中札内村議会 令和元年12月定例会 2019年12月13日
中札内村立診療所後任医師確保について
2019年12月13日、中札内村議会の一般質問で、黒田和弘議員が「中札内村立診療所後任医師確保について」質問し、村長 森田匡彦、副村長 山崎恵司が答弁しました。
- 質問者
- 黒田和弘 議員
- 答弁者
- 村長 森田匡彦、副村長 山崎恵司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 黒田和弘
それでは、質問させていただきます。質問の項目でありますが、中札内村立診療所後任医師確保についてであります。村民が安心して医療サービスを受けられるようにする診療所後任医師の確保についてでありますが、私も過去2回に渡りまして一般質問させていただきました。平成28年の12月と平成30年の12月の2回でございます。そんなことで質問させていただきます本件でございますが、今回の村政執行状況で、鈴木医師と情報共有を図りながらこれまでさまざまな可能性を探って、現在札幌市の医療法人と指定管理者制度による委託運営が可能であるか協議を行っていると報告がありました。また、議会の全員協議会でも説明がありましたが、その医療法人名と法人の理念及び次の事項について改めて伺います。一つとして、現時点における検討状況及び今後について。二つ目として、今後のスケジュール。三つ目として、今後の検討課題であります。以上、よろしくお願いを申し上げます。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
中札内村立診療所後任医師確保についてお答えいたします。中札内村立診療所は、昭和27年に中札内村国民健康保険直営診療所として開設され、昭和53年から委託開業に変更となり、昭和62年からは現在の鈴木医師に委託しております。鈴木医師は30年以上にわたって、本村の地域医療に対して多大なるご尽力をいただいておりますことに改めて感謝を申し上げたいと思います。本村における持続的な医療体制の構築は、最重要課題の一つと認識しており、診療所の後任医師の確保に向けて取り組んでいるところであります。1点目、現時点における検討状況及び今後についてですが、現在、診療所は公設民営という形をとっており、これを継続していくために、地方自治法で定める指定管理者制度による運営を検討しております。指定管理者の選定にはさまざまな選択肢を前提に、鈴木医師のご意見も伺いながら進めておりますが、現在、受託に前向きな札幌市に事務局があります医療法人北海道家庭医療学センターとその可能性について協議を進めているところであります。同法人は平成8年に開設され、家庭医療の実践、専門医の養成、家庭医療発展への貢献を基本理念とし、北海道内を中心に、直営クリニックの経営、公設診療所等の指定管理の受託や医師等の派遣を行っております。地域に密着した総合的・包括的な診療、いわゆる「地域のかかりつけ医」として地域医療に積極的に取り組んでおると伺っております。2点目、今後のスケジュールですが、現在委託している鈴木医師や受託先の考え方並びに協議の進み具合や事務手続きの関係などから、指定管理者への移行時期は、今の段階では確定できませんが、喫緊な課題であると認識しております。最短で令和3年度からの新体制移行を目標として準備を進めていきたいと考えております。3点目、今後の検討課題ですが、診療所の運営が指定管理者へ移行するこの機会に、住み慣れた地域で暮らし続けていくために求められる地域医療の考え方を整理していく必要があると考えております。医療・介護・福祉などの連携による地域包括ケアシステムの核となる診療所のあり方を模索し、そのために必要な建物改修、医療機器、診療内容、職員体制などについて協議を進めていくことになります。時間的な余裕はあまりありませんが、指定管理者への移行までに進めていく事項と、移行後に順次整備していく事項とに分け、中長期的な視点に立った持続可能な医療体制の構築が重要であると考えております。
再質問 3番 黒田和弘
非常に前向きな答弁ありがとうございました。引き続き再質問をお願いをしたいというふうに思いますが、本件につきましては、先ほども申し上げましたが、先の全員協議会で説明を受けましたので、おおよそ理解をすることでありますが、さらに次の2点について、併せて伺いたいというふうに思います。その1点目は、現在、診療所で勤務されておられる看護師等の職員の再雇用についてでありますが、希望される職員は、新指定管理者の雇用条件のもとで、引き続き採用してもらえるよう要請してもらいたいと考えますが、伺いたいというふうに思います。2点目は、今の段階では、非常に予測はつかないことだというふうに思いますけれども、指定管理料、予算上では委託料か負担金になろうかと思いますが、指定管理料であります。現在の村診療所には、4,440万円の委託料でお願いしておりますが、当然、医療体制の充実ということになれば、現在よりかなり増額になると私は考えておりますが、村の財政も厳しい状況でありますので、今後、効率的かつ効果的に運営できるよう、新指定管理者と十分協議していただきたいと考えますが、伺いたいというふうに思います。以上、2点よろしくお願いします。
答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)
2点のご質問がありました。現在、診療所で働かれている看護師さん、事務員の方につきましては、鈴木先生が雇用しているということがございます。指定管理者制度に移行するときには、職員の皆さんの今後の再雇用も含めた取扱いについて、当然協議の大きな重点事項ということになろうかと思います。ただ、これだけ看護師さんを新たに募集しても、そう簡単には応募がないというそういう実態もありますから、基本的には、村としても現在働かれている皆さんが、うまく、まだ決定はしておりませんけれども、協議の中では、移行できるように、制度の中に移行できるように、中では話をしていきたいというふうに思っていますし、その意向は、これまでの協議の中でも伝えてきているところでございます。それともう1点、指定管理料ですが、今の段階で総額を推測することはちょっとできません。なぜかと言いますと、そこで受け持つ診療科目、他の医療機関から、例えば、新たに科を増設することで、お医者さんを派遣してもらうだとか、そういった詰めが現実問題できておりませんので、そこまでは推測することは、ちょっと今の段階ではできないというふうに思います。ただ、今、鈴木先生に委託をしている状況より、当然のようにそのかかる費用は上がってくるものだというふうには思っています。当然、それも診療科目、診療の内容によっても変わるのですが、他の町村の町立病院と村立の病院のことを考えると、一般会計からの繰り出しというのはそれなりに多額になっているはずです。場所によっては、当然億を超えている部分もありますし、億に匹敵するお金をそこで出さなければ、病院自体が運営できないというのも現実問題ありますから、そのことを考えたときに、うちの村の診療所のスタイルとしてどんなものが有効なのか。そういったことも考えながら、診療の科目と診療内容を決めていく必要があるのだろうというふうに思っています。そこには、効率性だけではなかなか図れないというところはあるかも分かりませんが、そういった視点で、かかる費用についてもできるだけ抑えることができるような協議は必要かなと。それがどこまでできるかというのは、ちょっとまだこれからの話ではございますが、当然、村としては考えなければならないことだろうというふうに思っているところでございます。
再質問 3番 黒田和弘
1点目、2点目、質問したわけですけれども、まだこれから細かいことについては協議をしていかなければ、確実な答弁はくれないというふうに思うのですが、今の段階で、私も想定したことで質問しておりますけれども、同じような考え方なのかなというふうに思いますので、今後ともよろしくお願いをしたいというふうに思います。主要な事項については、大体出ましたので、最後の質問になりますが、この後任医師の確保については、以前より村も鈴木医師と問題意識を共有し努力はしているものの、引き継いでくれる医師は現れていないという状況が何年も続いておりましたが、今回、答弁ありましたように、ようやく村が積極的に行動されて、住民が安心して生活できる状況になることを、多くの村民は待ち望んでいたことであります。これから令和3年度運営開始に向けて、いろいろな事項について検討していかなければならない課題が数多く山積しているというふうに思いますが、本件については、要所要所で議会にも協議をしてもらって、行政に課せられた最重要課題である村の医療体制の確立に向けて、努力をしていただきたいと思いますが、最後になりますので、村長から一言、決意などをお願いして、私の一般質問を終わりたいというふうに思います。よろしくお願いします。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
現在の中札村診療所の後任医師の確保について、決意をということでありました。非常に本当にどこの自治体も医師の確保、病院をどう維持するかというのは難しい課題で大変苦労されております。そういった意味で、本当にどんどんこれから高齢化進んでまいります。そういった点で、やはり中札内村民として、中札内村民が安心して暮らしていけるためには、やはり医療体制しっかり維持しなければいけない。一方で、私の考えといたしましては、ほかの近隣自治体ですね、帯広市も近い、更別村もございます。そういった自治体の機能も十分に勘案しながら、中札内単独ということではなくて、医療ゾーンとしてどう持続的に医療体制を構築していけるのか。そのあたりもしっかり研究しながら、安心して暮らせる中札内村の実現に向けて努力してまいりたいというふうに考えてございます。
再質問 3番 黒田和弘
村長から力強い決意をいただきました。いずれにしても、村民の命と健康を守る本件の医師の問題でございます。今後ともよろしくお願いをいたしたいというふうに思います。ありがとうございました。