みんなの議会

むかわ町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月6日

JR日高線鵡川様似間の復旧へのむかわ町の対応と見解について

2018年3月6日、むかわ町議会の一般質問で、三上純一議員が「JR日高線鵡川様似間の復旧へのむかわ町の対応と見解について」質問し、町長 竹中喜之、総務企画課長 髙田純市が答弁しました。

質問者
三上純一 議員
答弁者
町長 竹中喜之、総務企画課長 髙田純市

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 5番 三上純一

通告いたしました1点について質問いたします。JR日高線鵡川様似間の116キロですが、この復旧へのむかわ町の対応と見解について伺うものでございますが、この問題については、平成27年6月定例で4番議員、あるいは平成28年3月定例で11番議員がこの問題で質問、指摘しておりますけれども、改めてこれまでの対応について伺うものでございます。平成27年1月7日にJR日高線が高波を受けて不通となってから丸3年が経過しました。このことについてJR北海道は、平成28年12月21日、浦河町における説明会で、同線区の復旧を断念、廃線としてバスに転換する方針を示しました。こうしたことを受けて、沿線の自治体がさまざまな対応を図ってきましたが、むかわ町はどのようなスタンスでこの問題に取り組んできたか伺います。また、むかわ町は昨年、平成29年1月23日、日高線の利用客について鵡川駅で調査しておりますけれども、どのような利用実態にあったのか伺います。また、この廃線による汐見地区の影響をどのように捉えているのか伺います。この3点について伺います。

答弁 町長 竹中喜之

①番目について私のほうから答弁させていただき、2、3につきましては担当のほうから残余について答弁をさせていただきたいかと思います。JR日高線の現在までの経緯につきましては、質問の説明にもありますとおり、平成27年1月の高波被害以降、運休が続いているところでございます。JR北海道からは、平成28年11月18日に自社単独での維持困難な線区、路線ではなくて線区の公表が行われております。同年12月21日に鵡川様似間の復旧断念、バス転換協議の打診、翌29年2月18日には復旧断念、バス転換の正式公表となったところでもございます。これを受けて、日高管内の日高線沿線自治体協議会は3月25日に、復旧と断念することなく存続を求め、JR日高線(鵡川~様似間)沿線地域の公共交通に関する調査・検討協議会というのを設立し、協議が進められてきているところでもございます。むかわ町を含め、東胆振1市4町につきましては、平成29年12月15日以降、東胆振首長懇談会を4回開催し、日高線については苫小牧様似間全線をもって路線の存続を求めていくこと、自治体に過大な負担を転嫁することがあってはならないこと、さらに、今後も1市4町の枠組みで調査分析・情報共有を行っていくこと、これらを確認し、昨年5月30日に東胆振1市4町の市町長がJR北海道本社を訪れ、要望書を提出してきているところでございます。要望内容につきましては、東胆振定住自立圏の中心市と近隣町を結ぶ通学や通院などの暮らしを支え、さらに人口流出を食いとめる重要な役割を担っている路線であることを強調し、日高線を存続し、さらに不通区間の早期復旧への努力、そして一方、室蘭線は貨物輸送の重要な役割から維持存続を東胆振懇談会として要望してきているところでございます。また、日高線の苫小牧様似間を考えるときに、既に協議が開始されております日高線沿線自治体協議会との情報の共有というのが必要なことから、平成29年4月から東胆振1市4町を代表しまして、むかわ町がJR日高線(鵡川~様似間)沿線地域の公共交通に関する調査・検討協議会にオブザーバーとして参加をしてまいりました。新聞報道にもありましたように、この調査・検討協議会では、DMV、BRT、そしてバス転換のメリット、デメリットが調査検討されてきているところでございます。協議会としての最終的な採択案は現在のところまだ出ておりません。しかし、新聞報道によりますと、日高町村会としては、鵡川から日高門別までと静内から様似間を鉄路、日高門別から静内間をバスとして、将来的には日高門別静内間はDMVを要望するというふうなことが発表されていたかと思います。本年2月10日に発表されました道内の鉄道公共交通も含めた鉄路のあり方を考える鉄道ネットワーク・ワーキングチームのフォローアップ会議というのがあります。ここのまとめで示されたところでございますけれども、日高線を一路線として存続を考えているむかわ町あるいは東胆振1市4町としましては、今後は日高管内との連携というのをより深めながら、具体性のある公共交通のあり方というのを模索していくことが必要であり、東胆振1市4町首長懇談会を年度内にも開催し、検討していかなければならないと考えているところでございます。

答弁 総務企画課長 髙田純市(総務企画課長は2018年3月まで)

私から利用実態調査と汐見地区利用客の影響等についてお答えさせていただきます。昨年、平成29年1月22日及び23日に鵡川駅での利用実態調査を行いました結果、平日の上り利用客者数193人のうち代行バスをそこから乗り継いだ者68人を除きまして町内利用者は125人、下り利用者は188人のうち代行バス乗り継ぎ者76名を除きますと町内利用者が112人、休日につきましては、上り利用客者数が98人のうち代行バスからの乗り継ぎ者31人を除き67人、下りにつきましては88人のうち代行バス乗り継ぎ者24人を除き町内利用者64人という結果になってございます。平日町内利用者125人のうち約85%に当たります106人が苫小牧方面に通学する高校生であったという調査結果になったところでございます。次に、汐見地区の利用客の影響につきましては、昨年8月28日から9月3日、また10月2日から8日までの2週間に代行バス利用者をJR北海道が調査した結果がございます。これによりますと、2週間の調査期間中に2回以上乗車した方、実人数で3名、うち苫小牧の高校に通学する高校生1名の方が片道だけでしたけれども利用されているという状況でございまして、そのほか2週間のうち一度だけ利用した方が10名というふうになっていると聞いております。このほかに旅行客ですとかという方もいらっしゃいますので、総体の人数は異なりますが、おおむね使われている方についてはこういう内容だったという内容でございます。また、代行バスにつきましては、JR北海道の日高線鵡川苫小牧間は現在上下合わせまして17便といいますか、17本というんでしょうか、が運行しておりますが、苫小牧行きの始発と苫小牧からの最終便が鵡川に着いてからの静内行き、これにつきましては代行バスが現在運行されていない状況でございます。したがいまして、代行バスにつきましては上下15便という内容でございます。この代行バス、2週間の期間中に1人も乗らなかった時間帯の便数が15便のうち5便あったというような結果にもなってございまして、また、1便、1回の便に2人以上同時に乗車あるいは降車した者が結果的にいなかったというような内容になっているところでございます。この調査結果が全く全てとは申しませんが、現在のところは代行バスによりまして地域の利用者の不便はある程度緩和されているというふうに考えているところでございます。

質問 5番 三上純一

先ほど町長の答弁の中で、東胆振1市4町の首長の懇談会、これ先ほど町長、平成29年と申し上げたけれども、28年でなかったですか、ちょっと私の間違いかもしれないけれども。〔「28年」と言う人あり〕

質問 5番 三上純一

28年ね。今、先ほど町長が答弁されたように、その1市4町の首長の中で意見交換が行われたと。日高線については苫小牧様似間の全区間で維持存続を求めるということの方針が確認されておりましたね、今言われたとおり。今言われたように、この内容については、日高管内7町と歩調を合わせるというような内容だと受けとめていました。当初からこのJR北海道の方針に猛烈に反発していた日高管内の自治体とは明らかに温度差が感じられたんですけれども、そのように受けとめたのは私だけかもしれませんけれども、そういう感じを受けましたけれども、スタンスとしてはそういう点はどうでしょうか、町長の意見としては。

答弁 町長 竹中喜之

なかなか流れている情報がいろいろなところから、先ほど私申し上げましたように、日高線を路線としてみなさないで、線区として分断的な流れの中でこの間も来ているのかなと思って、ただ、この間、重ねて申し上げますけれども、東胆振の1市4町におきましては、JR北海道に要望書を昨年5月に出してきておりますけれども、あくまで苫小牧様似間という日高線、これを一路線として復旧と存続というスタンスは今の段階変わってはおりません。ただ、存続をする場合におきましても、白と黒の鉄路を残す場合においても、その中の間において手段というのはどういった向き合い方をすればいいのかなというのは今後の課題と受けとめているところでございます。

質問 5番 三上純一

当然、全線復旧するか、あるいはどこまでがどうなのかというのは、いろいろ各自治体で思惑もあるようで、なかなか足並みがそろわない。いろんな問題があるみたいですけれども、むかわ町としてはやっぱり浜田浦駅、鵡川駅、汐見駅があります。先ほど利用実態についてはそんなにたくさん多くはないというふうなお話ですけれども、これは明らかに日高沿線自治体の7町の問題ではあるけれども、むかわ町も当然こういう駅がやっぱりある、存在しているということからいうと、やっぱりもっと当事者意識というか、そういうものを持って発信していくべきだなというふうに感じたんですけれども。それと、高波の被害というのは厚賀大狩部間がほぼですよね。日高町の三輪町長さんは、鵡川日高門別間の先行復旧をJRに求めていたという経緯もございます。これに対して町長は当時、最終的に目指しているのは全面復旧だと。まあ当然ですよね。そういう前置きをした上で、先行復旧、いわゆる日高門別までの先行復旧、これについて、日高、平取、むかわの交流の活発化につながるのであれば応援したいというコメントを出しています。明らかに私から見ると第三者的、当事者意識が欠けていると言わざるを得ないんですけれども、もう少し当事者としての強い発信をすべきだと思いますし、日高門別で折り返す、そういう案もいろいろ指摘されて、その折り返し点の設備に1億円ぐらいかかるというようなことも言われていますけれども、そういうことに関する捻出だとか協力体制とか、そういうものももっと前向きに考えていくべきでないかなというふうに思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。

答弁 町長 竹中喜之

先ほども申し上げましたけれども、東胆振の1市4町の懇談会での議論経過、それと日高町村会におきましても、日高沿線の、構成町は変わりません、7町の協議会、そしてその協議会を受けての調査・検討会議、この調査・検討会議に東胆振1市4町を代表してオブザーバーとして情報の収集と交換という形でこの間向き合わせていただいてきているところでもございます。個別の例えば日高駅から鵡川駅、あるいは静内からどこどこといったような個別の案件というのもその中での話題には出ていることは事実でございますけれども、組織としての一つの方向性が出されているとは私は受けとめておりません。そういった中で、先ほども申し上げましたけれども、調査・検討会議の調査は行ったけれども、今後に向けての整理をどうするのかといったところも含めて、東胆振1市4町の懇談会と日高との向き合う場面というのは今後必要になってくるものと捉えているところでもございます。あわせて、北海道のほうでは現在、北海道全体の、仮称ですけれども、交通政策の指針というのが今の道議会を経て決定する運びとなっているところでもございます。夏ごろまでには、ここでの方向性というのを取りまとめ、あわせてこの間もオール北海道として要請してきております国の支援内容についても協議を進めたい考えと伺っているところでもございますので、こういった交通指針というのが決定する中においても、それぞれの自治体でどんな協議を具体的に進めていけばいいのかというのをもっと深掘りしていきたいなと思っております。

質問 5番 三上純一

方針はある程度理解できましたけれども、このJR日高線の沿線地域の自治体の首長らでつくっているJR日高線沿線地域の公共交通に関する調査・検討協議会というのがあります。これは先ほど来からの関連の話になるんですけれども、むかわ町としてどのような立ち位置でその辺連携していくのかということと、苫小牧地方総合開発期成会、ここにも3年前からこの総合開発期成会の要望事項に盛り込んでいくというような答弁がございました。それ以降どういう進展があったのか、どういう要望事項をまとめて、それがどういうふうな進展を見ているのか、その辺改めて伺っておきます。

答弁 町長 竹中喜之

日高の調査・検討会議ですか、こっちのほうはちょっと担当のほうから持ち合わせまして、苫小牧地方の総合開発期成会の関係でございますけれども、平成29年度、昨年度、JR北海道の引き続きの自助努力を求め、さらに国の支援がなければ到底解決できるものではないと、こういったことを含めた中での苫小牧地方総合開発期成会という中の最重要要望事項として、国そして道に対して要望活動を行ってきているところでもございます。まだ今後についてのことを述べるのはちょっと不用意発言になるかと思いますけれども、このままでいきますとまだ解決がないということで、引き続き期成会の要望事項にも盛り込まれるものではないかと思っているところでございます。

答弁 総務企画課長 髙田純市(総務企画課長は2018年3月まで)

日高沿線自治体協議会のほうの調査・検討協議会の今後どうなっていくのかという内容でございます。JR日高線(鵡川~様似間)沿線地域の公共交通に関する調査・検討協議会は、昨年4回開催されまして、これは首長が出席する会議でございますが、これは11月に開催されました調査結果の報告内容が開催されました。この後、現在まだ開催されていない状況でございます。実際には課長職級の事務レベルでの会議がこのほか6回ございまして、そういう打ち合わせをしているところでございます。むかわ町は東胆振1市4町の代表としまして、日高線の今現在代行バスを運行しております接点の町、駅としてオブザーバーとして参加しているところではございますが、この昨年11月に開催されました第4回の調査・検討協議会の中で調査結果が報告されたんですが、この後、実質的に本会議といいますか日高沿線自治体協議会のほうにどういうふうにつなげていくのか、そこでまた会議が行われるのかという内容につきましては今後検討するという内容になってございました。しかしながら、本年2月の初めに町村会として、新聞報道でも報道されました、先ほど来出ておりました日高門別鵡川間をJR、静内から様似を再び鉄路で結ぶというような考え方が示されたところでございまして、この内容につきましても、まだ担当レベルでの会議、あるいは首長を集めての会議というものはまだされておりませんので、その詳細についてもまだこれからかというふうに考えるところでございます。ただ、むかわ町としましては、汐見駅を含めましてむかわ町の線区の一部でございまして、代行バスの接点ともなっているところございます。また、先ほど来、町長からお話のありました北海道交通政策総合指針というものができますが、これは御存じのとおり、フォローアップ会議の報告が2月10日に行われまして、この報告に基づきまして北海道の各線区におけます考え方、協議のあり方というものを指導等が今後強力に行われるものと考えております。したがいまして、今後、日高沿線協議会との関係も含めまして、本町の今まで町長が申し上げましたスタンスをもちまして取り組んでいくと、3月、4月、5月、6月というような夏に向けた方策、考え方、あり方というものを考えていくことになるというふうに考えております。

質問 5番 三上純一

先ほども話をしましたけれども、各自治体でいろいろ思惑がある。しかも、日高管内と胆振1市4町との考え方も若干の立ち位置が違う。そういう感じで、それぞれが動きの様子を見ている。これも一つの駆け引きなんだろうけれども、そういったことが前面に来て、なかなかこの問題が前に進まないという実態があるように思うんです。ただ、1点だけ強く要望しておきたいのは、やっぱりこのJR日高線の関係は、鵡川駅はもちろん、浜田浦駅もそうですけれども、汐見駅もあるし、これから高齢化になっていく中で、やっぱり車の運転免許を返納する方もふえていくし、そういう意味では利用客はもっともっとふえていくんだろうなというふうに推測しておりますので、もう少し当事者意識をきちっと持ってやっぱり事の対応に当たっていただきたいというふうな思いであります。交通弱者の暮らしに欠かせない鉄路だというふうに私は思っておりますので、ぜひ存続あるいは交通網のさまざまな整備について前向きに、しかも、何回も言いますけれども、当事者意識を持ってこの対応を図っていただきたいというふうに思っております。質問を終わります。────────────────────────────────────────────

出典:むかわ町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月6日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる