幕別町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月21日
郷土文化資料館の整備充実を
2017年6月21日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「郷土文化資料館の整備充実を」について質問し、教育長 田村修一、町長 飯田晴義、教育部長 岡田直之、生涯学習課長 石野郁也が答弁しました。
- 質問者
- 野原惠子 議員
- 答弁者
- 教育長 田村修一、町長 飯田晴義、教育部長 岡田直之、生涯学習課長 石野郁也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 野原惠子
通告に従いまして、次の質問をいたします。郷土文化資料館の整備充実を。幕別町の郷土文化施設として「ふるさと館」「蝦夷文化考古館」「ナウマン象記念館」があり、幕別の歴史や文化を学び、次世代に引き継いでいく大きな役割を果たしています。今「ふるさと館」と「蝦夷文化考古館」は、施設が老朽化し、施設整備が検討されています。ふるさと館は、昭和 54 年(1979 年)に幕別町が自然とどうかかわって発展してきたかを知り、歴史の面と自然科学の面から見詰め直そうという町民の願いから、郷土の歴史資料を保存し展示する施設として開設されています。また、いろいろな体験活動を通してふるさとを理解することを目的としている「ジュニアスクール」など、教育にも重要な役割を果たしています。蝦夷文化考古館は、昭和 34 年(1959 年)、アイヌの指導者吉田菊太郎氏が、アイヌ民族の民具や着物類など永久に保存しようと、幕別町を初め関係団体、個人から寄附を仰ぎ建設しています。幕別の土台を築いてきた歴史資料が展示されている貴重な資料館です。資料館は、町民がいつでも気軽に利用でき地域に開かれていくことにより、幕別の歴史に関心を持ち、愛着を深めることになります。さらに、幕別を訪れる人々に幕別を紹介する施設として大きな役割を果たすことになります。今年度、町では、幕別町郷土文化資料館の整備等基本構想の策定を進めていくとしています。よって以下、次の点についてお伺いいたします。1、ふるさと館・蝦夷文化考古館の施設整備、位置の構想は。2、施設の運営には専門員の配置が重要であるが、どのように配置していくのか。3、郷土文化の掘り起こしをさらに進めていくには、資料の収集、整理、保存が必要である、今後の方針は。以上です。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
野原議員のご質問にお答えいたします。「郷土文化資料館の整備充実を」についてであります。自然環境や歴史的背景の中で培われてきた歴史資料や文化財は、先人の暮らしや精神文化を知る歴史的・民族的な価値があるだけではなく、郷土への誇りや愛着を育てるための重要なふるさと資源であり、町民の共有財産、知的資源であります。郷土資料を適切かつ継続的に収集、整理、保存し、公開することは、将来の文化発展の基礎となるものであり、町と教育委員会の重要な責務であると認識をしているところであります。このようなことから、白人コタンのアイヌの指導者であった故吉田菊太郎氏が、アイヌ民族の先祖が残した収蔵品を陳列し、保存するために建設した資料館を昭和 41 年に町が寄附を受け、蝦夷文化考古館として管理運営しているところであります。また、ふるさと館は、ボウリング場として建設されたものを昭和 53 年に町が取得し、町の郷土資料を保存、展示する施設として昭和 54 年にオープンし、一般に公開しているところであります。さらに、平成 18 年には忠類村との合併により、忠類ナウマン象記念館を加え、考古館は生活史、ふるさと館は産業史、ナウマン象記念館は自然史と、3館それぞれの個性や特徴を生かして、ふるさとの郷土史と文化史を後世に伝える場としているところであります。ご質問の1点目「ふるさと館・蝦夷文化考古館の施設整備、位置の構想は」と2点目の「施設の運営には専門員の配置が重要であるがどのように配置していくのか」につきましては、関連がありますのであわせて答弁をさせていただきます。ご質問にありますとおり、蝦夷文化考古館は昭和 34 年、ふるさと館は昭和 45 年に建設されたものであり、それぞれ 58 年、47 年が経過しようとしており、両施設とも老朽化が進んでいるとともに、貴重な郷土文化資料の保存につきましても、今後、雨漏り等による資料の劣化が懸念されますことから、施設整備のあり方や資料の保存、展示方法等について検討を進める必要があると認識をいたしております。このようなことから、これまでさまざまな角度からそのあり方等について検討を進めてまいりましたが、より具体的な検討を行うため、平成 24 年6月に町文化財審議委員会に町指定文化財の保管と活用について諮問し意見をいただいたところ、「両施設については、新設、改修等の早急な対応が必要」との答申があったところであります。教育委員会といたしましては、この答申を踏まえ、「先人の遺産を後世に伝える」という基本理念を掲げ、その具現化のために「資料収集機能」「整理・保存機能」「公開・普及・教育連携機能」の目指すべき三つの機能を有する施設の整備方針として、「(仮称)幕別町郷土文化資料館整備等基本構想(案)」を作成し、平成 27 年3月に町文化財審議委員会にお示しをし、ご意見をいただいたところであります。基本構想(案)に対する本委員会からの意見といたしましては、「各種資料の保存管理の上からも両館は合築が望ましい」「資料の適正な保存管理のため、空調の整備を望む」「ふるさと館の建てかえについては、現敷地にこだわらなくてもよいのではないか」などのご意見をいただいております。基本構想(案)では、新たな郷土文化資料館として、ふるさと館と蝦夷文化考古館の機能をあわせた施設を新築し、建設位置につきましては、現蝦夷文化考古館敷地としているところでありますが、ふるさと館を別の場所、蝦夷文化考古館を現在の敷地で新築することもあわせて検討することといたしております。新たな郷土文化資料館の諸室の構成案につきましては、幕別町の自然や歴史、文化に関する資料の収集・保存、公開・普及などを行うための配置を想定しております。資料館のメーンとなります常設展示室は、「幕別町を知る契機」をテーマとした展示とし、幕別町の歴史や自然、産業のあらまし、幕別町の特徴、成り立ちなどを紹介するスペースとしており、さらには、特別展示室や収蔵室、研究活動室、事務室などの整備を想定しております。専門員の配置につきましては、教育委員会では、町民の郷土文化に対する理解を深めることを目的として、平成 18 年度から専門的な人材として、郷土文化研究員を配置し、郷土の歴史や民俗、芸術・文化、産業並びにアイヌ民族に関する資料の収集や整理を行っているところであります。また、ふるさと館におきましては、昭和 54 年の開館前の準備段階から、町民のボランティア組織である「ふるさと館事業委員会」の皆さんが資料整理や企画展示、郷土史研究、ジュニアスクールの運営などを行っており、歴史の散歩道などふるさと館以外の事業にも協力をいただいております。本年4月には、本町の歴史や文化に精通している方を郷土文化特別相談員として委嘱したところであり、「(仮称)幕別町郷土文化資料館整備等基本構想」の策定に際しましては、特別相談員にも協力をいただくとともに、資料の展示方法や保管方法など、より専門的な知識が必要となりますことから、博物館学芸員資格のある地域おこし協力隊員の募集につきましても、現在、準備を進めているところであります。なお、施設の運営に関する専門員の配置につきましても、今後、基本構想の策定において検討してまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「郷土文化の掘り起こしをさらに進めていくには、資料の収集、整理、保存が必要であるが、今後の方針は」についてであります。本町の歴史的・文化的資源である郷土文化資料は、幕別町に関する先史時代の埋蔵文化財やアイヌ民族の品々、開拓期から今日までの産業や生活に関する用具など、全てを収集対象としているところであります。今後におきましても、広報紙等を通じ町民の方々に情報の提供を求め、引き続き郷土文化研究員や郷土文化特別相談員に協力をいただき、新たな資料の収集を進めるとともに、寄贈や寄託、発掘などの方法により収集した資料を良好な状態で次世代に継承するため、適切に整理・保存し、収集した資料に関する情報を図書館のシステムと連携して活用できるよう、基本構想の策定において検討してまいりたいと考えております。以上で、野原議員のご質問への答弁とさせていただきます。
質問 11番 野原惠子
今、ふるさと館・蝦夷文化考古館の施設整備、位置の構想ということですが、まだ基本構想の段階ということで、さまざまな町民の意見などを取り入れていく可能性、そこは十分に配慮していただきまして、これから実質計画を進めていくときには、そういう意見も取り入れた構想にしていくことが必要ではないかというふうに私は思っております。それで、合築、単独にするにいたしましても、考古館は生活史、ふるさと館は産業史、ナウマン象記念館は自然史、こういう形で分類しているということですが、合築した場合にはそれぞれに、考古館は考古館の持っている資料、それから、ふるさと館はふるさと館の資料ということで、それは専門員の方の力をおかりしてどう進めていくかということになると思うのですが、今、考古館も本当に古くなっておりまして、現在でも雨漏りがしているだとか、すき間風が入っているですとか、それから今ある資料も、本当にあと何年かけて新しい資料館ができるかというのは、これから三、四年はかかると思うのですけれども、それでもそれに耐えられるのかというような、そういう状況になっていると思います。それと同時に、この考古館に関しては、幕別町の人だけでなくて、これから学芸員になろうと思っている方、それからこういう歴史に興味のある方も訪れまして、その考古館の魅力というのを幕別に住んでいる人以上にその魅力を発している、来館者の感想などをお聞きいたしましても、そういう感想が寄せられているという状況です。ですから、そういうこともきちっとあわせながら、これから合築にしていくのか単独にしていくのかということになっていくと思います。それで今、単独の場合はふるさと館は別、考古館は現地、それから合築の場合はどうするかということになるというふうにお聞きしていますので、そこもしっかり検討していって、次世代にしっかりそれが残って伝わっていくような施設にしていくことが大事だというふうに考えております。それで、建築場所になるわけですけれども、ここの建築場所は考古館は現在地、ふるさと館はこれからどうしようか、合築の場合は今の考古館のところに建てていくというお答えでした。それで、この建築場所なのですけれども、開基百年記念事業のとき、幕別町が開基 100 年というふうになったときの事業に、今のスマイルパークのところに温泉プールですとか、それから資料館ですとか、そういうものを建築する計画ということで、あそこに用地を買っております。その用地なのですけれども、そのときに地方拠点都市法の拠点地域の指定を受けるということで、用地を購入しておりますよね。ですから、そのときにそういう計画があったと、今、二十四、五年たっているのですけれども、そういう目的で広大な土地を買っているわけです。ですから、そういうこともきちっと土地活用をしていくという視点で、資料館も建てるということで買っているわけですから、そういうところを利用して、そこに資料館を建てるということも必要ではないかと私は思うのですが、教育長はその点どのようにお考えでしょうか。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
百年記念ホールの前の百年記念公園につきまして、用地を買ったときにはそういう話はなかったかと思います。その後で、地方拠点都市の事業の関係で、そういう計画が出てきたと。ただ、それにつきましても、ちょっと私、年度は覚えていませんけれども、その計画はなくなったというふうに記憶しております。いずれにしましても、ただ、そういう場所も含めて、どこにするのかと、どこが最適なのか、あるいは合築がいい……、先ほど合築するということをした方がいいのではないかという答申と、さらにあわせて別々に新築してもいいのではないかという答申、両論併記でご意見をいただいておりまして、まだどういう形にするかというのは決まっておりませんので、今年度からこの基本構想の策定作業に入りますので、その中でさまざまなご意見を伺いながら検討させていただきたいなと思っております。
質問 11番 野原惠子
これから基本構想ですから検討に入るとは思うのですけれども、そういうときにやはり教育委員会がどのような姿勢で臨むかということも大事だというふうに私は思っております。こういう中で、百年記念事業のときに土地を購入するときに、本当にこのような広大な土地が必要なのかという、そういう意見も多々出されているというふうにお聞きしております。それで、構想が消えたということでしたけれども、その構想が消えた理由というのはどのように押さえているのでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
今のお話につきましては、平成5年に地方拠点都市法に基づく基本計画が策定された、そして、その策定の上では、拠点法そのものは非常に期待感があって、あたかも金がたくさん天から降ってくるのではないかぐらいの、そんなような期待感が実はありまして、拠点法の重点的にお金が投資される地区を拠点地区といったのですが、何とかこの拠点地区をたくさん町内に獲得したいと、そんな思惑から計画づくりを進めていったわけでありまして、その拠点地区としての指定を受けるためには、なるべく盛りだくさんの要素といいますか、魅力ある施設づくりというものを盛り込むべきであると。そんなような考え方がありましたことから、考えられるべき事業については全て盛り込んでいって、拠点地区、こんな地区をつくりたいのだと、そういう国への訴えかけをしたものは、今、当時の構想として残っているというか、構想がありまして、その中には百年記念ホール、当時は文化ホールといいましたかね、百年記念ホールであったり、教育研修センターであったり、あるいはそのときはありましたけれどもスポーツセンターであったり、あるいはパークゴルフ場であったり、のびのび広場であったりと、本当にいろんな要素を、池まで絵の中にはあったりもしたわけでありますけれども、そんな事情がありまして、当時はそういった構想を持ちながら拠点地区を獲得しようと、そういう働きかけを国にしたわけでありまして、その後は、現実的には、現実に立ち返ったときにはなかなかそこまでの投資はできないわけで、もう既にあの 30 ヘクタールには 100 億円程度の投資がなされておりまして、その後の百年記念ホールを建てる際には、あの 30 ヘクタールは、百年記念事業でもありましたので、100 年先の幕別町町民に残す貴重な憩いの場にしようと。それは緑の城壁で囲まれたそういった町民の憩いの場にしようと、そういうふうに計画の転換がなされたわけでありまして、それが今現在に至っているというのが実情かというふうに押さえております。
質問 11番 野原惠子
地方拠点の指定を受けるためにそういう計画を盛り込んだという答弁でした。その後にその計画がなくなったということでしたけれども、現在、その購入した土地に、当時は温水プールですとか歴史民俗資料館、あるいは憩いの家ですとか、教育研究施設ですとか、そういうものを建てたいという計画の中でその指定を受けたということでした。そういうことで、行政というのは続いていくものなのだと思うのです。政策というかそういうものは、人がかわっても、私、続けていくものだと思うのです。そういうことで土地を購入したのであれば、今その計画の中にある資料館を建設するという計画が出てきたわけですから、そういう計画とリンクすれば、今あるスマイルパークにこの新しくできる資料館を建てる計画がそこにあってもいいのではないか。リンクするということ、今から 25 年前のこの計画と今ある計画ということは、その財源が保障、これから建てるための財源をこれから決めていくということで、では土地をどうするかということであれば、今ある土地を有効に活用するということが非常に大事だと思うのですね。今ある土地は町民の財産でもあるわけですから、その土地をどう活用するかということは、その当時に立ち返ってやはり検討していく必要があるのではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
地方拠点都市のお話をしましたけれども、地方拠点都市の拠点地区の指定をしていただくがためにいろいろな事業を盛り込んだわけでありまして、その後において百年記念ホールの実際の建設計画が出てきたわけで、その建設計画のときには、あの 30 ヘクタールの中で百年記念ホールが核施設になるだろうと。ですから、それを中心にした土地利用も図っていくべきだということで、建築の設計を担当したところに、30 ヘクタールの土地利用も含めてどういった活用がよろしいのかなという結果、100 年先の町民に残すべき貴重な財産で、何だかんだたくさん施設を埋め込むのは有効利用に当たらないのだと、配置することが有効利用には当たらないのだということで、何もないことこそ 100 年先に残すべき貴重な財産だということで、計画の修正がそこでなされたと。百年記念ホールの建築の際に、建築計画が出たときに修正がなされたということで私は認識しております。
質問 11番 野原惠子
その修正されたときには、多分、膨大な費用をかけて議会に諮ってやはり購入をしてきたという、土地の購入というのはそういう経過があると思うのですけれども、修正を図るときに、ではそれを町民とか議会に、町のお金で買ったわけですから、そういうことを提案したのかというのはちょっと疑問に思います。それで、そのときに、何もないのが有効活用だというご答弁でしたけれども、今あそこを、百年記念ホールを核として土地利用を考えていくということであれば、やはりこの幕別町のまちづくり、そういう観点から見ると、百年記念ホールは、今、本当に利用されております。それと同時に、やはりこの民俗資料館というのは、幕別町の先代の歴史、それから今につながる、そういう歴史を資料としておさめていく施設でもあると思うのですね。それで、その施設は、よく図書館は本とかそういうものの利用する場所ですけれども、こういう資料館というのは、心を癒やし、そして後に自分自身を元気にしていく、そういう場でも私はあると思うのです。ですから、そういうものとあわせて百年記念ホールに続けて、歴史をきちっとそこで後世に残していく、そういう立場では有効活用の施設であると思うのですが、その点いかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
今の構想の中では、ふるさと館と考古館の機能をあわせたものを1カ所につくることが好ましいであろうという、今そういう段階にあるわけであります。そうなったときに、考古館がどこでもいいのだということにならないわけなのですね。やはり機能的には二つあわせたものを持つのがいいだろうと。ただ、考古館機能、今ある考古館の部分については、これはどこでもいいということにはなかなかならない。それは、やはりアイヌの方々のそこには思い、歴史というものがあるわけでありまして、これはやはりあの地域であるということは、これは伺っているところでありまして、今後、その辺の意思確認というものも当然はっきりとさせなければならないというふうに思いますけれども、今までの流れの中では、やはり考古館については、あの場所での建てかえであると。そういうことがありますので、これを百年記念ホールのところに持っていくというのは、今の段階でははっきり申し上げられることではないというふうに思います。
質問 11番 野原惠子
確かに、考古館の役割、それから考古館のインパクトというのは、本当に私たちいつもそこを視察させていただきまして見ているのですけれども、町外から来られた方にとっては本当にインパクトの強い施設だということは、2年前の朝日新聞の記事にも載っているのですけれども、それは重々承知な上なのですけれども、これを後世につなげていく、そういう点であれば、やはり考古館とふるさと館というのは連携している、そういうものでして、そこのところをどのようにつなげていくかというのは、本当に検討が必要だというふうには思うのですけれども、今、教育長の答弁の中では、今の考古館のあるところにふるさと館もあわせて建設していきたい、基本構想(案)の中では、そういうふうに考えているという答弁をいただいています。そうしますと、あそこに建てるのかなというふうな思いも私は受けているものですから、もしそこにふるさと館と考古館を一緒に建てるということになっていった場合に、建設地はどこになるかというところが一つ大きな問題になるのではないかというふうに思ったので、こういう質問をしたのですけれども、やはり合築する場合には、今あるスマイルパークのところに、きちっとそのときの政策とリンクした形で建設していくべきではないかと私は思います。そういう点をしっかり踏まえた上での土地利用を進めていくべきではないかと思いまして、答弁をお願いします。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
百年記念ホールの百年公園の関係もということですけれども、繰り返しになりますけれども、考古館につきましては、吉田菊太郎さんから寄贈を受けてあの場に建っていると。今でもアイヌの方々はあの近辺に住んでいらっしゃって、昔からそこを生活の基盤にしていたと。そういう大事な地域であるということで、あそこから動かさないでほしいという、こういう気持ちを私どもも聞いておりまして、考古館については動かせないのかなというふうには思っております。そこで、今度はふるさと館、郷土資料館のほうをどうするかということになりますけれども、文化財審議委員会の中の両論併記とは言いましたけれども、合築も考えてはいいのではないかといった場合には、あの付近に町有地がありますので、そういうところに考古館を取り込むような形、生かして取り込むような形の合築ということも考えられるのかなというふうに考えてもいます。
質問 11番 野原惠子
考古館のあの場所でもし合築するという場合には、土地は十分に確保できる、それだけの土地はあるのでしょうか。
答弁 教育部長 岡田直之(教育部長は2019年3月まで)
現在の蝦夷文化考古館の敷地の隣にも町有地がありまして、約 3,000 平方メートルほど町有地がございますので、現在の基本計画(案)の中では、その中に建設が可能ということで考えております。
質問 11番 野原惠子
そうしますと、あそこにもし合築する場合、ふるさと館と考古館、それに生活館がありますよね。生活館も含めてできるという、それだけの土地はあるということでしょうか。
答弁 教育部長 岡田直之(教育部長は2019年3月まで)
現在、生活館のあるところは除いて建設が可能ということでございます。
質問 11番 野原惠子
基本構想の中でこれから煮詰めていくということですので、今スマイルパークの土地利用というところもぜひ検討の中に入れて、検討していっていただきたいと思います。それで、今あるスマイルパークの土地に何も建てないことが 100 年、200 年先の有効活用だというふうに町長は答弁されているのですが、これからもその方向で行くということなのでしょうか。その点、お聞きしたいと思います。
質問 11番 野原惠子
わかりました。では、そういう押さえでわかりました。では、次に移りたいと思います。
質問 11番 野原惠子
はい、済みません。次に、施設運営の専門員の配置の件なのですけれども、今、答弁の中で、これから専門員も配置していくということの中で、今、研究員、それから新しく特別相談員、そういうこれからの人の配置なのですが、どのような連携の中で、特別のこの相談員ということを配置されたのか。それから、専門員資格を持った方をこれからも検討していきたいという、そういうお答えをいただいておりますけれども、その連携はどのような連携になっていくのかお聞きしたいと思います。それと、ふるさと館事業委員、地域おこし協力隊員、研究員、特別相談員、このような人の配置ということですが、それぞれの役割と連携をどのように進めていくのかお聞きしたいと思います。
答弁 生涯学習課長 石野郁也(生涯学習課長は2018年12月まで)
まず、郷土文化研究員につきましては、内容といたしましては蝦夷文化考古館の収蔵物を中心に、ふるさと館収蔵物、それと旧幕別町及び忠類地区を含めた郷土文化に関しての研究調査を行い、歴史的位置づけを行っていただくという目的で配置してございます。それと、あと、今年度から制度化いたしました特別相談員につきましては、特命的に必要に応じた、教育長の依頼に応じて相談指導業務を行っていただくということで、当面考えているのが、仮称でありますが、郷土文化資料館の基本構想の策定に当たっての指導・助言をいただくという位置づけでございます。それとあと、今進めているのが、この基本構想の案を固めていくに当たりまして、専門的な学芸員資格をお持ちの方を地域おこし協力隊として採用させていただく形で、今、町長部局とも協議を進めております。それとあと、従来、ふるさと館につきましては、当初からボランティアの町民の方等によります事業委員会という形で、資料の整理とかも行っていただいている状況でございます。
質問 11番 野原惠子
そうしますと、特別相談員と地域おこし協力隊員。特別相談員という方は、基本構想を練り上げて、そして新しく施設が、文化資料館がきちっとできる、それまでの間の特別相談員ということになるのですか。それと、地域おこし協力隊員というのは3年間の期限ですよね。そうすると、それはこれからどのような方向で、こういう方々の協力を得るということになるのでしょうか。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
特別相談員につきましては、当面はと先ほど課長のほうからお答えさせていただいたのですけれども、今この委嘱した方、非常に幕別の歴史、文化に精通しているという書き方をさせていただきましたけれども、特にアイヌ民族、アイヌ文化の研究に非常に一生懸命やっていただいた方で、まだこれから残している仕事も実際に今あります。収蔵物の中でもまだ研究されていないものがあったり、あるいは蝦夷文化考古館の収蔵物の中に、さらにふるさと館の中にも依田勉三の肖像画だとかとそういうものが、どこのどこから誰に描かれたものだとかという、まだ明らかになっていない収蔵物が何点かあるということで、それらの研究もあわせてやっていただくというようなことを考えています。もう一点は、この特別相談員、例えばこちらから依頼して基本構想の打ち合わせやなんかに来ていただいたときには、町民の方に対して講座を開くとか、そんなようなことも考えておりまして、いつまでとか構想ができるまでという考え方ではありません。当面の間お願いしたいと思っております。それと、専門員、地域おこし協力隊員の募集と。これもここに答弁させていただきましたけれども、実際に建物をつくるとなると、本当に収蔵物をどうやって展示するのか、あるいは保管する保管庫はどういう形にするのかということはやっぱり非常に専門的な知識が要るということで、まずはその人たちにお手伝いいただいて、建物の構想を練るお手伝いをしてもらいたいと。こういうお三方、特別相談員、研究員、さらに新たな学芸員資格を持った方、これらがちょっとチームを組むと言ったらおかしいですけれども、そういうような形で構想案を組み立てていただきたいと、当面は思っております。施設が仮にできた後につきましては、また、そのときはどうするかということも、これも構想の中で盛り込んで練っていきたいということを考えています。
質問 11番 野原惠子
特別相談員は当面の間ということで、期限は決められていないというお答えでした。それで、幕別の歴史、そしてアイヌ文化などに精通されている方というお答えです。地域おこし協力隊員は学芸員資格のある方、地域おこし協力隊員というのは3年間の期限ですから、その後どうするかということになると思うのですけれども、幕別の歴史に精通されてアイヌ文化にも精通されている方、そういう方の力をかりてというお答えでしたけれども、そこがまさに学芸員を配置するという、そういうことが地域おこし協力隊の3年間の期限ということで今後どうなるのかということよりも、きちっと学芸員を配置して、それで施設運営をしていくという、そのことが今は基本構想に基づいてどう進めていくかということで、こういう方の力をかりていくということになると思うのですけれども、新しく施設ができた場合には、そういう考古館とかふるさと館ですとか、そういうものを展示するだけでなくて、資料をきちっと集めて管理して、そしてそれをどう展示して町民にそういうものをきちっと知っていただく、そういう意味では、もっともっとそういう専門員の力をかりて地域おこしをしていく大きな力になると思うのですが、こういうふうにして特別相談員ですとか協力隊員ですとか、そういう形ではなくて、そういうものをまとめた資料館の要となる人材の配置ということで、学芸員をきちっと配置することが大事だと思っています。それで、学芸員というのは、きちっと専門知識を持っているのと同時に、そういう施設の充実ですとか、地域と密着して町民の方が何度でも足を運んでいただく、そういう展示の仕方ですとか、特別そういう知識を持っている方ですので、この特別相談員という形で必要に応じて来ていただくよりも、そこに常駐している、専門知識を持った職員がそこに配置されているということが施設の充実につながると思うのですが、その点いかがでしょうか。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
施設ができた場合の運営の際の、いわゆる地域おこし協力隊員による学芸員と、これは先ほども言いましたけれども、構想の中で今後どうしていくかということを考えていきたいと思います。特別相談員とこの施設に常駐している専門員というのは、これはまた役割が違うので、その辺のところはちょっと別に考えていただきたいなと思っております。特別相談員は、先ほど来言いますように、非常にアイヌ文化、幕別町の歴史に詳しい方で、学芸員資格のある方も確かにノウハウはあるのかもしれませんけれども、その地域地域の文化、地域に根差した文化を知っているかというと、それはまた別な問題だと思います。一般的に、埋蔵文化財をどうやって保存するのだ、これはジュラ紀のものだとか何期のものだとか、そういうようなこと、あるいは展示の方法は博物館ではこうやっているのがベストだとか、空調をきかせて傷まない保存の仕方はどうだとか、それぞれまたその人によっても専門があろうかと思います。本当にこの地域のアイヌ文化あるいは開拓の歴史、こういうものを勉強して持っている方かどうかということは、これは僕は違うと思います。ですから、そういうようなことで、特別相談員については必要に応じて私どもから疑問な点を相談させていただくと。常駐する専門員につきましては、また、これは我々の職員がいいのか、あるいはこういう学芸員資格を持った方がいいのか、それとも今現在研究員としてお願いしている方がいいのか、そういうようなことも含めて、基本構想の中で位置づけして考えていきたいなと思っております。
質問 11番 野原惠子
人の知識も伝えていくものではないでしょうか。特別相談員は特別な知識を持っているというお答えでした。特別な知識を持っている、その知識を後世に伝えていく、そのことも大事だと思うのです。学芸員はそういう知識を持って、アイヌ文化だけではなくていろいろな知識を持って学芸員というのはいらっしゃると思うのですけれども、幕別のそういう知識を持っている方、特別相談員として配置する、そういう方の知識を後世に伝えていくためには、それではこれからどうしていくのだということになっていくと思うのですけれども、たしか特別相談員、研究員の雇用状況はどういう状況なのでしょうか。それがきちっと伝わっていくような手だてをとっていくということが大事だと思うのですけれども、その辺はいかがなのでしょうか。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
先ほど申し上げましたけれども、特別相談員につきましては、こちらからお願いすることがあったり、あるいはそういう際に来ていただいたときには町民に対していわゆる後世に伝えるという、そういうような仕事、講演会だとかそういうものをやっていただくという考え方を持っています。この方につきましては、あくまでも委嘱していて、常時賃金を払っているという状況ではなくて、こちらに来ていただいて講演会をやっていただくとか、あるいは研究活動をやっていただくとか、その際に旅費と日当を払わせていただくという仕組みなので、毎月とか毎日とか、日額とか月額で賃金を払っているという方ではなくて、先ほどから何回も言いますけれども、町の文化、アイヌ文化、町の開拓期の歴史、これに非常に詳しい方と。学芸員の方は確かにいろんな知識は持っているかもしれませんけれども、例えば東京にいた方が、幕別町の千住のアイヌの歴史なんてわかるかといったら、絶対わからないと思います。そういうことではないのです、だから。そういう役割は違うので、運営の際の常駐する職員というのは、うちの職員がいいのか、そういう学芸員資格を持っている人間がいいのか、あるいは今お願いしている研究員がいいのか、その辺のところは、我々は基本構想の中、策定する中で、今考えていくということでございます。
質問 11番 野原惠子
私は、特別相談員を否定しているわけではないのです。その方の持っている知識をどのように幕別に配置されている人たちに伝えていく手だてをどうするのか、そこが大事ですよと言っているのです。学芸員が、本州にいる方が幕別に直接、もし配置されたとしても、いきなりアイヌ民族のそういう歴史やなんかは身についていないかもしれません。でも、そういうものをきちっと伝えることで身につけていくことはできるわけですから、そういうことを言っているのです。ですから、そういう手だてをこれからどうとっていくのですかということを言っているのです。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
何度も言いますけれども、開設後の運営のそこに専門員を置くかということにつきましては、私どもの職員がいいのか、あるいはそういう学芸員の資格を持った人がいいのか、それとも今お願いしている研究員の方がいいのか、その辺のところを基本構想策定の中で考えていきたいと思っているということでございます。
質問 11番 野原惠子
それでは、これから基本構想の中に学芸員の配置を、ぜひ検討の中に入れていただきたいと思います。次に移ります。郷土の掘り起こしということですけれども、これは答弁をいただいております。それで、今どのように資料の収集、整理、保存、これ保存が非常に大事だと思うのですけれども、その保存は今現在どのようにされているのかお聞きします。
答弁 生涯学習課長 石野郁也(生涯学習課長は2018年12月まで)
保存につきましては、例えば寄贈でいただいた資料等を調査、整理した後に、すぐ展示する場合は展示室のほうに展示いたしますし、そうでないものにつきましては、保管庫のほうで傷まないように収蔵させていただいております。
質問 11番 野原惠子
それはそのとおりだと思うのですけれども、その保管の状況が今どういう状況になっているのかというのがちょっと不安に思うところがありまして、湿気を嫌うようなものはどういうような保管をしているのか、それから整理の仕方もどういうふうにしているのか、これから今までの保存の仕方、それから、これからは基本構想の中できちっと資料室も設置していくことになると思うのですけれども、その間の期限が3年、4年とあると思うのですけれども、それを現状のままでいくのか、それとも手を加えて保存をきちっとしていくような手だてをとっていくのか、その点をお聞きしたいと思います。
答弁 教育部長 岡田直之(教育部長は2019年3月まで)
現在の収蔵品につきましては、量もそれなりにありますので、ふるさと館の保管庫に置いております。しかしながら、教育長の答弁にもありましたとおり、これから、心配はされますけれども、今、改築なり新築をしようとしている段階で、既存の建物に多額の投資をするわけにはまいりませんので、できる限り換気に気をつける、それからなるべく湿気を排除するですとか、そういった方法は常々しておりますけれども、なるべく傷まないように保存してまいりたいというふうに考えております。
質問 11番 野原惠子
新しい施設ができます。その間に、どういう形になるかまだ構想の段階ではわかりませんけれども、資料を整理して、それで移すという形になると思うのです。そういう整理するときにやはり専門の知識のある方の力を借りなければ、貴重な資料であっても貴重だということがわからない方が整理すれば、資料になりませんよね。だから、そういう手だても今のうちからきちっとしておかなければ、資料もきちっと生かされたものにならないと思うのですが、その手だてを今からとっておかなかったら、膨大な資料ですから数日でできるとか、そういうものではありませんよね。だから、そういう手だてもこれから専門の方の力を借りてしていく必要があるのではないかと思いますが、その点はいかがですか。
答弁 教育部長 岡田直之(教育部長は2019年3月まで)
資料の整理につきましては、現在、郷土文化研究員1名おりますけれども、その方がふるさと館に、毎日ではありませんけれども常駐をしておりまして、資料の整理は日々行っているところでありまして、資料についても、どういったものがあるのかということも、今、整理段階ではありますけれども、データベース化をしているところであります。
質問 11番 野原惠子
今、研究員という方一人ですね。その方一人でその資料の整理を今進めているという状況なのでしょうか。一人で十分なのでしょうか。その点お聞きしたいと思います。
答弁 教育部長 岡田直之(教育部長は2019年3月まで)
郷土文化研究員は1名ですけれども、町の職員も常駐しておりますし、さらには、先ほど教育長の答弁にもありましたけれども、ふるさと館の事業委員会の方々、そういった方々のお力もお借りしながら資料の整理に努めているところであります。
質問 11番 野原惠子
職員、事業委員、そういう方の力を借りて整理をしているということでした。ちょっと不安もないわけではないのですが、そういう資料の整理こそ専門の方の力が必要だと思うのです。その資料というのは、図書館で言えば本、資料室、そういうことになるわけですから、本当に素人の人が見れば、何回も言いますけれども、そういう点で本当に専門の方の力を借りてきちっと整理していく、保存していく、そこがやはり問われていくことだと思うのですが、しつこいようですが、もう一回お聞きします。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
今、専門員の方々のノウハウを使ってという話で、今回、答弁させていただきましたけれども、学芸員資格を持った方の雇用に向けて準備しているところでございます。仮にこういう方が来てくれるということになった場合には、その策定だけでなくて、現在のふるさと館の運営の実務、これについてもお手伝いをお願いしたいなというふうには考えております。
質問 11番 野原惠子
そこがやはり資料の整理には大事だというふうに私は思っています。そこがやはり、知識のノウハウを持った方の力を借りるということでありますので、今回私が質問したその中身、一番の眼目は、やはりきちっと専門員を置いて、それを後世につなげていって、それでそこに幕別の町民ですとか、そこを訪れた方が、もう一回その資料館に行って心癒やされてまた元気になって、またそこに行ってそういう歴史につながる文化を地域に広めていく、そのことが町に対する誇りを持ってもらえる、そういう力になる施設だと思っておりますので、ぜひそういう施設になるよう、そして後世に残るような施設になるよう検討をいただきたいと思います。お答えいただいて終わりにしたいと思います。
答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)
先ほど最初の答弁で申し上げましたけれども、幕別町の歴史を知る、さらに皆さんに伝えていくと、こういう役割は、このふるさと館、蝦夷文化考古館、さらにナウマン象記念館に非常に大きな使命があるのかと思います。この使命を生かして、使命を果たせるように運営をしていきたいなと思っていますので、よろしくお願いいたします。