みんなの議会

むかわ町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月13日

木質ペレットストーブの普及と課題について

2016年3月13日、むかわ町議会の一般質問で、三上純一議員が「木質ペレットストーブの普及と課題について」質問し、支所長 山岡康伸、総務企画課長 奥村誠治が答弁しました。

質問者
三上純一 議員
答弁者
支所長 山岡康伸、総務企画課長 奥村誠治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 三上純一

次の質問に行きます。木質ペレットストーブの普及と課題について伺いますが、木質バイオマス燃料の暖房器具としてペレットストーブの普及が進んでおります。CO2の排出量を削減できたり、あるいは癒しの効果などさまざまな利点がある一方で、使い勝手の問題などで課題もあります。そこで改めてペレットストーブの普及目的と考え方について伺いますが、本町の公共施設におけるペレットストーブの普及設置状況はどのようになっているのか伺います。また、ペレットストーブによる燃料コストの関係ですけれども、今は灯油も下がっていますけれども、削減状況、そういったものを全体的にどのように把握しているのか伺っておきます。さらにこのペレットストーブの課題として町が捉えている点は何か、改めて伺います。

答弁 支所長 山岡康伸(支所長は2016年3月まで)

木質ペレットストーブに関する御質問にお答えさせていただきます。まず、普及目的と設置状況についてでございます。本町におきましては平成18年度以降、苫小牧広域森林組合のペレット製造工場の稼働とともに公共施設のへの設置を進めてきているところでございます。これは当時、地球温暖化の問題が顕在化する中での原油価格の高騰を背景といたしまして脱化石燃料、CO2排出削減の観点と、地元木材のおがくずなどの再利用、有効活用による地域循環型社会に寄与することを主眼に進めてきているところでございます。まず、設置状況につきましては、町内21の公共施設において設置しておりまして、このうちペレットを使うボイラーが4施設となっております。次に、燃料コスト削減状況についてでございますが、そうした観点からのデータの把握と分析は現在してございませんのでお答えすることはできませんが、参考までに発熱量から灯油換算した場合、灯油1,000リットルがペレット2,100キログラムに相当するとされておりまして、価格に置きかえますと灯油1に対して約2で、1対2となりますので、灯油価格のおよそ半値以下であればストーブ本体費用を除いて経済性が認められるものと考えているところでございます。導入を始めました平成18年当時の公共施設の灯油価格は、これは穂別の価格でございますが、穂別1リットル当たり80円、ペレット燃料は1キログラム当たり42円でありまして、経済性はほぼ同一でしたが、現在の灯油価格は穂別1リットル当たり58円、ペレット燃料は1キログラム当たり48.6円でありコスト効果はありませんが、当初の導入目的は果たしているものと考えているところでございます。3点目になりますが、町民の皆様からの苦情と設置上の課題についてでございますが、集会施設の一部において使い勝手や機器の故障、暖房効果の面で声が寄せられてございます。このことに関しまして、機器の故障につきましては温度センサーの修理をして対応済みですし、建物の構造上、暖房効果に課題のある施設につきましては、新年度予算において機器を設置してまいる予定でございます。前段申し上げましたように、費用対熱量や燃料供給、暖房効果の課題は確かにございますが、設置施設の状況及び利用者の皆様への対応につきましては、今後も工夫を重ねながら木質ペレットストーブの普及目的に即して、より効果のある設置と利用を進めてまいりますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 5番 三上純一

町民からの苦情という話は御承知だということと、その内容については多分承知されていることだと思いますけれども、ムペツ館のペレットストーブの使い勝手が非常に悪い。使う人が毎回定期的に使っているわけでもないし、葬儀関係なんていうのはそのペレットストーブにかかわっていない人もたくさんいるわけですから、そのたびに非常に使い勝手が悪い、難しい。一番、町民が利活用する集会所がそういう状況ですから、このペレットストーブの普及という部分では非常にマイナスイメージがある、そういう話を非常に聞くのです。せっかく苫小牧広域森林組合でも、このペレットストーブは福祉施設への生産委託によって生産量をふやして利益は計画を上回ったということで、先般載っていましたけれども、そういう状況の中で一方ではそういう普及が進まない、非常に使い勝手が悪いと、そこからなかなか抜け切れていないというところがあるので、これは特に頻繁に利用する施設はやはりそこは何か改善しないと、その部分だけペレットストーブにこだわっていくということもいいんですけれども、何か併用するとかもうちょっと工夫をして町民の活用しやすいように図るべきではないかなというふうに思うんですけれども、改めて考え方を伺います。

答弁 総務企画課長 奥村誠治(総務企画課長は2016年3月まで)

公共施設全般にかかわる御質問かというふうに受けとめておりますので、総務企画課のほうでお答えさせていただきたいと思います。ペレットストーブ、これは議員御指摘のようにCO2の問題がありまして、町としましても広域森林組合、地元にあるそういった活動というものを後押ししながら、いわば循環型の形ということで取り進めてきたところでございまして、この点は先ほど答弁を申し上げたところでございます。普及という意味では、機器そのものの性能の問題もあるのではないかというふうに考えておりますが、大切なのはやはりCO2を削減していくんだと。それはこの町ならではの、町の80%を森林が占める町の特徴としてそういったものに取り組んでいくんだということを、やはり町民の皆さんにも理解をしていただくということが、まず大切ではないかなと考えております。そういう意味では、化石燃料に比べてこのような形でCO2が削減されていますというふうなことをやはりお知らせをしていくと、各ストーブを設置しているところにそういうふうなものを啓蒙していくような、そういうことも必要ではないかなというふうに、ただいまの御質問で感じたところでございます。使い勝手の問題につきましては、確かにそこの施設でそうそう使う、そういう機械の問題もございましていろいろとあるかとは思いますが、例えば使用方法についてわかりやすく写真などを添付しながら、このような手順でお使いくださいというふうなことを展示していくことも1つかなというふうに思っております。現実に鵡川地区の施設、集落センターにおきましては、そのようなことで当初、使い勝手について御指摘がありましたが解決してきているという具体例もございますので、そういったものを参考にしながら工夫をしていきたいというふうに考えてございます。

質問 5番 三上純一

わかりました。先般、むかわ町と北海道森林管理局と胆振振興局とのこの3者協定の中で、町内の森林を包括的に管理する協定が結ばれました。具体的には地場産業木材のブランド化、あるいは木質バイオマスの活用推進というふうに挙げております。今、課長が言われたようにそれが両輪として、実体としてペレットストーブの使い勝手もいいような、そういうふうにいろいろ検討しながら町民にも啓蒙を図っていくということをお願いして、質問を終わります。────────────────────────────────────────────

出典:むかわ町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月13日 議事録 PDF(49ページ) 間違いを知らせる