みんなの議会

幕別町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日

幕別町におけるSDGsの取組について

2019年12月11日、幕別町議会の一般質問で、岡本眞利子議員が「幕別町におけるSDGsの取組について」質問し、町長 飯田晴義、保健課長 白坂博司、こども課長 西田建司が答弁しました。

質問者
岡本眞利子 議員
答弁者
町長 飯田晴義、保健課長 白坂博司、こども課長 西田建司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 岡本眞利子

通告に従いまして、質問をさせていただきます。1、幕別町における SDGsの取組について。2015 年9月、国連サミットで採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」は、17 の大きな目標とそれらを達成するための具体的な 169 のターゲットで構成され、国連加盟 193 国が 2016 年から 2030 年の 15 年間で達成するために掲げられたものであります。持続可能な開発を達成するためには、経済、社会、環境という三つの主要素を調和させることが欠かせないとされています。日本においても、政府は、2016 年5月、総理大臣を本部長とし全閣僚を構成員とする「SDGs 推進本部」を設置し、同年 12 月には日本の取組の指針となる「SDGs 実施方針」を定めました。本年 10 月1日に施行された「食品ロスの削減の推進に関する法律」も我が国における取組の一つであります。全国の自治体において、SDGs の理念を踏まえた取組が進められてきています。幕別町においても、SDGs 推進に取り組むべきと考えますが、見解を伺います。2、多胎児出産・育児に対する支援について。人口動態調査によると、2017 年の我が国における多胎児の分娩件数は 9,914 件で、分娩件数に占める割合は、1.04%となっています。2005 年の 1.19%をピークに 2011 年には 0.96%まで下がりましたが、その後は微増に転じています。これは、不妊治療での複数の胚移植や排卵誘発剤などが影響しているとのではないかと推察されています。さらに、高齢の出産になるほど多胎児の割合は高まり、多胎児の7割が体重 2,500 グラム未満の低出生体重児と言われ、医療や発育への支援が必要なケースも多いといいます。出産後のストレスや一時的に経済的負担が重いこともあり、多胎児出産には、単胎児出産と同様のサポートのみではなく、多胎児に対しての具体的な支援策が必要であると考えます。そこで、以下の点について伺います。①本町の多胎児出産の現状は。②多胎児出産及び育児に係る課題と対策。③多胎児家族に対する本町独自の支援。④多胎児育児の不都合の解消支援について。以上であります。

答弁 町長 飯田晴義

岡本議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「幕別町における SDGs の取組について」であります。SDGs とは、持続できるという Sustainable(サスティナブル)のS、開発という Development(ディベロップメント)のD、目標である Goal(ゴール)の複数形 Goals(ゴールズ)の頭文字 G と語尾のs の略語であり、日本語訳として「持続可能な開発目標」とされております。この SDGs は、2015 年9月の国連総会における「持続可能な開発サミット」において、貧困や格差をなくし、気候変動、健康増進、教育の拡充、経済成長などの課題解決に向けて、国連加盟国が 2016年1月から 2030 年末の達成を目指して取り組む国際的な目標として採択されたものであり、17 の目標と各目標を達成するために定めた 169 のターゲット及び 232 の指標で構成されているものであります。国においては、平成 28 年5月に内閣総理大臣を本部長として全閣僚を構成員とする SDGs 推進本部が設置されたほか、同年 12 月には、「持続可能で強靭、そして誰一人取り残さない、経済、社会、環境の統合的向上が実現された未来への先駆者を目指す」ことをビジョンとする SDGs 実施指針が策定されたところであります。この実施指針では、各地方自治体は各種計画や戦略、方針の策定や改訂に当たっては、SDGs の要素を最大限に反映することが奨励されており、平成 29 年6月に閣議決定された「まち・ひと・しごと創生基本方針 2017」においても、地方公共団体における持続可能な開発目標の達成に向けた取組の推進が示されております。自治体における SDGs を導入する背景として、高齢化、人口減少に伴い、それを放置すると環境、雇用、交通、医療、教育など地域の公共サービス等の維持が困難になることが予測され、これらを克服するための新たな切り口として、SDGs の理念が重要であると認識いたしております。また、今後、新たな施策や計画の樹立及び修正等の必要性を検討するに当たり、SDGs の主要原則である「普遍性」「包摂性」「参画型」「統合性」「透明性と説明責任」の五つの原則を考慮し、取り組むことが必要であると考えており、現在策定している次期「幕別町まち・ひと・しごと創生総合戦略」においては、各種施策と SDGs との関係性を視覚化するとともに、SDGs の理念に合致する農業の安定性の向上や魅力ある教育環境整備などの取組を位置付け、これらの施策の推進に取り組んでまいりたいと考えております。今後につきましては、国や自治体のみならず、民間企業などさまざまな主体での取組が加速していくものと考えておりますので、本町といたしましても、SDGs に掲げる目標の達成を念頭に置いた取組を着実に推進し、持続可能なまちづくりのツールとして有効に活用していきたいと考えております。次に、「多胎児出産・育児に対する支援について」であります。厚生労働省の子ども・子育て支援推進調査研究事業における各種報告書では、出産後の具体的なイメージがないまま多胎育児が始まることが多く、母親の体力の回復も不十分な状態で多胎児の育児に臨み、周囲の人の理解不足や困難感、疲労感、睡眠不足等が増す一方の中で、2人以上の乳児を抱え外出もままならない状況に陥り、地域社会から孤立する傾向にあるとされております。本町では、妊娠期から出産、子育て期にわたって切れ目のない支援を行うため、平成 29 年度から役場、札内支所及び忠類ふれあいセンター福寿の3か所に「子育て世代包括支援センター」を設置し、母子保健及び育児に関する相談支援体制の充実に努めているところであります。ご質問の1点目、「本町の多胎児出産の現状」についてであります。本町の多胎児出産の現状については、直近3か年で申し上げますと、平成 28 年度はゼロ件、29 年度に双子が2件、30 年度に双子が1件、さらに、本年7月に双子が1件となっております。ご質問の2点目、「多胎児出産及び育児に係る課題と対策」、3点目、「多胎児家庭に対する本町独自の支援」と4点目、「多胎児育児の不都合の解消支援について」は、関連がありますので、あわせて答弁させていただきます。はじめに、妊娠期においては、多胎妊娠に対する戸惑いや出産、育児に関する不安を抱えておられることから、保健師が母子健康手帳を発行する際に多胎妊娠に関する専用冊子を配布し、妊娠中の過ごし方や出産準備、子育てに至るまでの具体的な状況を説明するとともに、子育て応援サポートブック「まくはぐ」により出産、育児に関する各種サービスについても情報提供を行っております。また、多胎の妊婦は早産の割合が高いことから、保健師が妊娠 28 週目以前から妊婦宅を訪問するとともに、既に多胎児の育児を終えた家庭からの育児用品の提供情報などを伝えております。次に、出産後においては、早産による低出生体重児の割合が高いことから、入院中の段階で保健師が病院を訪問し、助産師等とカンファレンスを行うことで情報共有を図るとともに、退院後、速やかに新生児訪問を行い、必要に応じて病院との連絡調整役を担うなど継続的な支援に努めているところであります。さらに、心身の状況等に応じて「産前産後サポート事業(ママカフェ)」に参加いただき、保健師、助産師の専門職によるサポートを行っているほか、「産後ケア事業」では、助産師が戸別訪問し、保健指導等を行うアウトリーチ型に加え、今年度からは、ゆっくりと休養をとりたい母親向けに、産後ケアセンターにおいて休息や入浴、食事の提供が受けられるデイサービス型も対象とすることにより、産後も安心して子育てができるよう支援の充実を図ったところであります。なお、産後ケアセンターを利用する場合、1回の利用につき多胎児加算として、2人目以降の乳児1人当たり 2,200 円が利用料金に追加されますが、住民税課税世帯については 2,000 円を、住民税非課税世帯については全額を町で負担しております。次に、子育て期においては、子育て支援センターでの一時保育やファミリー・サポート・センター事業による子どもの預かり、保育所・学校等への送迎等による育児負担を軽減するための支援のほか、多胎児の先輩ママとの交流機会の橋渡しや町外の多胎児サークルを紹介するなど、孤立感や不安の解消に努めているところであります。現在、国では、多胎妊産婦への負担感や孤立感の軽減を図るため、令和2年度から多胎児家庭向けの補助制度を創設する方針を示しており、今後は、国の動向を注視するとともに、本町のファミリー・サポート・センター事業において、家事支援の実施に向けた研究を進めるなど、多胎児家庭を含め、多子世帯の支援の充実に努めてまいりたいと考えております。以上で、岡本議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 7番 岡本眞利子

では、再質問をさせていただきます。まずはじめに、SDGs の取組についてでありますが、最近では SDGs という言葉をよく耳にしますが、この SDGs とは、貧困や格差、気候変動などの人類及び地球の持続可能な開発のために達成すべき課題と、その具体的な目標のことであります。経済成長と雇用をはじめ、循環型社会、貧困、平和など、多岐にわたる分野の 17 のゴールから構成されており、各国は、目標達成に向け、2030 年までに取り組むこととしております。達成するためには、具体的な 169 のターゲットが挙げられておりますが、特にこの中のゴール 11、住み続けられるまちづくりという項目は、自治行政と最も関連が深いものと思われます。自治体行政の参画を抜きにしては、達成は不可能と言えるのではないかと思います。自治体の役割は、大きなものでもありつつ、単独でできるものではなく、民間企業、有識者、NPO、関係団体など、協力も必要とされるかと思います。私も、これまでの議会で、幾つかの質問をさせていただきました。例えば、ゴール 14 の「海の豊かさを守ろう」という目標がありますが、海洋プラごみ抑制、プラごみの減量について、また、ゴール12 の「つくる責任 つかう責任」とありますが、これには、食品ロスということで、いかに食品ロスを減らすかということで、町としても啓発に努めていると認識はしております。さらには、本町として、次期総合戦略の素案をまとめる中で、SDGs の取組を盛り込んだということで、前向きに進んできているのではないかというふうに感じるところではあります。しかし、SDGs の達成に向けての最も大切なものは、町民一人ひとりの日々の生活そのものが SDGsの目標達成につながってくるということを理解していただくことだと思います。そこで、この SDGs をどうやって町民生活に浸透させていくつもりなのかをお伺いいたします。

答弁 町長 飯田晴義

非常に難しい質問であります。SDGs については、2015 年に国連で決められて、もう4年がたっているわけなのですが、なかなか国民、町民に浸透していないというのが実態であろうというふうに思っております。これを事細かく説明する機会を設けても、なかなか、それ何のことみたいな、そういう程度の認識なのかなというふうに、現状においてはそう思っております。そういう意味では、今回こういう質問をしていただいたのは非常にありがたいことでありますし、これが一つのきっかけになろうと思いますし、今後、町としても、これ手法は難しいのでありますけれども、こういうことがあって、国連で決められて、各自治体も、あるいは、いろんな団体も含めて、町民みんなでこれを取り組んでいくことで、みんなが貧困から脱して、不平等をなくして幸せな生活ができるのだよと、そんなことをお話しできるように、機会を捉えて説明する機会を設けたいなと。別に説明するのではなくて、機会を捉えてそういう話もしていきたいなというふうには思います。

再質問 7番 岡本眞利子

今、町長から答弁いただきましたが、確かに本当に難しい問題だと思うのですが、これ一つ一つが私たちの生活に密着しているものだと思います。したがって、私も、以前の質問の中にも、食品ロスということで、本当に食べること、人間に一番大事なことというのも、食べることというのがあるので、いかに食品ロスを減らすかということで質問をさせていただいたわけなのですけれども、町としましても、毎回毎回、広報の中にも、この食品ロス削減に向けて取り組むというようなことも、本当に町民に知っていただくということで広報の中にも挟まれておりますが、このように私たちのできることから一つ一つ、うちの町はこのように推進をしているのだということをぜひともやっていただきたいという思いで、今回この質問をさせていただきました。町長、どうでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

先ほど申し上げましたように、これが一つのきっかけにもなっている、ある議員がこういう質問をしましたよということは、きっかけにはなっているのだというふうに私も思っておりますし、我々答弁側としても、再認識をさせていただいた機会であります。先ほど申し上げましたように、何といっても、全ての町民、国民がその気持ちにならなければ進んでいかないことでありますので、それは先ほど申し上げたように、しっかりと我々もこの精神というものを、計画もそうですし、あるいはいろんな会議があれば、こういったことに取り組んでいきましょうといったことをお話しさせていただければというふうに思います。

再質問 7番 岡本眞利子

今の町長のお答えをいただきまして、私も安心したところであります。総合戦略の中にも、もう SDGs も反映をされたということがありますので、これ以上どうのこうのということはないのですけれども、例えば、2030 年度までに雇用創出、地元の文化、産品の販売促進につながる持続可能な観光業を促進するための施策を立案し、実現していくというようなことはいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

我々、SDGs があるなしに関わらず、常にそういう思いで各種施策を推進させていただいているわけであります。ただ、観光業につきましては、なかなかこれ簡単にはいかないわけで、頑張っても、成果として現れるかということはありますけれども、やはり観光については、プレーヤーたる一般住民の方、事業者の方の理解を、協力を得ながら町も一緒になって取り組んでいかなければならないというふうに思っております。

再質問 7番 岡本眞利子

では、今後も持続可能なまちづくりを実現するために、さまざまな場面で SDGsの考えを反映していただき、誰一人も取り残さないという理念のもと、推進をしていただきたいと思います。では、次、多胎児出産・育児に対する支援ということで、質問をさせていただきます。近年、双子や三つ子など、多胎児の子育て支援が広がりつつあります。多胎児ならではの育児を学ぶ場や大変さを共有できる機会が少なく、親は孤立がちになり、痛ましい事件も起きております。そこで、多胎児家族、多子家族が、安心して子育てができる環境を整備する必要があると考えます。本町の多胎児出産の現状をお聞きしたところでありますが、平成 28 年はゼロ件、そして 29 年が2件、30 年が1件、ことしが1件ということで、思ったよりうちの町は少なかったのかなという感想があり、お隣の町なんか、他町村では、もっと数が多かったと思いますが、そんなようなこともありまして、私、今回この質問をするに当たりまして、いろいろ調べてみたのですけれども、我が国の出産数を調べますと、多胎児の割合は、30 歳以上で 2.0%、40 歳から 44 歳までが 2.71%、そして 45 歳以上が 5.95%と、この数字を見ますと、いかに高齢出産が多いかということが分かります。高齢になって、単胎児出産にしてもリスクが大きく、さらに多胎児出産はハイリスクが伴うということであります。そこで、多胎児は、妊娠届時から行政は把握ができ、出産や育児に伴う困難を予想した支援を行うことができるわけですが、妊婦からはどのような相談があり、支援されたのかをお伺いいたします。

答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)

具体的な相談内容というのは、ちょっと私のほうで今把握しているものというのはないのですけれども、多胎児に関しましては同時に2人、3人とお子さんを育てなければいけないということなので、通常の単胎とは、やはり負担というのが大きいというふうには思っておりまして、よく聞かれるのは、例えば授乳する際に、単胎ですと一人のお子さん、夜泣きしたときに授乳すればまた寝ていただいてとかあるのですけれども、双子、三つ子になると、順番に例えば授乳していくということで、ほとんど寝られなくなってしまうだとか、そういった身体的な負担だとかストレスが大きいというようなことで相談をいただいておりまして、それに関しましては、先ほど言った専門の冊子、こちらにも、同時に授乳させるにはどうしたらいいかだとか、そういったようなアドバイスだとか、そういったものも記載されている冊子になっておりますので、そういったものを活用しながら、不安というのでしょうか、ご相談内容について、こちらのほうからいろいろアドバイスをさせていただいているというような状況であります。

再質問 7番 岡本眞利子

私も、今回、この質問に当たりまして、いろいろ調べてみたのですけれども、今、課長がおっしゃいました冊子は、「ふたご手帖」のことですか。

答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)

私ども、こういった、ちょうどこれ「ふたごの子育て」という冊子なのですけれども、こちらのほう、70 ページ程度の冊子になっておりまして、中身としては、つくっているのが、産婦人科ですとか、小児科ですとか、あと母子健康に関する専門家ですとか、あとは実際に双子を産んで育児経験された保健師なんかが携わってつくっている冊子となっておりまして、こちらのほうに妊娠期から子育てにわたるまで、どういったことで悩まれるだとか、苦労があるだとか、それについてどういうふうに解決していったらいいよだとか、あとは先輩ママさんのお声なんかも交えながら、いろんな場面場面に応じたアドバイスができるような冊子となっておりますので、こちらのほうをお配りさせていただいているというところです。

再質問 7番 岡本眞利子

そこはちょっと私も認識不足だったところがあるのですけれども、今回、私も「ふたご手帖」を取り寄せたのですけれども、ちょっと届かなかったのですけれども。本当に、双子のお母さんにしてみると、「まぐはぐ」をもらったのだけれども、この「まぐはぐ」の中には、多胎児ということは一切書かれていないということで、もちろんどこを見ていいのか分からないというようなお声もいただいたのですけれども、多胎児がうちの町ではそんなに多くはなかったということもあり、多胎児に特化したものがなかったのかな、また、後でちょっと質問もさせていただきますが、このファミリー・サポートの中にも、一つもそういうことは書かれていないというような状況なのですけれども、その中で、お母さんとしたらすごく不安なわけです。今回お聞きしたところによりますと、一軒の病院に行きましたら、単胎の妊娠ということで安心して、普通の妊娠ということで分かったそうですけれども、違う病院で見ましたら双子だということが分かったそうですけれども、そのときの大きな負担が今でも忘れられないということで、そして双子だということ自体から、これから育てていくのにどうしたらいいのだろうということを不安に感じられたということでお聞きしたのですけれども。そのようなことは、やはり一番特有の妊娠経過ということで、多胎の妊娠経過ということで、一番お母さん方は不安に思うと思うのですが、専門職の関わりということで、とても重要に感じます。そこで、保健師さんの訪問は、どのくらいの頻度で訪問をされているのかお伺いいたします。

答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)

基本的に、保健師の訪問となりますと、妊娠期に妊婦訪問、そして出産後に、産後、産婦訪問と新生児訪問ということで、原則一度、訪問させていただいているのですけれども、多胎児に関しまして、やはりかなり親御さんの負担も大きいということなので、こちらとしましては、頻回に通うということになっているのは、それは回数が例えば2回です、3回ですということではなくて、その状況に応じて回数を増やして対応していると。あとは、通常ですと、単胎の場合には保健師さん1人に対して1人を固定して妊娠期から訪問させていただいているのですけれども、多胎に関しては複数の保健師が携わることで、より手厚い対応をさせていただいているというような状況であります。

再質問 7番 岡本眞利子

保健師さんが訪問しているということで、妊婦訪問、また、生まれてからということで、産後にということで行かれているということなのですけれども、お聞きすると、本当に、1回は生まれる前に来てくれました、生まれてからもう一回来てくれましたという話は伺ったのですけれども、それに対して、本当に親身になってという状況ではなく、本当に機械的に来ていただいたというような状況というようなこともあったというようなこともお聞きしたのですが、やはり単胎の場合よりは多胎の場合が非常にお母さんに負担が多い、ですから本当に、今、課長がおっしゃったように1人の保健師さんだけではなくて何人もの方が関わって、いろんな情報をお母さんに、母子に伝えるということがとても重要かと思うのですが、その点は、今後はその状況を見ながらということもあると思うのですが、やはり母親の負担ということをもう少し考えていただきたいなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)

今までも、先ほどお話ししましたように、頻回には訪問しているのですけれども、そういった訪問をする中で、信頼関係を築いた中で、親の気持ちに寄り添った支援というのは、今後も引き続き続けていきたいというふうに考えております。

再質問 7番 岡本眞利子

では、その点につきましては、ぜひよろしくお願いしたいと思います。それで、多胎児妊娠と分かった段階で本当に苦労するのですけれども、早産になる確率がとても高いということで、妊娠中には 37 週で管理入院というようなこともあるそうですが、町としては、そういうときに、どのように対応しているのか、支援をしているのかをお伺いいたします。

答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)

入院した場合ということなのですけれども、確かに早産の確率が高いということで、その際には、先ほど町長のほうの答弁にもございましたけれども、入院中の早い段階で保健師が病院のほうを訪問させていただきまして、医療と保健の役割を確認した上で情報共有を図るとともに、退院後には速やかに新生児訪問を行うなどして、必要に応じて病院との連絡調整役を担いながら、継続的な支援に努めているというようなところであります。

再質問 7番 岡本眞利子

本当に多胎児の場合は、もう早くからということで管理入院になることがとても多いということであります。また、妊婦健診も、単胎の妊娠とは違って、14 回の健診だけでは足らず、数も多いということなのですが、その点に対して町としては何か支援はされているのか、お聞きいたします。

答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)

妊婦健康診査なのですけれども、確かに公費負担で 14 回受診券を配ってお受けしていただいているのですけれども、町としましては、さらにそれに上乗せをしまして、上限額2万円なのですけれども、そういった形で 14 回を超えた分について町のほうから助成をさせていただいているというような状況であります。

再質問 7番 岡本眞利子

やはり多胎児の場合は、本当に何度も病院で健診をしなければいけないということで、負担も大きいということであります。そういうところも、さらに拡大をしていけたらなというふうに感じるところであります。また、産前の多胎の父母向けの教室などはいかがでしょうか、開催されているのでしょうか。

答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)

産前のそういった教室ということなのですけれども、多胎児には限らないのですけれども、「パパママ教室」というものを開催しておりまして、妊娠・出産・育児に関する正しい知識の普及を図って、妊婦同士の交流や情報交換を行う場として実施をさせていただいているというところであります。

再質問 7番 岡本眞利子

妊婦さんにしても両親にしてもそうなのですけれども、1人目は単胎で、また、2人目が多胎児ということもあるかと思うのですが、また逆に、一番最初の子どもが多胎児だった場合、とても不安が大きいところで、両親としても、どのように2人を本当に育てていけばいいのかというようなこともありまして、両親の、父母向けの教室というのは大変必要ではないかなと思います。確かに人数的にも少ないのかと思いますが、単胎の両親と、また、多胎の両親とでは、なかなか状況も違ってくるのではないかと思います。病院で出産したときに、そういうサークルなどがあるよというお話は伺ったりはしているそうなのですけれども、町の支援策として、人数が少ない中でも保健師さん、助産師さんが、お父さん、お母さんを目の前にしていろんなお話をしていただくというような機会を設けていくのもまた必要ではないかなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)

先ほどのパパママ教室自体が、当然、保健師、あとは助産師も参加しておりまして、専門的な指導、アドバイスというのは、こちらのほうでさせていただいているというような状況であります。

再質問 7番 岡本眞利子

今、私が言ったのは、もちろんパパママ教室でそういうお話をされているということなのですが、それがうまい具合に、両親そろって、父母がそろって相談に行けるというような可能性もそんなに高くはないわけでありますので、できれば相手の都合なども聞きながら、少人数で話ができて、いろんな質問ができるような状況にしていただきたいということを申し上げたのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)

パパママ教室も、実は夜間に開催するなどしておりまして、お父さんも実際参加していただいているというところで、その中で、例えば沐浴だとか子どもの抱き方だとか、そういったことをお父さんに学んでいただいたりだとか、あとは先輩のお母様方から、お父さんにどういうふうにサポートしていただきたかったかというような声を直接お届けするなど、そういった形も行っているところであります。あと、パパママ教室以外にも、先ほど言ったような訪問、妊婦訪問、産婦訪問を含めてなのですけれども、そういった訪問の中で、マンツーマンというのでしょうか、小さい中で、きめ細かなアドバイスというのはさせていただいているというようなところであります。

再質問 7番 岡本眞利子

その点につきましては、分かりました。では、ちょっと視点を変えまして、子育て支援センターについてお伺いをさせていただきます。育児不安等についての相談などの事業を行っているわけですが、30 年度では延べ利用者数 5,977 人が利用しているそうですが、その中で多胎児についての相談は何件くらいあったのかをお伺いいたします。

答弁 こども課長 西田建司(こども課長は2021年3月まで)

ただいまご質問の育児相談、そういったものの件数なのですけれども、具体的に多胎に関わるケースというのは、今こちらのほうではちょっと把握はしていないのですが、先ほど多胎の出生数もお話ししたとおり、それの件数もちょっとないものですから、直接ご相談を受けているということは、今こちらのほうでは聞いておりません。

再質問 7番 岡本眞利子

ですから、件数が少ないから、どうしていいかが分からないということが、その声だと思うのです。件数が少ないからいろんなところに載せていないのかもしれないのですけれども、やはり多胎のお母さんにとっては、いろんなことがあった段階で相談をしたいと。そのときに役場に、保健師さんにかければいいのかもしれないけど、どうしていいのかが分からない、スマホを見る時間もないというような、そんな状況の中で、相談はどのようにしたらいいのかということが、保健師さんからもっともっと詳しく伝達をしていただくことができないのかなというふうに感じたところでありますが、いかがですか。

答弁 こども課長 西田建司(こども課長は2021年3月まで)

先ほど、保健課長のほうからもお答えしましたように、今、保健師のほうで、妊娠期から深く関わってきているところでございます。そういったことから、今後も、子育て期にもつなげて保健師との連携を図りながら、多胎児家庭の育児に対しても、そういった対話の中から的確にニーズのほうを把握していきたいというふうに考えております。

再質問 7番 岡本眞利子

多胎児、それで細かな相談も、これからは受ける体制をつくっていただけるということで。では、多胎児家族への支援ということでお聞きしたいと思います。多胎児は単胎児に比べると低出生体重児の割合が多く、国の調査によりますと、単胎児では 2017年で 8.17%、多胎児では 2017 年に 71.65%、多胎児ならではの困難さに直面する保護者も多いかと思います。発育が遅れている場合などは、母親は退院できても多胎児だけが退院が長引くという、家族の負担は重くなります。また、母子ともに退院した後も、生後1か月までは授乳が、例えば1人1日 10 回と考えると、その倍、20 回になるわけです。そして、さらに夜泣きが続いたりすると、24 時間寝ることができないわけです。現代では、核家族化や、地域の人間関係の希薄化といった社会環境の変化も加わり、母親の抱える不安は、孤立は大きいものと思われます。そこで、町のファミリーサポート事業についてでありますが、この事業の利用状況ですが、平成 30年度は「まかせて会員」が 35 名、「おねがい会員」が 46 名、この会員数は変化はありましたでしょうか、お聞きいたします。

答弁 こども課長 西田建司(こども課長は2021年3月まで)

令和元年度の 11 月現在の数字になりますが、まかせて会員が 38 名、おねがい会員が 63 名ということで、いずれも会員の増というふうになっております。

再質問 7番 岡本眞利子

では、ちょっと増えているということですね。これ、ことしの9月4日から9月 20 日まで講習会が行われまして、そのように人数も増えたということでありますが、まかせて会員とおねがい会員のバランスのほうについてはいかがでしょうか。

答弁 こども課長 西田建司(こども課長は2021年3月まで)

今のところ、育児の援助を受けたい者、おねがい会員、こちらのほうの要望にはある程度応えられているような形になっているのかなというふうに認識しております。

再質問 7番 岡本眞利子

その中で、多胎児の利用はありましたでしょうか。

答弁 こども課長 西田建司(こども課長は2021年3月まで)

現行の援助活動内容の中では、多胎児のご利用はありません。

再質問 7番 岡本眞利子

多胎児の人の支援ということに関しては、確かに、お出かけするときに預けて、そしてお出かけができるようにとか、そういうようなときに利用が、これファミリーサポートというのはできるのだと思うのですが、多胎児の親にすると本当に、先ほど課長もおっしゃっていましたが、一人泣くと一人も泣く、一人にミルクをやると一人もまたミルク、そして、おしめを取りかえるとまたおしめをというようなことで、2倍になっているわけなのですけれども、その点に関しますと、まかせて会員のほうでも家に来ていただいて派遣サポートというようなことはできないのかなというふうに感じるのですが、その点はいかがでしょうか。

答弁 こども課長 西田建司(こども課長は2021年3月まで)

ファミリー・サポート・センター事業なのですが、これまでの援助活動内容については、まかせて会員の自宅での子どもの預かり、そして保育所や学校等の送迎という、大きくこの二つでありました。しかし、先ほど冒頭の町長からの答弁にもございましたとおり、本町のファミリー・サポート・センター事業において、家事支援の実施に向けて研究を進めるということで、外出することが困難な多胎児家庭等で家事支援を必要とする家庭に対して訪問型の家事支援というものを行う研究を行いたいというもので、事業拡充については、さらにニーズを把握し、本年度末に実施する、まかせて会員の意向調査、こういったものの聞き取りや、ほかの先進地を参考にするなど、多胎児家庭のみならず多子世帯に対する支援策を研究してまいりたいというふうに考えております。

再質問 7番 岡本眞利子

そうですね。育児支援、家事支援ということが、とても大きなものになると思います。所によっては、本当にそのように育児支援や家事支援をしていただけるという町村もあるそうですが、うちの町としても、ちょっと前進をしていただきたいなと思います。その中でも、多胎児を育てる親を対象に支援団体が行った全国アンケート調査がありまして、1,591人から回答されたそうですが、「トイレにも行くことができない」「4日間、シャワーも浴びることもできない」「一人夜泣きが始まると、もう一人がまた夜泣きをする」「24 時間寝ることができないのが一番つらい」というようなお声をいただいたそうなのですけれども、現実、私も多胎出産された方のところに1時間いましたが、1時間の間に本当に一人が泣き一人が泣きというようなことで、どっちかを泣かせたままにしておくというような状況でありますので、本当に派遣で家事サポートなどをしていただける人がいると、とても楽だというようなお話も伺いましたので、そのようなこともしっかりと拡充をしていただきたいなというふうに思うところであります。また、一番何が大変かというと、乳幼児健診のときに2人を連れて健診に行くのが一番つらいというふうにおっしゃっていました。というのも、町には相談しましたということで、まずご主人にお休みをとっていただかなければいけない、または家族の誰かに寄り添ってもらわなければいけないということで、そのときは、なかなかそういう状況がつかなくて相談をしたら、とにかく役場まで来てくださいと、とにかく来てくださいといっても、2人を連れていくのがすごく大変なのですよね、チャイルドシートに乗せて行くというのが本当に苦労したということで。そしてまた、健診を受ける場所に来ても誰も迎えてくれるわけではないので、本人が一人ひとりというふうにして連れて健診を受けたということで、そういうときに誰か一緒に寄り添ってくれる、付き添ってくれるサポートをしていただけたらというような声も伺ったのですが、そのようなことはいかがでしょうか。

答弁 こども課長 西田建司(こども課長は2021年3月まで)

健診時のそういった多胎の方を見られる環境づくりということなのですけれども、先ほどファミサポの事業拡充のことでもちょっとお話しさせていただきましたが、またそういったニーズだとか、そういった研究のほうを進めてまいりたいというふうに考えております。

再質問 7番 岡本眞利子

ぜひ、そうですね、本当に使いやすいようなファミサポの体制をつくっていただきたいと思います。そしてまた、多胎児ばかりではないのですけれども、ベビーカーにも配慮のできる町をぜひともつくっていただきたいなというふうに思うところであります。ベビーカーというのも、多胎の場合は横のベビーカー、縦のベビーカーとありますが、あまり車に乗る場面もいい顔をされず、折り畳んで車に乗せるということ自体も大変だということで、あまりいい顔もされなかったというようなこともお聞きしたりしておりますが、国土交通省でもベビーマークが全国統一化をされておりますので、我が町の公共施設や、また、交通機関などにも啓発を行っていただき、周囲の人に助け合いの気持ちが生まれるような町として推進をしていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

子どもは宝でありますので、町民みんなが温かく見守るような、そんな雰囲気ができればなと、それに向けて努力したいというふうに思います。

再質問 7番 岡本眞利子

そうですね。出生数もすごく減ったということもありますので、我が町の子どもは未来の宝ということで、本当に大事に育てていきたいというふうに思うところであります。最後になりますが、国会では、改正母子保健法、産後ケア法が成立いたしました。厚生労働省でも、また来年の予算にも多胎児家族向けの補助制度を創設するという方針でありますので、町としても、使える制度をしっかり使っていただき、きめ細やかな切れ目のない支援をしていただきたいということを申し上げまして、私の質問を終わります。

出典:幕別町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる