みんなの議会

幕別町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月12日

一つ目、幕別町役場職員等の退職管理の制度化を

2017年12月12日、幕別町議会の一般質問で、谷口和弥議員が「一つ目、幕別町役場職員等の退職管理の制度化を」について質問し、町長 飯田晴義、教育長 田村修一、総務課長 新居友敬が答弁しました。

質問者
谷口和弥 議員
答弁者
町長 飯田晴義、教育長 田村修一、総務課長 新居友敬

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 谷口和弥

通告に従いまして、一般質問をさせていただきたいと思います。一つ目、幕別町役場職員等の退職管理の制度化を。「地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律」(平成 26 年法律第 34 号。以下「本法」という。)が、平成 26 年5月 14 日に公布されました。本法は、地方公務員について、人事評価制度の導入等により能力及び実績に基づく人事管理の徹底を図るとともに、再就職者による依頼等の規制の導入等により、退職管理の適正を確保するための所要の措置を講ずることをその内容としています。具体的には、自治体等を退職後に営利企業等に再就職した元職員に対して、離職後2年間は離職前5年間の職務に関して、現職職員への働きかけが禁止されるなどの改正がなされました。本法の附則では、本法の施行期日を、公布から起算して2年を超えない範囲内において政令で定める日から施行することとされ、幕別町においては「幕別町人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例」(以下「本条例」という。)を平成 28 年4月1日に施行しました。本条例で定められた「人事評価の状況」「給与の状況」といった項目の概要は広報紙で、詳細は幕別町ホームページで公表をしているところであります。ついては、以下の点を伺います。①北海道や帯広市などが実施している「退職管理制度」を参考にするなどし、一定の職についていた再就職者に対しての再就職先の名称などの届け出を義務付ける条例や規則を、幕別町においても制定すべきと考えますが、いかがでしょうか。②町民に対して透明性をより一層確保するうえで、一定の職についていた再就職者の再就職状況を幕別町ホームページ等で公表するべきと考えますが、いかがでしょうか。二つ目であります。幕別町内高等学校の再編統合の進捗状況は。北海道教育委員会から平成 29 年9月5日、平成 30 年度から 32 年度までの「公立高等学校配置計画」が公表され、「幕別高校については、幕別町所在の私立江陵高校が募集停止となること等を考慮し、平成 31 年度に普通科の2学級の増を行うこととし、平成 31 年度入学者から、私立江陵高校の校舎を使用する」との配置計画が示されました。幕別町における高校教育が安定的かつ持続可能で、生徒・保護者が求める高校の確保を図るために、幕別町と幕別町教育委員会から江陵高校に対して、「平成 31 年4月における幕別高校と江陵高校の再編統合」「統合校の江陵高校校舎の活用」という要請を行い、60 年を超える歴史と伝統を誇る江陵高校が、英断をもって決断をしてくれたことによって、高等学校再編統合が実現したことは多くの町民も周知する事実であります。江陵高校と幕別町議会・総務文教常任委員会が、ことし7月に実施した懇談の際には、江陵高校側から「本校としての強い要望」として、再編統合後の学校名のこだわりについてなど6点にわたる要望を書面で受け取りました。幕別町教育委員会から、今後は北海道教育委員会が中心となって、幕別高校内に準備委員会を組織し、学校名をはじめ学校施設の形態や教育課程、部活動等の教育活動などについて、具体的な検討を進めていくことになると報告を受けているところであります。ついては以下の点を伺います。①「公立高等学校配置計画」公表後の準備委員会等の活動内容や今後の予定、「強い要望」に応えるための討議等の進捗状況について。以上であります。

答弁 町長 飯田晴義

谷口議員のご質問にお答えいたします。ご質問は、町と教育委員会にわたるものでありますので、私からご質問の1点目につきまして、ご答弁させていただきます。「役場職員等の退職管理の制度化を」についてであります。平成 26 年5月に「地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律」が公布され、能力本位の任用制度の確立や人事評価制度の導入など能力及び実績に基づく人事管理の徹底と、元職員による働きかけを禁止する退職管理の適正確保を目的とした改正がなされたところであります。本町におきましても、法の改正に基づき、昨年4月に「幕別町人事行政の運営等の状況の公表に関する条例」を改正し、人事の公平性や透明性を高めるとともに、退職管理につきましては、「幕別町職員の退職管理に関する公平委員会規則」により、職務の公正な執行に努めているところであります。ご質問の1点目、「一定の職についていた再就職者に対しての再就職先の名称などの届け出を義務付ける条例や規則を制定すべき」についてであります。「退職者管理制度」につきましては、地方公務員法第 38 条の2により、離職後に営利企業等に再就職した元職員に対し、現職職員への働きかけを禁止する旨、規定されているとともに、同法第 38 条の6において、条例により再就職した元職員に再就職情報の届け出をさせることができるとされております。このように、再就職者の再就職情報の届け出につきましては、法令で義務付けられていないこともあり、全国的にも再就職情報の届け出を制度化している市町村は、平成 28 年4月1日現在、政令指定都市を除く市町村全体の 35.6%、道内においても旭川市や函館市などの主要都市であり、管内では帯広市のみとなっております。また、再就職情報の届け出をさせることは、既に離職した職員に対して義務を課すものであり、その取り扱いには十分な配慮が必要でありますが、再就職に関する透明性をより高めることにより、住民の信頼確保にもつながるものと考えております。このようなことから、今後、一定の職にあった退職者が、町との取引関係が生ずる可能性のある営利企業等に再就職した場合には、再就職情報を届け出してもらうよう制度化の検討を進めてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「一定の職についていた再就職者の再就職状況をホームページ等で公表すべき」についてであります。再就職者の再就職状況の公表につきましては、地方公務員法第 38 条の6により、「地方公共団体は国家公務員法の退職管理に関する規定の趣旨及び当該地方公共団体の職員の再就職状況を勘案して、退職管理の適正確保に必要と認められる措置を講ずるもの」とされ、退職管理の適正確保に必要と認められる措置の例として、国家公務員法第 106 条の 25 第2項に規定されている「再就職状況の公表」が、総務省自治行政局より示されたところであります。平成 28 年4月1日現在、公表を行っているのは、政令指定都市を除く市町村全体で 15.2%であり、道内においても旭川市や函館市などの主要都市で、管内では帯広市のみとなっているのが現状でありますが、前段のご質問でお答えしたとおり、住民への信頼確保の観点から、再就職情報の届け出と同様、検討を進めてまいりたいと考えております。以上で、谷口議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

谷口議員のご質問にお答えいたします。「町内高等学校の再編統合の進捗状況は」についてであります。本年9月に、北海道教育委員会が公立高等学校配置計画を決定し、現在、北海道教育委員会の意向により、本町の特色を生かした魅力ある学校づくりに向けて、北海道教育委員会、幕別高校、江陵高校及び町教育委員会が「4者連絡会」を設置し、将来にわたって持続可能な高校とするために、教育課程の概要や校名変更、各種支援策等について、協議を行っているところであります。また、幕別高校と江陵高校は、「両校協議会」を設置し、教育活動にかかわる各種調整や公立高等学校と私立高等学校の併置期間である平成 31 年度と 32 年度の学校運営上のルールの策定などについて、協議を行っております。さらに、幕別高校内に「準備委員会」を設置し、平成 31 年度からの新たな教育課程をはじめ、学校運営や部活動等の教育活動全般について、検討を進めているところであります。ご質問の「「公立高等学校配置計画」公表後の準備委員会等の活動内容や今後の予定、「強い要望」に応えるための討議等の進捗状況について」であります。本年7月の町議会総務文教常任委員会の視察の際、江陵高校から「本校としての強い要望」として、「再編統合に伴い本校職員の職場堅守について」「本校が培ってきた歴史の中で新たな高校につなげる部活動の継承とあわせて指導者の継続について」「体育館仮設ステージから本格的転換を」「校名についても本校の歴史にこだわりたい」「教育課程における福祉科の今後の位置付けについて」「地域とのつながりの堅持について」の6点が示されたと認識をいたしております。9月の配置計画決定後、幕別高校内の「準備委員会」において、平成 31 年度からの新たな教育課程の編成に向けた作業が行われておりますが、10 月4日には、4者連絡会に向けて、幕別高校、江陵高校及び町教育委員会の3者で、総務文教常任委員会に対し示された要望事項を含め、両校の伝統を引き継ぐための教育課程の編成や今後の進め方等について協議し、10 月6日には、4者連絡会において、今後の作業スケジュールの確認や準備体制について協議を行ったところであります。また、10 月 17 日には、福祉関係教科のあり方などを含めた魅力ある教育課程の編成について、北海道教育委員会と町教育委員会で協議を行い、11 月 21 日には、再度、4者連絡会を開催し、現状における課題を整理し、今後に向けた協議を行ったところであります。今後の予定といたしましては、年内には新たな教育課程の概要が示されることとされており、両校協議会並びに4者連絡会において、教育課程の編成や部活動をはじめとする特色ある教育活動、学校施設の形態などにつきましても協議を行い、来年6月までに決定することとなっております。また、新たな学校名につきましては、来月、町民の皆様へ、学校名または学校名のイメージを公募し、町と両校において数点を選定した上で、北海道教育委員会に要望したいと考えております。教育委員会といたしましては、統合後の高校が、町民に愛され、魅力ある学校となるために、両高校の伝統や特徴を生かした多様な教育課程の編成など、本町の特色を生かした社会に開かれた学校づくりに向けて、引き続き、北海道教育委員会、幕別高校、江陵高校と連携し取り組んでまいりたいと考えております。以上で、谷口議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

再質問 15番 谷口和弥

それでは、再質問をさせていただきたいというふうに思います。地方公務員にかかわる法律改正のある部分の中で、退職管理にかかわる部分について質問を出させていただいたところであります。二つの質問項目とも関連がありますので、あわせてさせていただくのがいいかなと思いますので、どうぞよろしくお願いします。質問するに当たっては、決して幕別町の職員が、定年退職後、何やら有利な待遇をもって迎えられているなどというような状況があって、こういう質問を立てたということではないのです。40 年、人によっては 40 年を超える行政経験があるわけですから、そのさまざまな経験や人脈の中では、退職後、そういった職員に指導的な役割で来てほしいというようなことはあるのだと思うのですけれども、一方で、この町には余りかかわらないところで、例えば世間一般の話になりますけれども、高級官僚だとか、道職員のトップのほうの幹部の人たちが、天下りや渡りをしながら有利なものを引き出しているというようなことが、やはり広く世間では報道されているものですから、感覚的な問題として、公務員さんだからそんなこともあるのではないかななどというような思いもあってしまう。そういうことの中で、この答弁にも再三「透明性」という言葉が出てくるのだというふうに思っているところであります。最初にお尋ねします。幕別町人事行政の運営等の状況の公表に関する条例。初回質問でも、「広報紙やインターネットで掲載すること」としているところの部分であります。この条例の第2条で、任命権者は、毎年 10 月までに前年度における人事行政の運営の状況に関して、その他を含めて 12 項目の項目が明確に定められて、そしてそのことを町長に報告した上で、広報紙インターネットで報告することとなっております。その資料をちょっと確かめさせていただきました。昨年のもので言えば、11 月号の広報紙の中で、カラー刷りのページの中で、大まかな概要が紹介されている、そしてホームページでも紹介されている、そういうことになっています。その中で、私も目を細くして見させていただいたのですけれども、12 項目のうち一つはその他ですからそれは抜きにして 11 項目、この退職管理の部分についての報告がちょっと項目が見当たらなくて、違う欄の中では、定年退職者と中途退職者の人数がわかる仕組みにはなっていましたけれども、退職管理の状況ということでは、ちょっと何も記載がなかった。このことについて、どういうことなのかということを確認させていただきたいと思います。退職管理の状況については報告することがなかったのかなとも思われるのですけれども、その辺どうでしょうか。

答弁 総務課長 新居友敬(総務課長は2020年3月まで)

平成 29 年の公表状況でいきますと、退職管理の状況につきましては、規則で定めている、元職員による働きかけ等の事案についてはなかったものですから、掲載はしておりません。

再質問 15番 谷口和弥

事案がなかったから掲載しなかった。まず、そうであれば、「該当なし」とか、そういった言葉でちゃんと項目を立てることが報告なのだというふうに思うので、その辺どういうふうにするべきか検討していただきたいということが、まず一つです。それから、該当がなかったということでありますが、そういう大変難しい文章の法律条例で、なかなか一般の人が理解することの困難な中身なのですが、この幕別町であれば、どんなところに再就職すれば、ここに出てくるということになってくるのでしょう。幕別町の中には、そういった企業は、それもないということも答えの一つなのだと思うのですけれども、その辺はどうでしょうか。

答弁 総務課長 新居友敬(総務課長は2020年3月まで)

幕別町にあるということではなくて、やはり民間企業、営利企業であれば、やはりそういった会社のためにそういう働きかけをするというような形で考えられますので、そういったところの企業については、全て対象になるのではないかなというふうには思っています。

再質問 15番 谷口和弥

そういう民間企業は対象になるのだけれども、全て対象になるのだろうという理解でいるけれども、報告することがなかったというわけですね、わかりました。二つ目であります。再就職者の再就職状況の届け出の義務化については、これから検討するということでありましたけれども、現在のところは届け出制がないのだなということがわかりましたけれども、どういう状況かということは、しかるべき町の機構の中で把握はするという仕組みは、おありなのでしょうか。

答弁 総務課長 新居友敬(総務課長は2020年3月まで)

現状において、やはり届け出制もありませんので、町として把握できるところはしているところはありますけれども、言ってみれば、全てそういった形で再就職先を把握しているかといったら、そういう状況ではございません。

再質問 15番 谷口和弥

それも、ではわかりました。そういうことであれば、先ほども申し上げましたように、この届け出制度のことも、それからホームページ等での公表のことも、透明化のために検討させていただくということの答弁をいただいたわけでありますけれども、やはりこれは今 12 月、3月にはこの年度は終わる、そういうもう年度の後半の時期を迎える中では、早くにその検討の結果、実施をするというという、そういうことをやっぱり検討することが重要ではないかと思うのです。答弁の中で、余りまだ実施されている自治体はそんなに多くなくて、そして大きな自治体が中心なのだということがありました。北海道では、28 年度3月末の退職者から退職者をホームページで公表している。ですから、28 年度、29 年度というふうに出ています。帯広市も、今、またこの 12 月議会の中で、対象もそれから就職先の幅も広げたものにするというふうに議論がされているというところですけれども、28 年度末の退職者からホームページで公表をしているところであります。やっぱりそういったことをちゃんと町がして、透明化しているのだということが明らかになるということは、住民感情にとってはとても大事なことなのだというふうに思うのですよね。人口規模で、比較的に幕別町とも比較される道南の七飯町では、やはり小さい町でありますけれども、退職管理制度を条例化して、そして昨年度末の退職者から公表しています。開いてみますと、たった1人でした。それでも、やはり公表する価値があるのだというふうに思うのです。期限のこと、検討のペースのことをお尋ねしますけれども、一刻も早く検討を進めて、できればこの3月末の退職者のところから公表することが、私は望ましいと思うのだけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

おっしゃるとおり、退職者がどういったところに再就職したのかということは、町民にとっても非常に関心事、ましてや町との取引関係のあるところに行ってはいないかということは、非常にさらに関心事であろうというふうに思います。そのようなことから、できることはすぐやるという、そういう姿勢でおります。ただ、まず答弁の中でも申し上げたように、一定の職というのを、どこの職にするかということが一つ検討事項としてあります。それと、「町と取引関係の可能性のある営利企業等」というふうに考えています。その「取引関係の可能性のある」というところを、どこまでに捉えるか。例えばですね、これは可能性ということであれば、指名願を提出している千何百社も可能性としてはあるのですが、それをどういうふうに整理をするかということがあります。それと、「営利企業等」という「等」をつけておりますので、それを営利企業に限定するのか、NPO だとか公益法人も含めるのか、この辺、検討課題、研究課題というふうになっておりますので、ここは先進事例を見させていただいた中で、今、谷口議員がおっしゃるような目標を持って取り組んでまいりたいというふうに思っております。

再質問 15番 谷口和弥

今の町長の答弁は、大変わかりやすかったと思います。たくさん取引業者がある、もう千何百社ですか、どこまで入れるかということの中では、一切取引がなくても指名願を出されたらということは、関係はあるということにはなってしまいますものね。町民にとってどうなのかということの目線でもって、その辺の線引きや、それから役職についての区切りもつけて、一刻も早くこの議論に決着をつけていただきたいなというふうに思います。そのことは、この職員さんが後にその再就職先の職場を離れられたとき、公区の一住民となるときにも、やはりいろんな見方をされる方がいますから、そういう透明化された中で一つの役割を終えて、この役場での行政経験を生かして、何らかの任務につかれる、すごくより入りやすいものになっていくのだと思うのです。町民のためでもあるし、幹部職員である皆さん方のためでもある、私はそういう立場から、この退職管理制度をなるべく条例化し、そして公表のほうもしていくのだということを、進めていっていただきたいということを求めてまいりたいというふうに思います。何か改めてお言葉があれば、いただいて。

答弁 町長 飯田晴義

この趣旨は、本当に行政運営の透明化であり、今、谷口議員がおっしゃったように、本人のためでもあると、両面あるかというふうに思っておりますので、これはもう本当に早期に明文化をしていきたいというふうに思います。ただ、その明文化の手法によってはさまざまあります。基本的には、強制力を持たせる、罰則も入れるよということであれば、条例によらなければならないということになりますけれども、果たしてそこまで必要性があるのか。私は、少なくともしっかりと定めをすれば、それが条例であろうが、規則であろうが、要綱だろうが、しっかりと退職職員には守っていただけると、そういうような信念を持っておりますので、何をもって定めるかについては、なお検討の余地があるかなというふうに思っております。

再質問 15番 谷口和弥

それでは、二つ目のほうの質問に移らせていただきたいと思います。今、4者協議が行われ、そして教育委員会と両校の3者の協議も行われて、そしていろんな機会に、これまでも会合を持ってきたし、これからの予定についてもお尋ねしました。随分な頻度でもって取組をしていらっしゃるのだということの確認はさせていただけたところであります。総務文教常任委員会で、所管事務調査の中で視察に行って懇談をさせていただいた。そして、これは正式な文書という形ではなかった書式ではありましたけれども、メモ以上の文章でもって六つの要望を文書で受け取ってきて、私はその六つの要望、道立高校となれば、ルールで改修していかなければだめなものもあったりもしましたけれども、どの要望一つ一つとっても、大英断をもって、そして幕別の新しい高校をつくっていくのだということの思いの中では、もう本当にまっとうなといいますか、ちょっと言葉は悪いですけれども、そういう要望が出されるのがよく理解できる、そういう中身でありました。それが私にとっての感想で、その要望を多くは実現する形でもって、新しい学校ができていけばいいなというふうに願っている一人であります。同行して、教育長、教育部長も行かれましたけれども、同時にその要望書を受け取るという立場の方でありました。教育委員会にということの文章ではなかったかもしれないのだけれども、その要望書を受けて、教育長の思いをお尋ねさせていただきたいなというふうに思います。六つの要望は、どのように捉えられたかということの思いをお聞かせください。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

六つの要望、先ほど最初の答弁でお話しさせていただいたかと思います。一つ一つ簡単に申し上げますと、再編統合に伴い本校職員の職場堅持についてということ、これにつきましては、江陵高校のほうでは、全員が道教委の職員・教員に移行できるようにという願い、思いを込めてお話ししているのだと思います。ただ、教員の異動につきましては、道教委の採用試験を受けなければならないということでございます。ただ、私立高校に勤めて4年以上たっている教員につきましては、特例として専門試験と面接だけでいいと、一般教養試験については免除されるという状況であります。それにつきましては、そういう特例措置があるので、何とか頑張っていただきたいということで、道教委のほうでもそういうスタンスで考えているところでございます。次に、「本校が培ってきた歴史の中で、新たな高校につなげる部活動の継承について」とあります。これにつきましては、江陵高校、今子供たちが集まってきている一つの要因には、活発な部活動ということもあります。江陵高校としては、それを引き継いでいっていただきたいということでございます。特に、今、江陵高校のほうでも考えているのは、野球部とバドミントン部、それを何とか火を絶やさないでほしいという思いを持っているようです。江陵高校といたしましても、この二つの部活の担当の教員につきましては、先ほど言った、試験による身分の移行を最後まで残す形、最後の年度に移行するような形で考えていると。その間に、道立高校も同居をするわけですけれども、道立高校とは今後のチームをつくって、一緒に練習して大会に出るようにしていきたいと。これにつきましては、道教委のほうでも同じような考え方を持っていただいているという状況で、あと、私といたしましては、その間、次の指導者も育てるということも含めて、例えば道の教員が異動してきた際には、野球部を指導できるような教員を人事異動の中で配慮してほしいとか、そういうようなお願いも、今、協議しているところでございます。また、バレー部につきましても、バレー部も随分力が入っているのですけれども、ちょっと教科の関係だとか何かで、江陵高校としては、最後までバレー部の担当の教員を残しておくということはちょっと難しいので、その辺のところは先ほど言ったとおり、道の人事の中でうまくできないだろうかというお願いもしているところでございます。もう一点、外部講師ということで、江陵高校から完全に移行した際には、野球の指導者とか、そういうものも外からお願いできないのかなというような話についても、今しているところでございます。次に、3点目の「体育館仮設ステージから本格的転換を」についてでございますけれども、この体育館仮設ステージの設置と。今、現在、江陵高校では、仮設ステージとして入学式・卒業式などの行事をやっておりますが、道の学校の施設の基準からすると、必ずしもステージがなくても問題ないということなので、現在のところ、新たに道が、今のところは道が 31 年の4月に向けて設置するという予定はないというふうに伺っております。次に、「校名についても、本校の歴史にこだわりたい」ということでございます。校名については、江陵高校という名前、あるいは一文字でも残してほしいというような思いがあるようでございます。ただ、これについては、幕別高校のほうからすると、また違う意見もございます。また、私、町民の方々から聞いている中では、新たな高校として新たな名称をつけていただきたいという意見も多いということで、私伺っております。そういった意味では、先ほど申し上げましたけれども、1月に入りまして町民の皆さん方から校名について公募したいというふうに考えております。この公募につきましても、現在、道の高校の再編計画の中では、幕別高校の2間口増で3クラスにするという、そういう位置付けで、正式には新たな高校という位置付けにはなっていません。そういった意味でも、町民の方々から多くの意見いただいて、皆さんこんなに新しい高校を待ち望んでいるのですと、こんなに新しい校名に対するご意見をいただいているというようなことで、私は道教委にぶつけていきたいというふうに考えております。そういう中で、仮に江陵高校という名称が皆さんの中で多ければ、それはそれで私は別に構わないと思うのですけれども、いずれにいたしましても、町民の皆さん方のご意見を聞いて、校名を道教委に要望していくという考え方でございます。次に、「地域とのつながりの堅持について」ということでございますけれども、これは、今、町から要望を出している中に、コミュニティスクールという要望を入れております。学校運営に地域の方々がかかわっていただくと、こういうようなことを、今、道教委に対してお願いしているというところです。「教育課程における今後の福祉科の今後の位置付けについて」という、江陵高校の要望としてはこれが一番大きいものでございました。ただ、道の教員の配置基準、さらに教員が持つ時間数、1人当たり担当する時間数の関係から、福祉科という形で、今の福祉科で資格まで取れる科としての存続は非常に難しいと、できないというふうに道教委のほうでは答えられているところでございます。それに対しましては、私たちといたしましては、子供たちの興味・関心、さらに進学への要望というのが非常に多様なものであると、それに応えられるような教育課程をつくっていっていただきたいということを道教委に求めております。そういう中には、進学に関すること、福祉に関すること、そしてスポーツに関すること、こういうようなことを盛り込んでいって、子供たちが多様な学習に対応できると、子供たちが望む多様な学習に対応できるような教育課程・学校をつくってほしいということをお願いしており、先ほど言いました福祉につきましても、コース制ではないのですけれども、そのような選択科目をとれるような形にして、次の専門学校あるいは短大に進学するのに役立つような教科、また初任者研修といいまして、それを受けられるような科目を設置してほしいというようなことを、今お願いしているところでございます。以上です。

再質問 15番 谷口和弥

六つの項目の一つ一つに、丁寧にご答弁をいただいたのだなというふうに思っております。要望のかなうもの、かないづらいもの、かなわないもの、いろいろとあるのだと思うのですけれども、最終的な決定は町教委ではなくて、道教委に委ねることになるものですから、その点においては、私は今回の質問は、幕別町教育委員会に地元の声がしっかり通るように頑張っていただきたいなと、そういうエールを送る、そういう意味合いでこの質問を立てさせていただいた次第であります。幕別高校が約 70 年近い歴史があり、江陵高校も高校となってから 60 年を超える歴史があって、たくさんの優秀な卒業生を輩出して、幕別町や十勝管内を中心に活躍なされている、そういう歴史と伝統のある高校でありますから、その卒業生やかかわったさまざまな保護者や地域の人たちが、この新しい学校が本当にこうなってよかったなと思える学校をつくっていただきたい、つくっていかねばならない。議会としても、9月議会ではかなわなかった4学級のこともありましたけれども、コミュニティスクールや、それから単位制のことなど、3点で要望書を決議して上げさせていただいたところでありますけれども、この先、田村教育長をはじめ、かかわる皆さんに、地元の声がしっかり通って魅力ある高校ができるように、全力を尽くしていただきたいというふうに願っているところであります。改めて、最後に、田村教育長の決意を聞かせていただいて、質問を閉じたいと思うのですがいいでしょうか。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

要望を出す時点で、私どもお話をさせていただきましたけれども、幕別高校、江陵高校、これ少子化の波にのみ込まれて閉校になるという恐れが両校ともないとは言えません、恐らく強いものだというふうに感じています。そういった中で、幕別町の子供たちの進学の選択肢、それを確保するということで、まずもって二つの高校を一つにして存続させると。そのためには、今、議員も言われましたけれども、魅力ある教育課程をつくって、永遠に継続できるような高校、子供たちが来たいと思う高校、そういうようなことを目指して、江陵高校、幕別高校の関係者の皆様方のご意見を聞きながら、できるだけ要望を酌み上げて道教委にぶつけてまいりたいというふうに考えておりますので、この後もご支援くださいますよう、よろしくお願いいたします。

出典:幕別町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月12日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる