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妹背牛町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月22日

地域における今後の課外活動について

2023年6月22日、妹背牛町議会の一般質問で、鈴木正彦議員が「地域における今後の課外活動について」質問し、教育課長 川上善樹、教育長 廣澤勉が答弁しました。

質問者
鈴木正彦 議員
答弁者
教育課長 川上善樹、教育長 廣澤勉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 鈴木正彦

(登壇) 通告に従いまして一般質問をいたします。地域における今後の課外活動について、特に中学校の部活の休日地域移行についてということでお伺いいたします。6月1日の報道で道教委は、部活動の地域移行を円滑に進めるために部活動改革推進課を設置するということでした。対策などは書かれておりませんでしたが、以前より前進したことは変わらないと考えております。また、他県の情報では、休日だけではなく、部活そのものを地域移行するという考えでスタートしているところも出てきております。さらに、以前よりこの活動に対しましてはコーディネーターを設置することも認められておりますが、過去には広域の対応も含めて問題を解決しなければならないという答弁もありましたが、現在の状況をお伺いいたします。以上、再質問を留保し、終わります。

答弁 教育課長 川上善樹

それでは、中学校部活動の休日地域移行の進行状況についてご答弁申し上げます。この部活動地域移行は、教員の負担軽減や部活の種目維持などを目的に、運動部、文化部ともに国が2023年度から本格的に取り組むもので、外部指導員を招く、市区町村や民間団体が運営するクラブチームなどに活動全体を委託する、教員が民間団体の指導者を兼業し、報酬を得て引き続き指導することなどを想定しています。まずは休日の部活動から段階的に地域移行し、将来的には平日への拡大も視野に入れています。文部科学省は当初、休日の部活動について25年度末までの移行達成を目指していましたが、自治体などから3年間での地域移行は困難との指摘があったため、昨年12月に地域の実情に応じて可能な限り早期の実現を目指すと方針転換したところです。次に、妹背牛中学校の部活動の加入状況ですが、野球部5名います。野球部は、雨竜町、沼田町、秩父別町、北竜町の5町での合同チームです。次に、男子バスケットボール部10名です。こちらは沼田町と秩父別町の3町、女子バスケットボール部4名います。こちらは滝川開成中学校と2市町での合同チームとなっております。ほかには、女子バレーボール部3名と文化系の吹奏楽部、こちらは6名の部員がいます。この2つの部活動は、合同チームではありません。その年度によって部活動への入部人数にばらつきがあり、単独でチームを組める年と組めない年が出てきます。現在の部活動への加入率は全体で54.9%です。続いて、道内で先進している自治体は幾つかありますが、いずれも学校が複数校あり、指導者なども潤沢に存在する町になります。現在北空知圏振興協議会教育部会にて、沼田町が中心となり令和4年5月から始まり、これまで4回1市5町で協議をしております。雨竜町も野球で合同チームを組んでいることから参加しております。先月もこの件で専門部会を開き、各市町の状況や今後の進め方の確認をしておりますが、深川市以外は多くの部活動が合同チームとなっており、具体的なものはまだ見えず、大きく前進というところまでは至っておりません。課題として挙げられているのは、主に地域の受皿です。地域に移行した際に子供たちの監督、管理をする指導者が地域にいるかどうかということです。地域によっては教員よりもその部活動に関して高度なスキルを持った人材がいる可能性もありますが、多くの地域ではそうした人材を確保するのに苦労することが予想されます。競技によっては指導者が全く見当たらない可能性もあります。また、合同チームにより人数が増え、自分の子供が試合に出る機会が減るという不満の声も保護者からは出てきています。今後も関係者間で協議を重ね、部活動の円滑な地域移行に向けていろんな可能性を探りながら進めていくことを申し上げ、答弁とさせていただきます。

質問 3番 鈴木正彦

丁寧な答弁ありがとうございました。今後の進み方についてということで、部活動自体も合同チームが増えている。単独では進めなくなっている。今後予想される少子化において、うちの町では単独で進むことは恐らく無理かなという状態になっている中で、よその先進しているところのアンケートなどを読んでみると、まず子供たちの反応として、より専門的、技術的な指導を受けることが可能になる。可能の部活動にはない競技も選択できるようになる。人数などの枠にとらわれなくなり、参加できる大会が増える。人間関係を広げることができる。また、教員サイドの答えでは、授業準備やその他の業務に充てる時間を増やしたり、残業時間を減らしたりできる。プライベートを充実させることができる。経験のない競技を持つことがなくなり、ストレスや負担が軽減できるというようなアンケートが取られているようです。他方、費用や送迎など家庭の負担も大きくなるのではないか。課長答弁の中にもありましたように、適切な人材が確保できるかなどが考えられています。考え方として、スポーツ系、文化系全てを一括で進めるのではなくて、種目には特性もあり、屋外でやるのがあったり、体育館でやったり、それから吹奏楽部のようなところも考えられます。そんな部活の特性を考慮しながら、一括ではなくて種目種目に合わせた進め方も必要ではないのかなということを考えます。あるところでは部活ごとに拠点校をつくり、移動はタクシー移動で行政負担で行っているというところも出てきているようです。いずれにしても子供たちのため、教員のため、地域のために広域で進んでいかなければならないと思います。そんなことを考えながら今後進まなければならない。さらに、指導者確保というところにいきますと、指導者のライセンスというか、スポーツ庁で始めているのもあるようですし、いろんなところで競技に合わせた資格を取得できる。そこの中には、今はやりの体罰であるとか、勝利至上主事にならないであるとか、そういうようないろいろなカリキュラムも入っているそうです。ライセンスの取得ということも考えて人材育成をしていくことも必要になってくるのかな。当然スポーツ総合クラブであるとかというのも必要になるのかな。そんなことを考えますと、どうしても行政の指導力、それから金銭の負担の軽減だとか考えなければならない部分は多数出てくると思いますが、これから先の委員会の中で、前に別の町の一般質問にもあったようですが、うちの町でリーダーシップを取れるのか取れないのかというような考え方ではなく、それぞれの行政、地域、それぞれのところが自分たちの子供を育てるため、教員を守るために最善を尽くすためにどうしていかなければならないのかということを考えていかなければならないのかな。そんなことを考えながら、広域で問題を解決するための努力の方向を決めていかなければならない時期であると。さらに言うと、今までにないダンスであるとかeスポーツであるとか、新たに要望が出てくる種目も増えてくるのかな、そんな気もしておりますので、今後さらに地域の連携、広域で方針を決めてというような作業が必要になると思われます。そんなことで、今言いましたリーダーシップということではなく、うちの町はこうしたいという確固たるものをつくっていかなければならないと思います。それには首長の力だったり教育長の力だったりが必要になると思います。地域の子供たちのため、教員のためということを考えて前に進めるためには、先ほど言いましたコーディネーターを利用するということも必要になると思います。若干前進しているのは理解できますけれども、今後の方針をさらに質問したいと思います。再々質問を留保し、終わります。

答弁 教育課長 川上善樹

それでは、鈴木議員の再質問についてご答弁申し上げます。まず、競技ごとの特性、運動部と文化系に対しましての答弁となりますが、運動系と文化系との主な違いという点では、運動系には総合型地域スポーツクラブのような受皿はあるのですけれども、文化系にはそれに類いするものが少ないということが1点あります。ほかには、学校の体育館や校庭、グラウンドを活用する運動系とは異なり、音楽室など校舎内の特別教室の活用、学校外では文化施設の活用などが想定されております。また、紋別市なのですけれども、一昨年度国のモデル自治体として地域移行の方法を探っており、教員の負担軽減を目指す試みでしたが、運動系の部は責任の所在や運営方針の違いなどを巡って頓挫しております。文化系のみ先行して本年度も移行を継続しております。種目は、要望のあった茶道、琴、ダンス、書道の4種目です。運動系に比べて議論が少ない文化系を先行し移行しているのは、道内ではこの紋別市だけとなっております。このような事例からも、運動系と文化系を同時移行ではなく、鈴木議員のおっしゃるとおり、地域の実情等に応じて活動場所や指導者の準備ができた種目から順次スタートさせるということも視野に入れ、先進の自治体の動きを参考にしながら今後も協議を続けていきたいと考えております。次に、自治体負担という質問もあったかと思うのですが、自治体負担の問題としましては、部活動の地域移行が進むことで、外部指導者への報酬だったり、活動場所への使用料などが発生します。また、合同チームの場合には、活動場所が学校から遠い場合、送迎も必要となります。そのときの送迎費用も発生をいたします。道内の先進の自治体では、2校以上の中学校による合同部活動に対して生徒の学校間移動に伴う安全の確保、送迎等に係る保護者や教職員の負担軽減を目的に、部活動学校間バス移動事業を展開しております。道外では、合同部活動の実施に当たり、会場までの生徒の送迎を乗合タクシーで送迎しているところもあります。市町によってはスクールバスを利用できる自治体もありますし、そこで保護者の負担も変わってきます。財政的に厳しい自治体の場合は、それらの費用は保護者負担になる可能性が高いです。困窮家庭への国からの部活参加のための支援金制度、年間2万2,000円になりますが、それでも家庭の経済状況によっては部活動に参加できる子供とできない子供が出てきてしまう可能性がありますので、こうした活動費の負担増や困窮する家庭へのさらなる費用の支援方策の検討も必要となってきます。本町の場合も財政は潤沢ではありませんが、送迎の部分ではスクールバスを利用できますので、その点では保護者の負担を軽減することは可能ではないかと考えております。コーディネーターの話も出ていたのですけれども、現在北空知圏で話し合っている中ではまだそこまで進んではいないのですけれども、専門的なコーディネーターの設置も当然これからは必要になってくると、そのように考えております。指導者のライセンスにつきましても重要なことだと思いますので、こちらについても協議を続けていくということになりますし、リーダーシップを取れるのかといいますか、取ってほしいという部分でも北空知1市5町で協議はしていますが、中心としては沼田町がやっているのですが、そこに頼らず、妹背牛町も自分が中心になるというような気持ちを持ってこれから地域移行に取り組んでいきたいと考えておりますし、新たなダンスですとかeスポーツ、種目も多様化してきておりますので、こちらにも対応できるように準備を進めていかなければならないと思っております。今後、アンケート調査も考えておりますし、先進地への視察も7月の末から8月上旬にかけて行う予定となっております。今その日程調整をしているところでありますので、先進地からもいろいろと参考になる意見をいただいて、妹背牛町としてもしっかりと前進していけるように今後も行っていきたいと思っております。以上、答弁とさせていただきます。

質問 3番 鈴木正彦

今後進めていく中で、広域という部分は必ず調整が必要になる。例えばうちはスクールバスで行けますよと。隣も乗せてくれやと言われたときに、さあ、どうでしょう。その辺の調整が必要になってくる。その辺の調整を最後にできるのは首長同士の助け合いも必要になってくると思うし、教育長の力も必要になってくると思うし、コーディネーターの役割というところでは、現状既に合同で動いている部活動もある。その中で、どこの町がもうちょっと何を負担してくれとかという、そういう現状に合わせた進め方も手伝いを願えるような役割も果たしてもらえるはずなのです。国からも積極的にコーディネーターを設置しようというのは、大まかな中には入ってくるという表現しかなかったのだけれども、認められている部分ではあるので、その辺も有効に使って前に進めるようにしていくべきかなと。また、コーディネーターの仕事として、先ほど課長の答弁にあったように、人数が増えて試合に出られなくなったというような話があったのですけれども、その辺の問題点の解消のためにもコーディネーターの設置というのは必要になってくると思うのです。広域になればなるほど監視役というか、勝利至上主義になったらどうしましょう。土日だけ指導をお願いしたときに、では平日はどうします。その辺の意見の取りまとめをしていくと、ひょっとしたら教員の負担が増えてしまうかもしれない。その辺の交通整理も含めてコーディネーターさんの役割はすごく大きいのかなというような気がしております。ライセンスの費用負担ですが、調べると初級クラスで3万何がしかかるのかな。5ランクぐらいあって、そこまで真剣にやると十数万の費用が必要になる。現状我々の地域ではどこまでの指導者のライセンスが必要なのかというのも含めながら前に進んでいくべきなのかなと。サッカーなんかはサッカー自体でS級だとかライセンスがありますよね。あんなことまでは現状では進めないと思いますけれども、必要なランクのライセンスを取得するために自治体が頑張って人を育てる。いないから駄目ですではなくて、今後のために人も育てますと。育てた人間は何らかの形で恩返ししてもらえると思うのです。人を育てるということも大事にしながら、行政負担も出てくるでしょうけれども、負担しながら人を育て、指導者を育て、子供たちを育て、教員も兼業になっても後々恩返しがしてもらえるような、そんなうまい循環になっていくように、これがチャンスだと思います。チャンスを生かすようにもう少し積極的になっていただけると、費用の面にしてもコーディネーターの面にしても、指導者、父母、子供たちというところで前に向くべきだと思います。取り残されるということはあってはならないし、言葉は柔らかくなりましたけれども、いずれにしても移行せざるを得ないのは事実ですよね。移行しなければならないのだったら移行できる準備をきちんとする。その辺も含めながら行政サイドの考え方を聞きたいと思います。以上です。

答弁 教育長 廣澤勉

鈴木議員の再質問に対してご答弁させていただきます。コーディネーター、またライセンスのこと等たくさんたくさん情報をいただきまして、誠にありがとうございます。先ほど課長の答弁でも申し上げましたが、現在広域での検討を行っているところでございまして、議員おっしゃられたようなことに触れますと、必ず地域移行するという方向では決めてはおりません。いろいろな意見等をいただいた中で判断したいと思っているので、それありきという発言に聞こえたので、その辺りは訂正したいと思います。まずはアンケートを実施しまして、7月の下旬から8月上旬に広域圏、先ほどお話しした中で……違いましたね。その前にアンケートを実施しまして、7月から8月にかけて先進地への視察も予定してございます。アンケートも生徒や指導者、保護者を対象にしますので、様々な意見が出てくることも想定されますし、自治体ごとの負担が異なるという部分で、子供たちはもとより保護者が地域によって不公平感を感じるということは大変大きな問題だと思いますし、逆に言えばうちの町ではこれだけ支援してみますみたいな単独で動くことにも少なからず問題があるということで、共通の認識を持った中で協議、検討を行うということで圏域での話合いになっているところでございます。いずれにしましても子供たちにとってスポーツのみならず文化活動の体験格差があるということは非常に問題ですので、その辺りの解決策としても地域移行というのは検討の1つに当たると思います。繰り返しになりますけれども、部活動に関する現状の把握ですとか共通課題を改めて認識しまして、視察等を行って有効な情報を得ながら、引き続き他町と連携した中で圏域での協議、検討を続けてまいりたいというふうに思ってございますので、ご理解賜りますよう申し上げ、答弁といたします。

出典:妹背牛町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月22日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる