みんなの議会

幕別町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月9日

総務省は、全自治体に対し、公共施設等総合管理計画の策定を要請しています。その理由を

2017年3月9日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「総務省は、全自治体に対し、公共施設等総合管理計画の策定を要請しています。その理由を」について質問し、町長 飯田晴義、教育長 田村修一、住民福祉部長 境谷美智子が答弁しました。

質問者
野原惠子 議員
答弁者
町長 飯田晴義、教育長 田村修一、住民福祉部長 境谷美智子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 野原惠子

通告に従いまして、次の質問を行います。公共施設等の管理・運営計画は町民コミュニティを発展させるものに。政府は、2014 年、人口急減社会によって自治体が消滅しかねないなどとして、国と地方の対策をまとめた「地方創生」を打ち出しました。この中には、地域の現状を反映した自治体を支援する仕組みが含まれていますが、人口急減が予想される都市、行政サービスの集約化や公共施設の統廃合推進などの内容も含まれています。総務省は、全自治体に対し、公共施設等総合管理計画の策定を要請しています。その理由を、「大量の公共施設等の更新時期に対応するため」として、策定費用を特別交付税措置する上に、これまで認めてこなかった公共施設の取り壊しに限った地方債発行についても、管理計画に基づけば認めるとしています。策定においては、老朽化の状況だけでなく、社会経済状況の変化を見据えた集約・統廃合の計画が含まれなければならないとしています。さらに、市区町村の区域を越えた広域な検討、PPP/PFI(公民連携)の積極的な活用の検討などが示されています。このことから、管理計画が地域再編に関連づけられていくことが明らかになってきています。町は、今年度「幕別町公共施設等総合管理計画」(案)を策定しました。2016 年から 2056 年までの 40 年間と対象期間が長期のため、定期的に検証を行い、計画の見直しを行っていくとしていますが、将来を見据え住民要求に沿った計画にしていくことが求められます。したがいまして、次の点について伺います。1、公共施設等に関する目標として、20 年間で延べ面積を 10%縮減、更新費用を 20%圧縮するとしていますが、縮小、統合、廃止しようとしている施設は。2、施設の管理・運営については、PPP/PFI(公民連携)の積極的な活用を検討していくとしているが、基本的には町が管理・運営していくべきであり、包括的な民間委託である指定管理者制度などにより委ねないこと。3、「幕別町公共施設等総合管理計画」は、町民のコミュニティを発展させるなど町民の意向を酌み取った管理・運営計画にしていくこと。以上です。

答弁 町長 飯田晴義

野原議員のご質問にお答えいたします。「公共施設等の管理・運営計画は、町民コミュニティを発展させるものに」についてであります。我が国では、戦後の復興期から高度成長期にかけて、社会資本の集中的な整備が行われ、人口増加や経済成長に伴い、学校や公営住宅、コミュニティセンター等の公共施設のほか、道路、公園、上下水道などのインフラ施設が整備されてきました。本町におきましても昭和 50 年代以降、市街地の拡大に伴う人口増加や町民ニーズ等に応じて、多くの公共施設等を整備し、これらの多くが年数の経過により老朽化が進行し、大規模な改修や更新が必要な時期を迎えております。加えて、「幕別町人口ビジョン」による人口推計では、平成 27 年をピークに減少し、年少人口と生産年齢人口が減少する一方で、老年人口の増加を見込んでおります。こうした人口構成の変化に伴い、高齢化などによる扶助費の増加や町税収入の減少等により、財政状況は一層厳しさを増すことが予測され、これまでと同様の水準で公共施設等への投資を継続していくことは困難になると考えられますことから、財政状況を勘案しつつ、人口減少・少子高齢化など時代の変化に対応した施設のあり方や効率的・効果的な活用方法を検討しながら、適正な維持管理をすることが重要となると考えております。このため、国が平成 25 年 11 月に定めた「インフラ長寿命化基本計画」に基づき、本町が保有する公共施設等の全体像を明らかにし、中長期的な視点から計画的に公共施設の総量や配置の最適化を図り、町民に持続可能な行政サービスを提供していくため、公共施設等の基本的な取り組み方針を示すことを目的として、現在、公共施設等総合管理計画の策定を進めているところであります。ご質問の1点目、「縮小、統合、廃止しようとしている施設は」についてであります。公共施設等総合管理計画は、本町が所有する全ての公共施設等を把握した上で、中長期的視点をもってそれらの更新・統廃合・長寿命化などを計画的に行うことで、財政負担を軽減・平準化するとともに、その最適な配置の実現を目指すものであります。国の指針では、計画の策定に当たり、計画期間における公共施設等の数、延べ床面積などに関する目標やトータルコストの縮減・平準化に関する目標などについて、できる限り数値目標を設定することが求められておりますが、その数値目標は特定の施設のみを対象とすることなく、公共施設等の全体を対象とすることが望ましいと示されております。本計画(案)では、計画期間を 40 年間としており、計画期間の2分の1に当たる 20 年間で、公共施設の延べ床面積を 10%縮減、公共施設の更新費用を 20%圧縮する数値目標を設定いたしております。数値目標の考え方といたしましては、床面積の縮減として、人口ビジョンに基づく将来人口推計において、20 年後に 12.2%、40 年後には 26.3%減少すると推計しておりますことから、人口減少を踏まえた大まかな目標として、公共施設の延べ床面積を 10%減と設定したところであります。更新費用の縮減としては、現時点における試算では、20 年間で 20%の更新費用の不足額が生じる見込みとなることから、歳出面での長寿命化と延べ床面積の減による更新費用の圧縮額に、歳入面での受益者負担などによる財源の確保額を合算した額をもって、20%の更新費用の圧縮を図ろうとするものであります。公共施設等総合管理計画は、個別の公共施設等の維持管理に関する上位計画であり、基本的な方針を示したものでありますことから、具体的な施設名等を記載することは不要とされており、40 年を見通して個々の施設をどうしていくかを定めることは困難であると考えております。ご質問の2点目、「施設の管理・運営については、包括的な民間委託である指定管理者制度などにより委ねないこと」についてであります。公共施設等総合管理計画は、町が所有する全ての公共施設等を対象に、地域の実情に応じて総合的かつ計画的に管理するための基本的な計画であり、計画の内容として、公共施設等の現況と将来の見通しのほか、今後の公共施設等全体の管理に関する基本的な方針や総量に関する数値目標などを記載することとされております。本町では、これまでも百年記念ホールやアルコ 236、道の駅・忠類、青葉保育所における指定管理者制度の導入など民間活力の活用による施設の整備や運営・管理に努めてきており、今後も公共施設等の維持管理に係るコストを縮減し、効率的で質の高いサービスを提供することが町民に対する最大の責務であります。このため、施設の更新などに際しては、民間の技術・ノウハウ・資金等を活用することが有効な場合もありますことから、PPP や PFI などの官民連携による手法の導入など民間活力の活用についても、選択肢の一つとして考えております。民間活力の導入に当たりましては、十分に検討していくとともに、町民の皆さんへの情報提供と利用者等のご意見もお聞きしながら、慎重に進めてまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「幕別町公共施設等総合管理計画は、町民コミュニティを発展させるなど町民の意向を酌み取った管理・運営計画にしていくこと」についてであります。本計画(案)の策定に当たりましては、昨年9月に 18 歳以上の町民 1,200 名に対するアンケート調査を実施したほか、本年1月から2月にかけまして、計画(案)に対してパブリックコメントを実施するなど、町民の皆さんの意向を酌み取るよう努めてきたところであり、今後の公共施設等の維持管理の参考とさせていただく考えであります。今後、本計画の情報については、広報紙やホームページなどで適宜情報を発信しながら、公共施設等に係る町全体での情報共有に努めてまいります。以上で、野原議員のご質問への答弁とさせていただきます。

質問 11番 野原惠子

今、答弁の中では具体的な施設名等を記載することは、国の方針としては不要とされている、このように答弁されております。それで、町で示されました総合管理計画案に示されております、施設分類ごとの基本的な方針について、この資料の中で質問をさせていただきたいと思います。今、その総合管理計画の中では、さまざまなその施設に対する考え方が示されております。一番問題になっていくというところでは、人口が減っていく見通しだということです。それで、人口が減ったから、公共施設を縮小していくのはやむを得ないのか、そこが一番基本的なところになるのではないかと思います。それで、今、町には各種の文化施設やスポーツ施設がありまして、これは市民生活を向上させるためにできたものであると考えております。それは、考えは同じだと思います。保育所は女性の社会進出とともに整備されてきております。そういう中では、保育所の充実などでは本当に働く女性、それと保護者がさまざまな運動を重ねながら整備されてきております。それはまだまだ整備されなければならない施設でありまして、これが人口が減ったからといって縮小させる、そういう中身のものではないということは重々ご存知なことだと思います。それを、人口が減るからもとの水準に戻す、これは、今、保育所だけではなくて、スポーツ施設だとか、さまざまな施設に共通するのではないかと思います。そして、時代とともに生活水準ですとか、社会サービス水準が引き上げられてきております。それをもとに戻すという考え方は、住民サービスの後退になるのではないかというふうに思います。人口が、20 年後、20 年前と同じ水準になる、こういう状況、20 年後今の状況と後退していいのか。例えば、20 年後にその駐車場を減らすですとか、今はインターネットですとかそういうものが発展しています。それを 20 年後に、それをもとに戻すのか。こういうような計画というのは、やはり公共施設であってもなじまないのではないかと思います。そのような視点に立てば、住民サービスの後退になる、そういうふうに私は思うわけであって、もとに戻すという考え方は慎重に対処していかなければならないと考えております。それで、総合管理計画の中で、町民文化系の施設といたしまして総量的に適正化に努めていく。これは近隣センター、コミセンですとか、そういう施設であります。そういうところでは、地域住民との合意形成のもとで、集約化、総合化による施設総量の適正化に努めていくというふうに示されております。こういうところではやはり、地域にコミュニティセンターがあるということは、住民のコミュニティを発展させていく、そういう地域づくりにつながっていくと思います。こういうところを、今後どのように考えていくかということなのですが、古くなったから廃止する、縮小していく、まとめていくという、そういうふうなことではなくて、やはりそれは維持管理をしっかりとして、そして少しでも長く長持ちさせる、そして地域の人に利用してもらっていく、そういう方向性で考えていかなければならないのではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

そこはおっしゃるとおりであるというふうに思います。ただ、今回の総合管理計画の中で目標数値を掲げたというのは、マクロというか、総体的な考え方としては、人口が減少すればある程度必要性のなくなるものも出てくるだろうということで、個々にどうだということではなくて、総体的な目標として定めさせていただいたということを、まずご理解をいただきたい。だからといって、そのとおりに個々の施設を統廃合していくということではありません。当然、例えば今言われたコミュニティセンターであったり近隣センターは、それぞれ地域にあるわけであります。ですから、そこの地域に住んでおられる方が、全員いなくなれば当然要らなくなるということになりますけれども、人口の減少というのはそういう減少の仕方をしませんので、まばらになっていって最後その地域に人がいなくなるというのが大体一般的なことだというふうに思います。そういった意味では、人口密度がある程度確保されていれば、それはやっぱりその施設の必要性というのは依然としてあるのだというふうに思いますので、そこは実態に即した中で、実態を見定めた中で、統廃合をしていくべきだというふうに思っておりますし、そこには住民の方、町民の方が住んでいるわけでありますので、そういった方の意思を無視して強引になくしてしまうだとか、統合するということはあり得ないわけで、今まさに、町民、地域住民のコミュニティというのはだんだん希薄化されてきて、これを何とか盛り上げていかなければならない時代に来ていますので、それに逆行するような形での統廃合というのは、全く考えておりません。

質問 11番 野原惠子

そこは、住民としっかりとコミュニティをとりながら、今後どのような施設運営をしていくかということは、やはり住民の意向を十分踏まえる、ただアンケートだけではなくて、話し合いをしていくということが地域づくりにもつながっていくと思いますので、そこは十分に留意していっていただきたいと思います。次に、社会教育系施設といたしまして図書館、考古館、ふるさと館そういうことが挙げられております。ここのところでは、利用実態に合わせた施設のあり方について検討していくとされております。今、図書館では指定管理制度、そういうものを進めていくということで、指定管理制度になじまないということで、図書館の本館のほうはそういうふうにはしていかないというふうになっておりますけれども、忠類と札内の分館のほうはこれは民間に、計画の中ではそういう方向でと資料の中でも示されていたのですけれども、やはり連動したものですから、そこはしっかりと図書館というのはきちっと文化的なサービスを住民に提供していくという利益を生まない施設でありまして、本当に文化の拠点になるところでありますので、分館でもきちっと町が施設運営をしていく、そこが大事ではないかと思います。そして、考古館とふるさと館、これは今後どのようにしていくのかということは、議会でも何度も取り上げられてきておりますけれども、ここで一番留意しなければならないことは、歴史的な価値をどう見るかということで、そこをしっかり踏まえた中での計画をしていかなければならないというふうに考えます。特に、考古館などは、町の歴史の最初のスタートの部分、しっかりと住民、それから世代につなげていくということが大事だと思います。その方向性もしっかりと踏まえていかなければならないと思いますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

これはさきの教育執行方針の中で一部触れられておりますように、今年度基本構想を策定していくという考え方でありますけれども、根本のところはやはりアイヌ文化の保存・伝承というのは非常に大切なものでありますので、そこをいかに保存・伝承できるような核施設になるかということが一つテーマになろうかというふうに思っておりまして、そこを中心に今年度、専門家のアドバイスといいますか、専門家に入ってもらった中で構想をつくっていきたいなというふうに思っているところであります。

質問 11番 野原惠子

本当に歴史を継承していくということは、ふるさとというか心の問題でもある、そういうことが地域を愛するということにつながりますので、そこのところはしっかりと検証しながら、20 年、40 年の計画なのですけれども、もっと手前に引き寄せた計画で進めていくことが必要ではないかというふうに考えております。あと、スポーツレクリエーションということで、資料では 42 ページです。ここでは PFI の手法や包括的民間委託、民間のノウハウを生かした官民連携、そして近隣市町村との連携について検討していきたいということも書かれておりまして、集約化、複合化による施設規模の適正化を求めていく、このように計画案の中ではされております。ここで一つ心配なのは、その近隣市町村との連携、こういうふうになりますと、これは計画ということなのですけれども、例えば幕別にあったものが他町村に行って利用しなければならない、そういうようなことが実際に起きますと、これはそういうふうにうたっておりますので、そういう結果があることだと思うのですけれども、地域の人たちがなかなか利用できない、そういう状況が生まれてくるのではないか、そういう心配もあります。ですから、そういうところでは、これもやっぱり住民の意向ですけれども、そこにあったものはここ幕別町に残していく、そういう基本的なスタンスが必要だと思いますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

もちろん住民の意向を大切にして、施設のあり方を検討していくことは、もちろんであります。ただ、大型施設になりますと、やっぱり維持管理コストがかかってきますので、そうなったときに果たして一つの町で持ち切れるかということは、必ずや十勝管内どこも出てくるのだというふうに思っております。そういったときに、たまたま隣接する両方の町で、建てかえ時期がほぼ同じなので、そこは組合をつくって一つのすばらしいものを、今までよりも充実したものを建てましょうよということも発想としてはあり得るのかなというふうに思います。そこは住民の意向もそうですが、やはり費用対効果というものを十分勘案しながら、皆さんに本当に喜んでもらえるような施設になるということを念頭に置きながらやる場合も出てくるのかなと。これはどの施設がどうだということを今申し上げているわけではありませんので、特に大型施設については、当然、更新するときに多額な費用がかかりますので、そういったときには共同で組合をつくってつくりましょうよ、そこは連絡バスを運行しましょうよなどという発想も、選択肢の一つとしてはあり得るのかなというふうに思っております。

質問 11番 野原惠子

まだ具体的に計画が上がってきているということではありません。それは、私も十分承知していますけれども、この計画の中では、20 年、40 年先を見据えた計画ということなのですけれども、やはり心配されるところは利便性が非常に悪くなって、大型の立派な施設ができてもなかなか利用できない、そういう状況が生まれるということは、住民サービスの低下につながるということで、そこは非常に不安に思います。そういう場合にも、その民間の活力を生かしたということも提案されておりますので、そういうようなところが非常に不安になるものですから、そういう計画が上がってきた場合には、十分に住民との話し合い、それからサービスが低下しない、そういうようなところも十分に配慮することが必要ではないかということで、これは計画の段階でありますので、これから実際に実行していくときには、そういうことが非常に不安になりますので、そういうこともしっかりと考慮した上での計画を策定していくということが必要ではないかということで、そこのところも計画の中にしっかり入れていっていただきたいというふうに思っているところであります。その点はいかがですか。

答弁 町長 飯田晴義

個々の施設を更新するような場合につきましては、個別の計画を立てるわけなので、そこにはかなり2年、3年後にそういう事業をやりますよという、かなり差し迫ったというか、機が熟したような段階での計画になりますので、そこではもちろん施設規模だとか内容、そして建設手法なども十分詰められた中で計画をつくるということになりますので、今は、本当に 20 年、40 年見越した中での方向性を今ここでは述べているわけでありますので、選択肢の一つとしては考えられますよということを理解していただきたいですし、その民間活力については、これは別に今であろうが将来であろうが、行政でもあるいは民間でもできることについては、サービスが向上するのであればこれはどんどん民間でやるべきではないかということもありますので、そこはその時々のそういう施設がいかに生かされる、住民にとってすばらしいものになるかという観点の中で、管理・運営手法については考えていくべきかなというふうに思っております。

質問 11番 野原惠子

続きまして、学校教育系施設なのですが、学校も長寿命化計画、耐震化が進められてきておりますけれども、30 年以上たった施設がふえてきているということで、建てかえなども計画されているということなのですけれども、やはりこういう施設などの場合には、メンテナンスをきちっとしていくことによって、長くその施設を利用できるということにつながると思います。例えば、学校などの非常に雨漏りが多くなって、大型の改修をしなければならないという状況も多々聞いております。そういうふうになる前に、きちっと補修することによって長持ちさせることができると思います。そうしますと、そういう補修などは地元の業者に依頼するということが可能になってくると思うのです。建てかえになると、金額も大変多くなります。きちっと点検していくことによりまして、長持ちさせることもできるわけですから、そうしますと、地元の業者の育成にもつながっていくと思いますので、そういうこともしっかりと考えて施設計画もしていかなければならないというふうに考えております。そして、給食センターのことにつきましても、これから子供の数や何かにおきましても、縮小の計画も方向性の中に考えていかれる、そういうようなことも私はこの中から見ていたわけなのですが、子供が少なくなる、そういう方向性の中ではやはり施設の活用としては建てかえや何かの方向に行った場合でも、その自校制に切りかえていくですとか、それからアレルギー給食の施設をきちんと設けるですとか、そういう方向も考えていく必要があるのではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。

答弁 教育長 田村修一(教育長は2018年3月まで)

給食センターの関係でございます。現在、この計画の中には建てかえるとか何とかということは全然入っていないのですけれども、もちろん、特にアレルギーの問題については、以前から議論されていますし、保護者の方々、学校のほうでも非常に心配されていることでございますので、この後、施設改修するとかっていうことがあれば、もちろんそういうことは念頭に置いて考えていかなければならないものだと思っております。

質問 11番 野原惠子

この計画は 20 年、それから 40 年のスパンの計画ですので、そういう計画も踏まえた上での、そういうことを盛り込んだ計画を進めていく必要があるのではないかと思いまして、質問をしたところであります。次に、子育て支援施設の中で、保育所と幼稚園を認定こども園の方向でいく、認定こども園の整備について検討していきたい、こういうことも計画の中に載っております。それで、その認定こども園については、私たちも一般質問の中でも質問をしているところですが、この計画はどのような方向になっているのか、お聞きしたいと思います。

答弁 住民福祉部長 境谷美智子(住民福祉部長は2017年3月まで)

本町地区における認定こども園については、子供・子育て支援計画の中で平成 31 年を計画年として位置づけております。

質問 11番 野原惠子

その場合には、どのような方向で、町が主体となって進めていくのか、その方向性はどうなっているのでしょうか。

答弁 住民福祉部長 境谷美智子(住民福祉部長は2017年3月まで)

管理・運営の方法や施設整備の方法についても、今後検討していくということにしております。

質問 11番 野原惠子

この認定こども園というのは、子供が認定こども園に入所できるか、子供に対する認定ということもありまして、ここでは三つの形に分かれて、子供が園に入所できるかどうかそういう問題点も含まれておりまして、この点についてやはり保護者にもしっかり説明しながら進めていくということが大事ではないかと思いまして、この認定こども園に進めていく場合には、本当に子供がどういう保育を受けられるか、どういう教育を受けられるか、細切れな保育につながっていきますので、その点の慎重な対応も必要ではないかというふうに考えているところでありまして、この認定こども園についても、しっかりと検討が必要ではないかというふうに考えているところであります。次に、民間活力ということなのですが、今、町長は民間の技術ですとか、効率的で質の高いサービスを提供する、これが民間の導入をしていく大きな要因、そのようにお答えになっていますけれども、これは町で官で、きちっとそういうサービスを進めていくことができるのではないか、そういう民間にそういうことを委ねる前に、官としてきちっと住民サービスの要求を取り上げるですとか、そういうことができるのではないかというふうに、私は考えているのです。それで、公共施設というのは、住民にサービスを提供する施設でありまして、その税金を使って公共施設を整備しているわけですから、そこに民が導入することによりまして、住民サービスがより向上するというそういうふうな押さえ方というのは、では町の責任はどうなるのか、そこが非常に問題になると思うのですが、その点はいかがですか。

答弁 町長 飯田晴義

これ完全に民間に委譲をする、譲渡をするということではない限りは、管理責任は町に残るわけでありますので、そこはしっかりと施設の運営の方向性であるとか、運営内容について町のほうからも申し入れというか、注文というか、そういったものをつけられるわけですし、大もとの責任というのは町にありますので、最後は町が責任をとるという、そういうもとで維持管理であったり、業務委託であったりやっているわけなので、決して町が全てをやるべきだということではなくて、民に任せたほうがサービスが上がる、フレキシブルに運営ができるというのはあると思うのです。そういったところがある限りは、私は民間活力を導入すべきだというふうに考えているということであります。

質問 11番 野原惠子

民間に委ねるということは、そこで民間が利益をそこで上げていくということも考えられるから、維持管理ですとかそういうことを、民間も引き受けるというふうになるわけですよね。そうしますと、大枠で行っていくわけですから、そこで一番何が問題かということは、そこで働いている人たちの労働条件が後退していく、そこが一番問題になってくるのではないかというふうに思います。それが一つと、住民サービスが向上するというそこのところも、本当に住民の意向を聞いて、そのサービスを向上していく、そういうところが本当に官ではできないのか、そこのところが問題だというふうに思います。働いている人たちのきちっとした労働条件が改善されながら、質が向上する、そういうことが本当にあり得るのかどうか、そこのところが非常に不安に思うところなのですが、その点はいかがですか。

答弁 町長 飯田晴義

サービスの向上という点では、少なくとも行政がやるよりは、専門家がその業務に携わるということになりましょうから、そこはサービスの向上は図られるというふうに思います。あとはこちら側の指示・仕様というか、こういうふうにしてくださいという中での対応は、私は質が高いサービスの提供をしていただけるというふうに思います。それともう一つは、雇用されている人たちの勤務条件、給料という点につきましても、これは業務委託であったり指定管理を出すときに、内容で指示をすればいいわけです。幾らを下回ってはいけないとか、そういう仕様にしておいて検査をするということも可能ですから、私は決してそれが全部受けた人、受けた業者の懐に入るなどということは考えておりません。きっちり働いている人のほうに給与なり手当として支給されると、そういった仕組みは構築できるというふうに思っております。

質問 11番 野原惠子

今までの経過を見ましても、例えば指定管理などで町の運営など行っているところの全国的な調査を見ましても、働いている人たちの労働条件が引き下げられてきている、これが指定管理などで町の施設運営などをしているところの中身であります。そこが町として、自治体としては、そういう指定管理に委ねる、そこの大枠での収支、そういうものは抑えたとしても、本当にそこで働いている人たちの労働条件がどうなっているのか、そこがしっかりと検証されていくことが必要だと思いますけれども、そこのところが指定管理などに移行していったときに労働条件が低下しているというのが現状というふうになって、私は押さえているところなのです。それで、民が運営をして、そういうようなところで例えば町民の意見ですとか、そういうところが施設を民が受けている、そして市民の声、町民の声を聞いて、きちっと維持管理をしてサービスが向上していく、そういうふうに町長はお答えになったのですが、それであればどうして、自治体がきちっと住民の声を聞いてサービスの向上を自治体がしっかりとやっていけば、何も民に移す必要はないと思うのです。そして、そこで働いている職員の、そういう町民と実際に町民の声を聞いて運営していくということが、自治体と町民とのコミュニティが広がり、そしてまちづくりにも大きく影響してくると思うのですが、それに対してはどのようにお考えになるかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 飯田晴義

町が直営でやるとしても、業務委託であろうと、あるいは指定管理であろうと、町民の声をお聞きするのはこれは何も全て変わらないわけでありますので、それを実際の現場でどういうふうな形でサービスとしてあらわすかというところが、より専門的な方がそこに従事するほうが、私は質の高いサービスが提供できるというふうに申し上げているのであって、私は指定管理になったから町は全く関係ないということにはならないわけで、どういう形態であろうがそれは何ら町の対応として、あるいは考え方としては変わるものではないというふうに思っております。

質問 11番 野原惠子

変わるものではないとおっしゃいますけれども、民のほうがよりサービスの向上が考えられるというわけですね。であれば、なぜその町が主体的になって住民の声を聞いて、サービスを向上させる、そういう努力をしていくことが必要なのではないか、そこが一番肝心なところではないかと思うのです。民でできてどうして官でできないのか、そこのところが、やはり自治体の職員が住民と離れていく、そこの大きなかなめになっていくのではないかと思いますが、その点はどうなのでしょうか。そして、そういう仕組みづくりを町民の声をきちっと聞く、そういう体制、組織づくりが必要ではないかと思うのですが、その点いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

仕組みづくりについては、全くおっしゃるとおりでありまして、そこは言ってみれば、何というのですか、施設運営の根本にかかわる部分、その仕組みづくりは当然やらなければならない。それは住民の方々の意見を聞きながらやりますと。ただ、最前線でサービスに携わる方は、やはり住民のニーズにおいて柔軟な対応ができるということが必要でありますから、そうなったときに、職員がそこでできるかとなったらなかなか難しい。人事異動があるわけですから、何年かで変わるということになりますと、また変わったときにサービスが低下するということも考えられるわけでありますので、そこはそういった業務、何かの特定の業務としますと、そこに精通している方がそこでサービスを提供する、携わっていただくことが町民の方にとってはより良質なサービスが受けられるということになるのだというふうに思っております。現状、町職員、正職員が公共施設の中で最前線で携わっているというのは、実はほとんどないのです。大概は業務委託、受け付け、コミセンの管理などにしても委託でやられているわけであります。あるいはスポーツセンターもそうであります。その業務委託と指定管理とを比較したときに、どちらがいいのかということは、今後考えていかなければならないですし、業務委託であれば町が委託をして、委託会社の社員が業務に当たっているというのが、今ほとんどそういうケースになっているわけで、果たしてそのままでいいのか。指定管理ということで、施設全体の管理・運営も含めて委託したほうがいいのかということは、今後、住民サービスが向上という観点で考えていかなければならないというふうに思っております。

質問 11番 野原惠子

その業務委託と指定管理という具体的に名前を出して制度、仕組みを、今、町長がおっしゃいましたけれども、やはりそういう中身の中で町が住民の声を間接的に受けて指導していくということになりますよね。業務委託にしても指定管理にしても、もし問題が、住民サービスがきちっと町に直接伝わらない、そういうようなところは、やはり町が直接きちっと住民の意向を聞いて、指導していくということになると思うのですが、それを町が責任を持ってやっていくということは、町が直接管理していく、運営していく、そこが住民サービス、住民の声がなかなか町に伝わって管理・運営されていかない、そういうようなところにもつながり、そして職員が今どんどん減らされてきておりますので、そういうところが届かないというのは、職員の配置にも問題があるのではないかと、私は考えているところであります。その辺は、意見の違うところなのかなと思うのですけれども、やはりしっかりと住民の声を聞いて、住民のサービスを充実させていく、そこが管理・運営の中では大事なことではないかと思うのです。なかなか町民の声が届かない、そこにも一つの要因があるのではないかと私は思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

施設の窓口で不満を漏らす方もいらっしゃいますし、もちろん町の担当する課に直接苦情が入るということもありますので、全く業務委託をしているから、町のほうに話が何も届かないかというと、全部ではないかもしれませんけれども、かなり対応が悪い場合については直接入ってまいります。それによって、現場の指導もしているということであります。いずれにしても、最前線の各施設、公共施設の最前線に町職員が張りつくということは、私はちょっと無理であろうなというふうに思っています。これはもちろんコストの関係もありますけれども、町職員はもう少し組み立ての部分でしっかりと役割を果たしていく。ですから、そういう施設の管理・運営の部分、根幹のところで担当課が役割を果たすということがいいのだろうなと。窓口にまで職員がいるということになると、なかなか一人のこなす業務量がうまく割り当てられないというようなことも出てきますので、やはり町職員にかかわる部分というのは、施設の管理・運営の根幹の部分、どう運営していくのかというところ、あるいは苦情があったときにはどう指導していくのかということが、私は、一番運営としては効率的な方法なのかなというふうに思っております。

質問 11番 野原惠子

では、しっかり職員にそういう指導をしていくという、そこがやはり大事だというふうに思います。次に、町民の意向を酌み取った管理、運営、コミュニティを広げるというところなのですが、今、国のほうで、公共施設の総合管理計画ができてきまして、全国的に、これ義務ではないのですけれども、やはりこの計画を立てることによって交付税措置されるということで、どこの自治体でも、今この総合計画案を計画していると思います。この新たな広域連携などが、今、全国で広がり始めてきておりますけれども、公共施設や行政サービスの拠点である公共施設の統廃合が進んでいけば、身近な行政サービスなどが、自分が住んでいない自治体から受ける住民が広範囲に広がるという、これは他町村との施設や何かがつくられていった場合には、こういうことが起きるということになるのですけれども、そういうようなことは避けなければならないというふうに、私などは思っているところなのです。そして、この総合計画案というのは、今、集約とネットワークという流れの中で、その地方再編とそれから道州制導入につながっていく、この公共施設の維持管理を広域化にしていくことによって、町村合併がなかなか進まなかったということもありまして、新たな地方再編と道州制導入につながるのではないかという懸念がありまして、ここがここの計画の一番のネックになっていくのではないかと思うのです。それは、交付税絡みにもなっていますよね。この計画にきちっと基づけば、公共施設を解体したり何かした場合には、今までは交付税措置されていなかったけれども、今度は交付税措置される、そういうようなこともつながって、そういうようなこともありまして、この道州制ですとかそういう問題につながるということで、自治体の再編を強めるものではないかということで、そういう首長や何かでも反対の意見が出されているところでもあるのです。ですから、こういう維持管理の計画案がそういうところにつながるのではないかという懸念が一番大きいわけでありまして、そこにはこの町の公共施設や何かは、しっかりとここで住民サービスを充実させて、コミュニティを広げていくという立場にしっかり立った具体的な計画にしていくことが大事ではないかと思いまして、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

今のお話の前段の部分は、全くおっしゃるとおりだというふうに思いますけれども、個々の施設をこの計画に位置づけるということではありませんので、そこはちょっと誤解なさらないでほしいなと。ここは公共施設全体、町にこれだけの施設があって、それを全体としてどういうふうな統廃合だとか更新だとかをやる場合において、基本的な考え方を述べるということであるので、個々の施設を、この施設は廃止だよとか、こことここは統合だよということを、この計画の中で位置づけるというものではありませんので、まずここで、公共施設の全体的な整理統合だとか、更新の方向性の考え方をここに位置づけて、個々の施設については、もう既に長寿命化計画などはありますけれども、そういったものをつくるだとか、全くそれをつくらないで、更新が来たときに申請をするということも中にはあるというふうに思いますけれども、ともかく、こういう計画をつくらないと、更新時に補助金が当たらないよということがあるものですから、つくっているということが一番の大きな理由でありまして、この計画の中で、ここの施設をどうするこうするというものではないということだけは、ご理解をいただきたい。ですから、今後、施設を統廃合する、あるいは更新するというのは、先ほどから申し上げているように、そこには住民の皆さんがいるわけですから、住民の皆さんの意向というものをきちっと把握した上で方向性を出していく、施設のあり方を考えていくということでは何ら変わりはありませんし、国からどう言われるこう言われるということは、言われたから、そうするということでもありませんので、そこは心配なさらないでいただきたいなというふうに思います。

質問 11番 野原惠子

それを聞いて安心をしているところですが、やはりこれは国の指導というか、こういう計画案がなければ、交付税にかかわってくるということで出したのだと思います。そうした場合には、やはり国の方針であります。だからといって国の方針によって、どうこうするものではないとお答えになっておりますので、しっかりとその辺は踏まえた上での計画にしていっていただきたいというふうに思っております。そして、町長も行政執行方針の中で、10 年、20 年先の未来の町のために力を尽くしたいとうたっておりますので、公共施設の場合も、やはり先の長い町民の暮らしの中で大きくかかわっておりますので、そこは十分留意された実行にしていっていただきたいと思いまして、私の質問は終わります。以上です。

出典:幕別町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月9日 議事録 PDF(103ページ) 間違いを知らせる