中頓別町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月9日
今後のまちづくりの展開について
2019年12月9日、中頓別町議会の一般質問で、宮崎泰宗議員が「今後のまちづくりの展開について」質問し、町長 小林生吉、保健福祉課長 吉田智一が答弁しました。
- 質問者
- 宮崎泰宗 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉、保健福祉課長 吉田智一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 宮崎泰宗
受け付け番号5番、議席番号4番、宮崎です。中頓別町第8期総合計画の策定に向けて質問させていただきます。2012年、平成24年3月、現行の第7期総合計画策定時には、特に当時の野邑町長と、今はもうなくなってしまった部署ですが、まちづくり推進課長だった今の小林町長は半数以上の議員から計画策定のずさんな手法やおくれ、曖昧さや現実味のなさを厳しく指摘され、議会に提案した計画を一旦会期中に取り下げるという撤回を余儀なくされています。当時の決議にもあるように、特に議会は人口目標の無謀さを危惧し、案の定たった3年で大きな乖離が生じ、目標から150人も下回る数値へ修正されました。人口は一番わかりやすい自治体のバロメーターであり、地域づくりの全てが人口の増減につながっています。人口が減らない、またはふえている自治体もある中で、人口問題研究所の予測に全くあらがえていないということはまちづくりに多くの問題を抱えている可能性があります。中頓別町はいろんなことに取り組めてうらやましいとの声はあるようですが、ほかの自治体のようにはっきりとした特徴は聞こえてきません。数打てば当たるといろんなことをやる町を今後も続けていくのか。私は、カントリーサインの砂金や日本最北の鍾乳洞、災害や犯罪が極めて少ない安心、安全な町など町民の皆さんが自慢できるような町のイメージづくりが人口減少の抑制につながるのではないかと感じているのですが、町長は次の計画の中で町民に何を約束しようとするのか。今後のまちづくりの展開についてはどのようにお考えか伺います。
答弁 町長 小林生吉
第8期総合計画の策定に向けてのご質問に答弁をさせていただきます。第8期総合計画は、中頓別町が未来へとつながり、いつまでも安心して住み続けられる町であるために町民が力を合わせてまちづくりに取り組んでいくための計画でなければならないというふうに考えています。国全体の人口が減少する中、人口増加を実現することは至難ですが、子ども・子育て支援の充実、高齢者や障がい者を含め全ての人が安心して暮らすことができる暮らしの基盤を確立することが基本だと考えています。さらに、農業や森林、林業、観光など地域資源を生かした雇用創出と所得の向上を目指し、町民の積極的な参加と関係人口の創出拡大などを通して幅広い人材が力を合わせた中、策定過程から生まれる新たなまちづくりの取り組みが広がっていくことを期待しています。現7期の計画策定時に関して多く反省すべきところがあったことは率直に認めた上で、次の計画の策定体制を今構築しようとしているところであります。既に準備に入っており、来年度から本格的な作業に着手していきたいと考えております。
質問 4番 宮崎泰宗
最初の質問でも申し上げているのですけれども、町のイメージというのは非常に重要だと思うのです。例えば私は余り言わないのですけれども、町内では中頓別町を酪農の町だと言う人もいます。きょうも酪農の話がたくさんあって、厳しいご意見なんかもあったりしていますので、そう言えなくもないのかなとは思いますし、確かに数少ない産業の一つで、経済の割合としても非常に大きいわけですが、ただそれは中頓別町内の話であって、例えば町外の方に酪農の町といえばどこですかと聞いて、中頓別町と答える人はいないのではないですかね。でも、中頓別町のように海がない、だからつまり漁業という産業がなくても農林業、商工業等で発展してきた自治体というのはたくさんあるわけで、そういう自治体というのは1つの産業を伸ばして、その中でいろんなことに取り組んで、さまざまな分野への派生を生み出しているというふうに思います。だから、いろんなことができるのではないかなと。農業において中頓別町は酪農一辺倒と言える状況ですが、では例えば畜産や畑作についてはどのような状況にあるのか。中頓別町では、酪農以外の農業でも農業者になれますよね。どこでもそうだと思うのですけれども、一部の農業形態だけを排除することはできないと思いますので、この点についてはいかがでしょうか。私は、畜産や畑作においても農業者として認定されている方がいらっしゃるというふうに認識をしていたのですけれども、酪農以外で農業者認定を受けるのは難しいというイメージもあるようで、これ確認させていただけたらというふうに思います。また、本町は特養と養護、両機能を備える老人ホームの長寿園と厚生園などの障がい者施設を運営する南宗谷福祉会という一大法人を有していることなどから、福祉の町という見方もあって、それを目指しているところもあると思います。厚生園の移転工事であるとか長寿園の増改築などにより施設や機能そのものは充実をしてきたというふうに言えるかもしれません。ただ、職員の方々も昔のような、人員確保が難しい中、できる限りのサービスを提供しようとされている印象を受けますが、せっかく施設が新しくなったり、法人としても工夫されていたりするのに、人員不足などの要因で部屋はあいているのに受け入れることができず、町外の施設に入るため町民の方が転出を余儀なくされてしまうといった状況もあるようで、これ本当だとしたらこれも人口減少につながってしまう非常に残念なイメージを町内外に抱かせてしまうということだと思いますので、事実そのような状況にあるのか。事実だとしたら、その状況をどのように捉えておられるのか、関係機関との連携はとれているのか、この点についても伺います。また、このように、先ほど星川議員からも移住定住のお話がありましたけれども、移住定住という形で外から人を呼び込もうとしても、町内のことがおろそかになっているようでは本末転倒だと思います。町民が出ていってしまうような町なら、外から来た人もいずれ出ていくのではないでしょうか。情報化が進んでいる今の世の中、悪い情報はすぐに広がりますし、逆に町民の皆さんが本当に安心して住み続けられる自慢の町だと思える取り組みが行われていれば、移住事業にそんなにお金をかけなくても自然と逆に人は来てくれるのではないかというふうに思うのですけれども、町長はこの町のイメージの重要性についてどのようにお考えでしょうか。これらの点、再度伺います。
答弁 町長 小林生吉
宮崎議員がおっしゃるとおり、この町が住んでいる人にとっても、あるいは町外、移住等考えている人にとってもどういう町だという、そのイメージがどのように伝わるかということは本当に重要だというふうに思っています。その中で現計画までも町のキャッチフレーズとかいろいろ工夫してきた経緯はあるとは思うのですけれども、なかなかこれだというか、強いインパクトのある発信ができ切れていないのではないかというふうには感じるところはありますので、そういう町をアピールするイメージの戦略というか、そういうことを改めて意識して、今回の総合計画においてもつくり上げていく必要があるのではないかというふうに思います。いろんな人がいろんな視点でいろんな価値観を持っておられると思いますので、その中で多くの方が、町民が共有できるような、そういうイメージをつくり上げていくこと、そして外部にも発信できる、そういうイメージ戦略ということを大事に考えていかなければならないというふうに思います。その中で、酪農以外の農業ということについては、当然酪農でなければ農業者になれないということではありません。今酪農以外で農業者になっているのは多分数戸しかないと思います。実際に営農としてできているということになると、また今は皆無ではないかというふうに思います。ただ、その可能性が全くないというふうには考えておりませんので、今、うまくいくかどうかはこれからの課題ですけれども、ブドウなんかも含めてそういう可能性を考えていくということは大いにあるというふうに思っています。それと、福祉の施設において現状特別養護老人ホームや養護老人ホームでの受け入れが難しいということから、町外の施設のほうに入らざるを得ないという事例があることは間違いありません。件数とか補足があれば後で担当課のほうで言ってもらえばと思いますけれども、人員が足りていないというようなことも施設側の説明としてはないわけではないかなというふうに思いますけれども、それだけではなくて、利用者の状況によって特別養護老人ホームでは利用者として迎えられないようなケースもなくはないかなというふうには思います。ただ、きょうほかの方からもご質問いただいていますけれども、医療だけではなくて、やっぱり介護、福祉、予防を含めた保健活動、こういったものがしっかりこの地域で最後まで住みたい、この町で最期を迎えたいという思いに応えられるような仕組みというものをしっかりつくっていく必要があると。きれいなキャッチフレーズだけではなくて、本当にこの町は最後まで安心して住み続けられるという一番大事なところも町としてはしっかり町民に伝わるような仕事をしていかなければならないのではないかというふうに基本的に考えております。
答弁 保健福祉課長 吉田智一(保健福祉課長は2020年3月まで)
老人施設の外部に行く部分の人数というところでは、今の段階ではちょっと数字的には、申しわけありませんけれども、出ていません。ただ、職員の確保に基づいて行けないという方も実際にはいますけれども、それ以外にもやっぱり利用者の様態というのでしょうか、状況によってなかなか施設で受け入れづらくなってきている方もいるということもその中には含まれているかなと思います。
質問 4番 宮崎泰宗
今の農業と福祉施設の関係については、町長と課長のほうからご答弁でよくわかりました。農業のほうは、当然酪農以外でも農業者として認定を受けられるし、現在も営農としては皆無というような状況なのかもしれないのですけれども、認定農業者としては数戸あるというようなお答えだったかと思います。これについては、今後も資源をふやすためにも、決して畑作、畜産、酪農以外の農業、酪農を邪魔することはないと思いますので、こういったこともやりやすい環境というのを考えていっていただきたいなというふうに思います。福祉施設のほうでは、それだけではないけれども、職員がちょっと確保が難しいということで出ていかなければならないという人もいるし、そうでない部分もあるということで、これもやっぱりそうでないのは仕方ない部分があると思いますけれども、職員の確保についてこれ早急に連携をとって考えていただきたい。難しいとは思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。先ほど町長からご答弁の中で町のイメージというものを今はまだ発信し切れていないというようなお話がありました。再度このイメージについてお話しできたらなと思うのですけれども、私は町外の方であるとか道外の方に中頓別町には何があるのですかというようなことを聞かれたら、鍾乳洞、砂金、寒いと答えるようにしています。きょうなんかもそうですけれども、何か途中で抜かれたようなお話もありましたけれども、日本一寒い、最低気温を記録、一時的には最低でもしていたかなと思います。日本一寒い。寒いと言うとちょっと印象が悪いので、涼しいとかと言ったほうがいいのかなと思うのですけれども、逆に昨年なんかはプラス35度という最高気温を更新したりというような、そうすると日本トップクラスの温度差があったりとか、日本一寒いというふうにも言えると思います。こういうところを意図しない、していないかもしれないけれども、全国の方に中頓別町の名前を目にしていただけるほかの町にはないような機会がこの町には、ちょっといいか悪いか別として、あるというふうに思うのです。ただ、それだけだと何か出ているなというだけで、ただ最低気温に名を連ねているだけではちょっと弱いかなと思うのですけれども、前から申し上げていますけれども、日本最北の鍾乳洞があったり、例えば今やっているライドシェアなんかも一番近くでやっているのは天塩町ですけれども、緯度的には中頓別町のほうが北にありますから、最北というふうに言えるのではないかと思いますし、前に私が言ったのですけれども、今ワインをつくるためにブドウの栽培をしている。ただ、それワインのためとかブドウのためとかではなくて、果樹園なんかをブドウも含めて目指したら、それ最北の果樹園になるのではないかというような、この最北、それか日本一というようなところについて私は行政にもっとこのラベリング、つまり商品であるとか資源に付加価値をつけるというような町のイメージ化において町民の皆さんにも協力していただけるようなまちづくりを考えていただくべきではないかなと。そういうのに力を入れていくべきではないかなというふうに思うのですけれども、このラベリング、日本最北とか日本一とかというところについて町長はどのようにお考えか再度伺いたいと思います。
答弁 町長 小林生吉
日本一であるとか日本で一番北とかとあるというところは、例えばワインの試験栽培をするときなんかもやはりもし実現できるのであればそういうふうに名乗れるのではないかというようなことも常に意識しています。さっき寒いという話がありましたけれども、私も随分前ですけれども、気象データ、今アメダスとか簡単にインターネットであれできますけれども、昔本当に一番寒いところどこなのだろうと思っていろいろ調べてみましたけれども、残念ながら一番にはちょっと届かない。1桁の高い順位のほうにはいるとは思いますけれども、通年通してもっと寒いところもあるというような、意識としては常に何かそういうものを探しているというところは私も思ってはいます。ただ、ではそれがこれでいこうとかというふうにはなってはいないかなというふうに。地域ブランドとか、先ほど地域に対するラベリングというようなお話がありましたけれども、そういったこと、特に移住フェアなんか行ったりしてもまずどこにあるかということやそもそも名前を聞いたことがないというところから最初の出会いになっている現状だと思いますので、そこをうまく持っていけるような打ち出しイメージみたいなものを展開できると、先ほど申し上げましたけれども、そういうことをきちんと戦略化していけるかどうかというところを改めて今後考えていくべきだというふうに思います。
質問 4番 宮崎泰宗
再度お答えいただきまして、私も気象データなんかすごくよく見たりするのですけれども、本当に気温一つとっても逆に日本一暑い熊谷市は日本一暑いことを売りにしていたりとかということなので、寒いのも売りにできないかなと。最高ではないかもしれないですけれども、やっぱり一番日本一寒くなる日が何日もあるというのが中頓別町、一つ人の目を引く重要なアイテムかなというふうにも思いますので、こういうところのラベリングなんか伝わりやすい部分だと思いますので、今後取り組んでいっていただきたいなというふうに思います。私の一般質問は以上とさせていただきます。