幕別町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月12日
歴史の散歩道「黒田温泉跡地」のアカマツの保存について
2017年12月12日、幕別町議会の一般質問で、内山美穂子議員が「歴史の散歩道「黒田温泉跡地」のアカマツの保存について」質問し、教育長 田村修一、教育部長 岡田直之、生涯学習課長 石野郁也、経済部長 菅野勇次、土木課長 寺田治、防災環境課長 天羽徹が答弁しました。
- 質問者
- 内山美穂子 議員
- 答弁者
- 教育長 田村修一、教育部長 岡田直之、生涯学習課長 石野郁也、経済部長 菅野勇次、土木課長 寺田治、防災環境課長 天羽徹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 内山美穂子
通告に従いまして、3点質問させていただきます。1点目、歴史の散歩道「黒田温泉跡地」のアカマツの保存について。清流大橋から幕別本町に抜ける札内新道(道道幕別帯広芽室線)の未整備区間で、途別川によって分断されていた 2.7 キロメートルが、橋梁の新設と2車線道路の着手に向けて準備が進んでいると聞いております。しかし予定地の一部、吐月橋から春日橋の区間については町の「歴史の散歩道・黒田温泉跡地」にかかっています。黒田温泉は既に廃業し、現在は建物もありませんが、歌人若山牧水が滞在した宿として知られています。この工事に伴い、宿が開業した 1912 年ごろにシンボルとして植樹されたアカマツの古木が支障となることが判明しました。住民からは「歴史遺産として保存できないのか」という声が上がっています。道道の工事については何ら反対するものではありませんが、アカマツについても町の史跡に登録している牧水ゆかりの黒田温泉跡地や歌碑と同じく歴史文化遺産として保存していくべきと考えます。以下について伺います。1、アカマツを保存することについて、町の考えと見通しについて。2、「歴史の散歩道」を今後どう活用していくか。3、地域のシンボルとして残っている名木や古木の現状と、保存価値のある樹木があれば基準を設けて町で指定する考えは。2点目、江陵高校の通学路の安全対策について。今回、工事が予定されている札内新道と交差する札内高台線の一部は、江陵高校生の通学路になっていますが、曲がり坂で歩道幅も狭く、夜は薄暗くて危険といった声を聞きます。今後交差点付近の詳細な設計などが決まっていくと思われますが、平成 31 年度から新設高校がスタートするに当たって、生徒の安全対策が喫緊の課題だと考えます。通学路となる町道について伺います。新設高校が始まるまでの整備計画は。3点目です。子ども 110 番の家について。子供を取り巻く環境が変化し大きな事件が後を絶たない中、地域ぐるみで子供たちを守る「子ども110 番の家」の制度があります。幕別町でも小学校区ごとに「子ども安全マップ」を作成し、子供が身の危険を感じたときに駆け込める場所を明記しています。被害を未然に防ぐこうした取組が形骸化されることのないようにと考えますが、以下について伺います。1、設置数や連携状況、子供への周知など現状について。2、地域と連携し、社会全体で子供を育む身近な方策の一つとして、子ども 110 番の家を機能させていくことが大切ではないか。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
内山議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「歴史の散歩道「黒田温泉跡地」のアカマツの保存について」であります。「歴史の散歩道」につきましては、平成9年度に、本町の開基 100 年の歴史を振り返り、歴史的、文化的史実等を後世に伝えるとともに、子供たちが郷土の歴史と文化を学習するために選定したものであります。具体的には、幕別町ふるさと館事業委員会の協力をいただき、候補地の調査や選定などを行い、72か所の史跡等を案内マップに掲載し、そのうち石碑などがない 17 か所につきましては、案内看板の設置を行ったところであります。さらに、合併後の平成 20 年度には、忠類地域での候補地の選定も行い、現在 89 か所の史跡を案内マップに掲載し、そのうち 27 か所について案内看板を設置いたしております。そのうちの一つであります「黒田温泉の跡」は、大正 15 年 10 月に旅の歌人「若山牧水」が夫人を伴い5日間滞在し、この地の風物を賛美した場所であります。ご質問の1点目、「アカマツを保存することについて町の考えと、見通しについて」であります。黒田温泉は、大正元年に開業され、昭和 10 年代後半に廃業されております。温泉開業時に玄関先に植樹されたと伝えられておりますアカマツは、当時、2本が植えられたそうでありますが、そのうちの1本は既に倒れており、現存しております1本につきましても、樹齢 100年以上が経過しているため、枝の枯損状況から見て倒木等の危険性が高いと推測されるものであります。教育委員会といたしましては、アカマツの保存について帯広建設管理部と協議いたしておりますが、道道の道路区域の変更は難しく、道道の完成後は倒木の危険性が高い木が道路区域内に残ることとなりますことから、現在地での保存は困難であると考えております。また、樹木の専門家に診断していただいたところ、「移植を考えた場合、老木であることや地盤の有効土層が薄く満足な根鉢が確保できないこと、さらには、もともと移植は難しい樹種であり、移植によってさらに樹勢が衰える可能性が考えられることなどを考慮すると、移植は実施すべきではない」との結果であり、移植による保存につきましても困難であると考えております。ご質問の2点目、「「歴史の散歩道」を今後どう活用していくか」についてであります。「歴史の散歩道」につきましては、平成9年度から 24 年度までに選定したものでありますが、現在は案内マップの掲示や配布、ホームページへの掲載等による周知、さらには小学校の社会科や総合的な学習の時間などを利用しての現地見学会、ふるさと館事業委員会による史跡めぐりや百年記念ホールによる町民カレッジなどで活用しているところであります。今後におきましても、「歴史の散歩道」のさらなる周知に努めるとともに、町民見学会の開催など、引き続きより多くの方が郷土の歴史と文化に触れる一助となるよう活用してまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「地域のシンボルとして残っている名木や古木の現状と基準を設けて町で指定する考えは」についてであります。地域のシンボルとして残されてきた名木や古木につきましては、明野のアカマツや中里の記念松、相川のコブシ、白人神社のヤチダモ、新和のカシワなどがあるものと認識をいたしております。また、保存樹木の指定につきましては、帯広市などにおいて、緑の保全や緑化の推進の観点から樹容が美観上優れていることを前提に、由緒由来のある樹木や学術的価値の高い樹木などに対し指定していると認識をいたしているところであります。教育委員会といたしましては、保存価値のある樹木の指定方法は、「幕別町文化財保護条例」による指定及び「歴史の散歩道」としての選定がありますが、文化財保護条例による指定は「学術上価値の高いもの」、歴史の散歩道につきましては「歴史的、文化的史実等を後世に伝えるとともに、子供たちが郷土の歴史と文化を学習するため」としており、平成 24 年度までに町内全ての歴史的、文化的遺産の調査を実施した上で選定いたしておりますことから、現状におきましては、それ以外の指定をすることは考えていないところであります。次に、「江陵高校の通学路の安全対策について」であります。本年9月に北海道教育委員会において、公立高等学校配置計画が決定され、「幕別高校については、幕別町所在の私立江陵高校が募集停止となること等を考慮し、平成 31 年度に2学級増の1学年3学級とし、31 年度入学者から、私立江陵高校の校舎を使用する。」と示されたところであります。現在、北海道教育委員会、幕別高校、江陵高校及び町教育委員会の4者で組織しております4者連絡会や幕別高校内に設置されました準備委員会等におきまして、本町の土壌や両高校の伝統、特徴を生かした多様な教育課程の編成など、魅力ある学校づくりに向けて協議を進めているところであります。ご質問の「新設高校が始まるまでの整備計画は」についてであります。現在、江陵高校の生徒が通学に使用している町道札内高台線は、昭和 60 年の江陵高校移転に伴い、自動車交通量や通学する生徒を含む歩行者の増加が見込まれたことから、昭和 57 年度から5か年計画で道路整備及び照明施設の整備を行ってきたところであります。車道や歩道などの道路整備は、町部局で行っておりますが、現在の町道札内高台線は道路の線形や勾配、幅員などは、道路法で定められた構造に準拠して整備を行っておりますことから、今後におきましても道路の構造的な再整備を行う計画はないとお聞きしております。しかしながら、新たに道道幕別帯広芽室線と交差する計画がありますので、その影響する範囲に当たっては、危険な道路とならぬよう事業主体となる北海道と交差点の形状や勾配、さらには交通安全施設の整備について協議を進めていただくよう、お願いしているところであります。また、坂道による自動車の速度抑制やスリップ対策、支障木の剪定や冬期における迅速な除雪などの交通安全対策に加え、生徒が安全に通学できる環境となるよう、今後とも町部局に要望してまいりたいと考えております。次に「子ども 110 番の家について」であります。「子ども 110 番の家」につきましては、不審者による子供たちへの「つきまとい」「声かけ」等の不安を抱かせる事案に対し、通学路周辺の民家や事業所等が緊急避難先となり、子供たちを保護するとともに、警察、学校、家庭等へ連絡をしていただくことにより、地域ぐるみで子供たちの犯罪被害を未然に防ぐ制度であり、本町では、子供たちが安心、安全に暮らせるよう、本制度を平成 15 年9月から実施しております。ご質問の1点目、「設置数や連携状況、子供への周知など現状について」であります。はじめに「子ども 110 番の家」の設置数についてでありますが、平成 29 年 11 月末現在では、一般住宅で 133 か所、事業所で 89 か所の合計 222 か所を設置しており、地域での子供の安全確保や防犯対策にご協力いただいているところであります。次に、連携状況についてでありますが、町では、子供が「子ども 110 番の家」に駆け込んだ場合の対処方法を記載したマニュアルを「子ども 110 番の家」の協力者と警察に送付するとともに、学校には、「子ども 110 番の家」の協力者名簿を配付しており、それぞれが適切な行動がとれるよう連携を図っているところであります。また、子供たちへの周知につきましては、「子ども 110 番の家」の設置場所や交通事故の危険箇所を、小学校区ごとに表示した「子ども安全マップ」を町内各小中学校に配付し、学校を通じて児童生徒や保護者に対し、同マップを周知するとともに防犯啓発にも努めていただいているところであります。今後におきましても、幕別町生活安全推進協議会をはじめとする関係機関と連携を図り、子供たちが安心・安全に暮らせる環境整備に努めてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「地域と連携し社会全体で子供を育む方策の一つとして子ども 110 番の家を機能させていくことが大切ではないか」についてであります。「子ども 110 番の家」につきましては、子供たちを犯罪等から守る上で非常に重要な取組の一つであるとともに、子供たちを社会全体で育む一端を担っていただいているものであります。しかしながら、「子ども 110 番の家」は、その多くが自宅にいながら協力いただけるという方でありますことから、日常的に子供たちと接する機会が少ないため、育むという面で、本制度において、これまで以上の役割を担っていただくことは、難しいものと考えております。地域で子供を守り育む取組といたしましては、各公区の見守り隊や退職校長会の皆さんなどにご協力をいただいているところでありますが、今後におきましても、学校と地域の連携・協働関係をより深めるものにしていく仕組みづくり、いわゆるコミュニティスクールの導入に向けた取組を推進してまいりたいと考えております。以上で、内山議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 5番 内山美穂子
アカマツの保存についての再質問を、1点目させていただきます。まず、ご答弁で、現在地での保存は困難である、また移植によっても難しいということでした。アカマツが立っている黒田温泉跡地は、牧水が疲れを癒したとされる風光明媚な土地です。豊かな景観に感動して、滞在を延ばしたことで知られています。幕別町はこの幕別ゆかりの地とされて、こうしたことが縁で、宮崎県の旧東郷町と友好都市になった経緯もあります。こうした歴史も踏まえ、またアカマツ自体、アカマツの幹を見ると亀の甲状に割れ目が入っていて、見る人が見たらこれはすごい珍しいものであるという話も聞きますし、ヨーロッパアカマツでこうした樹齢 100 年を超えてあるということ自体、珍しいということを聞きますが、こうしたことを踏まえ、もし伐採せざるを得ない状況であっても、別の形で残していく方法があると思いますが、いかがでしょうか。
答弁 教育部長 岡田直之(教育部長は2019年3月まで)
アカマツの保存についてでありますが、教育長からの答弁にもありましたとおり、今、帯広建設管理部と協議を進めておりまして、その中では今現状の道路用地の中に入ってしまうと。今、道路側溝のあたりに位置することになるという予定でお聞きしておりますし、またアカマツ自体が移植に適さないということもあって、ほかの場所でもというのもなかなか難しい。今ご質問にありましたように、別の形でということでありますが、もし残せないとしても、教育委員会といたしましては、例えば歴史の散歩道の看板、案内看板に写真を残して、この地にはこういったアカマツがあったというようなことは残してまいりたいというふうに考えております。
再質問 5番 内山美穂子
工事が始まるのはもっと先になると思うのですけれども、ぎりぎりまでそのままにしておいて、別に後継木をつくるという形で、同じ場所ではなくて、そこの場所のどこか近い場所に移して、それで同じ遺伝子を持つというか、その枝から引き継いだ、そういう木を育てていくということは可能だというふうに、専門家の方からお聞きしているのですけれども、そういうような方法は考えておられないのかということをお聞きします。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
今の方法は、確かに可能なのかもしれませんけれども、私、先ほど申し上げましたとおり、まず歴史の散歩道の選定に当たっては、平成 24 年の時点で、アカマツだとか、そのほかにもただいま申し上げました巨木、古い木、そういうものも含めて指定するかどうかを考えたところでございます。で、文化財保存条例で保存するとなると、学術的な価値のある木ということで、そういうものにも該当しないということでも、先ほど申し上げましたとおり、部長が言ったとおり、今、若山牧水の碑が温泉の入り口のところぐらいにありますので、例えばそういうところに写真も一緒に張って保存するだとか、ふるさと館の中に写真で残しておくとかと、そういう方法が妥当なのかなというふうに考えております。
再質問 5番 内山美穂子
歴史の散歩道を策定するときに、町内全ての歴史的、文化的遺産の調査を実施した上で選定したということなのですけれども、これは漏れなく全てのものが対象になったかというと、それに漏れてしまっているというものもあるというふうにお聞きしています。なので、その辺については、ここの文面、場所にもあるのですけれども、全て、あと時間の経過とともに価値が出てくるものもあると思うのです。そのときはそうではなかったのですけれども、これを決めてから年月がたちますよね。年月がたった時点で価値が出てくるものというのもあると思うので、こういう形で言い切るというのは、どうなのかなというふうに感じています。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
平成 24 年度、皆さん方にお諮りして、一応全てのもの漏れなく調査していただいているというふうにお聞きしております。それともう一点、もちろん歴史を重ねてきたら、年月がたてば歴史的価値が生まれてくるものとかということはもちろんあると思います。ただそれが、5年、10 年というのがどうなのかなというふうには思います。これが 30 年とか、50 年たったときには、例えば今の何でしょうかね、学校とか何かが、古い学校がたまに残っていて、それが 50 年たったら歴史的価値が生まれてくるとかというようなことはあるかもしれません。それは今、学校というのを思いついたのは、私、増毛小学校の体育館が現存する校舎としては木造校舎で、北海道ではほとんど一番古いという話があったので、たまたまそうやって年数がたったときには、そういうものは価値が出てくるかもしれません。それは 30 年後かちょっとわかりませんけれども、そのときにまたそういう機運が盛り上がって、もう一度見直ししようというときには、出てきてもいいのかなというふうには思っています。
再質問 5番 内山美穂子
現実に木を残してほしいという声も聞いておりますし、接ぎ木という方法は歴史の散歩道を策定した時点で、それがその中に入っていないから、今考えられないということなのですか。ごめんなさい。私が言いたいのは、あそこの黒田温泉跡地というのは、歴史の散歩道の跡地に黒田温泉跡地は登録されていますよね。されているのですけれども、そのときはアカマツというのは見逃されていたのではないかなというふうに思うのですね。なので、今、元気にというか、見る人が見ると、そんなすぐ倒れるものではないという話もありますので、ぎりぎりまで、そういう形で残しておく方法と同時に、そんなに難しくないと思うので接ぎ木なんかで何らかの形で残すという方法とか、あともし伐採するにしても年輪にしてそれを保存する、そうした方法があると思うのですけれども、再度お伺いしたいと思います。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
見逃していたかどうかということになりますと、多分見逃していないと思います。というのは、私、役所に入って三十何年、40 年近くたっています。若い時分から、先輩からあそこに黒田温泉があった。この松はそのときの松だよということを聞いていまして、もちろん私もそれは珍しいねという話をしていましたので、ふるさと館スタッフの方ももちろんわかっていますし、多分見逃していたということではないと思います。もう一つ、見る人が見るとかということ、ちょっとこれはきつい言い方ですけれども、その木に対して思い入れがあると、どんな木であってもこれはすばらしい木だというようなこと、人によってやっぱり感情的な問題もあろうかと思います。ですから、先ほど言いましたとおり、幕別町内にも古木と言われるものが幾つかあって、そういうものも含めると、人によってはやっぱりこれは保存すべきだとかということになろうかと思います。そういった意味で、公平な立場の方々が、平成 24 年度この歴史の散歩道の選定に当たって検討していただいたという結果でありますので、現在のところ、今、先ほども申し上げたような考えであるということでございます。
再質問 5番 内山美穂子
状況はわかりましたが、黒田温泉跡地が歴史の散歩道に登録されているということは事実なのでありまして、その時点で木もあったわけですから、今後ぜひ何らかの形で残してもらえるように、何らかの形でいいので、希望して次の質問にいきたいと思います。歴史の散歩道、2点目ですね。今後どう活用していくかなのですけれども、これは子供たち、歴史の散歩道ができた背景が、歴史的、文化的史実等を後世に伝えるとともに、子供たちが郷土の歴史文化を学習するために実施したものというふうなお話でありました。先ほどの質問の中でも、道徳教育の中で、そうした教材を使っているというお話をされましたけれども、学校教材としての利用は具体的にどのくらいあるのでしょうか。
答弁 生涯学習課長 石野郁也(生涯学習課長は2018年12月まで)
学校での利用についてでございますが、小学校3年生、4年生の社会科の副読本がございまして、その中で郷土の歴史の部分がありまして、そこに散歩道ということではないのですが、散歩道に掲載されております史跡等も出ておりまして、あと各学校によって、全てではないのですが、学校の中で社会科の見学の中に取り入れていただいたり、あと総合的な学習の時間に現地に行って見学していただいたり、そういうことをしているということはお聞きしております。
再質問 5番 内山美穂子
副読本の中に、歴史の散歩道の箇所が何箇所か入っているのは私も確認していますが、実際に社会科とかの授業で、その中の例えばふるさと館に行くとか、そうした利用の仕方を最近余りされていないように認識しています。どちらかというと、町内ではなくて百年年記念館のほうに行っているという話を聞くことがあります。その辺はどう認識されていますか。
答弁 生涯学習課長 石野郁也(生涯学習課長は2018年12月まで)
今お話になりましたふるさと館ですとか、蝦夷文化考古館の社会科の見学等については、ここ最近も幕別小学校ですとか、忠類小学校さんとか何箇所かつい最近も来ていただいて、社会科見学に利用していただいている状況でございます。
再質問 5番 内山美穂子
歴史の散歩道自体、そういう子供に伝えるためにということなのですけれども、実際見たら見づらくて、なかなか活用をするのに難しいかなというふうに思うのです。以前から教育長がおっしゃっているように、例えば学芸員相当の地域おこし協力隊を任用した場合に、歴史の散歩道を学校教材として使いやすいようにプログラムをつくって、もっと今忠類小学校とか幕別小学校で利用しているというふうな話をされたのですけれども、もっと町内の子供たちに多く伝えていただけるようにお願いしたいと思います。それでそれはお願いしまして、次もう一つ、学校以外で PR 活動というと、なかなか十分ではないと思うのです。観光資源としての利用ということで、史跡めぐりとか町民カレッジの利用があるというふうに答弁の中であったのですけれども、それ以外には何か考えておりますでしょうか。
答弁 生涯学習課長 石野郁也(生涯学習課長は2018年12月まで)
今お話のありましたように、活用はされておりますが、それ以上に何かということになりますと、なかなか言葉ではより活用をしていきたいということでは言えるのですけれども、実際、現実的に何をやって活用を広げていくかということは、ちょっとなかなか難しいのかなと。ただ実際、24 年度に選定に一区切りつけましてから、歴史の散歩道のマップの掲載ですとか、配布ですとか、いろいろな形でホームページで紹介したりとかしてはおりますが、それ以上にということになりますと、ちょっとどんな方法がいいのか、さらに模索していかないと、ちょっとこの場ですぐこういう方策がありますというようなことを、申し上げられるような簡単なものではないのかなと認識しております。あと、観光資源としてということなのですが、これは教育委員会のほうでは、特にこれということではないのですが、一応役場の観光パンフレット等を置いていただいているところにも、散歩道のマップを置いていただいて、訪ねてこられた方の目に触れるようにはしていただいております。
再質問 5番 内山美穂子
25 年からまだ中が変わっていない状態なので、今後新たにつくるということも検討しているのですか。
答弁 生涯学習課長 石野郁也(生涯学習課長は2018年12月まで)
散歩道のマップについては、在庫がなくなってきた段階で、新たに増刷するということで進めてまいっております。
再質問 5番 内山美穂子
ことしの議会報告会でも、本町には貴重な文化財がたくさんあって、将来どのような形で展示や観光も含めて生かしていくのかという質問もありました。今、私が感じるのは、PR 活動は十分ではないと思うのですけれども、どういうふうに進めていっていいかわからないという中で、温故知新という言葉もありますし、今後は我が町の歴史を大切にして子供たちに郷土学習の機会を提供できるよう、一層取組を具体的に進めていただくよう期待して、次の質問に行きたいと思います。3点目、地域のシンボルとして残っている名木や古木についてなのですけれども、指定することは考えていないというふうな答弁がありました。今回地域のシンボルとして残っている木について、私調べました。昨年2月、幕別町は合併 10 周年を迎えまして、町の木がカシワに決まりました。で、カシワで有名なのは、新和にある新田牧場のカシワの大木です。新田牧場は「愛よ星と共に」という映画の舞台になりました。これ今から 70 年前の話なのです。池部良さん、高峰秀子さんが出演しましたが、地域の人は炊き出しに行ったりして大きな話題になったそうです。私も、最近、映画を見ましたが、名場面では必ず2人の主人公のイニシャルを彫ったカシワの大木が写っていて、新田牧場の景色がとっても美しかったのです。それで、幕別町の百年史にも、そのイニシャルを彫ったカシワの前で記念写真を撮っているスタッフの方とか、町の関係者が載っています。その後 41 年がたって、池部良さんが幕別を再び訪れたときも、当時の面影を残していたカシワの木は立派になっていたとコメントしています。このカシワは今も健在なのか、把握していますでしょうか。
答弁 生涯学習課長 石野郁也(生涯学習課長は2018年12月まで)
新和の新田さんの NEEDS(ニーズ)というチーズをつくっている工房といいますか、施設があるのですが、そのすぐ前のところに、多分、新田さんでつくっていただいていると思うのですが、その由来を書いた看板とかも設置していただいて、カシワの木現存しているのは見てきております。
再質問 5番 内山美穂子
私も調べましたところ、NEEDS の前にあるカシワの木は、イニシャルを彫った木とは違うのです。何箇所か写真を撮っていまして、それで昔、3年前までオーベルジュ・コムニという美食の宿があったのですけれども、その前にあったカシワの木が、彫ったカシワになっているのです。ただこれ、民有地なのですけれども、幕別の百年記念史にも載っているものなので、町の方が知っていただきたいという思いでおりました。例えば、新田牧場の敷地というのは、昭和 49 年に自然景観保護地区に指定されているのです。その自然景観保護地区に指定されているところに、NEEDS の前にある二つに分かれたカシワの木も入っているのですけれども、そうではなく、イニシャルを刻んだカシワの木はもしかしたら入っていないかもしれないのですね。その辺のところはしっかりちょっと調べていただきたいなというふうに考えているのです。これは本当、開拓時代の面影を残したこうした大木というのは、とても重要なものだと思いますし、NEEDS の前の木は北海道の名木樹木に入っていまして、カシワの木のいろいろリストがあるのですけれども、芽室町の芽室公園のカシワの木ってすごく有名なのですけれども、それと同じところに新田牧場のカシワというのが出ていまして、上に分かれているカシワがそれに入っていると思います。その後、1985 年に映画で「食卓のない家」という家の撮影もそこで行われて、そのカシワのところのカシワにブランコをつくって、それでそのブランコが実際に舞台になったという話も聞いていますし、最近のことですが、NHK の朝ドラ、100 作目の「夏空」の舞台が十勝に決まりましたよね。この新田牧場にも関係者が視察に来ているということなので、ぜひともカシワのある新田牧場が舞台になればいいなという思いでおります。もし決まった際には、町としても全力で応援してほしいと思っております。そういうことなので、その新田牧場のイニシャルを刻んだカシワですとか、そういうものは私有地ではありますが、道路側に表示板を整備するということもできるのではないかなというふうに考えているのです。一応私有地なのですけれども、町としてもこういうものがあるというものを押さえておきたいということで、こういうことはできないのかということをお聞きします。
答弁 教育部長 岡田直之(教育部長は2019年3月まで)
先ほど教育長から答弁いたしましたのは、教育委員会としてそういった木を指定するという手法としては、文化財保護条例によるものですとか、歴史の散歩道による指定というのがありまして、それは答弁にもありましたとおり学術上価値の高いものですとか、歴史的、文化的に後世に語り継いでいく必要のあるものという位置付けでありまして、今、議員おっしゃったように景観上保存するということになりますと、またそれは別な観点から考えていかなければならないものだというふうに、教育委員会としては考えております。
再質問 5番 内山美穂子
今、教育委員会から、別の観点から考えていかなければならないということで、町長のお考えをお聞きしたいと思います。
答弁 経済部長 菅野勇次(経済部長は2018年3月まで)
今、NHK の朝ドラの関係で視察に来ているというようなお話ございましたけれども、具体的に NHK からこの関係で協議等がございましたら、町として町の PR にもつながるというようなことがございますから、そういった意味では、町としてどういった協力ができるかということは検討してまいりたいというふうには思います。現段階で、私有地になりますことから、看板をというようなお話でございますけれども、牧場ということもございますので、その辺は防疫等の関係もございますから、いろんな面で検討しなければならないかなと思いますので、そういった面ではちょっと内部で検討させていただきたいというふうに思います。
再質問 5番 内山美穂子
今回、調べるに当たって、かなり知っている人が少なくて、なかなかそういう昔のことは、だんだん記録していなければなくなっていくものだと思いますので、何らかの形で、物ではなくても何かで残してほしいと思います。そういうことをお願いして、次にいきたいと思います。2番目の江陵高校の通学路の安全対策なのですけれども、道路法で定められた構造に準拠して整備を行っているということで、構造的な再整備を行う計画がないということでした。実際通ってみたらかなり危険だなというふうに思う場所もあり、この冬場は歩道も狭くて除雪が間に合わなかったときに、つるつる路面を下におりて子供たちが歩いている状況があるのです。除雪に関してはさまざまな問題があって、その中で改善に向けてご苦労しながら取り組まれていることには敬意を表したいと思いますが、しかし生徒の安全対策については優先して対応していただきたいと思います。答弁にも、迅速な除雪をしていきたいとのことでありました。ぜひ、迅速に冬場の除雪はしていただきたいと思います。夏場ですが、自転車に乗る際、かなりスピードでおりてきてしまいます。これまでにも何回か事故はありました。これまで改善の要望はなかったのかということをお聞きしたいと思います。
答弁 土木課長 寺田治(土木課長は2018年3月まで)
札内高台線のこれまで改善の要望がなかったのかというご質問でございますが、先ほどご質問にあったとおり、やはり危険な道路、冬場にやはり危険だという声は聞いております。ただ、夏場のその自転車のスピードが速くなるので、危ないので何とかしてほしいというご要望は、今のところ聞いておりません。以上です。
再質問 5番 内山美穂子
自転車に限らず、あそこは何か危険なので何とかしてほしいという要望がなかったのかという意味だったのですけれども、とりあえず、そういうご答弁をいただきましたが、道道との交差点部分の整備については、これからということで道に働きかけていくということだったので、引き続き働きかけていただきたいと思いますし、すぐにできることはあると思うのです。注意喚起の看板とかも設置してもらいましたし、例えば照明の明るさについては改善できると思いますけれども、その辺は予定ありますでしょうか。
答弁 土木課長 寺田治(土木課長は2018年3月まで)
照明のご質問でございます。札内高台線、先ほど教育長答弁でもありましたとおり、昭和 57 年から5か年計画で整備をしまして、照明灯下から江陵高校の上まで 18 灯照明灯を整備しております。今、照明灯の頭部、これを LED 化に 31 年に取りかえる予定はしております。明るさなのですけれども、暗いというお話もあるのですけれども、現地の玉の明るさは、通常防犯灯ですと 80 ワットぐらいなのですけれども、現地は 220 ワットのランプがついておりますので、ランプ自体はそんなに暗いという認識は持っておりませんが、支障木ですとか木の枝ですとかそういうものによって光が遮られている可能性もあるので、ご答弁にもありましたけれども、支障木の伐採等も含めて検討したいというふうに思っております。
再質問 5番 内山美穂子
支障木の伐採をしていただき、また LED 化をなるべく早く進めていただいて、生徒の安全は最優先にしていただきたいということをお伝えして、次の質問にいきたいと思います。3番目、子ども 110 番の家についてでありますが、設置期間はどのくらいなのでしょうか。期間はどのくらい、例えば1年間とか何年間とか、そういった決まりはあるのでしょうか。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
子ども 110 番の家の協力者に対しまして、毎年継続に関しての確認もしておりますので、期間というのは何年というのは定めておりませんので、もう辞退されるという方がいらっしゃいましたら、連絡いただけることになっております。
再質問 5番 内山美穂子
ご答弁にあったのですけれども、平成 15 年から幕別町は取り組んでいるということだったのですけれども、そのころはもっとたくさんの旗があったというふうに認識していまして、実際に設置宅に話を聞きますと、毎年そういう形で町のほうから確認が来たことはなく、何にもないという話も聞いております。そういうことを考えますと、管理をちゃんとしているのかなという疑問は湧いてきます。あと、設置宅が不在だということを考えると、十分な数を確保するということが大切でありますし、設置してから毎年確認しているのであれば問題ないのですけれども、設置以降長い年月がたってしまいますと状況が変わっていて、登録していても役割を果たせないという家とかも出てきていますし、また農村地域で子供が通らないところに旗が点在しているという場面も見かけるので、その旗は誰のための旗なのかなというふうに思うこともあります。立てているだけでは活用できないので、見直しも必要だと思いますが、そうした見直しというのは考えていますか。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
教育長の答弁にもありましたけれども、この制度につきましては、協力者といいますか、地域の方々の自主的な協力によって成り立っておる事業でございますので、例えば状況が変わったりして、登録時はふだん常に家に在宅されているような状況だったのが、現在は例えば事情が変わって不在な方もいらっしゃったりすることは、課題は確かにありますけれども、これまで以上の役割を、答弁にもありましたように担っていただくことは、非常に困難であるとも考えております。しかし、子ども 110 番の家ののぼり等を掲げることによって、犯罪の抑止力としても効果は十分発揮できると思いますので、今後におきましても、さらに協力者に対して確認をするようなことに努めまして、より実質的な機能を持った制度になるよう、今後は努力していきたいというふうに考えております。
再質問 5番 内山美穂子
これ以上役割を担っていただけないということなのですけれども、今、機能しているようなことで認識していないのですよ。ただ旗が置いてあるだけというような感じが見受けられまして、それで毎年ちゃんと確認、更新していればいいのですけれども、例えば安全マップありますよね。あれは毎年更新されているのですか。
答弁 防災環境課長 天羽徹(防災環境課長は2017年12月まで)
子供安全マップにつきましては、平成 27 年の4月に、各学校に配付しております。それ以降、更新はしておりませんので、今後そういった箇所の確認もあわせて行って、町議がおっしゃるように、実質的な機能が果たせるような制度に努めていきたいというふうに考えております。
再質問 5番 内山美穂子
先月、別の自治体の子ども 110 番の家の旗を設置している方と意見交換をする機会がありました。その中で、別の自治体なのですけれども、設置が決まったときに、担当の先生が新1年生を連れて各設置宅を回っていたということを聞きました。そうすることによって、自分の町内会にこういう子がいて、見守っていくのだという自覚が芽生えたという話をしました。反対に子供の側から見ても、昔は知らない人についていってはいけないということを言われているのですけれども、今は知らない人に挨拶してはいけないというふうな教えもあるとお聞きしています。というのは、結構不審者がたくさんいるので、そういうふうに教えられて、反対に挨拶運動をしているという、どうしていいかわからないというところがあると思うのですけれども、そうした中でも、実際に 110 番の設置してある家は、ちゃんと旗の向こうに、こういう人がいるのだという顔がわかることで、万が一のことがあったときに駆け込めるようになるのではないかなというふうには思います。そういう取組については、いかがですか。
答弁 教育部長 岡田直之(教育部長は2019年3月まで)
実際に本町の小学校におきましても、110 番の家に先生が行って、よろしくお願いしますと言っているところもありますけれども、それは生徒数、児童数の少ない学校でして、なかなかそれが子供たちの多い学校でできるかというと、ちょっと難しい面もあるかもしれませんけれども、実際にそういった取組をしているところもあります。今、教育委員会といたしましては、北朝鮮のミサイルなんかもありまして、登下校時間にそういった危険があった場合には、物陰に隠れるですとか、子ども 110 番の家に駆け込むようにということで、学校を通じて指導しているところでありまして、やはり実際にいるのか、いないのか、どういった方がいるのかということがわかっているということは、子供たちにとっても安心につながりますので、そういった先進的な取組は参考にしていただきたいというふうに考えております。
再質問 5番 内山美穂子
ぜひ参考にして、一校でも多くの学校で取り組んでいただけるよう願っています。ちょっとつけ加えると、提案なのですけれども、子ども 110 番の家の旗なのですけれども、子供の目印になるものでなければいけないと思うのです。デザインを子供が親しみやすいようなキャラクターを使ったものに変えるといったことを提案したいと思います。幕別らしいようなデザインとか、デザインを子供に募集して、それでちょっとそういうデザインを盛り込むということも、目を引くのではないかなというふうに思います。子供は地域の宝です。地域で連携しながら子供を育んでいけるような地域づくりができるよう、先ほど、これからいろんな取組をする中で、やはり子供を地域で守るということを具体的にしていかなければいけないと思うのです。そういう具体的な体制をつくっていくべきと思いまして、そういうふうにしていただきたいと思いまして、質問を終わります。