中頓別町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月15日
新たな施策等の現況や今後について
2017年6月15日、中頓別町議会の一般質問で、宮崎泰宗議員が「新たな施策等の現況や今後について」質問し、町長 小林生吉、総務課参事 長尾享、産業課長 平中敏志、保健福祉課長 吉田智一が答弁しました。
- 質問者
- 宮崎泰宗 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉、総務課参事 長尾享、産業課長 平中敏志、保健福祉課長 吉田智一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 宮崎泰宗
それでは、3問目は新たな施策等の現況や今後について伺います。ライドシェアの利用では、実質無料から実費負担に変わるということでありましたが、利用状況等に変化は起きているのでしょうか。なかとん牛乳では、4月から町直営として加工が再開され、カップアイスの販売なども行われているようであり、改めて乳製品の採算性や牛乳、農業体験交流施設の今後の展開等について伺います。経営状況が心配される南宗谷福祉会では、今年度から改革が実行されるとのことでありましたが、経費の節約等は図られているのでしょうか。長寿園空床の状況もほぼ満床に回復しているとのことでありましたが、変わりはないでしょうか。利用者へのサービスの低下はないか。持続可能年数の試算など、今後の見通し等についても具体的にお答え願います。また、今定例会ではエゾシカ食肉加工処理施設の建設に対し、地域づくり活動支援制度から約1,000万円の補助金が予算計上されておりますが、事業の概要等は適切でしょうか。排気、臭気、環境対策には問題ないか。建設予定地とされている藤井地区は、町民がウオーキングなどにも活用しており、熊などと遭遇するおそれが高くなるのではないでしょうか。
答弁 町長 小林生吉
ご答弁申し上げます。まず、ライドシェアは、4月20日から利用者に実費負担をいただく運用に切りかえて実証実験を継続しているところですが、変更後5月の連休を挟んだことやこれまで利用していただいた方はタクシーチケットを優先して使用している状況があることから、実質無料時に比べて若干減少傾向にあります。具体的な統計としては、一定期間の実績がまとまり次第お示ししたいと考えております。なかとん牛乳は、町民の皆様に地域で生産される牛乳を消費していただくと同時に、本町をPRする貴重な物産として活用していきたいと考えております。飲用乳販売のみでの採算性の確保は難しいものの、町を宣伝するツールの一つとして位置づけているところであり、今後はイベント時や期間限定という形でカップアイスやソフトクリームの販売等も予定しており、これらの加工品販売収益で少しでも飲用乳分の補填ができればと考えております。また、平成28年度では商工会が事業を実施している小規模事業者地域力活用新事業全国展開支援事業においてなかとん牛乳を使用した特産品の開発及び試験販売も行われておりますが、今後もなかとん牛乳を活用した商品開発の機運が高まればと期待しているところであります。農業体験交流施設につきましては、なかとん牛乳を活用した体験メニューを宣伝するなどにより施設の利用率の向上を図っていきたいと考えております。南宗谷福祉会におきましては、現在経費の削減を図っている状況でありますが、引き続き経費削減についての施策の協議を進めております。また、居室の状況におきましては、特養、養護合わせて97から98%の入所状況であり、利用者の確保に向け努力している状況であります。利用者へのサービスにつきましては、職員のスキルアップ等により利用者へのサービス向上に向け努力をしているところであります。施設運営の見通しにつきましては、本年度予定しています介護保険事業計画の策定に伴い、見通しを立てていきたいと考えていますが、宗谷総合振興局の助言をいただき、法人と協議を進めているところであります。エゾシカ食肉加工処理施設の建設については、地域づくり活動支援補助金条例の趣旨と合致しており、その事業概要についても問題がないものと考えております。ご心配されております排気、臭気、環境対策については法的に問題がないものと捉えておりますが、周辺環境への配慮や野生動物への影響も考慮して実施していただくよう、事業採択に向けて条件を付すなどの対応をとっていくことと考えているところであります。以上であります。
質問 4番 宮崎泰宗
それでは、再度、まずライドシェアについて、4月20日から実費負担に切りかえということになったということなのですけれども、すぐゴールデンウイークがあってということで、例えば行政施設などに用事があって利用されている方が多いというようなことになるのかなと思うところなのですけれども、タクシーチケットを優先して利用されているということは、タクシーチケットは高齢者の方にとっては使いやすいということになると思います。これは以前から申し上げているかなと思いますけれども、ライドシェアをやることによって、改めてタクシーチケットの需要の高さなんかもわかるところがあるかなというふうに思います。この点でライドシェア、今の形で続けていく中で、それだけではなくてほかの交通手段、例えば公用車、大型のものとか、スクールバス、病院のバス、温泉のバス、こういったいろんな交通手段が町の中では日々動いているわけなのです。なので、今のライドシェアとは違った形のライドシェアというのも移動手段としてあるわけですから、同時にそのような可能性を探っていくということも必要なのではないかなというふうに思うのですけれども、この点いかがか。それと、なかとん牛乳については、先ほどちょっと細谷議員に質問をとられた部分があるのですけれども、採算性の点で私もお伺いしようかなと思っていて、収支決算については後でお示しいただけるということでしたので、それ以外でお伺いしたいのですけれども、200ミリと900ミリという牛乳があって、私の記憶違いかもしれないですけれども、私の記憶では200ミリのほうがちょっと赤字なのですと、900ミリのほうが逆に黒字なのですというふうに聞いた記憶がありまして、ただ採算の確保が難しいというところでいくと、どっちも黒字というのは言えないというのが正解だったのかなという感じがするのですけれども、これをちょっと確認をさせていただきたいと思います。そして、アイスのほうの販売によって穴を埋めていきたいというようなお答えがあるので、アイスのほうは黒字というようなことになるのかなと思うのですけれども、これは人件費であるとか、光熱費であるとかも全て含めて原価計算に対して収益がアイスのほうは出るということなのか、これについてお伺いしたいと思います。それと、南宗谷福祉会については、なかなか現状では具体的にお答えいただけるところが少ないのかなというようなご答弁かなというふうに感じます。その点、利用状況については97から98ということなので、100%に近いですけれども、切っているということは、待機されているような方はいらっしゃらないような状況でこの数字になっているのか、100は切っているけれども、待機しているような方もいらっしゃるというようなことなのか、この点いかがか。また、サービスの向上に向け努力されているということで、業務内でのサービスの向上というのはもちろんだと思うのですけれども、プラスアルファで他の施設と差別化を図れるようなサービスなんかについてはどうかなと。また、いろいろ利用者の方々が楽しんでこられた行事がなくなったりとか、負担がふえるというような変更もあったというふうに伺っているのですけれども、これをやることで間違いなく経費の節約にはなると思うのですけれども、こういったことを全て節約することによって全てがプラスに働くというふうにも思えないのですけれども、長寿園独自の考えでこういう変更が行われたのか、行政からの指導や助言によるものなのか。また、法人側が抱える行政への不満というのかわからないですけれども、そういったものは法人側から何かあったりしないのか。増改築の工事がちょっと停滞しているのではないかなという話もあるようなので、その状況について伺いたいと思います。それと、最後です。エゾシカの食肉加工処理施設建設については、地域づくり活動支援補助金条例の趣旨と合致しているというふうにあるのですけれども、この条例、制度だけではないのではないかなというふうに思います。事業の計画の概要を読ませていただくと、エゾシカを含む野生鳥獣の食肉処理場を建設して、地域にある資源を廃棄せず、食肉として販売することで有効活用につなげる。処理場の規模は約20坪で、年間約20頭のエゾシカを食肉として処理し、外食店舗及び一般消費者に販売するということですから、私はこれは産業になるのではないかなというふうに思います。そうすると、地域づくり活動支援ではなくて、商工業の振興支援などの制度のほうが適切なのではないかなというふうに思うのですけれども、この点いかがか。また、臭気対策なども問題ないということなのですけれども、例えば排水なんかについてはどのような形で行われるのか。最初に排気、臭気と同じようなことを聞いてしまったので、もともと排水についても聞こうと思っていたので、これについてもお伺いしたいと思います。それと、事業の採択に向けて条件を付すなどの対応をとって実施していただくというふうにあるのですけれども、正直これは私は順番的にはおかしいのではないかなというふうに思います。特定の事業、個人、こういったものに対して支出されることが明らかなわけですから、予算審議の段階で条件を付しておく、クリアしている必要があるのではないかというふうに思います。後でやりますというような口約束のようなものは正直信用できないというふうに思いますので、予算さえ通ってしまえば実際は何も対応しなくても補助ができてしまうわけですから、商売をされるということであれば、例えば商工会に加盟をしていただくとか、野生鳥獣の猟を行うということであれば、猟友会のようなものに入会をしていただくなど、補助を受ける上で信用を担保する対応はとられておられるでしょうか。たくさんありますけれども、再度お願いします。
答弁 総務課参事 長尾享(総務課参事は2018年3月まで)
私のほうからは部分的に答弁していきたいと思います。まず、ライドシェアにきましては、5月の連休によって利用が若干落ちたという説明をさせていただいたのですが、そこはまず電話対応が役場しかできないというところに大きな要因があるのかなと。ですので、アプリケーションを持って自分で動いた方はいるとは思うのですが、今まで電話で頼んでいた方は、役場がそこは職員が常駐していないということで一部使えなかった方もいるのではないかと、これは想定なのですが、そういったことで利用が若干下がったのではないかというふうに想定しております。あと、タクシーチケットの優先的な利用の高さという話ですが、逆に我々は、タクシーチケットを持っているご高齢者がライドシェアという仕組みがあることによってタクシーチケットを先にといいますか、優先的に使ってもその後でライドシェアという仕組みがあるので、安心感があるというのが一方であるのかなと思いますので、実際に4月、5月のタクシーチケットの利用高を見ても、若干ですが、伸びているような実績は出ています。あと、その他の交通との関係ですが、ライドシェアをこの先もう少し広域化に向けていくという思いもありますし、あとあわせて我々はバス、それからJRといった公共交通の担当部署でもありますので、宗谷バスの動きも含めていろんな問題もありつつ、さらにはJRのいろんな問題もありますが、そこをトータルで中頓別町の交通を考えていきたいという思いも一方で持っています。それとライドシェアの動きとあわせて、短距離、それから長距離、そういったことで町全体の交通は今後に向けてどういった形が望ましいのかというのも考えていきたいと思っています。ただ、今の時点ではまずはライドシェアの実証実験をしっかりやった上で、方向性としては今年度一部実費負担となったことも踏まえた方向性といいますか、その結果というのをしっかり出したいと思っているところであります。今現段階ではです。それから、ミルクと福祉は飛ばさせていただいて、エゾシカの関係なのですが、条件の関係ですが、もう既に地域づくり活動支援補助の採択に向けた審査委員会のほうは終えておりまして、そこで後で常任委員会のほうで発言しようかと思っていたのですが、条件を付して採択としたいという考えを持っています。その中でもちょっと排水の関係も触れていますので、ここで若干触れたいと思いますが、条件の一つとしまして、環境について配慮すること、特に排水処理については沈殿ますをつくるなどの対策を講じることというのを1点目の条件に考えております。条件2、3も、せっかくなのでお話ししますが、経営の継続性を確保するために、今後においては猟友会への加入も含めて地域全体との連携、協力体制を確立することというのを条件の2つ目としております。条件の3つ目ですが、地域づくりの観点から地域内消費と将来的な特産品開発を目指すこと。一応この3点を審査委員会の採択の条件として、本人にも提示して、今後それに向けて努力、それから改善いただくといったお話もいただいているところであります。あと、排水のほうですが、その旨を本人に話した上で、沈殿ますのほうをしっかりして、川に流さない、そういった取り組みをしていきたいと。ただ、あそこにつきましては水質汚濁の特定施設には当たらないということですので、届け出義務はないと、法的には問題ないというふうにされておりますが、ただそうはいっても環境に配慮していくという町の思いがありますので、沈殿ますをつくって、そこに一回ためて、そこで固形物があれば取り除いて、水だけを浸透していくというのを最低条件にしていただければというふうに考えて、本人に提示したところであります。一応条件と排水のことですが、商工業のほうは産業課のほうからお願いしたいと思います。
答弁 産業課長 平中敏志
まず、なかとん牛乳の部分についてお話ししたいと思います。収支部分については、先ほど細谷議員にご説明いたしましたが、後ほど資料を提出したいというふうに思います。あと、牛乳の単価の部分でございますが、昨年一般質問の中でお答えさせていただいていますが、確かに200ミリリットルの部分につきましてはかなりの赤字が想定されると。ただ、900ミリリットルの部分については、若干ではありますが、製造コストと販売価格での比較では若干の黒字が出る見込みということではありますが、これもあくまでも200ミリリットルをつくりながら900ミリリットルをつくるという中の人件費の割合を分割というか、した形の中でのコスト計算になっておりますので、単純に900のほうがもうけられるのだということにはなかなかならないということです。また、消費期限が製造日を入れて4日と短いということがどうしてもネックになりまして、その辺のロス部分も当然製造コストの中には見ておりますので、その部分で大量につくって大量消費するということになかなかならないということでコストは高くなってしまうということになります。あとアイスクリームのことなのですが、先日ゴールデンウイーク期間中になかとんアイスと銘打ってカップアイスを販売させていただきました。道の駅と温泉だけなのですけれども、187個を売り上げさせていただいています。これにつきましては、製造コスト、人件費も含めておおむね130円ぐらいになるのかなという見込みをしています。実際には販売は250円で売っていただいておりますが、その部分については卸価格とかもありますけれども、おおむねそれぐらいにはなるのかなと思うのですが、アイスだと消費期限が長く持てるということで、ロスを考えなくてもいいということになりますので、そういう意味で製造コストが下がるということが出てくるかなと思います。いずれにしても、あの施設はもともと体験交流施設ということですので、製造施設ではないというところで、大々的に製造するということがなかなか難しいものですから、今後も期間限定だとかという形で、なかとん牛乳を使ってこういう商品ができていく、こういう体験もできるということをお知らせしながら使っていきたいなというふうに考えていますので、ご理解いただきたいというふうに思います。そして、エゾシカの食肉加工処理施設の関係で商工業の支援条例のほうが適切ではないかというお話がございましたが、これに関しては商工会のほうに本人のほうから簡単な相談が一回あったという話は聞いておりますが、その後の相談というのは特にされていなかったという話を伺っております。その中で、商工業のほうの申請には今回来ていないという形で私どものほうは承っております。以上です。
答弁 保健福祉課長 吉田智一(保健福祉課長は2020年3月まで)
それでは、法人の関係でお答えしたいと思います。まず最初に、待機状況というところでお話がありました。その中で、現状としましては、今現在ですけれども、養護55名のところ、今現在満床、55名入っています。待機者が数名いるという現状ではあります。あと、特養でありますけれども、5月の時点で53名いましたが、1名亡くなって、6月1日の時点で52名、今現在、6月に入ってから2名ほど亡くなっていますので、今の時点で50名の状況ということであります。特養については、早急にという待機者は今現在いないところですので、入る方ということで、その活動をしている状況ということであります。あと、施設の関係ですが、経費節減というところで町のほうと協議しながら、どう節減していこうかという話はしていましたが、実際的には行事の縮小だとか、そういう部分についてはうちから直接、この行事はやめなさいとかといったことではありませんので、あくまでも法人独自の施策として出てきているというふうに私どもも考えております。もう一点、他の施設との差別化というところでは、これにつきましては、どういうことができるだろうというところでは今現在協議を進めている最中でありまして、今何をやろうと直接出ているものではありませんけれども、今後についてその辺はもっと詳しくというか、深く協議を進めていきたいなというところで考えているところであります。あと、法人からの不満は聞いていないでしょうかというご質問だと思うのですけれども、私ども直接としては不満という形では現在聞いてはいませんので、ほかから聞いている方がいれば、教えていただければどういうことがあるのかというのも考えられるのかもしれませんけれども、現時点では直接聞いていないということでご承知おきいただければと思います。もう一点、増改修の進行状況ということでありますけれども、法人と協議している中で、実際建築が始まっていく中で若干の変更の要望とかもありまして、そういった要望をしていく中で設計変更も一部ありまして、若干のおくれはありますけれども、大きなおくれはないというふうに私どもは今考えているところであります。以上でよろしいでしょうか。
質問 4番 宮崎泰宗
多岐にわたりお答えをたくさんいただきまして、再度新しい施策ということで1点だけお伺いをさせていただきたいなと思うのですけれども、先ほどこれも細谷議員の質問に町長がお答えになっていたかなと思うのですけれども、ブドウの関係、担当のほうからお答えいただいてもいいのですけれども、前に一般質問のときでしたか、お話をしたときには離農された農家二、三軒のところで定植をしていきたいというようなお話だったと思うのですけれども、先ほどもう定植されたのか、これからされるのか、ちょっと聞き漏らしたところがあるのですけれども、この点の今の状況についてお伺いしたいなと思います。
答弁 産業課長 平中敏志
ワイン用のブドウの試験栽培でございますが、試験栽培の場所につきましては松音知の離農された農場の空き地を活用するところが1カ所と、あともう一カ所については弥生の一般廃棄物処理施設の上のほうに、今ソバで使っていただいているところなのですが、そこは町有地なのですけれども、そこの1区画を使うということで考えております。圃場の植えつけにつきましては、天候が悪かったり、寒かったりですとか、土をならしたりですとか、起こしたりとかということで土壌改良を今しているところで、来週ぐらいに植えつけができるかなという見込みでいるところであります。
質問 4番 宮崎泰宗
わかりました。以上で私の一般質問を終わります。