みんなの議会

中頓別町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月7日

ピンネシリ温泉の経営について

2016年6月7日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が「ピンネシリ温泉の経営について」質問し、町長 小林生吉、産業建設課長 平中敏志が答弁しました。

質問者
東海林繁幸 議員
答弁者
町長 小林生吉、産業建設課長 平中敏志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 東海林繁幸

東海林です。私は、当町ではどうも中途半端な施設になりがちな観光施設に特化しまして2つほど質問させていただきます。1つは、ピンネシリ温泉の経営についてであります。基本的な方針は、現在策定中の観光振興計画に基づくものであろうと思いますが、当面この4月から職員体制も変わりました。また、その結果接客、サービス内容も非常によくなってきていると、私はそう思って期待しておりますが、町としてこの会社経営に期待することをどのように考えていますか伺いたいと思います。内容的に言いますと、会社経営陣に対するものや、それから働く職員に対すること、また今後の問題としての施設整備に関すること、今答えられる範囲でお答えいただければと思います。

答弁 町長 小林生吉

ご答弁申し上げます。ピンネシリ温泉の経営につきましては、利用者数、宿泊者数の減少により毎年度厳しい経営状況が続いておりますが、町民の保養施設として、また観光客等の誘致を図る上での貴重な資源であり、有効に活用していくことが重要であると認識しております。苦しい経営状況が継続してきた中で、近年は経費の縮減を第一に進めてきたため、従業員数の縮減による顧客サービスの低下や食堂メニュー等の評価の低さから顧客満足度の低い状況を招き、さらに利用者が減少するという悪循環が生じてきたものと総括をしております。このような状況を改善するため、昨年度から策定を進めている観光振興計画の中でも、地域全体としての観光地域づくりという観点からピンネシリ温泉の運営等について検討していくこととしております。現在ピンネシリ温泉を指定管理している観光開発株式会社におきましては、新たな統括責任者を配置し、統括責任者を中心に従業員全体で会社の経理や運営の改善を進めているとともに、利用者の満足度を高めるため、社内での研修等によるスキルの向上に努めていくこととされております。また、経営陣に対しては、温泉の運営経理等に対するチェック機能を発揮することや温泉の魅力をPRし、利用者の増加を図るため、経営陣相互の連携強化が必要と認識しています。ピンネシリ温泉は、建築後の年数が経過しているため、老朽化はもちろん、現在の利用者層には不向きな施設や設備があり、利用者の皆様にもご不便をおかけしていることは十分理解しているところであります。現在施設設備等の改善が必要なものをリストアップ中であり、優先順位を設定し、今後優先度の高いものから順次改修等の検討をしていきたいというふうに考えております。

質問 6番 東海林繁幸

施設経営が町長の答弁では内容の悪循環があったという総括をしております。まさにそのとおりだと思うのです。悪循環の要因はいろいろあると思うのです。そういったことを打開するために、答弁では新たな統括責任者を配置するとあります。新たな統括責任者という言葉はまさに新鮮なようなのだけれども、考えてみればこんなものは社長であるなと思うのですよ、基本的には。ただ、社長も非常勤であるという、しかも無報酬の社長である。そういう状況からすると、はたまた新しい支配人を統括責任者とするのかとの思いもありましたけれども、私は長寿園でちょっと出てきた非常勤特別職をここへ置くような、そんな大胆な発想で統括責任者を配置するというふうに言っているのか、一体何なのでしょう、この統括責任者というのは。それを具体的に教えていただければと思います。これが第1点。第2点です。会社の経理や運営の改善を進めていくというのは当然なのです。経営改善やいろいろ知恵を絞った結果、与えられた委託料ではやっていけないと。こういうこともやりたい、ああいうこともやりたいと思う気持ちは職員であれば当然考えていると思うのです。その結果委託料などが増額するということも考えられますけれども、それが何千万円、何億円ということであれば、これはまた問題ありますけれども、そういった職員の小さな改善、改革に委託料で対応できる考え方をしているのですか、町は。それが第2点目。それから、平成28年度予算でいいますと、業務受託収入として会社は昨年より500万円強多い1,867万円、これが委託料になっております。ちょっとここで委託料の内容を聞きたいのですけれども、私は悪循環の一つに食べ物があると思うのです。温泉へ行ってもうまいものは食べれないと、メニューもろくなものがない、そういう話は専らなのです。宴会に行っても、これが4,000円なのか、5,000円なのか、疑問を持ってこられたのがしばしば訴えられています。それは、1つはやはり調理人の確保、いい腕をした調理人を確保できるのかどうか、それにかかっていると思います。ああいう保養施設といいますか、福祉施設で食べることは非常に重要な問題です。それがどうも今までないがしろにされている。いい調理人を雇用できるような委託料が出されていなかったと私は思うのです。それがことし500万円の受託料の増があったことは、職員給与の中で調理員の給料を幾ら見ているのか、これを1つ伺いたいと思っております。ついでにもう一つ、大したことではないのですけれども、送迎用のみすぼらしいバスがやっと今度はかわりましたね、今月からでしたか。それも天北厚生園からのお下がりだそうです。でも、従来のバスから見ると非常にいいなと褒めてやりたいとは思うのです。ただ、あのバスをあのとおり、今までどおり何年使うか考えているのでしょうけれども、今のままでのスタイルで運行する予定ですか。もう一つ、これに加えて言うならば、バスには、せっかくピンネシリ温泉にやったのに温泉の名前も入っていない。普通どこの温泉のバスもいろいろとキャッチフレーズをバスにラッピングしていますよね。そして、風景の写真も入れたりしています。せっかく町は天北厚生園から与えてやったつもりでいるのでしょうけれども、少なくとも夢を運ぶ送迎車です。ピンネシリ温泉の宣伝にもなることなのですから、そんなことぐらい考えられないのか。この4点、まずは再質問させていただきます。

答弁 産業建設課長 平中敏志

私のほうからご答弁させていただきたいと思います。まず、1点目の質問でありました統括責任者の部分につきましては、施設の運営そのものを調理部門、フロント部門、清掃部門それぞれを統括していただくという考え方の中で、今4月から採用された支配人を統括責任者ということで位置づけて会社として進めているというところでございます。2点目ですが、2点目については町長のほうからお願いします。3点目ですが、指定管理料の積算の中ですけれども、議員おっしゃられたとおり、ことし指定管理料を1,800万円ぐらいに引き上げさせていただきました。内容については、人件費を含めて指定管理する部分と自主事業とで温泉の運営を進めていくという考え方の中で積算をさせていただいておりますが、今回の町としての指定管理料の中の人件費の積算根拠には調理人の部分、調理部門の部分については指定管理料の積算の中には入れていません。つまり食堂部門、調理部門というか、会食部門につきましては会社としての自主事業部分という考え方で整理をさせていただいておりますので、したがって指定管理料の中に調理師の人件費部分は見ていないということになります。あと、送迎バスの関係ですが、確かに天北厚生園のほうから寄附がございまして、今まで温泉で使っていたかなり古くなったバスを入れかえさせていただきました。これに当たって、天北厚生園から寄附をいただいたバスもかなり距離数を乗っているということもありまして、これからどれぐらい使えるかというのもあるのですが、今使っていたものよりははるかによいということで、当面このバスを使わせていただいているということで、ラッピングというか、につきましては現状では考えてはいなかったのですけれども、最低限名前を入れるかどうかを含めて、予算化に向けて検討できるかどうか内部で協議したいというふうに思います。

答弁 町長 小林生吉

基本的な答弁は今平中課長のほうから申し上げたとおりなのですけれども、2点目に絡むところと3点目の質問と2つに絡む話でありますけれども、このたび委託料を少し上げています。昨年途中に起こった温泉内部の問題についてはご承知というふうに思いますけれども、町が指定管理をお願いしている会社が、言い方はあれですけれども、ブラック企業みたいになってはいけないというふうに思っています。そのため、最低限必要なスタッフをしっかり配置できるような考え方に立って積算をさせていただいていて、そうはいっても民間の力を最大限発揮していただく上では経営、営業努力による要素も必要だということから、宿泊に伴う飲食、その他日帰りの会食等については温泉の中でもとりわけ収益の高いところという位置づけの中で、ぜひしっかり営業努力をしていただいて、その収益の中で調理人の人件費が賄えるような取り組みもしていただきたいというような考え方に立って、今の委託料を積算したということであります。2年間という暫定的なところではありますけれども、4番目にあった送迎用のバス、町内だけではなくて近隣からも集客できる、そういう商品開発をして呼び込んでいく、送迎もするというような営業努力をぜひ求めていきたいというふうに思うところでありますし、そのためのバス、結果としては中古でありますけれども、そういったラッピングの問題なんかも考えながら有効な活用を考えていきたいというふうに思います。

再質問 6番 東海林繁幸

私は、一般質問でこれは再質問で終わるなと思ったのです。ちょっとびっくりしてしまったのだけれども、ああいう施設の職員給与の中に調理員の給料が算定されていないと、これはとんでもないことではないですか。営業努力だけで調理員の給料を払えるのですか。今の町の初任給幾らでしたか、何だかんだいって約300万円でしょう、年間報酬。調理員を採用するとすれば、大体調理を任されるとすれば400万円、ちょっといい調理員になると500万円と言われているのです。それを営業努力で、ああいう施設を委託しながらやれというのは、これは絶対無理です。誰が考えたのか知らないけれども、支配人の給料より本来高くしてやらなかったら採用できないのが調理員で、しかもその調理員の腕によってその施設の売り上げも変わり、しかも人の出入りも多くなるという、そういうメリットがあるポジションですよ、ああいう施設の調理員というのは。これを全く算定していないというのは、町として少し私は変だなと、考え方が全く違うと言いたいのだけれども、その辺もう一度検討してみてくれませんか。営業努力で調理員の給料が仮に200万円出せるとしたら、あとの200万円くらいは町が職員給与として想定しなければならない。営業利益でできるといったら、あそこにいる職員は営業努力で本来は賄われなければならないものですよね。調理員だけが営業努力で賄うなんていうおかしな考え方は、どこかで直してもらわなければ困ると思うのです。それから、みすぼらしいバスという言い方をしましたけれども、町長からちょっと前向きな答弁がありましたけれども、バスは古くても、皆さんに夢を与えるようなラッピングぐらいは実現化してください。こんなの大してかからないでしょう。走る宣伝カーですよ、どこのバスかわからないようなバスを走らせて、町長どうするつもりなの。これは再考してください。それと、もう一つ、これはさきに再質問のときに言っておけばよかったのだけれども、新しい支配人が来て、新たな統括責任者としての配置、これは権限を与えるということだろうと思うが、どんな権限を与えるのですか。幾ら権限を与えたって、予算権限はないのですから、その辺も含めて、統括責任者が言ったことに対しては、町はある程度了解事項として統括責任者の言うことに対して耳を傾注する姿勢を町が持とうとしないのだったら、何ぼ統括責任者だってどうしようもないと思うのです。その辺の統括責任者、新たに設ける方の責任とそれらに対する町の配慮というか、対応がどういうことになるのか、その辺新たな発想でやっていることですから、新たな観点でお知らせください。私は褒めてやりたいのは、5月の連休のときに行事をやりましたですよね、私が思った以上に大変な人出でした。私は2日間行きました。3日の日と5日の日と2日行きました。どちらも大変な人で、中頓別町もやれば人が集まるのだなと感心しました。あの行事がやれたのも、支配人が手配した調理人2名、ある日は3名の人がいてやれたことなのです。そんなことは担当者も、平中課長も一生懸命手伝っていたので、ご苦労さまでした。そのこと自体は、やればやれるのだなと、やれば人が集まるのだなという確認ができたわけです。ですから、これからも何もないと言われる温泉で努力すればそれなりの効果はあるのだなと。あれで町の中の相当な経済活性化につながった部分があると私は感じました。あれの評価、町長がどういう評価しているのかちょっと伺いたいと思います。行ったら人はたくさんいたけれども、食べ物がなかったなんていう、そんな評価してもらわなくていいですから、私は自分で行って、食べるものないではないかと思いながら、うれしかったです。人があれだけ集まって、それでつくるのを待って行列しているなんていうのはまたこれからの参考になることだろうと思って、私自身はよく頑張ってくれたなと思っております。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 小林生吉

まず、委託料、指定管理料の積算の中での料理人の人件費に関する部分のご指摘がありました。これは、その部分だけを切り取らずに、指定管理の積算全体でぜひご評価いただきたいというふうに思いますけれども、基本的には通常の宿泊の受け入れや施設の運営、維持管理の部分については委託料の中で賄っていける、そういうことを基本にしながら、総額としては従前よりもしっかり増額をしていきながら、より飲食のところでインセンティブが働くというか、そういったような仕組みを考えて担当のほうで考えた積算であって、私はこれを評価したいかなというふうに思っております。車のラッピングについては、前向きに検討したいと思います。それと、統括責任者の権限であったり、町のかかわり方ということでありますけれども、決して責任者の権限を侵すようなことではなく、今も既にそういうふうにやってもらっていると思いますけれども、担当課も社長や支配人と常日ごろからコミュニケーションを取りながら温泉の運営に関する議論を重ねて、温泉の努力、そういうものに対してバックアップしていくような体制をとらせていただいているというふうにご理解をいただきたいというふうに思います。最後、連休の評価であります。私も新しいチャレンジをしたということについては大変高く評価をしていて、こういう動きを重ねていくことがこれからの温泉への集客増につながっていくというふうに考えています。ただ、食べ物、飲み物がなくなって、東海林議員はうれしかったという評価がありますけれども、これに関しては私のところにも相当厳しいご意見を頂戴をしております。フェイスブックの中でもありましたし、それ以外のところでも結構いろいろありました。これはこれで、やっぱり真摯に反省をするという姿勢も必要だというふうに思います。それで、ただ萎縮するのではなくて、次はしっかり成功するということだと思いますし、そういった前向きな対応についてぜひこれからも求めていきたいし、応援していきたいというふうに思います。歴代はどうだったかというところについては、必ずしも一概に言えないところはありますけれども、最近ここのところ人も結構入れかわりが激しくて、調理部門は調理部門、フロントのほうはフロントのほうみたいな形になって、全体を統括していくというような役割を支配人のところで担い切れていなかったというような実態があったというふうに思います。支配人が調理部門のほうをかかわり深くやらなければいけないとか、そういったような実態もあって、そういった意味で機能できていなかったところがあるので、今回は、先ほどもちょっと話しましたけれども、施設の運営に必要な職員の数、それに必要な人件費をしっかり組んで、その上でフロントも調理部門も宿泊の対応等についても全体を統括できるような、そういったような会社の体制ができるようにして、そういう意味で統括責任者という言い方をしているということでありまして、そういうふうにご理解いただければと思います。

再質問 6番 東海林繁幸

わかりました。ただ、1つ理解できなかったのは、調理人を総括的な委託料の中で考えてほしいという、その言い方は納得できませんから、あの施設として非常に核になる職員ですから、その職員の給与計算ができていないというのは、これは担当者として問題あります。だから、私は委託料の内訳、積算した内容をお知らせいただきたいと思うのです。これは後日で結構です。そういったことで、これからもピンネシリ温泉は大事な施設です。しかし、まだ団体のバス1台受け入れられないような宿泊人数、観光施設としてたえ得ないような入浴施設、そういったものを大胆に改修し、少なくとも管内的な行事も開催、呼び込みできるような施設にできるような観光振興計画を今後検討していただければなと希望的に申し上げて、これは終了いたします。次に、鍾乳洞の観光施設としてのあり方について申し上げます。これは、議会においても前期の議員の皆さんも4年間かけていろいろ鍾乳洞の有料化について検討してきたはずです。この件について質問いたしますが、観光施設としての位置づけは現状ではまだまだ物足りないものがあろうかと思います。さらに整備して有料化の考えを持つ人も多くいると思います。町長としてどのように考えていらっしゃるか、お答えいただければと思います。

答弁 町長 小林生吉

中頓別鍾乳洞は、従来より本町の貴重な観光資源として位置づけられており、平成14年度からの4年間、鍾乳洞自然ふれあい公園整備事業を進めてまいりました。整備後において有料化についてさまざまなご意見をいただいているところでございますが、現在の見学内容や人件費等の問題により、現状の状態での有料化は難しいものと考えているところであります。鍾乳洞の今後の運営につきましても、観光振興計画の検討の中で地域全体として観光地域づくりという観点から協議されるものと考えており、計画内容を受けて検討すべきものと考えているところであります。

再質問 6番 東海林繁幸

鍾乳洞は、当町が誇る貴重な観光資源だと思うのです。内容的にいうと、石灰岩でできている当麻鍾乳洞だとか各地の鍾乳洞とは違って、おもしろさというか、そういう観光面でいうとちょっと弱い部分がありますよね。ただ、貝の化石ででき上がった鍾乳洞という意味では非常に貴重な存在だと思います。そこで、昭和13年に国の天然記念物に指定されているわけですけれども、それから道の指定に変わりました。しかし、貴重な財産であり、観光資源であるというものは変わらないのですけれども、しかしただ公園だと、勝手に見てください。これでは、何かあれば地域の経済活性化につなげるものが欲しいと言いながら、余りにも有効活用できていない施設になってしまっているのでないかと私は思わざるを得ないのです。そういう意味では、ピンネシリ温泉なんかよりまだまだ投資しているはずです。これまで土地取得を含めて数億円、私の概算では7億円前後になるのかなと思うのですけれども、この辺年度別にいうとどのぐらいになるのか、課長、もし調べていたらお知らせいただければと思います。1つ。もう一つは、町長は現状の状態での有料化は難しいと言っているのです。私もちょっと物足りないものはあるなと思っているのですけれども、それではどうすれば有料化につなげられるのか、有料化にするということは、施設内の整備はもちろんですけれども、有料化にする以上は切符を売る方法、場合によっては人が要るかもしれない。しかし、人を置くということは、売店だって置けるわけです。今あそこへ行って、買いたいものといったって何も買えないのです。観光地と言っていながら、観光土産も何もないのです。こんな観光地なんてないです。少なくとも鍾乳洞にまつわるものとか、鍾乳洞周辺、あそこはもともと砂金の産地でしたよね、砂金に関係する土産物だってできているはずですから、人がいればそれなりの売店は設定できるわけです。人を雇うということはそれだけ職場をふやすということにもつながるし、回りめぐって地域の活性化にもつながってくるわけです。町長、今課長から投資額を聞いたら相当な金額になると思うのですけれども、これだけ投資しておいて有料化にできないというのはちょっと情けない。この辺2点、再質問させていただきます。

答弁 産業建設課長 平中敏志

これまでの鍾乳洞の投資の部分のご質問についてお答えさせていただきます。土地の取得につきましては7,097万4,000円、自然公園としての整備にかかった費用が4億5,393万1,000円、遊歩道の整備ということで1億2,602万7,000円、あと町道から鍾乳洞へのアクセス道路というか、整備の部分で1億466万7,000円で、事業費総体としては7億5,559万9,000円で、町の負担分といたしましては3億3,681万3,000円ということになっています。

答弁 町長 小林生吉

有料化の問題については、平成14年からの整備が終了した時点から何度かにわたって議論されてきたという経過があるというふうに思います。特に私も平成20年から4年間、観光のほうを担当していて、その中でも有料化の議論はありました。そういった中で、基本的な考え方としては鍾乳洞の整備については、1つは確かに7億5,000万円を超える整備事業費をかけているということでありますけれども、ただ観光資源としてだけではなく、自然ふれあい公園という位置づけで、鍾乳洞そのものを将来にわたって保全をしていくという考え方を基本に据えつつ、体験学習とか、そういうフィールドとして活用できる、あるいは周辺の森林の整備を進めて、先ほど言った自然との触れ合いができる環境を整えていくという、そういう位置づけでの整備だったというような考え方を基本にしつつ、その当時の入場者の数を考えても有料化することに伴うコスト以上に実際にはお金がかかってしまうというような議論が平成10年代後半にあり、その後私が担当している中でも何とか、もし将来に向かって有料化ということを含めていくのであればというような議論があった中で、あそこのセンターハウスでの表示であったり、それから園内のいろんな植物や動物を案内する看板であったりというようなものを設置したり、この間専任のガイドを配置をするなどしてそういう利活用を進めてきたのかなというふうに考えています。その中で、一貫して有料化については難しいという基本的な判断があったかなというふうに思います。それとあわせて、ジオパークとか、そういった方向性についての検討ということだったと思います。私自身担当としてもジオパークというような認定、展開が可能であれば、その中で、そこでの入場料という形かどうかは別としても、鍾乳洞を核としたツーリズムの中から収益を得ていく可能性、得ていけるのではないかなというふうに考えた経緯もあります。ただ、いかんせん結論としては有料化というのは難しいというような考え方で一貫してきたのかなというふうに思います。今後については、先ほど最初に答弁させていただいたとおり、もう一回観光に対する基本的な考え方、鍾乳洞に対する位置づけというようなものをしっかり位置づけた上で、そこに対する人の配置、ガイドも今探していますけれども、地域おこし協力隊はまだ見つかっていない状況にもなっていますし、その辺の体制、対応というようなこともしっかり考えた上で、今後の利活用をどうするかというふうに考えを進めていけるようにしたいというふうに思います。ちょっと煮え切らない話になってしまうかもしれませんけれども、しっかり検討する段階というふうにご理解をいただきたいというふうに思います。

再質問 6番 東海林繁幸

これも再質問で終わろうと思ったのだけれども、何か終われなくなった感じで、もう一度伺うのですけれども、投資額も7億5,000万円、時価にすればこれはもう10億円になっているでしょう。そういう資産に対する投資をしながら、いずれにしても管理経費だけはかかる。ガイドがどうのこうのなんて、有料化にしないでガイドも何もないです。だから、そういう面では、これ以上有料化にしないのならば、管理経費をかけないように、なるべくかけないようにして維持していく、そういう方法が一番いいのかなと思います。ただ、私は言っておきますけれども、行政のほうで町行政が現状の状態での有料化は難しいという結論は出していないです。これは、議会として前期の議会では有料化すべきだと、そのためにどうしたらいいのか、整備等々を検討しようということになって、そのまま終わっている。行政のほうも、議会のそういった意向に対して検討していくという話にはなっていたはずなの。ただ、難しいという状況はそれぞれお持ちだというのはわかるのです。だから、この問題は行政のほうで難しいと結論づけた問題ではないと私は思っているのですよ、以前の経過からしたら。これからもそういう意味では有料化を、有料化といったって300円も500円も取ろうなんていう話ではなくて、100円でもいいではないですか、観光施設といって誇らしげに言うところで無料で行けるようなところなんかないですよ、どこにも。景色を見せるのであれば、それは景色は見方により無料のところがたくさんありますけれども、そういった施設とは言えませんけれども、天然記念物を見てもらうということについて、そこに対して保護の経費だとか維持費をいただくのに恥じるべきものはありません。ただ、来た人がこんなもので有料化にするのかというようには言われたくない。だからこそ、できる限りの整備をしながら、きちんとそういった形にすべきでないかというのが従来の議会の意向であった。だから、これからも本来であれば従来の意向を酌んで、我々も議会という立場で検討を進めなければならないものだろうと私は思うのです。ですから、町長としてもうあれはだめというのではなくて、検討するという余地は残してもらわないと困ると思うのですが、その辺いかがでしょうか。

答弁 町長 小林生吉

説明不足だったかもしれませんけれども、私も有料化できないと決定したというふうに答弁したつもりはないです。その方向でずっと議論はされているけれども、結果現状では有料化という結論になっていないということだというふうに思います。今後の利活用のあり方、一方では行政側からとしては、有料化も一つの方法だけれども、関連する事業展開の中で収益を上げていく方法などについても幅広くというふうな考え方を示していたというふうに思います。少しでも地域の中に経済効果がある、還元される観光施設となるようしっかり検討したいというふうに思います。

出典:中頓別町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月7日 議事録 PDF(60ページ) 間違いを知らせる