幕別町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月5日
道立幕別高校と私立江陵高校の統合(新設)について
2017年9月5日、幕別町議会の一般質問で、小島智恵議員が「道立幕別高校と私立江陵高校の統合(新設)について」質問し、教育長 田村修一、町長 飯田晴義が答弁しました。
- 質問者
- 小島智恵 議員
- 答弁者
- 教育長 田村修一、町長 飯田晴義
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 小島智恵
通告に従いまして、質問させていただきます。1点目、道立幕別高校と私立江陵高校の統合(新設)についてであります。少子化の進展によって将来的に生徒数の減少が予測される中、町内の「高校存続」を見据えて、4月 14 日、町は道教委に対し、道立幕別高校と私立の多田学園江陵高校の再編統合について要望を行ってきました。道内で道立と私立が再編統合されたのは、平成 20 年、道立網走向陽高校と私立網走高校が統合し、向陽高校校舎に道立網走桂陽高校が新設された道内初の事例があります。6月6日、公立高等学校配置計画案が公表され、「幕別高校については、江陵高校が募集停止となること等考慮し、平成 31 年度に2学級増の3学級とすることとし、31 年度入学者から、江陵高校の校舎を使用する」「学科については検討中」と示されまして、再編統合が配置計画案に位置づけられたところでありますが、要望してきた「1学年4学級」はかなわず、計画が決定する9月まで引き続き要望していくというふうにお聞きしております。この再編統合によって、全く新しい道立の全日制普通科高校が新設されることが予定されるため、以下についてお伺いいたします。①これまでの経過と現状。②今後の見通し。新しい学校名や私立江陵高校からの教職員の採用について。③魅力ある、将来にわたって持続可能な高校になるために、町としての支援の考えについてであります。2点目の質問であります。海外資本、外国人による森林、土地の買収についてであります。道は、海外資本等による森林取得事例を調査しましたが、平成 28 年に海外資本や外国人が買収した北海道の森林や土地の面積は、30 件、509 ヘクタールとなり、統計が残っております平成 23 年以降で最大となっております。その中には、驚くことに足寄町の3ヘクタールの買収も含まれ、過去には清水町での事例もありますが、紛れもなく十勝で起きている現状にあります。同年末までの累計では、124 件、2,411 ヘクタールにも上ります。農林水産省(林野庁)では、外国資本による森林買収に関する調査の結果について公表し、平成 28 年は全国で 29 件、202 ヘクタール、そのうち北海道が多くを占めまして、25 件、201 ヘクタールとなっております。海外資本等の森林買収の増加を受けて、ニセコ町では平成 23 年5月「ニセコ町水道水源保護条例」を施行し、罰則も設けられております。道では平成 24 年4月「北海道水資源の保全に関する条例」を施行しております。今後も外国人や海外資本進出や買収による水資源や乱開発、安全保障上においても大変懸念されるため、以下についてお伺いいたします。①海外資本、外国人による森林や土地の買収について、町の見解、町内におけるこれまでの状況。②海外資本、外国人による売買情報、チェック体制は。条例化など規制することについてであります。以上です。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
小島議員のご質問にお答えいたします。ご質問は、教育委員会と町にわたるものでありますので、私からはご質問の1点目につきまして、答弁をさせていただきます。「道立幕別高校と私立江陵高校の統合(新設)について」であります。今日、高校進学率が 98%を超え、生徒の能力・適性、興味・関心、進路希望などは多様化してきており、その多様なニーズに対応する教育活動を推進することが重要でありますが、北海道内におきましては、中学校卒業者数が、昭和 63 年をピークに減少しており、平成 27 年では、ピーク時に比べ半減している状況となっているところであります。このような中、北海道幕別高校は、現在1学年1学級で、充足率が6割程度であり、北海道教育委員会が定める「新たな高校教育に関する指針」では再編整備の対象となっております。また、多田学園江陵高校におきましても、1学年普通科2学級、福祉科1学級の3学級で、学校全体では定数を下回っている状況にあり、本年度の入学状況や今後の生徒数の動向を考えたときには、必ずしも安定的な継続は難しいことが予想され、町内2高校の存続は厳しい状況にあると考えております。ご質問の1点目、「これまでの経過と現状」についてであります。本町における安定的かつ持続可能な高校教育をいかに確保するかが、大きな課題でありますことから、平成 23 年 10 月に網走市の道立網走向陽高校と私立網走高校の再編統合について視察を行い、検討を進めてきたところであります。平成 27 年 10 月に、中学校の保護者等 10 人で組織する「幕別町後期中等教育を考える懇話会」を設置し、町内の高校に関する中長期的な展望について、4回にわたり検討をいただいてまいりました。平成 27 年 12 月には、懇話会において町内の中学校に在籍する全生徒とその保護者を対象に、高校進学に係るアンケート調査が実施され、それをもとに、生徒・保護者の意向等を分析し、28 年6月 10日に「本町における高等学校の展望について」と題した報告書が懇話会から提出されました。この報告書を受けまして、町と教育委員会において検討を行い、本町における高校教育が安定的かつ持続可能で、生徒・保護者が求める高校の確保を図るため、本年2月8日に江陵高校に対し、幕別町内の高校の再編等について要請を行ったところであります。要請の内容といたしましては、1点目として、「平成 31 年4月における幕別高校と江陵高校の再編統合」について、2点目として、「統合校の江陵高校校舎の活用」についての2点を要請いたしました。本町からの要請に対しまして、3月 17 日に江陵高校から、「町からの強い要望を受け、本校としても一大決心し、教職員の意見一致も踏まえ、幕別町における高校教育を安定的に確保するためにも、幕別高校との再編統合への道に同意する。また、近々での少子化影響、さらには財政面からもでき得る限りのスピード感を持って再編を考えていかなければならない状況にあることから、本校の校舎を活用して、平成 31 年4月に再編統合することについても同意する」との回答をいただいたところであります。私学として、60 年を超える歴史と伝統を誇る江陵高校が、英断をもってご決断いただいたことを踏まえ、4月 14 日に町長と北海道教育庁へ出向き、北海道教育委員会の柴田教育長に対し、町内高校2校の再編統合に関し、4点の事項について要望を行ったところであります。要望の内容といたしましては、1点目として、「現江陵高校校舎を活用し、平成 31 年4月、幕別高校と江陵高校の再編統合」2点目として、「統合後の1学年の学級数は、全日制課程の1学年4学級の高校」3点目として、「全日制普通科を基本とし、フィールド制や単位制の採用」4点目として、「東部十勝における生徒の選択肢の確保と通学利便性が図られる全日制普通科高校」であります。さらに、6月1日には、町長が北海道教育委員会を訪問し、同様の事項について再度要請を行ってきたところであります。その後6月6日、北海道教育委員会から、平成 30 年度から 32 年度までの「公立高等学校配置計画案」が公表され、「幕別高校については、幕別町所在の私立江陵高校が募集停止となること等を考慮し、平成 31 年度に2学級の増を行うこととし、平成 31 年度入学者から、私立江陵高校の校舎を使用する」「学科は検討中」との配置計画案が示されたところであります。町内高校の再編統合が配置計画案に位置づけられましたことは、大きな前進であると考えておりますが、「1学年4学級の高校とする」との要望事項についてはかなえられておりませんことから、8月 18 日に北海道教育委員会に対し、改めて「1学年4学級の高校とすること」「全日制普通科単位制の高校とすること」「学校運営協議会制度(コミュニティスクール)の導入」の3点に絞り込んで再度要望書を提出したところであります。さらに、8月 25 日には、商工会、町内3農協、森林組合、社会福祉協議会及び町 PTA 連合会の各団体連名の要望書を商工会会長が代表して、また、幕別高校同窓会、同校 PTA 及び江陵高校同窓会、同校 PTA 連名の要望書を、幕別高校同窓会会長が代表して、直接、北海道教育委員会の柴田教育長に手渡し、さきに町が要望した3点の実現に向けて、町民の思いを伝えていただいたところであります。ご質問の2点目、「今後の見通し、新しい学校名や私立江陵高校からの教職員の採用について」であります。初めに、今後の見通しについてであります。本日、北海道教育委員会において、公立高等学校配置計画が決定され、「幕別高校については、幕別町所在の私立江陵高校が募集停止となること等を考慮し、平成 31 年度に2学級の増を行うこととし、平成 31 年度入学者から、私立江陵高校の校舎を使用する」「学科については全日制普通科」と示されたところであります。今後は、北海道教育委員会が中心となり、幕別高校内に準備委員会を組織し、具体的な検討を進めていくことになるとお聞きしておりますが、ご質問にあります新しい学校名をはじめ、学校施設の形態や教育課程、部活動等の教育活動などにつきましても、検討がなされるものと考えております。次に、江陵高校からの教職員の採用についてでありますが、私立高校から北海道公立学校教員への採用を希望する教員は、北海道教育委員会が実施する教員採用候補者選考検査を受験しなければならないと伺っております。受験に当たりましては、それぞれの教員が受験教科の一般選考検査を受験することになりますが、私立高校の正規教員として教職経験が4年以上となる者は、第1次検査の教養検査が免除され、江陵高校の多くの教員はこの制度を利用し、選考検査を受検する予定であるとお聞きしております。ご質問の3点目、「魅力ある、将来にわたって持続可能な高校になるために、町としての支援の考えは」についてであります。本年4月 14 日に、北海道教育委員会に提出いたしました要望書において、町として、統合後の高校が、地域とともに歩み、魅力ある学校となるために、町が望む新たな高校の姿を提案させていただいたところであります。今後におきましては、現役のオリンピックアスリート5人を生んだ本町の土壌や両高校の伝統、特徴を生かした多様な教育課程の編成など、本町の特色を生かした魅力ある学校づくりに向けて、北海道教育委員会、幕別高校、江陵高校及び町の四者の連絡会を設置し、具体的な協議を進めてまいります。教育委員会といたしましては、魅力ある、将来にわたって持続可能な高校になるために、現在、実施しております魅力ある高校づくり推進事業補助金をはじめ、通学や学習活動等におけるスクールバスの運行、学校給食の提供、学校運営協議会制度、いわゆるコミュニティスクールの導入や小中一貫教育との連携等の支援策についても、町と連携しながら検討してまいりたいと考えております。以上で、小島議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。
答弁 町長 飯田晴義
小島議員のご質問にお答えいたします。「海外資本、外国人による森林、土地の買収について」であります。外国人等による国内における土地の取得の制限に関しては、大正 15 年 11 月に施行された外国人土地法により規定されており、同法第1条では、外国人等が属する国が制限している内容と同様の制限を政令によってかけることができること、第4条では、国防上必要な地区においては、政令によって外国人等の土地の取得を禁止等ができると定められております。しかしながら、同法に基づく政令は現在に至っても制定されておらず、外国人等による土地取得の制限に対して実効性を欠いている状態、つまり誰でも自由に国内の土地を取得できる状況となっているところであります。また、外国人等であることを理由に、一律に土地の取得を制限することは、平成6年 12 月に国会の承認を受けた「土地取得について国籍による差別をしない」という世界貿易機関(WTO)協定に抵触する可能性が高いという見解もあります。そうした中、道内において、水源周辺における利用目的が明らかでない大規模な土地の取得が確認されたこと、全国各地で海外資本による森林等の取得が増加していることが明らかになったことなどから、こうした問題を受け、国は、平成 24 年4月以降、新たに森林の土地の所有者となった者は、当該土地が所在する市町村長にその旨を届け出しなければならないよう森林法の改正を行いました。海外資本による大規模な森林の取得が行われたニセコ町では、水源保護地域を指定し、その地域において水源の水質や水量に影響を与えるおそれのある施設、水源の枯渇を招くおそれのある取水施設等の設置を規制することなどを内容とした条例を、平成 23 年5月に施行しており、また、北海道においても水資源保全地域を指定し、その地域内の土地の権利を移動する場合に、契約締結の3カ月前までに届け出が必要とした「北海道水資源の保全に関する条例」を 24 年4月に施行しているところであります。ご質問の1点目「海外資本、外国人による森林や土地の買収について町の見解、町内におけるこれまでの状況」についてであります。初めに、町内におけるこれまでの状況についてでありますが、森林法や国土利用計画法における土地取引に係る届け出制度などを通じて確認した結果、海外資本等が買収した大規模な取引事例は、ないものと認識しております。次に、海外資本等による森林や土地の買収についての町の見解でありますが、前段申し上げましたとおり、現行の法制度のもと、日本国内においては、海外資本等による土地に関する権利の取得が制限されていないのが現状であります。しかしながら、地域の住民が水源としている森林や土地が、海外資本など地域と関係がない者に売却され、さらに、売買後の所有者が確認できなくなっている事例もあることから、住民の暮らしを脅かしかねないと考えております。国民の暮らしを守ることは国の責務であり、水源を保全するため、外国人に限らず「何人」を対象に、土地の取得に関して必要な制限を設ける法の整備を行うべきものと考えております。ご質問の2点目、「海外資本、外国人による売買情報、チェック体制や条例化など規制することについて」であります。町内において土地の所有権を移転した場合の情報は、森林の土地に関しては、面積にかかわらず、所有者となった日から 90 日以内に市町村長に提出される森林法に基づく届出書により、また、森林以外の土地に関しては、国土利用計画法に基づく土地取引届け出情報や、地方税法に基づき、土地や建物の表示に関する登記をしたときに、登記所から市町村長に通知される情報により把握することが可能となっております。さらに、農地の所有権移転については、農業委員会の許可等が必要となります。次に、条例化など規制することについてでありますが、国においては、過去から、国会等において、海外資本等による水源地を含む森林、国境離島や防衛施設周辺の土地の取引の問題に対し何度も取り上げられております。昨年の衆議院予算委員会においても「安全保障上、重要な国境離島や防衛施設周辺での海外資本等による土地の取引、取得に関しては、国家安全保障に係る重要な問題と認識している。水源の保全についても重要な観点であると思っており、対応を検討していきたい」と安倍首相が答弁しているところであります。町といたしましては、国土の保全や国家安全保障の観点から、国の責任において法の整備を進めるべきものと考えております。以上で、小島議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。
質問 6番 小島智恵
質問させていただきます。まず、高校の統合についてでありますが、これまでの経過と現状ということで、行政報告でも逐一ご報告いただいておりましたけれども、この再編統合が配置計画案に位置づけられ、大きな前進であったということでありますが、一つ忘れてはならないこと、それはまず先にやはり江陵高校さんのご英断があったからこそ、ここまで来れた、前進ができた、そのように思うところでありますから、心から敬意を表する次第でございます。新聞報道では、江陵高校の校長先生のお話が載っておりました。苦渋の選択であったということ、また、公教育を大局的に考えたということ。また、62 年にわたり学校経営をされてこられたわけなのですけれども、最終的には土地や建物を無償譲渡されるという、そういった意向も持たれているということが載っておりました。これまで一連のそういった経過の中で、まずはそういった江陵高校さんのご英断、これがあったのでここまで進んでこられたという、そういった事実を、現在もそうですし、これからも忘れてはならないことだなというふうに思いまして、申し上げておきたいというふうに思います。この再編統合については、今後、高校への進学を控えていらっしゃる生徒さんや保護者の方、地域の皆さんにとっても非常に大きな関心事でありまして、大変気になっておられるというふうにお聞きをしているところであります。6月6日、道教委から公表されました、公立高校配置計画案でありますけれども、その内容、冒頭で申し上げたのですけれども、幕別高校については幕別町所在の私立江陵高校が募集停止となることなどを考慮し、平成 31 年度で2学級の増を行うことをし、平成 31 年度入学者から私立江陵高校の校舎を使用するというふうになっておりまして、この文面だけを受け取りますと、一般の町民にとっては、幕別高校が3学級になって、江陵高校の校舎を利用して札内に移るのだと、何かそのような形で理解している方が数多くいらっしゃるというふうにお聞きしております。確認ですけれども、今回の再編統合ですけれども、全く新しい新設校になる、この理解は間違いないということを確認させていただきたいと思います。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
高校の移行の形態というのが2年間あります。31 年4月から幕別高校3間口となって、学級数が増えて募集をすると。で、その子たちは江陵高校の校舎で学ぶと。ただし、江陵高校に既に入学している子供たちについては、2年生、3年生で江陵高校の校舎に残ると。で、これまでの幕別高校の子供たち、30 年までに入学した子供たちについては、2年生、3年生として幕別高校の校舎に残ると。で、段階的に幕別高校の、31 年4月に1期生が、江陵高校で勉強する1期生が入学して、さらに 32 年4月が2期生、33 年4月が3期生ということで、順次、江陵高校で学ぶようになっていくと。並行して幕別高校に、2年生、3年生が卒業する、江陵高校の2年生、3年生が卒業していくというような格好になります。そして、最終的に江陵高校の校舎に、新たな幕別高校の子供たちが3年生までそろったところで、江陵高校は校舎を道へ寄附するということになります。現在、高校再編計画の中では、幕別高校の間口増という言い方をしておりますけれども、実質的には新たな高校を生むと、誕生させるというふうに考えていただいていいかと思います。以上です。
質問 6番 小島智恵
段階的に在校生が残ったりということで、いろいろな複雑なことが起きるということで、なおのこと理解が難しくなってくるのですけれども、結局のところ新設校になっていくということであると思うのですけれども、町民の方にもそういったことで、わかりやすい内容で伝えていくべきだなというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
これまで、6月1日の時点で、町の広報紙6月号に、今までの経過等をお話しさせていただきました。さらに、ことしの5月、公区長会議でも説明させていただいて、また7月には、町議会の総務文教常任委員会で内容を説明させていただきました。さらに8月の 10 日に、中学校の先生たち、これは校長先生、教頭先生、進路指導の先生、さらに連合 PTA の保護者の方にも説明させていただきました。できるだけこの内容を皆さんに詳しく伝わるようにお知らせしてきたつもりでございます。さらに、本日、計画が決定されまして、この後、先ほど申し上げましたとおり、教育課程等煮詰めてまいります。それらがまた見えてきた時点で、再度、中学校の先生たち、PTA の方々、これは全員集めるというのはなかなか難しいので、連合 PTA ですとか、それぞれの学校、中学校の PTA の役員の方に集まっていただいて説明をしていきたいと、誤解のないように、皆さんわかるように丁寧に説明を続けていきたいというふうに考えております。
質問 6番 小島智恵
わかりました。今後の見通し等についてであるのですけれども、これまで町が1学年4学級ということで、要望を行ってきたところでありますけれども、先般、町議会からも同様な意見書が提出されまして、これもまた大変重みのあることであると思いますけれども、さらには、8月 25 日、各団体、連名の要望書、幕別高校、江陵高校の同窓会や、PTA 連名の要望書も道教委に直接手渡されたということで、本当に町民の願いであり、地域の願いが強く強く込められているということで、私も重く受けとめているのですけれども、経過を見ていきますと、ちょっと残念ながら、3学級というふうになりそうな様子ではあるのですけれども、事前に、きょう9月5日あたりに、道教委のほうから配置計画が決定、公表されるというふうなことも聞いているのですけれども、3学級と言われてしまったら、もうこれは受けとめざるを得ない、そういうことになるのでしょうか。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
先ほど、若干触れさせていただきましたけれども、本日、午前に北海道教育委員会が開催されて、その中でこの高校配置計画が決定されました。そして、幕別高校については、3間口というふうに決定されました。私ども、先ほど申し上げましたが、4学級を望んでいました。それにあわせて、町民の方々、商工会、PTA の方々、皆さん、同じような考えのもと再度要望してきたところであり、その点については非常に残念だなというふうに感じています。ただもう一点、単位制というのを私ども望んでおりまして、この単位制につきましては、個々の生徒の多様なニーズに応えられるよう、選択の幅を拡大するという手法になっております。生徒一人一人に対しまして、その興味、関心、進路希望あるいは学習の進度、そういうものに応じてさまざまな教育を受ける機会を確保できるという制度でございます。で、単位制になりますと、一般の学年制に比較いたしまして、多くの先生を加配という形で配置できるということになりますので、充実した教育、先ほど言いましたけれども、生徒の多様なニーズ、一人一人の思いに応えられるような学校経営、学校運営ができるのではないかなというふうに我々考えております。子供たちにとって何が大切なのか、子供たち何を望んでいるのかという観点で、単位制について引き続き、この後お願いをしていきたいというふうに考えているところであります。
質問 6番 小島智恵
3間口が決定され、公表されたということで、これは残念ながら受けとめなければいけないということで、受けとめさせていただきたいと思います。新しい学校名についてなのですけれども、今後、幕別高校内に準備委員会を組織して、具体的に検討を進めていくということで答弁あったと思いますけれども、町民の皆さんに公募をしていくのが望ましいのかなというふうに思うのですけれども、学校名どのように決められているのか、おわかりでしょうか。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
学校名につきましては、基本的にその準備委員会の中で決めるということになっております。その準備委員会の中には、江陵高校もサポートする形で入るというとこになっております。ただ、私どもといたしましては、先ほども申し上げましたが、道教委、江陵高校、町、幕別高校、この四者でつくる連絡会を、今、立ち上げたところでございます。そういう中で、学校名どうしてほしいとかという要望をぶつけていって、例えば網走の高校だったと思いますけれども、アンケート調査ですとか、そういうのを募集、公募して、その中から準備委員会のほうで選考したという経緯があるというふうに伺っております。今回もそういうようなことで、町民の方々の声を反映していただけるよう、この後お願いして行きたいというふうに考えています。
質問 6番 小島智恵
網走でもそういった前例が、公募の前例があるということで、幕別もそのようにしていただければなというふうに思います。道が高校の設置者というか、中心となっているということは十分承知しているのですけれども、そうでありましても、幕別町内における地域の高校ですので、やはり町民の皆さんにも、そういった新しい学校名、募集していくこと、そういったことが望ましいなというふうに思いますので、お伝えしたいと思います。次に、魅力ある高校になるために、町としての支援についてでありますけれども、高校進学を控えた生徒さん、保護者の方からも選んでいただけるような、本当に魅力のある高校になるよう努力も必要かなというふうには思うのですけれども、何点か挙げていただきましたけれども、どれもいいことだなというふうには思うのですけれども、このスクールバスの運行ですけれども、これも通学時、坂道とか大変ですので、大事なことではあるのですけれども、実際、費用の面で、本当にこれは実現可能なことなのかお聞きしたいのと、あと給食の提供ですね。これまで同僚議員からも質問出ておりましたけれども、食数が確か 3,000 食だったかと思うのですけれども、そういった容量の中で、なかなか高校にまで給食を提供するのは難しいといった話が出ていたのかなというふうに思うのですけれども、これもまた、実現可能なことなのか、2点お伺いしたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
支援につきましては、今後、四者会談、四者会議の中で教育課程を練っていく、そしてその教育課程、魅力ある教育課程、あるいは充実した教育課程にするために、どういった支援が必要かということも出てまいりますので、今、先ほど教育長申し上げたことにつきましては、一つの例として申し上げたわけでありまして、それを絶対やるとか、そういうことではなくて、一つの例としては考えられるということで、例示をしたつもりでありますので、いずれにしても教育課程をまず充実することが何といっても大切であります。通学費の助成をするとか、スクールバスを出すというのは、根本的なことではなくて、2次的なことでありますので、まずは教育課程の中で、子供たちが行ってみたいと、そういう学校をつくり上げること、そこにまず専念をし、そしてそれに付随して支援が必要であれば、考えてまいりたいというふうに思っております。
質問 6番 小島智恵
金銭的な支援だけが全てではないというふうには、私も思うところなのですけれども、給食の提供なんかも本当に負担軽減という面では、弁当を持参しなくてもいいといった形でもありますので、実現可能であれば実現していっていただきたいというふうには思います。また、コミュニティスクールですけれども、この制度の仕組みとしましては学校だけではなく、保護者や地域の方々のご意見を学校運営に反映していくということで、地域の声、思いを反映していくということでありますから、非常に大事な制度であるというふうに感じているのですけれども、これは見通しとして、導入はどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
コミュニティスクールの導入の見通しということでございます。今、議員おっしゃいましたとおり、地域で支えていくという考え方のもと、この制度があります。それ先ほど、町長が教育課程の話に出ましたけれども、そういう面にも関連してくるのかなというふうに思っております。例えば、地域の教育力を使って、地域の人たちを活用してというとあれですけれども、手伝っていただいて、ふるさとに関する授業だとか、そういうこともやると。それによって幕別町を知る、どこにいても幕別町を考えてくれるような子供たちを育てるという意味で、非常にいい制度だと思っております。道教委におきましても、これまで小中も含めまして、コミュニティスクールを導入したいという意向で、今進んでおります。そういった意味でも、これはぜひとも実現できるのかなと、実現しなければならないし、実現可能なのかなというふうに考えております。
質問 6番 小島智恵
次に、先ほど単位制についてお話ありましたけれども、これまでも要望してきましたけれども、これからも今後も要望していくということであったと思うのですが、先ほど金銭的な支援という話もあったのですけれども、金銭的支援も大事ですけれども、やはりそれだけでなく、単なる普通科ということでもなく、生徒さんたちの多様なニーズに応えられるような教育課程が必要だろうというふうに思うのですけれども、これについては今のところどのようにお考えになられているのか、お伺いしたいと思います。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
先ほど、町長も申し上げましたけれども、学校教育、高校の教育、スクールバスを出すだとか、そういうことではなくて、やはり子供たちにとって魅力ある学校をつくると。それが先ほど言いました、それぞれの子供たちのニーズ、関心に応じて授業を組み立てられる、科目を設定できると、そういう意味で、ぜひとも実現させたいと。そういう中には、これまで培ってきました幕別高校、江陵高校の伝統、例えば幕別高校であればインクルーシブ教育ですとか、キャリア教育。江陵高校ですと、福祉関係の就職、進路、スポーツ関係の活発化というようなこと、こういうような特徴がありますので、そういうようなものを生かして魅力ある学校にするという意味で、何としてもこの後、四者連絡会、さらには幕高でつくる準備委員会、そういう中で、何とか実現できるようにお願いしていきたいというふうに考えています。
質問 6番 小島智恵
ニーズだとか選択肢が広がるような形で、選んでいただけるような高校を目指していただきたいと思いますし、今おっしゃられたようなすばらしい伝統、両校とも持ち合わせておりますので、ぜひ生かしていただきたいなというふうに思います。今後にご期待申し上げまして、次の質問に移りたいと思います。次は、海外資本、外国人による森林、土地の買収についてであります。最近の世界情勢を見てみますと、他国からの脅威としましては、連日、報道されております北朝鮮のミサイル、核実験の問題があります。8月 29 日には、襟裳岬上空をミサイルが通過したばかりでありまして、大きな脅威に直面しているわけなのですけれども、このようにあからさまに、目に見える形で脅威も起きているのですけれども、この外国人よる森林等の買収問題については、あまり気づかれない形で、水面下でじわじわと起きている、そういった脅威も私は感じておりまして、取り上げさせていただきました。平成 22 年あたりからですか、小野寺元道議がかなりこの警鐘を鳴らされておりまして、表沙汰になりましたけれども、それからもう何年もたっておりまして、そして国会のほうでも何度も議論されておりますけれども、それでも買収に歯どめがかからない、そういった状況が依然として続いているというふうに認識しております。それで、町の見解、答弁ですけれども、現行の法制度では制限されない現状にあり、住民の暮らしを脅かしかねないと。国の責任において、必要な制限を設ける法整備を行うべきという考えをお示しいただいたところなのですけれども、本当にそのような考えで住民の暮らしを守れるのかということであります。やはり一番身近な地方自治体である町が、土地、水源等を保全する、守っていくのだというそういう考え方、気概が大事だというふうに思います。本当に住民の暮らしが脅かされないように未然に防いでいくためには、町の条例など、そういったことも検討する必要あるというふうには思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
もちろん住民の安全、安心というものは、町が守っていかなければならない、これは重々承知しているわけであります。ただ、そういう中にあって、例えばこの水源の確保などについては、果たして町の条例で守りきれるかという問題があるわけでありまして、やはりここは、法治国家ですから、法でしっかりと制限をかけないと、条例で私はどうにもならないというと、ちょっと言い過ぎなのかもしれませんけれども、本当にとめられないというふうに思っております。逆に、とめられる方法があるのであればお聞きしたいなとも思っているところであります。
質問 6番 小島智恵
答弁にありましたけれども、過去には国会等で何度も、この問題が取り上げられてきたようでありますけれども、いかんせん国のほうで法整備がなされていない状況でありまして、その間、買収がどんどん進んでいる、十勝にまで及んでいるということでありまして、特に北海道の買収が多くを占めるというふうな形ではあるのですけれども、やはり気をつけなければいけないことは、入り口が民間レベルの買収であったとしても、後から中国政府なんかが接収できるわけであります。その政府が強制的に取り上げることができる、そう考えますと、知らず知らずのうちに占領というのがもう始っていると言っても、これは過言ではないのではないかというふうに思います。安全保障上、非常に懸念されることでありますし、また水源ですね、中国など水質汚染が進んで、そういった北海道のきれいな水を欲しているような状況でありますけれども、私たちの大切な水、生命や生活に欠かせない水が脅かされること、これも絶対にあってはならないことであるというふうに思います。そう考えますと、やはり一番身近にある町が、責任を持つこと。条例化など、何らかの形でもやはり規制する方法、これを検討していくこと、ちょっとしつこいようでありますけれども、規制する方法が必要ではないかということで、もう一度、再度お伺いしたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
先ほど申し上げましたけれども、規制する方法が、条例で規制する方法があれば、本当にお伺いしたいなというふうに思うわけでありまして、国防上の問題というふうに小島議員おっしゃっているのですね。であれば、なおさら、国の責任において、しっかりと法整備をすべきだろうというふうに思っております。ただ、現実面を見てみますと、我が町、上水道なり簡易水道の水源がありますけれども、全部が完璧ということにはならないのですけれども、というのは、表流水を利用しているような場合は、上流で何かをされると、これはもうどうしようもありませんので、新和の簡水あたりは表流水を使っておりますので、ここはどうしようもありませんけれども、他の水源を見ますと、周りが畑に囲まれているわけでありまして、そこは畑であるということになると、誰でも畑を、農地を取得することができませんので、そこで一つチェックが入るだろうというふうに思っていますし、全部が全部畑、農地ではありませんけれども、農地を保護するような、原野のようなものも中には若干の面積ありますけれども、これもそこだけで利用できるような大きな面積とはなっておりませんので、私は基本的には表流水を使っているところ以外は、今現状においてチェックがかかっているのだと、そういう実態であるのだというふうに思っております。
質問 6番 小島智恵
農地によってそういうチェックが入る、保護されるというような状況もあるということなのですけれども、足寄町さんのケースですと、中国国籍の個人の方が買われたわけなのですけれども、3.2 ヘクタールということで、それで今年の6月に足寄町の町議さんが一般質問に立たれて、かなり警鐘を鳴らされたという状況なのですが、足寄町さんの場合は、水源地を含まないということで、国土利用計画法の中で、それに基づいて届け出の義務はあるのですけれども、事後の届け出制ということで、チェックされずに取引されているということで、これも問題だとは思うのですけれども、この取引、実際どんな状況なのかということなのですけれども、いきなり、その中国国籍の方が初めに取得したわけではなくて、初めの名義の方が帯広の在住者。で、その後東京在住者、そして中国国籍の人へと渡っているということで、転売というふうにもとれるのですけれども、意図的に怪しまれないような形で何かそのようにしているともとれますので、本当に何といいますか、気味が悪いといいますか、こういったことが十勝管内で現実に起きているということで受けとめなければならないのですけれども、大変気持ち悪いような状況であります。それで、今ある条例についてちょっと触れますけれども、北海道の水資源の保全に関する条例なのですけれども、これ罰則はないということで、北海道市長会では、この条例の規制が不十分だと判断をいたしまして、政府に新たな法整備を求める要請書をことし6月ごろに提出されたそうであります。この道の条例が不十分だとする見方もあるのですけれども、我が町として考えますと、この条例が適用されますには、水資源保全地域といった指定を受ける必要がありまして、幕別町内においては指定されている地域は一つもないというふうに聞いているのですけれども、まず全くないのかということを確認させていただきたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
町内においてはありません。これは、先ほど申し上げたように、そこで届け出でもいいから、事前に情報が入るということは、これはもう当然否定するものでもありませんけれども、先ほど申し上げましたように、うちの町の水源の現況を考えたときに、効果はもう得られている、現行の農地法の中で効果が得られるという認識であります。ただ、表流水については、これは指定したとしても、上流部で何か悪いことをされれば、全くこれ意味もないわけで、流域全体を、では指定地域にするのかという非常に現実離れした問題にもなってくるわけでありまして、そんなことから道からの問い合わせがあったときには、実効性という点で幕別町においては指定をしないと、そんな結論を出したわけであります。
質問 6番 小島智恵
指定をしないって、ちょっと理解できないのですけれども、道のほうから毎年確認を町のほうにしているという話も聞いているのですけれども、そうやって毎年ありませんということでおっしゃられていると思うのですけれども、これ実際に指定していったほうが、やはり水の保全につながるということになるわけですから、そういった地域、加えていくこと、これ何で考えられないのか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
指定をしなくてもわかり得るということで、指定をしないという意味で申し上げたわけであります。実効性ということで考えた場合に、届け出してもらう、そういう動きが事前にわかるというだけで、これはもう意思が変らなければ、小島議員の言うように、悪意を持ってそこの土地を利用しようと思えば、これは歯どめがかからないわけでありますので、わかったから、ではどうできるのだというところは、その問題は解決しないというふうに思っております。
質問 6番 小島智恵
この条例なのですけれども、不十分ではあるのですけれども、売買の3カ月前に事前に道に届け出が必要ということで、その際に、市町村にも通知されて、そこでチェックができたり、意見を聞いたりということで、審議会の意見も必要に応じ聞けるということで、そういった情報だとかチェックだとかも、できるのは確かなのかなというふうに思うのですけれども、そういったことを考えると、指定していったほうがよろしいのではないかなというふうに思うのですけれども、ちょっと理解が進まないですけれども、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
一つ一つの水源を説明しなければ、なかなか理解は進まないのかなというふうに思いまして、先ほど農地がほとんどで農地法の規制がかかるよというお話をさせていただきましたけれども、実は忠類の栄町でありますとか、糠内の簡水は市街地もエリアに入るわけでありまして、1キロ以内を指定をすると、道の方針ではそういうことになっておりますので、そうすると水源から半径1キロの円を描くと住宅地へかなり入ってくるわけでありまして、そこも指定の対象にすることの意味合いというのはあるのかなというふうになるわけであります。指定して、そこで事前に防ぐ手だてになれば、私はそれは大いにやるべきだというふうに思いますけれども、ほかの方法、農地法のほうで知り得るわけですね。農業委員会の許可がいる、あるいは基盤強化法によっても農地利用集積計画は町が決定しますので、知り得るわけでありますので、そういう代替的な知り得る方法があるにもかかわらず、道のほうの条例の地域指定を受ける必要があるのかなというふうに思うわけでありまして、ましてや表流水を使っているところだと、どこまで指定するのだという問題が出てくるのですよね。防げないのですよ、これ。そんなことから、現状のところ、必要性は薄いというふうに判断をしています。
質問 6番 小島智恵
それでは、最初に立ち返りまして、やはりその条例等そういった規制についても、今後、前向きなお話はいただけなかったのですけれども、検討をしていただけるようにご期待を申し上げまして終わりたいと思います。議長(芳滝 仁) 以上で、小島智恵議員の質問を終わります。この際、15 時 15 分まで休憩いたします。15:07 休憩15:15 再開