みんなの議会

中札内村議会 平成30年6月定例会 2018年6月11日

本村2世帯の農家の居住地住所と土地の登録住所の不一致を是正すべき件について

2018年6月11日、中札内村議会の一般質問で、北嶋信昭議員が「本村2世帯の農家の居住地住所と土地の登録住所の不一致を是正すべき件について」質問し、村長 森田匡彦、副村長 山崎恵司が答弁しました。

質問者
北嶋信昭 議員
答弁者
村長 森田匡彦、副村長 山崎恵司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 北嶋信昭

それでは、お許しをいただきましたので、一般質問したいと思います。本村2世帯の農家の居住地住所と土地の登録住所の不一致を是正すべき件について。要旨でありますが、本村共栄区の更別村境界に居住する2世帯の農家は、入植以来73年以上に渡り中札内を生活の拠り所としてきました。以来、役場は当然のことながら、農協も学校も中札内、地域活動も中札内村共栄で住所も同様であります。しかしながら、その居住地の土地の住所が1世帯は宅地も含め、また、両世帯とも住居隣接農地の全てが更別村という状態になっております。現在3代目、4代目が優秀な農業経営者として頑張っておられますが、この不一致が、生活面からも農業経営の上からもさまざまな不都合の生じる原因となっております。ぜひ、このことを是正すべきと考えるところです。経過ですが、当時を知る人たちからの聞き込み、あるいは記念誌「共栄の歩み」によると、当時は昭和18年大正村大正区より分割し、共栄区として歩み始めました。昭和22年9月大正村から中札内と更別が分村した際に、当地付近が更別村に編入されたようですが、その経緯については不明です。このときに変則的ではありましたが、両世帯ともに長く慣れ親しんだ中札内村民、そして共栄区民として生活することを選択し現在に至ります。問題点ですが、昨今の社会情勢から農産物の厳格な生産地表示が要求されるようになっており、生産者が中札内農協でありながら農地は更別村という不一致が生じます。1世帯は厳しい病害虫管理が要求される種子馬鈴薯生産者であり、また両世帯とも中札内村特産品の枝豆、さやいんげんの生産者でもあります。また、中札内村では全村的に取り組まれている農地・水・環境保全事業といった所属先農地に関わるさまざまな交付金事業も対象外の扱いです。生活環境、道路整備なども遅れ気味にならざるを得ません。結論ですが、両世帯とも昭和22年の分村によって望まない形で土地が更別村に編入されたことであり、後に中札内村に復帰してもらうべく時の有力者にお願いもしたが、願いは叶わなかったとのことです。何分、本村だけで解決できる問題ではなく、相手方更別村との粘り強い話し合いが必要かと思いますが、できるだけ早い時期にこの問題を是正すべきと考えます。村としてこのような状況を問題として捉え、解消に取り組む考えがないのか伺います。

答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)

居住地住所と土地の登録住所の不一致是正についてでありますが、ご質問のありました不一致を是正するための境界の変更には、本村と更別村との間で境界変更の協議を行い、両村の議会議決を受けてから、北海道への申請、道議会への境界変更議案の提案、議決を経た上で、北海道知事がその旨を総務大臣に届け出ることになります。しかし、両村の協議の過程において、境界の変更により両村に面積等の増減が生じ、普通交付税など、面積等を基礎とする交付金にも影響が出ることから、合意に至るのは極めて困難が予想されます。村としては、ご質問の経過の中でありました、昭和18年の大正村大正区から共栄区として分割したときの経過や昭和22年の大正村から本村と更別村が分村したときの経過や合意内容など、本村が所有するその当時の文献や関係自治体への調査、さらには近隣農家等への聞き取りなど、できるだけの情報を収集したうえで、村内の関係機関・団体とも情報を共有しながら、時間はかかるかもしれませんが、指摘された問題点に対して、どのような解決策があるのかを研究してまいりたいと思います。

質問 1番 北嶋信昭

難しい問題は十分分かっておりますし、その後に話しますけれども、今、中札内村が更別に自作地としているところが115ヘクタールあるのですよね。そのうちに、今質問している内容の中においては、1戸が51ヘクタール、そのほか2件で約70ヘクタールあるわけですよ。その土地がほかのところへやると、更別の村の真ん中にあるとか、中札内と隣接しない土地がたくさんあるわけですよ。これが全体の115ヘクタールから70ヘクタール引いたのがその土地なわけですよね。今、話しているのは、ここに地図がありますけれども、分村したときに、ちょうど防風林に囲まれながらあるところを、更別用地になっているわけですよね。本来からいくと、中札内からの隣接しながら、ここに70町の畑があるわけですよ。こういうふうに三角になっているわけですね。これが中札内村でこっちが更別村なのですよ。これをするときには、防風林に囲まれながら、中札内としていろんな面で、中札内に来てもらうと種芋がつくれるとか枝豆がもっともっとつくれるとかっていろんな問題もあるわけですよ。そんなことで、今質問をしているわけですけれども、なかなかこの現状を知っている年寄りというのは今一人しかいなくて、この一人に聞いたいろいろな経過もあります。ここにも書きましたけれども、昭和18年ですか、大正区共栄というところが、ここの部分だけボツンと切られて、更別村になったもので、ここに住んでいる人が3件あったそうです、そこに。その人方が、今まで共栄区として一緒生活していた仲間なのだけれども、ここから離れるわけにはいかないし、下は更別村ですけれども、住居地は中札内村ですか。そういう変則的な経過があるわけですよ。そんなことで、1件の農家に対しては、今4世代目に入るぐらいの人がそこに住んでいるのですけれども、いろいろ聞きますと、今後も中札内で住んでいきたいと。できるものなら中札内の土地にしてもらえば、我々もいろいろな面で助かると。そういう話を聞いております。いろいろ村で調べるという話も書いてありましたけれども、調べる限界があります、これ。農業委員会も行って調べましたけれども、この分村した当時のその経過というのは分からないそうです。いろいろそこの土地に人に聞きますと、大正村の地主が高島という人がそこの土地を持っていて、そこに分家して、21年に分家して、そして22年に分村になったわけです。そういう経過がありまして、なかなか難しいと思うのですけれども、前段に村で書きましたいろんな問題、大変なことは十分分かっての話をしております。何とか中札内村の土地にしてあげて、中札内と同じものを、枝豆でもいんげんでも種芋でもつくれるような形を何とかしてあげたいなと思っております。過去にもあそこの道路がひどいもので、村に要請したときに、更別の道路は直せないからこれは仕方がないという話を聞いております。しかし、あそこを通ってみると、今、中札内村にあんなにひどい農道はないです。中札内村にはいろいろ道路問題ありますけれども、人の通らないところにも舗装になっている道路もいっぱいあるのに、人が住んでいるところに、まだ道路を一つも改良しないで、そのまま農地の上に道路をつくって砂利を撒いたと。こういうことすら直していただけないのですよね。こういうことも含めながら、村でいろいろやると言ってくれることはありますけれども、一つ、長々話しても仕方がないことなのですれけれど、難しいことは分かっております。それから、いろいろな調べることも、我々も調べてありますし、村も調べることもあるのですけれども、そういうことを含めながら、村として、最後に解決策があるなら研究してまいります。これ研究というのはどういうことなのか分からないですけれども、検討と大した似ているような言葉で。役場OBが言いましたよね。検討というのはいずれなくなることだと。これ行政の中で当たり前だみたいなとこと言っていた人がいましたけれども、これはとんでもない話で。何とか村として実現に向けて、全面的に前進するという形の中での確約を取っていただければ、もうこれ以上何も話することがないのですけれども、いかがなものでしょう。

答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)

境界変更についてはかなり困難があるということは十分認識しているというお話でした。ただ、村の方としても、そういった境界変更の手続きを経ることができるかどうかというのは、人の話だけでなかなかそれを前に進めるというわけにはいかないので、答弁としては、やはり村が保有している文献だけでなく、そのもともと大正村、大正区だったということからすると、現帯広市の文献も含めて調査をしなければならないと。その当時のことが本当に書いてあるかどうかというのはそれは分かりませんけれども、これは報道機関の過去の報道なども当然調べる必要がありますし、関係町村含めてその辺は調査をしなければならないだろうというふうに思います。まず、その段階を経てからではないと、なかなか明解な回答ができなかったというのが実態でございます。研究と書いてある検討するというそのことだけでやらないというふうに申し上げているわけではございません。そういった資料収集含めて、関係町村にも確認に行くということにして回答させていただいておりますので、当然やるべきことはしなければならないというふうに認識しているところでございます。

質問 1番 北嶋信昭

この問題はよく分かりますし、そういう検討をしていただきたいと。今ちょっといろんな問題がありまして、病害虫と一つのものをこれ以上深く話はしませんけれども、そういう中においても、町村間においてのいろいろな不便があることも間違いありません。そういうことで、中札内村としても、やっぱりそういう問題がある限り、その人方が更別行くのならいいけれども、生涯中札内村にいるという限り、こういう問題を解決するにはやっぱり中札内は更別の土地をどのような形で中札内に譲ってもらうのかどうなるのかは分からないけれども、やっぱりそれはしていかなくてはいけないと思うのですよ。あと、更別村にしたら、七十数年間、固定資産税払ってきたのですから。中札内の住民が更別に固定資産払ってきたわけですから。金の問題から言っても、大体もう許してもらってもいいときでないかなと。そういうふうに感じることもあります。そんなことで、大変難しいと思います。だけれども、村として本当に、今言うように、調べる限界という、自分たちもかなり調べてみました。でも調べてみる限界というのはかなり出てくると思うのですけれども、後からある団体が種子耕作者協議会の方からも村に要請が出てきます。そういう問題も大きく捉えれば、何か良い形になるのかなと思いますので、ぜひ、前向きで進んでいってもらいたいと思いますので、しつこいようですけれど、研究してまいりますでなくて、何とか実現に向けて前向きに進んでもらう村の形をつくっていただきたいと。これで農協なり農業委員会ですか、それから村、多分議会も入ると思うのですけれど、何かそういう形の中の一つのチームをつくりながら、すぐにでも進めていただきたいと思いますけれど、いかがなものでしょうか。

答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)

まず、先ほどの境界の変更については、非常に、この変更については更別村にとっては実は一つのメリットもないという案件で、これは本当に相当に難しい交渉、そもそも交渉のテーブルに乗せられるかどうか、そういったところも含めて非常に難しい問題。北嶋議員のご質問の中でもご理解いただいているということで、我々も本当に非常に難しい問題だというふうに思っております。その中で、現実問題、では非常に長い時間かかるかもしれない。さらには、非常に解決するのが困難な問題というのは別に、今そこに住まわれている住民の方々、先ほど道路の問題等のお話もありましたけれども、そういった現実問題としての、今住まわれている住民の方の不利益、不便等を改善するような、できるだけ早い時間で着手できるような課題については、しっかり住民の方々等からもお話を聞いた中で、取り組めるものはしっかり取り組んでまいるような前向きな姿勢でおるということでご理解いただければというふうに思います。

質問 1番 北嶋信昭

議論の繰り返しになってしまうので、この辺で止めますけれども、本当に七十何年間もこういう形の中で、よくこのままでおれたなというのが現実だと思うのですよ。そこに住んでいる人も、よくいろんな面で、農地・水・環境の問題でも、同じ地域におりながら、更別という土地の中で当たっていないと。そういう不便さもいっぱいありますので、何とか村として、今村長の言ったような形の中の前向きに前進をしていただきながら、即刻そういうチームをつくりながら、検討を進めていただきたいというのが願いであります。

答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)

先ほど村長の方から答弁ありましたとおり、当然村としても、後ろ向きではなく前向きに考えるって。ただ、その資料収集等、情報をまず集めてみないとというところがあるので、そういうような答弁になったわけです。あと、農業関係の補助の交付金の話もされました。その辺については、面積についてはカウントされないというのは確かにそのとおりなのでしょうけれども、具体的事例も含めて、ちょっと研究させていただいて対応をしてまいりたいというふうに思っているところでございます。

質問 1番 北嶋信昭

不便を解消するという形であれば、一つひとつできるのかもしれないけれども、まずそういうことでないということだけ認識していただきたいと思います。全体を考えながら、まず中札内村にその土地を名前を変えながら、中札内村の住所にしていただくという、それをきちんとしていただくような姿勢で村は進んでもらいたいと、そういうことでお願いします。

出典:中札内村議会 平成30年6月定例会 2018年6月11日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる