幕別町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月15日
エシカル消費の理解と促進について
2022年3月15日、幕別町議会の一般質問で、岡本眞利子議員が「エシカル消費の理解と促進について」質問し、教育長 菅野勇次、町長 飯田晴義、住民生活課長 谷口英将、総務課長 佐藤勝博、企画総務部長 山岸伸雄が答弁しました。
- 質問者
- 岡本眞利子 議員
- 答弁者
- 教育長 菅野勇次、町長 飯田晴義、住民生活課長 谷口英将、総務課長 佐藤勝博、企画総務部長 山岸伸雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 岡本眞利子
通告に従いまして、質問をさせていただきます。1、エシカル消費の理解と促進について。消費者庁が普及させようとしている「エシカル消費」という言葉があります。エシカルを日本語に訳すると「倫理的な」「道徳的な」という意味を持ち「エシカル消費」とは地球環境、人権、動物福祉などに配慮した物を選んで買うことを示すものであります。具体的には省エネ製品や被災地復興のための商品、発展途上国の労働者を支援するフェアトレード(公正貿易)商品の購入などですが、身近なところでは障がい者が携わっている商品やエコ・リサイクル製品、また環境への負荷を少なくするという意味で、農薬や化学肥料を控えた有機野菜を選ぶことも一つかと考えます。形がふぞろいでも味は同じ「わけあり」食品の購入、食べられるのに廃棄される食品ロスの削減、さらには、物を大切にし、ごみを減らす「もったいない」の実践もエシカル消費になります。欧米では、その取組が既に進んでいるそうですが、消費者庁の調査では日本は認知度が僅か12.2%にとどまっています。今後どう普及させるかが大きな課題とされておりますが、エシカル消費の広がりは、国際社会に環境問題や貧困対策などへの取組を求める国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも寄与するものと考えます。そこで、未来を担う子どもたちのためにも、小中学校で、エシカル消費を「持続可能な開発のための教育」「消費者教育」などに位置づけて、学習内容に取り入れてはいかがかと思われますが見解を伺います。2、マイナンバーカード普及利活用について。マイナンバーカードの交付は2016年1月にスタートし、身分証として使えるほか、一部自治体ではコンビニで住民票や印鑑証明が受け取れるようになりましたが、全国の自治体においてはカードの普及率はまだまだ低いというのが現実です。国の目標では、2022年度末には、ほぼ全ての国民にマイナンバーカードが行きわたるように進めていますが、全国でのカード交付枚数率は2022年2月1日現在で41.8%、北海道では37.9%、幕別町では30.4%と発表されております。幕別町でのマイナンバーカードの普及率の低い要因の一つに、所有するメリットをあまり感じないというのが理由にあるようです。一方、国では、マイナンバーカードの普及に向け、消費の下支えの一環として2020年9月よりマイナポイント第1弾として、最大ご5千円分ポイント還元をし、そして2022年1月からは第2弾として新規取得者、健康保険証として利用登録、公金受取口座の登録をすることにより、最大2万円分のポイント還元が予定されています。この事業によって本町の普及率に変化が現れたのかお伺いします。①マイナンバーカードの普及率向上のためにどのような対策、取組が行われているのか。②申請、交付しやすい環境整備がなされているか。③町職員のマイナンバーカードの取得率は。④マイキープラットフォームの運用について本町としての見解は。⑤今後行政手続や業務のデジタル化の推進に向けての課題は。以上であります。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
岡本議員のご質問にお答えいたします。ご質問は、町と教育委員会にわたるものでありますので、私からはご質問の1点目につきまして、答弁をさせていただきます。「エシカル消費の理解と促進について」であります。消費者庁では、2015年5月から2年間にわたり「倫理的消費」調査研究会を開催し、地域の活性化や雇用などを含む、人や社会、地域、環境に配慮した消費行動、いわゆる「エシカル消費」の普及に向けて幅広い調査や議論を行い、研究会での議論を踏まえ、様々な主体と連携を図りながら、普及や啓発の取組を実施しております。また、エシカル消費は、消費者それぞれが社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うことを指し、さらに2015年9月に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の17の目標のうち、特に12番目の「持続可能な消費生産形態を確保する」に関連する取組とされているところであります。ご質問の、小中学校でエシカル消費を学習内容に取り入れることについてでありますが、現行の学習指導要領の中においても消費者教育が盛り込まれており、小学校では主に社会科や家庭科、総合的な学習の時間で、中学校では、社会科や技術・家庭科、総合的な学習を活用し学習しております。具体的な例を挙げますと、小学校では、社会科において、販売の仕事は、消費者の多様な願いを踏まえ売上げを高めるよう工夫して行われていることや、水を汚さない工夫やごみの減量などを学んだり、家庭科では、金銭の使い方や身近な物の選び方、買い方などの消費者教育を行っております。さらに、中学校では、社会科の公民分野において、市場の働きと経済の中で、身近な消費生活を中心に経済活動の意義や生産の仕組みを学習したり、技術・家庭科の家庭科分野で、消費者の権利や環境に配慮した消費生活を考えるなど、消費者教育に取り組んでおります。また、昨年7月に、本町と一般社団法人帯広青年会議所で「SDGs推進に関する連携協定」を締結いたしましたが、これを契機に本年度は、SDGsを学習する取組の一つとして、中学校2校で、カードゲーム公認ファシリテーターを講師として出前授業を実施しており、その中でも経済や消費について学習しているところであります。エシカル消費は、持続可能な社会の構築に向けて、有意義な取組の一つであると認識しており、教育委員会といたしましても、引き続き、教科横断的な視点に立った教育活動を通して、消費者の基本的な権利と責任、自分と家庭の消費生活が環境や社会に及ぼす影響について理解が深められるよう、エシカル消費も含め充実した消費者教育に努めてまいります。以上で、岡本議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。
答弁 町長 飯田晴義
岡本議員のご質問にお答えいたします。「マイナンバーカード普及利活用について」であります。国は、国民にマイナンバー制度のメリットをより実感することのできるデジタル社会を早期に実現するため、マイナポイント事業の実施などの様々な取組を通じて、マイナンバーカードの普及とマイナンバーの利活用の促進を強力に推進しております。今後は、さらに様々な場面でマイナンバーカードの活用シーンの拡大が見込まれますことから、本町においても、国の要請に応じ、活用方法、メリット、安全性などマイナンバーカード制度に関する情報の周知に取り組んでいかなければならないものと考えております。ご質問の1点目「マイナンバーカードの普及率向上のためにどのような対策、取組が行われているのか」についてであります。国では、マイナンバーカードを基盤とした安全・安心で利便性の高いデジタル社会と公正で効率的な行政を目指すため、政府広報などを積極的に活用し、テレビコマーシャルやウェブ動画、新聞広告など様々な媒体を通じて積極的な周知活動に取り組んでいるほか、マイナポイント事業の実施により、さらなるマイナンバーカードの取得促進に向けた取組が行われているところであります。本町におきましても、ホームページでの周知や公共施設におけるポスター掲示のほか、リーフレットなどの配布を通じて制度の周知を行っているところでありますが、町独自のマイナンバーカードの普及率向上に関する対策や取組は実施しておりません。今後につきましては、マイナンバーカードの活用の場が増える機会などのタイミングに合わせて、カードの利点や安全性など、町民の皆さんがカード取得の良否を判断できる情報の提供に努めてまいりたいと考えております。ご質問の2点目「申請、交付しやすい環境整備がなされているか」についてであります。本町では、役場住民生活課窓口のほか、忠類総合支所と札内支所の3か所でマイナンバーカードの交付事務を行っております。特に交付件数が多い札内支所においては、令和2年12月にカードの交付等に必要な統合端末1台を増設し、2台体制としたほか、令和3年1月からはカードの交付日時を予約制として待ち時間の解消を図るとともに、令和3年4月から6月においては、カードの夜間交付や休日交付を実施し円滑な交付事務に取り組んできたところであります。今後におきましても、申請件数の状況に応じて、適宜、夜間交付などの窓口の開設に取り組んでまいりますが、こうしたカードの交付時に窓口に来庁する従来の「交付時来庁方式」に加え、今後は申請時に役場で本人確認と写真撮影を行い、カードを郵送で自宅に送付する「申請時来庁方式」を導入し、申請時における負担軽減と受け取り機会の確保に努めてまいりたいと考えております。ご質問の3点目「町職員のマイナンバーカードの取得率は」についてであります。町職員のマイナンバーカードの取得率については、本年2月末現在で任意による調査を行ったところ、特別職を含めた町の正職員数は247名、このうちマイナンバーカードの取得者数は115名、取得率は46.6%であります。ご質問の4点目「マイキープラットフォームの運用について本町としての見解は」についてであります。総務省は、マイナンバーカードを活用した様々なサービス利用を図るための情報基盤として、マイキープラットフォームを構築し、各自治体がこのシステムを運用し、クレジットカードなどのポイントやマイレージを自治体ポイントに変換して地域の物産が購入できる「自治体マイナポイントモデル事業」を平成29年9月25日から展開しておりましたが、本事業は令和3年度末で終了することとなり、来年度以降の事業展開について、総務省に確認したところ、現在のところは未定との回答でありました。町といたしましては、今後ともマイナンバーカードの有効な利活用について、国の動向を注視してまいりたいと考えます。ご質問の5点目「今後行政手続や業務のデジタル化の推進に向けての課題は」についてであります。本町において、自治体情報システムの標準化・共通化や行政手続のオンライン化などの自治体DX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するに当たっては、極めて短期間で限られた予算の中、多くの業務に関連する取組を集中的に進める必要があることから、全庁的かつ組織横断的な推進体制の構築とともに、デジタル技術について専門的な知識を持った人材確保方法を外部委託等を含めいかに進めるかが課題であると考えております。また、行政事務等におけるデジタル化が進められた際に、デジタルになじめず使いこなせない方に対する行政サービスが低下しないよう十分留意しなければならないと考えております。以上で、岡本議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。
再質問 7番 岡本眞利子
では、再質問をさせていただきます。まず、大きな1点目のエシカル消費の理解と促進についてであります。エシカル消費とは、エコマークのついた商品を買う、地域で生産された野菜を買う、売上げの一部をボランティアに寄附するなど、地域活性化や雇用なども含む、人や社会、環境に配慮した消費活動であり、持続可能な社会のためにも、誰もが身近に実践できるものであります。大量生産、大量消費から省エネ社会へ、さらに地域環境保護の時代へと移りつつある現在、新しい消費者意識を喚起し、広めることは今世界的な要請となっております。現在、新時代の消費者の在り方としているのがエシカル消費、つまり倫理的消費であります。環境、人と社会、地域のためになるかどうかを考えながら、商品やサービスを選択することであります。そこで、エシカル消費の認知度についてでありますが、2020年度の資料でありますが、全国で16歳から65歳では12.2%、そしてその前の2016年の調査では6%しかなかったわけでありますが、その2倍に今回はなったというわけであります。また、もう少し掘り下げてみますと、20代から40代の男女では、エシカルという言葉の意味を聞いてみますと、知っているとか何となく知っていると答えた方が23%、認知度が決して高いという結果が出たわけではありませんが、年代別では 20代が30.7%、30代が20.5%、そして40代が17.9%と、若い世代ほど認知度があるようです。その理由に考えられるのが、エシカルをコンセプトにした若者向けのファッションブランドやコスメが多いことからではないかと言われております。そこで、未来を担う子どもたちが、大人になるにつれ様々な知識を吸収していくわけですが、これからは人や社会、地域、環境を意識して行動しなくてはいけない世の中になり、まずエシカル消費について、教育現場でどのように進めているのかということをお聞きいたしまして、教育長の見解をお伺いしたいところなのですが、教育長は有意義な取組だと認識をしているということでありましたが、教育長はそのように認識をしていただいておりますが、各教員も同じ認識に立って子どもたちに消費者教育に携わっているのか、教員それぞれが、また感性が違うのではないかなと思いますので、エシカル消費について意外に薄い方、濃い方という方があると思うのですが、教員それぞれいろんな考えがある中で、また共通認識に立って子どもたちにこの消費者教育に挑んでいるのかお聞きしたいと思います。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
教員それぞれどういう認識に立っているか、共通認識を持っているかというようなご質問だというふうに思っております。学校教育においては、答弁の中でも申し上げましたけれども、それぞれの教科の中で消費者教育を実施をいたしております。エシカル消費というその言葉そのもの自体について、各先生方がどれほど理解をしているか、知っているかというところまではちょっと把握はしてございませんけれども、その概念とか本質というのは、学習指導要領の中に網羅されておりまして、内容的にはSDGsの学習や消費者教育の中で学習をしているというふうに認識をしております。ですから、先生方については共通の認識で指導をしているということでございます。
再質問 7番 岡本眞利子
今、教育長のお答えになったこと、本当に分かるのですが、やはり人それぞれ考えがまた違ってくるところもあるかと思うのですが、ある程度、指導要領というか指導書がありながら、それに沿いながら子どもたちに教育をしていくべきではないかなというふうに思います。答弁の中にもありましたが、小学校では社会科や家庭科の中で学んでいる、また中学校では社会科、公民分野の中で学んでいるというふうなお答えがありましたが、これの中では大きなくくりの中で学んでいるのではないかなというふうに私は感じるところであります。大きなくくりの中で少しだけ触れているように感じるのですが、今のこの地球環境の中で、なぜエシカル消費が大切かということが、子どもたちには伝わっているのかというところがちょっと疑問に思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
各学校の取組なのですけれども、各学校では先ほど申し上げましたように、いろいろな教科の中で教科横断的に指導しているところなのですけれども、具体的な例を申し上げますと、例えば町内の小学校ではどんなことをやっているかということなのですけれども、一番多いのはやはり食品ロスの関係ですね。具体的には、ある学校では給食の残量調査を行って、家庭科の授業の中でその資料を提示して問題提起をして、それぞれに考えさせるというようなことをやったり、あと食育の授業の中で、チョコレートについて学習をしています。その中では食品ロスですとか、フェアトレードの関係のお話もしたりしております。また、中学生では、ある中学校では栄養教諭の指導の中で、中学生ですから、今後、親元を離れて、高校進学時に親元を離れて下宿だとかアパートに住むだとか、そういったことも考えられますので、そういったことも含めて、食生活ですとか消費活動について教えたりしているというようなこともございますので、そういったことも具体例も含めながら、具体的なことも含めながら、エシカル消費という言い方はしていないかもしれないですけれども、その本質については指導をしているところであります。
再質問 7番 岡本眞利子
教育長ありがとうございます。エシカル消費は、本当に教育長がおっしゃるとおり、具体的な行動は決して難しいものではないと思います。例えば一番身近なことでは、エコバッグの使用、教育長も言われました食べ残しを減らすなど、ふだんから実践されている方がとても多くはなってきています。ちなみに、エコバッグは男性が59.6%、女性が89.6%と、もう半数以上の方が行動につながっております。そのほかにも地元の産品を購入、地産地消ですね、また福祉作業所の商品を購入したり、認証ラベル、マークのついた商品を買うなど、様々なものが挙げられますが、この中でエシカル消費は、国連の2030年達成を目指し、進めている持続可能な開発目標SDGsと、活動にも精通をしていると、教育長もおっしゃっておりましたが、この中の12番目の目標「つくる責任 つかう責任」では、キーワードとして持続可能な生産と消費が上げられております。新時代の消費者として、これから消費教育がとても重要だと私は考えるところであります。その中で独自で授業に取り組むということは、エシカル消費についても独自の授業に取り組むということは、なかなか難しいものと私も認識はしておりますが、例えば低学年でありますと、朝の会というのですか、私たちの時代はホームルームといいましたけれども、そういうような朝のホームルーム、また帰りのホームルームなどで、どれだけエシカル消費活動ができたかということを、子どもたちとの話でコミュニケーションを深めていただくというようなことは、できないものかお伺いいたします。
答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)
消費者教育、このエシカル消費も含めて教科横断的に実施しているというお話しましたけれども、今、岡本議員おっしゃられるように、例えば朝の会ですとか帰りの会、ホームルーム等でそういったお話もできるというふうに思いますので、そういったことにも意を用いていきたいというふうに思います。
再質問 7番 岡本眞利子
エシカル消費によって、社会を変えることができるのだということを、子どもたちに伝えていただきたいというふうに、私の思いなのですけれども、今までの消費者教育では、やはりこの先大変厳しいものがあるのではないかなというふうに思いますので、ぜひとも少しでも子どもたちにそのようにエシカル消費、SDGsについて深めていき、ふだんからそのようなことが出るようなコミュニケーションを取っていただきたいと思います。私が言うまでもありませんが、教育は学校だけで教えるのではなく、学校と家庭での両輪で教えていくのが教育だというふうに私も認識しております。小さい頃からの教えは大人になっても身につき、心に残るものがあり、自分たちにできるエシカル消費はたくさんあるのだという意識づけ、実践しようとする意欲と態度を養っていただきたいと思います。そして、子どもたちばかりではなく、私たち大人がどのような消費をするかということも、一人ひとりが自覚をし、エシカル消費を実践し、地産地消を積極的に行うために、エシカル消費週間やエシカル消費デーといった、日にちを決めて町全体で取組を行うなど、町長どのようにお考えになりますか。
答弁 町長 飯田晴義
エシカル消費というと、非常に難しくて認知度もないわけでありますので、私はこの言葉を使っては駄目だなと思って今議論をお聞きしていたわけですね。やはりそのもったいないという気持ちをどれだけ持ているのか、あるいは環境に負荷の少ない工法でつくった食べ物を食べようとか、何かもう少し具体的で、ポイントを絞ってやることは大事であって、例えばもったいないから食べ残しをやめましょう、これは誰でもできるわけで、それは家庭においても給食においても食堂に行っても、そういうことを一つの掛け声の下やっていく、これ実は農林課が主導して、宴会の始め何分でしたか、黙って食べる黙食といいますか、始めと終わりは食べることに専念して、食べ残しをやめるようにしましょうと、こんなことをやってきたわけでして。ともかく、もったいないから全て無駄をなくしましょうと、そういうことは非常に大切であろうというふうに思います。ただこれ、町が掛け声を上げてやりましょうというものではなくて、もっとごく自然に各家庭においてやるべきことであるのかなというふうに思いますので、そこは学校教育の中でも、別に特別な時間つくることなく、いろんな場面でそういうことはできましょうし、家庭においてもあるいは授業中においても、それはできると思いますので、大々的にやるというよりは、本当に人間が守るべき最低限のルールかなというふうに思っていますので、そこはもっともっとそういう大きな声を上げて、運動しなければならないということになれば、それはやらなければならないと思いますけれども、現状ではエシカル消費をしましょうというところは、ちょっと私は非常に消極的に感じているところであります。
再質問 7番 岡本眞利子
町長のお気持ちは分かりました。確かにエシカル消費というその言葉自体、本当に認知度が少ないのだなということが分かりますが、そこを何とか幕別町を先頭に、エシカル消費ということを進めていきたいなというふうに、私も自分でできることを一所懸命エシカル消費の活動ということも考えながら、本当に行動していかなければいけないなということを、今回の質問で実感をさせていただいたところであります。では、次に大きな2番目の質問へ移りたいと思います。マイナンバーカード普及利活用についてであります。まず、マイナンバーカードと耳にいたしますと、よいイメージを持たない方、少なくないのが現状であります。せっかくこの枠組みがつくられたのに、もったいないなと私は感じるところであります。持っていると便利だと町民の方が実感できる、マイナンバーカードの活用にしていただきたいとの思いで今回質問をさせていただきます。まず、1点目の普及率向上の対策、取組についてであります。もちろんこれは行政ばかりではありませんが、普及促進に向けての町民アピールとして、ホームページやポスター、リーフレットの配布をしているというご答弁がありましたが、これちょっと私も調べてみますと、広報にもあまり載っていないのです。広報にマイナンバーについて載っていたのが、平成29年の12月に「交付申請封筒の取扱」として掲載をしておりましたが、なかなかその後広報にも載らず、ホームページに載せてあるから、またポスターを貼ってあるからということで、あまり載せなかったのかなというのもちょっと感じたのですけれども、なぜいつもいろんなことがあると広報に載せています、広報に載っていますというようないつもご答弁いただくのですけれども、今回についてはなかなかこれ広報に1年に1回も載っていなかったのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。どのように考えていらっしゃるのでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
そもそもマイナンバーカードの交付事務は、市町村の事務であります。法定受託事務でありますけれども、これを積極的に普及促進しなさいよというところまでは、求められているものではないと私は思っていますし、これは非常に国民、町民にとってメリットのあるものであれば、そんなに宣伝することもなく、自然に普及していくのだろうというふうに思っています。ところが、今現状を見ると、せいぜい身分証明書として使える程度でありまして、これもでは高齢者にとって身分証明書はどこで出すのとなったときに、常にどこかへ行って検閲でもされるのであれば、身分証明書は必要でしょうけれども、そういう必要性がないというところであります。ただ、ポイントがつくとかそういう促進策もありますので、そういったときにはマイナンバーカードを持ったら、こういう利点、メリットがありますよ。それともう一つは、情報が漏れるのではないかと、そんな心配もありましょうから、そこら辺の心配はありませんとか、その程度かなというふうに今思っていまして、国からまた新たにこういう事業に取り組むので、市町村でしっかり周知広報をしてくれということになれば、私はその範囲でやりますし、町自ら必要だと思うのであれば、これは私の意思としてやらせてもらうというふうに思います。
再質問 7番 岡本眞利子
マイナンバーの取得については、ちょっと私も持っていても本当に利活用ができないので、何のためにつくったのかなというのが正直なところ。せっかくつくるのですから、やはり町として利用ができるようなものをしていただきたいなというのももちろんあって、今回質問をさせていただいたのですが、ちょっと前後してしまいますけれども、マイナンバーカードを持っていて、そしてコンビニや何かで住民票や、そして住民票の証明書や何かが、ほかの町では取れるところもあるのですけれども、うちの町はそのようにはなっていないのですけれども、役場が開庁しているときはいいですけれども、では役場がお休みのとき、そういうときは証明書は取れないということですよね。ですから、マイナンバーカードを取得をしていただいて、そしてそういうシステムを入れることによって役場がお休みのときでも、夜遅くにでも24時間そういう証明書が取れるようなそういうシステムをやはりうちの町でも考えていくべきではないかなというふうに感じますが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
そこには、一つはニーズがどれだけあるのかということがあるというふうに思います。大多数の方がそういったニーズを持っていらっしゃるのであれば、それにお応えするというのが行政の役割であります。それともう一つは、そういう利用されるのはいいのですけれども、利用されない中でそういうサービスを行うということになると、当然、費用対効果の問題が出てまいりますので、そこは何でもかんでもやればいいということではなくて、そこはサービスの提供がそれなりの効果があるというふうな認められ方をしないと、簡単にはできないなというふうに思っています。今のところは、コンビニ交付もやっておりませんけれども、そこまでのニーズを我々としては感じられていないということがありますので、そのコンビニ交付でもニーズがたくさんあるということになれば、また変わってくるかというふうに思いますけれども、順番としてはやっぱりニーズがあって、そこにどう応えていくかというのが我々の役割だというふうに思っております。
再質問 7番 岡本眞利子
費用対効果ということを考えますと、本当に町長のおっしゃるとおりでありますが、今この近年コロナで本当にコロナ感染ということから、住民票や各種証明書を交付の際の非接触交付ということも、やはり考えるべきではないかなというふうに私は思います。そして、この時期になると春の移動シーズンであります。そんなときに各種手続の窓口が混雑する、そういうことも考えますと、この先、これは時期的なものですから、このときは本当に臨時で時間を延長していたりということももちろん理解はしますが、自由に24時間取れるような、例えば24時間とまで言いませんが、役場がお休みのとき、札内支所の所にそのような端末を置いてコピー機を置いて、そのときはもちろん札内支所に行くと時間午後10時までですか、その時間までだったら土曜日曜でも証明書が取ることができるというような、そういうふうなことができれば、また住民もマイナンバーカードの取得にも考えたりするのではないかなというふうに思います。確かに費用対効果、どれだけの人がそれを望んでいるかということ、それもちろんそうなのですけれども、調査はされたのでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
これ肌感覚というと怒られますので、そういう言葉は使いませんけれども、少なくとも町内各地の公区長さんからそういう要望があったとか、あるいは個人の方から、町民の方からあったというのは、ちょっと私のところまで届いてはおりません。それと24時間取れれば確かに便利だからいいねということになるかもしれませんけれども、ただ、例えば住民票はいつ使うのでしょうかね。やっぱり土日に使うというのは珍しいのではないのかな、使う場面もやっぱりあるわけで、住民票を添付して、どこかお役所に何か書類を提出するとか、使われ方というのはそんなに多種多様ではないと思っています。これは印鑑証明もそうです、契約がなければなかなか使わないということがあります。それと、札内支所では、毎週水曜日夜間業務をやっておりますので、そういったことを含めていくと、あとは長期の休みのとき、ゴールデンウィークとか、年末年始、この際、あるいは年度終わり年度始め、ここも庁舎の開庁時間を広げて対応しておりますので、そういう対応の中で、今は私はニーズに応えられているのかなというふうに思っているところであります。
再質問 7番 岡本眞利子
町長のおっしゃることもよく分かりますが、この住民票をいつ使うのだろうと、土曜、日曜に使いますかと、町長おっしゃいますが、いやこれは一概には言えないと思うのです。車を買ったときとか、住民票取ってくださいとかと言われたときに、それが土曜か日曜になったり、そうしたら月曜日でないと取れないというようなこともありますので、それは一概には言えないかなと。でも、こういうシステムを入れることによって、今まではそれで済んできたけれども、これからのやっぱり世の中、若い人たちの世代、デジタル社会になってくる中で、やはりこういうことも先を考えて進めていくべきではないかなというふうに私は感じます。それについて、町長いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
私は誰が取るのですかという意味ではなくて、極めて割合として、ニーズの割合として低いだろうと。ですから、そこに効果がどれだけあるのですかという意味で申し上げたわけであります。ただ今後は、デジタル化というのはどんどん進んでいきます。それに伴って住民ニーズもさま変わりはしていくと思います。あるいは全国的な役所のサービスのありようとしても、どういう体制を整えるかということもありますので、そこはやはり状況に応じてニーズを踏まえた中で、役所はサービスの提供の在り方も変わっていかなければならないなというふうに思っております。
再質問 7番 岡本眞利子
分かりました。では、次の質問に移りたいと思います。申請交付しやすい環境整備がなされているのかということでお聞きをいたしました。交付しやすい環境整備でありますが、マイナンバーカードは郵送、パソコンなどのほかスマホなどでもできますが、スマホを持っていない方や操作作業が分からない人、また手続が面倒だというイメージが付きまとい、申請されないのが現状であるようでございます。専用のタブレット端末で手続を職員がサポートすることによって、短時間で申請ができますという、ここのところをもっとアピールしていくべきではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
答弁 住民生活課長 谷口英将
そのことで今回ご答弁で、申請時来庁方式の導入に向けて取り組んでまいりたいということでご対応させていただいております。やはり住民の方からもスマホやパソコン持っていない方で、一番手続に困るのは写真撮影なのです。スマホやパソコンあると簡単にできるのですけれども、そういった手間があるものですので、なかなか申請に至らないということがありますので、今後はちょっと町のほうでそういった専用端末を準備して、窓口で写真撮影を無料で行ったような形で、より申請しやすい環境に努めてまいりたいというふうに考えています。
再質問 7番 岡本眞利子
私も申請時来庁方式のことを提案しようというふうに思っておりましたが、そのようにご答弁いただきましたので、交付時来庁方式に加えて、今後は本人限定郵便を活用して、受付時に本人確認することで、カードを自宅で受け取ることができる申請時来庁方式も導入していただけるということでありましたので、ぜひとも申請者が一番受け取りやすい環境をつくっていただきたいと思います。また、今までのときは交付時来庁方式を採用しておりましたが、交付通知はがきが来て、そこに記載されている期間までに本人が受け取りに来られない場合などはあったのかお伺いいたします。
答弁 住民生活課長 谷口英将
カードが役場に届きます。カードが届きましたよということで、町民の皆さんに約1か月間の期間を設けてご案内しております。大体取りに来られる方はすぐ取りに来られるのですけれども、今現状取りに来られていない方が300人ほどございます。国の運用としては、6か月間たったら投げていいですよというふうになっているのですけれども、町としては、今1か月期間の取りに来てくださいよということでご案内をして、さらに3か月後に督促を出しています。督促出して、さらに3か月たった場合は、国は投げていいですよということになっているのですけれども、今コロナ禍の関係で来庁できない状況もあるので、国がそれをやめなさいということでずっと保管している状態なので、引き続き取りに来られていない方については、カードがありますので取りに来てくださいということで、ご案内をしてまいりたいというふうに考えています。
再質問 7番 岡本眞利子
今の課長のお話をいただきまして、本当にびっくりするところでありますが、やはりこの申請時来庁方式をもう少し早くからこれ始めていると、取りに来なくても本当に本人が受け取ることができるマイナンバーカードになっていたわけなのですけれども、今から言っても仕方ないのですけれども、やはりそういう手だてを取りながら、マイナンバーカードが手元に届くようにというふうにはしていただきたいなと思います。また、今後、企業とか商業施設に出向いての出張申請など、普及活動を拡充していくというような考えについてはいかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
これ、先ほど来、申し上げているように、どこまでサービスとしてやるべきなのか、やらねばならないのかと考えたときに、今の300人が取りに来ないということを、これはいかに必要としていない人がいるかということにも、裏返しとして言えると思うのですから、ですからこれはやっぱり利用する価値が高まって必要とする人が増えてくれば、私たちもそういうようなサービスで応えていかなければならないなというふうに思います。現状では今のやり方で進めてまいりたいと思います。
再質問 7番 岡本眞利子
町長おっしゃいますように、本当に価値が、つくった価値がやっぱり生きていくものだと思うのですが、そこで4点目の質問にもちょっと関わるのですが、4点目のマイキープラットフォームの運用についてでありますが、マイナンバーカードは用途が法律で決められた事務に限定されたマイナンバー部分と、民間事業者も利用できるマイキー部分、電子証明書とICチップの空き容量なのですけれども、そういうものがあります。それは例えば電子的な確定申告、e-TAXなんかもあったり、そして住民票の写しをコンビニ交付する自治体のサービスなども受けられることが可能にすることなのですけれども、このマイキー部分を使って、自治体や商店街などのサービスを活用できる情報基盤であるわけですが、これは平成29年の9月25日から稼働されて、実証事業として国が募集をしたのですが、我が町としては参加されなかったのですが、その点についてなぜ参加されなかったのかお伺いいたします。この実証事業は、住民向けのサービスが共用できるというようなサービスで国が募集をしたのですが、我が町ではこれしていなかったのは、なぜかお伺いいたします。
答弁 総務課長 佐藤勝博(総務課長は2024年3月まで)
この事業は平成29年から実際モデル事業として進められておりましたけれども、実際に今回令和3年度末で事業終了するという理由にもあるのですが、実際この事業に取り組もうとしたときに、自治体と地元の商店と、いわゆる精算に係る事務が非常に煩雑であると。例えば100店舗利用された場合には、100店舗とそれぞれ精算事務が伴うというような、そういった煩雑な事務というところも大きな理由として利用実績が伸びなかったということで、今回令和3年度末で事業終了するというようなこともお聞きしております。本町としても、なぜ取り組まなかったかということもありますけれども、他の自治体ともこういった取り組んでいる自治体ともお話を伺う中では、そういった事務の煩雑というところも課題として見えておりましたので、実際に取組には至らなかったところであります。
再質問 7番 岡本眞利子
これは平成29年から始めていて、今最後、令和3年度末で終わりという、終わりになってから慌てたような感じでいるのですけれども、その間に何年もあったわけですけれども、もう少し見直しながら、これそういうことを住民サービス、地域経済の活性化につながるチャンスだったのではないかなというふうに私は感じます。終わる頃になって、もう終わりですから次はまだ考えていませんというようなことでは、ちょっと住民に対して、もっとメリットがつくような方策として考えていくべきではなかったかなというふうに感じます。もちろん商店街や、そして商工会議所や何かももちろん関係はすると思うのですが、まず町自体で健康ポイントとかボランティアポイントとかという、そういう町独自のポイントを還元できるような、そういう体制をつくることはできなかったのか、ちょっとお伺いいたします。
答弁 企画総務部長 山岸伸雄(企画総務部長は2022年3月まで)
マイキープラットフォーム構想における、マイナンバーカードの普及向上のための一つの手法として取り組まれている自治体が多いということなのですけれども、これ、今、課長もお話ししましたように、まず基本的な概念としまして、マイナンバーカードには決済機能がまずついていないということが、これは最大の今までの事業においては欠点でございました。がゆえに、今、課長が言ったように100店舗でこのカードのポイントを使うとなったら、100店舗分全てポイント分については、市町村が決済をしなければならない、この業務が大変大きく負担になったということです。ただ、今、議員がおっしゃったとおり、そうしたら町としてはその普及促進のためのポイントをつけられなかったかという部分なのですけれども、これは考えることは確かにあったかもしれないのですけれども、実際そうしたらそのポイントをどうやって活用するかという、そこの細部までいかないと、なかなか町としてそのポイントをどうやって付加して、最終的に住民にそういうカードの利点を本当に理解していただくかといったところには、つながらないだろうといったところで、町としてはそのポイント制は、今までは町としてのポイント制はしていなかったということでございます。
再質問 7番 岡本眞利子
すごく分かりやすくありがとうございます。とにかく商工会や、そして各店舗のお店などとのこの連携というと、なかなかその最後の決済の部分で大変だということはよく分かりましたが、ぜひとも町でできるそのポイント、最後は、ではそのポイントたまったものをどうするのかということですよね。それを何とか使えるように、取得した人の利点ということで、そういうことを考えていただければ、取得率の向上にもつながるのではないかなというふうに思いますが、ぜひともいい方向に何かそういういい方策を考えていただきたいなというふうに私は感じます。最後になりますが、行政手続やデジタル化を推進するには、それを支えるセキュリティーや、IT人材の確保、育成なども必要になってくるかと思いますが、住民サービスを受けやすくするためには、住民の方々により理解をしていただくことが大切であると考えます。それにはより丁寧な説明をしていくこと、広く周知に努めることが大切であると考えます。行政としても、マイナンバーカードの活用で行政手続を効率化し、住民の方の利便性を高めることも大切ですが、どれだけ利点を生み出せるかということが大切であると思いますので、今後は民間との連携もしたサービスの導入にも進めていただきたいなというふうに思います。また、今後暮らしの中で必要性が増していくマイナンバーカードの普及促進には、カード取得のメリットを実感してもらうことも重要でありますが、個人情報や個人情報管理の心理的な不安の払拭もまた必要とされ、カードの利点とともに安全性についても、正確な情報を周知していただきたいということを申し上げまして、私の質問を終わります。