みんなの議会

幕別町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月12日

記念事業終了後の考え方について

2019年12月12日、幕別町議会の一般質問で、藤谷謹至議員が「記念事業終了後の考え方について」質問し、教育長 菅野勇次、教育部主幹 鎌田浩、教育部長 山端広和、建設部長 笹原敏文、忠類総合支所長 川瀬吉治、町長 飯田晴義が答弁しました。

質問者
藤谷謹至 議員
答弁者
教育長 菅野勇次、教育部主幹 鎌田浩、教育部長 山端広和、建設部長 笹原敏文、忠類総合支所長 川瀬吉治、町長 飯田晴義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 藤谷謹至

通告に従いまして、質問をさせていただきます。世紀の発見ナウマン象化石骨発見から 50 年、記念事業終了後の考え方について。1969 年7月、旧忠類村晩成の道路工事現場で象の歯の化石が見つかった。翌年6月から本格的な化石発掘調査が開始され、日本で初めてのナウマン象1頭分の化石骨が発見された。全身骨格標本のレプリカは 23 体つくられ国内・国外にも展示されている。今回のナウマン象化石骨発見 50 周年記念事業の中で、ナウマン象記念館で開催された特別展「忠類で発見された化石たち~忠類ナウマン象化石の里帰り~」では、北海道博物館に収蔵されている全 47個の化石骨が十勝で初公開され、10 月5日から 11 月4日までの来場者数は 3,181 人に上り、年間入場者数は過去 10 年で最多を更新する見込みであると報道されました。また、足跡化石の発掘調査では、新たに足跡化石と見られる二つの「くぼみ」も発見され、さらなる夢も膨らんでいます。今後、再々発掘などナウマン象化石骨発見 50 周年記念事業後の考えを伺う。①ナウマン象化石骨発見 50 周年記念事業の現時点での主な検証結果は。②限られた日程で再発掘調査は予想以上に順調に進んだとされた。来年度以降の調査についての具体的な考えは。③町内の小中学校での記念館利用実績とナウマン象化石骨の学術的価値を授業等にどう活用しているのか。④1988 年に建設されたナウマン象記念館の展示物を含めた施設のリニューアルや学芸員の配置等を含め、今後いかにナウマン象化石骨の価値を高め活用し、地域振興へとつなげていくのか。以上です。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

藤谷議員のご質問にお答えいたします。「世紀の発見ナウマン象化石骨発見から 50 年、記念事業終了後の考えについて」であります。忠類ナウマン象化石骨は、昭和 44 年7月 26 日に発見され、ことしで 50 年の節目を迎えましたことから、当時を顧みて忠類ナウマン象の学術的価値と歴史を再認識し、さらなる地域振興を目的に、50周年記念事業を開催してまいりました。記念事業では、「象」のつながりから、札幌円山動物園の象に忠類小学校で育てたカボチャをプレゼントする「かぼちゃプロジェクト」を実施したほか、ナウマン象とマンモス象がともに発見されている本町と北広島市のつながりから、北広島マンモス象の実物大模型をお借りし、展示するとともに、北海道博物館に収蔵されている全 47 個の化石骨が里帰りをして、ナウマン象記念館で特別展を開催したところであります。さらに、50 年前と同じ化石骨発見現場で行った、ナウマン象足跡化石の発掘調査では、ナウマン象の足跡化石の可能性がある二つの「くぼみ」が確認されるなど、新たな発見に期待をしているところであります。ご質問の1点目、「ナウマン象化石骨発見 50 周年記念事業の現時点での主な検証結果は」についてであります。忠類ナウマン象化石骨発見 50 周年を記念して、世紀の大発見で沸いた当時を振り返り、忠類ナウマン象の学術的価値と歴史を再確認することを目的に、記念講演や特別展などを開催してまいりました。これら記念事業の検証についてでありますが、その一つとして、子どもたちの体験の場として実施した特別展の準備の中では、里帰りした化石骨の展示作業と北広島マンモス象の実物大模型の組み立てを忠類中学校の生徒 47 人に体験してもらったり、忠類小学校6年生 14 人には、マンモス象の模型の仕上げ作業に挑戦してもらうなど、忠類の宝物に触れる機会を与えることができたものと考えております。さらに、化石象と現代象の「象」つながりとして実施した「かぼちゃプロジェクト」では、忠類小学校6年生9人が修学旅行の自主活動の中で、札幌円山動物園を訪れ、育てたカボチャを象にプレゼントするための寄せ書き目録を贈るとともに、象舎に足を踏み入れ、象の特徴や習性について学ぶなど、子どもたちへの貴重な体験につなげることができました。また、50 年前の発掘に携わった北海道教育大学名誉教授の木村方一氏、かぼちゃプロジェクトを提案した札幌市円山動物園飼育展示課調整担当係長の朝倉卓也氏、ナウマン象と思われていた歯の化石をマンモス象のものと同定した滋賀県立琵琶湖博物館館長高橋啓一氏をお招きし、記念講演会を開催いたしました。講演会では、発掘当時の様子や象の歴史、忠類のナウマン象の価値などについて紹介され、改めて多くの方にその魅力やすばらしさを認識、あるいは再認識する機会になったものと考えております。このような記念事業を実施した結果、忠類ナウマン象記念館の入館者は、10 月5日から 11 月4日までの特別展期間中、3,181 人の来館をいただくとともに、11 月末現在の入館者数は、合併した平成18 年度以降最多となる1万 4,461 人を記録し、大きな事業効果があったのではないかと推察いたしております。ご質問の2点目、「来年度以降の調査について具体的な考えは」についてであります。再発掘調査では、北海道博物館や足寄動物化石博物館など、多くの方にご協力をいただき、10 月 29日から 11 月2日に化石骨発見現場で行ったところ、足跡化石の可能性がある二つの「くぼみ」が発見されたことから、現地でシリコン型及び石膏型を採取し、調査写真とあわせて足跡化石専門家に分析を依頼いたしました。今回、発見した二つの「くぼみ」の位置は、地表から1メートル前後下の地層で、その 50 センチメートル上からは昭和 44 年にナウマン象化石骨が、2メートル下からは平成 20 年にナウマン象の足跡化石がそれぞれ発見された層準に当たり、現状では、ナウマン象の足跡の可能性はあるものの、「くぼみ」の保存状態が悪く、現時点では具体的な動物の同定には至っていないところであります。このため、同定に必要なデータを得るため、足跡と思われる二つの「くぼみ」の進行方向となる北東方面の山側を調査し、「3歩目」あるいは「4歩目」が発見され、さらに保存状態がよければ、具体的な動物名、肩から腰までの体長、年齢などを明らかにできる可能性があると、今回ご協力いただいた北海道博物館からお聞きしております。このことから、足跡が同一個体と確認することができれば、道内初の事例となるため、「3歩目」「4歩目」を発見する調査を行い、ナウマン象の生態解明に近づく手がかりを得たいと考えているところであります。ご質問の3点目、「町内の小中学校での記念館利用実績とナウマン象化石骨の学術的価値を授業等にどう活用しているか」についてであります。はじめに、町内の小中学校での記念館の利用実績についてでありますが、本年度、小学校では社会科や生活科、総合学習の授業の中で2校 76 人が「忠類ナウマン象化石の里帰り展」や施設の見学を行っており、中学校では総合学習の授業の中で1校 47 人がナウマン象特別展示の準備に携わるなど、記念館を利用し、さらに今後、小学校1校 116 人が社会科の授業で利用する予定となっております。次に、ナウマン象の化石骨の授業への活用についてでありますが、社会科副読本において、小学校3年生では、「わたしたちのまち みんなのまち」の中の「忠類はナウマン象発掘の町」で、ナウマン象の復元骨格の写真やナウマン象の大きさを、小学校4年生では、「郷土を開いた人々と時代の移り変わり」の中で、ナウマン象記念館や化石発掘の様子を掲載し、それぞれ授業の中で学習しているところであります。今後におきましても、本町におけるナウマン象化石骨の学術的価値をより多くの子どもたちに知ってもらうため、またふるさと教育としての横断的な教材として、社会科副読本による授業をはじめ、総合学習の授業や学校行事などで記念館を利用するなど、地元にある生きた教材の活用について、工夫してまいりたいと考えております。ご質問の4点目、「ナウマン象記念館の展示物を含めた施設のリニューアルや学芸員の配置等を含め、今後いかにナウマン象化石骨の価値を高め活用し、地域振興へとつなげていくのか」についてであります。北海道の象化石の中で、体の骨が発見されているのは忠類だけであり、そのため、今後「化石骨」を対象とした新しい分析手法が開発された場合、当時の食物の種類や食べ方など、新たな成果が得られることにより、化石骨の学術的価値は一層高まると推測されます。約 12 万年前の化石である「ナウマン象」と「ヤベオオツノジカ」が発見されている発掘現場は道内でも珍しく、またナウマン象と偶蹄類の足跡化石が発見されているのは忠類だけであり、これらの化石が埋没していた地層とあわせて調査することにより、「骨と地層の両方を対象とした調査分析を行うことができ、学術的に高い結果が得られることになる」と、今回、再発掘調査にご協力をいただいた北海道博物館の学芸員よりご意見をいただいたところであります。こうしたことから、本年度の調査結果を踏まえ、来年度も引き続き発掘調査を実施していくとともに、ナウマン象記念館の展示物についても、昨今の研究により、記述内容を見直す必要性が生じたことに加え、開館から 31 年が経過し、展示機器の更新等、リニューアルについても考えなければならない時期に来ていることから、今後、北海道博物館や足寄動物化石博物館など専門的なご意見をいただきながら、その確認作業を進めてまいりたいと考えております。なお、専門的な学芸員の配置につきましては、忠類ナウマン象の調査・研究のみならず、幕別町蝦夷文化考古館や幕別町ふるさと館の収蔵資料の整理、調査などの課題も含め、総合的に検討してまいりたいと考えております。以上で、藤谷議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 4番 藤谷謹至

再質問させていただきます。忠類ナウマン象化石骨発見 50 周年記念事業ということで、チラシに「あさみどりひろがる丘に象ひとり」この「あさみどり」というのは、「浅い緑」ということで、あとほかに「朝の緑」を表現したという二つの意味にとられることができるというふうに出ていましたけれども、この 50 周年記念事業でございますけれども、大まかに言うと五つの柱によって記念事業が行われたと思っております。それに関して、さまざまなところにご協力いただきまして、北海道博物館であるとか、あと円山動物園、いろんな協力のもとで、この事業が成功したというふうに私は思っております。結果的に私は大成功だというふうに思っております。昭和 44 年といいますと、私が昭和 34 年生まれですから、ちょうど 10 歳のときでございます。当時、忠類村でしたけれども、3,000 人の人口があって、それに1万五、六千人にごった返したわけでございます。その当時というのは、私は小学生でしたから、そんなに記憶にないのでございますけれども、同年代であります鎌田主幹も忠類村出身で私と同じ年、同じ学年で現場にスクールバスで行ったという記憶がございます。今回の特別展でございますけれども、大まかに分けまして「記念講演」、次に「特別展」、これは忠類ナウマン象の里帰りということで、初めて、47 体全ての発掘された化石骨が忠類に里帰りしたと、それが 10 月5日から 11 月4日。次に3番目、再発掘、これが 10 月 29 日、11 月2日。4番目に、先ほど教育長の答弁の中にもございました子どもたちの「かぼちゃプロジェクト」。これからやろうであろう映像での記録を残すというところが多分残っているのかなと思いますけれども、そういう考え方でよろしいか、その点を確認したい思います。

答弁 教育部主幹 鎌田浩

お答えいたします。現在、事業の流れといたしましては、今おっしゃったとおり「特別展発掘」「かぼちゃプロジェクト」については終了しております。記念映像につきましても、各講演から始まりまして、発掘調査につきましては、撮りだめをいたしまして、また編集についてはこれからの作業ということになっています。以上です。

再質問 4番 藤谷謹至

今回、再発見ということで「くぼみ」が発見されたということで、新聞報道でこんなに取り上げられたことは、かつて、分からないですけれども、なかったぐらい取り上げられたと思います。特に、10 月 28 日からの再発掘調査では、連日にわたって新聞報道をされました。私は、そのたびに切り取っておいたのですけれども、過去を調べてみますと、十勝毎日新聞社さんでは5月17 日を皮切りに、およそナウマン象関連の記事は約 28 回、北海道新聞社さんでは1月 29 日「忠類ナウマン象発見 50 年で記念事業」というのを皮切りに、30 回。これ、きょう朝出るときも、3日前から上中下と3回全道版にいろいろ紹介していただきました。本当にその注目度がいかに高いかということが証明された結果になるのかなと思っています。この中で、上中下、北海道新聞さんで取り上げていただいた中で、「限られた予算の中で」という文面が載っておりましたけれども、私、まさに限られた予算の中で、今回の発掘記念事業は大成功だったというふうに、先ほども言いましたけれども思っております。記念事業、11 月4日に終わったばかりなので、1か月でこれを点検しろというのはちょっと無理な部分もございますけれども、このナウマン象の熱気が冷めないうちに一般質問をしようと思って、私はしたわけでございます。次の、限られた日程で再発掘調査、新聞紙上で予想以上に順調に進んだとされた部分の質問でございますけれども、「来年度以降の調査について具体的な考えは」というところで答弁をお願いしたところ、この答弁の中でちょっと確認したかったのですけれども、足跡が「3歩目」あるいは「4歩目」が発見されて、さらに保存状態がよければ、具体的な動物名、肩から腰までの体長、年齢などが明らかにされると。足跡が同一個体と確認することができれば、道内初の事例となるため、「3歩目」「4歩目」を発見する調査を行うということは、発見できなければ行わないという考え方なのか、その辺の考え方をお聞きしたいと思います。

答弁 教育部主幹 鎌田浩

お答えいたします。今回、発見された足跡が連続して2個あったということであります。方向性が、北東方面の方向に、北東方面から来たのか、こっちから北東方面に行ったのか、それはまだ分からないのですけれども、そちらのほうを掘ることによって、要するに、ことしの1歩、2歩、3歩、4歩があるのではないかという、続いているという考えがありまして、そちらを掘ってみるということになります。それで、ことし掘った跡が、ここに書いてありますように、保存状態があまりよくなくて、象の足跡であるだろうというまだ推測のもとでしかないのですけれども、その地層の下にもまだくぼみがあるという状態もありますので、とにかく次の3歩目、4歩目も掘ってみないと、それが本当に象の歩いた足幅といいますか、それを確定できれば象ではないかということになります。それと、今はくぼみのひづめを鑑定しておりまして、象の足のくぼみなのか、偶蹄類のくぼみなのかというところも、今調査しているところでありますけれども、とにかく次の3歩目、4歩目の土を削る調査を、来年行いたいという意味合いでございます。以上です。

再質問 4番 藤谷謹至

確認されれば発掘するのか、確認されなくても、何ていうんですか、来年、再発掘は行う前提で言われているのかという確認だったのですけれども、分かりました、再発掘はするということで確認、4番目の質問の中で、再発掘はするという教育長の答弁がございましたから、一応確認させていただきましたけれども、答弁の中で、調査写真とあわせて足跡化石専門家に分析をお願いしているという答弁がございましたけれども、この分析はいつごろになるのか、その辺の日程といいますか、予定をお聞きしたいと思うのですけれども、いかがですか。

答弁 教育部主幹 鎌田浩

お答えいたします。今、一緒に写真を送って調査しているということは、くぼみについては石膏でとった跡とシリコンでとった跡、両方を送っていますけれども、ただ、鑑定には土を掘っている場所のところから見ていかないと、それが例えば大きな石が入っていた場合に、それがひづめの跡でできた化石なのか、石でできたひずみなのかというのが分からないということで、写真と先ほど記録ビデオにもありましたけれども、ビデオを見ながら今鑑定作業を進めているという状態であります。希望としては、今、何とか2月ごろまでという希望をこちらでは出しているのですけれども、何せ足跡化石を鑑定する方が、今のところベテランの鑑定の方が高齢者の方で1人ということで聞いていますので、ちょっとその方が今一生懸命やっているという。このくぼみだけの鑑定ではなく、ほかの鑑定もやっていますので、なかなか早くは出ない状態ですけれども、ちょっと保存状態が悪くて、しばらく時間がかかるというのも聞いております。何とか2月ぐらいまでには答えを出していただいて、よい結果なり、何なりの報告ができればなというふうにして希望は出しております。以上です。

再質問 4番 藤谷謹至

分かりました。この足跡化石というのは、2006 年、平成 18 年2月6日に合併したわけなのですけれども、平成 20年の 40 周年事業で確認されたものだと思っております。足跡化石はナウマン象化石の年代を測定する調査で、北海道初のナウマン象の足跡と判明されまして、当時の調査では、偶蹄類の足跡も確認されているというところで、私は調べたのですけれども、複数の足跡化石が見つかれば、群れによる移動などナウマン象の暮らしを伺う手がかりになるというふうに言われております。今までの発掘調査は、最初に行われた調査から 40 周年の調査まで期間がある程度あいてまして、40年から 11 年後に再発掘が行われたという経緯がございます。その間、教育長等代々かわられましたけれども、40 年では偶蹄類の足跡、私はナウマン象の足跡だと思うのですけれども、それが発見されてから 11 年間何も再発掘しなかったというところに関して、どのような考えがあるかお尋ねしたいと思います。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

10 年以上間隔があいたのではないかということですけれども、確かにそういうことでございますけれども、やはりこういった記念事業といいますか、それに関しては節目、節目というのが想定されて、ある一定の期間でということで 10 年を節目ごとに、それぞれ 40 周年、50 周年という形で事業を展開してきたというふうに私は押さえております。

再質問 4番 藤谷謹至

記念事業ごとに再発掘を行っている状態だというのは、今までだと思いますけれども、今回、このように大きく取り上げられて、今後の考え方ですね、今後の発掘調査のあり方について、どのような考えを持っているのか、お尋ねしたいと思います。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

答弁の中でも申し上げましたけれども、今回のナウマン象の足跡だと思われるくぼみというのが、またこれが貴重な発見であるというふうには認識をしておりまして、3歩目、4歩目が見つかる可能性があるというようなことで、来年度においても、引き続き発掘調査を実施する予定でおりますので、そこでの結果にもよるかもしれませんけれども、引き続きこういった事業自体が忠類の活性化につながっていくものと、私は思っておりますので、何らかの形で調査なりが続けていけたらいいかなというふうに思っております。

再質問 4番 藤谷謹至

1回確認なのですけれども、私が調べたその 40 周年の化石の足跡というのは、これ足跡として認識してよろしいのでしょうか。ちょっと確認したいと思います。

答弁 教育部主幹 鎌田浩

ナウマン象とは言っていませんけれども、象の足跡であるということと偶蹄類の足跡が見つかっているということでは、発表されております。以上です。

再質問 4番 藤谷謹至

ナウマン象の足跡ではないと、偶蹄類というところで考え方を押さえておいてよろしいのでしょうか。象の足跡、分かりました。しかし、ナウマン象かはちょっと分からない。分かりました。今、再発掘調査の関係でございますけれども、今回は全ての 50 周年記念事業を含めまして 316 万円というぐらいの予算だと思います。そのうち、再発掘にかかっている経費というのはどの程度のものなのか、雑駁にですけれどもお尋ねしたいと思います。

答弁 教育部主幹 鎌田浩

お答えいたします。発掘調査にかかった費用ということですね。主に穴を掘る機械代が主ですけれども、全体で 53 万円ぐらいということでございます。以上です。

再質問 4番 藤谷謹至

地元の業者さんにもかなり協力されたと思いますけれども、かなりの低額で再発掘調査が行われている現状だというふうに認識しました。教育長の答弁の中で、これだけの発見がある場合、これからも続けていきたいという考えをお聞きしましたので、範囲によっても違うだろうし、発掘するところが道有林の中という、道有林の現場を修復するということもあるでしょうから、これは一概には言えないと思いますけれども、やはり継続的に発掘されていくことが大切なのだろうというふうに思います。あと、今回の再発掘調査は6人と少人数であったというふうに聞きました。その中でも、忠類出身の岩谷維千歌さんとか、下音更中学校の理科の教諭であります岡久先生ですか、地元の方にも協力をお願いしたと。6人という調査団の少ない人数で、しかも短期間でこのような大きな成果を上げたということはすばらしいことだと思いますけれども、今後、再々発掘の調査の規模についてお考えがあればお尋ねしたいと思います。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

規模についても、まずは来年度、再々発掘をした上での結果を見ながら、その後の継続についてもこれから検討していかなくてはいけない。必ずしも続けてできるということではなくて、その辺は、やはり発見の希少性だとか学術的価値だとか、そういったことも踏まえながら判断してまいりたいというふうに思っております。

再質問 4番 藤谷謹至

これは勝毎の新聞で、「掘れば出る」というところで私はピンときて一般質問をしたこともありますけれども、この中で、教育長は、やはり規模や財政面など課題があるけれども、継続できるように努めていきたいと。前向きなのか四角四面なのかちょっと分からない答弁だったのですけれども、また教育部長も答弁、新聞に載ってございました。この新聞紙上では、お二人とも調査していきたいという考えで私は見たのですけれども、この時点でも、その考え方でよろしかったでしょうか。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

先ほども申し上げましたけれども、このナウマン象関連のものについては、これ忠類の宝でありますし、ひいては幕別町の宝であります。そういったことも含めて、気持ちとしてやっていきたいという気持ちはございますけれども、先ほども申し上げましたけれども、今後の結果によって、その規模ですとか、それ以降どうしていくのかというのは、判断しなければならないというふうには思っております。

再質問 4番 藤谷謹至

長野県の北にある野尻湖というのが、ナウマン象やオオツノジカの化石骨の宝庫と言われてございます。信濃町でございますけれども、野尻湖ナウマンゾウ博物館、これは学芸員もいると思いますけれども、昭和 59 年に開設されまして、1962 年の第1次発掘調査から 20 回以上の発掘調査。これは、野尻湖というのは湖でございまして、水力発電が2年に1度、湖の水を抜くために湖底が低下すると、そこを利用して化石骨の発掘を行っている。2年に1度ですから、大体、20 回以上行っているわけでございます。この発掘調査は、民間の学術団体であります野尻湖発掘調査団というところになっているわけで、毎回3月の水力発電の湖底が低くなるときに行っている、2年に1度ですね。この発掘作業は専門家ではなくて、北海道から沖縄まで各地から集まった、子どもから大人まで今まで2万 4,000 人を超えているようでございますけれども、行っておりまして、博物館発行の資料によりますと、地元住民と信濃町役場の援助が中心でございまして、そのほかにはどこかの資金に頼ることなく、売り上げ収入ということで、博物館の売り上げ収入も含めてのことだと思いますけれども、あと参加者の参加費用ですね、あと書籍が主な財源になっている。いわゆる手弁当で行われているという形がとられております。発掘には、子ども、大人もみんな必ず一つの係や班に入っていただいて、仕事を分担して、いわゆるお客様をつくらない方式でこれを「野尻湖方式」というふうに呼んでいるそうでございます。これは発掘場所の広さ等、その環境もありますから、独自なことだと思いますけれども、発掘においても、今回、地元の方々が手伝ったように、学芸員からレクチャー等を受けて行う体制も考えられないかなとは思うのですけれども、そのような考え方についてどう思われるか、お考えを伺いたいと思います。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

来年度の調査におきましても、北海道博物館なり、足寄の博物館のご協力をいただきながらやっていかないといけないなというふうに思っておりまして、そういったことから、一緒にやっていく、携わっていただける、現在もボランティア的な形でやっていただいておりますけれども、そういったことも含めて、どうしても、先ほど来申し上げる、それ以降の調査ということに関しましては、現段階でははっきりしたことは申し上げられないのですけれども、その辺は例えば、財源というのが一番ネックになろうかと思いますので、例えば、クラウドファンディングの活用とかそういったことも含めて、また町長部局とも相談をさせていただきながら進めていきたいというふうに思っております。

再質問 4番 藤谷謹至

分かりました。あと1点確認なのですけれども、昨年は記念館オープン 30 周年記念事業、今年度はナウマン象化石骨発見 50 周年事業、来年はナウマン象化石発掘事業 50 周年だと記憶してるのですけれども、来年度の化石の再発掘事業、何か冠をつけて行う考えはございませんか。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

来年度の事業なのですけれども、今、再々発掘については引き続き実施したいなという方向で考えておりますけれども、ほかの事業に冠をつけてということは、今、検討中でございまして、議員がおっしゃられるように来年度は発掘 50 周年記念事業ということに、もしやるとすればそういう形になろうかと思いますので、そういったことも含めて、検討させていただきたいなというふうに思っております。

再質問 4番 藤谷謹至

分かりました。ぜひ、検討していただきたいと思います。次に、3番目の町内の小中学校での記念館利用実績と、ナウマン象化石骨の学術的価値をどのように授業に生かしているのかという質問に移りたいと思いますけれども、答弁の中では、なかなか今までは、利用がなかったと、今回の 50 周年記念事業で、改めて学校のこれからも利用を考えているという答弁だと思ったのですけれども、そのような考え方でよろしいでしょうか。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

今までの利用がなかったということではなくて、私の答弁で申し上げたのが、本年度の利用について数字を申し上げたところでありまして、例年、数校やっぱり学校の利用がありまして、今まで利用がなかったということではなくて、さらなる活用をということでございます。

再質問 4番 藤谷謹至

この記念事業が終わっても、小学校で 116 人が社会科の授業で利用するということになっていると。そして、今までも利用はあったと、学校の利用で記念館を使っていると。これは、その利用はいいのですけれども、その説明に関しては、どのよう形で行われているのかお尋ねしたいと思います。

答弁 教育部長 山端広和(教育部長は2022年3月まで)

基本的には総合学習、総合的な学習の時間を活用して、館に出向きまして、館のそこに常駐する職員からの説明を受けて、その中で、授業の中で学んでいると。そして、館内を見学しているというのが内容でございます。

再質問 4番 藤谷謹至

分かりました。その質問をしてから4番目のナウマン象記念館の展示物を含めたリニューアル、学芸員の配置等を含めた関係に移らせていただきたいと思いますけれども、やはりこの学校利用でも、記念館をこれから利用するにしても、先ほど教育長が申された再発掘をこれから継続していくにしても、一番大切なのは、私、学芸員の配置かなというふうに思っております。答弁の中では、これから専門的な学芸員の配置につきましては、忠類ナウマン象の調査・研究のみならず、幕別町蝦夷文化考古館や幕別町ふるさと館の資料収集の整理、調査などを課題を含め、総合的に検討するという答弁でございますけれども、この学芸員に関しては、平成 26 年の予算特別委員会で先輩議員からも質問がございましたし、平成 29 年の予算特別委員会でも質問が出てございました。そのときの教育長は前教育長だと思いますけれども、そのときの答弁は、やはりその蝦夷文化考古館とふるさと館、ナウマン象記念館を含めたこの三つの部分で地域おこし協力隊で学芸員を持った方の登用も含んだ中で考えていきたいという答弁だったと思います。教育長の考え方をお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

学芸員の配置につきましては、以前に議員がおっしゃられますように、学芸員資格のある地域おこし協力隊員の配置を模索していたというようなところがございましたけれども、これがなかなか難しくて、実現しなかった経過がありますけれども、蝦夷文化考古館、答弁の中でも申し上げましたけれども、蝦夷文化考古館あるいはふるさと館の改築等の課題もございます。やはりその学芸員を採用するということになれば、町の職員全体の配置計画とか、あるいは財政負担、そして本当にふさわしい人材がいるのかどうかというようなところがあるかと思いますので、そういったことも含めて、総合的に勘案しながら町部局とも協議をして進めてまいりたいというふうに思っております。

再質問 4番 藤谷謹至

29 年度の答弁も同じ答弁でございましたし、なかなか進んでいない。学芸員を配置するぐらいのある程度の予算も必要だと。それも全部分かるわけでございますけれども、幕別町この三つの資料館を持つというのは、なかなかない町であるというふうに認識しておりますし、特にナウマン象記念館は世界的に学術性の高いものでありますし、今回これだけ、先ほどからも言っているように、注目を浴びているものでございます。子どもたちの授業等に生かすためにも、ナウマン象記念館の利用を増やす上でも、再発掘をして研究していく上でも、これは学芸員を配置するという考えは避けて通れないものだと思います。先ほど、町長のほうでも特色のあるまちづくりということで、先ほど答弁ありましたけれども、なかなかこのような化石というのは、全国、ナウマン象、結構かなりのものが発掘されていますけれども、北海道のあの地域で1頭分というのはやはりこれ珍しいし、地層も大変研究に値すると。今回の北海道博物館の学芸員も、さらにこの価値があるというふうに認めているわけでございます。これ、ぜひ町部局としっかり話し合っていただいて、学芸員の配置、これ検討していただきたいと思いますけれども、もう一度、教育長のお考えをお伺いします。

答弁 教育長 菅野勇次(教育長は2024年3月まで)

私の答弁があまり前向きになったというような感じではなかったのかもしれないですけれども、私としては、前回、前々回、先ほどお話ありましたように、地域おこし協力隊員というお話の中での学芸員ということで、答弁を過去にはしていたかと思いますけれども、私はできましたら職員としてということで、正職員としてということで検討してまいりたいというふうに思っております。ナウマン象については、おっしゃられるように、これは幕別の強みになるのではないかなというようなことがございますので、そういったことも含めて検討してまいりたいというふうに思います。

再質問 4番 藤谷謹至

分かりました。この後、ナウマン象記念館のリニューアルの関係だったのですけれども、答弁の中でリニューアルを考えていくということで答弁をいただきました。30 年たってまして、中の施設は当時としてはハイテクであったろうと思われますけれども、ビデオテープと音声が聞き取れなかったり、なかなか不具合が生じているというふうにお聞きするところもございます。人が多く入館されるところでございますし、さらに重要な施設を皆さんに知っていただくためにも、機器の更新等をしっかり調整していただきたいと思います。それと、特徴あるドーム型の建物でございますけれども、一点、耐震性について、耐震診断、ちょうど 1,000 平米なくて、970 何ぼとかぎりぎりぐらいのあれなのですけれども、その辺の確認だけしたいと思います。

答弁 建設部長 笹原敏文(建設部長は2021年9月まで)

建物の耐震性につきましては、建設年度が 63 年ということですので、建築基準法上で言いますと、56 年を境目としてそれ以降のものについては、一定程度の耐震性を有しているだろうというふうに判断しておりますので、そうした点においては大丈夫ではないかなというふうに考えています。

再質問 4番 藤谷謹至

年代的にはそう思われるのですけれども、特徴のあるものでございますし、ドーム型というのが私はちょっと分からないのですけれども、確認していただきたいと思います。あと、きょう朝来るときに、スキー場の前、24 号を通って来たのですけれども、町道には、街灯には風見象ということで象がついてございます。風が強いときには象が動くのでありますけれども、スキー場前の 24 号が拡幅、水道埋設工事とか道路を工事してございまして、新しくなった部分、スキー場から総合支所に行くまでの間というのが街灯が新しくなっています。そこが残念ながら、風見象がない状態でございます。それはどのような考えで行ったのか、それ 24 号全部そういうふうに変えるのかそこをお聞きしたいと思いますし、あと、ナウマン象のモニュメント、レプリカ等なのですけれども、忠類には記念公園、あの施設に親子ナウマン象とか、今言いましたレプリカ、風見象とか、あと、マンホールの図柄にナウマン象をあしらったものとかあるのですけれども、全町的な取組としてナウマン象をもっと活用したらどうかというふうに思うのですけれども、その辺のことだけお聞きしたいと思います。

答弁 忠類総合支所長 川瀬吉治(忠類総合支所長は2021年9月まで)

ちょうど 24 号の拡幅には、地元からの要望がありまして、1メートルでも長くというような延長を延ばしていくというようなことに気がとられておりまして、なかなかそういうモニュメントまでは気持ちは回ってはいかなかったのですけれども、今回の記念講演で琵琶湖博物館の高橋館長が提言いただいように、周辺施設にモニュメントをというようなご提案もありましたので、予算管理の建設部と打ち合わせをしながらやっていきたいと思っております。

再質問 4番 藤谷謹至

スキー場の関係は分かりました。その後、全体的に町全体として、ナウマン象をもっと活用するという点。それとキャラクターですよね、パオくん。キャラクターの図柄というのは、なかなか表にはできないのか分からないですけれども、忠類在住の方がデザインしたものです。あれを何とか利用できないかなと思うのですけれども、その辺の考え方について質問したいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

ナウマン象にまつわるいろんなものが今できているわけでありますけれども、それを全町的にというのは、やっぱり幕別町 123 年の歴史の中で、まだ合併して 13 年で、その前に長い歴史がそれぞれの地域にありましたので、それを全町的にナウマン象を売り出したいという気持ちは分かりますけれども、いろんな価値観を持った方がいらっしゃるので、全町的に統一するのはなかなか難しいであろうというふうに思います。ただ、今本当にこれだけ注目を浴びているナウマン象でありますので、そこを使わない手はないというふうに思いますので、しっかりとナウマン象を使った PRということはやっていきたいなというふうに思います。

出典:幕別町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月12日 議事録 PDF(125ページ) 間違いを知らせる