みんなの議会

紋別市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月9日

(1)平成26年度予算編成について/(2)農業の振興策について/(3)木質バイオマス発電所について/(4)東京直行便利用対策について/(5)住宅リフォームの補助制度について/(6)空き家対策について/(7)奨学資金制度の拡充について/(8)上渚滑地区の振興について

2013年12月9日、紋別市議会の一般質問で、阿部秀明議員が「平成26年度予算編成について」「農業の振興策について」「木質バイオマス発電所について」「東京直行便利用対策について」「住宅リフォームの補助制度について」「空き家対策について」「奨学資金制度の拡充について」「上渚滑地区の振興について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 齋藤房生、財政課長 牧野昌教、農政林務課長兼参事 野呂田厚司、港湾課長 天池久幸、木質バイオマス火力発電所誘致推進室参事 徳正修一、観光交流推進室参事 高橋秀明、都市建築課長兼広域公園推進室参事 稲葉宏剛、学務課長 小林昌史が答弁しました。

質問者
阿部秀明 議員
答弁者
市長 宮川良一、教育長 齋藤房生、財政課長 牧野昌教、農政林務課長兼参事 野呂田厚司、港湾課長 天池久幸、木質バイオマス火力発電所誘致推進室参事 徳正修一、観光交流推進室参事 高橋秀明、都市建築課長兼広域公園推進室参事 稲葉宏剛、学務課長 小林昌史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 阿部秀明

おはようございます。私は21の会の一員として、さきに通告しております事項について質問をさせていただきます。宮川市長におかれましては、さきの市長選挙において、安心して暮らせる街づくり、力強い産業のある街づくり、賑わいあふれる街づくり、学び合い、夢を育む街づくり、市民との協働を進める街づくりをスローガンに掲げ、圧倒的勝利により3期目の当選をされました。心からお祝いを申し上げますとともに、健康に留意され、公約の実現に向け邁進していただきたいと思います。少子・高齢化の急激な進行や若者の都市部への流出などによる人口の減少に歯どめがかからない実態など、市民生活に直結した諸課題の克服が限りなく存在する中、宮川市長の今後の市政運営に対する市民の期待は大変大きなものがあると思います。今地方自治体のおかれている大変厳しい財政環境の中、限られた財政で5つの街づくりを実現するためには、短期、中期、長期にわたり取り組む課題があると思いますし、継続して取り組むべき市政課題も多々あると思いますが、市長の街づくりへの思いを平成26年度予算編成にどのように反映されるのかお伺いしますとともに、以下3点についてお尋ねをいたします。1点目は、今年度執行方針に係る予算の執行状況と、予算執行期間は残すところ4カ月となりましたがその決算見込みについて、お伺いをいたします。2点目は、新年度に向けた予算編成作業が進んでいることと思いますが、当市においては広域病院の建設や木質バイオマス発電所の建設決定など、景気浮揚への好材料はあるものの、いまだ停滞している市内経済活性化に向けての予算措置を講じることも肝要と考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。次に、3点目でありますが、予算編成に当たっては交付税及び市税は欠かすことのできない財源でありますが、その見通しについて、また、安倍内閣が消費税率を来年度より8%への引き上げを決定しており、備品購入費や公共工事等の発注にかかわる費用の増大を補うだけの交付税措置がなされるのかお伺いしますとともに、水道料金や手数料など、当市における公共料金への影響についてどのように考えておられるのかお伺いをいたします。また、平成24年度の監査委員の意見書で、限られた財源の重点的配分と各種施策の優先順位について、厳しい選択と中長期的視野に立った財政運営の取り組みに留意されるよう要望するとの所見をいただいておりますが、これを来年度予算にどのように生かそうとしているのかお尋ねをいたします。次に、農業の振興策についてお尋ねをいたします。国は、食料・農業・農村基本計画について、食料自給率目標達成のため平成32年の時点で461万ヘクタールの耕地面積の目標を掲げており、日本再興戦略の中でも農地のフル活用による生産性の高い農業の実現を目指しているところであり、地域における農地利用の高度化を進め、生産力の維持、発展を図るには生産の主体となる農業者やその担い手の確保が重要であることは言うまでもありません。農業経営者の高齢化、後継者不足という現状において、新規就農者の育成と確保は我が国農業の大きな課題となっており、当市においても現状の課題は同じであると私は考えます。新規就農をする場合、牛舎等の施設や農機具の整備、さらには農地の取得など、多大な初期投資が必要であり、その資金の確保が困難でありますので、新規就農者が安心して農業経営を開始し、安定的な営農が図られるよう、初期投資に対する支援が必要不可欠であると私は考えます。農業生産施設などの整備については国や道の補助事業の採択が中心となることと思いますが、補助メニューにも制限があり、意欲ある新規就農者や個別経営体に対し、当市独自の支援策を構築すべきと考えますが、宮川市長のお考えをお伺いしますとともに、以下3点についてお尋ねをいたします。1点目は、青年就農給付金制度(準備型)の対象者への労働災害補償制度の適用についてでありますが、現行の制度では、準備型の要件として常勤の雇用契約を締結していないこととなっているため、労災保険が適用外となっております。新規就農に向け研修を行っている者にとって、研修中のトラクターの運転など事故への労働災害に対する公的補償がないことは、安心して研修を進めることへの阻害要因となっており、対象者向けの労働災害補償制度の創設、あるいは雇用契約を認めるなど、制度の改定ができないのかお伺いをいたします。2点目は、青年就農給付金制度(準備型)による研修終了後の就農開始要件の拡大についてでありますが、現行制度では、研修終了後1年以内に、原則45歳未満で独立自営就農、または雇用就農をしなかった場合、給付金を返還しなければなりません。親元就農に向けて研修を実施した後継者にあっては、現経営者である親の年齢等により、直ちに経営移譲がなされない場合も多々あると思います。後継者の確保と就農を円滑に促進するため、後継者と現経営者による家族経営協定の締結などにより共同経営者となったことを認定し、経営を開始したこととみなすことができないのかお伺いをいたします。3点目は、青年就農給付金制度(経営開始型)における所得制限についてでありますが、現行制度では自己年間所得額250万円以下の者に対し、1カ月当たり12万5,000円、年額150万円の給付金を支給し、1年間の所得総額を最大400万円まで補償する内容となっておりますが、本人の前年の所得額が250万円以上の場合、給付金が停止となり、年間所得400万円の補償がなくなることとなりますことから、自己年間所得額の制限を引き上げ、所得額に応じて給付金の額を調整する方式にできないのかお伺いをいたします。次に、木質バイオマス発電所についてお尋ねをいたします。住友林業と住友共同電力による国内最大の木質バイオマス発電所の建設が決定されました。このことは雇用の拡大、間伐材や林地残材の活用による林業、林産業への波及、また紋別港の利活用の拡大や廃熱利用による新たな産業への展開など、当市のさらなる発展に向けての起爆剤として大いに期待されるところであります。本事業の推進に当たっては、さきの臨時議会において、インフラ整備の第一弾として上下水道のインフラ整備がなされることとなりましたが、今後どのようなインフラ整備の計画があるのか、その内容についてお伺いをいたしますとともに、以下3点についてお尋ねをいたします。まず1点目でありますが、燃料は林地残材等による木質チップと石炭、さらに助燃材としてヤシガラを使用することとなっておりますが、京都議定書によりCO2を吸収して成長する樹木を燃料とした発電はCO2を増やさないものと取り扱われますが、実際には排出しており、当市の環境に及ぼす影響についてどのように捉えておられるのかお伺いをいたします。2点目は、主燃料である間伐材や林地残材の確保には、効率的かつ確実に収集、運搬するシステムの構築が肝要と思いますが、その体系づくりについてどのように考えておられるのかお伺いをいたします。3点目は、私が以前から要望をしていましたバイオマスタウン構想についてであります。バイオマスタウン構想は、現在国がバイオマスの活用に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、持続的に発展することができる経済社会の実現を目的に、バイオマス活用推進基本法を施行させ、平成22年にはバイオマス活用推進基本計画を策定し、その実現に向けて推進をしております。同法ではバイオマス活用推進基本計画を都道府県、市町村についてもバイオマス活用推進基本計画を策定するよう努めることとしており、北海道においては本年度に策定されると聞いております。さらには農林水産省が関係省庁連携のもと、バイオマス産業都市の募集を本年の3月から4月にかけて行い、6月に第1次選定地域を決定しております。こうした中、私は当市においても、今回建設される木質バイオマス発電所の取り組みとともに、バイオマスを活用した産業創出と地域循環型のエネルギーを確立すべく、バイオマス活用推進基本計画を策定し、バイオマス産業都市を目指すべきと考えますが、宮川市長のお考えをお伺いいたします。次に、東京直行便利用対策についてお尋ねをいたします。オホーツク紋別空港の紋別-羽田線については、利用者数の低迷等を理由に、平成23年度より需要の少なくなる10月最終の日曜日から翌年1月末日までの約3カ月間、新千歳空港を経由するいわゆる経由便として運航されております。この経由便運航は、新千歳空港で一たんおろされ、再度別の機体に乗らなければならないということもあり、羽田までの所要時間が直行便と比べ1時間以上長くなるなど利用者の利便性を損ね、結果としてさらなる利用者の低下、首都圏からの医師派遣や企業誘致、観光客誘致など、今後紋別市をはじめとする遠紋地域の地域振興に大きな影響が出るのではないかと危惧されているところであります。こうした課題を解消するべく、昨年遠紋地域と全日空との交渉の中で、直行便運航期間の利用者が4万7,000人を超えることを条件に通年での直行便を運航するとの合意がなされたわけでありますが、残念ながら昨年度においては目標値に届かず、本年の10月27日から来年1月までの間、経由便での運航になったと認識をしております。そこでお尋ねをいたしますが、今年度直行便の期間がひとまず終了した現時点での搭乗者数は何人でしょうか。また、残り何人搭乗すれば、全日空との合意事項である4万7,000人を達成できるのかお伺いをいたします。私としては、より多くの搭乗者数を確保するためには、市内の企業や団体などの協力はもちろん、時間にも余裕がある年齢層の利用促進を図ることが不可欠と考えますが、今後65歳以上が対象のシニア空割と補助金を組み合わせた場合の料金をPRするなど利用促進に向けた取り組みを強く行うべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。企業や団体などへの働きかけとあわせ、2月、3月の搭乗者数確保に向けた取り組みを含め、お伺いをいたします。次に、住宅リフォームの補助制度についてお尋ねをいたします。これまでも何度か議論を重ねてきたことでありますが、いま一度市の考え方をお聞きしたいと思います。低迷を続ける市内経済を牽引する役目は、建設業、とりわけ公共事業に大きな比重があるわけですが、本年度はアベノミクス効果が少しずつ地方へも浸透してきているようで、昨年までと比較すると業界も一定の活況を呈していると受けとめております。しかし、いまだ本格的なものとは言えず、今後も継続的なてこ入れを続けなければ市内経済の立て直しはできないと考えますし、また業界のほうは業績が向上すれば従業員の賃金へそれを反映していただいて、そのことは最終的には税収増により市民サービスの向上へも結びついていくものだと考えられるわけであります。住宅リフォームへの補助は、民間資金の投資を促す施策として公共事業と対となる重要なものと考えております。ここでぜひとも市内経済回復への一助として、また住環境の改善、定住促進など、総合的な観点から、住宅リノベーション事業として、まずは3カ年程度に期間を限定し、住宅改修費の補助制度を創設すべき時期としては最適ではないかと思いますが、市長のお考えをお伺いします。次に、空き家対策についてお尋ねをいたします。全国的な過疎化や少子・高齢化で増えた空き家が、市民の住環境や生活を脅かしております。防犯やまちの景観に及ぼす悪影響に加え、災害時には老朽化した家屋の倒壊、さらには雪の重みによる倒壊のほか、空き家からの落雪が通行人や近隣の家屋に被害を与えるおそれもあり、もはや放置できない大きな問題であり、空き家の解体、撤去と有効利用の両面からの取り組みが、この問題の解決に有効であると私は考えます。空き家とはいえ個人の資産でもあり、行政がどこまで介入できるのか非常に難しい面もありますが、所有者に対して管理改善を勧告し、従わない場合は氏名の公表や撤去の行政代執行も行える条例を制定することは、市民の安全を守るためのやむを得ぬ措置と私は考えますが、いかがでしょうか。また、所有者がその撤去費用を負担できないといったケースも予想されることから、実効性を確保するため撤去費用を一部助成する制度を創設すべきと考えます。本年3月議会においても、このことについて飯田議員より質問されており、その答弁の中で、撤去費用を一部助成する制度を創設すべく作業を進めているとのことでありましたが、制度創設に向けての状況と新年度予算計上への見通しについてお伺いをいたします。また、空き家を増やさない方策も大切であり、空き家、中古住宅情報バンクを設立し、空き家となった住宅を子育て住宅世代などへのあっせん、移住者や住み替えなど交流拡大プロジェクトのさらなる拡大推進に向け活用すべきと考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。次に、奨学金制度の拡充についてお尋ねをいたします。日本国憲法により教育の機会平等が保障されている我が国において、非正規雇用などによる経済格差の拡大により、子供を取り巻く環境は年々厳しさを増しております。近年貧困家庭であるほど高校や大学への進学率が低く、大人になっても低所得者になる傾向にありますが、子供は皆無限の可能性を持ち、環境の違いでその芽が摘まれるようなことがあってはならないと私は考えております。貧困の目安の一つとされる相対的貧困率を見ると、日本は先進35カ国中、悪いほうから9番目と劣悪な状況にあり、子供の6人に1人が貧困状態にあり、教育費が家計を圧迫しているのは明らかでありますが、前段としてこのような状況を市はどのように捉えておられるのかお伺いしますとともに、以下具体的に2点についてお尋ねをいたします。まず1点目は、奨学資金貸付金の現状についてでありますが、現在紋別市においては、紋別市奨学資金貸与基金条例により、その基金の額を本年3,564万円を増額し、1億円として無利子により貸し付けをしていると思いますが、5年間の貸付金の実績と改正後の現状、そして今後の基金の見通しについてどのようになっているのか、お伺いをいたします。2点目は、奨学金制度の拡充についてでありますが、現在の奨学金の貸与額については、大学などは月額で2万4,000円、高校は1万円としておりますが、現在の先の見えない不況の中、貸付金の増額や現在の貸付制度を給付型の奨学金制度にするなど、制度の拡充を図ってはどうかと思うものであります。具体的には、拡充にあっては、大学などは月額で5万円、高校などでは3万円にすることや現行の貸与型を給付型にできないかなど、子供たちの夢がかなえられるような支援を積極的に取り組むことが重要であると考えますことから、齋藤教育長のお考えをお伺いいたします。次に、上渚滑地区の振興についてお尋ねをいたします。以前にも上渚滑地区の振興についてご質問させていただきましたが、平成7年に市が策定した地域振興整備構想の10カ年計画によりまして、11丁目の公営住宅や支所に隣接した高齢者ふれあいセンター、上渚滑子どもプールの建設をはじめ、診療所の建て替えなど、高齢化や少子化が進む中、上渚滑の住民が安心して暮らせるまちづくりの推進にご高配、ご尽力をいただいておりますことに、改めて感謝を申し上げる次第であります。また、農業、林産業の最前線基地であります当地区の産業振興につきましても、最先端の林業機械の導入支援や大規模農業生産法人への設立支援など、農林業の積極的な基盤整備に取り組まれているところであり、今後も地元木材会社の事業拡大、共同預託を行う農業生産法人の設立計画などもありますので、引き続き上渚滑の地域振興、さらには本市の発展にもつながる産業振興にさらに積極的に取り組まれるようお願いするところであります。そこで、先ほど申し上げましたが、上渚滑地区につきましては高齢化の進みぐあいや児童生徒が減少するスピードが紋別市街より速く、また上渚滑商店街にも空き地、空き家が目立ち、住民にとりましては日常生活における不便さやまちの衰退に不安を抱いている声が届いてまいります。私も上渚滑の代表として、地域の発展、産業の振興を図ろうとする気持ちは、宮川市長と意を同じくするものであります。今後の上渚滑地区の振興についてどのようにお考えなのか、私も地域と行政の橋渡しができるよう一生懸命汗をかいてまいりたいと考えておりますので、市長のお考えをお伺いをいたします。また、北海道においては過疎集落対策として、本年より2カ年で施策を集中させ、本格化をさせておりますが、そのモデル事業として道内3カ所で住民や有識者らが地域の将来像を考える協議会を設置し、本年度中に具体策を決めるべく取り組みを進めております。私は今後上渚滑地区においてもこのような取り組みが必要ではないかと考えておりますが、市長のお考えをお伺いいたします。以上で私の質問は終わりますが、再質問については留保いたします。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

おはようございます。それでは、阿部秀明議員のご質問にお答えいたします。初めに、平成26年度予算編成についてであります。まず、新年度の予算編成に向けた考え方につきましては、さきの選挙で多くの市民の皆様からご信任をいただきました5つの街づくりに向け、今後厳しさを増す財政環境の中、地域医療のさらなる充実や中心市街地の再生、力強い産業づくりなどへ重点的に予算を投入し、地域の一層の発展を目指してまいりたいと考えております。それでは、以下質問項目に沿ってお答えさせていただきます。1点目の平成25年度予算の執行状況と決算見込みについてであります。一般会計予算の執行状況につきましては、11月末において、支出負担行為が既に行われた割合は57.87%となっており、公共事業に関しては全ての事業が発注済みとなっております。決算見込みにつきましては、一般会計の歳入におきまして、市税は固定資産税が予算に比べ約5,000万円上回っているものの、市民税及び諸税が若干下回っておりますことから、全体としてはほぼ予算どおりの収入を見込んでおります。また、普通交付税及び臨時財政対策債の合計が約1億円予算を上回って算定されております。また、歳出におきましては、入札減等による執行残が例年並みに推移しておりますことから、平成24年度程度の実質収支額が見込まれるもののと考えております。2点目の市内経済活性化対策についてであります。国におきましては消費税増税に伴い5兆円規模の経済対策を実施する見込みであり、本市もそれにあわせ補助事業の補正予算を予定しております。また、その際には地域の元気臨時交付金を活用した単独事業もあわせて提案することとしているところであり、施設の維持改修を中心に、春先の早い時期に発注ができるようにしてまいりたいと考えております。また、新年度におきましても、力強い産業のある街づくりの実現に向け、農業生産法人に対する支援やホタテ漁船更新支援事業に取り組むなど、間断なく市内経済の活性化を図ってまいります。3点目の新年度の交付税及び市税の収入の見通しについてでありますが、市税につきましては、今年度漁業が好調でありましたことから個人市民税において若干の増が期待できるほか、固定資産税において、地価の下落修正はあるものの、新築戸数や企業の設備投資が増加しておりますことから、税収は横ばいを見込めるものと考えております。また、地方交付税におきましては、今年度予算に対し5,900万円ほど増額の61億7,000万円となったところでありますが、来年度の地方財政計画をめぐっては地方交付税の歳出特別枠や別枠加算の廃止が焦点となるとされており、平成25年度に歳出特別枠として約2億6,000万円の算定があった本市にとりまして、この削減幅によっては予算編成に大きな影響があるものと考えております。4点目の消費税増税に対する公共料金等への対応についてであります。消費税納税義務のある公営企業会計など条例において税率を掲げているものにつきましては、今議会に条例改正を提案しておりますが、一般会計の使用料、手数料につきましては、国が決定する戸籍手数料等の改定通知がいまだないことや再来年度にさらに税率の引き上げが予定されておりますことから、今後国の改定幅等を参考に検討してまいりたいと考えております。また、地方交付税に対する増税の影響につきましては、消費税率の引き上げに伴い、地方消費税率が1%から1.7%に増加し、市が収入する地方消費税交付金も、本年度予算をベースに単純試算いたしますと約1億8,000万円の増収が見込まれるところですが、その75%が基準財政収入額に算入されますことから、逆に交付税額が減少することとなります。一方支出におきましては、一般会計の消費的支出に対する増税分の負担増約1億円のほか、補助費や扶助費など、間接的な経費も増加することが見込まれておりますが、これらが基準財政需要額にどの程度反映されるのかにつきましては、今月末に公表される平成26年度地方財政計画を見ないと判断できない状況でありますことをご理解願います。5点目の中長期的視野に立った財政運営についてであります。本市は地方交付税が最大の収入科目であり、公共事業等も地方債に依存しなければならない脆弱な財政構造となっております。国の財政健全化には増税による収入増のほか、安定的な経済成長、歳出及び給付の縮減が不可欠であり、地方財政にとりましては大変厳しい時代を迎えようとしております。今後とも財政運営に当たり適正な市債発行を心がけ、常に歳出構造の見直しを行いながら経済変動や地域社会の変化に柔軟に対応できる財政環境を維持してまいりたいと考えております。次に、農業の振興策についてであります。まず、新規就農者及び個別経営体に対する紋別市独自の支援策の構築につきましては、新規就農者にあっては、北海道農業公社が行う農地保有合理化促進特別対策事業や農地保有合理化事業において、農業用施設の貸付料の4分の1を助成しておりますが、就農時には多額の資金を必要とすることに鑑み、紋別市新規就農誘致事業の見直しについて現在検討を進めているところであります。また、個別経営の事業体に対しては、国などの補助事業を基本として、その補助残に対する支援を行っておりますが、市独自の支援は行っておりません。しかし、昨今のTPPをはじめとする国際情勢や国の農業政策の動向等から、後継者がいてもなかなか高額な施設等の整備にまで踏み込めないのが現状と認識しており、現在生産性の向上を図るための畜舎環境の改善や担い手の育成、確保のための酪農家の働く環境整備の推進に対する施策について、関係団体等と協議、検討を進めているところであります。それでは、青年就農給付金制度に関するご質問にお答えいたします。1点目の準備型における対象者への労働災害補償制度の適用につきましては、本制度が労働ではなく研修に専念する就農希望者に対する制度でありますことから、研修期間中の不慮の事故への備えには研修生がかける傷害保険等への加入が必要となります。なお、研修受け入れ農家や研修生が加入する傷害保険に対し、北海道農業公社が農家研修受入体制強化事業により支援を行っております。2点目の準備型による研修終了後の就農開始要件の拡大につきましては、現行制度では独立自営就農または雇用就農を目指す者が支援の対象となっており、原則親元就農は支援の対象となっておりません。議員ご指摘の研修終了後の親元就農者の円滑な経営開始に向けた対策として、国は平成26年度から就農希望者の掘り起こし、就農後の定着を支援するため、要件の拡大を検討しております。その内容は、親族農地の貸借を認めること、研修後親元に就農しても給付金の返還を求めないなど、新規就農者の倍増を目指したものとなっております。3点目の経営開始型における所得制限につきましては、本制度は経営リスクを負う新規就農者の経営が軌道に乗るまでの間を支援することを目的としており、制度を簡素化する観点からの制度設計となっているため、所得に応じた給付金額の調整についての制度改正の予定はないと聞いておりますが、地域農業の振興に係る課題につきましては、地域農業者や関係機関と連携し、提言、要望をしてまいりたいと考えております。次に、木質バイオマス発電所についてであります。発電所の建設に向けた今後のインフラ整備につきましては、市の事業といたしまして、上下水道以外では、PKS置き場として利用が予定されている第3埠頭貯炭場に隣接する埠頭用地の舗装を予定しております。それでは、以下質問項目に沿ってお答えさせていただきます。1点目の当市の環境に及ぼす影響については、住友林業においては法令を上回る自主規制値を設定するとのことであり、建設地周辺の環境調査も行うなど、環境に十分配慮して進めておりますことから、ほとんど影響はないものと考えております。また、樹木は光合成により大気中の二酸化炭素を吸収しますが、この樹木が燃えたり、腐って微生物に分解される際には、二酸化炭素が大気中に放出されますことから、木材に由来する二酸化炭素の増減はないと考えております。2点目の間伐材及び林地残材の収集、運搬システムの構築につきましては、10月22日の正式発表後、国有林、道有林をはじめ、遠紋、西紋の自治体にも誘致決定の報告と林地残材出材の協力要請を行い、北海道森林組合連合会をはじめ林業事業体に対しても、紋別市林業・木材加工業振興協議会及び西紋別地区林業・林産業に関する懇談会の場において、林地残材出材の協力要請を行ったところであります。また、オホーツク森林バイオマス活用協議会において、3年後の運転開始までに長期安定的なサプライ・チェーンを構築することが確認されております。燃料としての買取価格はまだ公表されておりませんが、収集、運搬経費を抑えることが山元及び林業事業体の収入増につながることから、住友林業及び林業事業体との連携をとりながら収集、運搬システムの構築と燃料の安定供給をサポートしてまいりたいと考えております。3点目のバイオマス活用推進基本計画の策定とバイオマス産業都市につきましては、バイオマス産業都市は、バイオマスタウン構想をさらに発展させ、経済性が確保された一貫システムを構築し、地域の特色を生かしたバイオマス産業を軸とした環境に優しく災害に強いまち、村づくりを目指すもので、今年度農林水産省が新規に公募を行っております。バイオマス産業都市に選定された場合には、メリットとして関係府省の各施策の活用や制度規制面での相談、助言など、各府省が連携して支援を行うこととされておりますが、発電所本体はFIT制度が適用されることから補助事業の対象とならないほか、チップ製造施設についても既に住友林業が林野庁の基金事業に申請をしていることから、現時点でのバイオマス産業都市への応募は考えておりません。しかし、そのほかのバイオマスにつきましては、経済性や事業の可能性などを含め、研究してまいりたいと考えております。次に、東京直行便対策についてであります。1点目の現時点での搭乗者数につきましては、本年4月1日から東京直行便が一時終了した10月26日までで3万6,622人であり、全日空と合意した通年での直行便運航の条件である4万7,000人を達成するためには、2月、3月の2カ月間で約1万人の利用者が必要となっております。この1万人の達成についてでありますが、現在のような利用促進策を行っていない平成23年度の2月、3月の合計で9,162人、平成22年度で8,904人となっておりますことから、目標達成に向け最大限の努力が必要と考えており、2月、3月の利用を促進するため、紋別市内のみならず遠紋地域の企業や団体への働きかけを強めるとともに、市民旅行補助などの対策を継続するほか、全日空の座席を販売するANAセールスと連携し、目標値達成に向けた搭乗者数確保に努めてまいります。市民の皆様におかれましても、空港の重要性をご理解いただき、さらなるご利用をお願い申し上げます。また、議員の皆様におかれましても、積極的な利用にご協力いただきますとともに、関係団体や市民への働きかけをぜひともお願いをするところであります。2点目の搭乗者確保に向けた取り組みにつきましては、議員ご指摘のとおり、シニア空割は格段の低価格設定であり、時間に余裕のあるシニア世代には利用しやすい制度と考えておりますので、今後も広報等を通じ、高齢者の方が安心して積極的に利用できるようPRしていきたいと考えております。次に、住宅リフォームの補助制度についてであります。過去幾度となくご質問をいただいておりますが、これまでのご質問の趣旨は、建設業界の活性化や市内経済へのてこ入れという観点で住宅リフォームに対する補助制度を創設していく考え方はないのかというものでありました。これに対して、本市の住宅関連の補助制度につきましては、地域木材の活用や省エネルギー、環境、衛生面などのそれぞれの政策目的がある中で進めてきており、建物の修繕が主である住宅リフォーム補助は、公共、公益の観点から慎重な取り扱いが必要との立場をとってきたところであります。ご質問にありますリノベーションという概念は、リフォーム、修繕とは異なり、機能、性能向上を目指す新しい考え方とお聞きしており、耐震性の向上や省エネルギーを軸とする低炭素の都市づくり、建物の長寿命化などの今日的課題に対する取り組みとして研究材料となり得るものではないかと考えているところであります。住宅リノベーション事業としてのこれら取り組みにおいて、公共、公益性の確保が可能であるかも含めて検討してまいりたいと考えております。次に、空き家対策についてであります。人口減少とともに空き家が増加し、老朽、廃屋化へと進む中で、周辺環境への影響や防災上の問題となることが懸念されるのは議員ご指摘のとおりであり、本市に限らず全国的な課題として、自治体によっては空き家等の適正管理条例を制定し、取り組んでいる状況にあります。これらの自治体の動きに応じて、国においては空家等対策の推進に関する特別措置法の立法を予定しており、素案では所有者の義務を明確化することや改善勧告、命令、行政代執行なども含むもので、これまで各地で条例化されたものと比較いたしますとほぼその内容が網羅されていることとなりますことから、条例化は不要との判断をしているところであります。また、老朽空き家に対する撤去費用の補助制度の創設につきましては準備を進めており、制度設計及び条例素案のまとめを終え、詰めの作業に入っている段階であり、平成26年度当初予算で計上したいと考えております。移住に係る空き家バンクにつきましては、民間業者との競合など課題が多いことから、現在のところ設立は考えておりません。また、移住希望者への情報提供につきましては、民間事業者へ紹介し、移住に向けた対策を行っているところであります。次に、上渚滑地区の振興についてであります。1点目の今後の上渚滑地区の振興に対する考え方につきましては、当地区は本市の基幹産業を支える重要な地区として、これまでも農林業の基盤整備や大規模農業生産法人への設立支援など、産業の振興を図るとともに、市営住宅や高齢者ふれあいセンターの建設をはじめ、診療所の改修や道路、水道施設などの社会基盤の整備に取り組んできたところであります。今後におきましても、上渚滑町再開発期成会をはじめ、住民の方々と地域の課題を共有しながら、地域産業の一層の振興や定住の促進など、住民の皆さんが安心して暮らせる取り組みを進めてまいりたいと考えております。2点目の北海道の過疎集落対策モデル事業につきましては、本年度から2カ年の予定で、道内3地区において、集落の維持、活性化に向けた取り組みやいわゆる限界集落対策など、3つのモデル事業を実施しているところであり、今後その結果が幅広く他の市町村に発信されることとなりますので、これらの取り組み手法などを参考にしながら、引き続き上渚滑地区の振興に取り組んでまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。

答弁 教育長 齋藤房生(教育長は2019年9月まで)

それでは、阿部秀明議員の教育問題についてお答えをいたします。奨学資金制度の拡充についてであります。初めに、教育費が家計に与える影響についてでありますが、全国的に見ましても保護者の経済的な負担増などにより児童生徒を取り巻く環境は厳しい状況に置かれていると認識しております。本市におきましても、奨学資金制度をはじめ、経済的にお困りのご家庭に学用品費や給食費などの教育費援助を行っており、今後も家庭の経済状況の差が子供の学力や進学に影響を及ぼすことのないよう、教育行政の推進に努めてまいります。1点目の奨学資金貸付金の現状についてでありますが、毎年度の貸与者を大学生10名、高校生2名として基金状況を算定した結果、平成27年度以降に基金残高が赤字になると推計し、本年度奨学資金貸与基金額6,436万円に3,564万円を増額し1億円とする予算計上を行っております。過去5年間の基金貸付実績につきましては、平成21年度25名、貸与総額636万円、うち新規貸与分12名、278万4,000円。平成22年度28名、貸与総額739万2,000円、うち新規貸与分7名、201万6,000円。平成23年度31名、貸与総額842万4,000円、うち新規貸与分15名、415万2,000円。平成24年度33名、貸与総額945万6,000円、うち新規貸与分9名、271万2,000円。本年度29名、貸与総額は支払い予定を含め765万6,000円、うち基金条例改正後となる新規貸与分は6名、156万円となっております。今後の運用につきましては、基金増額により、来年度以降につきましても毎年大学生10名、高校生2名の計12名への貸付枠を確保したところであります。2点目の奨学金貸与額の拡充及び給付型制度の導入についてであります。貸与額の拡充につきまして、現行の貸与金額で申し上げますと、月額2万4,000円の大学生では4年間の貸与総額が115万2,000円となり、学校卒業後1年の猶予期間を経て、その後10年間での償還となります。また、日本学生支援機構奨学金を利用し、本市奨学金との併給も可能であることから、貸与額を拡充することにより将来の返済負担も増大することを考慮しますと、慎重に検討する必要があると考えております。次に、給付型制度の導入についてでありますが、奨学金を希望される方は返済が不要な給付型を望まれる方が多いと思いますが、奨学資金の基金額は限られております。現在本市が行っております制度は貸与者が学校卒業後に償還した奨学金を次世代の資金として循環していく仕組みとなっており、今後も現行の制度を継続してまいります。以上、答弁といたします。

再質問 15番 阿部秀明

それでは、項目別に沿って再質問をさせていただきます。まず、予算の関係についてでありますが、答弁の中で、補助事業の補正と地域の元気臨時交付金を活用した単独事業についても進めていきたいという内容の答弁でありましたが、これらの事業の内容について、ある程度確定しているようなものがありましたら、内容についてお示しをいただきたいと思います。

答弁 財政課長 牧野昌教(財政課長は2016年3月まで)

お答えいたします。地域の元気臨時交付金につきましては、その要件が地方の単独事業で、なおかつ地方債充当が可能な事業という条件がつけられております。そのため、元利償還金に対する交付税の措置率の低いものを優先的にこの交付金を充てたいなと考えてございます。具体的に言いますと、一般単独事業ですとか公営住宅の事業等は地方交付税の措置がございませんので、そういった事業をこれで活用して実施したいと考えておりまして、今のところ具体的な内容といたしましては、現在1棟進めております元紋別の公営住宅のリニューアル、全面改修行っておりますが、これが3棟ほどまだ手つかずで残っておりますので、これについて手がけたいなという部分と、あと今年度予算で公共施設の長寿命化計画、長期修繕計画というのを今調査しているところでございまして、これが大体あらあら見えてくるころに、1月、2月になると見えてくるかと思いますので、その状況を見ながら、早目に手がけなければ施設の構造上傷みが激しくなるとかそういった部分があれば、そういったものを手がけたいなと考えているところでございます。それとあと、既に9月議会でオムサロ・ネイチャー・ビューハウスの改修の実施設計等上げさせていただいてございますので、その部分も調査の実施設計の内容が具体的になれば前倒しできるのかなと思っております。以上でございます。

再質問 15番 阿部秀明

はい、わかりました。答弁の中でも春先の早い時期に発注したいというそんなような答弁もありましたんで、ぜひそのように進めていただきたいと思います。次に、農業の振興策についてでありますが、紋別市新規就農誘致事業について、現在見直しについて検討を進めているという答弁でありましたが、JAオホーツクはまなすにつきましては紋別市と滝上、西興部、この3つの自治体にまたがった組織でありまして、この新規就農の関係の支援につきましてはそれぞれ取り組みが違っているのが現状でありまして、特に入植奨励金という、そういった項目があるわけなんですが、それにつきましては滝上、西興部については入植後に200万円を給付するということになっておりますが、当市につきましてはそれについてはないということでありますんで、検討していただけるってことでありますので、ぜひその点について十二分に検討をしていただきたいというふうに考えますが、いかがでしょうか。

答弁 農政林務課長兼参事 野呂田厚司(農政林務課長兼参事は2014年3月まで)

それでは、新規就農支援事業の見直しについてお答えいたします。新規就農の段階で多額の資金を要するというのは認識をしておりますし、国との助成等もあるんですけども、少しでも新規就農者の負担の軽減になるような政策ということで、現在見直し作業に入っているところであります。議員ご指摘のとおり、3市町村の中での制度の違いというものもありますので、それは農協とも含めて、新規就農者がいかにこの地域に入りやすいかということもかんがみて、制度の見直しを進めていきたいなというふうに考えております。以上です。

再質問 15番 阿部秀明

ぜひ来年度予算に反映できるように、JAのほうも、そして農業者の皆さんも、このことについては大変期待を大きくしておりますんで、よろしくお願いをいたしたいと思います。次に、個別経営体に対する当市独自の支援策についてでありますが、答弁の中で、現在関係団体と協議、検討を進めているとの答弁でありましたが、その内容についてどんなようなことがあるのか。今までは、答弁の中にもありましたけども、国や道の補助残に対して、法人に対して10%を補助するような形でやっておられたと思うわけでありますが、改めて個別経営体に対する支援についてお願いしたいわけでありますが、現在のその協議の内容について、公表できるものがあればお示しをいただきたいと思います。

答弁 農政林務課長兼参事 野呂田厚司(農政林務課長兼参事は2014年3月まで)

個別牛舎等の施設に対する助成ということでお答えをいたしたいと思います。これまで議会の中でもお話をさせていただいてきたと思うんですけども、個別牛舎への助成というものはなかなか個人資産という部分で難しいということで、ただ農協営として建設する場合に過疎債の適用になるというような判断も示させていただいたところなんですが、農協からは引き続き農協営でなんとか過疎債の対象にして、できないもんかという相談は受けてきております。ただ、この分で将来的な施設の譲渡等もありますので、なかなか過疎債を使って助成するというのは難しいということで、JAには市のほうから、私どものほうからお答えをさせていただいてるところでありますけれども、牛舎建設によって地域経済の波及効果ですとか、また他の産業との横断的な連携等も組み立てることができるんであれば、何らかの助成というのも検討したいということで、農協のほうにはお話をしてきているところであります。以上であります。

再質問 15番 阿部秀明

どうもありがとうございました。この問題につきましては私も過去何度か議会の中で発言をさせていただきましたし、今議会でも石田哲夫議員と阿部徹議員もこの問題について取り上げているようでございますので、何とか来年度に向けてこの仕組みをつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。次に、新規就農者の国の制度の関係の1点目でありますが、労働災害補償制度の関係について、答弁では農業公社が研修者に対して支援を行っているということでありますが、その支援の内容についてお示しをいただきたいと思います。

答弁 農政林務課長兼参事 野呂田厚司(農政林務課長兼参事は2014年3月まで)

お答えいたします。公社が行っております農家研修受入体制強化事業ということでありますけども、本事業は受け入れ指導農家などで就農研修を行う人に対して最低限の傷害補償対策を行うために、傷害保険金掛金の一部を助成するものであります。就農研修者が支払うJAの共済になるんですけども、これの掛金の3分の2相当を助成をしている制度であります。以上であります。

再質問 15番 阿部秀明

どうもありがとうございました。次に、木質バイオマス発電所の関係についてでありますが、答弁の中で、PKS置き場の舗装を予定しているということでありますが、その事業費について幾らぐらい見積もられているのか、まずお伺いをいたします。

答弁 港湾課長 天池久幸(港湾課長は2013年12月まで)

平成27年度におきまして約1万2,800平米を8,000万円程度の金額を予定しております。以上です。

再質問 15番 阿部秀明

ありがとうございます。次に、林地残材等の収集、運搬システムの構築が、紋別モデルというんですか、これの柱になるのかなと思いますが、当時結構新聞報道で紋別モデルという活字が見受けられておりましたけれども、その基本的な理念についてお示しをいただきたいと思います。

答弁 木質バイオマス火力発電所誘致推進室参事 徳正修一

お答えをいたします。発電所が建設をされまして林地残材の収集が始まりますと、これまで山の中に捨てられていた林地残材が燃料としての新たな価値を生み出すということになります。このことによりまして、山元での収入も増えるということが想定をされます。そういうことによって、適切な森林管理が促進をされるということが考えられます。また、そのことにより、また新たな製材ないしは林地残材も発生するということで、いい意味での循環が進むということで良好な林業の姿が想定されるということでございます。以上です。

再質問 15番 阿部秀明

ありがとうございました。次に、直行便の関係についてでございますが、直行便利用促進に向けて遠紋地域での取り組みも始まっておりますが、現在の搭乗者数に対する遠紋の地域の取り組みの成果がどのようになっているのかお伺いをいたします。

答弁 観光交流推進室参事 高橋秀明(観光交流推進室参事は2015年6月まで)

お答えいたします。遠紋地区の取り組みの人数ということだと思うんですが、4月から始まった遠紋地区の7町村の合計で現在のところ1,808名補助金の利用があります。こちらの数字については集計の関係で10月末までとなっておりますので、ご理解していただきたいと思います。以上となります。

再質問 15番 阿部秀明

ぜひ2月、3月に向けて一生懸命頑張っていただきたいと思います。次に、住宅リフォームの関係でありますが、公共、公益性の確保ができれば、この制度を実施できるというふうに理解をしてよろしいんでしょうか。

答弁 都市建築課長兼広域公園推進室参事 稲葉宏剛

お答えいたします。過去いろいろご質問いただいた中で、公共、公益性がどういう判断かというような部分、非常に私どもも問題にしてきたというか、そこをクリアできなければという部分で考えてきたところです。一番公共、公益性がどうかという部分では、一般の方に補助金を出すという部分では地方自治法の部分がその拠り所になるということで、地方自治法の中にある種その公共、公益性がどうかという部分で、地方自治法の232条の2というところに、普通地方公共団体はその公益上必要がある場合においては寄附または補助することができるというような規定がございます。ただ、これに行政実例がございまして、この規定の公益上必要がある場合とは公益上必要かどうかを一応認定するのは長、市町村長ですね、長及び議会であるが、公益上必要であるかどうかの認定は全くの自由裁量行為ではないから客観的にも公益上必要であると認めなければならないというふうな部分がございます。したがって、行政機関が補助を行うに当たっては、慎重にその必要性及び効果等について検討が必要になるというようなことでございます。私どもこれまで言ってきたのは、単に建設業界のためであるとか個人が喜ぶからというような部分では、ちょっとそれはできないかなと。ただ、議員さんのおっしゃってたリノベーションという部分、これまで言ってました、答弁のほうでありましたけども、耐震の部分だとか、あるいは省エネルギーの施策、こういったものだとかそういった部分については、性能向上だとかそういう部分で対象になることができるんではないかなということです。そういう意味では、端的に言えば、国費の導入が可能であるか、国費の導入の対象となるかどうかというのは一つの公益性の物差しかなというのはございまして、この点については前回9月議会で、藤田議員にもちょっと、工夫をしてというふうなことをお叱りを受けた部分もございまして、道のほうとも協議しながら、国の交付金を対象とできるかどうかという部分についてちょっと協議をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 15番 阿部秀明

ということは、公共、公益性が確保できれば、先ほどの再質問でも発言しましたけれども、確保できれば、できるよと、やりますよと、そういうふうに解釈してよろしいんでしょうか。

答弁 都市建築課長兼広域公園推進室参事 稲葉宏剛

市長答弁のほうでは、公益性の確保ができるかどうかも含めて検討したいということですので、今の段階ではその程度でお答えしておきたいと思います。以上です。

再質問 15番 阿部秀明

それが確保できたならば、ぜひ来年度に向けて反映をさせていただきたいというお願いをさせていただきます。次に、空き家の関係でありますが、条例化については国のほうで立法に向けて動いているということであるから、立法がなされれば条例をつくってても法律のほうが上位ということになるんで、今は見合わせるということで理解しましたので。それで、撤去費用の補助制度につきましては来年度より取り組んでいただけるという答弁でありまして、まことにありがとうございます。それで、答弁の中で、制度設計と条例の素案がまとまっているということでありますんで、そのことについてちょっと質問させていただきますが、単純に所有者が空き家を撤去する場合には問題ないのかなと思うんですけれども、こういった事例もあるのかなと思うんです。空き家が立地している土地の権利が、権利というか借家の場合もあると思うんですけれども、それらの絡みというのはどうなのかということと、空き家があって本人の土地でなくて本人の行方がわからなくなってしまっているだとかそういう複雑な事例もあるかと思うんですけども、廃棄物の関係では、誰か彼かが誰かの土地にごみであるとかそんなものを置いていった場合には、最終的にはその土地の地主さんの責任によって処理をしなきゃいけないということになっているんですが、そのあたりの絡みについてはどのようなことになっているのか、お伺いいたします。

答弁 都市建築課長兼広域公園推進室参事 稲葉宏剛

お答えいたします。健全な住宅が廃屋だとか空き家へ進行するプロセスでは、おっしゃるとおり、所有権がさまざま変化していくというのがあります。議員ご指摘のとおり、空き家が放置された土地所有者がその処理に困難な状況だとか、そういった部分も現実にはございます。今考えております補助の申請人となり得る所有者等の範囲というのは、空き家の所有者あるいは占有者、相続放棄者、財産管理人、その他の空き家を管理すべき者というふうに、多少広く範囲を捉えております。もちろん要件としては、当該空き家の処分に関する処分をできる、壊すことができるという権限を取得していると、個人の資産というか財産権の侵害に当たる場合もありますので、そういう者に限るということには必要となりますけれども、土地の所有者だとかその他の管理者も補助金の申請者になり得るようなものというふうに今考えております。以上でございます。

再質問 15番 阿部秀明

はい、わかりました。それともう一点なんですが、固定資産税の関係からいきますと、解体撤去して更地になると税金がかなり高くなるというふうになっていると思いますが、もしかしたら撤去して更地にすることによって固定資産税が上がることを避けるためにそのまま放置している場合もあるのかなと思いますけれども、空き家を撤去して更地にした場合に、例えば固定資産税については据え置くだとか、そんなようなことは想定されていないでしょうか。

答弁 都市建築課長兼広域公園推進室参事 稲葉宏剛

先ほど市長答弁もありましたけれども、国において立法を予定している空家等対策の推進に関する特別措置法の素案の中で、第15条において、国及び地方公共団体は、空き家等に関する対策の適切かつ円滑な実施に資するため、地方税法の定めるところにより、特定空き家等に係る土地につき固定資産税の軽減の措置、その他の必要な措置を講ずるものとするというふうに規定されているところでありますが、この条文については実は総務省がちょっと抵抗してまして、その理由はこの軽減の措置の適用を受けたいがために、わざと特定空き家、もう壊さなければならないほどに老朽化してる空き家のことなんですが、そういった空き家にする輩があらわれないとも限らないと。空き家の増加を誘発するんではないかということが懸念されてるというようなことでございます。法律の制定状況の推移を見守りつつ、対応していくということになるかと考えます。以上です。

再質問 15番 阿部秀明

はい、わかりました。次に、最後になりますけれども、奨学金の関係でありますが、基金の台所事情も状況も答弁の中でわかりましたので、このことについては了解というか、とりあえずはおさめさせていただきたいと思いますけれども、この奨学金の募集の時期というのは今現在どの時期にしておられるのかお伺いをいたします。

答弁 学務課長 小林昌史(学務課長は2018年3月まで)

お答えいたします。紋別市の奨学金につきましては、毎年2月に市内高校、中学生に募集要項を配布しております。あと、市の広報に募集を掲載いたしまして市民の方へ周知いたしまして、募集期間につきましては3月下旬から4月中旬までで、選考委員会を経まして、5月に決定、支給するような段取りとなっております。以上です。

再質問 15番 阿部秀明

この募集時期についてでありますけれども、私が質問の中で主張しているのは、就学資金の確保が困難な方に対してということでありますんで、それで端的に言ったら受験前の8月であるとか9月であるとか、その時期にまず第1次募集をすべきではないのかなというふうに私は考えているわけです。それはなぜかというと、受験生にとっては就学するのか就職するのか、それは先ほども言いましたけども、就学資金の確保ができるかできないかによって、どっちのほうに進むかという判断もしなきゃいけないと思いますんで。あくまでも合格を前提として、あなたはいいですよ。もちろん保証人の問題も審査しなきゃいけないのかなとは思いますけれども、そのように改めていくような考えがないのか、まずお伺いをいたします。

答弁 学務課長 小林昌史(学務課長は2018年3月まで)

議員おっしゃるとおり、紋別市の奨学金制度につきましては先ほど申しました周知時期になっております。奨学金を借りようと考える方につきましては、いろいろな奨学金制度を検討した中で、今後の学生生活を送る上での計画を立てると思うんですけれども、その上では早期な周知が必要だと考えております。いろんな書類の提出とか保証人とか、あと最終的な証明書の添付とかが必要になってくるんですけれども、そこら辺利用者の利便性も考慮して検討していくこととなると思いますけれども、進路決定前といいましょうか、夏休み明けの8月ぐらいに周知のほうをしていきたいと考えております。以上です。

再質問 15番 阿部秀明

ぜひそのように実施をしていただきたいと思います。それと、答弁の最後のほうで、貸与者が償還する資金を循環することによってこの基金が成り立っているという答弁でありましたけれども、今現在その循環が円滑に進んでいるのかどうか、いわゆる滞納とかそういったことになるのかなと思うんですけども、その辺の状況についてお示しをいただきたいと思います。

答弁 学務課長 小林昌史(学務課長は2018年3月まで)

お答えいたします。24年度末につきましてなんですけれども、貸与未償還額は19名、509万円程度の未償還がございます。本年度につきましても、今申し上げました貸与未償還額のほかにも、前年度でも若干のおくれはあるんですけれども、今月滞納者等に督促状等の発送を予定しております。以上です。

再質問 15番 阿部秀明

それで、答弁では1年間の猶予期間を経て10年間で償還するというものが入っておりましたけども、この10年間という解釈なんですが、私も監査委員をやっておりまして、そのときに口頭で指摘をさせていただいたんですが、要するに滞納の定義ということになるのかと思うんですけども、当時の滞納というのは10年間で償還してもらうというのが基本的な考えであるからして、10年を過ぎて償還されていない者について滞納の金額というか残高を計算するんだということだったんですけども、今はどのようになっておりますか。

答弁 学務課長 小林昌史(学務課長は2018年3月まで)

お答えいたします。決算書等に出てきます貸与未償還額につきましては、議員おっしゃるとおり、10年を経過したものの償還がまだの者についての金額を登載しております。ですけれども、実務を進める上で、10年間の償還なんですけれども、例えば2年目に滞ってる者があるとか、そういうものにつきましては、滞納の抑止というのも考えまして、その時点で督促状を発行したり、その時点で教育委員会としては滞納であるというような認識で事務を進めております。以上です。

出典:紋別市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月9日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる