みんなの議会

中頓別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月14日

7番、藤田です。環境基本条例、基本計画と自然環境の保全、利用について

2008年12月14日、中頓別町議会の一般質問で、藤田首健議員が「7番、藤田です。環境基本条例、基本計画と自然環境の保全、利用について」質問し、町長 野邑智雄、まちづくり推進課長 小林生吉が答弁しました。

質問者
藤田首健 議員
答弁者
町長 野邑智雄、まちづくり推進課長 小林生吉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 藤田首健

それでは、一般質問させていただきます。7番、藤田です。環境基本条例、基本計画と自然環境の保全、利用についてということで質問させていただきます。平成15年度の町政執行方針に掲げられた環境基本条例がようやくこの議会に提案され、日の目を見ようとしております。この間生物多様性基本法が施行されるなど環境や生態系をめぐる施策は国家レベルで大きな変遷を遂げております。これからの環境基本条例、基本計画にはこのような法体系の視点も盛り込まれるべきと思いますが、可否、修正、いずれの方向に向かうかは今後の議会審議にゆだねられております。もし環境基本条例が施行された場合、町政のさまざまな分野において環境を念頭に置いた政策が進められるわけですが、環境基本計画の策定に当たり実施された自然環境調査では、頓別川水系や鍾乳洞周辺などで希少な動植物の発見が相次ぎました。それらの保護、保全と利用等の関係について次の点を伺います。まず、1つ、今後は環境基本計画に鍾乳洞や頓別川の利用、森林療法や環境教育への活用も位置づけられるべきと考えます。環境基本計画は、環境基本条例の実効性を担保するものでありますが、策定時期や内容、方向性を伺います。2つ目、今回の自然環境調査から中頓別鍾乳洞周辺にも希少植物が多く分布しており、保護、保全を前提に野草園化して、その後の利用にも道を開くべきと考えます。来年度から入場料を徴収して、希少植物の保護、保全、再生、利用に役立てることは今からでも十分可能と考えますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

藤田議員の環境基本条例、基本計画と自然環境の保全、利用について、小林まちづくり推進課長に答弁をいたさせます。

答弁 まちづくり推進課長 小林生吉(まちづくり推進課長は2012年3月まで)

それでは、私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。1点目につきましては、環境基本計画は今議会で提案した環境基本条例の基本理念や基本方針を踏まえ、環境なかとんべつ町民会議がまとめた計画案を基本に、行動計画とあわせて、来年3月までに策定する考えであります。鍾乳洞、頓別川の河川環境、森林療法にも活用される森林などの保全と活用のほか、これらを生かした環境教育についても盛り込んでいきたいというふうに考えております。鍾乳洞につきましては、自然ふれあい公園としての整備を行う前の段階で今回よりも精度の高い環境調査を実施しており、そのことを踏まえて保全、保護を基本とした整備がこれまで行われております。野草園化、入場料の徴収につきましては、鍾乳洞自然ふれあい公園全体の利活用を考えていくための検討組織を早急に立ち上げ、その中でできるだけ早い時期に結論を出せるよう取り組んでいきたいというふうに考えております。

再質問 7番 藤田首健

再質問させていただきますが、1つ目ということで今回の自然環境調査では希少生物、希少植物が多数多く見つかり、本町の生物多様性が証明されたと思います。生物多様性基本法では、生物の多様性の保全及び持続可能な利用を原則として、自治体にも自然的、社会的条件に応じた施策を策定、実施すべしという責務を課しております。中頓別町の多様で貴重な生態系の保全、今後の各種事業への環境影響評価などを考えたときに、この法律の与えるインパクトは非常に大きいと感じております。私は、この法律の理念や自治体への責務を環境基本条例や環境基本計画の中に一体的に取り入れる必要があると考えておりますが、町長の所見を伺いたいと思います。また、頓別川河川整備事業についても環境基本計画等にその方針が位置づけられるまでは地元の考えは白紙の状態だというふうに思いますが、生物多様性基本法は北海道にも適用されるということですので、土現と今後どのような協議をしていくつもりか、その辺も伺いたいと思います。2つ目として、鍾乳洞の有料化の件ですが、先ほど常任委員会報告にもありましたとおり、少なくとも2年以上も前から議会の中で一般質問や所管事務調査事項として取り上げてきております。また、野草園化につきましてもことし北邦野草園や名寄の野草園などを町職員も議員と一緒に視察し、植物表示の手法などを見てきております。今まで寄附金という形でお願いしてきているということでありますが、協力金には取り組めて、なぜ有料化には取り組めないのかと、ちょっとその理由がわかりません。余りにも取り組みが遅いというふうに思いますが、町長はその辺の原因はどこにあるというふうにお思いでしょうか。担当部署に問題があるのかどうか、そこら辺ちょっとお聞きしたい。私は、町としての基本的な考え方を遅くとも今年度中に立てるべきと思いますが、その所見をお聞かせいただきたいというふうに思います。また、これまで鍾乳洞の希少な植物群は、非常に保護活動に熱心な管理人さんによって守られてきたというふうに思います。私の聞いたところでは、この管理人さんも年齢等の問題もあり、来年度は勤務しないというふうに伺っております。今後は、動植物の知識のある職員、またいなければ外部からでも登用してでも保護、保全を前提に利用を図るべきと思いますが、この点についても町長のお考えをお伺いしたいと思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

1点目の生物多様性基本法の関係でありますけれども、私も中頓別町の環境については第6期の総合計画を策定するときに15歳以上の全町民のアンケート調査をした結果があります。その中で町民として町外の人たちに誇れる中頓別町の一番のものは何であるかと。すばらしい自然環境であると、こういう結論が出ておりました。それに基づいて、第6期の総合計画の中でも環境基本条例または環境基本計画を策定をすると、一つの大きな柱に据えてきたところでありまして、私は生物多様性基本法の理念等々についても十分今回の環境基本条例の中で取り組んでいけるのでなかろうかな、こういうような考え方を持っておりまして、今までもそうでありますけれども、できるだけ環境に配慮した地域づくりを進めてまいりたいと、このように考えております。また、2点目の頓別川の問題でありますけれども、頓別川の改修等については、私は基本的には町民の生命、財産を保護する、またはこのすばらしい環境を保全をする、または希少動物の保護を柱にする、この3つの柱の整合性をとって河川改修を進めるべきであると、こういうような考え方を持っておりまして、懇話会にもその旨あいさつの中でお話をさせていただきました。どういう最終的な答申が出るかわかりませんけれども、できるだけ今お話ししたような3点に沿った中で、それぞれの考え方を組み合わせて、いい結論を出していただきたいなと、このように考えております。また、3点目の鍾乳洞の問題でありますけれども、私は中頓別の鍾乳洞として洞窟のイメージ、いわば鍾乳洞としてのイメージというのは、ほかの鍾乳洞と比較をすると、中頓別の鍾乳洞としてのイメージはかなり低いものでなかろうかなと思います。そういう中で整備を進めてまいりまして、中頓別の観光の目玉として中頓別の鍾乳洞を位置づけてまいりました。そういう中で今まで協力金等をいただきながら観光客の皆さん方に見ていただきましたけれども、そういう中で花木のやはり説明だとか、いわば名前だとかを正確に表示をする。それによって、この木が何の木であるかだとか、またはこの花が何の花であるとか、そういうようなことがわかるようなやっぱり整備をする必要性があるのかなと。そういうようなことで、所管とも十分そういう面での整備を進めるべきでないかと。それによって、鍾乳洞に来られた方々に対する入場料を取っても、その入場料の値の価値観が出るのでなかろうかなと、こういう考え方を持っております。そういう意味で担当のほうにはできるだけ早く有料の方向も含めて検討して、一定の方向性を出すようにと、こういうような話をしているところであります。また、管理人の関係については、私が聞いている話では高齢化になっておりますけれども、もう一年協力をしていただけるという話も聞いております。そういう意味でことし1年間管理人の協力をいただいた中で今言ったような有料化のための整備等も進めてまいりたい、こういうことでご理解をいただければなと、このように思います。

再質問 7番 藤田首健

大変わかりました。先ほどの中で例えば道との協議というか、土現との協議についてちょっと答弁がなかったというふうに感じておりますが、そこら辺の考え方。それから、できるだけ早くということで最初から答弁はされております。そして、本当にできるだけ早くというか、そこら辺は本当にこっちで言っているようにできれば年度内、そしてそんな形で取り組まれていってもらいたいと、こっちのほうは希望です。そうしたら、先ほどのことについて。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

土現との関係については、今懇話会に諮問をしておりますので、その結果をもとに土現のほうと私のほうで話し合いを進めてみたいと、このように思います。あくまでも先ほど申し上げましたとおり住民の生命、財産を守ることも物すごく大切でありまして、また環境基本条例をつくるわけでありますから、環境もないがしろにすることはできない、また生物多様性基本法ができておりますから、希少な生物等々についても保全をやっぱりしていくと、こういうような3つの柱の整合性がとれる答申を期待をしておりまして、そういう面ではその答申に基づいて、土現とお話し合いをさせていただきたいと、このように考えております。

再質問 7番 藤田首健

これで私の質問を終わります。

出典:中頓別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月14日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる