中頓別町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月18日
市町村合併問題について
2005年12月18日、中頓別町議会の一般質問で、本多夕紀江議員が「市町村合併問題について」質問し、町長 野邑智雄が答弁しました。
- 質問者
- 本多夕紀江 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 本多夕紀江
2点について質問をさせていただきます。1点目ですけれども、市町村合併問題について。今中頓別町では、中長期行財政運営計画策定委員会でこれからの町のあり方についてさまざまな検討が行われており、多くの町民は本町が合併せず、当分の間自立すると考えていると思われます。しかしながら、ことし4月合併新法が施行され、国はさらに強力に合併を進めるため、都道府県知事に強大な権限を付与しました。道知事は、早速この権限を行使して合併推進審議会を立ち上げ、18年度の早い時期までに構想を策定するとのことです。このような報道を見聞きするにつけ、住民は今度こそ合併せずに済まないのではないかとか、一応自立と決まったはずとか、町の先行きに不安を持っています。そこで、次の点について伺います。(1)、道は基礎自治体の人口規模を住民サービスの視点から3万人程度、行財政効率化の視点では5万人程度としていますが、国が示した基礎自治体の最低規模1万人をはるかに上回っています。この地域の実情から見てどう思われますか。二つ目、道は構想の策定に当たって市町村の意見を聞くと言っていますが、時期的に見て市町村への意見の問い合わせ、照会が既に行われたのではないでしょうか。どのような調査方法でどのように回答されましたか。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
本多議員さんの市町村合併問題について私からお答えをいたします。1点目でありますけれども、中頓別町が位置する南宗谷地域は大きな都市もなく、北海道が10月21日に示した自治体の最小規模人口3万人程度の基準をクリアすることは難しい地域であると私は考えております。2点目でありますけれども、道の合併構想策定に関する町への意見照会などは、これまでアンケート調査を含め4回ありました。平成17年6月に行われた旧合併特例法下での合併協議に関するアンケート調査に対しては、1点目は国の自主的な市町村の合併を推進するための基本的な指針の構成対象市町村の枠組みにある一律に人口1万人未満を目安とする小規模市町村にとらわれることのないように構想を策定してほしいという町からの考え方。二つ目は、北海道独自の地理的条件、面積の広さ、気象条件等を考慮してほしいと。3点目は、旧法で合併協議会を設立したが、解散に至った経過等を十分考慮してほしい。この3点について町の考え方を示しております。意見照会は、そのほか8月、10月、11月にありましたけれども、さきの3点について要望というか、町の考え方を示しておりますので、特にその部分についての回答はしておりません。なお、ことしの11月に上川支庁で開かれた市町村合併に関する地域懇談会、道北地区の地域懇談会が開催されましたけれども、たまたま宗谷町村会長がほかの用務があって出席できないということで私にかわって出席してほしいと、こういう要請がありましたので、上川支庁で開かれた地域懇談会に出席をさせていただいて、私の方から小規模町村同士の合併の困難性、それに加え言えば広域行政、広域連携の必要性について意見を述べてきたところであります。以上であります。
再質問 5番 本多夕紀江
再質問をさせていただきます。1点目については、そのとおりだと思います。合併についてですけれども、11月13日に旭川市で道が主催する道北地域を対象とする合併の説明会がありました。会場の参加者からはさまざまな意見や質問が出たのですが、その中で担当者は、合併は都道府県が一方的にはできない。法的に強制力がないとか、これで自主合併が進むのかという質問に対しては道が決めることではない。地域住民が決めることとか、18年の早い時期に構想を策定したいが、地元の意見があれば尊重するとか、また合併一辺倒ではなく広域行政を組み合わせるのが現実的というようなことを説明していました。こういうふうな道の姿勢でありますから、8月、10月、11月に意見照会があったけれども、特に回答をしなかったというのはなぜでしょうか。先ほどの説明で、旧特例法下での合併協議に関するアンケート調査で意見を述べているので、このときは回答しなかったとおっしゃっていますけれども、こうやって道が地元の意見を尊重するというような姿勢を示しているのですから、地元、つまり私たちはこうしたいという意見をもう少し強力に述べるべきだったのではないでしょうか。2点目ですけれども、市町村合併が新たな局面、第2の段階を迎え、さらに強制的合併の色彩が濃くなっている今、住民にその情報を公開し、意見を聞く姿勢が大事ではないかと考えますが、いかがでしょうか。その意見を聞く方法の一つとして、例年11月ごろ行われていた町政懇談会「町長がおじゃまします」の中で中長期行財政運営計画とあわせて説明や意見交換が行われると思っていたのですが、ことしはどうしてそれがなかったのでしょうか。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
再質問にお答えをいたします。8月、10月、11月に意見照会があった関係につきましては、私どもが出しているアンケートの集約に対していろんな意見がまとまったと。それに対する調査結果に対する意見照会等々があったわけでありますから、私どもはそれに対して町としての考え方を3点ほど出しておりますので、同じようなことを出す必要はないのかなと、こういうような考え方を基本に出さなかったと、こういうことであります。また、2点目の住民に意見を聞くということでありますけれども、「町長がおじゃまします」は毎年11月に実施をしておりましたけれども、私ども「町長がおじゃまします」と、言えば行政懇談会等については当初策定委員会からの最終答申をいただいた中で、その意見を持って各地域を回って各地域の人たちの意見をもらおうと、こういうような予定をして「町長がおじゃまします」を考えておりましたけれども、たまたまその策定委員会の策定がおくれて中間報告が出ている段階でありましたので、それに対する私どもの懇談会を基本に置くことは難しいだろうと、こういう判断であります。そういう意味で「町長がおじゃまします」の懇談会につきましては、1月の中から2月の中ぐらいにかけて新年度予算がある程度の方向性を決めた時点で、主な事業等を町民の皆さん方にお示しをして、そして懇談会をしようと、こういう考え方に変えたと、こういうことでご理解をいただきたいなと、このように思います。なお、私ども今合併をするしないということについては、方向性については柳澤議員さんにもお話ししましたけれども、まだ先がはっきりした方向性が示されない段階でありますので、もう少し住民の意見を聞くことについては時間をいただきたいなと、このように考えております。
再々質問 5番 本多夕紀江
再々質問をさせていただきます。検討委員会の方向性が定まっていない。策定がおくれているので、懇談会、「町長がおじゃまします」ですか、それを開催しなかったというようなことだと思うのですけれども、何でも方向性が固まってしまってから、町の考えが決まってしまってから住民説明会を行うと本当に説明だけになってしまって、その後方向が定まってしまってから意見を聞いてそれに反映させるというようなことはかなり難しくなると思います。今策定委員会の方も、それから合併の方もいろいろなことはあるけれども、こういう状態なのです、こういう状況ですということを情報公開する必要があるのではないかと思います。道知事は、道議会の場でも合併構想の策定に当たっては対象となる市町村の意見を十分に把握していくことが重要であるとか、審議会の開催の都度市町村への意見照会を行うとともに市町村長などとの懇談会を開催するなどして市町村のご意見をしっかりと伺いながら検討を進めてまいりたいとか述べているわけです。先ほども柳澤議員への答弁の中でも言われましたが、中頓別町は旧合併特例法のもとで、合併に関しては二転三転して大変なエネルギーを費やしたことはまだ記憶に新しいところです。お金も使いました。小規模町村でもその特徴と資源を生かして小さくても輝くまちづくりを目指しているところは少なくありません。そして、みんな必死の行財政改革を進めています。ですから、道に対しても住民に対しても国とか道とか、その他周りの様子にとらわれ過ぎずにしっかり地域住民の方に目を向けて、私のまちはこうしたい、こうありたいという考えをはっきり示すことがやはり大事ではないかと私は思います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
再々質問にお答えをいたします。中長期の行財政運営の計画につきましては、その委員会に諮問をしているわけでありますから、諮問をしている中において行政からこうあるべきだ、またこういうぐあいにしてほしいだとかという意見を述べるものではない、私はそういうぐあいな考え方を持っております。そういう意味では、中間報告が出た中で各世帯に全戸配布をした中で、意見があるのであれば出していただいて、それをいわば策定委員会の方でどういう判断をしていくのかと、こういうことになろうかなと思います。私ども諮問をしている関係がありますから、その答申をもとに基本的には答申を最大限生かして、そして行政を運営をしていくと、こういう形になろうかなと思います。とらえ方によっては、それぞれの考え方がありますから、ニュアンスも違う、また意見も違うということを、これはもうご承知のとおりでありまして、私は諮問をした関係はやっぱりその委員会が責任を持って町民のために一番いい方法になるという答申をいただけるものと理解をしているところであります。次に、合併の関係でありますけれども、知事だとか、いろんなことを言っておりますけれども、私は私の考え方として中頓別の方向性がどうあるべきなのかと、こういうことで北海道町村会からの意見聴取がありましたので、その中で当面は広域連合で広域行政で進みたいという考え方を出しておりますけれども、これも柳澤議員さんから質問あったときにお話ししましたけれども、今は先が本当に読めないときでありますので、いろんな情報を収集した中で今後判断をしていきたいと、こういうことでありますから、当面は広域行政を進めていくと、こういうことでご理解をいただければなと、このように思います。
再々質問 5番 本多夕紀江
質問ではありませんけれども、発言してもよろしいでしょうか。
再々質問 5番 本多夕紀江
中長期の策定委員会の中間報告、全戸配布してそれに返信用の封筒ですか、紙をつけて回されたと。それで、町民の意見が反映できるのではないかというようなお考えだったと思いますけれども、この方法は確かに全戸配布されていますけれども、それで町民の意見を聞くということはかなり難しい方法かなと思います。書類を説明なく読むこと自体がかなり難しい問題ですし、それに対して意見を述べるために文章をもって書く。さらに、投函するという、そういうことを考えますと、反応の方は十分に町側の期待にこたえられるだけの反応があるのかなということを心配しています。