドコモ、ソフトバンク、ただしauはちょっと違うのです。auは知駒が聞こえる圏域だけれども、それともう一つ、道北協同操業のところから津川さんのところ、これ電波が通じているのです。今これあるのですけれども、個人的にやっても私はこれ不思議だなと思ったのです。電波が通じるようになっているのです。これは個人でやっているのかどうか、私もその辺は分からないもので、行政で分かるところがあればお願いしたいなと思っていました。それと、2つ目として、今まで町民や農業関係者から携帯電話の不通地域の基地的施設の整備に関する要請はなかったのか、また町として今まで携帯電話事業者に対してどのような形で整備の要請を要望してきたのか、その点分かる範囲で全て教えてほしいと思います。3点目、町が主体となって実施する場合においてもイニシャルやランニングコストを考慮すると難しいものがあるため、不感地域の解消に向けた具体的な取組ができないのが実態であるとご答弁をいただきましたが、利便性の高い携帯電話は、今は若者ではなく、最近では高齢者にも普及している。携帯電話の基地局には多額の投資がかかるからとされますが、半径1キロメートル範囲とする簡易無線局と言われるものは国、道の補助を取り入れれば負担が少なく、整備が可能ということも聞いたのですが、こうした事業を活用し、不通エリアの解消に取り組む考えがないのかお伺いいたします。
答弁 町長 小林生吉
私のところで分かる範囲でお答えをして、後で担当課長から補足をしてもらいたいというふうに思います。まず、不感地帯の把握については、先ほど細谷議員がおっしゃったようにネットでも分布化されていて、その中でどういうところが不感地帯になっているかというところについては同様に把握をしております。重要な道路のエリアだけではなくて面的に不感になっている、携帯がつながらないところも含めての把握ということについてはしてきているところがあります。あと、携帯の鉄塔が建っても、建ったときにはつながっていたはずのエリアでも世代が新しくなっていくと届く距離が変わっていったりとかというようなこともあってつながらなくなったりする場合もあるのかなというふうには思います。また、最大の問題としては携帯、今4社ですか、もともとあった3社も3社共同でアンテナを立てるとかということがどうしてもできない、私もまだ若い頃にそういった対応をしたことはあるのですけれども、こういう過疎地域にあっても1つの塔に3社の基地を載せるということはできないというようなこと、逆にある程度距離を離さないとみたいな、何かそういうこともあってなかなか、ある携帯はつながるけれども、ほかのキャリアはつながらないとかという実態もあったりするので、そこは非常に悩ましいところなのかなというふうに思います。あわせて、先ほどこれまでの要望活動ということで言うと、携帯電話が普及した頃から何度もNTTとか、そういったところに基地局の設置の要請とかをしてきて今に至っている。ただ、なかなかこれ以上の設置ということには今動きが取れていないというのが現状というふうに思っています。それであれば、あとは町がやるかということになるわけですけれども、不感地帯に関する簡易局というか、町独自でそういう基地を建てると、この法式だと多分携帯の全社を載せることは可能なのかなというふうには思いますけれども、ただ国、道の補助についてはどこか1社でも通じるところは不感地帯と捉えないというようなところで全社通じないところを基本にするというような補助制度になっているかなというふうに思います。ここ数年の中で宗谷の総合開発期成会の中でも不感地帯解消の問題については複数の首長の中からも早期解消に向けての活動を起こせないかというようなことも議論になっているところでありますので、そういったことも含めて今後積極的にこの問題の解消に向かって解決策を見いだす努力をしていきたいというふうに考えているところです。
答弁 政策経営課長 笹原等(政策経営課長は2024年12月まで)
今の答弁の中でなかった部分について私のほうから答弁させていただきたいと思いますが、町民の方とか農業者の方から今まで要望等はなかったのかというようなお話がございましたけれども、私のほうで担当している中でこういった形の要請を受けたというのは、先ほど議員からお話のありました神崎のところの事業所から携帯電話のつながりがよくないということの相談を受けまして、それに対して携帯電話事業者のほうとつなげてやり取りはしていただいたという経緯があります。
再々質問 6番 細谷久雄
それでは、再々質問させていただきます。これから私は8年前の滝上町の交通事故のお話をいたします。ご答弁は小林町長に率直なお気持ちをお聞きしたいと思います。これは8年前の交通事故で、北海道滝上町の国道で2015年11月13日、男性が車にはねられ死亡した事故で、救急車の出動が119番から約40分遅れたことが紋別地区消防組合消防署への取材で分かった。同消防署は、約5分前に同じ場所で物損事故があったことなどから情報が錯綜したと説明している。出動の出遅れと死亡の関係は不明といいます。13日午後3時50分頃、石狩市の会社員、千葉さん、55歳が乗用車にはねられました。現場では同45分頃、別の乗用車が路外に逸脱する物損事故があり、車で通りかかった千葉さんが状況を確認しようと車外に出たところをはねられました。同消防署によると、男性の声で午後4時頃救急ですと119番通報があった。携帯電話の電波が悪く、現場の詳しい位置や状況は聞き取れなかったそうです。同6分に女性の声で、携帯電話の電波が悪かったが、119番があり、場所はほぼ特定できたそうです。だが、消防署滝上支署が道警紋別署に照会したところ、紋別署がこの時点で把握していたのは最初の物損事故だけで、単独事故、けが人なしとの連絡を受けたため、救急車は出動なしと判断いたしたそうです。救急車が来ないため、この女性が同41分、電波状況の悪いながら再び119番、同じ頃紋別署から消防署にけが人がいる模様との情報が入り、救急車2台を出動させた。現場に到着したのは同5時8分。同35分、病院に着いたが、千葉さんは胸を強く打っており、死亡が確認された。同消防署の署長は、最初の2件の電波状況の悪い状況下で通報があった時点でけが人がいると想定し、救急車を出動させるべきだったとミスを認めているそうです。私はこの交通事故の情報をネットで知って、もしこの区域に携帯電話の不通区間がなければ救急車の出動も遅れることなく、死亡の関係は不明になっているが、何%かの確率で助かったかもしれません。交通事故はいつ起きるか分からないし、誰にでも起こり得る身近な事故です。特に旧天北線辺りから上頓別の国道は275より若干距離が短いため車の通りも少ないし、スピードが出ている車も見受けられます。事故を起こしてしまった場合、冷静に適切な初期対応を取るのは大切ですが、突然の事故で慌ててしまい、パニック状態になるのは普通だと私は思います。交通事故を起こしたときに早急にやらなければならないけが人の救護、警察等への連絡、つながる電波があれば早急に対応できますし、命も助かる可能性もあります。携帯電話の施設整備に多額のお金がかかると言うようですが、命はお金では買えるものではないと私は確信しております。町長のお気持ちをお伺いいたします。
答弁 町長 小林生吉
町内でもごく最近でありましたけれども、交通事故があった際に、その地点が電波のつながりがよくなかったという中で、少し移動したら辛うじてそこでつながったということで救急の対応が取れたというようなことがございました。もともとを言えば携帯が普及するまではほとんどが電話の通じないところであったわけでありますけれども、今こうして社会のインフラとして携帯電話のネットワークというのが構築されている中で、その持っている力の一つがそういう緊急時における早期の連絡を可能にするという機能なのだというふうに思っています。無限に設備投資できるということではありませんけれども、今議員がおっしゃったような不幸な事例が生じないための社会のインフラを整えていくということは私たちにとって重要な責務であるというふうに認識をしております。全てを解消するというところには本当に厳しい道のりというふうに認識しておりますけれども、できる範囲の最大限の不感地帯の解消といったようなことに向かっての努力をしていきたいというふうに思います。
再々質問 6番 細谷久雄
それでは最後に、ご答弁は要りませんが、広域分散というほかの都府県にない事例を抱える北海道におきましては、交通手段として車に頼らざるを得ないという事情があります。また、道内各地を移動する中で、不感地域を避けて別の道を通るということもなかなかできません。このような不感地域を放置したままでは滝上町と同様な事故が起きてしまう可能性は否定できません。北海道における不感地域の存在、これは単なる不便を超えて人の命を危機にさらすこともあるものと考えます。採算的等いろいろな問題もありますが、中頓別町の方々の安全、安心な生活の確保のためにもスピード感を持って解決すべく取り組んでいただきたいと思います。これで私の一般質問を終わらせていただきます。