みんなの議会

紋別市議会 令和2年第1回定例会 2020年3月17日

(1)『新型コロナウイルス感染症対策と強靭化。正確な情報の収集と、迅速且つ適切な開示の下、「自助・共助・公助」の連携によって困難を乗り越えよう。』/(2)『総務大臣主催「自治体戦略2040構想研究会」の第一次・第二次報告と、「第/(3)『高規格幹線道路旭川・紋別自動車道の、一日も早い紋別延伸を。』/(4)『市民の生命と暮らしを守る、災害時の拠点となる市役所庁舎建て替えについて、具体的な計画着手と、建て替え財源について。』

2020年3月17日、紋別市議会の一般質問で、橘有三議員が「『新型コロナウイルス感染症対策と強靭化。正確な情報の収集と、迅速且つ適切な開示の下、「自助・共助・公助」の連携によって困難を乗り越えよう。』」「『総務大臣主催「自治体戦略2040構想研究会」の第一次・第二次報告と、「第」「『高規格幹線道路旭川・紋別自動車道の、一日も早い紋別延伸を。』」「『市民の生命と暮らしを守る、災害時の拠点となる市役所庁舎建て替えについて、具体的な計画着手と、建て替え財源について。』」について質問し、市長 宮川良一、広域病院連携推進室長 西田尚市、健康推進課長 大平朱美、土木課長 岩井智広、庶務課長 小林昌史、財政課長 鈴木保智が答弁しました。

質問者
橘有三 議員
答弁者
市長 宮川良一、広域病院連携推進室長 西田尚市、健康推進課長 大平朱美、土木課長 岩井智広、庶務課長 小林昌史、財政課長 鈴木保智

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 橘有三

橘でございます。現代に生きる私たちが経験したことのない新型コロナウイルスによる今や世界を覆う大規模な感染症発生の中、人々の命を守ることに、そして、社会機能の維持のために日夜尽力されている多くの皆様に深甚なる感謝と敬意を表します。それでは、通告に従って、順次質問いたします。さて、古来、感染症の大流行を含む大災害時には、人心の不安が事実に基づかぬ流言飛語となり、大変な問題や事件を引き起こすことが往々にしてあります。まして、今日は、インターネットを介し、瞬時にそれは世界中に伝達されます。市内でも、北見市での発生以来、結果として事実にあらざるうわさが複数流れております。紋別市において、さまざまな情報の収集と正確な情報の迅速かつ適切な開示にどのように取り組んでいるのか、また、現状、それが市民にどの程度行き届いているのか、お尋ねいたします。自助、共助、公助の連携によってこの困難を乗り越えようではありませんか。そのためにも正しい情報を適切にいかに全ての市民に行き届かせるかが課題であります。現状を克服することが第一優先ですが、安心・安全の北海道、そして、オホーツクブランドが輝く1次産業への今後の風評被害を含めた影響を危惧しております。我々は、紋別市民であると同時に、北海道民であり、日本国民であります。ぜひ、先手先手と道や国と協議連携を深め、言うべきことは言い、適切な対処を求めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。国民の命を守る防衛、防災、防犯、防疫の重要性、特に防疫に対して、現代に生きる私たちはかつてない状況に直面しております。さまざまな状況に即して、不断の見直しを図る紋別市強靱化計画の重要な観点として今後の対応を検討すべきと考えます。いかなる災害が発生しようとも、人命の保護と社会機能の維持、被害の最小化、迅速な復旧復興を基本目標とする国土強靱化でありますが、今回の新型コロナウイルス感染症の重篤なる拡大もまさに災害であると認識しております。しかし、私自身、命を守る強靱化をライフワークとしながら、強靱化地域計画に対して感染症の観点が欠落しておりました。地震や気象等の災害時における感染症の対策の観点は現行の国土強靱化にありますが、いわゆる平時における感染症対策も極めて重要な国土並びに地域の強靱化に不可欠であります。困難に対峙している真っ最中でありますが、最中だからこそ、気づかされ、知らされ、平素では得がたい知見も得られます。20世紀において、世界を覆い、我が国でも歴史に刻まれる大正7年、8年の世に言うスペインインフルエンザも1回、2回と流行を見ています。私たちは、何ごとも過ぎ去れば忘れがちでありますが、円周運動を繰り返す歴史に学び、よき教訓として、今後、防疫の観点も強靱化計画には不可欠と考えますが、いかがでしょうか。次に、既にご承知のとおり、総務大臣主催の研究会―自治体戦略2040構想研究会が平成29年10月から平成30年6月まで開催され、第1次報告、第2次報告が公表されています。研究会開催の趣旨は次のとおりです。本格的な人口減少と高齢化を迎える中、住民の暮らしと地域経済を守るためには、自治体が行政上の諸課題に的確に対応し、持続可能な形で質の高い行政サービスを提供する必要が求められます。そのため、多様な自治体行政の展開により、社会構造の変化への強靱性を向上させる観点から、65歳以上の人口が最大となる2040年ごろの自治体が抱える行政諸課題を整理しなければなりません。その上で、その2040年に目標を設定しておき、そこから振り返って現在すべきことを考え、今後の自治体行政のあり方を展望し、早急に取り組むべき対応策を検討することを目的とされています。第1次報告に記される2040年ごろにかけて迫り来る我が国の内政上の危機として、第1に、若者を吸収しながら老いていく東京圏と支え手を失う地方圏の1行があり、国家の危機と地方の危機を象徴する1行であります。第32次地方制度調査会の中間報告も昨年に出されておりますが、まず、紋別市においては、自治体戦略2040構想研究会の第1次報告、第2次報告と、第32次地方制度調査会の中間報告をどのように認識しているのか、お尋ねいたします。本年、第2期紋別市総合戦略がスタートいたします。計画期間は、令和2年度から令和6年度までの5年間でありますが、紋別市においても、国の自治体戦略2040構想研究会の手法をもって社会構造の変化への強靱性を向上させる観点から、2040年を見据え、長期的な視点で行政課題を整理するとともに、今後のあり方を展望し、早急に取り組むべき対応策を検討すべきではないでしょうか。次に、JR名寄本線廃止後30年を経て、紋別市並びに周辺地域全体にとって、社会基盤整備の最重要課題である高規格幹線道路旭川紋別自動車道について、昨年3月、遠軽-上湧別間の計画段階評価の着手が発表され、12月には瀬戸瀬-遠軽間が開通いたしました。紋別延伸に向けて極めて重要な意味を持つ遠軽-上湧別間について、第1回目となる社会資本整備審議会道路分科会第22回北海道地方小委員会も12月11日に開催され、審議されました。委員から、旭川紋別自動車道は、オホーツク圏域のみならず、道東地域全体にとっても重要なネットワークとの認識の発言があったということはまことに力強いことであります。旭川紋別自動車道は、重要物流道路、重要港湾紋別港、今後、道路の防災拠点としてその重要性が一層高まる道の駅、名寄市への国道239号等と総合的に重要なかかわりを持つことはいうまでもありません。ちなみに、今までも再々議論されている紋別市の道の駅は、藻別川の浸水想定区域にあり、防災の観点から将来の移転を検討しなければならないと考えます。旭川紋別自動車道は、紋別市は言うまでもなく、オホーツク圏、道東地域全体の人と物を循環させる極めて重要な社会基盤であるとともに、オホーツクの豊かな自然の恵みを生かし、国内屈指の生産力を有するまでに成長した農林水産業と市政執行方針にもありましたが、それは紋別市民の豊かさの根幹であり、日本人の命を支える重要な産業であり、私たち市民の誇りである本地域の産品を全道、全国に流通させるためにも、一刻も早く整備しなければならない重要な道路であります。先月17日から今月13日まで、紋別市、佐呂間町、遠軽町、上湧別町の全戸を対象にアンケート、意見聴取がなされました。非常に大切な機会でありましたが、多くの市民の皆さんから、いま一つアンケートの趣旨がわからない、これは遠軽町や上湧別町のことなのですよねといった声が聞かれました。紋別市の回収率は必ずしも高くはないと予想されます。今後も、このようなアンケートが実施されていくことと考えますが、市民の皆さんはもとより、今後、周辺自治体と意識と課題を共有して、一日も早く紋別市までの事業化を目指すべきと考えますが、いかがでしょうか。そして、市民の皆さんとともに、機運醸成を図りながら、具体的にどのように事業推進に取り組むか、お答えください。また、旭川紋別自動車道の終点は未確定とはいえ、さまざまな地図上の表示や、道路のキロ数の表示からすると、紋別空港が一つの考え方として広く認識されておりますが、さきに述べた重要物流道路、重要港湾紋別港、道の駅移転、名寄市への国道238号等を総合的に考えたならば、一メートルでも紋別市街地に近い場所の選定でなければいけません。これは、決まってからでは遅いのです。今から積極的に論議と要望活動を行うべきと考えますが、いかがでありましょうか。最後に、市民の生活と暮らしを守る災害時の拠点となる市役所庁舎建替えについての具体的な計画着手と建替財源についてであります。昨年、第3回定例会において、飯田議員と私から市役所庁舎建替えに関する質問がなされました。それに対し、市長より、省エネを初めとする環境への配慮や防災に強い庁舎、また、安定した財源対策のもと、庁舎建替計画を進めていかなければならないとの前向きな答弁をいただきました。また、市政執行方針にも、災害に負けない社会基盤を整備することは市民の安全・安心な暮らしを守る上で極めて重要とし、市役所本庁舎や市民会館など、市民生活にかかわる公共施設の老朽化が課題となっており、計画的、効率的な施設整備のあり方について検討を進めるとありますが、具体的にどのように着手するのか、お尋ねいたします。令和2年度の予算案には本件に関する予算措置が見当たりません。昨年も申したとおり、紋別市強靱化計画、防災計画にのっとり、また、必要であれば、適宜、見直し、市民の生命と暮らしを守る拠点としての庁舎、災害時はもちろん、どのような状況下においても機能不全とならない庁舎を基本に、ありとあらゆる災害を想定し、何にも優先して市民の生命と暮らしを守る拠点としての市役所庁舎という観点で具体的な計画に直ちに着手すべきと考えますし、庁舎建替えに関する財政課題も待ったなしの状況であります。次に、建替財源についてです。大変好調な当市のふるさと納税は最適な用途の一つでありますが、飯田議員に対しての答弁にありました市町村役場機能緊急保全事業制度について質問いたします。この事業は、熊本地震を教訓として、業務継続が確実に行われるため、庁舎、すなわち行政の中枢拠点が災害発生時においても有効に機能しなければならないことが再認識され、昭和56年の新耐震基準導入前に建設され、耐震化が未実施の市町村役場の本庁舎の建替事業が対象であり、平成29年から令和2年度までの時限措置として設けられたものであります。伺うところによりますと、全国の自治体で、昭和56年以前の対象庁舎は、一昨年、平成30年3月時点で460庁舎、うち、耐震補強だけの対応もありますが、およそ280カ所は建替予定で、未定の自治体の庁舎はおよそ120カ所のことであります。来月には昨年3月の数字が出てくると思われますが、さらに少なくなっていることでありましょう。現在の要件である令和2年内の実施設計、契約は不可能でありますが、これまで、庁舎の建て替えについて、緊急防災・減災事業債における津波浸水区域内からの移転事業などを除き、地方交付税措置がなかった中での刮目すべき事業でありますので、直ちに紋別市として延長要望書を総務省に提出すべきと考えます。既に提出している自治体もあるとお聞きしておりますが、いかがでありましょうか。以上で質問を終わります。再質問は留保いたします。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。初めに、新型コロナウイルス感染症対策についてであります。1点目の正確な情報収集と迅速かつ適切な開示への取り組みにつきましては、2月26日に感染症危機管理対策本部を、27日には服部休日夜間急病センター長兼保健センター長をチーフに、紋別医師会、広域紋別病院、消防及び行政を構成メンバーとした保健医療対策チームを設置したことで、正確な情報の一元化と適切な開示及び迅速な対応等が可能な状況となっております。万が一、感染患者が発生した場合や感染が拡大した場合に備え、関係機関での情報共有と最善の対策を随時協議しているところであります。正確な情報が市民にどの程度行き届いているかについてですが、1月と2月に市ホームページに感染症対策の記事を掲載したことに加え、2月の記者会見で現状と対策方法を発表したほか、3月に感染症対策と相談窓口のチラシを町内会のご協力により全世帯に配付しております。また、相談窓口を、紋別保健所に加え、保健センターにも開設しております。今後とも、必要に応じて、市ホームページや地元新聞、チラシの全戸配付などにより、正確な情報が幅広く市民に届くよう努めてまいります。2点目の1次産業への今後の風評被害を含めた影響についてですが、漁業では、今年の本格的な操業はこれから迎えることとなるため、現時点での影響は明らかではありませんが、水産加工業においては、海外向けのホタテ加工製品の生産を行っている業者では、輸出先の事業所が一時的に稼働停止となり、予定していた製品を出荷することができない時期もあったところであります。酪農業では、学校の臨時休校により、給食用牛乳の需要が減少しているほか、国内外の観光客の減少や外食の落ち込みの影響などにより、今後、生産活動が停滞することや低下することを危惧しているところであります。また、風評被害につきましては、本市におきましても、ふるさと納税の返礼品が安全なのかなどの問い合わせが寄せられておりますが、その都度、安全性を丁寧に説明してご理解をいただいております。今後は、国、北海道などの関係機関や市内事業所と連携を図り、市ホームページなどで正確な情報発信に努めてまいりますが、いずれにいたしましても、新型コロナウイルス感染の流行を終息させることが何より重要であると考えております。3点目の紋別市強靱化計画との関連についてですが、国土強靱化計画は、あくまでも大規模自然災害等の発生による起きてはならない最悪の事態の回避に向けて推進すべき施策を取りまとめたものであることから、本市の地域計画においても、自然災害等の発生を想定した上で、被災後に多くの人が集まる避難所における感染症予防、蔓延防止のための平時からの健康づくりの推進や、防疫実施のための備品、薬品、機器等の確保、災害拠点病院の指定を受けている広域紋別病院における医療支援体制などについてを重点化すべき施策項目として位置づけているところであります。議員のご指摘の平時における感染症対策を防疫の観点から計画に位置づけることの必要性は、今後、国や北海道の計画との整合性を図りながら検討してまいります。また、マスク、消毒液等の計画的な備蓄や市における業務継続計画の策定等、今回の経験から得られた教訓を生かし、平時から準備可能な取り組みについては、地域防災計画との連携を図るとともに、関係機関とも協議を進めるなど、対応してまいります。次に、総務大臣主宰の自治体戦略2040の構想研究会の第1次報告、第2次報告と、第32次地方制度調査会の中間報告を受けてについてであります。自治体戦略2040構想研究会の報告では、団塊の世代が85歳を超え、また、団塊ジュニアと言われる世代も65歳以上となることで高齢者人口が全国的にピークを迎える2040年ごろを起点とし、これまでにない逆算の視点から地方行政が長期的に対応すべき課題が整理されております。また、第32次地方制度調査会の中間報告では、2040年ごろにかけて求められる視点、方策として、ひと、インフラ・空間、技術のいずれの分野においても、さらなる広域連携が重要であると提言されており、今後は、地域や組織の枠を超えた連携やAI技術等を生かした地方行政体制のあり方について、引き続き調査審議を行うこととされているところであります。加速する人口減少やインフラの集中的な老朽化など、報告の中で描かれている20年後の姿は、首都圏、地方圏とも大変厳しいものであり、大きな衝撃を感じるとともに、今後どのように議論が続いていくのか、また、この報告等を踏まえ、国としてどのような地方制度改革を進めていくのかについては十分に注視していく必要があると認識しております。市政執行方針でも申し上げたとおり、私たち地方自治体は、少子高齢化や労働力不足など、報告でも挙げられている多くの厳しい諸課題に既に直面しており、その対応は待ったなしであるとともに、報告が起点としている2040年よりも早く自治体としての危機が訪れることも想定しなければなりません。それらの状況を回避していくためには、議員のご指摘のとおり、長期的な視点からの重要性も十分に意識しながら、現在策定中であります第2期紋別市総合戦力を中心に据え、引き続き行政課題の解決と持続可能なまちづくりに向けて全力で取り組んでまいります。また、人的、財政的な課題を抱える自治体においても将来に向けて必要な行政水準を維持していくことができるよう、平成26年の地方自治法の改正において、市町村間や都道府県との事務の代替執行制度が創設されるなど、今後さらに広域行政の重要性が高まっていることから、地域のリーダーとして求められる広域連携のあり方について周辺自治体とも協議をしてまいります。次に、高規格幹線道路旭川紋別自動車道の一日も早い紋別延伸についてであります。1点目の周辺自治体との意識と課題の共有により一日も早い事業化を目指すべきではないかということについてですが、高規格幹線道路旭川紋別自動車道が持つ多様な効果により地域課題を解決していくためには早期完成が重要であることは言うまでもなく、高規格幹線道路旭川・紋別自動車道早期建設促進期成会及び民間団体で構成された協議会との連携のもと、早期完成に向けた意識や互いの課題を共有しつつ、一丸となった要望活動を実施しているところであります。これらの要望活動により、国と地方との緊密な連携協力体制が築かれ、今日までに計画延長の約75%に当たる約99キロメートルが開通し、切れ目のない事業展開がなされているものと考えております。2点目の機運醸成と具体的な事業推進の取り組みにつきましては、地域における旭川紋別自動車道の必要性や重要性をより深く理解していただくために、各地イベントでのPR活動を継続して実施するほか、広報等をより効果的に展開し、市民のさらなる機運醸成を図るとともに、早期建設促進期成会が中心となり、遠軽-上湧別間の計画段階評価の調査促進を重点要望事項として、定例である春季及び秋季、さらには、状況に応じた緊急の要望活動を展開するなど、今後も事業推進に向け積極的に活動してまいります。3点目の旭川紋別自動車道の終点に関しての議論と要望活動を行うべきではないかということにつきましては、現時点で公表されている旭川紋別自動車道関連資料等での終点の表記は便宜上のものとされ、現段階においても終点の詳細位置は確定されていないことから、今後も整備促進の要望活動に尽力し、終点のあり方についても適切に対応してまいります。次に、市役所庁舎建替えについての具体的な計画着手と建替財源についてであります。庁舎建替えにつきましては、新年度、担当部署において庁舎建設検討委員会を設置し、基本構想段階として、現庁舎の現状把握と問題点の整理、新庁舎の機能、規模、施設内容、建設候補地等の検討を行う予定であります。令和3年度には、基本計画策定に伴う予算を計上し、基本計画素案のパブリックコメントや住民説明会、各種団体との意見交換等を経て、基本設計、実施設計、建設工事着手、新庁舎竣工の運びとなり、この期間は五、六年と見込んでおります。新庁舎は、市民が利用しやすく、防災拠点としての機能を担い、環境への配慮などをコンセプトとして建設事業に着手してまいります。市町村役場機能緊急保全事業の国に対する期限延長の要望につきましては、全道市長会及び全国市長会を通じて行っていることでご理解願います。以上で答弁を終わらせていただきます。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

橘有三君。

質問 4番 橘有三

前向きなご答弁をありがとうございます。それでは、順次質問をさせていただきます。いろいろな人心の不安も伴って風聞があるわけであります。きのうも質問がございましたけれども、きょう現在、紋別市では感染者は発生していないということでよろしゅうございますか。また、他地域からの受け入れもないということでよろしゅうございますか。

答弁 広域病院連携推進室長 西田尚市(広域病院連携推進室長は2022年6月まで)

お答えいたします。広域紋別病院がこの地域の第2種感染症指定医療機関に指定されており、病院では何名かの検査はしておりますが、現在、感染者はいらっしゃいません。

質問 4番 橘有三

道の発表では、集団感染が起こった北見市以外、オホーツク総合振興局管内という言い方で感染者の居住地が公表されたわけですが、具体的な自治体名は明らかにされていないわけであります。今後、紋別市で発生する可能性も十分にありますけれども、その場合は紋別市として公表すると同時に、対応されるのでしょうか。

答弁 健康推進課長 大平朱美(健康推進課長は2023年9月まで)

お答えいたします。公表に関しては、ご本人から公表してほしくないということがあり、公表しておりませんので、市としても公表できない状況になると考えております。以上です。

質問 4番 橘有三

道内をいろいろと見ましても、ざっと見た中では、市は市で公表するのかなというような認識でいたのですけれども、紋別市で発生した場合でも、個人のプライバシー等への配慮により、発表はしないかもしれないということでいいのですか。

答弁 健康推進課長 大平朱美(健康推進課長は2023年9月まで)

お答えいたします。やはりプライバシーの関係がありまして、市としての公表になるかどうかも今ははっきりしておりません。保健所等とも相談というか、協議することになるかもしれませんが、本質的には、ご本人から公表してほしくないということがあれば、紋別市で発生したということを公表できないというか、わからない状況になると考えております。

質問 4番 橘有三

紋別市で発生した場合でもオホーツク総合振興局管内となるということもあり得るということですか。

答弁 健康推進課長 大平朱美(健康推進課長は2023年9月まで)

そのようになると考えております。

質問 4番 橘有三

また、紋別市で発生しなくとも、この周辺の自治体で発生した場合、紋別市で受け入れるという状況もあるのですか。

答弁 広域病院連携推進室長 西田尚市(広域病院連携推進室長は2022年6月まで)

お答えいたします。オホーツク圏内の感染症病床数は、広域紋別病院を含め、8床になっております。北見赤十字病院が2床、遠軽厚生病院が2床、それと、網走厚生病院が2床、広域紋別病院が2床の計8床です。新型コロナウイルスが発生しまして、その後、2月末から、北見赤十字病院、網走厚生病院、遠軽厚生病院、広域紋別病院ではウェブ会議を行っております。それぞれの地域で発生者が多数になった場合には、それぞれの感染病床のある地域に患者を受け入れるということについて調整を図っているところでございますが、今、広域紋別病院では他の地域からの患者の受け入れはございません。以上でございます。

質問 4番 橘有三

やはり、市民の皆さんには不安もありますし、予防的措置ということもあります。ですから、先ほどの紋別市としての公表については個人のそれによるのか等もきちんと整理していただき、起こった場合にはこういうふうにいたしますということを早急に決めていただければと思います。紋別市では非常に立ち上がりが早かったですよね。そして、市長の会見も市民に安心を与えました。しかし、あれからもう2週間以上が過ぎています。あの集団発生を見ましても、今回の感染症の実態というものが大分見えてきたところもあるのではないかと思っています。発生していなくとも、例えば、1週間に1回でもいいので、今はこういう状況になっています、こういうことに留意ください、万が一のときはこういうふうにしますというようなことをぜひ積極的に発信していただければ市民の安心・安全に一層つながるのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

今いろいろとご質問をいただきましたけれども、市内での発生についても、今、課長が話したとおり、道が中心になって対応しますが、あくまでも個人のご理解をいただいてでなければ公表できないということで、管内でのということになるかもしれません。ただ、本人のご了承をいただければ、市としては速やかに公表したいというふうに私は思っておりますので、その点については道とも協議を進めながら取り組んでいきたいと思います。また、病院についてです。今、感染症の病床が2床ありますけれども、管内でも感染者があふれてくると、当然、広域紋別病院でも受け入れなければならない状況になるかと思いますので、そこら辺は市民の皆様にもご理解をいただきたいというふうに思います。今ご指摘いただきました市民への情報公開といいますか、安心度を高めるということについてですが、議員がご指摘のご心配もわかりますので、定期的な記者会見がいいのか、どういうふうに公表すればいいのかも含め、検討させていただきたいと思います。

質問 4番 橘有三

ありがとうございます。とかく、やはり病気もさることながら、こういう時期には人心の不安定によって人権が傷つけられるということもありますので、その対応というのは大変慎重を要すると思います。今後どのような状況になるかがわからない中ですが、適切なご対応をお願いしたいと思っております。次に、1次産品等々に対する風評被害のことについてです。今、ふるさと納税の返礼品に対し、安全かというような質問も来ているということでありました。きのうの課長からの答弁の中で、いろいろな媒体を使った宣伝もということがありましたけれども、北海道、オホーツクの安心で自然だというブランドがやはり大きいと私は思うのです。そのブランドがあって、そして、生産者がそこに本当に渾身を込めて産品をつくっているわけで、そういったことが大きく結びついていると思っていまして、そういったところに影響を受けないかと非常に留意しております。今、真っ最中でありますからこれ以上は言いませんが、紋別市の基幹産業は、北海道の長年のブランドがあってのことなので、先へ先へのご配慮をお願いいたしたいと思います。次に、2番目に質問いたしました自治体戦略2040構想研究会の1次報告、2次報告等についてであります。今から20年先という観点のほか、20年後に立ち、今を振り返って対処していくというバックキャスティングの手法があるとのことです。ただ、これを読みますと、非常に深刻な状況になるということでありますし、先ほどの答弁にもありましたように、地方の現実からすると、20年がたたなくてもそういう事態に直面しているというのが私の正直な実感であります。ですから、手法としては未来を見据えてということもあるけれども、未来に立って、あのときにこうしておけばよかったということのないよう、さまざまな施策が必要と思うわけでありますので、先ほどいただいた答弁のとおり、よろしくお願いいたします。次に、道路のことでありますけれども、紋別市に一メートルでも近いところが終点となるよう、今から要望しなければならないということです。いろいろなことが何となく決まっていく中で紋別市が言うのではなくて、一メートルでも紋別市に近いところに終点を持ってこなければならないわけなのです。先ほど申しましたけれども、紋別市の道の駅のことについては今までもいろいろと議論がありますけれども、どこら辺にやはり終点を持ってきたらいいのだろうという観点から言うと、それから、この道路は重要物流道路で、名寄市のほうにも通じていますし、それから、市街地にも、重要港湾紋別港にも、道の駅にもと思うわけですが、何と道の駅が藻別川の浸水地帯にあり、津波の浸水地帯でもあるのです。このように浸水想定区域に道の駅があるのですが、これはいかがなものか、こういう面からも早急に対応しないといけないと思っています。ことし1月に報道されたとおり、令和2年度、国土交通省は、全国の道の駅の中から広域的な防災拠点として機能する防災道の駅をというようなことです。道の駅の機能は、今や、強靱化とも相まって、防災拠点ということを考えたときに、当然、道の駅の場所ということが出てくるわけです。それから、今申しましたように、国道238号は何といっても藻別川の浸水想定区域にあるわけであります。そのため、今度の高規格道路は何としても藻別川を越えてこないと、万が一、洪水があって、紋別市と物流、人の往来がとまるということでは何の意味もなくなってくるわけです。そうしたことも含め、防災の拠点から、道の駅、また、高規格道路の終点についてはいかがでございましょうか。

答弁 土木課長 岩井智広(土木課長は2021年3月まで)

お答えいたします。今ご指摘の藻別川の浸水想定区域に現状の道の駅があるという点については我々も認識してございます。ただ、道の駅が防災拠点機能としての施設をあわせ持つことが必要なのかどうかという議論については現段階ではまだなされておりませんので、そのことについての答弁は差し控えさせていただきますが、議員がご心配されている終点が浸水想定区域内に来てしまい、それによって大雨、洪水の際に物流機能がとまってしまうといった点につきましては、私たちとしてもやはり避けるべきというふうに考えてございます。重要物流道路としての性格を考えますと、やはり、どんな非常時においてもその機能が全うされる道路機能が求められるわけでございます。そういったことも踏まえまして、今後しかるべき時期に行われる終点の議論のときには、今ご指摘のこと、あるいは、地形的な状況も踏まえながらしっかりと検討してまいりたいと思っております。

質問 4番 橘有三

先ほど申しましたように、防災道の駅を選ぶ認定制度が令和2年度から始まるわけでありますので、ぜひ、そういう観点を持っていただければと思います。それと同時に、今、国道238号は防雪のために海側に来ているわけですが、何かの災害時には相互に代替や補完の役割を果たさなければならないと思っております。そうしたことから、いつも飛行機から見て、山側ではなければならないな、河口付近に国道238号が通っていますが、もう少し山側にして、浸水想定区域から外し、藻別川がどんな状況にあっても、それを乗り越えて、紋別市内の重要港湾へ行けるようにする観点が必要だなというふうに思いますので、今後はそういった議論をぜひ進めていただきたいと思います。最後に、市役所庁舎の建て替えの財源の問題についてです。この財源について、従来、庁内で検討されたことはございますか。

答弁 庶務課長 小林昌史(庶務課長は2022年3月まで)

お答えいたします。今までに庁内で複数回協議をさせていただいておりますけれども、その中で財源の話に至った経緯はございません。以上です。

質問 4番 橘有三

市町村役場機能緊急保全事業制度は、去年も出てきておりましたけれども、これは今までにない、いい財源なのですが、仮に、紋別市役所庁舎を建て替えるとなったとき、これを利用するしないでどう変わるのか、もし何かのシミュレーションがあるなら教えていただきたいと思います。

答弁 財政課長 鈴木保智(財政課長は2022年6月まで)

お答えいたします。施設の規模等が決まってございませんので、まだシミュレーションまではしてございませんけれども、仮に市町村役場機能緊急保全事業債を使うと、事業費の22.5%が交付税措置の対象となりますので、それ以外の財源を検討していくということになると思います。

質問 4番 橘有三

熊本地震が平成28年4月でしたでしょうか、これを契機になされた交付税措置でありますけれども、堂々と延長すべきということを総務省に紋別市としてやはり言うべきだと思うのです。それでは、今の管内での庁舎整備についてはどういった流れになっていますか。

答弁 庶務課長 小林昌史(庶務課長は2022年3月まで)

西紋地区についてお答えをさせていただきますけれども、まず、滝上町役場庁舎が平成元年に竣工されております。また、西興部村役場庁舎が新耐震基準の昭和56年の竣工です。そのほか、雄武町役場庁舎が昭和47年、興部町役場庁舎が昭和49年の竣工となっております。雄武町につきましては、既に耐震改修を終えております。滝上町、西興部村につきましては、新耐震基準後ですので、年数はたっておりますけれども、修繕で行うというようなことを聞いております。興部町につきましては、平成30年に耐震診断を行った結果、紋別市と同様、耐震に疑問があるという診断をされておりまして、今後、耐震改修を予定するというようなことを確認しております。以上です。

質問 4番 橘有三

一昨年の3月で残り120カ所ですから、去年、ことしだったら数は相当少なくなっていると思うのです。でも、北海道は、ご承知のとおり、一昨年の胆振東部地震のブラックアウトを経たということがあります。そのため、駆け込みでやっていくのではなく、次々と全国的に起こる自然災害に鑑みて、やはり、制度の延長について堂々と言うべきだと思います。また、紋別市の場合は、そういったものに鑑み、北海道の中の市としては3番目に紋別市強靱化計画もできたのです。ですから、その期間に間に合わせるというよりも、熊本で震災があった、北海道でブラックアウトがあった、そういった中で強靱化計画もできた、でも、こういう市庁舎が要るというような手順を踏んでいると間に合わない、むしろ、今の制度を拡充してほしい、もっと延長してほしいということを、そういう要望を総務省にもう出している自治体もあると伺っておりますので、ぜひ紋別市としても堂々とそのことを訴えてほしいと思いますし、訴えるべきだと思います。いろいろな状況から滑り込みでやっている自治体もあると伺っていますけれども、そうした要望をぜひ出していただきたいと思います。市長、いかがでしょうか。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

この事業については、ご答弁を申し上げましたように、道北市長会を通じ、全道市長会に、あるいは、全国市長会の重要提案項目にも上がっておりますので、これはそうした次元ではなく、通年の恒常的な事業として組んでもらうのが重要だというふうに思っております。ただ、そうした組織がありますので、そこを通じて要望させていただきますけれども、議員のご指摘のように、単独で自治体が要望することの効果があるのであれば、全道市長会の中で議論をさせていただき、そういうような取り組みについても考えてまいりたいというふうに思っております。

質問 4番 橘有三

それでは、これで終わりますけれども、ざっと50億円としたとき、これを活用するか否かで変わるのは10億円ぐらいだと思っているのですが、これは交付税措置として大変役に立つ、助かる財源なのです。ぜひ積極的に国に要望していただきたいですし、紋別市としてはきちんと手順を踏んでいるわけです。そういったことも含め、これから取り組む自治体が不利益をこうむらないように、むしろモデルとなるような要望を行っていただきたいと思います。以上で終わらせていただきます。

出典:紋別市議会 令和2年第1回定例会 2020年3月17日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる