みんなの議会

中頓別町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月16日

学力テスト結果の公表について

2009年9月16日、中頓別町議会の一般質問で、柳澤雅宏議員が「学力テスト結果の公表について」質問し、町長 野邑智雄、教育委員長 石井英正、教育長 米屋彰一が答弁しました。

質問者
柳澤雅宏 議員
答弁者
町長 野邑智雄、教育委員長 石井英正、教育長 米屋彰一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 柳澤雅宏

それでは、2点目について、学力テスト結果の公表についてお伺いしたいと思います。文部科学省が4月に行った3回目の全国学力・学習状況調査について、同省は8月27日、都道府県別の結果を公表しました。また、道教委は、14支庁管内別の結果の傾向を公表する方針であります。情報公開を県政の柱に据える鳥取県では、7日、市町村別と学校別データを開示しています。県レベルによる一括開示を文科省は批判しておりますが、その一方で市町村や学校のデータに関して説明責任を負うのは市町村や学校自身であると、初等中等教育局参事の話でありますが、として各自治体の自主的判断を尊重しております。本町においても児童生徒個人のプライバシーの保護には十分配慮しつつも、結果の傾向やそこにあらわれた課題への対応、対策等を公表することが保護者、地域住民とともに進める学校運営となると考えておりますが、このことに対し教育委員長の所見をお伺いしたいというふうに思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

学力テスト結果の公表についてでありますけれども、石井委員長さんのほうから答弁をいたさせます。

答弁 教育委員長 石井英正

こんにちは。私がお答えさせていただきます。全国学力・学習状況調査につきましては、国の定めた実施要領を前提として調査に参加、協力したものであり、当教育委員会としても実施要領に基づいて行うという基本的な考えにより公表はしないと決定したところであります。なお、学校が自校の結果を公表するについては、それぞれの学校の判断にゆだねるものとします。以上でございます。

質問 6番 柳澤雅宏

ちょっとこの答弁も私の質問とは何かかみ合わないというか、実施要領に基づいて行う、それが基本的な考えだから公表しない、この公表しない理由がその考え方に基づくのはいいのだけれども、では実施要領の何に照らし合わせて公表しないというのか、せめてそれぐらいは答えてほしい。それから、傾向ぐらい公表したらどうだと、そして一番問題なのは、課題の対応、対策、そういうものに対して、ではどうするのかという答えがないので、そこら辺やっぱり再度答弁していただかないと再質問はしかねるので、まずそこら辺ちょっとお答えいただけませんか。

答弁 教育長 米屋彰一(教育長は2014年3月まで)

実施要領の関係でございますが、前回も申し上げたように、調査結果の取り扱いに関する考え方でございますが、これについてはみずからの教育及び教育施策の改善、それから児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげるという大きな目標があります。そして、今言われました具体的な中身がわからないということでございますが、都道府県の教育委員会、これにあっては区域内の市町村及び学校の状況によって個々の市町村名、学校名を明らかにした公表を行わないとされております。ただ、個々の市町村名、学校名が明らかとならない方法で公表することは可能ということが都道府県の教育委員会の公表の仕方でございます。そして、市町村教育委員会におきましては、保護者や地域住民に対して説明責任を果たすため、当該市町村における公立学校全体の結果の公表については今ご指摘のとおりそれぞれの判断にゆだねております。ただし、ただし書きがございまして、区域内の学校の状況について個々の学校名を明らかにした公表は行わないと定められております。当町のような場合でございますと、各校1校ずつしかないこの状況の中では学校名が明らかに特定されるということで公表しないというものでございます。それと、あわせて対策についてでございますが、対策については各学校等でも行ってございますが、分析結果について小学校、中学校では学校改善プランなりゴールドプランということで計画を立てまして、それぞれの学習能力を上げるための工夫等を行っているところでございます。

質問 6番 柳澤雅宏

私は、今の答弁が根本的に間違っているのではないかなというふうに思います。それで、この実施要綱の目的というのは、教育施策の成果と課題を把握すること、それを改善していくのだ、それから教育指導や学校状況の改善に役立てるのだ、そのために学力テストを行うのですよということですよね。そして、ここの中には教科に関する調査と、それから質問紙調査というのも行っていますよね。これは、児童生徒対象に学習意欲、学習方法、学習環境、こういうものについて質問紙調査でしなさいと。こういうものというのは、その地域の教育環境のあり方をおおよそ明らかにできるのかなと。それで、今教育長が言った個々の学校名を明らかにしない、特定されないように配慮しなさいというのは、そこの町村に何校かの学校があった場合のことを私はいうのだと思います。例えば中頓別に4校、5校という学校があった場合に、ではどこの地域の学校のレベルはどうだとか、あの西にある学校のレベルは高いとか、そういう地域間で競争化する可能性があるから特定するようなのは少し慎重にしなさいということだと私は思うのです。私は、それも何のために慎重にするのか、その意味もわからないけれども、西の学校が低かったら低いなりの理由があるだろう、東の学校が高いなら高いなりの理由があるだろう、それを公にして分析するからこれをやる意味があるので、西の学校が低いというのが特定されるから公表するのではないなんていうのは、私はもってのほかだと。中頓別の場合は1校しかないので、どこかとどこかを比べることなんかないでしょう。そうしたら、私は別に中頓別という町の学校が特定されても、これは中頓別の学校のレベルですよということで何の問題もないと思う。例えば学校が特定されて一番困るのだれですか。試験を受けた児童困りますか。それから、保護者困りますか。だれが困るの。だれが困るから公表しないの。そこが私にはわからない。それから、学校で行動プランをつくるのだ、それは現場として行動プランをつくってやることは大いに結構です。そういうふうに進めてもらわなければなりませんけれども、それがどういうふうに進められるかというのは保護者がわからないでしょう。地域の人たちもわからないでしょう。それで、さっき言われたように、保護者や地域住民と学校運営を、さっきの民主党のマニフェストにもありましたけれども、これからはそうしていかなければならなくなるわけでしょう。そうすると、教育委員会だけが知っている、先生だけが知っている、改革は先生たちがプランつくってやるからいいのだと。それを公表することが何でそんなに問題になるかわからない。私は、さっき言うように、特定されるなら避けなさいということは、そこの地域間の競争に発展する可能性があるから、それは慎重にしなさい。公表してはならないとも言っていないわけでしょう。まず、その点についてもう一度お聞きいたします。その点についてどうお考えですか。

答弁 教育長 米屋彰一(教育長は2014年3月まで)

何点か言われたので、全部答えられるかわかりませんけれども、まず先ほども言いましたように、調査に実施要領を前提に参加したものでございます。それとあわせまして、先ほども言いましたけれども、実施要領の中の公表するに当たってというところに、私の説明不足かもしれませんけれども、あくまでも学校名が判別するようなことは、区域内と確かに書いてあります。その奥には、俗に言う学校選択制だとかいろんな問題等があって、学校を比較するのはよくないとかということもございましょうけれども、実際にこの要綱の中で言われている学校が特定されないようにということに重点を置いてやったつもりでおります。それとあわせて、今確かにここにありますように、こういう問題の試験と、それから質問用紙、生徒に質問する用紙と、それから学校の質問用紙と3種類ございます。試験問題についても私ちょっとやってみたのですけれども、なかなか難しいものでした、余談でございますけれども。その中でいろんな問題、それから質問用紙等々を多面的な分析を行いながら、こういう部分でテストの低い人は質問要項の中で家庭学習が例えば1時間しかやっていない人が多かっただとか、いろんな調査をした上で、それを検証してどうするかということを考えると。それらが先ほど言われた学校プラン、いろんなプランだとかそういうのに反映されて、保護者を通じながら協力を得て子供たちの改善に向けてやっていくというのが実態でございます。そして、さらに言わせていただきますと、学力テストにおきまして、いろんなプランを立てながら授業における取り組みだとか、それから授業以外の取り組み、それから家庭と地域住民との連携やら協力だとかといったことについてもいろいろと計画を立てながらやっていくと。そして、またなお教育委員会においても教育委員会の役割として何点かいろいろ考えられるところがございますけれども、学校訪問による支援だとか、それから職員というのですか、加配の部分の職員を配置するだとか、いろんな部分での応援、それから研修、研究活動の支援だとか、そういった面でいろいろな部分で支援をしていかなければならないという部分があります。それらみんなが合わさって、子供たちの学力向上に向けて取り組んでいかなければならないというふうに考えております。

質問 6番 柳澤雅宏

今休憩中ですけれども、町村間での競争があるからというのも考えられないことはないかなと。ただ、逆にそれの何が悪い、私はそう思います。逆に、学力が低いことをわからないで保護者がずっとそこの学校に子供たちを通わせているとしたら、それはその子供にとっても不幸だし、保護者にとっても私は不幸なことなのかなと。それは、保護者の自由でしょう。それぐらい考えないと、学校教育変えていけないでしょう。もしか中頓別が低いとするならば、そうならないようにレベルを上げる努力をする、だからこういうプランを立ててこうやって改善していきますよ、それを示す、そのことでほかの町村に流出する者を防ぐ、それは学校としてもレベルが上がるだろうし、私は双方いいことではないかなと。何でそういうことを恐れるのだろうというほうが私はちょっと問題があるというふうに思います。私は、少なくても傾向ぐらいは示さないと、そしてやった結果として当町の子供たちはトータルで何点だったなんて言う必要はないから、少なくても数学でいえばどの分野に関しては中頓別は低い、だけれどもこういう分野に関しては管内でも高いほうですよ、それぐらい説明したってだれも保護者はほかの学校へ移すなんて言わないと思うのだ。その傾向ぐらい言いなさいということだ。中頓別の平均点が何ぼであって宗谷管内の何番目ですよなんて、そこまで言わなくてもいいから、少なくても宗谷管内の上にいます、こういう分野においては宗谷管内のトップクラスです、あるいはこういう分野においては若干宗谷管内の平均を下回ります、それぐらい示さなかったら保護者は何の判断材料もないということです。先ほども言ったように、それを一番嫌っているのはどこですかということです。それから、対策等について前回もお聞きしましたけれども、学校でその対策をつくっているので、学校にお任せしていますということだったよね。教育委員会独自で考えたのだけれども、学校は学校で考えたので、教育委員会の考えは伝えなかったと、前回はそういう答弁だったと思います。では、今回3回目なのです。今までの1回目、2回目、おおよそ問題になったところは、課題となったところはそちらで全部整理されているのでしょう。それはどうなりましたか。よくなったのですか。変わらないのですか。悪くなったのですか。それもわからないわけでしょう。では、過去2回の学力テストで出されたであろう課題はどういうふうに変わったのか、せめてそれぐらいは公表してもいいのではないですか。以上です。

答弁 教育長 米屋彰一(教育長は2014年3月まで)

休憩時間中に言ったことで誤解されたら困るのですけれども、今学校のレベルと言いましたけれども、あくまでもこの調査は学力の一部にすぎないということはご存じだと思いますけれども、これがすべてでないということがまず大前提でございます。そして、傾向ぐらいは教えてもいいのではないかということでございますが、これについても文科省の公表するもの以外についてはだめだという実施要綱がございます。実際にその中でも情報公開の部分もちょっと触れておきたいと思うのですが、情報公開の中で文科省はこれが一般的に公開されることによって序列化や過度の競争が生じるおそれがあり、参加主体からの協力及び国民的な理解が得られなくなるなど正確な情報が得られない可能性が高くなり、全国的な状況を把握できなくなる、調査の遂行に支障を及ぼす、そういったおそれがあるため、行政機関の保有する情報公開に関する法律第5条6号の規定を根拠として不開示情報として取り扱うということになっております。当教育委員会においても、提供された資料結果のうち文科省が公表する内容を除く調査結果については、中頓別町情報公開条例第9条第4項で町の機関と国等との間における協議、依頼、委任等に基づいて作成し、または取得した情報にあって公開することにより国等との協力関係または信頼関係を著しく損なうと認められるものについては非公開情報であるという、そういった規定もありまして、これらも加味した上で公開しないということで判断したということもご理解いただきたいと思います。それとあわせて、学校に対策をそのまま任せているということでございますが、決してそうではありません。私たちも独自に調査、分析をして、それを学校も学校で分析をして双方でやっているということで、それとあわせてまたそのチェックしたのをどう変わったのか検査していないとおっしゃいました。確かに19年度と20年度は不十分であり、比較はしておりません。でも、21年度の結果についてはまだ分析中であり、今後どう変化があったのかということは十分にチェックをかけていきたいと思っております。

質問 6番 柳澤雅宏

3回終わりましたので、ただ、一言、情報公開で国等の協力関係が壊れるから、では情報を公開している市町村はどうなのですかということをまず考えていただきたい。ないわけではないでしょう。それは、とりもなおさず上意下達を守る考え方が基本にあるのだなと思います。それから、議会で質問があれば公開するという町村もありました。議会で質問しなかったら公開しないのかというふうに私は思ったのですけれども、まだこちらのほうがましだったという気がいたします。なかなか情報公開を、かたくなだと私は言いたいです。積極的な答えが得られなかったのは残念だということで、質問を終わります。

質問 6番 柳澤雅宏

要りません。

出典:中頓別町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月16日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる