中頓別町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月10日
旧丹波屋旅館の保護対策について
2013年3月10日、中頓別町議会の一般質問で、星川三喜男議員が「旧丹波屋旅館の保護対策について」質問し、教育長 米屋彰一が答弁しました。
- 質問者
- 星川三喜男 議員
- 答弁者
- 教育長 米屋彰一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 星川三喜男
それでは、2点目です。またかと思われますけれども、旧丹波屋旅館の保護対策についてお伺いいたします。今回の教育行政執行方針の中で私は感動しました。その中で、町の長い歴史や風土の中で育まれ、継承された文化財は、町の歴史を伝える財産として保護、伝承、活用に努めていくとされていますが、私は小頓別の旧丹波屋旅館も絶対この中に含まれているものと思っておりました。町として国の有形登録文化財にまで登録させたこの建物の保護対策をどのように考えているか、教育長にお伺いいたします。
答弁 教育長 米屋彰一(教育長は2014年3月まで)
旧丹波屋旅館の保護対策について私からお答えいたします。保護対策、保存については、以前にもご説明をいたしましたが、保存に係る維持補修は所有者の負担という基本原則の考え方に変わりはありません。地域づくり活動支援補助金制度を活用した支援についての考え方もお伝えをしてきましたが、所有者の方は高齢により、将来的なことを考えるとその活用も難しいとの考えでありました。また、所有者の方からは登録抹消の考えも示されており、再度関係者の方たちの意見を伺った上で方策を検討したいと考えております。
再質問 5番 星川三喜男
それでは、教育長、再質問させてもらいます。私は、この答弁は多分そうだろうと、また同じ答弁しか出てこないだろうと思っていました。私は、町としての方針を伺っています。教育委員会が率先して国の文化財登録をさせておいて、抹消は所有者任せというようなことが問題だと私は思います。町の文化財として残す道を今まで何も検討していない。文化行政を預かる教育委員会としての仕事をしていないのでないかと、そう思って申し上げることしかできません。このままでは所有者のほうが文化財、文化行政の被害者です。町有財産としては確かに鍾乳洞をしっかり町が開発、保全、活用しているのはわかりますが、その中で何で旧丹波屋だけが開発、保全、活用することができないのでしょうか。町に文化行政があるなら、町が所有者から建物を譲り受けてでも保存すべきでないかと私は前回から申し上げているとおりで、今回もそのような保存をすべきと思いますが、教育長にこの点も再度質問させてもらいます。それで、過去に所有者と教育委員会の中で協議会、要するに話し合いですね、そういったことがあったことは教育長は知っていますか。行政のトップ、教育委員会の事務方のトップであれば、その内容等は把握していると私は思っております。この件について、平成23年11月7日に常任委員会を開催し、所管事務調査をした中で担当職員から資料等も提出してもらいました。その中で所有者と協議したことの確認事項が書かれて、説明も所管事務調査の中で受けました。そういった内容等は教育長はご存じでしょうか。この2点をお尋ねいたします。
答弁 教育長 米屋彰一(教育長は2014年3月まで)
まず、確認事項の関係でございますけれども、承知しております。平成11年にたしか協議されたと思っております。それで、中身につきましては、事務局のほうから、文化庁の調査官、これの調査結果、それから町文化財保護委員会で協議した内容を説明しているところでございます。そして、内容につきましては、登録文化財の基準を満たしているとの意見をもらっているということ、それから登録した場合の優遇措置の説明、ただし改修における助成は受けられない。それからまた、文化財保護委員会でも、所有者の意向もあるけれども、将来的に残すべき建物ではないかなというような意見も出ていたと。それから、町文化財保護条例、これについても説明をされております。仮に町指定となった場合における優遇措置として補助はあるのだが、全額補助とはならないというような説明もされております。そしてまた、所有者につきましても、将来的に残しておきたいが、個人的に維持していくのは大変不安であると、この建物を残す上で町が所有者となることもやぶさかではないという考えもこのときに出ております。しかし、その後地域住民にこの建物の保存を理解してもらうため、登録手続を行ってほしいというような、雑駁ですけれども、そういった中身の協議がされたのかなと、星川議員もそのように押さえているのかなと思いますが、その中で恐らくここで問題になるのは町に所有を移すこともやぶさかでないということだと思うのですが、その時点では移す、移さないという協議はされていないのかなと感じておるところでございます。そして、当初その中で所有者の考え方というか、認識というか、また教育委員会と双方の中で誤解があったのか、または意思疎通が十分にされていなかったのかなという気はいたします。しかしながら、登録文化財に登録することについては、これにつきましては所有者が、あくまでも流れですけれども、所有者が文化財の登録原簿への登録を希望すると、そしてそれを受けて市町村教育委員会が登録候補物件、この情報を道教委を通じて文化庁へ申請するというものでございまして、その決定については文化庁のほうでするという流れでございます。当然ながら、所有者からの登録手続の申し出、これがあって、事務的な流れの中で教育委員会がその手続を行ったと理解をしているところでございます。また、先ほど残す方向で町に譲り受けてでもやるべきだというようなご質問もあったのかなと思いますが、これにつきましても平成24年の2回、4回の定例会においてもお答えをしたところですが、所有者は将来的な処分に責任を持ってくれる人がいれば住み続けながら保存をしていきたいという、当初そういう考えもございましたけれども、その後また抹消登録の考えも示されたところでございます。また、そのとき理事者のほうからも説明があったかと思いますけれども、将来的に町が所有して保存または解体するということは大変難しい問題であるということも所有者にお伝えをさせていただいたということも説明をさせていただきました。将来的な処分も含めて保存に責任を持ってくれる人があらわれることが一番望ましいのかなと期待するところなのですが、当町においても活用の面において関係機関の方々の考えも聞いております。そのときには、利活用の方策等はないということで、町が所有して保存していくという考えには至っていないというのが現状でございます。あと、答弁漏れがあったら言っていただきたいと思います。
再々質問 5番 星川三喜男
それでは、再々質問させてもらいます。さすが教育長だと私は思います。事務方のトップが協議内容を熟知していたということです。ここで、確かに先ほど教育長がお答えになったように当時の11年4月19日午後7時から8時半まで、その間です。場所は、丹波屋さん、所有者宅です。そこに出席者、教育委員会から当時の某教育長、教育次長、そしてそのときの生涯学習推進アドバイザー、そして教育次長補佐の3名が訪れて、所有者夫婦と協議をしている協議録がここに原本があります。私は、この中でお伺いしたい思います。これは、教育委員会のほうから町として保存の方法や改修計画を検討していくと書かれているのです。それを交わしながら、平成11年から今まで13年ですか、経過しているのです。その中でこういうことを書かれている中で、何も町は検討していない。検討したかもしれないけれども、方向性が見つからなかった。先日私もこの保護委員さんとお会いして話をしました。確かに会合は持ったけれども、委員会のほうから方針が全く出されない。その中でどうしたらいいですか、どうしたらいいですかと言われたって私たちだって困ると、そう言う保護委員さんがいました。なぜ教育委員会のほうから前向き、後退するかもしれないけれども、そういった具体策を出せないのでしょうか、そういう具体策を出して委員会に話を持っていかないというのが私は納得いかないわけです。この中に確認事項という5点がうたわれております。ちょっと調べたら、常任委員会をやったときに確認事項というのが4点しか出されていなかったのです。どういうわけか1点抜かれていたわけなのですけれども、変な想像は私はしませんけれども、こういったこともありますので、ちょっと読ませてもらいます。確認事項、1つ目、丹波屋旅館については将来とも保存を前提として対応していく。2点目、保存を考えると岡崎氏、名前出したけれども、これはいいです。個人での対応は難しく、所有者を町に移転することを岡崎氏も了解していると。