みんなの議会

妹背牛町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日

TPP承認とこれに関する法案について

2016年6月16日、妹背牛町議会の一般質問で、工藤正博議員が「TPP承認とこれに関する法案について」質問し、農政課長 廣田徹、住民課長 西山進、教育課長 浦本雅之、健康福祉課長 石井美雪、町長 寺崎一郎、教育長 土井康敬が答弁しました。

質問者
工藤正博 議員
答弁者
農政課長 廣田徹、住民課長 西山進、教育課長 浦本雅之、健康福祉課長 石井美雪、町長 寺崎一郎、教育長 土井康敬

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 1番 工藤正博

(登壇) それでは、通告に従い、質問いたします。質問の第1は、妹背牛の基幹産業である農業に多大な影響を及ぼすTPP承認とこれに関する法案に関する質問です。国会の中だけの問題ではありません。この妹背牛町からもTPP批准の強行は許さないという怒りの声を発信していかなければなりません。今年2月、アメリカ、日本など12カ国が署名したTPPに対して参加各国での国民の反対の声が湧き上がり、発効の見通しは立っておりません。ところが、安倍内閣は、早期発効に向けた機運を高めていきたいなどと前のめりに批准を強行しようとしています。TPPは、参加各国が関税を原則撤廃するもので、農産物輸入が完全に自由化され、農林漁業と国民の食料に大打撃となるものです。さらに、非関税障壁撤廃の名のもと、食の安全、医療、金融、保険、官公需、公共事業の発注、労働など国民生活のあらゆる分野で規制を取り払っていくものです。TPPは、国会決議に明確に違反するものです。2013年の国会決議は、農産物の重要5項目、米、麦、牛、豚肉、乳製品、砂糖は関税撤廃を認めない、除外、または再協議にするとしています。そこで、1つ目に伺います。署名したTPPに対してこれは明白な国会違反ではないと認められているのでしょうか。裏を考えることなく率直に見ることが重要だと思います。お答えください。国会決議は、また交渉により収集した情報は国会に速やかに報告し、国民への充分な情報提供、幅広い国民的議論を行うことを求めています。ところが、安倍内閣によるTPP交渉は、入り口から出口まで徹底した秘密交渉が貫かれ、日本の参加条件とされた日米2カ国間の並行協議でも何が話し合われ、日本が何をどう受け入れたかもわかりません。しかも、協定は日本語が成文になっていません。附属書などこれらを含む全文の和訳の国会提出を求められているのに、英文8,400ページのうち6,000ページ分もの和訳が提出されていません。これでは国会議員も国民も一体何が何だかわかりません。2つ目に、これで国会や国民に充分な情報提供と言えるでしょうか。また、町民に説明できるのでしょうか。お答えください。農業の関税撤廃をめぐって安倍政権は、156のタリフライン、つまり関税区分の細目の関税を維持したなどと言います。しかし、段階的関税削減を含めて82以上の撤廃は、日豪EPA、経済連携協定やウルグアイ・ラウンド農業合意をはるかに上回るもので、史上最悪の農業潰しと言えますが、違うでしょうか。3つ目ですが、お答えください。TPPの経済効果はどうなるでしょうか。安倍内閣は、貿易や投資拡大でGDPを14兆円押し上げる一方、農業への影響は牛肉、豚肉、乳製品等33品目が1,300億円から2,000億円の生産が減りますが、極めて過小評価しています。また、TPPは、80万人もの新しい雇用を生み出すと吹聴しています。しかし、この80万人はある分野で雇用が失われても労働者は他の分野へ自由に移動できるので、結果として失業は起きないという全く現実とかけ離れた想定になっています。TPPがもたらす深刻な打撃をないものと描くまやかしの試算で国民を欺くことが許されるでしょうか。4つ目に、農業への影響、非関税措置撤廃への影響について隠すことなく責任ある試算を示すべきではないでしょうか。行政もこういう試算が示されないと大変ではないでしょうか。国にしっかり求めるべきであると思います。お答えをいただきたいと思います。次に、国民健康保険料に関連して質問いたします。政府は、国民健康保険の低所得者の多い保険者対策として、2015年から約1,700億円の財政措置を行いました。厚生労働省は、これについて被保険者の保険料負担の軽減やその伸びの抑制が可能、被保険者1人当たり約5,000円の財政改善効果と記しています。その一方で、一般会計繰り入れについて引き続き計画的、段階的に解決するよう取り組んでいただくとする方向を強めています。2015年度から財政支援1,700億円を国保料の負担軽減、引き下げのための活用するのか、市町村が行っている一般財源の法定外繰り入れ解消にさせるのか、せめぎ合う状況となってきております。財政支援を着実に住民負担の軽減につなげる取り組みが重要になっていますが、何か具体的な取り組みを考えていますか。質問いたします。次に、不登校対策法案について、正式名称は義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案、こういう非常に長い名前の法律ですが、これに関連して質問いたします。不登校をどのように捉えるか、専門家や国連の子どもの権利委員会の勧告は、不登校の背景に過度に競争的な日本の学校教育の問題があるという見方で一致しているようです。世界的にえり抜かれた人を養成するために子供たちを過度に競争的な学校教育に放り込み、競争についていけない子供は弱い子として切り捨てる。不登校の子供たちは、そうした学校と教育のあり方を問う存在であります。今回の法案に貫かれているのは、不登校は学校に適応できない子供の心の弱さの問題であるという見方です。この法律ができると、学校の問題は問われず、教育機関に適応できる子供とそうでない子供がさらにふるいにかけられます。不登校の子供たちの中に新たな差別、選別の仕組みをつくるものです。不登校の子供たちの圧倒的多数とその親たちに大きな心理的重圧を与え、新たな悲劇を生み出しかねない危険な法律と言わなければなりません。そこで、伺います。この法案は、拙速を避け、もっと当事者や関係者の声をしっかり聞いていくべきではないでしょうか。率直に伺います。不登校の子供たちにとって一番必要なのは、安心して休む権利が守られることです。登校を迫る刺激にさらされることなく、安心して過ごさせる居場所があること、家庭がそうした居場所になれるような家庭への支援、フリースクール、親の会などへの財政的援助などが考えられます。教育の機会の確保以前に子供たちの自己決定権を尊重しながら、教育、福祉、医療の分野の垣根を超えた支援を受けられるように環境を整えることが必要であると考えます。教育行政の中で、不登校の子供たちが安心して過ごせる居場所などを今後考える必要はないでしょうか。お答えください。この法律の目的は、教育機会の確保等としています。法律案には個別の状況に応じた支援、支援の状況に係る情報を共有することを促進、学習活動の状況や心身の状況を継続的に把握するなどと書かれています。これが法律に書かれることによって学校が子供の状況を把握しようとして学校圧力を強めて、かえって子供たちを追い込むことになる可能性はないでしょうか。お伺いをいたします。次に、障害者差別解消法に関連して質問いたします。この進んだ日本で障がい者差別を解消するために法律をつくる、これほど情けない話はありません。この法律は、今年4月に施行されました。障がい者の社会参加を促し、障がいのある、なしで分け隔てされず、ともに生きることのできる社会の実現を目指す土台の一つとなる法律です。差別の定義が明確でないなど不充分さはありますが、障がい者差別をなくす目的の法律が施行されたのは重要な一歩です。そういう意味では、施行を踏まえ、障がい者施策の拡充を進めることが重要です。障害者差別解消法は、2013年、全会一致で国会成立しました。対象は、障害者手帳を持つ人だけではなく、心身に障がいがあり、障がいや社会的障壁により日常生活などに制限を受けている人です。慢性疾患患者なども含まれます。この法律は、国、自治体、民間事業者が障がいのある人に対して正当な理由もなく、障がいを理由として差別すること、不当な差別的取り扱いを禁止します。例えば席があいているのに混雑する時間帯だからと車椅子利用者の入店を断ることをしてはいけません。また、合理的配慮の提供を国、自治体、民間業者に求めています。法律では、国と自治体には法的義務としましたが、民間事業者には努力義務にとどめました。そこで、伺います。社会的障壁を取り除き、障がい者の能力を発揮するには努力だけでは限界があります。なぜ民間にも法的義務としなかったのでしょう。法律自体が差別をつくっていいのでしょうか。見解を求めます。差別の定義も曖昧です。何が社会的障壁に当たるかについては、障がい者に意識表明を求めるとしていますが、それが困難な障がい者は少なくありません。障がい者が差別を受けたときに相談する窓口や救済の仕組みも位置づいていません。相談と救済の機能を果たす機関の設置が求められていますが、違うでしょうか。お答えください。最後の質問は、後期高齢者医療制度に関連し、伺います。後期高齢者制度は、2006年の法改正から10年、2008年の制度スタートから8年がたちました。今政府は、後期高齢者被保険者の負担軽減のための保険料特別軽減制度を廃止しようとしており、参議院選挙が終われば保険料が2倍から最高10倍にもはね上がる人が出るまさに大改悪という大変な事態に今直面しています。後期高齢者医療制度は、それまでの老人保健法を名称ごと改変して、高齢者医療確保に関する法律として発足させました。最も大きな変化は、75歳以上の高齢者、後期高齢者を国保や健保から引き離して、75歳以上だけの独立した保険制度をつくったことで全員から保険料を徴収し、医療給付など制度運営を行うことになりました。財政は、保険料、公費と現役世代からの支援金を入れて運営しますが、収入が少ない一方で医療費がかさむ後期高齢者の独立保険などというのは、基盤の極めて脆弱な仕組みです。法律自体その目的に医療費適正化、つまり医療費削減を掲げて、医療内容の差別化にも通じる規定が盛り込まれ、うば捨て制度と強く批判されたものです。既に8年が経過し、政府はしきりに制度の定着を口にしていますが、実際は高齢者の医療の切り捨てを許さないという国民の激しい闘いで、保険料特例軽減のようにさまざまな手直しをしてここまで運営してきたというのが実態です。それでは、現状はどうなっているのかというと、被保険者数は2014年度、1,576万7,282人で、前年比2.1%の増です。保険料は、5期、16、17年度の平均保険料は第4期に比べて27円の増となります。年間6万8,000円近い保険料負担は、高齢者にとって重い負担となります。後期高齢者医療制度では、本来の低所得者保険料軽減に加え、9割、8.5割などの特例軽減が予算措置で行われています。国費800億円がこのために使われ、対象者は865万人、被保険者全体の55%に及んでいます。それだけ低所得者、低年金の加入者が多いことであり、こうした措置なしに制度が組めなかったということでもあります。政府は、時間が経過したとかほかの制度との公平とか言いますが、これはまさに実態を見ない議論であります。そこで、伺います。保険料特例軽減廃止の意味するものは何でしょうか。率直にお答えください。以上を質問し、再質問を留保して終わります。

答弁 農政課長 廣田徹(農政課長は2020年12月まで)

TPPのご質問にお答えをいたします。1番目の国会決議違反ではないかというご質問でございますが、国会決議での内容、再生産可能となるよう除外、または再協議の対象とすることにつきまして国会で討論されておりました。その中では、重要品目につきましては3割が撤廃、無傷なものはないこと、そもそも除外、再協議の言葉がTPPには存在しないことから、決議違反に当たるという指摘をしております。一方、政府におきましては、除外という言葉はないもののTPPにおける特段の定め、例外があって、それを確保したこと、5年後、あるいは7年後の見直し協議でも応じることはないこと、再生産可能となるようTPP関連政策大綱を示したことで国会決議を守ったというふうに主張しています。思うところはございますけれども、どちらの主張が正しいのか、この場では判断は難しいということでございますけれども、秋に予定されております臨時国会で最終的な判断が出るものと思いますが、農家、国民が納得できるような内容になるようぜひお願いしたいというふうに思っております。次に、2番目の充分な情報提供と言えるのか、町民に説明できるのかというご質問でございますが、協定全体のページ数につきましてはいろいろな表現がございます。いずれにいたしましても、膨大なページ数でありまして、和訳した約2,900ページと言われておりますが、日本に関係する部分のみ言っておりまして、この内容につきましては全部が訳されてはいないというふうに考えております。また、先ほど議員からご指摘がございましたとおり、日本語の成文はないという状況でありまして、ある新聞社の意識調査では90%以上の農家の方が不安であるというふうに回答していますことから、充分な情報提供とは言いがたいのではないかというふうに思っております。今のままでは町民の方々にも正確な説明ができないというふうに考えております。ぜひ農家の方が納得できる説明を求めていきたいというふうに思っております。次に、3番目の史上最悪の農業潰しと言えるかというご質問でございますが、確かに日豪EPAやウルグアイ・ラウンド農業合意を超える関税撤廃率、セーフガードの内容、牛肉などの関税率の削減があることは事実であるというふうに思っております。史上最悪の農業潰しと言えるのかは、1番目でお答えしたように秋の臨時国会の内容を待ちたいというふうに思いますが、日本の農業に影響を与えることは許されないというふうに思っておりますし、厳しく議論をしてほしいというふうに思っております。最後の4番目の影響試算を国にしっかり求めるというご質問でございますが、米の影響試算だけを見ますと、北海道は国の試算方法をそのまま使っておりますので、影響額がゼロ円ということになっておりますが、他府県では独自試算として5県で82億円の減少をするという予測がございます。国の影響額は、お米についてはゼロ円ということで、全く違う状況にございます。その他調製品につきましても一部しか対象にしていないということや品目により影響額が過小であるという意見も出てございます。これらどちらが正確なのかは確実な判断が難しいというふうに思いますが、少なくともその考え方を統一すべきであるというふうに思っておりますし、国には再考をしてほしいというふうに思っております。以上、答弁とさせていただきます。

答弁 住民課長 西山進(住民課長は2017年12月まで)

私から2番目の国民健康保険料についてご答弁申し上げます。財政支援を国保料引き下げに活用するのかというご質問でございますが、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律が平成27年5月に成立されております。国保への財政支援の拡充により財政基盤を強化するということで、低所得者の保険料軽減対象者の数に応じた保険者への財政支援としまして、平成27年度から1,700億円、29年度以降は毎年約3,400億円拡充されることになってございます。拡充の内容としましては、2割軽減対象者についても対象とするとともに、7割軽減、5割軽減の対象者の数に応じた財政支援の補助率を引き上げるなどの拡充となってございます。国では、公費1,700億円は現在の国保の保険料総額約3兆円の1割を超える規模として、先ほど議員言われたとおり、被保険者1人当たり約5,000円の財政改善効果があると試算されてございます。この財政支援というのは、低所得者対策の強化のため保険料の軽減対象となる低所得者数に応じた自治体への財政支援ということで、脆弱な国保会計への財政基盤安定の強化を図るための支援で、実質赤字の解消や保険料負担の軽減や保険料の伸び幅などの抑制などに支援となってございますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上、ご答弁といたします。

答弁 教育課長 浦本雅之(教育課長は2021年3月まで)

不登校法案につきましてご答弁申し上げます。1点目の不登校の子供たちが安心して過ごせる居場所等を考える必要はないのかとのご質問ですが、学校基本法の本旨は学校で授業を学ぶというのが原則となってございます。この間教育関連法が改正されまして、その弊害が現在不登校という数字になってあらわれているのかなと考えているところでございます。現在全国で約12万3,000人もの不登校の児童生徒が存在しております。その子供たちがみずから命を絶ったり、悪質な少年非行の被害者となる事件が多数発生してございます。北海道におきましても、平成27年の数字ですけれども、4,298人、この空知管内でも194名もの小中学生の不登校が報告されてございます。こうした現状からも不登校の子供が安心して過ごせる居場所等は当然必要であると考えております。例えば旭川市ですが、小学校で1校、中学校で3校、不登校学級を開設してございます。教育大学生等が教員ボランティアとして活動している事例がございますが、対応する教員が学生ということもございまして、不登校児童生徒も通いやすく、効果があるというふうに聞いております。また、不登校となった理由によっては、1カ所に集めるのがよいのか、個別に対応するのがよいのか、この判断が難しく、慎重な対応が必要であるということも伺っております。先ほど道における不登校の数値申し上げましたけれども、ここ北空知では小学校3名、中学校10名という数値が不登校として報告されてございます。幸いにして本町の小中学校では、長期不登校の事例はございませんけれども、高校に進学した後に不登校となってしまう事例はございます。こういった場合、保護者からの要望があった場合ですけれども、牛田地域教育推進専門員による家庭訪問や個別相談、あるいは不登校による勉強のおくれを見るなどの支援も行っているところであります。また、町としましても小中学生、高校生を問わず、家庭環境等何らかの対応が必要と判断される場合は、健康福祉課等を中心として関係機関と連携した要保護児童対策地域協議会、この組織におきまして対象児童生徒への対応策や支援等の検討を行っているところでございます。現在道教委におきましてもフリースクール、モデル事業等の不登校対策を実施しているところでありますけれども、今後近隣において不登校対象者が増加するのであれば、町単位ではなく北空知圏域での対応が効果的と考えておりますが、まずは地域において安心できる居場所づくり、あるいは支えてあげる環境づくりが重要だと考えてございます。2点目の法律案によって子供たちを追い込むことになる可能性はないのかとのご質問ですが、当法律案の正式名称、先ほど工藤議員からもご説明ございましたけれども、義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律であり、通称不登校対策法と呼ばれております。今月1日に閉会した第190回通常国会に提出された法案でしたけれども、継続審議となったため、今後どのような内容になるのか不透明でもございます。あくまでも第190回通常国会に提出された法律案に基づく答弁であるということをご理解いただきたいと存じますけれども、この法律案第3条第2項におきまして個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援、これを基本理念としてございます。不登校に至る経緯は、いじめや体罰、あるいは交友関係や家庭環境等さまざまな原因がございますが、義務教育に係る児童生徒である以上在籍する学校や自治体、教育委員会がその子の状況把握や状況に応じた対策を講じることはごく当然の行為であると考えます。法律案としましてもさまざまな手厚い対策を講ずるよう規定してございますけれども、取り組み方や対応の手段によっては子供や保護者へ圧力をかけてしまうという可能性は否定できません。特に無理やり学校に登校させる等の行為は、子供や保護者への強い圧力となります。追い込むことにならないように配慮することは極めて重要と考えます。もっと当事者や関係者の声をしっかり聞いていくべきとのご指摘ですけれども、まさにおっしゃるとおりだと思います。子供たちを救うための法律であるべきであり、今後充分に審議していただきたいと考えますけれども、この法の内容にかかわらず、何よりも学校は全児童生徒に目を配り、子供が発するサインを見逃さず、前兆を把握し、適切な初期対応を図ることが何よりも大切であると考えますので、ご理解賜りますようお願いし、答弁といたします。

答弁 健康福祉課長 石井美雪(健康福祉課長は2017年3月まで)

4番目の障害者差別解消法についてご答弁申し上げます。既にご承知のこととは思いますが、この障害者差別解消法では第8条に事業者における障がいを理由とする差別の禁止の中で合理的配慮の提供が規定されています。初めに、合理的配慮の提供についてご説明をさせていただきます。障がいのある人が障がいのない人と平等に人権を享受し、行使できるよう一人一人の特徴や場面に応じて発生する障がいや困難を取り除くための個々の調整や変更のことです。障がいのある人は、社会の中にあるバリアによって生活しづらい場面があります。この法律では、国、都道府県、市町村などの役所や会社、お店などの事業者に対して障がいのある人から何らかの対応を必要とされているとの意思が伝えられたときに、重過ぎない範囲で対応することと義務づけられています。しかし、事業者等に対しては対応に努めることとなっております。これを合理的配慮の提供といいます。ご質問は、なぜ事業者には努力義務としたかというところでございますが、合理的配慮は具体的場面や状況に応じて異なり、多様かつ個別性の高いものであると思います。したがって、事務事業への影響や物理的、人的、さらには財政や経営にも及んできます。配慮を行う側にも資源の限界があるため、努力義務にとどまったものと解釈をしているところです。次に、障がい者が差別を受けたときに相談する窓口や救済の仕組みについてご説明をいたします。この法律では、第17条に地方公共団体の機関であって医療、介護、教育などの事務に従事するものは、障がいを理由と差別を解消するための取り組みを効果的かつ円滑に行うため障害者差別解消支援地域協議会を組織することができるとなっております。本町では、本年度内に向けて設置ができるよう協議を進めているところでございますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。

答弁 住民課長 西山進(住民課長は2017年12月まで)

5番目の後期高齢者医療制度についてご答弁申し上げます。保険料の特例軽減廃止の意味するものは何かのご質問でございますが、後期高齢者医療制度は平成20年度から開始されまして8年が経過しております。この制度の対象者は、75歳以上で低所得者が多数占めていることから、国保と同様に低所得者の均等割7割、5割、2割軽減と被用者保険の被扶養者だった者の軽減として均等割5割軽減、所得割は賦課しない内容が当初法定軽減として政令本則で定められております。しかし、制度施行に当たり、当時は激変緩和の観点から特例軽減措置が導入されました。この軽減は、低所得者のさらなる保険料軽減として均等割9割、8割、7割の軽減、所得割5割の軽減、元被扶養者の保険料軽減として均等割9割の軽減となっており、低所得者に対しまして特例軽減措置がされております。そこで、特例軽減措置の廃止の件でございますが、医療保険制度改革の中で国保での軽減割合は最大7割となってございまして、不公平をもたらしているということから、保険料軽減特例は段階的に縮小すると。その実施に当たっては、低所得者に対する介護保険料軽減の拡充や年金生活者支援給付金の支給とあわせて実施することにより低所得者に配慮しつつ、平成29年度から原則的に国保と同じ均等割7割、5割、2割軽減に戻すとともに、急激な負担増となるものについてはきめ細やかな激変緩和措置を講ずることとし、激変緩和措置の具体的な内容については今後検討していくというふうになってございます。どうぞご理解を賜りたいと存じます。以上、ご答弁といたします。

質問 1番 工藤正博

まず、TPP問題に関連してですが、課長はわかり過ぎていますから非常に答弁に苦労されているというのはよく伝わってきます。しかし、全体がいかに秘密交渉であるか。国会議員にも国民にも知らせないで事を進めようとするのがそれがいいことなのか、悪いことなのか、これは小学生に聞いてもわかることではないでしょうか。これをやろうとしているところに大問題があるわけです。答弁にあったとおり、90%が非常に不安だというふうな答えも当たり前だと思うのです。そういう中で、今本当に何を政府に求めるべきかということが必要になってくると思うのです。私たちは、今政府が行うべきことは、農産物の価格保障と所得補償を組み合わせて、安心して再生産できる農業をつくるということであると思うのです。そして、国民への食料の安定供給、食料自給率を引き上げていくことこそが最大の責任だと思うのです。国会で決めたことを破ってまでアメリカとどうして一緒に心中しなければならないのか。非常に私は不思議でなりません。そういう点では、国民の懐を温める経済への抜本的な転換をすると。そして、アジアと世界で各国の経済主権、食料主権を尊重し合わなければならないし、平等、公平、対等で同じ恵みを分かち合う、そういう経済関係を発展させる貿易としてのルールづくりを先にするべきではないでしょうか。TPPをやることではありません。こういうルールづくりなどの先頭に立つべきことこそが日本の経済、食料、ひいては我が妹背牛の基幹産業と経済を発展させる道であると私は確信しています。庁舎に掲げられている懸垂幕にふさわしい行動を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。この点についてだけは町長の見解を伺っておきたいと思います。次に、国保料に関して、課長からるる報告あったとおりであります。しかし、財政支援をする、すると言っているけれども、消費税は2年半に先延ばしせざるを得なくなってしまったと。国全体の借金もふえるばかりだという中で、こういう財源を確保する担保があるでしょうか。27年度から29年度は毎年1,700億円、最後の30年度で3,400億円投入すると。それで、全国の国保会計を標準化するというか、そういう狙いがあるのでないかなというふうに思っているのです。その上で、都道府県単位に国保を変えていくと。そうなると、保険料は天井知らずです。そういうところに進めるべきかどうか、それがいいのかどうか、この点では誰もいいと言う人はいないと思うのです。私は、納付金方式、30年度にわたって進めてくる導入等の財政運営制度を改正すると。ちょっと読んでも僕の能力ではわからないのですが、安定化に向けて改革を進めるというふうに盛んに言うわけですけれども、本当に加入者にとってよい方向になっていくのか、私は大いに疑問を挟むところなのです。やっぱり当初のスタートの38%国民が負担するというところまで戻っていかないと、これは幾ら論議しても自然増もふえていくわけです。私自身は団塊の世代のど真ん中です。本当に不安になってきます。まともに老後生活を送れるかどうかというところも含めて、国民の多くは心配になっているわけです。その辺で国保料についてどういう形が一番いいのか。何でもかんでも政府におんぶにだっこせいというふうに私は言いませんけれども、やはりスタートの当初に戻して進めていくべきでないかなと。国全体としてのお金の使い方も間違っていると言ってしまえばそれで終わってしまうわけですけれども、国保料に関してはそういう点で一番いい方法を今考えていかないと、都道府県一つになってから後悔するばかりだと思うのです。そうならないような方策を考えるべきだというふうに思っていますが、いかがでしょうか。それから、不登校対策について、私は今妹背牛に不登校の生徒がいるとかいないとか、そんなけちな話をしているわけではないのです。これからどんなときにこういうケースが出るか、出ないかわからない。だからこそ今から準備する必要があるのでないかという立場で質問しているわけです。これもやっぱり法律をつくったからといってこういう状況がなくなるわけではないのです。不登校の子供たちにとって一番必要なのは、本当に安心して住むという権利が守られるかどうかというところにかかっていると思うのです。一例を挙げますと、報道によりますと兵庫県川西市の子供オンブズパーソン、よくわかりませんが、苦情処理とでもいうのでしょうか、困っていることやつらいことを相談員が聞いて、子供の側に立って、その要望を学校や教育委員会に伝えると。そして、改善や必要な支援につなげていくということを続けて、改善が進んでいるようです。まさにご答弁にあったとおり、健康福祉課との連携を強めていきたいのだということも当然なことですし、ただ北空知圏域まで広げていって、本当にそれぞれのまちのことがカバーできるかどうかという点では僕は問題があると思う。そういう子供たちが協議会にお願いしに行きますか。やっぱり妹背牛の窓口でしょう。教育委員会の窓口でしょう。その点ではしっかりとした相談の窓口をつくるということが必要だと思うのです。そういう点では、釈迦に説法かもしれませんけれども、不登校の子供が出たときに早く学校に行きなさい、早く学校に来るべきだということを目標に上げると、結局子供を管理して登校圧力になってしまうという点では、舛添さんではないですけれども、機微に関することですから、そう簡単には言えないと思いますけれども、必要なことだと思うのです。それで、時間を急ぐのではなくて、充分な休養が必要であったり、やはりその子自身の自分自身をしっかり取り戻すということがないとこの問題は解決しないと思いますが、どのようにお考えでしょうか。何を答えてもらっていいのかわからないような質問になりましたけれども、教育長さんならわかってもらえるでしょう。次に、障害者差別解消法について、最初に言いましたけれども、こういう法律をつくらないと障がい者に対する差別がなくならない国というのは本当に情けない国です。合理的配慮の提供ということで申し上げると、視覚障がい者が試験を受けるときは点字で行うことや聴覚障がい者が参加する会議には手話通訳を配置する、障がい者が障がいのない人と同じようにできるようなこと、それぞれの障がいに応じて行うということを指していうそうです。もし障がい者が差別を受けたときに相談する窓口や救済の仕組みもこの法律ではしっかりと位置づいておりません。北空知で協議会を何とか進めたいということはわかります。しかし、法律の中ではそれは位置づいておりません。相談と救済の機能を果たす機関、これは協議会だけに求めるだけではなくて、しっかり町村、町としてもその機能をつくっていくべきではないかということですが、お考えがあればお答えいただきたいと思います。それから、障がい者の社会参加には障がい的障壁を取り除く障害者差別解消法と障がい者の暮らしを支える福祉施策がまさに両輪になると。でないとなかなかうまく進まないということはご承知のとおりだと思うのですが、政府は応益負担を強いる障害者総合支援法を制定した。しかし、これは障がい者の社会参加を促進させる法律ではありません。障がい者に対する法律の整合性が不足していると私は言わざるを得ません。それはなぜか。やはり関係者団体との話し合いが充分ではないというよりも不足している。まさに障がい者の声に応えた改正が僕は必要だというふうに思うのですが、お答えをいただきたいと思います。次に、後期高齢者の関係で言いますが、ご答弁のとおり、いろいろ説明はされましたけれども、医療費で見ると2014年の国民医療費は約40.8兆円、その中で後期高齢者が占める費用が14.5兆円、ここだけ見てもより医療を必要とする人たちがここにあるということが言えると思うのです。特例軽減を廃止すると、段階的にと言いますけれども、どちらにしても負担がふえるという返答には変わりないのです。試算によると、保険料が8.5割軽減の場合は2倍になると、この特例措置が廃止になってしまうと。9割軽減の場合は3倍になると。健保の被保険者だった9割軽減の人たちは、何と5倍から10倍にはね上がってしまうという試算があるのです。幾ら段階的だといってもこういう方向になっていくわけです。具体的な例を挙げますと、月額6万4,400円の年金収入の保険料が年額5,650円なのです。これが軽減措置が廃止されると5万6,500円と。まさに10倍にはね上がってしまうと。政府は、盛んに急激な負担増にならないようにきめ細かな激変緩和措置を講ずると言っているけれども、先ほども言ったけれども、幾ら緩和措置段階的にしても結果的にはふえていくという結論には変わりがないということが言えるのです。今、後期高齢者の年金収入の現状は、平均が127万円、基礎年金満額の80万円以下が約4割も占めている。この階層は、ほかに所得がないというのが圧倒的なのです。その半分近くは50万円以下です。月々5万円に満たない年金で暮らしているのです。こんなぎりぎりの人を含めて低年金の高齢者に負担を本当に押しつけていいのかどうか。ここをやっぱりしっかりと支えるような制度でないとあかんと、大阪弁になってしまったけれども、だめだというふうに思うのです。その点のお考えをお聞かせ願いたいと思います。以上で再々質問を留保して終わります。

答弁 町長 寺崎一郎(町長は2017年9月まで)

私のほうからTPPの承認と協定批准についてお答えをしたいと思います。先ほども答弁あるいはご質問のとおり、アンケート調査では9割以上のJAの組合長が決議が守られていないと答えていますが、正式に国会決議違反であるかどうかは最終的に国会が判断を下すことになると思っておるところでございます。そんな中、昨年27年度の補正予算ということで、TPP関連で本町で行われております国営農地再編整備事業には9億7,000万ほどの補正予算がついて、今年10区地区がほぼ完了ということで、あともう一、二年で先が見えたのかなと。TPPの予算のいい、悪いは別にしましても、そういう恩恵もあったことも一部お知らせをしておきたいと思いますし、地方創生ならぬ地方崩壊にならないようなTPPであってほしいと考えております。そんな中、3月に行われました空知の町村会でもTPP問題における空知管内の課題あるいは提案をまとめているところでございまして、この後全国、全道町村会にも申し入れる予定になっております。空知14町村やっぱり一番多かったのが基盤整備事業の推進、そして恒久的な所得補償政策という2点がどこ町も課題提案をしているところでございます。日本は、外国産の農林水産物に高率の関税をかけ、農業を守ってきましたが、しかし価格は基本的に市場に委ねるべきと考えます。関税をなくせば価格は下がり、消費者には恩恵となると思いますが、当然農家の収入が減ります。それは、先ほど議員ご指摘のとおり、直接補助金ということにすればいいのかなというふうに考えております。米の直接支払いも含めて、実際アメリカは農家に補助金を年間約10兆円、欧州連合は8兆円も支出しています。日本の農業は補助金漬けとの批判がありますが、実際農林水産省の予算は全部入れても2兆数千億しかありません。これまで町村会を通じて要請をしておりますが、農業に少しでも影響が出ないように、また持続的に安心して営農ができるような制度を早急に確立することを今後も事あるごとに国へ要請していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。あとは担当のほうから。

答弁 住民課長 西山進(住民課長は2017年12月まで)

2番目の国民健康保険料でございます。消費税の引き上げの延期に伴う影響につきましては、1,700億円の財源は後期高齢者支援金の全面総報酬割の導入、協会けんぽの国庫補助率の見直し、被保険者の所得水準が高い国保組合の国庫補助率の見直しにより浮いた額を1,700億円に充てるということになっておりますので、財源は消費税ではないので、消費税が引き上げが延期になっても公費の拡充はされるというふうになってございます。また、国民健康保険は、構造的に保険料負担能力の低い低所得者層の加入割合が高いという部分でございまして、大変厳しい会計になってございます。今後平成30年に広域になるわけですけれども、そうなると結構負担がどうなるのか、あと国の負担どうなるのかという部分が出てきますけれども、今後は国庫負担の引き上げ等につきましては国保連合会、市長会、町村会の3者共催による陳情等を国、道へ要望していきたいと。また、国保制度改善強化全国大会が毎年11月に行われておりますので、そのときに国会や政党、政府関係者に陳情していきたいというふうに考えてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。

答弁 教育課長 浦本雅之(教育課長は2021年3月まで)

不登校対策法案について再質問にお答えいたします。工藤議員から当法案に対するというよりも不登校対策そのものに対する厳しいご指摘をいただいたのかなと考えているところでございます。当初この法案につきましては、不登校により本来受けるべき授業を受けていない場合でもフリースクールや夜間中学、あるいは個別学習計画による家庭学習、こういったものを義務教育として公認する法律として着手されておりました。実現すれば義務教育の形態は多様化し、子供が学びの場を選択できる可能性が広がると期待されたようですけれども、不登校を助長しかねない、個別学習計画に縛られ自由が束縛されると、また保護者による個別学習計画の作成ができないといった反対意見も多かったようでございます。また、中学時代をフリースクールで過ごした生徒が普通高校を受験できないという弊害もございます。フリースクール、聞きなれないと思いますけれども、例えば昔でいきますと戸塚ヨットスクール、そういったような組織がこのフリースクールという部分に当たるのですけれども、そういったところで過ごした部分についても義務教育として認めようという動きでした。ですけれども、学校側が学校に通える子供を正常として、通えない子供を問題視するという弊害から、特に不登校を経験している保護者からは子供たちを追い詰める、あるいは学校に行けない子供を排除する行為ということで反対の声が強かったというふうに聞いています。さらに、こうした声がありながら衆議院文部科学委員会での審議がされなかった、そういった経緯もありまして、本法案については継続審議となった経緯がございます。法案としては、不登校児童生徒に対して学校以外での学びも認め、命を守るという観点から休養の必要性に配慮し、支援するといった点は評価されていますけれども、やはり古い体質から学校への復帰にこだわり、学校へ連れ戻す圧力が強まらないか危惧する声がありまして、評価が分かれている状況にあります。今後超党派フリースクール等議員連盟あるいは夜間中学等義務教育拡充議員連盟などで審議の上、9月下旬の臨時国会で審議される見込みとの報道がございますけれども、平成25年9月、いじめ防止対策推進法が施行されましたが、いまだにいじめによる重大事案はなくなっていないというのが現実でございます。この不登校対策法は、不登校となった児童生徒を支援することを目的とした法律であり、不登校防止策を定義するものではございません。したがいまして、たとえこの法が施行されたとしても不登校自体はなくならないものと考えております。工藤議員おっしゃったとおり、早期に法律を制定することを目的とはせず、不登校に悩む子供たちの現状に即した法となるよう期待するところであります。先ほど答弁の中で北空知圏域でのというお話もさせていただきましたけれども、当然地元での対応をすることが必要となりますけれども、状況によっては長期間地元の学校に行けない児童生徒がいる場合については、環境のちょっと異なったところでそういったフリースクール等を開設する、そういった意味では北空知圏域で対策を講じるのも効果的かなと考えているところでありますけれども、何よりも子供たちにとって魅力ある学校運営に取り組むこと、不登校の前兆が見られた場合は早期に対処することが重要であると考えております。また、妹背牛町教育委員会としましては、不登校になった場合にどうするかではなくて、本町の小中学校から不登校児童生徒は出さないのだということを重点と捉えて、今後学校運営に当たっていく考えでございますので、ご理解をお願いし、再答弁とさせていただきます。

答弁 健康福祉課長 石井美雪(健康福祉課長は2017年3月まで)

現在の本町における障がい福祉サービスについて若干ご説明をさせていただきたいと思います。平成23年度の障がい福祉サービス利用者は、年間延べ540件でございました。平成27年度における利用者は、年間延べ789件となっておりまして、約46%の利用者がこの4年間で増加していることになっております。また、この利用者42件中、課税世帯による負担義務者が2件で、所得に応じて費用負担が決定される応能負担率が5%になっております。逆に無料でサービスを受けている方は95%となっております。新たな障害者総合支援法の施行により障がい福祉サービスが充実され、個々のニーズに基づいた地域支援体系が整備されてきたものと解釈しているところです。また、ご指摘がございました相談の窓口や救済の仕組みについてご説明申し上げます。障がいのある人もない人もともに暮らせる地域づくりの一歩として、障がい者差別を解消できるよう地域での相談窓口が必須であると考えております。現在この法律に定める第10条の地方公共団体等職員対応要領の制定とあわせまして、第17条の障害者差別解消支援地域協議会の設置を来年度に向けて北空知1市4町において進めているところでございます。いましばらくお時間をいただきまして、ご理解を賜りますようお願いいたします。

答弁 住民課長 西山進(住民課長は2017年12月まで)

後期高齢者医療制度でございますけれども、確かに議員言われたとおり、軽減措置が廃止になると2倍、3倍、5倍、10倍というふうな形にはなってくるのかなというふうに私も考えてございます。国では見直しに当たっては、対象者の高齢者の方々に不安が生じないような配慮が必要であり、また急激な負担にならないように今後検討していくというふうになってございまして、また北海道後期高齢者医療広域連合のほうでこの軽減廃止につきまして国に対して特例措置の恒久化の要望をこの28年の1月の広域議会で意見書を採択してございますので、ご理解をいただきたいなというふうに考えてございます。以上です。

質問 1番 工藤正博

不登校対策で、まずは不登校対策法案を見て、議論を国会その他で聞いていただいて、これが不登校解決の道になるのかどうか大いに委員会の中でも議論を進めていただきたいというのが1つです。もう一つは、提案が1つですが、教師とともに保護者や地域の人たちが参加するいわゆる教育の集い、これを毎年開いて、不登校だけのそういう狭い考えではなくて、不登校や登校拒否、いじめ、自殺問題などなどたくさんあると思いますが、教育課題や成長発達をどう保障していくのかなどの議論を積み重ねていくということが非常に大切ではないかなというふうに思っております。これらの事柄について具体的な議論をぜひ進めるべきではないかなというふうに思っていますが、お答えをいただきたいと思います。次に、障害者差別解消法に関連して、全国重症心身障害児(者)を守る会の北浦雅子会長の息子さんは、生後7カ月で種痘接種による脳炎の後遺症で重症児になってしまいました。右半身麻痺、言葉も話せず、けいれんがひどく、13歳でようやく軽減になったと。彼は、40歳で寝返りをようやく打つようになる。ある指導委員のかかわりで48歳で絵筆を持つようになって、絵を通して自分の心を表現できるようにもなりました。したがって、発達支援は、差別から守るには個性に応じて豊かにいつまでも児者一体運用で行われるべきであると教えてくれていると思うのです。障がい者のかかわりの一つの例を紹介しましたけれども、障がい者を差別から守るということのこの守るということは、何かが起こる前に未然に対応することであって、それを実現するには起こり得る問題を見きわめて、どうすればよいのかを考えて、やるべきことを訓練し、起こり得ることに備えることだというふうに思います。それだけに、先ほども言いましたけれども、差別を解消するといっても法律だけではなかなか解決できるものではありません。地域社会の環境づくりなど気の長い根気も求められる重要な仕事です。現場の苦労は、私たちの想像を超える並大抵なものではないと思っています。障がい者の声に、障がいのある子と生活する親の声に応えた改正を、それらのことを国や道に反映していくべきではないでしょうか。そのお気持ちは当然あると思いますし、その決意を聞かせていただきたいと思います。最後に、後期高齢者の特例軽減の問題についてですが、この後期高齢者医療制度は、高齢者を独立保険に切り離して、保険料の際限ない引き上げを押しつけることで保険料の値上げを我慢するか、医療の縮小を我慢するか、どっちか選べということに追い込んでいく制度だと私は考えています。現に厚生労働省の幹部はどう言っているか。2008年の1月、老人医療企画室室長補佐が医療費が際限なく上がり続ける痛みを高齢者が自分の感覚で感じ取っていただくことにしたというのです。よくぞ言ったものです。2013年12月には、高齢者医療課長がこう言っている。これからは高齢者にどんどん負担を求める時代だと。先の短い高齢者に基金を取り崩して保険料を下げるような優遇はすべきでないと、ここまで言っているのです。本当にひどいです。こういう人方が運用しているのです。まともではないです、これは。舛添さん以上かもしれません。そういう点では、特例軽減の廃止は、制度本来の狙いをむき出しにするという形になっているというふうに私は思っています。この特例軽減の廃止については、重大なことは後期高齢者の医療負担を2割にすると。それを議論し、具体化しようとしており、高齢者にとって病状悪化につながる危険な受診手控えを生んで、金の切れ目が命の切れ目、これを生み出すようなことを国や道、また地方自治体が手をかしていいのでしょうか。そうならないような努力を求めたいと思います。お答えをいただきます。以上を質問し、終わります。

答弁 教育長 土井康敬(教育長は2019年9月まで)

私から不登校対策法案についてのご答弁を申し上げたいと思います。まず初めに、一般質問でこういった不登校問題についてご質問をいただくことに非常にこれをきっかけとしていろんな議論が起き上がるのかなというふうには思っているところであります。一例でありますけれども、不登校の当事者でつくる会の代表者の方がこんなことをおっしゃっています。この法案は、非常に大きなお世話であるという意味です。できればそっとしておいてほしい、それが私たちが望むものであると。ただ、我々も教育行政を預かっている者として、今工藤議員がおっしゃった学校圧力というのはあるというふうなご指摘もいただいているところでありますけれども、これは社会であったり、保護者であったり、全てがいろんなところで考え方を変えなければ全く追いついていかないものだというふうには思っているところであります。そこで、町議会でのご質問でありますので、妹背牛がどういうような対応をしていくかということでありますが、従来より課長が申し上げているとおりでありまして、町全体で取り組んでいくというのが姿勢となっております。通告にありますように、第9条ですか、個別の状況に応じた支援、それから12条になるのですか、情報を共有する、それから心身の状況を継続的に把握する、妹背牛町はこれ全部やっています。これは何かといいますと、対策ではなくて対応しようとしているということをご理解いただきたいと思いますので、ご質問いただいた議論をしていくこと、さらには具体的な案を出していくこと、これは非常に大きなご意見として承ってまいりたいと思いますし、現在健康福祉課、それから教育委員会、保育所も含めて、学校の教師も含めてさまざまな事案が起きたときには対応できる体制は整えているつもりでおりますので、その辺もご理解いただき、本町では課長言うとおり出さないといった姿勢で臨んでまいりたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

答弁 町長 寺崎一郎(町長は2017年9月まで)

私のほうから4と5、答弁をしたいと思います。今回のこの解消法の目的は、全ての国民が障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に資することが目的となっております。先ほど工藤議員さんのほうからあった障がい者を守るという定義につきましては、私もそのとおりだと同感をしているところでございます。これまで障がい者に対する擁護や差別、または障がい福祉サービスなど整備されてまいりましたが、障がいを持っている人で社会に出られない方も大勢いることと思います。大切なことは、身近にいる人が障がいに対し理解をして受け入れることだと思います。そして、町全体で共生していくことがこの法律の目的達成につながると考えています。障がいについて町民の皆様に理解していただけるよう今後とも啓発活動を行っていく所存でございますし、先ほど来の障害者差別解消支援地域協議会の体制が整うことでたくさんの障がい者の声が届くことを期待をしております。そして、何か制度で必要な事項については、町村会等を通じて国に要望してまいりたいと思いますので、ご理解を願いたいと思います。また、後期高齢者医療制度につきましては、先ほどの課長答弁ともダブるかもしれませんけれども、全国後期高齢者医療広域連合協議会は、6月8日、後期高齢者医療制度の安定運営に向け国庫負担割合の増加や高齢者の保険料負担率の改定方法の見直し、保険料の軽減特別措置の維持などの意見書を厚生労働副大臣に出しております。また、国庫負担の引き上げ等については、国保連合会、市長会、そして町村会の3者が共催による国保制度改善強化北海道大会を毎年10月に開催し、決議案を満場一致で議決し、国と道へ要望活動を行っております。また、国保制度改善強化全国大会を毎年11月に東京で開催し、あわせて国会、政党及び政府関係者への代表陳情を行うほか、各都道府県ごとに地元選出国会議員への陳情を行っておりまして、先ほどどおり必要な事項につきましては空知町村会を通じて国に要望していきたいというふうに考えておりますので、ご理解を願いたいと思います。

出典:妹背牛町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる