みんなの議会

紋別市議会 平成22年第2回定例会 2010年6月14日

(1)道立紋別病院移管について/(2)職員の不祥事について/(3)教育問題について

2010年6月14日、紋別市議会の一般質問で、山中憲一議員が「道立紋別病院移管について」「職員の不祥事について」「教育問題について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 西田修次、広域病院開設準備室参事 久保田政弘、庶務課長兼行財政改革推進室参事 佐藤久祐、生涯学習課長 宇野忍が答弁しました。

質問者
山中憲一 議員
答弁者
市長 宮川良一、教育長 西田修次、広域病院開設準備室参事 久保田政弘、庶務課長兼行財政改革推進室参事 佐藤久祐、生涯学習課長 宇野忍

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 19番 山中憲一

おはようございます。21の会の一員として、さきに通告している項目に従って質問をさせていただきます。初めに、道立紋別病院移管についてお尋ねをいたします。道立紋別病院の移管問題につきましては、昨年の1月、北海道に対する移管協議書の提案から移管交渉根幹をなす病床数や医師確保など重要事項の協議に時間を要し、なかなか移管協議の出口が見えない状況が続いておりました。一方、当市議会においては、一般質問や特別委員会において活発な議論を重ね、一日も早い問題の解決に向け、北海道に対する署名や要請行動など、地域住民、行政、議会が一丸となって取り組んできたところであります。こうした中、去る3月の定例会において宮川市長は、年度内決着に向け強い決意を示されました。その発言どおり、北海道知事との大筋合意を実現され、移管問題に歴史的な道筋をつけられました。市長をはじめ関係者のご努力に心から敬意を表するところであります。いよいよ2次医療機関である地域センター病院を北海道から譲り受け、医療という大変重たいバトンを受け取り、広域連携という運営形態になると思いますが、どの自治体も財政が厳しくなっている中、地域みずから公的病院の運営に乗り出すことは医師不足の逆風が吹く医療機関のもとで、時代的には公設民営が主流であるにもかかわらず、あえて公設公営という方式をとらざるを得なかった背景にはいろいろな問題や考え方があったと思います。中でも最も重要なことは、この地域の2次医療、2次救急の本格的な再開を何としても実現し、地域住民の命を守らなければならないという思いではないでしょうか。宮川市長の勇気ある決断と積極的な行動力は、医療から始まるまちづくりに大きな一歩を踏み出し、行く行くはこの地域を永続的に守り育てることにつながると私は思っております。これから紋別にとって本当の意味での正念場となります。西紋別地域住民が必要とし、求められた病院で、医師や医療従事者がこの地域に居つき、必要なときに必要な医療が受けられる病院を何としても市民ぐるみで応援をして長く守っていかなければならないと考えます。そこで何点かお尋ねをいたします。1点目は、覚書の時期などであります。3月の大筋合意をしてから2カ月が過ぎようとしています。さきの新聞報道では、北海道は道議会に対し98億円の基金を一括でなく5年程度に分割して交渉したい、また医師の確保は最大限努力するなどといった記事の連載がされておりましたが、今何がネックとなり基本合意の覚書が結べないのか、その辺の真意を、市長の覚書に対する考え方、時期についてもあわせてお聞かせください。2点目は、医師確保の見通しであります。3月30日の特別委員会において大筋合意の内容などが報告され、その説明の中で北海道は移管時、14名の医師確保は責任を持って対応すると言っておりましたが、その手ごたえあるいは見通しはどのようなのかお尋ねをいたします。3点目に、移管病院の経営形態であります。これまでも議会の場において議論がありましたが、一部事務組合などの方式もしくは地方公営企業法の全部適用など、移管病院の経営主体などについては、西紋の準備委員会の中で議論を深め、最も妥当と思われる方式を導入してまいりたいと述べておりましたが、既に大筋合意も調ったことでありますので、どのような運営形態を採用しようとしているのかお尋ねをいたします。4点目は、移管病院の規模などであります。3月30日の特別委員会において、地域としては3病棟150床の規模の病院を目指して進めてまいりたいと説明をされましたが、この考え方に変わりはないのか、また2次医療を目指す診療体制はどういうものを想定しているのかお尋ねをいたします。次に、職員の不祥事についてお尋ねをいたします。私は、今回の不祥事については、市役所に対する信用を失墜させる事件であり、あってはならないことだと思っております。この不祥事により、これまで培ってきた市民からの信頼は失われ、市職員に対する批判はかつてないほど厳しくなります。地方公務員法には、すべての職員は全体の奉仕者とし、公共の利益のために勤務し、かつ職務の遂行に当たって全力を挙げてこれに専念しなければならないとうたわれております。にもかかわらず、全体の奉仕者であることを忘れ、倫理観の欠如、非常識きわまりない行動、さらには身内に甘いチェック体制など、数を上げれば切りがありません。一体どうしてこんな不祥事が起こってしまったのか。今後市民への信頼回復に向け厳しい取り組みが必要だと思います。そこで何点かお尋ねをいたします。1点目は、この不祥事の発覚から2カ月以上が経過し、マスコミなどの取り上げ方も少なくなりましたが、それは、遅々として不祥事の全容解明が進まないからだと思います。そこで、まず現段階で判明していることについてお尋ねをいたします。2点目は、この不祥事が起きた原因についてであります。私は、第1に職員の公務員としての自覚と倫理観、法令遵守などの自覚が足りなかったのではないか、組織としてチェック体制に甘さがあったのではないのかと思いますがいかがでしょうか。不祥事が起きた原因について、市長の見解をお尋ねいたします。3点目は、検証作業についてであります。このような事件が起きた場合、その事件をあらゆる角度から検証し、再発防止に努めることが必要になると思いますが、現在進めている検証作業について、市はどのように取り組んでいるのかお尋ねをいたします。4点目は、人事管理の問題についてであります。元職員の勤務態度、仕事ぶり、生活面において特段気をつけるものはなかったでしょうか。また、市役所の組織体質として、臭い物にはふたをするというものがあったのではないかと言われておりますが、いかがでしょうか。これらの人事管理上の問題について、市長の考え方をお聞かせください。5点目は、今後の対応に対して、事件の全容解明に欠かせない警察の捜査状況についてどのようになるのかお尋ねをいたします。また、元職員とかかわりのある上司、同僚など、関係職員の処分について、どの時期にどのような処分を行うのかお尋ねをいたします。最後に、宮川市長は市政のトップである市長の責任をどのように認識され、信頼回復に取り組むつもりなのか、断固たる市長の決意をお伺いいたします。次に、元職員は教育委員会職員であり、教育委員会での事務を通して不祥事が発生していることから、教育問題として何点かお尋ねをいたします。初めに、先ほど市長への質問と同様に教育委員会のトップである教育長の責任をどのように認識され、信頼回復に取り組むつもりなのか、教育長の決意をお伺いいたします。2点目は、この元職員の不祥事に関するホットランドオホーツクと社会教育関連事業に関する被害額がどれぐらいなのかお尋ねをいたします。また、ホットランドの対外債務の処理については、どのような手法で行うのか、あわせてお尋ねをします。3点目であります。市と歩調を合わせて教育委員会でも独自にこの事件について検証をされていると思いますが、この取り組み方についてお尋ねをいたします。最後に、私が最も心配するのは、今後のホットランドオホーツクの事業についてであります。一部の事業は、延期したものもあるとお聞きします。この問題の影響が大きいことはわかりますし、ほかの事業についても実施が不透明な事業があるとお聞きします。先日、ホットランドの総会も終了したとのことでありますが、今年度の事業は予定どおり実施できるのか、私だけではなくホットランドの実施する事業を楽しみにしている市民の方々も大変心配をしております。本年度の事業計画として決まっている内容についてお知らせいただきたいと思います。以上、私の質問を終わります。再質問については留保いたします。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

おはようございます。それでは、山中議員のご質問にお答えいたします。初めに、道立紋別病院の移管についてでありますが、1点目の覚書の時期等につきましては、3月末の大筋合意を受け、北海道と地域は早期の覚書締結に向け鋭意協議を進めてまいりましたが、いまだ締結までには至っておりません。経過といたしましては、北海道においてまず病院現場への大筋合意の内容説明など、職員組合との合意形成を図ったほか、覚書の基本的な事項、特に98億円の基金の交付方法や医師確保の責任の明確化などを整理するのに時間を要していることは事実であります。北海道としては、道議会に対し、覚書に向けての取り組み状況等経過説明を要するので、それを踏まえた中で最終的な詰めの協議を行いたいということで、先日の道議会に対する説明となったと理解しております。しかしながら、道議会に報告された内容、特に基金の5年程度の分割交付は北海道の考え方を提示したものであって、地域が承諾したものではありません。3月の大筋合意は、98億円の行政支出を基金方式で地域に渡すということであったので合意したものであり、そのあたりの基金の持つ特性なり趣旨をいま一度北海道に理解を求めて、できれば一括交付を覚書の中で位置づけるよう協議を進めるとともに、北海道が約束した医師14名の確保についても、北海道の責任をしっかりと明文化するなど、大筋合意を尊重した基本合意となるよう精力的に協議してまいりたいと考えております。また、私の覚書に対する考え方につきましては、基本的には3月に知事と大筋合意をしておりますので、まずその内容を尊重したものでなければならないと考えております。内容的には、98億円の基金の交付方法、道立紋別病院の財産の無償譲渡、14名の医師確保に対する北海道の責任、北海道職員の派遣支援、割愛職員の一時金の交付方法などが中心となるほか、まだ正式に定まっていない移管時期の設定などを双方が合意した中で明文化し、契約行為として覚書を締結するものと理解をしております。覚書の締結時期につきましては、今申し上げた基本的な事項を早急に協議しながら一定の方向性を見出し、早期に締結したいと考えております。2点目の医師確保の見通しについてでありますが、14名の医師確保の約束については、このたびの移管交渉において地域として最も強力に要請し実現した事項であり、2次医療、2次救急の本格的な稼働のためには、必要不可欠な条件であります。このため、北海道は4月から本庁の道立病院室に医師資格を有する担当参事を配置し、医者である職責を生かしながら道内医育大学に対し医師派遣の要請折衝を行っていると伺っております。また、本年度からは、地域再生基金を活用した寄附口座の医育大学への設置など、地域医療を担う医師の養成等を行い、医師派遣システムの構築に結びつけたいと考えているほか、道内だけでなく、道外に対しても医師の派遣要請活動を行っており、医師確保にかかわる諸政策を展開し、全力を挙げて取り組むと伺っております。また、北海道と地域は、札幌医大、旭川医大に対し、大筋合意した内容も含め、正式に北海道から移管を受け、広域病院発足に向けて行動する旨を説明し、引き続き医師派遣の協力要請を行ってまいりました。いずれにいたしましても、常勤医師の確保は厳しい環境にありますが、北海道が約束した14名の医師については、責任を持って取り組んでいただき、また地域としても道内外の医育大学で学んでいる地元出身の医学生や医療機関で活躍されている地元出身の医者のリストアップ、ホームページ等による呼びかけなどを通して、道内医育大学はもとより道外医育大学等にも地域医療の実情を訴えながら医師確保に努めてまいりたいと考えております。3点目の移管病院の運営形態でありますが、この件につきましては議会の場でも何度か議論をいただいたところであり、特別委員会に報告いたしました広域医療基本構想策定調査報告書の中でありましたように、設置主体については複数の事業を共同で行うことを想定していた広域連合ではなく、単独の事業を共同処理するのであれば一部事務組合方式が望ましい、また経営形態としては地方公営企業法の全部適用、地方独立行政法人あるいは指定管理者制度がありますが、それぞれの特性を多面的に検証した結果、現時点では地方公営企業法の全部適用が望ましいという見解が報告書で示されております。これらのことを踏まえて、西紋地域としては準備委員会の作業部会の中で、道内外の先進的、公的類似病院の運営形態を調査分析しながら一定の方向性を煮詰めており、一部事務組合方式による地方公営企業法の全部適用が今日的な運営形態として妥当ではないかとしておりますが、最終的には西紋5市町村長による準備委員会においてさらに議論を深めて判断してまいりたいと考えております。4点目の移管病院の規模等でありますが、基本的には3病棟150床規模の病院を目指し、広域連携により病院を運営してまいりたいと考えております。移管時の開設許可は150床で許可をいただく予定で、現在関係機関と協議を進めておりますが、運用上の病棟数及び病床数は医師の確保状況や患者の受診動向等もありますので、そのあたりを十分見きわめ、医療現場とも協議しながら判断してまいりたいと考えております。また、診療体制につきましては、基本的にはかつて道立紋別病院が2次医療機関として機能していた診療体制、すなわち外科をはじめとし内科、循環器科、消化器科、整形外科、小児科、産婦人科、眼科、麻酔科など18診療科体制を引き継ぎ、常勤医と非常勤医をもって2次医療、2次救急に対応し得る病院を考えており、このことが西紋地域住民の多様な医療ニーズにこたえ得る総合的病院になると考えております。ただし、詳細にわたる新病院の診療科目や病院の理念等については、現在院長以下、病院現場と協議を進めており、まとまり次第提示してまいりたいと考えております。次に、職員の不祥事についてでありますが、1点目の判明した内容につきましては、今議会の冒頭に行政報告させていただいておりますが、本年3月30日の事件発覚以来、2カ月以上の月日が経過した中、元職員、関係者からの聞き取り調査により、今回のホットランドオホーツク事業などに関する不正に支出したお金につきましては、私的な旅行費用、遊興費やカードローン、生活費の一部に充てていたことがわかりました。また、空港対策事務を担当していた平成15年ごろから所管していた空港関連の3外郭団体の資金を不正に出し入れしていたことも本人の証言により判明しておりますが、このときのお金の使途については、現在調査中であります。2点目の不祥事の原因につきましては、公金を取り扱う元職員の公務員としての自覚、倫理観やモラルの低下のほか、不適切な資金の出し入れに気づかなかった管理監督者の危機管理意識の薄さや指導監督意識の欠如、公金等のチェック体制の不備などが原因と考えております。3点目の検証作業につきましては、総務部職員と教育委員会職員が連携し、元職員からの私的な資金の使い道や上司、同僚、退職者から当時の勤務態度、経理状況などについて聞き取り調査を実施し、職場での公金管理意識、公務員倫理の低下や欠如がなかったのか、不適切なお金の出し入れがなぜ見過ごされたのか、チェック体制がなぜ機能しなかったのか、その実態の把握に努めております。あわせて各課が所管するすべての外郭団体について、事業の内容や会計処理の状況、監査体制を確認する調査を行うとともに、当面の再発防止策として通帳と印鑑の保管方法の変更を指示し、四半期ごとの監査実施、法令遵守に関する情報提供体制の構築など、不祥事再発防止策を検討しているところであります。4点目の人事管理と組織につきましては、日ごろから職員の人事管理には十分配慮しているところであり、職員研修等でもモラルの向上や公務員倫理の確立に取り組んでいるところであります。職員の人事異動につきましては、おおむね3年をめどに直属の課長、部長からのヒアリングを経て実施しておりますが、元職員に関しては特別に考慮する事情等の情報はありませんでしたので、今後は人事ヒアリングのあり方につきましても検討してまいります。また、市役所の組織につきましては、縦割りの壁を取り払い、上下の風通しをよくするとともに、素早い意思決定が行える組織を目指し、組織内の情報、価値観、意思の共有に取り組んでまいりましたが、事務事業の管理監督も含め、その意識の徹底がされていなかったことはまことに残念であります。このたびの事件を教訓に、今後も職員及び職場の意識改革に一層取り組んでまいります。5点目の警察の捜査状況につきましては、4月21日に告訴、告発状を提出し、関係書類の提出や元職員との聞き取り調査内容の提供など、捜査に全面的に協力しておりますが、捜査状況に関する情報提供がありませんので、どの程度捜査が進展しているかは不明であります。また、関係職員の処分についてでありますが、今後元職員、関係職員の聞き取り調査におきまして新たな事実が判明することも予想されますことから、警察の捜査状況も見据えながら、できるだけ早い時期に厳正な処分を行ってまいります。6点目の市長の責任と信頼回復への決意についてでありますが、私は市長就任以来、市民の目線に立って公平で公正な市政を推進するために取り組んでまいりました。しかし、今回公務員としてあるまじき不祥事が起こりましたことに深くおわびを申し上げるものであります。本来、高い公務員倫理を有し、市民の皆さんの負託にこたえる公務員としての使命感に関し、その徹底と浸透が不十分であったと言わざるを得ず、市政を預かる最高責任者としてまことに遺憾であり、深く反省するとともにその責任を痛感し、できるだけ早い時期に私の管理監督者としての責任を明確にしたいと考えております。最後になりますが、この事態を重く受けとめ、私をはじめ職員一人ひとりがいま一度全体の奉仕者としての原点に立ち返り、市民の皆さんの信頼にこたえるため、真摯に努力を積み重ね、二度とこのような不祥事を起こさないよう取り組んでまいります。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長が答弁をいたします。

答弁 教育長 西田修次(教育長は2012年9月まで)

それでは、山中議員の教育問題についてお答えをいたします。初めに、私の責任と信頼回復に取り組む決意についてでありますが、このたびの教育委員会事務職員の起こしました公金等横領事件につきまして、市民の皆さんをはじめ多数の関係者の方々にご迷惑をおかけしましたことを心よりおわび申し上げます。私は、議会の選任同意を受け教育長に就任して以来、教育行政は学校、文化、体育団体など多くの方々と連携して初めて実現されるものと認識し、そのことを基本に職員一丸となり業務の執行に当たってまいりました。業務の執行に当たりましては、市長が答えましたとおり、職員は高い公務員倫理観を持ち、公平、公正な行政を執行しなければならないことは言うまでもありません。このことが徹底されず、職員が不祥事を起こしたことは、教育行政を預かる責任者としてまことに遺憾であり、責任を痛感しております。私の管理監督責任につきましては、今後の処分を真摯に受けとめるとともに、再発防止に努力してまいります。今回の不祥事により失った市民の皆さんとの信頼関係を一日も早く回復するために、総務部と連携し、原因究明、被害額の解明、再発防止策、被害に遭われた関係団体等への対応策の検討を行うなど、今後このような事件を二度と起こさぬように取り組んでまいります。次に、ホットランドオホーツクと社会教育関連事業に関する被害額についてであります。ホットランドオホーツクの被害額は、代理店に支払う公演料、セミナー事業の補助金、広告料、印刷代など、債権者などへの支払い分約670万円、会場使用料約50万円、ホットランドオホーツク特別会計積立金約450万円、公演料のうち平成22年度支払い分150万円で、現時点での合計額は約1,320万円となっております。そのほか、平成21年度の社会教育関係事業のオホーツク音楽セミナー、紋別市民大学講座、劇団四季こころの劇場、学校支援地域本部事業の4事業の被害額は、印刷代、広告料、委託料返還金、コーディネーター謝金、会場使用料、繰越金など合計約310万円となっております。被害額合計では、平成21年度分として約1,630万円の見込みとなっております。次に、ホットランドオホーツクの対外債務の処理についてでありますが、ホットランドオホーツクは5月20日に臨時総会を開催し、対外債務の処理について債権者等への支払い分約670万円と会場使用料約50万円については、副市長、教育長を代表とする市職員有志及びホットランドオホーツク会長によるホットランドオホーツクへの貸付金により支払いを行い、公演料のうち平成22年度支払い分150万円についてはホットランドオホーツクの役員による貸付金により支払いを行うことを決定いたしました。次に、教育委員会独自の検証の取り組みでありますが、教育委員会内に事故調査委員会を設置し、原因究明、被害額等の解明、再発防止策、被害に遭われた関係団体等への対応策の検討などを進めてまいりました。現金等を取り扱う業務については、再度確認、問題点の洗い出し、再発防止策を、講ずるための調査を行い、通帳保管者と印鑑保管者を異なる者を指定するなど、チェック機能が働く公金管理体制の確立に向け、総務部と連携し再発防止に努めてまいります。次に、今後のホットランドオホーツクの事業についてでありますが、ホットランドオホーツクは5月20日の臨時総会において、平成22年度の前期事業として人形劇プーク公演、アコースティックパーティー2010、オホーツクフォークまつり2010の3公演と育成事業ホットランドセミナー事業の4つの事業を決定したところであります。なお、後期事業計画については、今後行われる総会において決定されると聞いております。ホットランドオホーツクに対しましては、団体としての事業推進が図られるよう、今後も教育委員会として支援をしてまいりたいと考えております。以上、答弁を終わります。

質問 19番 山中憲一

市長の答弁で覚書に対する考え方などが見えてきましたが、そこで確認ですが、さきの新聞報道で、北海道は5年程度分割交付の考え方を道議会に説明しておりますが、この5年という考え方が何の根拠をもって5年なのかお聞かせください。そして、市長の答弁で、基金の趣旨からして一括で要請するという答弁がございました。果たして、その考え方でまとまっていくのかどうかお聞かせください。

答弁 広域病院開設準備室参事 久保田政弘

お答えいたします。先ほどの市長の答弁でもありましたように、北海道はさきの道議会に対しまして、まず北海道の考え方を5年程度ということでご説明したのかなと思っております。ただ、北海道側から正式に地域に対してまだその5年の考え方は示されておりません。ただ言えることは、道財政が大変厳しいこともございますんで、5年という形で提示されたんでないかなと、そう思っております。それから、2点目の関係でございますけども、私どもとしましては、やはり基金の趣旨からしまして、一括という形でなければ3月の大筋合意で受けた部分の考え方が尊重されないのかなと思っております。大変基金の利息等が低利になっておりますけども、やはり額が額ですので、そういった形でこれからも北海道に理解を求めて、早くまとめていきたいと、そんなふうに考えております。

質問 19番 山中憲一

覚書が締結しないと、幾ら移管を進めたいといっても進んでいかないんでないかと、また口約束等で次の段階にも進められないんじゃないかなと、そんなふうに思いますんで、どうか市長一丸となって北海道と協議をして、早く覚書を結んでいただきたいと、こんなふうに思います。次に、不祥事の件について、市長は平成15年ごろから流用されたという本人の証言等があるということでございますけども、この時期、内部的な調査等はなかったのかどうか、それとも先ほど臭い物にと言いましたけど、臭い物にふたをされたのではないかというような考え方がないのかどうか。平成15年ごろの実際に職員の事件、話し合いなどがあったのかどうかお聞かせください。

答弁 庶務課長兼行財政改革推進室参事 佐藤久祐(庶務課長兼行財政改革推進室参事は2011年3月まで)

お答えをいたします。まず、平成15年ころの調査の関係でございます。これにつきましては、今までどおり外部外郭団体の総会等の前に事前に金額等、通帳も含めまして調査をしてきてるということでございます。もう一点の臭い物にふたをしたのではないかということでございます。これにつきましては、私ども当時の上司、同僚、退職した職員の方々、こういう方々にお聞きをしたところ、当時そのようなものは全く気づいてはいなかったということでございます。以上でございます。

質問 19番 山中憲一

次に、ホットランド以外の市がかかわっていない不祥事等かなりあると聞いておりますけれども、これらの団体が今後事業的に支障を来たさないのかどうか、考え方等があればお聞かせください。

答弁 生涯学習課長 宇野忍(生涯学習課長は2010年9月まで)

お答えいたします。今の山中議員のご質問は、ホットランド以外の社会教育団体の4団体の関係というふうに考えてよろしいでしょうか。まず、オホーツク音楽セミナーの関係であります。これにつきまして、現在のところでの被害額については約75万円程度ということで押さえております。事業そのものにつきましては、前回の21年のほうについては無事終了し、かつ被害額が出ているんですけれども、22年度についても7月の下旬からの事業を順調に実施できる体制で実行委員さんの皆さんと力を合わせて進めているところであります。それから、市民大学講座の関係でありますが、これにつきましては、繰越金等々の被害があるということでありますけれども、事業については一応完結をしておるということで、そのことで22年度についても今後とも実施可能であるというふうに考えております。それから、こころの劇場の劇団四季の関係でありますが、これについてはまだ返還金等々のお金の問題がありますが、これについては今後私ども教育委員会職員等々を中心としながら返済をしていこうというふうに思っておりますので、この事業についても今年22年度事業が劇団四季さんのほうからぜひということでお話があり、また広域の関係で他町の方々からもぜひ実施をしてほしいという要望があります。また、これにつきましては、今後市内の団体の方と協議をしながら、ぜひ実施できる方向で行っていきたいというふうに考えております。それから、最後の学校支援本部事業でありますけれども、一応これに対する21年度の返還金につきましては、市、教育職員関係で一応5月末に返済をいたしまして、6月に入ったわけでありますが、道の指導のもとで、今後、今までは実行委員会体制で進めてまいりましたが、市直轄の事業のような形の中での方式に変更するという方向づけの中で22年を実施してまいりたいというふうに考えてます。今後この進め方については、もうちょっと協議をさせていただいて、そして22年度事業が実施できるように進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 19番 山中憲一

できるだけよいほうに協議して進めていただきたいと、こんなふうに思います。もう一つ聞きたいんですが、教育長の決意につきまして先ほど聞きました。遺憾に感じると、責任を感じているというようなことでございますけれども、さきの小向小学校の事件事故、また今回の不祥事等、もう事故事件が起きているにもかかわらず、だれも責任をとる人がいないと。これから時間をかけてだんだんだんだん薄くなっていく段階で責任をとるのかなと、こんなふうに思いますけれども。そういう体質が事故事件生まれてくる原因でないかなと私は思うんですけれども。どうか責任をとるという以上、早目にきちっとした責任を見せるべきでないかなと、こんなふうに思いますけれども、いま一度教育長にその責任に対する決意をお聞かせください。

答弁 教育長 西田修次(教育長は2012年9月まで)

今ご指摘のありました私が教育長就任以来、いろんな形で事件事故が起きている状況にあります。このことにつきましては、そういう事故事件を基本的にはまず起こさないっていうことと、それに遭われましたそういう関係者の方々に誠意ある対応をまずしていくと。そういった中で、きちっと失われたそういった教育行政を立て直していくことが私の職務だと思ってます。先ほど言いましたいろんな今後予想される処分につきましては、真摯に受けとめてまいりたいと思います。いま一度しっかり教育行政をやっていきたいと思いますんで、よろしくお願いをいたします。

出典:紋別市議会 平成22年第2回定例会 2010年6月14日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる