中頓別町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月6日
子供たちの社会参画について
2016年3月6日、中頓別町議会の一般質問で、細谷久雄議員が「子供たちの社会参画について」質問し、教育長 田邊彰宏が答弁しました。
- 質問者
- 細谷久雄 議員
- 答弁者
- 教育長 田邊彰宏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 細谷久雄
それでは、2点目の質問を伺います。2点目の質問は、子供たちの社会参画について伺います。まちづくりは未来をつくることであり、その主役は未来を担う子供たちです。子供たちがふるさと中頓別に魅力を感じることを基盤とし、未来のまちづくりを担う町民として自覚を持ち、社会の一員としてみずから考え、行動し、自分たちの課題を見つけ出し、それを解決するためにまちづくりに参画していくことが今後の教育では必要と思う。そこで、これまで本町では学校教育の中でふるさと中頓別の学びについて、子供たちにどのような取り組みを行ってきたのか、また今後どのように取り組んでいくのか伺う。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
子供たちの社会参画については、大変重たい課題であると私は考えております。子供たちは、小学校、中学校を中頓別町で過ごしまして、浜頓別高校を初めほかの高校へ進学してまいります。その後さらに上級学校のほうに進みますと、中頓別町へ帰省する回数は少なくなっているような感があります。ことしの成人式には、14名の参加がありました。小中学校をともに過ごした皆さんは、当時にタイムスリップしたような感がありました。参加者のほとんどは町外で生活をしていますが、町外で生活をしていても、ふとこのふるさと中頓別を意識することがあると思います。小学校、中学校でこの社会参画についての授業についてですけれども、かかわりのある取り組みについて説明します。小学校は、3年生が社会科の授業で酪農体験、牛舎内の見学、搾乳、トラクター試乗等やバターづくりを行っています。中頓別町の将来を担う子供たちに食や命の大切さを伝えながら、ふるさと中頓別の酪農の魅力を伝えています。また、郷土資料館を見学して、教育支援員の方から説明を聞き、ふるさとの自然や風土、産業、歴史等について、余り深いところまでは行かないのですけれども、楢原民之助さんというような、砂金等については学んでおります。さらに、3年生から6年生が総合的な学習の時間の中で中頓別探険隊と称しまして、中頓別町の自然、ピンネシリ岳周辺、観光、これは道の駅です。特産品、今年度はチーズということでしたけれども、これらのことについて教育支援員の方々から説明を聞いて、実際に見学をしたり、体験を行っています。ここで学んだことを3年生から6年生の児童一人一人が模造紙でありますとか、いわゆる冊子、画用紙にまとめたものをとじたものなのですけれども、冊子としてまとめ、これを子供たちや保護者、教育支援員等が見守る中で発表会を行っています。中学校では、1年生が総合的な学習の時間で産業教育を行っています。この中で郷土資料館を活用しています。資料館の見学や本町の主産業であったでん粉工場や林業、木材について教育支援員の方から深く説明を受け、中頓別町の産業の歴史を学んでいます。中学校でも同様に学んだことを、これは発達段階がありますので、ICT、パソコン、パワーポイントを活用した発表会が行われています。小学校、中学校ともにふるさと中頓別町の学びを意識する取り組みを行っております。今後も郷土資料館の活用や産業にかかわる体験学習等を継続してまいります。子供たちの発達段階に応じた学びや体験がふるさと中頓別の学びの醸成に結びつき、地域の将来を担う人材の育成につながることを大いに期待しています。これは私の思いでございますけれども、「故郷」という歌があります。その3番の歌詞には、志を果たしていつの日にか帰らんとありますけれども、この歌詞が志を果たしにいつの日にか帰らん、このような願いを子供たちに抱いております。
再質問 5番 細谷久雄
それでは、再質問させていただきます。中頓別町の全ての子供たちは、その将来に大きな可能性を秘めています。子供たち一人一人がその可能性を伸ばしつつ、地域の未来を担う人材としてたくましく成長していくことは、全ての大人たちの願いであり、同時にそのように子供たちを育んでいくことは大人に課された責務でもあります。子供たちが次の時代のふるさと中頓別を愛し、ふるさと中頓別の元気をつくる人材として活躍していくよう育成していくことが必要であります。さらに、子供たちが中頓別町の一員としていろいろな地域づくりに参画することによって、子供たちも自分が成長するだけでなく、周りの大人が変化し、地域の活性化につながると私は思います。子供の特徴である固定観念にとらわれない柔軟な発想、好奇心、純粋さ、素直さ、遊び心などは地域コミュニティーの再構築にとって貴重な原動力だと私は思います。そこで、伺いますが、現代の子供たちはインターネットでさまざまな情報を入手しています。日々の暮らしと政治がつながっていることや町の仕組みがどのように決まっているかなど、子供にもわかりやすい情報提供のページを町のホームページに整備すべきと考えます。また、先ほど教育長が述べられていたように、小学校や中学校の授業で取り組まれているいろいろな中頓別町の体験学習に今後積極的に取り組み、小中学校を卒業して都会に出ていった子供たちがいつか中頓別町に帰ってきたいと思えるような愛着心や地域愛を育んでいけるような学校教育を行っていただきたい。私は、中頓別町の未来を切り開く主人公は地元の未来である地元の小中学生ではないかと思いますが、教育長の見解を伺います。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
細谷議員のおっしゃるとおりであると思います。子供は、未来からの留学生であり、宝であり、希望であるというふうに申し上げております。やはり子供たちがこの中頓別町で育って、特に小学校、あるいはこども園の段階の中でこの町はすばらしい町、この町で育ったのだということ、これが幼いときの原体験として残りますと、中学校を卒業して町から離れていってもふるさと中頓別という気持ちは残るものだと思います。特に学校教育の中でスキー授業があった、遠足があった、マラソン大会があった、そういう原体験、これがふと都会の生活の中で苦しくなったとき、何かしら寂しくなったときに思い出させる、そういうような学校教育を育んでいきたいなというふうに思っています。そのためには、教育執行方針でも申し上げましたけれども、やはり学力の向上や生活習慣、今の自分の生活は小学校のときのあの時代があるからだというような思い出に残るといいますか、あのときがあったから今があると、そんな教育といいますか、そんな気持ちを子供たちにつけさせてあげたいなというふうに考えております。それから、小学校や中学校で行っている体験については、これは継続してまいりますが、中身的には若干変化していくものだと思いますけれども、これらの取り組みを通してふるさと中頓別を愛する気持ちを醸成させていきたいというふうに考えております。
再々質問 5番 細谷久雄
それでは、再々質問させていただきます。先ほど田邊教育長も述べましたが、私は平成23年第4回定例会で子供の目線でまちづくりをという質問事項で、子供議会の実施について一般質問し、当時の米屋教育長から学校と協議をしながら検討したいというご答弁をいただきました。中頓別町の教育長も昨年から学校教育経験豊富な田邊教育長にかわりましたので、再々質問では再度子供たちの社会参加の一環として子供議会の実施についてお伺いいたします。子供たちが町の仕事や議会の仕事を学んだり、子供たちの率直な目で感じる質問やふるさとのよさに気づき、ふるさとを元気にする提案をするなど、まちづくりに対する関心を高めていくことは大変意義あることと私は思います。中頓別町の未来を担う子供たちに教育の面からも自分が住む町の行政の仕組みや町政に対しても興味や関心を持たせるきっかけとして、また若い世代が政治へ参加していく意識の底上げができる可能性をきわめた取り組みとして子供議会の実施が必要と考え、提言させていただきます。また、地域での具体的な活動を通じて、その目標に取り組むことで子供は自分は地域の中で大切にされているという意識を持つことができ、自分の住む町を居場所として感じることにつながります。こうした取り組みには、活動を通じて子供たちが社会参加という民主主義のプロセスを実践し、学ぶことができるメリットもあると私は思いますが、教育長の見解を伺います。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
平成23年度にも同じようなことを申し述べられたということでございますけれども、先ほども申し上げましたけれども、やはり子供たち、特に小学生の諸君から子供夢トークといいますか、自分はこんなことを考えているのだとか、議員さんになったつもり、あるいは役場の職員になったつもりでこうしてほしいなとか、そんなことをここで、場所はここにならないかもしれませんけれども、子供議会的なことをぜひ実施させていただきたいというふうに考えています。小学校、中学校ともに、中学校は生徒会役員あるいは希望者等がいればいいと思いますけれども、来てもらって、町長、それから教育長にこれはどうなのだというような形で二、三質問してくれると大変社会感覚としてはメリットがあるのではないかなと思いますし、子供の柔軟な発想の中にすばらしい意見があるのではないかというふうに考えておりますので、これについては子供夢トークあるいは子供議会、ぜひ実施させるべく、小学校、中学校のほうに私のほうから申し入れ、指導してまいりたいというふうに思います。
再々質問 5番 細谷久雄
それでは、教育長の返答を聞きまして安心しました。これで終わらせてもらいます。