中頓別町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月13日
町営住宅等の管理について
2015年12月13日、中頓別町議会の一般質問で、宮崎泰宗議員が「町営住宅等の管理について」質問し、町長 小林生吉、産業建設課長 中原直樹が答弁しました。
- 質問者
- 宮崎泰宗 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉、産業建設課長 中原直樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 宮崎泰宗
それでは、3問目、町営住宅等の管理について伺います。中頓別町では、自身の職場とは異なる職員住宅に長く入居せざるを得ない住宅事情があります。現在新たな共同住宅が建設されており、住宅難は解消されるというふうに思います。しかし、看護師住宅と農協住宅では入居者が限定され、定住促進住宅でも3LDKの間取りは独身には向かず、家賃が4万円では家賃補助がない町民には大きな負担であり、果たしてここ数年の住宅建設によって住宅格差が解消されていると言えるのでしょうか。また、町住宅でありながら設置条例等が制定されておらず、一度も公に入居者募集が行われていない住宅もありますが、管理と入居選考に問題はないのでしょうか。住宅建設以前に、住民に対し平等な財産管理と計画的な既存住宅整備を優先すべきではないでしょうか。
答弁 町長 小林生吉
町営住宅等の管理についてご答弁を申し上げます。看護師住宅や定住促進住宅等の建設によって住宅不足は緩和されるものと思われますが、各事業所において新規採用等の予定もあることから、転入時期等で希望する住宅に入居できない場合も考えられます。本町の住宅事情から、公営住宅にも所得の高い方が高額の家賃で入居していますが、民間アパートや定住促進団地等の建設によって公営住宅からの住みかえもあり、公営住宅への本来階層の方の入居がふえるものと思われるところであります。現在普通財産の町有住宅として管理している住宅で旧農業高校教職員住宅については、町職員住宅が不足している事情から町職員等を入居させていますが、今後教職員住宅や病院職員住宅以外の町職員住宅については廃止し、町職員住宅を含めた普通財産の町有住宅の使用に関する取り扱いについても整備していくこととしたいと考えております。今後も本町の住宅事情を踏まえ、公営住宅等の適切な管理と民間アパートを含めた賃貸住宅の整備を推進していきたいというふうに考えています。
質問 4番 宮崎泰宗
まず、今のご答弁についてなのですけれども、教職員住宅と病院住宅以外の町職員住宅を廃止するという点についてなのですけれども、教職員に限らず、転勤によって増減が少ない期間というのはほかにもあって、今住んでいるところに次の人がというようにある程度確保されているのかなというふうに思います。教職員住宅も実際建設されてふえていますし、ただ基本的に転勤というものがない同じ町職員でありながら、今建設されている病院住宅なんかはその名のとおりで、なぜ病院以外の町職員住宅を廃止するということになるのか。先ほどの質問と重なりますけれども、町職員住宅として定義されていないにもかかわらず、入居者が一度も募集されたことのない普通財産というのがあるのは問題ではないですかと、これは以前にお伺いしたことでもあるのですけれども、既に町職員住宅として設置されている住宅についても廃止するということをおっしゃっているのか、だとしたらそれはなぜか。ここ数年は毎年のように新卒等を採用されていますが、最低限の住宅の確保というのは普通で考えたら必要なのではないかなというふうに思うのですけれども、それとも病院職員以外の職員住宅に関する定義というのはもともと存在しないのか、その辺をお伺いしたいなというふうに思います。
答弁 町長 小林生吉
職員住宅を廃止したいという考え方は、町職員が優先して入居される住宅があったり、あるいは地域のほかの住民の方が負担している家賃、それよりも安く入居できるような、そういう職員であることによる町民に対する不公平さというか、それをなくすべきだという考え方に基づいたところでありまして、新規採用を含めた職員の住宅数としては町全体としてしっかり確保していって、町民の皆さんと同じような入居条件、入居に関する費用を負担して入居するという基本的な考え方に立っていきたいということでありますので、そのようにご理解いただきたいと思います。
質問 4番 宮崎泰宗
今の町長のご答弁は、よくわかりました。住宅格差なんかも今あるものを考えた上でのお考えであるということで、すばらしいというふうに思います。ただ、新しい住宅を建設されていますけれども、結局のところ不利になったりしているかもしれないですけれども、低所得者のための住宅というものを積極的に建てているということではないですよね。住宅がふえればということはあると思うのですけれども、自然にそういうところが住みかえであいたらいいなと、ちょっと他力本願的な住宅建設が続いているのかなというふうに感じるところもあります。所得の格差というのは間違いなくあって、それに見合った住宅をというふうによく行政のほうも言われると思うのですけれども、所得が少なくても最低限の居住環境はやっぱり整えるべきではないかなというふうに思います。これも人口減の要因になり得ているのかなというふうに感じます。いつも明確なお答えいただけていないなというふうに感じるのですけれども、生活排水なんかもそうです。市街地内でも水洗化されていない住宅、これは入居者が、今住んでいる方が皆さんいらっしゃらなくなったら、結局最終的に全部壊すのですか。少しずつ解体が進んでいるわけですけれども、そんな中でいったら、実は今残っている住宅より新しい住宅だったのに解体撤去されたものもあるというふうなことも聞いたことがあるのですけれども、また地区によってはそういうところがあると思うのですけれども、水洗化されていてもボイラーや浴槽が初めからは設置をされていないと、結局入るときに自分でつけなければいけないというような住宅もあります。このような住宅の今後についていかがお考えか、ぜひこういうところも考えていただきたいなというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 産業建設課長 中原直樹(産業建設課長は2016年3月まで)
まず、1点目の住宅の格差、低所得者のための住宅についての関係でありますけれども、すぐさま住宅に困窮した低所得者のための公営住宅を整備していくということには、財政的なものも含めて、それと管理戸数をまたふやしていくということにはなり得ないのかなと、難しいのかなというふうに思っております。そういったことから、現在公営住宅に入居している例えば看護師であるだとか、教職員であるだとか、もしくは公営住宅に本来入居できない所得階層の方々も多く入居しておりますから、そういったことを含めて、看護師住宅の建設だとか、定住促進住宅等の整備を進めてきたわけでありまして、それらの住宅ができれば、議員もおっしゃっていましたけれども、強制的にという話にはなりませんけれども、公営住宅から新しくできた住宅に住みかえをすると、したいという方も出てくるのかなというふうに思っております。公営住宅について言えば、中には7万円以上、8万円以上、それらの家賃を払っている方も4名ほどですか、1LDKでも4万円、5万円だとか、2LDKでも6万円だとか、そういった家賃を払っている人たちが二十数名おられるのです。ただ、定住促進住宅はその人たちのためにつくるわけではございませんけれども、その人たちの受け皿にもなり得る住宅だということで、そういったことを進めていけば、ある程度の緩和にはつながっていくのかなと。所得の低い方が公営住宅に住む機会もふえるのかなというふうに思っているところであります。それと、あかね団地の非水洗化の古いところについては、現在入居者が二十数名おられます。1棟4戸に1人だとか、2人だとか、そういった形で入居されておるところが大半でございまして、一昨年策定した公営住宅等長寿命化計画では、あかね団地の建てかえを優先して進めるということで、計画では平成30年からということにしております。具体的には今後建てかえ基本計画等を策定しながら進めていくことになりますけれども、そういった住宅については入居者の理解を求めながら建てかえを進めていくべきだろうというふうに思っているところです。それと、浴槽がない、給湯ボイラーがない、確かにございます。全部合わせると80件近くになるのかなというふうに思っておりますけれども、これらの住宅についてはほとんどが築50年近いだとか、40年以上だとか、そういった住宅なのです。これは、ありがたいといえばありがたいのですけれども、多くの入居者の方々については10年以上だとか、もしくは20年、中には30年以上住まわれている方が大半なのです。そういった中で、仮に給湯ボイラーを取りかえますよと言ったとしても、あと何年使っていけるのかという問題もございますから、いつということは言えないまでも、そういった老朽化した住宅については建てかえを計画するだとか、もしくはことし行っている定住促進住宅的な住宅の整備も含めて考えて、中頓別町としての住宅政策としてどういったものが望ましいのかということをトータルで検討していくべきだろうというふうには思っています。
答弁 町長 小林生吉
私のほうから若干ご答弁をさせていただきたいというふうに思いますけれども、これから中頓別町が人口減少対策に取り組んでいく上でも住宅環境というのは非常に重要なものであるということをいろんな分野の方からご意見をいただいておりまして、そこは大事な施策というふうに考えています。ただ、課長からも答弁あったように、公営住宅をふやすということではなく、公営住宅にかわる民間住宅、さっき宮崎議員がおっしゃったのはこれに低所得者が入るには家賃が高いと、ここの問題はあわせて民間住宅の建設に向かう方向に考えていく必要があるのではないかと。つまり民間アパートであっても所得によっては一定の家賃で入居できると、町としては建設時の民間アパートに対する補助と入居者が一定の所得の場合については家賃に対する補助、これは移住してきたときとかに期間をどうするかとか、年齢をどうするかとか、いろんなことを考える余地があると思いますけれども、そういったことも含めて受け入れ時、中頓別町に移住するときに住宅のことが課題にならないようなきめ細かな対応ができるような、そういう制度をあわせて考えていく必要があるのでないかというふうに思っています。もう一つは、長く入居されている方たちも、その間のリフォームとかはやっぱり行き届かないので、大変我慢されて入居されているという実情も随分ご意見をいただいているところでありまして、比較的新しいものは補助制度を活用してリフォームが可能なのですけれども、それを超えたものの対応というのがなかなか難しいし、できていないと。この辺についてはもう少しきめ細かな対応ができないかということも含めて検討していきたいというふうに思います。
質問 4番 宮崎泰宗
今課長も町長も、お二人のお答えをいただいたのですけれども、水洗化されていないとか、もともとボイラー、浴槽がついていなかったような住宅に長く住んでいらっしゃる方というのは、ある程度そういうことを納得していただいている方が多いのかなというふうに思うのですけれども、そういう住宅に若い人なんかが住宅がなくて入ることがあるので、ぜひそういったことも考えて、低所得者に優しい住宅であったり優しい町であることもあわせて考えていただきたいなというふうに思います。この質問については以上です。
質問 4番 宮崎泰宗
それでは、4問目の市街地にも道の駅をということで伺います。中頓別町の道の駅は敏音知地区で運営されておりますが、市街地に道の駅を設置した場合の経済効果等は検証されてきたのでしょうか。現に市街地に設置している自治体は多く、歩いていける利便性と需要に合わせた営業によるにぎわいを感じるところであります。最近では、道の駅だけでなく、まちの駅、山の駅、川の駅など、自治体の特色等に特化した無料休憩案内所が誕生し始めています。中頓別銘菓などの土産品はもちろん、農産物や生活必需品なども町内から取りそろえ、高齢者にも利用しやすい第2の道の駅を市街地に設けてはいかがでしょうか。
答弁 町長 小林生吉
市街地にも道の駅をというご質問に答弁したいと思います。道の駅ピンネシリは、平成8年に設置され、現在は中頓別町観光協会が主体となって運営を行っており、平成26年度の入り込み客数は4万5,713名で、運営に係る経費は1,328万3,000円となっております。他の自治体でまちの駅等を設置していることは把握しておりますが、本町の市街地に設置した場合の経済効果等を算定したことはありません。道の駅ピンネシリと同様の施設を町内に複数設置しても、来訪者の競合を招くとともに、設置工事費や施設の維持管理費が増加することなどが懸念されるところです。利用者の利便性の向上と本町をPRする窓口として位置づけをより強く打ち出すとともに、敏音知地区にある他の施設等との運営方法の検討を図り、既存施設の有効活用を図ってまいりたいというふうに考えております。
質問 4番 宮崎泰宗
まちの駅等を設置した場合の経済効果を算定したことはないということですけれども、その点についてまずもってそういうことでいいのかどうか。これは、まちの駅がどうこうということではなくて、行政の姿勢とか考え方の問題だと思うのですけれども、どんなことであってもそういうものがあると把握している以上はチャレンジした場合を仮定して算定してみるべきではないですか。そうでないとなかなか進歩というのはないというふうに思います。可能性があるのではとわかったら、それは進歩ですし、難しいとわかることも進歩だというふうに思います。進歩できない思考にあるのかなというふうに感じてしまうところなのですけれども、今後その点を算定してみるのか、しないのかというのもこのご答弁からは見えなかったのですけれども、私は新築を想定しているわけではないので、市街地の施設を活用した場合として算定してみようと思うか、算定しないのか、その点いかがか、まず1点。それと、まちの駅のことを伺っているのですけれども、この検証ということについては、自治体に1つという道の駅がもし市街地に設置されていたらという算定はされていないのかという意味合いのほうが当初の質問では強かったのですけれども、平成8年当時はどうだったか、今はどうか。決して敏音知地区に設置しなければならないということではなかったと思いますので、もともとスキー場、乗り物、遊具、スポーツなどができる寿地区もあるわけですが、今も昔も道の駅に関しての検証というのはこの点についてされていないのか、これが1点です。また、同様の施設を設置すると競合を招くというのはちょっと残念なのですけれども、いかにも行政的というか、行政の中でもちょっと古い考えかなというふうに思います。民間的発想がちょっと薄いかなというふうに残念に思うのですけれども、同様の施設がふえた場合に招かれるのは、競合ではなくて私は競争だと思います。商売は競争であって、今行政は積極的に商売を考える時代になってきていると思うのです。こういうふうにご答弁をいただきながら、中頓別町行政は逆に競合を招いているということもある。例えば温泉で大赤字を出しながら、今は違いますけれども、何年かそういうときがありました。そういう状況の中で銭湯の復活に補助をしたとか、これは多少のニーズの違いというのは、当時の町長なんかも私が質問してお答えいただいていたのですけれども、多少のニーズの違いはありますけれども、同じ公衆浴場であることに変わりはない。その点どういうふうにお考えになるのか、今お答えいただいているところでいうと競合を招くような形をとっている部分も行政はあるのではないかなと。私は、競争という点ではそれはいいことだと思うのですけれども、その点もいかがかが1点。だから、競合というのは逆なのですということなのですけれども、同様の施設が少なければ少ないほど逆に競合が生まれると。例えばですけれども、この町の施設が利用者のニーズに応えられるキャパを持っていなければ、利用者はどこに行きますか、町外に行ってしまうのではないかなと思うのです。例えば大型バスがたくさん寄ってくれた場合の道の駅のトイレの数、トイレ内の個室数であったりとか、たくさんお買い物をしてくれる消費に対応する飲食スペースだったり、カウンターだったり、レジの数だったり。これも例えばの話ですけれども、中頓別町に飲食店が1軒しかなかったら、その店はいつも混んでいて景気がいいように見えるかもしれないけれども、店の予約がとれなかった人、入れない人というのは外へ行ってしまうわけです。つまり同様の施設が少ないということは、中頓別町全体の経済効果としては大損をしているということになると思います。そういう点について、きょうまでのことを悔やむのは私は無駄なことだと思いますので、先へ進むしかないわけですから、当然検証はしていただきたいなと、その上でお互いに、私もまだまだ未熟ですので、行政も一緒にこれからそういうことを勉強していかなければいけないのではないかなと思うのですけれども、その点再度伺いたいと思います。
答弁 町長 小林生吉
まず、経過に関してですけれども、設置当時に道の駅の場所が敏音知地区がいいのか、ほかの場所がいいのかということについて幾つかの代替案と比較してというふうにされたという記憶はちょっとなくて、今の私の記憶の範囲ということです。もともとが敏音知地区における山村振興計画等を踏まえて、その中でどういう振興、発展をしていくかというところの中に道の駅があったらいいのではないかというような議論の順番だったのだろうなというふうに想像しています。このたびのご質問に関して、先ほど答弁したように、大変申しわけありませんけれども、現状でこれに関しての検証はしていないということです。ただ、今後について算定しないとか考えないということを答弁したつもりはなくて、1つには町内の公共施設の有効活用とか、道の駅そのものはどちらかというと町外の方のご利用が多いのかもしれませんけれども、町内の人の利用する施設を含めて今後の公共施設のありようなどを再編を含めて考えていく必要があるのではないかというふうに思っています。そういう中で、こういった機能を持った施設が新たに機能として誕生することがあり得ないというふうには考えていません。今となればなかなかそういうことにはならないのかもしれませんけれども、旧開発の車庫があった場所、専念寺さんの向かい、あそこがあいた当時は、バスターミナルもかねてからほかの町村からは町なかを経由することに関して見直してほしいというような意見があったり、あと歯医者も老朽化しているので、そういう建てかえなど、あのところに移す。その際に、当時公の議論にはなっていませんけれども、まちの駅のような、そういう機能を持った空間を創造していくということもあり得るのではないかというような話があったこともありまして、私自身もそういう可能性というのは検証されていいのかなというふうにむしろ思っています。競合とかの問題もありましたけれども、あるからできないという答弁ではなくて、そういう問題も懸念されますねという、そういうことを含めた検討が必要ではないのかという意味でお答えしたつもりでありますので、そのようにご理解をいただければというふうに思います。おっしゃるとおり、複数あることで相乗効果として効果を発揮するという可能性は十分あると思いますし、道の駅そのものも一つの町に1個しか置けないというわけではないということも開発のほうからも聞いておりますので、道の駅なのか、まちの駅なのか、いろんな可能性があると思いますけれども、そういうことは検討するに十分値するという認識でいることでご理解をいただきたいと思います。
再質問 4番 宮崎泰宗
今のご答弁に対して再度質問というのは特別ないのですけれども、今町長からお話があったように、例えばの話ですけれども、国道沿いの今花壇がある場所、あれはもう4年ぐらい前になりますかね、私が今のような立場にならせてもらって最初に今の町長とお話をして質問させていただいた記憶があるのですけれども、決して花壇が悪いというわけではなくて、当時その活用方法がなかなか選択肢がなかったというのがあると思うのですけれども、あそこなんかは国道沿いであって場所もよくて、大々的に道の駅みたいなものでなくても、野菜なんかの直売所であったりとか、そういった経済効果があるようなもので、また花に囲まれているということも当然ありだと思いますし、また既存の施設でも例えば郷土資料館とか、バスターミナルなんかもそうでしょうけれども、町民センター、ゆめくらぶ、ふだんびっちり利用されないようなところもあるので、そういうところも、経費の面から考えると既存の施設を使うこともいいと思うので、ぜひ前向きに検証とご検討をいただけたらなというふうに思います。私の一般質問については以上です。