みんなの議会

中頓別町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月13日

寄附したい物件の申し出を広く町民に呼びかけるべきということについて

2015年12月13日、中頓別町議会の一般質問で、宮崎泰宗議員が「寄附したい物件の申し出を広く町民に呼びかけるべきということについて」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。

質問者
宮崎泰宗 議員
答弁者
町長 小林生吉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 宮崎泰宗

受け付け番号3番、議席番号4番、宮崎です。1問目は、土地、建物、寄附したい物件の申し出を広く町民に呼びかけるべきということについて質問します。8月に土地、建物を含めた寄附を受領し、10月には個人から土地の寄附を受領し、ことしだけで2件もの物件寄附を受領することになります。前町長の任期中、中頓別町行政は物件の寄附受領に対し消極的でありましたが、新体制の本町の行政は固定資産税収入を軽視し、町の有力法人と有力者が所有していた物件の寄附を優先していると言わざるを得ません。手放したい物件の需要を調査するため、広く土地や建物の寄附を呼びかけ、長きにわたり物件を所有している一般町民からの寄附についても平等に受け入れなければ払拭できない問題ではないでしょうか。

答弁 町長 小林生吉

宮崎議員の土地、建物、寄附したい物件の申し出を広く町民に呼びかけるべきというご質問についてのご答弁を申し上げます。寄附につきましては、町が役立てていくために金銭や土地、家屋などの資産を譲っていただくことであると理解しており、これに関する取り扱いにつきましては従前も今も変わらないというふうに認識しております。寄附採納の取り扱いにつきましては、10月に見直した中頓別町寄附採納事務取扱要綱に基づいて適切に行っていきたいというふうに考えております。

質問 4番 宮崎泰宗

まず、寄附が資産の無料譲渡というのは、これは当たり前のことであって、理解がどうこうということではないと思います。それと、寄附取り扱いの認識は今も昔も変わらないとお答えいただいているにもかかわらず、その後すぐに寄附取り扱いについては10月に見直したということで、みずから前段の答弁を崩壊させてしまっているというふうに私は受け取りました。現に私は取り扱いやすく変わったのではないかと思うのですけれども、以前は物件といっても更地に限る、さらに事業性があって計画的な公共財産であるという審議会の内容だったと、私はそういうふうに認識をしているのですけれども、これを10月に、とにかく寄附については寄附採納審査会での判断次第ですと、これもなぜ審議会から審査会に変わったのか謎なのですけれども、また審査会を開く必要がない適用除外等も新しい要綱については多いというふうに感じます。これは、客観的視点を失ってしまったということではないですか。旧長寿園住宅の改修予算については、寄附取り扱いのずさんさが大きな理由となって一度否決をされていますけれども、事業性はありました。計画性はありませんけれども。その後10月に、はっきり申し上げますけれども、物件の寄附受領に消極的だった前町長が昨年購入したばかりの役場裏の更地の寄附を町が受けたと。これに関しては、前々回の常任委員会の合間に報告を受けましたが、事業性も計画性も理由もない。だから、こんなことができるようになったのですというふうに全町民に周知するべきではないかというふうに最初で質問しているわけなのですけれども、このご答弁では何も答えていないのと同じではないかなというふうに感じますので、その点を再度お伺いしたいと思います。

答弁 町長 小林生吉

まず、寄附採納の取り扱い要綱の中で従前よりも寄附に対して緩い取り扱いとしたというような認識であるのかと思いますけれども、決してそのようなことではなく、取り扱いの基準をさらに明確にしたという認識で制度の改正をさせていただいたというふうに思っております。それと、今回今お話のありました2つの寄附の関係、特に前段の寄附につきましては事務の取り扱い上の不備があって、議会にもご迷惑をかけましたけれども、もともと町としては住宅を何とか建てたいという中で、その物件の譲渡に関する協議をかけたところ、相手先から寄附をということでのお話になったというものであります。それと、後段の寄附につきましては、もともと本庁舎が建設される際に用地として取得しておくことが望ましいという考え方があった土地だというふうに思っております。今すぐそこに何か建物を建てるというようなことではありませんけれども、雪を捨てる場所というようなことも含め、将来的には今離れたところに分散している車庫や、あるいは老朽化している書庫などを役場の近くに移設することを考えていくべき時期も来るのではないかというふうに思っております。そういう意味では、将来における有用性ということを踏まえ、寄附を受け入れることについては適当なのではないかというふうに判断したということになろうかというふうに思っております。町としては、町にとって有用な活用が図られる、そういうものについてはもちろん寄附を受けていきたいというふうに考えておりますし、その取得に伴って管理に費用がかかったりとか、そういったような資産等についてはお受けしない場合もあるというのが今の取り扱いになっているというふうに認識しています。

質問 4番 宮崎泰宗

今のお答えで、要綱に関しては町長のご答弁のように以前より明確になっているというふうには思います。ただ、明確になったからこそそう思うのかもしれないけれども、前よりも甘くなってはいないとか緩くなっていないということは、ちょっと納得できないなというふうに思うのですけれども、その点と、あとこれからも問題のないものであれば多分受けられるということだと思うのです。だから、中にはいろんな事情があって受けないものもあると、それは当然あると思うのです。要綱も同じようにというか、変わっていますけれども、あるわけですから。ただ、考え方とか制度が明確になりましたというところを周知されないのですかというふうに私はずっと聞いているわけなのですけれども、特別されなくても既に一般質問として全戸配布されているわけですから、皆さんは認識されるところだと思うのですけれども、その点もどうかなと思うのです。あと、今のお答えで、長寿園の住宅に関してはこちらからお願いしたことであるということは従前からわかっていますけれども、役場裏の土地に関しては今のところは雪捨て場というのはわかります。今まで人のものだったわけで、町が排雪してはいけないとか、しにくいという部分もあったと思うのです。だから、そういうことで更地を活用できるのであれば、決して役場裏の土地だけではなくて、ほかにも飛び地になっていても更地はその周辺の雪捨て場として活用できると思うのです。ただ、もう一点おっしゃられた車庫というのは、購入費としてこの役場の土地が出たときも話はあったのです。私が思うのは、今ゆめくらぶのほうに集中していますか、役場から近いですけれども、歩いてすぐ行けますけれども、これも前はもうちょっと違う場所にあったのです。ほんの少し動かした。私は動かした金額とかは正確に知らないのですけれども、かなり大金がかかったのではないかなと思うのです。一回移動させているのに、また役場の裏に持ってきたらまたお金がかかるわけですよね。つまり私は無駄な経費に税金をかけてしまうことになるのではないかなというふうに思うので、それはよくお考えになっていただきたいなというふうに思うのです。町民に対する周知というのは行政が特別これからされる必要もないとは思うのですけれども、その要綱の内容についても何か解せない部分が私はあるわけです。その理由というのは、10月の見直しに一番あるのではないかなと思うのです。前町長からの寄附採納願というのは、10月7日に出されていたにもかかわらず、10月14日に臨時会をやっているのです。否決された旧長寿園住宅に関する予算のときには、議会には何の説明もなかったのです。そのとき私は言ったのです。まさにこのことを予言するかのようにお伺いをしたのです。長寿園からこんな形で寄附を受けてしまったら、今後必ず不必要な土地が出てくると、私は特に今回の役場裏の土地について言っていたつもりなのですけれども、その時点では私には10月7日に採納願が出されていることはわからないですから、これが初めてわかったのは11月17日、常任委員会で一月以上たってからの話なのです。もうこの時点では、はっきり言ったらそれを考えたら動き出していたと、更地の寄附の受領に関しても。そういうことで、それまでの経過を考えると説明ができなかったのかなというふうに感じてしまうのです。そして、その翌日の15日に要綱がつくりかえられている。この2件の寄附に合わせて都合のいい要綱に定めてしまったのではないかというところがこの内容について解せないところなのです。それを後出しじゃんけんみたいな感じで後になって初めて表沙汰にするという、この理由は、今後同じような物件が出てきた場合の対応、恐らく町長は先ほどのご答弁で同じようなものに関しては多分受けられるのだろうと思うのですけれども、その辺が解せない部分でありますので、町民の皆さんが納得できるご説明を再度いただければなというふうに思います。

答弁 町長 小林生吉

ご不信を買うような結果になったことについては、大変遺憾だというふうに思っています。ただ、私としては、前の要綱であれば更地の場合必ずしも審議会にかけなくてもよかったというようなところがあります。ただ、長寿園の南宗谷福祉会から寄附をいただいた土地、建物に関して9月の議会でああいうような議論がありましたので、今後そういう疑義を持たれることがないようにしたいと、ただひたすらその思いでこの要綱の見直しをやってもらって、今の形になっているということであります。それで、今言われている土地の取得につきましても、かつて購入の問題で議会で議論された経緯もありますので、これについてはしっかり審議会で審議をしてほしいというふうに指示をして、その結果受けてもいいのではないかという答申を得たので、取得に至ったというような経緯であるというふうに、決してそれらを正当化したり合法化したりするためということではなくて、寄附の採納の本旨に沿って適切に対応できるための対応をし、それにのっとってやらせてもらっているというふうにぜひご理解をいただきたいというふうに思います。それと、ご心配いただいた車庫の移転の話を先ほどしましたけれども、今すぐとかというふうには全然考えていません。いずれあれらの建物が老朽化して、建てかえたり塗りかえたりするとかという時期が来る。何十年ももつわけではないというふうに思いますので、そういう先にはということでご理解をいただければというふうに思います。今このことを計画に上げてやろうという考えは持っておりません。

質問 4番 宮崎泰宗

今町長にご答弁いただいたように、寄附に関しては町民の皆さんに疑義を持たれないように、今は審査会というふうになっていると思うのですけれども、以前は更地とか普通財産であれば審議会を開かなくてもいいというような形ではありましたけれども、適用除外なんかも今はありますけれども、私はできる限り開いて客観的な視点、いろんな視点から物事を考えていただきたいなというふうに思います。質問ではないのですけれども、住宅のほうとちょっと関係するかもしれないのですけれども、今一部で中頓別町行政は不動産業を始めたのかというような話を聞いたりしたこともあるのです。それは、ちゃんと伝わっていないのだろうと思うのだけれども、空き物件の情報提供ということだと思うのです。これは自治体でやり始めていることだと思うので、空き物件の情報提供については十分やる価値はあると思うのですけれども、余り深く入り込むとまたそれが新たな問題を生むことになるかもしれませんので、そういうこともぜひ適切に寄附の関係も含めてやっていっていただきたいなというふうに思います。この質問については以上です。

出典:中頓別町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月13日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる