みんなの議会

幕別町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月19日

心身ともに健やかに過ごすことができ、社会参加を支える補聴器、町の難聴者支援について

2019年6月19日、幕別町議会の一般質問で、荒貴賀議員が「心身ともに健やかに過ごすことができ、社会参加を支える補聴器、町の難聴者支援について」質問し、町長 飯田晴義、保健課長 白坂博司、福祉課長 樫木良美、地域振興課長 亀田貴仁、札内支所長 原田雅則、住民福祉部長 合田利信が答弁しました。

質問者
荒貴賀 議員
答弁者
町長 飯田晴義、保健課長 白坂博司、福祉課長 樫木良美、地域振興課長 亀田貴仁、札内支所長 原田雅則、住民福祉部長 合田利信

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 荒貴賀

通告に従いまして、質問いたします。「高齢に伴う難聴者に、補聴器購入の補助制度の創設を」であります。日本の難聴者は推計 1,430 万人(日本補聴器工業会調)。補聴器所有率は 14.4%の約 210 万人です。「聞こえない」ということは、日常生活においてコミュニケーションを困難にし、社会生活の大きな障害となってきます。また、難聴によりコミュニケーションが減ることで、脳に入ってくる情報が少なくなることから脳の機能が低下し、うつや認知症につながるのではないかと指摘されています。補聴器の所有率は欧米諸国と比べ、障害者総合支援法に基づく、補装具支給制度の対象は極めて限定的です。全国では、静岡県長泉町などで独自制度を設け、購入の補助を行っています。また、難聴者支援、聞こえのバリアフリーに取り組む自治体も増えてきています。幕別町第6期総合計画には、明るい長寿社会の実現を挙げています。心身ともに健やかに過ごすことができ、社会参加を支える補聴器、町の難聴者支援について以下の点を伺います。①町として補聴器購入の補助の考えは。②町の公共施設における難聴者支援の取組は。③国に対し補聴器の補助制度の創設を求めること。以上です。

答弁 町長 飯田晴義

荒議員のご質問にお答えいたします。「高齢に伴う難聴者に、補聴器購入の補助制度の創設を」についてであります。高齢に伴う難聴、いわゆる老人性難聴とは、加齢により内耳の感覚細胞が老化することや、内耳から脳へ音を伝える神経の老化によることが原因となって生じる難聴であり、一般的に「耳が遠くなる」と言われているものであります。平成 23 年6月に、日本老年医学会で報告された高齢難聴者の全国推計値によりますと、高齢者の難聴有病率は、男性は 60 歳代で 30.0%、70 歳代で 60.1%、80 歳以上で 84.3%、女性は 60 歳代で 18.5%、70 歳代で 53.9%、80 歳以上で 73.3%となっており、いずれも年齢の上昇に伴い、有病率も高くなっていることが示されております。ご質問の1点目、「町として補聴器購入の補助の考えは」と3点目の「国に対して補聴器の補助制度の創設を求めること」につきましては、関連がありますのであわせて答弁させていただきます。現在、難聴者に対する補聴器購入の補助制度としては、「障害者総合支援法」の補装具費支給制度に基づき、聴覚機能障害2級から6級の身体障害者手帳の交付を受けている方を対象に、最大で 13万 7,000 円の購入限度額に対し、住民税非課税者については全額を公費負担、住民税課税者については9割を公費負担として、国が2分の1、北海道が4分の1、町が4分の1を負担し実施しております。なお、老人性難聴は老化に伴い多くの高齢者に生じるものでありますが、このうち身体障害者手帳の交付基準に該当しない軽度・中等度の難聴者に対する国及び道の補助制度はないことから、町としても制度を創設すること、また国に対して制度の創設を求めるといった考えを持ち合わせておりません。しかしながら、世界保健機構による中等度難聴からの補聴器装用の推奨を否定するものではなく、また老人性難聴は本人に自覚がない方もいることから、出前講座等を活用した難聴に関する啓発や、地域包括支援センターにおける相談業務等の中で聞こえの程度を確認し、必要があれば専門医への受診勧奨を行うとともに、身体障害者手帳の交付につなげるなど、各種支援に努めてまいりたいと考えております。このほか、高血圧、糖尿病、動脈硬化等が老人性難聴の発症や程度に影響するといった研究報告もあることから、これらの予防が重要であると考えますので、保健師、管理栄養士等による生活習慣等に対する保健指導にも引き続き取り組んでまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「町の公共施設における難聴者支援の取組は」であります。本町では、役場、札内支所、忠類総合支所などの住民窓口において、「耳マーク」の掲示板を設置し、聴覚に障害をお持ちの方が来庁した際には、筆談や少し大きめの声で対話しているほか、イヤホンを通じて話声が大きく聞こえる携帯助聴器「ボイスモニター」の活用など、プライバシーの保護には十分配慮し、細やかな対応に努めているところであります。その他、公共施設における難聴者支援として、自治体の窓口、会議室、ホールなどにおいて、音声を磁気に変え、その磁気を補聴器や受信機が受けて音声として聞くことができる「磁気ループシステム」のほか、FM 電波で音声を送受信する「FM 補聴システム」など複数の装置があり、今後は、その活用方法について調査・研究を進めてまいりたいと考えております。以上で、荒議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 8番 荒貴賀

それでは、再質問させていただきます。人は、誰でも加齢とともに高い音から徐々に聞こえなくなり、70 歳を超えると聞こえにくくなったと実感する高齢者が本当に増えてきました。通告書にも書きましたが、認知症の危険因子として、今、難聴がクローズアップされています。2017 年7月の「国際アルツハイマー病会議」において、ランセット国際委員会で、認知症の約 35%は、予防可能な九つの原因により起こると考えられていると発表されました。認知症になる患者のおよそ半分がアルツハイマー病認知症であると言われています。アルツハイマー型を予防することが認知症リスクを下げることにつながると考えています。先ほどお話ししました九つの予防可能なリスクとは、糖尿病や高血圧、社会的孤立、うつなどがありますが、中でも難聴が予防可能な最も大きなリスク要因と発表されていました。厚生労働省の「新オレンジプラン」、認知症施策推進総合戦略でも、難聴は危険因子の一つとして挙げられています。答弁で、障害者総合支援法の補助とのことでしたが、そもそも認定されるのに両耳の聴力レベルが70 デシベル以上、要は高度・重度の難聴者が対象です。日本補聴器工業会の調べでは、高度・重度の難聴者は、難聴者全体の8%にすぎないと報告しています。WHO では、中度難聴者に当たる 41 デシベルから補聴器を推奨しているということが報告されています。認識として、40 デシベル以上、いわゆる中等度難聴者を町としては、どういった位置付けなのか、お聞かせ願えますか。

答弁 保健課長 白坂博司(保健課長は2019年12月まで)

中等度といいますと、今、おっしゃいました 41 デシベル以上の耳の聞こえがということなのですけれども、位置付けとしまして、例えば人間ドックとかで、私どもも聴力検査というのは行っているのですけれども、その人間ドックの基準としましては、異常なしと言われるレベルが 35 デシベル未満ということでありまして、それ以上の方が何らかの聴力低下が見られるということで経過観察というような状況になるということですので、41 デシベル以上の中等度ということであれば、そういった形で何らかの聴力の低下が見られるというような層というふうに私どもとしては捉えているところであります。

再質問 8番 荒貴賀

町としても、やはり中等度は一定程度何らかの影響が与えるというふうに認識しているということでよろしいですね。近年の国内外の研究によっても、難聴のために音の刺激や脳に伝えられる情報量が少ない状態にさらされてしまうと、脳の萎縮や神経細胞の弱まりが進んで、それが認知症の発症に大きく影響することが明らかになってきました。やはり難聴によるためにコミュニケーションがうまくいかないという状態から人との会話をつい避けるようになってしまう。そうすると、次第に社会から孤立していったり、なかなか外に出ていかないというような状況にも陥ります。実は、それらもまた認知症の危険因子として考えられています。難聴によって外に出ていかない。結果的には、コミュニケーションの減退を巻き起こす難聴が最大の因子ということが原因であると、ランセット委員会では報告されています。町民の方で、当人の父親の方が、かなり難聴になってきたと感じて耳鼻科に診断に行ったそうです。しかし、70 デシベルまで届かずに障害者認定されなかった。日常生活でもかなり不便を抱えているというふうなお話がありました。家族の方も、かなり聞こえないのに認定されなかったと話されていました。こうした町民、私は少なくないと感じています。将来的には、団塊の世代が後期高齢者となる2025 年、今から6年後には、認知症の方が、予備軍と合わせて 1,400 万人と言われています。町も認知症予防としてたくさんの施策を実施し、認知症ケアパスなどを使い、認知症の予防に努めていると思いますが、難聴による将来的な認知症リスクを高めることから対策は必要ではないのでしょうか、お聞かせいただけますか。

答弁 町長 飯田晴義

認知症につきましては、つい最近、国からも大綱が、ついきのうぐらいですか、出たというふうに私は認識しておりまして、その中に、認知症が難聴の原因だからどうこうというくだりがあるかどうかちょっと分かっておりませんけれども、本来であれば、それだけ今おっしゃっているような認知症に対する影響もあって、それは看過できないのであれば、私は、国においてやはりきちっと対策を講じるべきでありましょうし、また身障手帳の交付が非常に基準が厳しいというのであれば、そこも実態に合わせたような改正があってしかるべきだというふうに思っておりまして、そこを国が動かない中で、町が上乗せをしてやるというようなところまでは、今は考えていないわけでありまして、これをやり始めると、例えば加齢に伴って、例えばつえが必要になる、身障者手帳を受けるまでもないけれども、つえが必要になるとか、もう誰でも老眼鏡になるわけで、そういった人たちとのバランスもどうしていくのかということもトータルで考えていかないと、このことだけ考えるということが果たしてどうなのか、本当に重要であれば、それは私は、まずは国がしっかりとした手だてを打つべきであるというふうに認識をしているところであります。

再質問 8番 荒貴賀

先ほど全体的に判断することも必要だというお話でもありました。確かにそのとおりもあるかもしれません。しかし、難聴になることで、やはりリスクを軽減していくことができるのです。やはり低下を感じて、特になるべく早く放置せずに対応することが望まれるというお話があります。やはりつえとかそういったものは必要な方は本当に必要かもしれません。補聴器は、つけるのにかなりいずいという、要は、ならすのに少し時間がかかるというものがあります。よく言われているのが、補聴器をつけてもすぐに対応できなくて、担当の病院と対応をとりながら3か月から6か月ほどかかるという話があります。なかなかそこに行くまでに、ちょっと嫌だなと思う中で補聴器を外してしまうという、そのためにどんどんひどくなっていくというようなこともあるそうです。やはりよりよい聞こえというものが生活の質を高めることにもつながります。高齢者社会が進む中で、高齢者が元気に社会参加できるように町が応援する事業としても、やはり考えていく必要があるではないかと思うのですが、どうでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

応援したいという気持ちはないわけではありませんけれども、やはりそこだけ特化してという理由が今のところ私にはちょっと見つけられない、見出せないなというふうに思っているわけでありまして、本当に必要ならば、これはやっぱり国が責任を持って全国レベルで統一した制度を設けるべきであろうというふうに思っております。

再質問 8番 荒貴賀

大きな課題があります。先ほど国が整備するべきだという話もありますが、なかなか国が整備するまでに、私は時間がかかるのではないかなという認識もあります。やはり補聴器、すごく高いのですよね、ご承知のとおり3万円から 20 万円と大変高いのです。こういったことから買うのを控えているというようなこともあります。幕別町ではやらないというお話がありますが、やはりほかの自治体では、高齢者において生活の質の向上を鑑みて、独自に助成している自治体が全国的に広がっているのです。北海道であれば北見市になりますけれども、先ほど通告書には長泉町もお書きしましたが、近くであれば北海道の北見市で、10 年以上前から 40 デシベル以上の中等度難聴者への補聴器の補助事業を行っています。1個3万 5,000 円を上限に補助を行って、年間 10 件程度ですが利用されているというお話がありました。やはりこういった先進事例を参考に検討すべきではないかと思っています。今、町長が国に制度を求めるべきだというお話がありました。答弁のほうでも、1と3で同時にお答えされていたので、国に対しても求めるべきだということを町長は言ったにも関わらず、答弁では、国に対して求めるのは、今、考えていないというお話でもありましたが、やはり平成 30 年度、補聴器適用に関する診療情報提供書というのが活用することによって、補聴器が診療に直接必要である趣旨が証明された場合、要は医師が補聴器がないと診断できませんというような状態になった場合に、補聴器の購入費用について医療費控除が受けられるようになりました。すごく限定的ではありますが、少しずつではありますが、補聴器に対する支援が行われてきています。厚生労働省の調べでも、補聴器の支援支給費が年間4万 4,000 人、全体を見ても本当にごく一部なのです。こうした北見市の取組のように、町としても補聴器の制度を頑張るということはできないのかどうか考えていただきたいというふうに思っています。特に、国に対しても、特に国の基準は、障害者の認定で区分されています。本来であれば、医療の区分でカテゴリーに入れば、もっと支援の体制が広がるというようなこともありますが、日本では、なかなかそうしたものが広がっていません。ぜひちょっと町長としましても、答弁では国に求めないという話がありましたが、国に求めていくということも一つの必要性があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

私が先ほど申し上げたのは、荒議員が言うように必要なものであれば、それは国において全国的に措置すべき性質のものであろうということを申し上げたわけでありまして、現状、我が町においては、それを施策として組み立てるまでの必要性を感じないと言うと言い過ぎでしょうかね。なかなかこれ何を施策として立ち上げて、どう整理していくかというのは、この議会でたびたび出ていますお金なのですね、やっぱり。だから、選択と集中をしっかりしていく、重点的に実施していくということをしなければ、何でもかんでも、よそでやっているからうちもやるという形でいいとこどりをすると、幾ら金があってもこれ足りないわけで、そこはやっぱり選択と集中をしていく中で、これについては選択ができないと、そういう意味であります。

再質問 8番 荒貴賀

今の社会情勢的には、やはり高齢者が社会参加、すごく求められています。特に、定年の延長ですとか再雇用を求めるなど耳が聞こえないために、聞こえないということが大きな障害になってくるというようなことは考えられませんか。補聴器は、高齢者の社会参加に大変必要なものだと思います。やはり状況的に考えても、これは、難聴者への支援は、大変重要になってくるのではないかと考えています。町としては、そういった方向は、今、考えていないというお話ではありましたが、私は、町としても補聴器の補助は、あってもしかりではないかなと思っているところであります。では、次の「公共施設における難聴者支援の取組について」お聞きしたいと思います。本町における聴覚障害者の数、そのうち高齢者はどのぐらいになっているか分かりますか。

答弁 福祉課長 樫木良美(福祉課長は2022年3月まで)

本町における聴覚障害者手帳保持者のうち 65 歳以上の方は、77.9%になっております。

再質問 8番 荒貴賀

本町の聴覚障害者の数と高齢者の数をお聞きしていました。

答弁 福祉課長 樫木良美(福祉課長は2022年3月まで)

聴覚障害者の数が 136 人になります。そのうち 106 人が 65 歳以上になっております。

再質問 8番 荒貴賀

平成 23 年にも同じようにお聞きしています。そのときには、聴覚障害者が 139名、うち高齢者が 108 名ということで減っているのです。これは、よくなっていると考えるべき、町としては聴覚障害者が少なくなっていると認識でしょうか、それとも何らかの影響でこういったデータが出ているという認識でしょうか。

答弁 福祉課長 樫木良美(福祉課長は2022年3月まで)

実情はどうかと言われますと、ちょっと把握し切れないところではありますけれども、ある程度の一定の年齢になったら、聴覚障害者ということで認定されていって、ある高齢になっていかれた方がお亡くなりになって、この数から減っていっている状況が横ばいの状況であるというふうに認識しております。

再質問 8番 荒貴賀

全国的に日本補聴器工業会では、難聴者の数は、社会の高齢化に伴って増えているという認識であります。聞こえないという思いの方が増えているにもかかわらず、要は認定されていないというのがあるのです。やはりこうしたことから、基準が厳しいというようなことも考えられています。窓口対応についてお聞きしたいのですが、答弁の中で、住民窓口において筆談や少し大きめの声で対応して、携帯助聴機、ボイスモニターの活用など、プライバシーの保護も十分配慮して対応しているというお話がありましたが、実は住民の中から、かなり大きい声で窓口でお話しされているというのが気になったという方からお話がありました。プライバシーの観点から個室での相談はできないのでしょうか。特にここ役場本庁には個別の相談室があるのですが、忠類とか札内支所については、どのような状態になっているのかお聞かせ願えますか。

答弁 地域振興課長 亀田貴仁(地域振興課長は2021年9月まで)

忠類総合支所におけますその対応でございますけれども、事務室の正面に児童室というところがございますので、そういったところで対応させていただいております。

答弁 札内支所長 原田雅則

札内支所におきましても、事務所の受付の横に部屋が二つほどありますので、そこで対応できるようになっております。

再質問 8番 荒貴賀

分かりました。やはりそういったお部屋があるのであれば、やはり住民の状況によっては、そういったところに案内して相談に応じるということをぜひやっていだきたいというふうに思います。当の本人は、耳が聞こえないものですから、やはり必然的に大きくなったりとか大変そういったこともありますので、やはりプライバシーの配慮をぜひ考えていただきたいと考えます。町の難聴者支援についてでありますが、聴覚障害にはいろいろなツールが必要になってまいります。特に災害時には聞こえが重要になります。危険を早く察知することで被害を防ぐことができるからです。避難所になる公共施設にも、こうして8年前にはなりましたが、東日本大震災の教訓から、災害時に音の障壁を取り除くことは、社会の全体的に考えるテーマの一つと考えています。公共施設では特に避難所になることも考えられますので、その対応の必要性は、どのように考えていますか、お聞かせください。

答弁 住民福祉部長 合田利信(住民福祉部長は2019年12月まで)

答弁にもございましたように「磁気ループシステム」、そういったシステムが、実際、他の町で導入されている実態がございます。この磁気ループシステムというのは携帯型というのもありますので、そういったものについては、特に避難所において、そういった難聴の方に対しても正確な情報を伝えることは、非常に有効な手段だと考えております。答弁にもありますように、今後、研究ということも考えておりますので、そういった活用性、全体的にどのような形で使っていくのがよいのかというのは、今後、研究してまいりたいと考えております。

再質問 8番 荒貴賀

磁気ループシステムの普及について今、部長がお話しされたのですが、実は平成24 年の6月議会におきまして、磁気ループシステムについて、活用方法は必要性について調査・研究しますと、同僚議員の質問に答えています。その後、どのようになってどのような結果であったのかお聞かせ願えますか。今現在、まだ研究中とありますが、一度なくなったのかとか、どういう経緯でまた研究対象になったのかお聞かせください。

答弁 住民福祉部長 合田利信(住民福祉部長は2019年12月まで)

荒議員おっしゃいますとおり、前回同様な質問の中で、磁気ループシステムの研究、これについては成果は出ておりませんが、やはり継続した研究をしていると。特に災害が近年は多い中では、避難所の活用ということも含めて研究が続いているという状況であります。

再質問 8番 荒貴賀

もうこれ平成 24 年ですから7年前なんです。どんどんやはり物はいいものが出てきたりとか、いろいろな状況になっていくので、研究するというのは大変重要ではあるのですが、その間、それこそこの前大洪水で避難があったとか、停電で避難生活の可能性はなかったのですけれども、こういった自然災害が大変頻発していることから、やはり研究を重ねることが大変大切ではありますが、どこかのタイミングで決断して何らかの方向性をとるべきではないかとは思います。どのようにお考えですか。

答弁 福祉課長 樫木良美(福祉課長は2022年3月まで)

この磁気ループシステムについて導入されている市町村もありまして、そういったところに問い合わせ等々をしながら研究しているところなのですけれども、携帯型の磁気ループシステムで、場所場所に持ち運びができるシステムが便利かなというところで考えていたところもあるのですけれども、そういった導入した自治体のお話を聞きますと、そういういいものではあるのですけれども、補聴器でもってその音を聞くのですけれども、個々によって補聴器の調整が結構大変なのですよというお話を聞いたりとか、そういうこともありまして、導入した市町村の方からも、実際に聴覚障害の方のお話とか、そういった協会の方とか、そういった方々のお話も聞きながら進めたほうがいいよというようなお話もいただいておりまして、またインターネット等でいろんなものを検索して調べましたところ、また新しいシステムも出てきておりますので、そういったものと比べながら、どういったものが一番いいのかというところを、研究しながら考えていきたいなというふうに考えております。

再質問 8番 荒貴賀

はい。分かりました。いろいろな事情があるのは承知したところでありますが、やはり近年はそういったことがありますので、障害者、難聴者への対応を少しでも早目にできるようにしていただきたいと感じます。日本補聴器工業会では、国民の 10 人に1人が難聴者になるという計算も出されています。本当に、これから高齢者の方々が増えて、耳が聞こえないという方が増えてまいります。やはりそうしたところへの聴覚障害認定がなかなかできないというような状況があります。特に 75 歳でも、これからは元気に社会生活を送るためには、補聴器というものが大変重要なツールの一つになってきます。今後も難聴者支援を求めまして、質問を終わりたいと思います。

出典:幕別町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月19日 議事録 PDF(97ページ) 間違いを知らせる