みんなの議会

中頓別町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月13日

議員年金廃止に伴う財源手当てについて

2011年3月13日、中頓別町議会の一般質問で、藤田首健議員が「議員年金廃止に伴う財源手当てについて」質問し、町長 野邑智雄が答弁しました。

質問者
藤田首健 議員
答弁者
町長 野邑智雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 藤田首健

私は、1点について今回質問したいと思います。やはり皆さん方が注目といいますか、いろいろ知りたいのではなかろうかなということから、この問題を取り上げてみました。まず、議員年金廃止に伴う財源手当てについてということであります。国会は、与党内、与野党の政権争いで混迷をきわめております。成立も危ぶまれますが、公的年金と別枠で受給が認められていることから、特権的と批判されてきた地方議会議員年金の廃止法案が提出されると伺っております。仮に法案が成立した場合、6月1日をもって議員年金制度は廃止されますが、現職議員の掛金がなくなるために、現受給者、あるいは今後受給者となられる方々の給付財源は一時金の分も含めて全額各自治体の負担金で賄われるということになるようですが、住民の皆さんにとっては寝耳に水の話であり、議員数を前回選挙から8名とした行財政効果も無に帰す大幅負担と考えます。本町でも前年度に比べ約5倍強の負担金予算案を編成していただいたところですが、国からの財源手当てについての有無等について町長に伺います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

藤田議員の議員年金廃止に伴う財源手当てについて、ご質問についてお答えをいたします。地方議会議員年金制度につきましては、昨今の厳しい年金財政の状況を踏まえ、平成23年6月1日をもって制度を廃止することとして平成23年度通常国会に廃止法案を提出するとの通知が総務省からあり、本町といたしましても積算方法により計算した給付費負担金として1,529万3,000円、事務費負担金として12万円を当初予算に計上したところでありますが、このことに対する財源は今の情報では毎年度地方財政計画に計上し、普通交付税の基準財政需要額に算入するとの情報があるのみで、それ以上の情報は入っていないのが現実でございます。

質問 7番 藤田首健

ただいまの答弁をお聞きして、地方交付税交付団体にとっては制度廃止に伴う普通交付税措置があるとのことですので、私ども議員も、また町民も少しは安心したかと思います。交付団体ではきっと胸をなでおろしているところが多いと思いますが、しかしこの制度が地方自治体の議員に関することであるから、地方交付税で補てんするという考え方、これは何でも交付税の基準財政需要額の中に含めてしまうというところに私ちょっと疑問を感じております。交付税という名前ですけれども、これはあくまで地方固有の財源であるというふうに考えます。国の強引な合併政策で掛金を支払うべき市町村議会の議員の数が減ったと。そういうことで制度が維持できなくなったと。そのツケを国はみずから負担する覚悟はないのかというふうに問いたいわけです。私が聞くところでは、全国には平成22年度で74の不交付団体があるとのことですが、これだけ一気に負担金がふえれば不交付団体は完全に怒ると思います。一例を挙げますと、神奈川県の藤沢市もこれ不交付団体の一つですが、市長さんの話では当然国が負担すべきと。交付税のない藤沢市は、一方的な負担となってしまうと。今まで4,000万くらいだったのが2億数千万円になると。したがって、23年度当初予算では対応を見送ることにしたということであります。またさらに、先ほどもちょっと申し上げましたが、やはり国の強引な合併推進、平成の大合併が議員年金の破綻の最大の原因であると。ちょっと数字で申し上げますけれども、市町村数はこの合併によって3,200から1,800になったと。また、議員数も約6万人から3万4,000人になった。さらに、受給者対象者数、これは7万9,000人から9万2,000人になっていると。こういうことでやはりしっかりと国がやるべきだというふうに申し上げるということでありました。私は、交付金措置ではなくて、やはり国庫負担によって制度廃止に伴う財源を捻出すべきだというふうに考えておりますが、町長は今後国に対してこのような主張をするおつもりはないのかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

お答えをいたします。まず、地方議会議員の年金制度の財源の問題でありますけれども、先ほど私が本年度分、23年度分1,529万3,000円の負担をしなければならないというお話をさせていただきましたけれども、これが当該年度だけでなく、何年までは、いつまで続くというのも見通しが今のところないと、こういうような状況でありますから、今後どうなるのかということについても不透明であると。そういうまず1点、状況であります。また、もう一点は、基準財政需要額に算入をされると。しかしながら、基準財政需要額から基準財政収入額が引かれるわけです、自主財源が。中頓別でいきますと9.2%ぐらいが基準財政収入額でありますから、言えば1,529万3,000円のうち約150万ぐらいは税金が使われると、こういうことになります。それが本当にこの負担をするときに正しいのかどうなのか。今藤田議員が言われましたとおり、国庫で負担をするべきものであるのではないかなと、私はそういう認識は持っております。北海道町村会もそれぞれ149の町村が集まっておりますけれども、半分ぐらいの町村は当初予算に計上しないと。大分憤慨をしております。そういう意味からして、今後国のほうに言えばいつまで続くかわからない給付費負担金も含めてやっぱり国庫で全額を見てもらえるような運動、取り組みをしていく必要性はあるのかなと、こういう認識を持っております。しかしながら、町村議長会等については、北海道も町村会等に何とか給付の計上をお願いをしたいという文書も来ていますから、そういう面では大変心苦しいのですけれども、しかしながら町民の代表として、私は今お話ししたとおり北海道町村会を通じてできるだけ国庫負担でこの給付負担金を計上というか、給付負担金を国庫で措置をするように運動をしていきたい、このようにお話をして、ご理解をいただければと思います。

質問 7番 藤田首健

ただいま町長のお話聞いて大変心強く思っております。これ質問ではありませんけれども、いつまでやっていくかわからぬという、そういうことですけれども、確かにことしの場合は特に一時金というか、そういったものも含まれるので、額が高いというのもありますし、さらにまた額は徐々に減っていくのではないかということも言われておりますが、総務省の概算では年金受給者がいなくなるということですから、やっぱりこの世からいなくなるのかどうか知らないけれども、完全にいなくなるまでには60年かかるということを言われております。それですので、気の長くなるような長い先の話ですので、今のうちにきちっとした国庫負担で賄いますよというか、そういうことを進めていけるように、しっかりと要求していっていただきたいというふうに思います。そういうことでそこら辺をお願いしながら、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。

出典:中頓別町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月13日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる