みんなの議会

中頓別町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月25日

再度旧丹波屋旅館の保存策について

2013年9月25日、中頓別町議会の一般質問で、星川三喜男議員が「再度旧丹波屋旅館の保存策について」質問し、教育長 米屋彰一が答弁しました。

質問者
星川三喜男 議員
答弁者
教育長 米屋彰一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 星川三喜男

5番、星川です。今回もまた、しつこいなと思われますけれども、再度旧丹波屋旅館の保存策について質問させてもらいたいと思います。大正初めに建てられた旧丹波屋旅館は、国の登録有形文化財に指定されたものの、築後約100年を経て傷みが本当に著しく激しく、修繕費の支援がないため存続の危機に立たされているところでございます。国の指定に当たっては教育委員会が大きくかかわり、そして存続支援を約束していたが、これまでもう13年ですか、何ら具体的な動きはなかったです。そこで、文化財については観光、教育という面での歴史、文化的価値を高めるため活用が図られるべきと私は考え、次の2点をお伺いいたします。まず、1点目、国、道指定文化財を含む文化財の保護、保全基金をつくり、町内にある文化財を一体的に保護する財源にすべきではないでしょうか。2点目、旧丹波屋旅館を町有とし、内部を展示、公開すれば観光事業の振興に大きな役割を果たすと私は考えますが、いかがでしょうか。それで、今質問しましたけれども、さきに答弁書をもらっているわけなのですけれども、私は町有としてということを聞いておりますので、この答弁書の中にその答えが書かれておりませんので、それもあわせて答弁してもらいたいと思います。

答弁 教育長 米屋彰一(教育長は2014年3月まで)

星川議員の旧丹波屋旅館の保存策についてお答えいたします。まず、1点目でございますが、文化財の保護、保全基金の関係でございます。これにつきましては、本町の区域内に所在する文化財は中頓別鍾乳洞や旧丹波屋旅館、また文化財的要素の高い砂金掘り跡地や高山植物群生地などがあります。それらの保護、保全については、その時々の状況に合わせた対応と補助金制度の活用や現状の確認、調査などに努めてまいりたいと考えており、現時点では基金の創設は考えておりません。2点目の今ご指摘ありました町有、それと観光事業の振興の関係でございますが、まず町有については、以前も申し上げたとおり町有とする考えは今のところ持ち合わせておりません。旧丹波屋旅館の活用について、これまでも各団体などからも意見をいただきながら検討してきましたが、これといった活用策がありませんでした。また、平成23年度には旧丹波屋旅館を含めて旧天北線観光ツアーが企画されましたが、最少携行人数に達せず、未実施となったと聞いており、観光事業としての取り組みは難しいと考えております。

質問 5番 星川三喜男

まことにありがとうございました。そういう答弁が来ると私は思っておりました。またしつこいようですけれども、私も3月の定例会にしていますが、所有者と教育委員会とで交わした協議事項確認をもう一回読ませてもらいたいと思います。教育長、よく聞いておいてください。ここには大変なことも約束しております。確認事項、丹波屋旅館については将来とも保存を前提として対応していく。2番目、保存を考えると所有者個人での対応は難しく、所有権を町に移転することを所有者が了解している。3点目、町が所有者となった場合、早期修繕が必要な箇所があることを考えると、その所有権移転の手続についても早急に進める必要がある。現段階としては、所有者の新しい住宅等の確保問題もあり、今年度中は移転はない。これは、交わされたのは平成11年4月19日のことです。それと、4点目、所有権を町に移転する場合の条件は、今後両方、要するに教育委員会、所有者とで協議、決定する。あと、5点目は、文化庁登録文化財の登録手続を早急に行うということで、所有者と協議した記録が残されております。私が一番言いたいのはここなのです。ここまで教育委員会と所有者との確認事項がなされているにもかかわらず、私がこうやって指摘するまで十数年間ほったらかしです。それが教育委員会として行う仕事ですか、行動ですか。町民を何と思っているのか、私は本当にこれは怒り心頭、湧いてくるばかりです。今まで教育委員会が先頭になって国の登録文化財の手続をし、そのときに教育委員会を中心に保存会を立ち上げて一生懸命やっていたのです。そのメンバーも私はわかっております。それをやりながら、ここ十数年間ほっておくということはないのではないでしょうか。まことに情けない限りだと私は思っております。そして、この質問を何回もしなければならないということは、この確認事項を教育委員会が無にしているからです。これを早急に速やかに対応していけば、私はこういう質問を何回もしません。町民との約束を守っていないから、私は数回にわたり質問させてもらっているわけです。交わした後、教育委員会はこのことに関して教育委員会議を何回開いていますか。それと、今教育長が答弁して町有化は全く考えていませんと言いましたけれども、それが教育委員会議での結論ですか。教育委員会も教育委員もちょっとおかしいと私は思います。町民との約束、子供には約束を守れ、ましてこれは口約束ではないです。書面で残っている文書に対して教育委員会がこのような姿勢をとるというのは、私は全く腹立たしいと思う。この約束をもとに、町有化の有無をあわせて再度答弁してもらいたいと思います。それと、2点目です。8月の21日、道新の新聞で、あれは私が取材を受けて、その後教育長のほうに確認のために取材したと聞いております。その中で、教育長は地域づくり活性化支援補助金事業、要するに1,000万のことだと私は思っておりますが、費用の半分、つまり1,000万まで補助できる制度を活用してほしいと答えているわけですが、もし文化財としての丹波屋の修繕費が2,000万かかるとしたら、これを該当するとの発言ですか、そこら辺もあわせてお答えしてもらいたいと思います。そして、町長は鍾乳洞は町の核だと先ほど言っておりましたが、丹波屋は宗谷管内の入り口です。宗谷管内の目です。あれをもとにして天北線が栄えていったわけなのです。その建物を教育委員会は約束しておきながら、今まで何も手助けをしていないということに対して怒り心頭です。先ほどの質問について答弁願いたいと思います。

答弁 教育長 米屋彰一(教育長は2014年3月まで)

先に協議書のほうから答弁したいと思いますけれども、前回もお答えはしたのですが、この協議書の中身については、事務局から文化庁の調査結果、それから町の文化財保護委員会での協議内容、これらを説明をいたしました。そして、登録文化財としての基準を満たしているという意見をもらったということ、それから登録した場合の優遇措置の説明とあわせて、改修における助成は受けられないなどのことを説明してきたところでございます。所有者のほうからは、将来的にもこの建物を残しておきたいが、個人的に維持していくのは大変不安があり、町が所有者となることもやぶさかではないとの考えや地域住民のために保存をしたいというようなことの意見もありました。そしてまた、登録手続もしてほしいという話があった中での確認と思っておりますけれども、その中で、この時点では町が所有者となることもやぶさかでないという考えや、また移転した場合はというような話し合いの中で現時点では居住をしており、難しいというお話があって、その中で町が所有者になるから、ならないからというような話ではなかったと聞いております。平成12年になってからでございますけれども、その後も将来的に町が保存できるのであれば退去する気持ちがあるが、木工作業を続けたいので、今後10年間ほど居住をしたいと、それからまた町指定の文化財に登録してほしい等のお話もあったところでございます。その時点でもまた改修に係る助成を受けたいというお話も当然出てきました。その中で実際問題になったのは、居住を続けるということで話がなかなか進展しなかったのかなというふうには考えているところでございます。それと、あわせて登録文化財の関係もそういった要望等がありまして、これもまた前回お話ししたのですけれども、要望があって、それから教育委員会がそれらの承諾書か内諾書か、それをもらいながら、道を通じて道教委に通じ、そして文化庁に出すという手続上の流れが当然ございます。そんな中でのかかわりも当然しております。また、その間平成15年ごろからだと思うのですが、登録を抹消したいというような申し出があって、その辺につきましても抹消手続等に関しては教育委員会も協力する段取りというか、そういう方向では進んでいったのですけれども、その時点で、確かな記憶ではないのですけれども、徐々に壊したいというような申し出があった。確かに一遍に壊すとお金がかかりますので、少しずつ壊したいというお話があって、その辺も確認したのですけれども、実際に壊す時期等がはっきりと決まった上でなければだめだというような回答をもらい、その旨も伝えた経過がございます。それから、8月21日の新聞の件で、補助金の関係ですけれども、限度額1,000万かということでございますけれども、これは要件が出てきて、申請書が出てきて、申請内容を見た上で、補助金額の限度であれば、その内容に合致するのであれば当然そういった方向性に、援助していく、支援していくという形になるのかなと、そういうふうに考えております。

質問 5番 星川三喜男

教育長、私が言いたいのは、協議録の中でこういうことを取り交わしている中身をみんなと話し合いしているのかということなのです。前向きに考えてやっているのかということなのです。この協議録の中に、今後における町側の対応というのもあります。保存を前提として対応していくのです。そして、町として保存の方法や改修計画等について検討していくとも書いてあるのです。重大なことです。私は、この中身の一字一句を教育委員会議で話し合っているのか、そこを知りたかったのです。それが教育委員長が出した言葉なのですか。私は、そういう教育委員会、委員なら要りません。文化財でありながら、それを放置しておく、そんな教育委員会ありますか、どこにあります。もっといろんなことを本当は聞きたかったのですけれども、今の教育長の答弁でまたもや愕然です。前向きに何も考えていないです。違いますか。我々は、保存会を今回地域で立ち上げました。それは、委員会が何も手出ししてくれないからです。地域の人方は、やはりこれは壊すのはもったいない、何とかして残したいという気持ちですよ、皆さん。地域住民が会員となり、そして役員も10名ほどついてやっております。そして、今一生懸命試行錯誤して役員会で話し合っていますよ、今後の活用方法。その中で、私もこういうことを、協議確認事項のことも皆さんに伝えました。そうであれば、町にやっぱりやってもらおうではないかと。それで、私たち地域が頑張ってまたそれに助けを出そうと。まずは先に町でしょう、これは。こういった約束をしておきながら、今まで何らの形も出さない。結局は、町は所有できません。十数年前の約束かもしれませんけれども、これは継続している約束でしょう。もっともっと教育長に聞きたかったのですけれども、愕然といたしまして聞く余地もなくなってきました。再度、教育長、これをもう一回考え直す必要ありませんか。これを考えてくれなければ、私はこの協議録を町民に公表したいと思います。それで、教育委員会の質も皆さんに問いを立てて、やっぱりこれは教育委員会のほうが悪いでしょうと、私はそこまでやりたいです。教育長の答弁、その答えが中身をよく一字一句考えてもらって検討した結果なのですか。こういうことでやっていくのであれば、私個人が今所有者に、そうしたらもう捨てましょうと、町にやりましょうと、そう言ったら町はもらわなければならないのです。そういう約束ですよ、これは。そして、地域の人らがこれから汗水流して何とかして保存していこうということで一生懸命やっているにもかかわらず、それにくいを打つものです。教育長、再度考えての答弁をゆっくりお答えください。

答弁 教育長 米屋彰一(教育長は2014年3月まで)

先ほどの答弁漏れもございましたので、教育委員会議にかけたのかということでございますけれども、教育委員会議にはかけてはございません。報告でございます。そしてまた、先ほど来出ていましたけれども、教育委員会の中で保存会を立ち上げたということが議員のほうから言われていましたけれども、その辺は私は承知しておりません。実際にあったかどうかというのはわかりません。そしてまた、中頓別町の旧丹波屋旅館保存会の会長さんであります星川さんが教育委員会にお見えになったときに、補助金のお話もしたところでございますけれども、当初から言っておりますけれども、当初から助成というか、そういったものは出せないというか、ない中での保存だという考えで町もずっと出してきていないのが現状でございます。そしてまた、改めて町有にするのは難しいというのは、以前もお話をした中で、理事者もたしか行ったと思うのですけれども、所有者と藤井地区かどこかで会ったときにお話をして、町で保存なり解体なりしてくれといったお話があった中では、なかなかそれは難しい問題ですよというお答えをしたという答弁もありました。また、私どももずっと、私のほうでも、先ほども言いましたけれども、町有にするという考えには至っていないと。そしてまた、この協議書の関係でじっくり考えて答弁せよということでございますけれども、今も答えたところなのですけれども、この協議書の中にこの後先が実際あります。この協議書というのは、協議した中での確認事項であるというふうに私も判断しておりますし、前担当者からも聞いておりますけれども、その中では話し合った中身を書いたものであって、これが俗に言う確約だとか、そういったものではないというふうに聞いております。その中で、先ほども言ったように、これはあくまでも町が所有者になるという前提でやったものではないというような判断をしております。

再々質問 5番 星川三喜男

もう再々質問が終わったのですけれども、最後の答弁でそれは確約したものではないということなら、これは何のための書類ですか。(「確認書」と呼ぶ者あり)

再々質問 5番 星川三喜男

それでいいのですか。(「確認です」と呼ぶ者あり)

再々質問 5番 星川三喜男

お互いに確認したのだろう。確認したら約束ではないのですかと問いを立てても、これは再々質問ですね。そうしたら、最後に言わせてもらいます。先ほどの1,000万のことなのですけれども、1,000万を助成するのであれば、町有化して、町有化した後に1,000万を修繕費としてかけて、そこに、私たち地域が今取り組んでいる保存会で皆様から寄附をお願いしている、皆さんの協力でどのぐらい募るかわかりませんけれども、それをプラスして今後町有化した後にそれを運営費もしくは修繕費に充ててもらいたいと思います。それと、最後に、この議事録を私は町民の皆さんに見てもらいたいと思っております。以上、終わります。

出典:中頓別町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月25日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる