中札内村議会 平成24年6月定例会 2012年6月14日
子供の交通安全確保について
2012年6月14日、中札内村議会の一般質問で、中井康雄議員が「子供の交通安全確保について」質問し、教育長 上松丈夫が答弁しました。
- 質問者
- 中井康雄 議員
- 答弁者
- 教育長 上松丈夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 中井康雄
それでは、私の方から1点だけなのですけども、質問させていただきます。子供の交通安全確保について。今年に入ってから、小学校の子供達の登下校の列に車が突っ込む等の事故・事件が数回連続に発生しております。本村に於きましては、子供達の通学路の安全には万全をきしているとは思うのですが、絶対にあってはならない事ですので何点か質問をさせていただきます。1、子供達に交通安全の指導等はどの程度行っているのか。2、スクールバスの停留所の安全はきちんとなされているのか。3、マナー、ルール等は指導されているのか。以上、3点お伺いいたします。
答弁 教育長 上松丈夫(教育長は2018年3月まで)
子どもの交通安全確保についてでありますが、議員のご指摘のように、本年の4月に京都府、千葉県、愛知県において、登校中の児童等の列に車が突っ込み、死傷者が出る痛ましい事故が連続して発生しております。通学路の安全を含めて、学校の安全を確保することは、安心して児童生徒が学習する上で当然のことであり、このような登校中の事故はあってはならないものであります。国においては、4月27日に閣議決定された「学校安全の推進に関する計画」を踏まえ、学校の通学路の安全確保に向けた、文部科学大臣緊急メッセージが発出され、それを受けて、道教委から「学校の通学路の安全確保について」の通知がされております。これらの事故は、運転者の社会規範やルール・マナーを無視した自分勝手な行動によって、引き起こされたものが多く、残念でなりません。このことは、決して、遠いところの問題ではなく、本村でも起こりうる課題でもあります。ご質問の1、子どもの交通安全指導と3、マナー・ルール等については、重複になりますのでまとめてお答えいたします。小学校では、(1)登校時の街頭指導。4月・8月・1月の学期はじめの5日間、全教職員とPTAによる校区の要所に立ち指導する。4月には、交通安全指導員・地域ボランティア・役場職員等の協力も得ている。(2)新1年生の下校指導。安全に下校させるため、教職員が通学路をともに歩きながら、危険な個所を確かめ、交通安全に心がける態度を養っている。(3)交通安全青空教室の実施(2~6年)。村交通安全協会の方に講話をいただき、実際に自転車や歩行の仕方など交通ルールについて学んでいる。(4)新1年生交通安全青空教室の実施。交通ルールを守り、適切な行動がとれるよう模擬交差点で、自転車や徒歩で通行しながら交通ルールを学ばせる。また、スクールバスの運転手の協力を得る。(5)交通安全指導(2年生)。帯広第一自動車学校の協力のもと、歩行訓練・自転車の正しい乗り方・衝突巻き込み実験・死角実験・自転車の制御・スラローム等の体験教室などにより交通安全への意識を高める。(6)地域パトロール。月1度(月末)通学路の危険個所の点検を行い事故の未然防止に努める。(7)学校長からの安全指導徹底の指示。毎週「中札内村小・中学校安全マップ」の確認をしながら、指導の徹底を図る。中学校では、(1)生徒指導部による交通安全街頭指導。年2回、主に自転車通学指導を行う。(2)生徒指導だよりの発行(交通安全含む)。(3)通学路の点検(年2回)。(4)自転車登校許可に関わる自転車点検と乗車マナーの一斉指導を行う。(5)スクールバス添乗による安全指導(乗降・横断等)。(6)中札内駐在所からの登下校情報入手。(7)生徒会活動による自主的な交通安全活動。(8)PTAによる街頭指導・休業中における巡視活動などに取組んでおります。次に、スクールバスの停留所の安全についてでありますが、現在、4台のバスを使い上札内地区1路線、中札内地区3路線を運行しています。バス停については、登校時には、できるだけ道路を横断せずにバスを待てるように、道路の取り付けのある位置をバス停とし、下校時には、交通安全だけでなく、防犯の面からも出来るだけ家の近くで降ろす配慮をしています。また、各学校では、年3回程度バスに添乗し、実態把握と乗降や横断、乗車マナーなどの指導を行っています。このように、子どもの安全確保の観点から、積極的な取組みを行っておりますが、今後、学校との連携を図り、なお一層、安全通学のための対策を講じてまいります
質問 1番 中井康雄
一番最初に、今いろいろ聞かせいただきましたけれども、交通安全教室であるとか指導等の7項目、小学校の場合、これは何年ぐらい前から、いつごろからこのような状態で取り行っているのか。最初にそれだけ聞かせていただけますか。
答弁 教育長 上松丈夫(教育長は2018年3月まで)
何年かということはちょっと明解に言えません。ただ、いろんな、年数が経つにしたがって交通事故とかそういう問題はだんだん多くなってきているのが現状ですから、それに伴って、教育委員会も学校もそれに応じた取組みを年々増やしながら。例えば、年2回やったものを、年間3回にするとか。そういう形で年々取組みが強固といいましょうか、そういう形になっていますから、いつから始まったということは、それぞれについてはちょっと、今手持ちもありませんので答えることはできませんけども、年々、だんだん学校に、私たち教育委員会からもこのことについて指導してくださいということはだんだん数が多くなって増えているのが事実であります。よろしいでしょうか。
質問 1番 中井康雄
それでは、まず第一に、ちょっと順番あれなのですけども、スクールバスの停留所の安全はきちんとされているかということで、僕も先日、4路線ちょっと回ってみました。本当に考えられた道順ではあると思います。ですけども、中には時期的にかなり交通量の多い場所。それから、細い道路も若干あります。バスの停留所がここにありますよ、また、この近くに停留所がありますよというような看板等の設置を僕はぜひとも検討していただきたいなというふうに思っています。こういう子どもたちも減ってきている中ですから、何年かにバス停も変わっていってしまう等のこともあると思うのですけれども、移動式でもかまいませんので、バスの停留所等の看板をぜひとも設置していただけないかなというふうに思っているのですけども、そこら辺のことはどのように考えますでしょうか。
答弁 教育長 上松丈夫(教育長は2018年3月まで)
いい提案だと思いますので、設置の方向で検討してみたい。ただ、どういうものになるかということは、やっぱり子どもたちの安全、それから、そこを通る車も、そこは停留所があるという確認の意味も含めて私も必要ではないかと思っていますので、何らかの方向で検討して、実施の方向で取組んでみたいというふうに思います。
質問 1番 中井康雄
子どもたちには、僕は本当に、いくらといってもあれなのですけども、本当にお金かかってもかまわないと思うのですよね。ぜひとも子どもたちの安全を守るために取組んでいただきたいというふうに考えます。次に、マナー、ルールということなのですが、よく登下校、子どもたちの様子を見ていますと、今年の冬もあったのですけれども、どうしても雪投げをしたりとか、道路のあっちとこっちでやってしまうとか。これが急に飛び出すような格好をしたりというのも僕は何回か経験している。やっぱりそういうときにはどうしてもブレーキを踏んでしまいますし、そのことによって違う形の中の事故を引き起こしてしまう可能性もあるというふうに思うのですね。そこら辺のマナー等についても、努力はなさっているのですけども、ぜひともしっかりと指導をしていただきたいなと。やっぱり子どもたちのマナーもきちっとなされていないといけないのかなというふうにちょっと考えますので、そこら辺のこともぜひともやっていただきたいというふうにも思います。それと併せて、昨日の勝毎にも、帯広市が通学路の危険箇所も調査を開始した等も書いてあったのですけれども、これからの具体策といいますか、方向性等が、交通安全に対しての、これは十分やっていると思うのですけども、これからのことも何か方向性、何か具体策がお持ちであればお聞かせ願いたいと思います。
答弁 教育長 上松丈夫(教育長は2018年3月まで)
まず1点目のマナー、ルールに関すること。これはやっぱり大きな、ずっと永久的な課題かなと。私も小さいころも含めてそうなのですけども、こう指導されたとか指導しても、子どもというのはもう忘れてしまったり、要するに自分の身についていないということが結構あってそういうことが起こると思いますね。だから、今後はやっぱりそういうことが起こらないように、かなり意識して継続的に指導を徹底していく必要があるだろうというふうに思います。そこで、何よりも大切なことは、そういう指導の中で子ども自信が自らの命は自分で守るというこの意識が芽生えさせることがまず第一だろうと。これは交通安全だけでなく、不審者とか、それから例えば、インフルエンザだとか、手洗い・うがいについても、そういう自分の身を守るためにはしっかり手洗い・うがいをしなければならないとか、そういうことも含めて、やっぱり自分の命は自分で守るということを徹底して子どもたちに教えるとともに、子どもたち自信がその意識を持つことが、まず防止の第一だと私は思います。それから、子どもたちが何が危険だということを判断できる力。これはさっきのも関連するのですけども、そういう力をつけてあげることが大事かなというふうに思ったりもしています。それと同時に、交通ルールを守るというそういう態度というものを培うことが大事かなというふうに思います。先ほども言ったのですけども、これは継続的にやはり指導しなければならない。繰り返し繰り返しやらなければならないことだと思います。ただ、今日は学校教育についての交通安全指導について申し上げましたけれども、これは単なる学校だけの問題ではなくて、家庭における子どもに対する、何と言うのでしょう、日常的な指導・しつけがやっぱりきちんとなされなければいけないと思います。また、地域全体では、中井議員言われたように、しっかり子どもを見守る取組みというのでしょうか。そういう取組みもなお一層必要になってくるのでないかなというふうに思います。それに加えると、もう一つは、大人が交通ルールを守るということを、後ろ姿を子どもたちに見せなければだめだと思うのです。結構私街歩いていても、大人の交通ルール違反が結構目立つと、はっきり言って。中札内はまだ少ないのかもしれません。申しわけない。帯広には申しわけないのですけども、帯広を車で運転していても危なくて仕方ない。大人がまずひどいと思いますね。そんなことで、大人の交通ルールに関する、そういうものをしっかり守る姿勢というのが、私はまさに村あげての地域の教育力をあげる一つ大きな視点だと思いますね。そんなことを大事にしながら、そんなことを押さえながら、ちょっと長くなりますけども、一昨年、北の大地中札内教育宣言というのを村として、教育委員会としても宣言させていただきました。その中に、その一つとして、社会のマナーを守り、子どもに生き方を示そうというところを、大人の姿勢としてやってほしいのだということを取り入れたわけであります。そんなこともありますので、ぜひ、これは学校教育だけでなくて、家庭教育あるいは地域社会を巻き込んだ形で取組んでいくことが大事ではないかなと。一遍にはいかないということはわかっていますけども、こういう宣言だとか、しながら取組んでいきたいと。具体的には、その一環として、教育委員会で5月25日付、ちょうど帯広の通り魔事件の前にですけども、ちょっと小学校でエアガンによる遊びの中で撃ったりして、目に当たらないで眉間で終わったという事件があったのですけども、そういうこともあって、交通安全の問題もあったりいろんなことで、子どもの安全を守るという視点で、教育委員5名連盟で、保護者向けに子どもの安全を守るためにという文書を発出させていただきました。これも先ほど言ったことで、地域全体でいわゆる取組んでいくという視点で出したわけであります。これはちょうど音更の小学校訪問の前に出したことですけども、自転車の乗り方、交通ルール、それから、夜間の一人歩きの行動、それから、危険な場所、危険な遊びをしない。それから、手洗い・うがいをする。不審者への注意等々、この5点について保護者向けに出したものであります。そんなことで、今後、中井議員の指摘のように、マナー、ルールが守られるように、いろんな機会を通して徹底していきたいというふうに思っています。それから、2点目の通学路ですけども、この通学路についても、事件があった後、バスのような全国的になった後を押さえて、校長さん方にもう1回各学校の通学路の確認、再確認再点検をしてくれということで出してあります。今の通学路はずっとある面マンネリ。ずっとこのままきているものですから。そこに対する意識が非常に薄くなってきているということで、学校としてのこの通学路でいいのかとか。それから、ここは子どもたちにとって安全が確保されているかとか。そういうこともPTAも含めて、地域ぐるみ、学校を取り巻く。そういう取組みをぜひ進めてほしいのだというふうにして指示をしたところであります。
質問 1番 中井康雄
わかりました。やはりあくまでも子どもたちを守るということですので、やり過ぎとか何とかではなくて、本当にしつこいぐらいにやっていってもいいのではないかなと思っています。また、今、教育長おっしゃったとおり、大人のルールはどうなのかということも併せて、これは本当に村の中でもそういうことに、今一度交通安全等についても考えていただきたいなというふうに思います。最後に、これはちょっと通達していなかったことなので、もしかしたら議長だめだと言うかもしれませんが、子どもたちの安全を守るという確認でそれをお伺いしたいのですが、先日、帯広での通り魔事件での容疑者が小学校を訪れたとの報道がなされていましたが、急な訪問者等に対しての対応はどのように各学校に指導されているのか。そこら辺ちょっと、もしよろしければお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 上松丈夫(教育長は2018年3月まで)
この問題は、今、十勝管内、近くで起こったということで、また、この教育委員会だけでなくて、どこの教育委員会も最大喫緊の課題として取組んでいるところです。教育長会議が何回か招集されたりして、それぞれのいわゆる学校の取組みを強化するようにという指導を受けているところです。事件、ご存じのように、帯広市内で起こった通り魔事件と。その翌日に刃物を持参して音更の小学校を訪問していると。聞くところによると、中学校も行く予定だったとか幼稚園も行く予定だったということで報道されておりますけども、非常に、刃物を持ってというところが非常に恐ろしいといいましょうか、最悪の事態にならなくてホッとしているところではあります。中札内の各学校でも、危機管理マニュアルというのが以前にもつくってありまして、こんなときにはこう対応するのだという取組みで、近々な例で言うと、火事になったときにどう避難をするのだと、避難訓練も含めて、この危機管理マニュアルというのが学校にありまして、それでもって安全確保をしようという取組みが現在もなされているところでありますけども、こういうものって以外とつくってしまうと忘れてしまうというところがありますので、学校には、各学校再点検するようにということを申しているところであります。ご存じのように、学校というのは、入る気になればどこからでも入れます。高い塀をつくって囲いをつけて、そしてやれば完璧に守れるのでしょうけども、ご存じのように中札内の小学校見ても上札内見ても中学校にしても、窓ガラスを割れば鍵かかってあってもどこからも入れるのですね。入る気になれば。それは不可抗力といいましょうか、想定外というふうに考えれば、問題は入ってきてからの取組みだと思いますね。その辺をやっぱり考えていますけども、今、非常に矛盾することが起きまして、それよりも守らなければならない。中札内小のように鍵かって入れないようにする。これも一つの方法です。これはやっています。しかし、もう一つは、地域に開かれた学校といって、地域の人学校に来て、うんと子どもたちの姿を見て一緒に教育考えていきましょうよという取組みもやっているのですね。これは相矛盾するのですよ。ここは非常に板挟みで苦しいところなのです。両方大事なのですよね。だから、学校に、先ほど言ったように、きちっとその辺を再確認して、入ってきたときにどうするかという取組みをやってほしいということで言ってあるのですけども、今回の事件で、大きな事件と言いましょうか、ならなかったのは、複数の教員を廊下に配置したと。これは怪しいなと思ったときに、すぐ連絡取れますから、先生方。そういう中ですぐ配置して、子どもに近づけなかったということです。これはもう第一です。この取組みを訓練するにしても、今後やっていかなければならないと思います。子どもに近づけないということです。いつも知っているおじいちゃん、おばあちゃんが来て会わせる。それはいいのですけども。要するに、何かおかしいなというときは、そういう学校体制を取る必要があるだろうと思うのですね。それから、この例とすると、校長が付き添って、常に目配りしながら校舎を案内したと言っているのですね。そこでやっぱり校長の対応もすごいなと思ったのは、気分を害させないということなのですよ。「だめだよ」と、もしやったときには、そのときは刃物出して校長もしかしたらということもあったかもしれない。その辺はうまく対応をしながら、要するに気分を害さないように、最後は校門まで送っていったと。玄関で「はい、さよなら」でなくて、校門まで送っていったと。こういう取組みがやっぱり大きな事故に結び付かなかったのかなと思っております。そんなことを考えたときに、先ほどから言っていますように、各学校においても、皆さん「さすまた」って知っていますか。そういうものを各学校に買ってあるのです。聞いたら、中札内も7、8年前でしょうか。池田のときに、大きな事件起こったときに、各学校にあるそうですけども。例えば、さすまたが校長室の奥の方にかけてあったりとか。そういう状況です。現実は。だからそれをやはり使った、私は学校に指示したのは、火事に対する避難訓練はやっているけども、不審者が入ったときの避難訓練。これをぜひやってくださいという指示をしてあります。これは一遍にいきません。子どもをどう確保するか。どこかの教室に、ここから入ってきたときにはどうする。中から鍵かけて入れさせない。先生がそこにつく。何人かの先生は、さすまたを持っていく。一番いいのはパイプ椅子なのですね。パイプ椅子が一番いいのですよ。パイプ椅子を持って抵抗すると。私は前に旭川にいたときには、年に2回、そういう避難訓練もやってきました。ここまでやる必要あるのかなと思っていますので。ちょっと長くなりましたけども、そんなことをしながら、中札内村においても三つの学校、それぞれ、もし入ってきたとしても、子どもたちの安全、命を守れるような取組みを強化していきたいというふうに思っています。
質問 1番 中井康雄
非常によくわかりました。本当に子どもたちの安全を守るためでございますので、ぜひともこれからも、そのような形の中で、積極的にいろいろな交通安全、また、そういう緊急時の対応等についても取組んでいっていただきたい、指導をしていっていただければというふうに思います。